JP3041027U - 三層式ゴルフボール - Google Patents
三層式ゴルフボールInfo
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- JP3041027U JP3041027U JP1997001684U JP168497U JP3041027U JP 3041027 U JP3041027 U JP 3041027U JP 1997001684 U JP1997001684 U JP 1997001684U JP 168497 U JP168497 U JP 168497U JP 3041027 U JP3041027 U JP 3041027U
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- ball
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- golf ball
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度が高く、飛球距離を増加でき、手腕や腰
部の損傷率を減らす三層式ゴルフボールの提供。 【解決手段】 合成ゴムを主材料として3〜5%のチタ
ン粉と1.5〜3%の多種の金属を混合してなる合成金
属粉を加入した材料でなるコアを、熱可塑性弾性体を主
材料として0.8〜1%のチタン粉と0.8〜1.1%
の合成金属粉を加入した材料でなるデュアルカバーで被
覆し、デュアルカバーをさらにカバーで被覆してなる。
部の損傷率を減らす三層式ゴルフボールの提供。 【解決手段】 合成ゴムを主材料として3〜5%のチタ
ン粉と1.5〜3%の多種の金属を混合してなる合成金
属粉を加入した材料でなるコアを、熱可塑性弾性体を主
材料として0.8〜1%のチタン粉と0.8〜1.1%
の合成金属粉を加入した材料でなるデュアルカバーで被
覆し、デュアルカバーをさらにカバーで被覆してなる。
Description
【0001】
本考案は一種の三層式ゴルフボールに関し、特にその材料を改変して、飛球距 離を10%増加でき、また手腕や腰部の損傷率を減らすことができるようにした ものに関する。
【0002】
伝統的なゴルフボールは使用目的により、練習用(Range Ball)と 試合用(Tournament Ball)に分けられ、一般に前者は飛球距離 に重きが置かれ、ゆえに材料として一種のBrの合成ゴムにより製造されており 、且つ単層構造とされている。一方、後者は2種の材料を用いて製造されたコア (Core)とカバー(Cover)からなる二層式構造とされている。後者の 構造は実際には単層材料のボールの延長線上にあり、単層材料の球体を縮小した 後に、その表面を一層の非イオン性樹脂(Surlyn)で被覆してなる。この 種の球体は練習用のものと同じ飛球距離を有しているほか、その表層に用いられ る材料が材質的に比較的良好な安定性を有しているため、練習にも試合にも共用 できる。上述の単層或いは二層式のボールの外に、一種の、試合専用のボールも あり、それは図1に示されるような三層式ボールである。この種のボールのコア 1は、一種の液状気球の組織とされ、コアの外はゴム材質の帯体が巻かれてなる デュアルカバー2(Dual Cover)とされ、その後、最も外層は非イオ ン性樹脂のカバー3で被覆されている。この種の三層式ゴルフボールの最大の特 色はそのコアがクラブで打撃された時に最大の変形量を有することであり、該変 形量によりボールが最高点まで飛行した時に、球体の回復力により一種の前方へ の推力が発生し、この推力によりボールが一般のボールではすでに最高点にある 時にもさらにある距離を前進してから放物線を描いて落下する。こうして、ボー ルの飛行距離が増加する。またコアの外のデュアルカバーは実際にはコアの脆弱 な組織を保護するために設けられ、ゆえにその組織構造はコアの外側を囲んでい る。またデュアルカバーはゴム材質の帯体を巻き付けてなり、ゆえにその組織の 弾性は良好で、球体の最も有効な弾跳機能を創造可能である。また、カバーは非 イオン性樹脂(Surlyn)を主材料として採用しており、ゆえにその機能特 性は二層式のボールのカバーの如くである。
