JP3040422U - 用せん挟み - Google Patents

用せん挟み

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JP3040422U
JP3040422U JP1996013794U JP1379496U JP3040422U JP 3040422 U JP3040422 U JP 3040422U JP 1996013794 U JP1996013794 U JP 1996013794U JP 1379496 U JP1379496 U JP 1379496U JP 3040422 U JP3040422 U JP 3040422U
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井 裕 新
越 ひろみ 浪
本 佳 照 有
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で低背化が図れる、用せん挟みを
提供する。 【解決手段】 この用せん挟み10は、台板12の一方
に間隔を隔てて配設される1対の軸受部材20a,20
bを有する台板12と、台板12の軸受部材20a,2
0bの軸孔22a,22bに挿通・嵌合される枢軸部5
4a,54bを有し、台板12に回動自在に支持される
挟持部材14と、挟持部材14を台板12に対し挟持方
向に付勢する付勢部材16とを備えたものであって、特
に、台板12には、軸受部材20a,20bの軸孔22
a,22bと連通し、枢軸部54a,54bの少なくと
も一部を収納する収納部24a,24bが設けられてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は用せん挟みに関し、特にたとえば、各種伝票,各種用紙などのシー ト類の単位体ないしその集合体を一時的に保持しておくことができ、そのシート 類のとじ込み端部を締付ける締付手段を有する用せん挟みに関する。
【0002】
【従来の技術】
この考案の背景となる従来の紙挟みが、実公平5−14872号に開示されて いる。この紙挟み1は、図14,図15および図16に示すように、トーション ばね2のばね反力による台板3の反りを防止する複数のリブ4a,4b,4cか らなる補強部4を設けると共に、挟持体5に、トーションばね2の立上部2cと 係合して挟持体5の枢支軸6a,6bの軸方向の移動を係止するストッパー7を 設けることにより、挟持体5を台板3の軸受体8a,8bの軸孔に回動自在に枢 着した構造を有するものである。
【0003】 この紙挟み1では、弾性体として、トーションばね2を用い、かつ、トーショ ンばね2の構成と挟持体5の枢支軸6a,6bの枢支位置に対しての取り付け位 置を工夫することにより、所定の操作性と挟持力を確保しながら、耐久性を向上 でき、それでいて、挟持体を台板の端縁近傍に配置でき、それだけ台板の有効利 用が図れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の紙挟み1の構造では、その全体の高さを低くして、 低背化を図ることが困難であった。 すなわち、この従来の紙挟み1では、挟持体5を台板3に対し挟持方向に付勢 するトーションばね2の屈曲部2aおよび中間部2bが当接する当接部間に複数 のリブ4a,4b,4cからなる補強部4が台板3の表面から突出している。さ らに、補強部4の上には、挟持体5の枢支軸6a,6bを差し込んで嵌合させる ための軸受体8a,8bが立設されている。この場合、軸受体8a,8bには、 枢支軸6a,6bの外径よりも大きい長さを有する軸孔を設ける必要がある。そ のため、軸受体8a,8bは、枢支軸6a,6bの外径よりも大きい高さを有す る突起部として、台板3の表面上に形成されることになる。
【0005】 すなわち、この従来の紙挟み1では、台板3の軸受体8a,8bの周辺の高さ H0 がどうしても高くなり、そのため、紙挟み1全体の高さHが高くなる。した がって、この従来の紙挟み1では、それを複数積み重ねた場合、嵩張ってしまう ので、スタッキングスペースが小さくすることが困難であった。
【0006】 それゆえに、この考案の主たる目的は、簡単な構造で低背化が図れる用せん挟 みを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる用せん挟みは、台板と、台板の一方側に配設され、台板と協 働して各種伝票類,各種用紙類等のシート状物を挟持する挟持部材と、挟持部材 を台板に対し挟持方向に付勢する付勢部材とを含む用せん挟みであって、台板は 、台板の一方に間隔を隔てて配設され、軸孔を有する1対の軸受部材を含み、挟 持部材は、1対の軸受部材の軸孔に挿通嵌合され、回動自在に支持される1対の 枢軸部を含み、さらに、台板には、軸受部材の軸孔と連通し、挟持部材の枢軸部 の少なくとも一部を収納する収納部が設けられることを特徴とする、用せん挟み である。
