JP3041045B2 - プレスロール - Google Patents

プレスロール

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JP3041045B2
JP3041045B2 JP3509337A JP50933791A JP3041045B2 JP 3041045 B2 JP3041045 B2 JP 3041045B2 JP 3509337 A JP3509337 A JP 3509337A JP 50933791 A JP50933791 A JP 50933791A JP 3041045 B2 JP3041045 B2 JP 3041045B2
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アンティ イサッキ イルマリネン
ニルス エリック ローランド カルルソン
ニルス エリック セフマン
カルル ソッテルマン
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ヴァルメト カルルスタッド アクチボラグ
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/0209Wet presses with extended press nip
    • D21F3/0218Shoe presses
    • D21F3/0227Belts or sleeves therefor
    • D21F3/0245Means for fixing the sleeve to the roller end
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B3/00Presses characterised by the use of rotary pressing members, e.g. rollers, rings, discs
    • B30B3/005Roll constructions
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/0209Wet presses with extended press nip
    • D21F3/0218Shoe presses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、回転可能な液体不透過性の可撓性ロールジ
ャケットと、ロールジャケットを軸線方向に貫通して延
び、各端にスタブシャフトを有する固定の非回転支持ビ
ームと、サポートビームによって支持され、凸面部分を
有する少なくとも1つのプレスシューと、シューの凸面
部分を可撓性ジャケットに押し付けて、カウンターロー
ルとともにジャケットに、ジャケットの回転方向に延ば
されたプレスニップを形成させるための油圧装置と、冷
却及び潤滑油をジャケットに当たるシューの表面に供給
するための装置と、各スタブシャフト上で軸線方向に移
動可能で、いずれも内部リング部材、外部リング部材及
び外部部材を回転可能に内部部材で支持するためのラジ
アルベアリングを有する2つのロール端壁と、ジャケッ
トの軸線方向の端を外部回転可能端壁部材の各々に固定
するための締結装置と、可撓性ジャケットを軸線方向に
緊張させるための装置と、可撓性ジャケットの端壁への
固定を容易にするために、端壁の少なくとも1つを関連
するスタブシャフト上で軸線方向に移動させるための装
置とを有するプレスロールに関する。
このようなシューは、延ばされたニップを有するプレ
スに使用するためのプレスロールが既に知られている。
例えば、US−A 4625376(US−A Re.33034)は、シュー
プレスのタイプと比較した種々の所望の利点を与える。
可撓性ジャケットを有するシュータイプのプレスロール
とともに、使用される冷却液及び潤滑油、通常はミネラ
ルオイルであるが、漏洩して、プレスフェルト及び紙ウ
ェブを汚染するのを防止するのが相当容易であることで
ある。別の利点は、必要な空間が減ったことである。油
の漏れに対する安全性の増加とともに、可撓性ジャケッ
トを有するシュータイプのプレスロールで得られる、そ
の逆にされた取り付けをするのがより容易で、プレスシ
ューの取り付けが、関連するカウンターロールの上に設
置され、逆向きの取り付けは、さらなる利点を達成する
のを可能にする。
しかし、上述のUS−A 4625376で開示されたシュータ
イプのプレスロールは、より長いプレスベルト、即ち可
撓性ロールジャケットの寿命を有するシュープレスより
劣ることがわかっている。このようなシュープレスロー
ルのプレス帯域内で、ジャケットは、カウンターロール
によって内方に押され、プレスーシューに摺動接触す
る。次いで、内方に押し付けられてプレスシューと接触
するジャケット部分は、周囲端部の壁部材の間に延びた
線の半径方向内方に設置された軸線内に配置され、ジャ
ケットの縁部分のために取り付け位置を形成し、これの
線の間の半径方向距離は、20mmから40mmの間にすること
ができる。このくぼみのために、ジャケットの磨耗と高
局所応力は、主に、ジャケットがプレス帯域を通過する
ときシューの軸線方向の端に生じる。ジャケットに繰り