【0003】 現在あるゴルフの試合で最もよく使用されるボールは、二層式と三層式のもの であり、この両種のボールはそれぞれ異なる利点と欠点を有している。その中、 二層式の構造は、剛性は比較的良好であり、長期にわたる反復使用に適合するが 、その欠点は飛行距離と打撃感が三層式のものに劣ることであり、プロの試合に は比較的適合しない。一方、三層式のボールは二層式のものにはない飛行距離と 打撃感を有しているが、但し、コアが極めて脆弱であるという致命的な欠点を有 している。即ち、何層も巻き付けられたゴム帯よりなるデュアルカバーと非イオ ン性樹脂のカバーによる二重の保護がなされてはいるが、過度の力による打撃に よりボールが破裂するという現象を発生しやすかった。
【0004】
現在あるゴルフボールが構造強度を追求する時に良好な球感と打撃効果を得ら れず、球感の表現を強調する時、その構造強度が失われることを鑑み、本考案で は、強度と球感を兼ね備えたボールを提供することを課題としている。
【0005】
請求項1の考案は、合成ゴムを主材料として3〜5%のチタン粉と1.5〜3 %の多種の金属を混合してなる合成金属粉を加入した材料でなるコアを、 熱可塑性弾性体を主材料として0.8〜1%のチタン粉と0.8〜1.1%の 合成金属粉を加入した材料でなるデュアルカバーで被覆し、 デュアルカバーをさらにカバーで被覆してなる、三層式ゴルフボールとしてい る。
【0006】
本考案では、一種の三層式ゴルフボールを提供しており、それは、コアを合成 ゴム(Synthetic Rubber)に適当な比率の金属粉で構成し、デ ュアルカバーを熱可塑性弾性体(TPE)と適当な比率の金属粉で構成し、最も 外層のカバーを非イオン性樹脂で被覆してなる。この三層式ゴルフボールの構造 によりそのコアは非常に良好な構造強度を具えるが、最も遠い打撃距離を表現で き、デュアルカバーは弾性の増加補助効果を有し、球感を向上する効果を提供す る。この材料で製造されたゴルフボールは、その構造強度は伝統的な三層式ゴル フボールより大きく、且つ伝統的な二層式ゴルフボールよりも10%飛行距離を 増加できる。
【0007】
図2の本考案の構造断面図を参照されたい。本考案の三層式ゴルフボールは、 コア4、デュアルカバー5、カバー6の三層構造を有している。その中、コア4 は合成ゴムを主要成分とし、並びに3〜3.5%のチタン粉、及び、鉄、ニッケ ル及びステンレス鋼或いはその他の金属の合成金属粉1.5〜2%を加えたもの を材料としている。デュアルカバー5の主成分は熱可塑性弾性体(TPE:Th ermoplastic Elastomer)で、そのほかに、0.8〜1% のチタン粉及び0.8〜1.1%の合成金属粉が添加されている。カバー6は非 イオン性樹脂を主要な構成材料としている。
【0008】 本考案のコア4中に加入されるチタン粉及び合成金属粉の目的は、金属の比重 がゴムより高い特性により一定重量のコアで一種の比較的密度の低いコア組織を 形成することにあり、該コア組織は図3に示されるように、比重と粒径の比較的 大きい金属粉粒子40がコア組織中でゴム粒子41と相互に結合し、一つの密度 の比較的低いゆるく結合した組織を構成しており、この種の組織構造は以下の特 徴を有する。 1.金属粒子が加えられたことで、極めて高い強度を有する。 2.金属粒子が合成ゴム組織を分割して大きさの異なる弾性組織となしており 、また各弾性組織間に適度の空間が維持されているため、ボールが打撃される時 、組織の移動による比較的大きな変形量を発生し得て、伝統の液状のコアの如く 遠距離に打球を飛ばす効果を達成できる。
【0009】 本考案ではコア中にチタン粉を添加しており、チタン粉の比率は合成金属粉よ り高くしてあり、それは、チタンが強度が高く、比重が小さく、延べ性が良好で ある特徴による。即ち、合成ゴム中にチタン粉を加入することは組織の強度を高 めるのに直接的な助けとなり、比重が小さく拡大不能なコアの直径という条件の 下で、僅かに添加するだけでゴム材質のみで製造されたコアと同重量として、強 度の増加と組織密度の低下を達成できる。また延べ性も組織が外力の衝撃を受け た時に比較的良好な耐衝撃性を提供することができる。本考案のデュアルカバー は熱可塑性弾性体(TPE)が主要な構成物とされ、該材料は外力の衝撃を受け て変形した後、極めて良好な回復力を有する。本考案はデュアルカバーに熱可塑 性弾性体を採用したことで、極めて良好な変形後の回復力を得ており、該力はボ ールが一般のボールの最高飛行点に達した時にさらにボールを前方に小距離推動 して放物線状に落下させるため、落下後の距離は一般のボールより長くなり、即 ち熱可塑性弾性体により球体の飛行距離が増加できる。この原理は図4及び図5 に示され、図4中、熱可塑性弾性体で製造された球体7はクラブ8で打たれた後 、比較的大きな変形量70を発生し、該変形量70はボールが上昇する時に漸次 減少し、この時ボールがゆっくりと原状に回復する。