JP3041058B2 - タンク型高速増殖炉 - Google Patents

タンク型高速増殖炉

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JP3041058B2
JP3041058B2 JP3012137A JP1213791A JP3041058B2 JP 3041058 B2 JP3041058 B2 JP 3041058B2 JP 3012137 A JP3012137 A JP 3012137A JP 1213791 A JP1213791 A JP 1213791A JP 3041058 B2 JP3041058 B2 JP 3041058B2
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reactor
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裕士 西
聖夫 鈴木
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はタンク型高速増殖炉、特
に炉心まわりの中性子計装に関わる。
【0003】
【従来の技術】タンク型高速増殖炉の炉心まわりの中性
子計装に関する従来の中性子検出器の配置例を図5に示
す。
【0004】図5に示すように、中性子検出器1は原子
炉容器2の外部下方に配置され、炉心3で発生した中性
子を検出する。しかし、このように中性子検出器1を配
置した場合、炉心3で発生した中性子は、炉心支持構造
物4およびその下部の冷却材5並びに炉心3の側部に配
置された半径方向しゃへい体6の下部を透過して中性子
検出器1に到達することとなる。その結果、十分な検出
器応答を得る為には多数の検出器を設置して中性子の検
出効率の向上を計る必要が生ずるなど、経済性を悪化さ
せる面があった。
【0005】これに対し、特願昭55−75493号の
「高速増殖炉炉心のしゃへい装置」においては、図6に
示すように、中性子検出器1の検出効率向上の為に、半
径方向しゃへい体6の延長線上に配置された中性子検出
器1との間に中空円筒7を横臥して設けることが提案さ
れている。こうすると、中空円筒7は中性子をしゃへい
しない為、炉心3で発生した中性子が中空円筒7内を透
過して直接中性子検出器1に到達する。その結果、中性
子検出器1に到達する中性子が増加し、検出効率が向上
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特願昭5
5−75493号のしゃへい装置は中間熱交換器や1次
ポンプを原子炉容器内に持たないル−プ型高速増殖炉を
対象としている。これを本発明で対象としているタンク
型高速増殖炉に適用した場合、半径方向のしゃへい体6
の延長線上に中性子検出器1を配置するものとすると、
図7(縦断面図)及び図8(図7のII−II線に沿う横断
面図)に示すように、中空円筒7を中間熱交換器8と1
次ポンプ9との間に交叉して配置せざるを得ない。
【0007】その結果、中空円筒7を透過した中性子
は、中性子検出器1だけでなく中間熱交換器8や1次ポ
ンプ9にも到達することとなる。したがって、中間熱交
換器8内の2次冷却材や1次ポンプ9の構成部材の放射
化を抑制し、原子炉の運転・保守性を維持する為、図中
に一例を示す様に、中間熱交換器8や1次ポンプ9に対
する中性子しゃへい体10を中空円筒7のまわりに設置
する必要があった。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、中間熱交換器や1次ポンプに対
する過大な中性子しゃへい体を追加することなく中性子
検出器の検出効率を向上させるタンク型高速増殖炉を提
供し、原子炉の経済性を向上させることにある。 [発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、炉心と半径方向しゃへい体と中間熱交換
器と1次ポンプと冷却材とこれらを内包する原子炉容器
とから成るタンク型高速増殖炉において、炉心の下部で
且つ炉心と原子炉容器との間隔が最短となり、しかも相
互に隣接する中間熱交換器と1次ポンプに挟まれかつ交
叉しない位置に前記冷却材と接するように中空円筒を配
置し、前記中空円筒の延長線上に中性子検出器を配置し
たことを特徴とする。
【0010】
【作用】以上の様に構成されたタンク型高速増殖炉で
は、炉心で発生した中性子は中空円筒を透過し炉心から
中性子検出器までの最短経路を経由して中性子検出器に
到達する。また、下部にしゃへい体が配置されていない
半径方向しゃへい体を使用している為、従来当該しゃへ
い体によりしゃへいされていた中性子がしゃへいされる
ことなく中性子検出器に到達する。その結果、中性子の
検出効率が大幅に向上する。
【0011】また、中空円筒は炉心下部の相互に隣接す
る中間熱交換器に挟まれた位置に配置されている為、中
空円筒を透過した中性子が中間熱交換器や1次ポンプへ
到達する迄に途中の冷却材によるしゃへい効果が期待で
きる。その結果、半径方向しゃへい体下部及び中空円筒
まわりに中間熱交換器や1次ポンプに対する過大なしゃ
へい体を設置する必要がない。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の縦断面図であ
り、図2は図1のI−I線に沿う断面図である。
【0014】図1及び図2に示すように、炉心3の下方
で原子炉容器2と炉心3の間隔が最短となる位置に図3
に示す中空円筒7が設置されている。また、この中空円
筒7は相互に隣接する中間熱交換器8と1次ポンプ9に
挟まれかつ交叉しない位置に設置されている。中性子検
出器1は原子炉容器2の外側の中空円筒7の延長線上に
配置されている。更に、炉心3の側部には下部にしゃへ
い体を配置しない半径方向しゃへい体6が設置されてい
る。
【0015】次に、本実施例の作用について説明する。
【0016】炉心3で発生した中性子は半径方向しゃへ
い体6の下部及び中空円筒7を経由して中性子検出器1
に到達する。半径方向しゃヘい体6は下部にしゃへい体
が配置されておらず、また、中空円筒7の内部には中性
子のしゃへい体となる冷却材5や構造材が存在しない
為、中性子検出器1に到達する中性子は従来例に比べ大
幅に増加する。例えば、中空円筒7の直径を1m,軸長