返し起こる応力は、ジャケットの弾性度が主にシューの
軸線方向の端で悪化するような材料の疲労を生じるだけ
でなく、ジャケットの取り付け位置にその軸方向の壁で
大きな歪みを伴う。ジャケットの寿命は、短かすぎて、
ジャケットは、一定の間隔で交換されなければならず、
それに伴う運転停止と生産効率の低下を招く。
発明の開示 本発明の目的は、可撓性ジャケットの寿命を延ばすよ
うなシュータイプのプレスロールの設計を改良すること
である。
本発明によれば、一方の端壁のための作動位置をスタ
ブシャフト上の2つの端部間の任意位置に設定するのを
可能にするように設計された端壁移動装置によって初期
に開示された種類のシュータイプのプレスロールと、引
張力を実質的に一定に維持して、それによって他方の端
壁が、自分で位置決めし、一方の端壁のあらゆる軸線方
向の移動に自動的に追従するように設計されたジャケッ
ト緊張装置とで達成される。
上のUS−A 4625376に示され、開示された設計では、
ジャケットは、端壁の各々の内側を軸線方向に押す複数
のヘリカル軸圧縮バネによって引っ張られる。可撓性ジ
ャケットの取り付け及び結合を容易にするために、ヘリ
カル圧縮バネの力による反作用の下で互いの方に一時的
に押されることのできる端壁によって各スタブシャフト
の周囲のまわりに一様に間隔を隔てた複数の軸ネジがあ
る。その結果、ネジは、隣接した端壁の作動位置を設定
するようになっていない。それにもかかわらず、ネジを
この目的に使用したなら、ヘリカル圧縮バネからのスラ
ストが、バネの圧縮度とともに著しく変わるので、ジャ
ケットに作用する引張力に著しい変化を生じるであろ
う。
可撓性ジャケットを2つの端部位置間の任意の作動位
置に軸線方向に移動させることができるので、初期作動
期間後、ジャケットの最も疲労した部分をシューの軸線
方向の端から運び去るために、さらに低度の疲労にさら
されてきたジャケット部分をシュー端に持っていくため
に十分な距離に渡ってジャケットを支持ビーム及びシュ
ーに対して、軸線方向に移動させるのが可能となる。ジ
ャケットの支持ビーム及びシューに対するこの位置調整
は、端部位置間の全移動距離が利用されるまで数回行う
ことができる。この方法では、ジャケットの寿命の著し
い増加が得られる。
前記ジャケット緊張装置は、比較的低く、一定だが周
囲大気圧より上の変化する内圧によって、前記可撓性シ
ェルを加圧するための装置を有する。このような装置
は、0.03−0.1bars(3−10kPa)の圧力によって前記ジ
ャケットを少なくとも実質的に円筒形状に膨張させた状
態に維持することができる加圧空気の源を有するのがよ
い。この大きさの加圧は、ジャケットに作用する軸引張
力を与え、直径1.4mのジャケットで、内径0.7mの端壁で
は、この力は4kNから12kNの間である。加圧の特定の上
限では、差圧は、冷却用及び潤滑用油の引き出しをする
のに十分な大きさであり、ジャケットの内側から底部で
除去され、スタブシャフトの1つを通してロールから出
される。下限では、例えば、戻り油タンク内の準大気圧
によって吸引が必要とされる。
前記ジャケット装置は又、前記一方の端壁が移動され
るとき並びに内圧が調整されるときにジャケット内の所
定の軸引張力を維持するように内圧によって引き起こさ
れた前記他方の端壁の力を調整するために、一定圧力を
供給して、支持ビームと他方の端壁の内側リング部材と
の間で作動的に連結された圧力媒介作動装置を有するの
が望ましい。それによって、ジャケットの軸引張力は、
内圧から発生する引張力の大きさにかかわらず、選択さ
れた、適当なレベルに維持される。その結果、圧力媒介
作動装置は、要求される力に応じて、内圧からの力を増
加させ、或いは反作用で端壁に作用にすることができ
る。
圧力媒介作動装置は、互いに平行に連結され、支持ビ
ームに軸線方向に取り付けられた少なくとも2つの油圧
アクチュエータを有するのが適しており、前記アクチュ
エータは、回転可能なロールジャケットに対して等回転
角に間隔を隔て、ピストンロッドを有する。ピストンロ
ッドの各々は、ピストンロッド延長部を有し、各ピスト
ンロッド延長部は、支持ビームに軸線方向に取り付けら
れた案内を貫通し、前記他方の端壁の前記内側リング部
材は、ピストンロッド延長部が取り付けられた半径方向
外方に延びたフランジを有する。
プレスロールは、スタブシャフト間の支持ビームがボ
ックスビームであり、端壁移動装置が、ボックスビーム
の内側に軸線方向に取り付けられた回転可能作動ネジ
と、回転に抗し、ネジ上を移動可能に固定されたナット
部材と、前記一方の端壁の内側リング部材に直径方向反
対位置で固定され、ボックスビームに軸線方向にナット
部材まで延びた2つのロッドと、作動ネジの回転が、ナ
ット部材、アーム、ロッド及びそれによって一方の端壁
を又スタブシャフト上を軸線方向に移動させるように、
各々が前記ロッドの1つを前記ナット部材と連結される
2つのアームとを有する設計である。
ついで、作動ねじは、スタブシャフトに設けられた穴
を貫通して軸線方向に延びる外端を有し、前記端は、ネ
ジを回転させるための駆動装置によって係合されるよう
な形状にするのが適当である。又、ボックスビームは端
壁を有し、さらにスタブシャフトは、端壁にネジ込まれ