ボールは原状に回復した後 も、下向きに放物線を描いて落下する(図5)。伝統的なゴルフボール7Aは打 たれた後の変形量が比較的小さく、ゆえにいまだ飛形の最高点に至らぬうちに、 ボールが原状に回復し、ゆえに最高飛行点に達した時にはボールをさらに前方に 推動するいかなる回復力ももたず、ただ重力により落下する。ただし、熱可塑性 弾性体を利用して製造されたボールは、飛行最高点に達した時にも未だ完全な原 状に回復しておらず、このため余剰の回復力がボールをさらに前進させ、落下点 を延長し、飛行距離を増加する結果をもたらす。上述の落下距離の延長の機能は 、スイング力の比較的小さい、或いは姿勢の悪さなどで球の中心を打撃できない 人でも遠距離の成績をとれるようにし、このため本考案のこの種の機能は、初心 者や婦人にとって大きな助けとなる。
【0010】 本考案で熱可塑性弾性体で合成ゴム製のコアを被覆する目的は、上述の打球の 飛行距離を延ばすことのほか、コアの変形後の原状への回復を補助することにあ る。コアの周囲はデュアルカバーで被覆されているため、コアが極めて大きな変 形量を発生した後にも原状に回復不能となることがない。このほかデュアルカバ ーにコアと同じようにチタン粉と合成金属粉を加入する目的は、強度を増し密度 を下げることにあり、それはコアの目的と同じである。カバーに使用される材料 は一種の多層式ゴルフボールのカバーに使用される材料であるが、ここではその 詳細な特性については説明しない。
【0011】
本考案はコア及びデュアルカバー中に金属粉を添加し、デュアルカバーに熱可 塑性弾性体を主材料として使用することで、ゴルフボールの弾性を高めて打球の 飛行距離を増加し、ボールが変形を発生しやすいようにして大きなスイング力を 必要とせず、ゆえに手腕や腰部の損傷を防止し、また球感を増加する効果を提供 している。
【図1】伝統的な三層式ゴルフボールの断面構造図であ
る。
る。
【図2】本考案の断面構造図である。
【図3】本考案の詳細なコア組織図である。
【図4】本考案のボールが打撃された時の状態表示図で
ある。
ある。
【図5】本考案のボールと伝統的なボールとの飛行距離
比較図である。
比較図である。
4 コア 5 デュアルカバー 6 カバー 40 金属粉粒子 41 合成ゴム粒子 7 球体 8 クラブ 70 変形量 7A 伝統的なゴルフボール
Claims (1)
- 【請求項1】 合成ゴムを主材料として3〜5%のチタ
ン粉と1.5〜3%の多種の金属を混合してなる合成金
属粉を加入した材料でなるコアを、 熱可塑性弾性体を主材料として0.8〜1%のチタン粉
と0.8〜1.1%の合成金属粉を加入した材料でなる
デュアルカバーで被覆し、 デュアルカバーをさらにカバーで被覆してなる、三層式
ゴルフボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001684U JP3041027U (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 三層式ゴルフボール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001684U JP3041027U (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 三層式ゴルフボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3041027U true JP3041027U (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=43175564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997001684U Expired - Lifetime JP3041027U (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 三層式ゴルフボール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3041027U (ja) |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP1997001684U patent/JP3041027U/ja not_active Expired - Lifetime
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