を3mとすると、中性子検出器1に到達する中性子数
は、10〜100倍程度に増加する。
【0017】しかも、中空円筒7は炉心3と原子炉容器
2との間隔が最短となる位置に設置されている為、この
点でも検出効率の向上が計られている。例えば、上記実
施例で中空円筒7の軸長が3mから4mに増加すると、
中性子検出器1に到達する中性子数は約1/2に低下す
る。
【0018】また、中空円筒7は炉心3下部の中間熱交
換器8と1次ポンプ9に狭まれた位置に配置されてい
る。中間熱交換器8と1次ポンプ9は炉心3と同等以上
のレベルに設置されている。その中でも1次ポンプ9の
回転翼は、炉心3よりも更に上部に配置されている。そ
の結果、中空円筒7を透過した中性子が中間熱交換器8
や1次ポンプ9の回転翼へ到達するまでには、途中の冷
却材5によるしゃへい効果が期待できる。
【0019】例えば、半径方向しゃへい体6下部や中空
円筒7から中間熱交換器8及び1次ポンプ9までの距離
を3mとすると、中間熱交換器8及び1次ポンプ9へ到
達する中性子数は、途中の冷却材5によるしゃへい効果
により約1/1000に低下する。
【0020】したがって、中間熱交換器8の内部の2次
冷却材や1次ポンプ9自体の構成部材の放射化量もこれ
に応じて低減され、半径方向しゃへい体6の下部や中空
円筒7のまわりに過大なしゃへい体を設置する必要がな
い。
【0021】なお、本実施例では、中空円筒7は中間熱
交換器8と1次ポンプ9に狭まれた位置に配置されてい
るが、放射化防止の必要な1次ポンプ9の回転翼は炉心
3より更に上部に設置されている為、相互に隣接する中
間熱交換器8の中間位置であれば、上記配置によらずと
も同等の効果を得ることができる。
【0022】上述したように、本実施例によれば、中性
子検出器1の検出効率を大幅に向上させることができる
だけでなく、半径方向しゃへい体6の下部や中空円筒7
のまわりに過大なしゃへい体を設置する必要がない。そ
の結果、中性子検出器1の個数やしゃへい体の削減が可
能となり、原子炉の経済性を向上させることができる。
【0023】図4は本発明に係る中空円筒の他の斜視図
であり、図に示すように細径中空円筒11を多数本束ね
て1本の中空円筒7の代りに用いてもよい。こうすれ
ば、1本の細径中空円筒11の破損時にも他の細径中空
円筒11内には冷却材5が侵入しない為、中性子の透過
経路が失われることがない。
【0024】また、中空円筒7または細径中空円筒11
内を完全な真空とせず、例えばアルゴンやヘリウム等の
気体を封入してもよい。気体は中性子しゃへい能力が冷
却材5や構造材に比べ著しく小さい為、この場合でも真
空にしたのと同等の中性子透過促進効果を得ることがで
きる。しかも、周囲の冷却材5との圧力差を適切に設定
することにより、中空円筒7または細径中空円筒11自
体の強度確保上有利にでき、また真空引きが不要となる
ので、製造工程も簡素化できる。
【0025】更に、気体を封入することにより、周囲の
冷却材5との圧力差を中空円筒7または細径中空円筒1
1側の方が大きくなるように設定することもできる。こ
うすると、万一の破損時にも内部の気体が冷却材5中へ
放出されるので、周囲の冷却材5の侵入を防止すること
ができる。
【0026】また、半径方向しゃへい体6として、炉心
3と中性子検出器1を結ぶ延長線上近傍についてだけし
ゃへい体を配置しない半径方向しゃへい体6を設置して
もよい。こうすると、中間熱交換器8や1次ポンプ9へ
漏洩する中性子が更に低減される為、これら機器に対す
る中性子しゃへい体を更に削減することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間熱交換器や1次ポンプに対する過大な中性子しゃへ
い体を追加することなく中性子検出器の検出効率を大幅
に向上させることができる。その結果、中性子検出器の
個数やしゃへい体の削減が可能となり、原子炉の経済性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図。
【図2】図1のI−I線に沿う横断面図。
【図3】図2の中空円筒の斜視図。
【図4】本発明に係る中空円筒の他の実施例の斜視図。
【図5】従来のタンク型高速増殖炉の縦断面図。
【図6】従来のループ型高速増殖炉の縦断面図。
【図7】他の従来のタンク型高速増殖炉の縦断面図。
【図8】図7のII−II線に沿う横断面図。
【符号の説明】
1…中性子検出器、2…原子炉容器、3…炉心、4…炉
心支持構造物、5…冷却材、6…半径方向しゃへい体、
7…中空円筒、8…中間熱交換器、9…1次ポンプ、1
0…しゃへい体、11…細径中空円筒。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−1993(JP,A) 特開 昭63−82395(JP,A) 特開 昭63−29296(JP,A) 日本原子力学会,第32巻,第2号, p.179−196(1990) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 17/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉心と半径方向しゃへい体と中間熱交換
    器と1次ポンプと冷却材とこれらを内包する原子炉容器
    とから成るタンク型高速増殖炉において、炉心の下部で
    且つ炉心と原子炉容器との間隔が最短となり、しかも相
    互に隣接する中間熱交換器と1次ポンプに挟まれかつ交
    叉しない位置に前記冷却材と接するように中空円筒を配
    置し、前記中空円筒の延長線上に中性子検出器を配置し
    たことを特徴とするタンク型高速増殖炉。
JP3012137A 1991-02-01 1991-02-01 タンク型高速増殖炉 Expired - Fee Related JP3041058B2 (ja)

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WO2015099855A3 (en) * 2013-12-26 2015-08-13 Nuscale Power, Llc Neutron detection system for nuclear reactors
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