た半径方向フランジを有し、2つのロッドのための2つ
の案内ブッシュが、ボックスビームとフランジを貫通す
るのが適している。これによって、比較的単純な設計
は、信頼性のある作用を与えるように達成される。
ロール端壁に取り付けられる可撓性ジャケットのその
端における歪みを減じるために、ジャケットの軸線方向
の端を回転可能外側端部の壁部材の各々に固定するため
の締結装置は、可撓性ジャケットの縁部分と、複数の環
状弓形係止要素とを受け入れるために、2つの端壁の各
々の外側リング部材の内側に設けられた環状溝を構成す
る端部の壁部分とを有するのがふさわしく、前記溝と前
記係止要素の各々は、協働するテーパ面と、ジャケット
の縁部分をくさび作用によって、ロール端壁内で締結さ
せるために、係止要素を溝に引っ張り込み、それらを溝
内に維持するための装置とを有する。それによって、ジ
ャケットを取り付けるのが容易で、ジャケットの交換を
しやすくするという利点も達成される。溝は、その底に
向かって内方にテーパし、溝の半径方向内側壁の少なく
とも大部分は、ロールジャケットに平行であるのがふさ
わしい。さらに、2つのロール端壁の各々の外側リング
部材は、複数の同一の環状弓形部分を形成するように分
割されるのが望ましく、実質的にL形の断面を有し、内
側リングと外側リングの軸線方向に延びたカラーとの間
に溝を形成するためにネジによって内側リングに取り付
けられる半径方向の内側リングと外側リングとを有し、
しかも外側リングの半径方向内方に延びたフランジは、
軸線方向に突起した突出部を有し、一方2つのリングを
互いに半径方向い設置するための付き合わせ凹部を備え
た内側リングを有するのが適している。
ラジアルベアリングは、ロール端壁の外側リング部材
の内側リング部材に対するある一定の傾きを可能にする
ように選択されるのが望ましく、それによってプレス帯
域における可撓性ジャケットの引張力と直径方向反対位
置におけるものとの差は、減り、可撓性ジャケットの寿
命を延長させるのに寄与する。
ジャケットの寿命を延長させるために、プレスシュー
は、並んで配置された複数の静圧ポケットを有するのが
又、適当である。それによって、潤滑効果と冷却効果は
いずれも改善される。さらなる改善は、一方で静圧ポケ
ットの上流及び下流に配置されたランド面に、プレスシ
ューを静圧と動圧の組み合わせタイプにするのにジャケ
ットの回転方向に十分な幅をもたせることによって、他
方で隣接したポケットを分離する他のランド面をロール
ジャケットの回転軸に垂直な平面に対して斜めに延ばす
ことによって得られる。
図面の簡単な説明 本発明は、図面を参照して以下でより詳細に説明す
る。
図1は、本発明によるシュータイプのプレスロールと
カウンターロールの間に形成された延ばされたプレスニ
ップを有する単一フェルトのウェットプレスの概略端面
図である。
図2は、概略的に示した制御装置を有する、本発明に
よるシュータイプのプレスロールの好ましい実施例の概
略的な長手方向の断面図である。
図3は、図4の線III−IIIからみた断面図である。
図4は、スペースを考慮して、一枚の図の図4Aと、別
の図の図4Bとに分割した図3の線IV−IVからみたシュー
プレスロールの長手方向の断面図である。
図5は、より明瞭にするために、可撓性ジャケットの
ある部品と内部要素を取り去った状態のシュープレスロ
ールの斜視図である。
図6は、可撓性ジャケットが、ロール端壁に取り付け
られる方法をより詳細に示すための図4Bの部分拡大図で
ある。
図7は、変形実施例の圧力ポケットが、シューに対し
て斜めに延びるのを示すプレスシューの一部の平面図で
ある。
図8は、プレスシューの前後のニップ圧力の変化を示
すグラフである。
本発明の実施形態 添付図面に示したシュータイプのプレスロールの好ま
しい実施例は、従来のタイプで、例えば、強化ポリウレ
タンからなる回転可能な液体不浸透性の可撓性ロールジ
ャケット11を有する。このジャケットは、平滑な内面を
有し、ジャケットの外面には、複数の周囲に延びた溝を
設けることができるが、外面も平らであるのが望まし
い。
各軸線方向の端にスタブシャフト13を有する固定の非
回転支持ビーム12が、可撓性ロールジャケット11を軸線
方向に貫通する。支持ビーム12は、凹面部分15を有する
プレスシュー14の少なくとも1つを支持する。図面に示
した好ましい実施例では、プレスシューは、本質的にEP
−A1 0345501(US−A 4917768)に開示された設計原理
のものである。
さらに、シュータイプのプレスロールは、図1に示す
ように、カウンターロール3とともにジャケットにジャ
ケット11の回転方向に延びたプレスニップを形成させる
ために、プレスシュー14の凹面部分14を可撓性ジャケッ
ト11に押し付けるための、全体的に番号16で指示する油
圧装置を備える。カウンターロール3は、制御式偏向ロ
ール、好ましくはValmet Paper Machinery Inc.が商標S
YM−Zロールの下に市場に出しているようなロールであ
る。図1は又、最も好ましい実施例として、プレスが逆
になっている、即ちプレスシュー14が、下のカウンタロ
ール3に向かって下方に押すのを示す。これは、紙ウェ
ブの意図した印刷側が、カウンターロールの平らなジャ
