JP3041903B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP3041903B2
JP3041903B2 JP2200527A JP20052790A JP3041903B2 JP 3041903 B2 JP3041903 B2 JP 3041903B2 JP 2200527 A JP2200527 A JP 2200527A JP 20052790 A JP20052790 A JP 20052790A JP 3041903 B2 JP3041903 B2 JP 3041903B2
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保修 桑原
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン受像機等の受像管に取りつけら
れる偏向ヨークに関する。
従来の技術 一般に受像管に取りつけられる偏向ヨークは、たとえ
ば水平コイルの場合には、受像管の電子銃側に位置する
部分が、第5図に示されるように、X軸上よりY軸上に
近ずくにしたがい、このコイル長は短かくなっている。
また第6図では、目的とするコイル形状にするために
いわゆるスリットボビンと称する屈曲した電線ガイドを
取り付けて水平コイルを形成しているが、この場合に
も、X軸上よりY軸上に近ずくにしたがい、そのコイル
長は短かくなるように設計されている。即ちa<b<c
となるように巻き始めより巻き終わりに近ずくにしたが
い、コイルの実効的長さ(即ち、Z軸方の長さ)は長く
なっている。
しかしながら、このように構成された偏向コイルの場
合X軸上に近ずくにしたがい、コイル長が長くなるた
め、偏向ヨークの電子銃側で、磁界分布にいわゆるピン
クッション歪傾向が発生し、磁界分布のこの乱れによ
り、偏向収差、特にコマ収差が発生して画面に色ずれが
生ずるという欠点があった。
また電線を巻回すると構造的にも第7図の矢印の方向
に力を受けるため、スリットボビンが変形し、偏向ヨー
クを受像管に装着するとき、偏向ヨークが挿入できなく
なるようなトラブルが発生する場合があった。
発明が解決しようとする課題 本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、
コマ収差による色ずれを少くし、かつ構造的にも、電線
の巻回による変形を生じにくくした、スリットボビン構
造を提供するものである。
課題を解決するための手段 巻線枠に設けられた複数の電線溝のうち、第1の電線
溝の電子の進行方向の長さを、第1の電線溝に対して巻
線枠の周胴部側に設けられた第2の電線溝の同進行方向
の長さよりも短くした 作用 以上の手段により、偏向ヨークの電子銃側での磁界分
布の乱れを非常に小さくすることができ、コマ収差等の
偏向収差も極めて少なくすることができるとともに、ス
リットボビン構造の強度も、電線の巻回に影響されるこ
となく設計値に保つことができる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を図面に沿って説明する。
第1図は本発明のスリットボビン構造の外観図であ
る。また、第2図は第1図の矢視図である。ここで受像
管の電子銃側は図上イに示す側である。また第3図は第
2図のイの拡大図である。第3図において電線を巻回す
る電線溝1,2,3を設け且つその巻回順序としては、図1
〜3においてスリットボビンのZ軸に沿って設けられて
いる周胴部に対して最も近くに設けられている電線溝1
が巻き始め側であり、スリットボビンの周胴部に対して
最も遠くに設けられている電線溝3が巻き終わり側であ
る。
以上のように構成されたスリットボビンを使い電線を
巻回すると、第4図に示すように偏向コイルはでき上
る。
本実施例の偏向ヨークは以上のような構成としたこと
により、従来の偏向ヨークのように受像管の電子銃側の
磁界は巻き始め側のコイルの実効長が、巻き終わり側の
実効長より長くなる。即ち第3図においてコイル実効長
は1>2>3となり、ピンクッション磁界を作る3の部
分が、1,2より短かくなることになる。
また機構的強度においても第3図に示す電線保持部5,
6,7,8で、最もスリットボビンの変形を生じさせるおそ
れのある巻溝部3を巻回する時の変形は電線保持部5,6,
7,8もしくは5,6,7で保持することとなる。
発明の効果 以上の説明で明らかになったように本発明の偏向ヨー
クは、受像管の電子銃側で、磁界分布がピンクッション
歪にならないため磁界分布の乱れが生じなくなる。即
ち、偏向収差、特にコマ収差の発生により画面に色ずれ
を生じさせるようなことがなく、また構造上に強度的に
もスリットボビンが変形しにくく、偏向ヨークを受像管
に挿入するとき、偏向ヨークが挿入できないというトラ
ブルの発生もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る偏向ヨークの外観図、
第2図は第1図の一部切欠正面図、第3図は第2図の電
子銃側の拡大図、第4図は本発明の偏向コイル部分を示
す外観斜視図、第5図は従来の偏向コイル部分を示す外
観斜視図、第6図は従来のスリットボビンの外観図、第
7図は従来のスリットボビンに電線を巻回した時のボビ
ンの変形を示す要部外観斜視図である。 1,2,3……巻回電線溝、5,6,7,8……電線保持部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルと、前記コイルが巻回される複数の
    電線溝と周胴部とを備えた複数の巻線枠と、を備え、前
    記複数の電線溝が前記周胴部から連設され、前記複数の
    巻線枠を組み合わせて電子銃から放出される電子の進行
    方向を取り囲むように構成された偏向ヨークであって、
    前記複数の電線溝のうち、第1の電線溝の前記進行方向
    の長さを、前記第1の電線溝に対して前記巻線枠の前記
    周胴部側に設けられた第2の電線溝の前記進行方向の長
    さよりも短くしたことを特徴とする偏向ヨーク。
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