JP3041345U - 後部操舵式のスノーモービル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、キャタピラとスキー板により雪上を
駆動滑走するスノーモービルであって旋回操縦性をよく
したスノーモービルに関する。 【解決手段】フレーム前部にエンジンを塔載し、このエ
ンジンによって駆動するキャタピラをフレーム前部の下
部に配し、このフレームの後方下部に２枚のスキー板を
設け、ハンドル軸をスキー板に連動させてなる構成のス
ノーモービル。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、キャタピラとスキーによって雪上を滑走するスノーモービルに関し 、前部にキャタピラを装着し、後部にハンドルによって回動するスキー板を設け たスノーモービルである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のスノーモービルは後部に駆動部があり、その前方に２本のスキー板を装 着した構造である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このためハンドルを切っても前方のスキー板が雪上で横滑りして旋回性が悪く 、操縦者が内側に強く傾いて体重を移動させないと思うような旋回ができなかっ た。

【０００４】 考案者は永年スノーモービルの開発に関して研究を続け実願昭６３−１６４６ ６１号はじめ数件のスノーモービルを考案したが、これらも前方にスキー板を取 付けた構造のもので、今思えば前記同様操縦性に難があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、この旋回操縦性の問題点を解決するために考案したものであって前 部に駆動部を設け、後部に操舵するスキー板を装着することによって旋回操縦性 のよいスノーモービルを提供するものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

添付図面により本考案の実施の形態を説明すると、図１は本考案の立姿勢で操 縦するスノーモービルの構造を示す実施例図であり、図２は座姿勢で操縦する本 考案のスノーモービルの構造を示す実施例図である。なお図１の立姿勢で操縦す るスノーモービルも図２に示す座姿勢で操縦するスノーモービルも前部にキャタ ピラ（３）を装着し、後部にハンドル（５）の操作により操舵するスノーモービ ルであって、同様の構成である。

【０００７】

【実施例】

図１において、（１）は操縦者が塔上するフレームであり、このフレーム（１ ）の前部にエンジン（２）を塔載し、このエンジンによって駆動するキャタピラ （３）をフレームの前方下部に設ける。

【０００８】 またこのフレーム（１）の後方下部に２枚のスキー板（４）を装着し、操縦者 が操作するハンドル軸（５）をスキー板の回転軸（６）に連動させるものである 。

【０００９】 したがってハンドル軸（５）を回転操作することによりスキー板の回転軸（６ ）が回動してスキー板（４），（４）の向が変り、スノーモービルの滑走方向が 変り、この旋回半径が小さくなり、小回りの旋回ができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のスノーモービルはフレームに設けたキャタピラ（３）の後方にスキー 板（４）を設けることによって、雪上の滑走に対してスキー板の横滑りが防止で き、スノーモービルの旋回性がよく、滑走に際して操縦者の思い通りの操縦がで きるため、事故につながることもなく安全快適に雪上を楽しむことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す側面図

【図２】別の実施例図

【符号の説明】

（１）…フレーム （２）…エンジン （３）…キャタピラ （４）…スキー板 （５）…ハンドル軸 （６）…スキー板の回転軸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】操縦者が塔上するフレーム（１）の前部に
   エンジン（２）を塔載し、該エンジンによって駆動する
   キャタピラ（３）をフレーム前方下部に配し、該フレー
   ム（１）の後方下部に２枚のスキー板（４）を装着し、
   ハンドル軸（５）をスキー板の回転軸（６）に連動した
   ことを特徴とした後部操舵式のスノーモービル。