ケットに当たるようにした単一フェルトプレスとしてプ
レスを設計することを可能にし、図1では、参照番号5
が、プレスフェルトループを、番号9が紙ウェブを指示
する。さらに図1は、シュータイプのプレスロール1が
又、可撓性ジャケット11に当たるプレスシュー表面に冷
却及び潤滑液を供給するための、全体的に番号17で指示
した装置を有する。
図2、図4A、図4Bは、シュータイプのプレスロールが、
2つのロール端壁18と22をさらに有するのを示す。ロー
ル端壁18と22はいずれも、スタブシャフト13に軸線方向
に移動可能に取り付けられ、内側リング部材19と23、外
側リング部材20と24及び外側部材を内側部材に回転可能
に支持するラジアルベアリング21と25をそれぞれ有す
る。ジャケット11の軸線方向の端を回転可能外側リング
部材20と24にそれぞれ取り付けるために、全体的に番号
26で指示する、図6に詳細に示す締結装置が設けられ
る。さらに、シュープレスは、可撓性ジャケット11を軸
線方向に緊張させるための装置27(図2及び図4B参照)
と、可撓性ジャケット11の端壁18と22それぞれへの取り
付けを容易にする目的で、ロール端壁18と22の少なくと
も1つを関連するスタブシャフト13上で移動させるため
の装置28(図3及び図4A)とを有する。
本発明によれば、端壁移動装置28は、一方の端壁、即
ち端壁18を関連するスタブシャフト13上の2つの端位置
の間の任意の作動位置にセットするのを可能にするよう
に設計され、ジャケット緊張装置27は、引張力を実質的
に一定に維持して、他方の端壁22が、自分で位置決めし
て、一方の端壁18のあらゆる軸線方向の移動に自動的に
追従するように設計される。可撓性ジャケット11を2つ
の端位置間の任意の作動位置に軸線方向に移動させるこ
とができるので、最初の作動期間の後、ジャケット11の
最も疲労し或いは磨耗した部分をシュー14の軸線方向の
端から運び去り、程度の低い疲労或いは磨耗にさらされ
ていたジャケット部分をシュー端に進めるのに十分な距
離について、ジャケット11を支持ビーム12及びシュー14
に対して軸線方向に移動させるのが可能になる。支持ビ
ーム12及びシュー14に対するジャケット11のこの位置調
整は、スタブシャフト13上の端位置間の全移動距離が利
用されるまで、数回行うことができる。この方法で、ジ
ャケット11の寿命は、著しく延ばされる。
ジャケット緊張装置は、可撓性ジャケット11を比較的
低い、実質的に一定だが変化する、周囲温度の内圧以上
の内圧によって加圧するための装置29を有するのが望ま
しい。このような装置は、図2に空気ポンプの形態で示
した加圧空気の供給源29を有するのがよい。大気圧以上
の圧力は、例えば周囲空気に通じた分岐管内の弁90によ
って、変えることができる。加圧空気源29は、例えば、
ロール内の大気圧以上の圧力が、0.03−0.1bars(3−1
0kilopascals)であるような圧力及び量の加圧空気を供
給することによって、ジャケット11が少なくとも実質的
に円筒形状に膨張した状態に維持することができる。こ
の大きさの大気圧以上の圧力は、ジャケット11に作用す
る軸線方向引張力を与え、直径1.4mのジャケットで、内
径0.7mの端壁では、力は、4kNから12kNの間である。大
気圧以上の圧力の特定の上限では、大気圧に対する差圧
は、ロールジャケット11の内側からその下部領域で除去
されてきた冷却用及び潤滑用油をスタブシャフト13の1
つを通してロールから引き出すのに十分な大きさであ
り、下限では、例えば真空ポンプ91等につなげることが
できる戻し油タンク30内の準大気圧の圧力によって、吸
引が必要となる。
ジャケット緊張装置は又、一方の端壁18が、移動させ
られるとき、並びに内圧が調整されるときに可撓性ジャ
ケット11の所定の軸線方向引張力を維持するように、一
定圧力を供給し、支持ビーム12と他方の端壁22の内側リ
ングの間で作動可能に連結された、大気圧以上の内圧に
よって引き起こされる他方の端壁22に及ぼされた力を調
整するための圧力媒介作動装置27を有するのが望まし
い。したがって、ジャケット11の軸線方向引張力は、大
気圧以上の内圧から生じる引張力の大きさにかかわら
ず、選択された適当なレベルに維持することができる。
その結果、圧力媒介作動装置27は、要求される力に応じ
て、大気圧以上の内圧からの力を増加させるか、内圧か
らの力に反作用するかのいずれかの力を端壁22に作用さ
せることができる。
図2は、シュータイプのプレスロールに使用される圧
力媒介装置を概略的に示す。我々は上で既に、可撓性ジ
ャケット11を実質的に円筒形状に膨張させた状態に維持
するために、シュータイプのプレスロールの内部に、適
当な、所定の大気圧以上の圧力の空気を供給する加圧空
気源又は空気ポンプ29に触れた。我々は又、冷却用及び
潤滑用油のための戻り油タンク30についても触れた。余
分の冷却用及び潤滑用油は、好ましい実施例では、シュ
ー14の軸線方向の端に取り付けられるドレイナー31によ
ってロールの内部でジャケット11の最低位置に集められ
る。少なくとも幅の広い機械のための長いロールでは、
図3を参照して以下に説明するような、シュー14に沿っ
て冷却用及び潤滑用油を集め、導くための追加の装置が
設けられるのが望ましい。集められた冷却用及び潤滑用
油は、いずれも管状で、端が閉鎖されているスタブシャ
フト13の1つを通る戻り用導管を通って戻り油タンク30
に引かれる。気泡と固体粒子の分離の後及び冷却後、必
要なときには、冷却用及び潤滑用油は、冷却用及び潤滑
用油供給装置17によってシュー14の凹面部分に再循環さ
れる。装置17は、循環ポンプ32と、所望なら減圧弁33と
図2に示さない、冷却用及び潤滑用油用の各流出口の上
流に設置された流量制限器とを有する。
本発明に示した好ましい実施例では、プレスシュー14
をジャケット11の内側に押し付けるための油圧装置16
は、プレスシュー14の前縁及び後縁の内側に沿って、そ
の半径方向に2つの平行な列状に設けられた複数の複動
油圧ジャック34を有する。ジャック34は、油圧ジャック
装置をEP−A1 0 345 000(US−A 4917767)に開示され
た設計原理で形成するために適当に組立られるが、ジャ
ックの2つの列は、別個の装置に分けられる。タンク35
からの作動油は、ポンプ36によって加圧され、供給管を
通して作動油タンク35に導かれ、戻される。供給管に設
けられた減圧弁37は、シュー14がジャケット11に押し付
けられることによって、力を制御する。ジャケット11に
向かう方向或いはジャケット11から離す方向にシュー14
を移動させるために、各ジャックに設けられたピストン
のいじれの側にも加圧作動油を供給することができるよ
うに、供給管及び戻り管は、切換弁38に連結される。プ
レスシュー14の設定に対する良好な制御性を与えるため
に、油圧装置はジャック34の2つの列の各々は、別個の
油圧装置を有するような二重回路タイプがよい。変形例
として、油圧装置は、図示しないが、必要な分岐管及び
弁を有することができる。
ジャケット11の軸線方向引張力を一定に維持すること
による圧力媒介作動装置27は、平行に連結された少なく
とも2つ、好ましくは3つの油圧アクチュエータ39を有
する。アクチュエータの1つを図2に示す。タンク40か
らの作動油は、ポンプ41によって加圧され、分岐供給管
を通して油圧アクチュエータ39の各々に導かれる。アク
チュエータからの戻り油は、分岐した収集用及び戻し管
を通って、タンク40に戻される。大気圧以上の内圧によ
って引き起こされるジャケット11の軸線方向引張力を増
加させ、或いは減少させるのに、加圧作動油をアクチュ
エータ39の各々に設けられたピストンのいずれの側にも
供給できるように、供給管及び戻し管のいずれも、切換
弁に連結される。油圧アクチュエータ39からの押込力或
いは引抜力を制御するために、図示しない減圧弁を、供
給管のポンプ41の下流に設けることができる。3つのタ
ンク30、35及び40の代わりに、図示しない単一の共通タ
ンクを用い、このような場合に又、3つのポンプ32、36
及び41の代わりに、図示しない単一の共通ポンプを用い
ることも可能であるが、望ましくはない。図2には又、
シュータイプのプレスロールが、全体的に番号43で指示
する、スタブシャフト13の各々にそれぞれ取り付けられ
た2つのベアリング装置によって支持されるのを示す。
ベアリング装置43のいずれも、図示しない自動調心ベア
リング等を有し、支持ビーム12が荷重を受けた時に、プ
レスシュー14が真っ直ぐのままで、支持ビーム12は弾性
的に撓むことができる。
図3及び図4に示すように、支持ビーム12は、スタブ
シャフトの間で、厚い金属プレートで作られたボックス
ビーム44であり、上部部分45、相当に広い下部部分46、
ボックスビーム端からボックスビーム端まで互いに平行
に延び、上部部分と下部部分を相互結合する2つのウェ
ブ部分47とを有する。下側では、下部部分46は、前壁部
材49と後壁部材50とを有し、これら部材は、互いに平行
に、ジャック34が設置される下方に開いたボックスを形
成するように端部の壁48の間でウェブ部分47まで延び
る。図示しない、実質的に三角形のブレースが、ボック
スビームの剛性を上げるのに必要か或いは適当な所に設
けられる。
各スタブシャフト13は、ベアリング装置43が取り付け
られるある外径の軸線方向外部部分51と、端壁18或いは
22がそれぞれ軸線方向に移動可能である、より大きい外
径を有する軸線方向内側部分52と、その軸線方向内側
の、半径方向外方に延びたフランジ53とを有する。スタ
ブシャフト13は、ボックスビーム44に取り付けられ、各
フランジ53が、円周方向に等間隔に配置された図示しな
い複数のねじによってボックスビームの関連する端壁48
に固定される。
図3及び図4Aは、端壁18の軸線方向移動用装置28が、
ボックスビーム44の内部に取り付けられた回転可能作動
ネジ54と、回転しないように固定され、回転のときにね
じ54上を移動可能であるナット部材55と、一方の端壁18
の内側リング部材19に直径方向反対の位置で、内側リン
グ部材19に設けられた半径方向外方に延びたフランジ58
内で適当に固定された2つのロッド56と、作動ネジ54の
回転が、ナット部材55、アーム57及びロッド56、それに
よって一方の端壁18も又軸線方向にスタブシャフト13上
を移動させるように、それぞれが、ロッド56の1つをナ
ット部材55と連結する2つのアーム57とを有するのを示
す。ボックスビーム44のウェブ部材47は、ネジの回転の
際、アーム57が作動ネジ54の内部ねじの端に沿って移動
するのに必要とされる開口部61を有する。2つのロッド
56の案内を構成する2つのブッシュ59は、ボックスビー
ム44の端壁48及びスタブシャフト13のフランジ53を貫通
する。作動ネジ54は、回転可能にスタブシャフト13に支
持され、スタブシャフト13に設けられたボアを軸線方向
に貫通して延びる外端60を有し、ネジ54の回転のため
に、図示しない駆動装置によって掌握されるような形状
にされる。端部は、例えば多角形断面を有するのがよ
く、或いは端壁18をスタブシャフト13上を軸線方向に移
動させるために、例えば手で回転できる手動ホイール
(図示せず)が作動ネジ54の外端60に締結され得るキィ
ー用の溝を有するのがよい。端壁18が軸線方向に移動可
能であるスタブシャフト13の軸線方向内側部分52は、端
壁18の端部位置間の距離を約0.1mとするのに十分な軸線
方向長さのものである。端壁移動装置28の主要な要素
は、図5に斜視的に示す。
端壁移動装置28に加えて、図3は、図示しないネジに
よって、ボックスビーム44の下部部分46の下側に取り付
けられ、突出プランジャー62を有する油圧装置34を示
す。図示しないネジによって、プレスシュー14はキャリ
アプレート63に取り付けられ、キャリアプレートは、図
示しないネジによってプランジャー62の幾つかに連結さ
れる。キャリアプレート63は、その前縁にボックスビー
ム44の前壁部材49の内側と協働するようになった長手方
向に延びる支持球64を有する。キャリアプレート63は、
その後縁ではボックスビーム44の後壁部分50の下縁から
キャリアプレート63に向かって前方に突出した支持部材
66の前縁と協働するようになった長手方向に延びる丸み
を付けた部分65を有する。丸みを付けた部分65と支持球
64は、キュー14の後縁が、前縁よりより大きく負荷され
るような、或いはその逆であるような仕方で2つの列の
ジャック34が、作動する場合に又、キャリアプレート63
に取り付けられたプレスシュー14に向かう機械方向に支
持を得るのを可能にする。このような負荷を可能にする
ために、キャリアプレート63のプランジャー62の幾つか
へのネジ結合は、必要な大きさのクリアランスで行われ
る。他のプランジャー62は、図示しない、直接或いは球
状の丸いベアリングソケット(図示せず)を介してキャ
リアプレートに当接する球状の丸い端を有する。
プレスシュー14は、全体的に番号67を指示した、列を
形成するように並べて配置された複数の静圧ポケットを
有するのが望ましい。もちろん、たとえシューが、動圧
タイプのシューであったとしても、ジャケットのより長
い寿命を達成するために、ジャケット11の軸線方向の移
動可能性を適用することができるが、静圧ポケットを有
するシューは、プレス帯域に改良した冷却及び潤滑を提
供して、ジャケットの寿命を長くする。
前述したように、プレスシュー14は、本質的にEP−A1
345501(US−A 4917768)に開示された設計原理のもの
であり、その結果、静圧ポケット67は、ジャケット11の
回転方向に、プレスシュー14を動圧及び静圧の組み合わ
せタイプとするのに十分な幅のランド面68及び69によっ
て先導され、追従される。ランド前面68の前縁は、接線
方向に流入面70に没入して、ランド後面69の後縁は、接
線方向に流入面71(図7参照)に没入する。かくして、
プレス帯域は、圧力ポケット67、ランド面68及び69、及
びランド前面68に隣接する流入面70の部分によって形成
される。ランド前面68及び流入面70に隣接する部分は、
動圧ベアリング面を形成するが、冷却用及び潤滑用油を
プレスシュー14の前縁に供給するための特定の配列は要
求されない。それどころか、図3にその1つを示す導管
72の列が、余分の冷却用及び潤滑用油をドレイナー31か
ら戻り管へ引くために、プレスシュー14の前縁の直ぐ上
流のキャリアプレート63に設けられる。例外の場合に
は、ジャケットを冷却するためにジャケット11の内側へ
の図示しない冷却用及び潤滑用油の追加供給を行い、そ
れによってジャケット11の寿命が悪影響を受けないよう
なレベルの温度に維持するのが適当である。このような
場合に、冷却用及び潤滑用油の追加的な供給は、ジャケ
ット11の回転中、ジャケット11がその最高点を通過した
後に行われることで通常十分である。
冷却用及び潤滑用油の静圧ポケット67への供給のため
の供給ライン73は、油圧装置34の間隔を隔てた2つの列
の間の位置で、キャリアプレート63の上側に取り付けら
れる。導管が、供給ライン73から各圧力ポケット67に延
びる。このような導管の各々では、各圧力ポケット67
が、所定圧力の所定流量の油を確実に受け入れるため
に、図示しないネジを貫通する小径の細長い軸線方向ボ
アとして形成されるのがよい非調整流量制限器74が、導
管内に挿入される。
ジャケット11の寿命のさらなる延長は、隣接する静圧
ポケット67を互いに分離するランド面75が、ロールジャ
ケット11の回転軸に垂直な平面に対して斜めに延びる、
図7に示す実施例を使用することによってある場合に達
成することができる。この方法では、ランド面75の冷却
は、改善され、ポケット分離用隔壁の熱膨張は回避或い
は少なくとも減少される。これらの隔壁の熱膨張は、ラ
ンド面75を僅かにシュー予定面の上に上げ、それによっ
てランド面75上の運搬用油膜は、より薄くなり、著しい
発熱が始まり、なおさらに熱膨張の増加を引き起こし、
その結果ジャケット11の磨耗を増大させたであろう。ラ
ンド面75が、前記平面に対して斜めに延びないが、その
代わりに前記平面と平行な場合には、ジャケット11の寿
命の延長は、ジャケット11が各工程で軸線方向に移動さ
れる距離と、各移動工程の後、大した磨耗にさらされな
いできたジャケット部分が、ランド部75のちょうど反対
側に配置されるようなランド面75間の間隔とを採用する
ことによって達成される。
上述したように、ジャケット11の軸線方向引張力を一
定に維持する圧力媒介作動装置27は、少なくとも2つ、
望ましくは3つの互いに平行に連結された油圧アクチュ
エータ39を有する。これらのアクチュエータは、支持ビ
ーム12と他方の端壁22の内側リング部材23の間で作動的
に連結される。このような油圧アクチュエータの1つを
図4Bに示し、他の2つのアクチュエータは、点線で指示
する。油圧アクチュエータ39は、ボックスビーム44に軸
線方向に取り付けられ、回転可能ロールジャケット11に
対して一様な回転角で間隔を隔てる。上部の油圧アクチ
ュエータ39は、ボックスビームの上部部分45の上部に回
転自動に取り付けられ、2つの下部のアクチュエータ
は、一方は、前壁部材49の上流に、他方は、後壁部材50
の下流にボックスビームの下部部分46の下部に回転自在
に取り付けられる。各アクチュエータ39は、プランジャ
ー延長部77を備えたプランジャー76を有する。この延長
部は、フランジ80に取り付けられた案内78を貫通し、こ
のフランジは、関連するスタブシャフト13上を軸線方向
に移動可能な他方の端壁22の内側リング部材23から半径
方向に突出する。我々は又、油圧アクチュエータ39及び
それと協働する要素の設置に関し、図5の斜視図を参照
する。
ロール端壁22と18の2つのラジアルベアリング25と21
はそれぞれ、ロール端壁の外側リング部材24と20がそれ
ぞれ、内側リング部材23と19のそれぞれに対してある一
定の傾きを可能とするように選択される。これによっ
て、プレス帯域及び直径方向反対位置における可撓性ジ
ャケット11の張力の差は、減り、可撓性ジャケット11の
寿命の延長に寄与する。一般に、標準型深溝ボールベア
リングで十分である。このようなベアリングは、直径1.
44mのジャケットでは、各端部の壁で約2mmの長さに相当
する10分の傾き角に容易に耐えることができる。もしよ
り大きな傾きを望むなら、スウェーデン特許出願第9000
147−0号、公報第464032号に開示された解決策のいず
れかを使用することができる。
ベアリング25と21の軸線方向に外側の、ロール端壁22
と18の外側リング部材24と20は、それぞれ半径方向内方
に延び、各々は、その内周にシールリング82と81をそれ
ぞれ有し、このシールリング82と81は、それぞれのスタ
ブシャフト13に係合し、油及び加圧空気が漏洩するのを
防止する。
図6は、ジャケット11を端壁22に固定するための締結
装置を示す。締結装置は、端壁22に関連して説明するだ
けだが、端壁18用のものも同じ設計であることが理解さ
れるよう。締結装置26は、可撓性ジャケット11の縁部分
を受け入れるための、ロール端壁22の外側リング部材24
の外側に設けられた環状溝83を構成する端壁部分と、複
数の環状弓形係止要素84(1つを示す)とを有する。溝
83及びの各々の係止要素84は、協働するテーパ面を有す
る。ネジ85としての形態がふさわしい装置(1を示す)
が、ジャケット11の縁部分をくさび動作によってロール
端壁22に締め付けるために、係止要素84を溝83に引っ張
り込んで、溝83の中に保持するために設けられる。図6
に示す好ましい実施例では、溝83は、その底に向かって
内方にテーパし、溝83の半径方向内側壁の大部分は、ロ
ールジャケット11に平行である。溝83の開放側部では、
内側壁はジャケット11の縁部分の溝83への挿入を容易に
するためにテーパ部分に没入する。
図6に示すように、端壁22の外側リング部材24は、同
じ環状弓形部分を形成するように分割されるのが望まし
い半径方向内側リング86と外側リング87とを有するのが
得策である。リング87は、実質的にL形の断面で、内側
リング86と外側リング87の軸線方向に延びるカラーとの
間に溝83を形成するために、内側リング86にねじ込まれ
る。外側リング87の半径方向内方に延びたフランジは、
軸線方向に突出した突出部を有し、内側リング86は、2
つのリング86と87を互いに半径方向に設置するための突
き合わせ用凹部を有する。それによって、可撓性ジャケ
ット11に作用するその端部の応力は、減り、ジャケット
は、取り付けがより容易となり、ジャケットの交換がし
やすくなる。
図8は、ジャック34の2つの列によってプレスシュー
14の前縁と後縁に異なる荷重が負荷されたときに得られ
る2つの異なるニップ圧力分布88と89を示す。後縁の荷
重は、F1で指示し、前縁の荷重は、F2で指示する。分布
曲線88は、F1/F2の比が1.8の場合に得られ、F1/F2の比
が1.3の分布曲線89より最初は低く、その端に向かって
より高いこぶを有する。
プレスが始まり、ニップ圧力は、流入面70の後部分で
既に上がり始め、荷重面68に沿って上がり続け、圧力ポ
ケット67に渡って一定で、その後荷重面69に渡って際立
った極値に達し、流出面71への移行部で零まで下がるこ
とも図8から明らかである。F1とF2を互いに適用するこ
とによって、その結果、水分が押し出されるべき紙ウェ
ブに最も適した形状のニップ圧力分布を達成するのが可
能である。
本発明は、上で説明し、図面で示した好ましい実施例
に限定されないが、請求の範囲の範囲内で変えることが
できる。例えば、単一の一体装置から成る代わりに、プ
レスシュー14は、個々のプレスシュー要素の群から構成
するのもよく、各々のプレスシュー要素が、別個のジャ
ック34と接触させることができる。このような実施例で
は、用語「プレスシュー14の軸線方向の端」は、プレス
シュー要素の群の軸線方向の端を言及するものとして理
解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カルルソン ニルス エリック ローラ ンド スウェーデン エス―65472 カルルス タッド レーレ カルル ヨハンス ヴ ェーク 9 (72)発明者 セフマン ニルス エリック スウェーデン エス―65461 カルルス タッド スンネガタン 14 (72)発明者 ソッテルマン カルル スウェーデン エス―66302 ハンマロ ー アッボルヴェーイェン 121 (56)参考文献 特公 昭52−5605(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21F 3/02 D21F 3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)回転可能な液体不浸透性の可撓性ロ
    ールジャケット(11)と、 (b)前記可撓性ロールジャケット(11)を軸線方向に
    貫通し、各端にスタブシャフト(13)を有する固定の非
    回転支持ビーム(12)と、 (c)前記支持ビーム(12)によって支持され、凹面部
    分(15)を有する少なくとも1つのプレスシュー(14)
    と (d)カウンターロール(3)とともに前記可撓性ロー
    ルジャケット(11)に、前記可撓性ロールジャケット
    (11)の回転方向に延びたプレスニップを形成させるた
    めに、前記シュー(14)の前記凹面部分(15)を前記可
    撓性ロールジャケット(11)に押し付けるための油圧装
    置(16)と、 (e)前記可撓性ロールジャケット(11)を押す前記シ
    ュー(14)の表面に冷却液及び潤滑液を供給するための
    装置(17)と、 (f)前記各スタブシャフト上に軸線方向に移動可能
    で、いずれもが内側リング部材(19、23)と外側リング
    部材(20、24)と前記外側部材(20、24)を前記内部部
    材(19、23)で回転可能に支持するラジアルベアリング
    (21、25)とを有する2つのロール端壁(18、22)と、 (g)前記可撓性ロールジャケット(11)の軸線方向の
    端を前記回転可能外側端部材(20、24)の各々に固定さ
    せるための締結装置(26)と、 (h)前記可撓性ロールジャケット(11)の軸線方向に
    緊張させるためのジャケット緊張装置(27)と、 (i)前記可撓性ロールジャケット(11)の前記端壁
    (18)との固定を容易にするために、前記端壁(18、2
    2)の少なくとも1つを関連するスタブシャフト(13)
    上で軸線方向に移動させるための装置(28)とを有する
    プレスロール(1)において、 (j)前記端壁移動装置(28)は、前記一方の端壁(1
    8)を前記スタブシャフト(13)上の作動位置に設定す
    ることができるように設計され、 (k)前記ジャケット緊張装置(27)は前記一方の端壁
    (18)が移動するとき、前記他方の端壁(22)をこの移
    動に追従させるように自動位置決めさせることにより、
    前記引張りを実質的に一定に維持することを特徴とする
    プレスロール。
  2. 【請求項2】前記ジャケット緊張装置(27)は、比較的
    低く一定だが、周囲体気圧より上の変化する内圧によっ
    て、前記可撓性ロールジャケット(11)を加圧するため
    の装置(29)を有する請求項1に記載のプレスロール。
  3. 【請求項3】前記ジャケット緊張装置(27)は、前記一
    方の端壁(18)が移動されるとき並びに内圧が調整され
    るとき、前記可撓性ロールジャケット(11)の所定の軸
    引張力を維持するように、内圧によって引き起こされた
    他方の端壁(22)の力を調整するために、一定圧力が供
    給され、前記支持ビーム(12)と前記他方の端壁(22)
    の前記内側リング部材(23)との間で作動的に結合され
    る圧力媒介作動装置(39)をさらに有する請求項2に記
    載のプレスロール。
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