【0008】 この考案にかかる用せん挟みは、台板の表面から裏面にわたって台板を貫通す る貫通孔によって、収納部が形成されるとよい。また、台板の表面に凹部を設け ることよって、収納部を形成するようにしてもよい。
【0009】 さらに、この考案にかかる用せん挟みでは、付勢部材が、付勢部材の両端に配 設され、同一方向に延びる屈曲部と、付勢部材の中間部に配設され、屈曲部に対 して立ち上がる立上部とを備えた1本の線材からなるトーションばねを含み、さ らに、挟持部材の内側に、トーションばねの立上部が嵌まり込んで格納される格 納溝部が設けられるとよい。
【0010】 また、この考案にかかる用せん挟みは、収納部の近傍に配設され、トーション ばねの立上部の両側に位置するトーションばねの中間部を係止する係止部と、収 納部の外側に配設され、トーションばねの長さ方向の移動を規制する規制部と、 台板における台板とトーションばねの両側の屈曲部との当接部間に配設され、ト ーションばねの付勢力による台板の反りを防止する補強部とをさらに含む形態が ある。
【0011】
【作用】
この考案にかかる用せん挟みでは、挟持部材に設けられた1対の枢軸部を台板 に設けられた1対の軸受部材の軸孔に挿通嵌合したとき、枢軸部の少なくとも一 部が軸受部材の軸孔に連通する収納部に嵌まり込む。この場合、軸受部材の軸孔 に連通する貫通孔ないし凹部で構成される収納部に、挟持部材の枢軸部の少なく とも一部が収納されることにより、台板に対しての挟持部材の高さ方向の突出寸 法が低減され、その分、用せん挟み全体の高さ方向の寸法の低背化が可能となる 。
【0012】 さらに、この考案にかかる用せん挟みでは、トーションばねの立上部が挟持部 材の内側の格納溝部に嵌まり込んで格納される。この場合、格納溝部の端縁にト ーションばねの立ち上げ部が係止されるため、トーションばねの立上部が格納溝 部から抜けて外れることがない。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、簡単な構造で低背化が図れる、用せん挟みが得られる。し たがって、この考案にかかる用せん挟みを複数積み重ねた場合でも、従来の用せ ん挟みのように嵩張ることがないので、従来の用せん挟みに比べて、スタッキン グスペースを小さくすることができる。
【0014】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【考案の実施の形態】 【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す図であり、(A)はその正面図であり、(B )はその背面図である。図2は図1の線II−IIにおける端面図であり、図3 は図1線III−IIIにおける端面図である。
【0016】 用せん挟み10は、たとえば矩形板状の12を含む。台板12の長さ方向の一 方側には、断面略弓形の挟持部材14が回動自在に配置される。この挟持部材1 4は、台板12と協働して、各種用紙類,各種伝票類等のシート状物を付勢部材 16の付勢力により締め付けて挟持するものである。台板12と挟持部材14と の間には、挟持部材14を台板12に対し挟持方向に付勢する付勢部材16が配 置される。この実施例では、付勢部材16として、たとえば1本の線材からなる トーションばね18が用いられる。 トーションばね18は、その軸方向の両端部に屈曲部18aを有し、その軸方 向の中間部18bの中央に、屈曲部18aに対して垂直に立ち上がる立上部18 cが形成される。
【0017】 台板12の長さ方向の一方側には、その幅方向に所定の間隔を隔てて、1対の 軸受部材20aおよび20bが形成される。軸受部材20a,20bは、たとえ ば略逆U字形の軸孔22a,22bを有する。軸孔22a,22bには、挟持部 材14の枢軸部54a,54bが挿通・嵌合される。
【0018】 さらに、軸受部材20a,20bの近傍には、軸受部材20a,20bの軸孔 22a,22bと連通し、挟持部材14の枢軸部54a,54bの少なくとも一 部を収納する収納部24a,24bが設けられる。この実施例では、収納部24 a,24bが、台板12の表面から裏面にわたって台板12を貫通する平面視横 長矩形の貫通孔で構成されている。これらの貫通孔は、挟持部材14の枢軸部5 4a,54bの軸方向の長さよりも長く、かつ、枢軸部54a,54bの軸径よ りも長い幅を有する、平面視横長矩形の貫通孔である。 なお、収納部24a,24bは、貫通孔に代えて、たとえば断面略U字形の凹 部によって形成するようにしてもよい。
【0019】 また、台板12の収納部24aおよび24bの近傍には、トーションばね18 の立上部18cの両側に位置するトーションばね18の中間部18b,18bを 受け止めて係止する係止部26a,26bが形成される。 一方の係止部26aは、一方の収納部24aと台板12の幅方向に間隔を隔て て形成される。係止部26aは、たとえば断面3角形状の支持片28を含み、支 持片28の端部には鉤状の係止片30が一体的に形成される。他方の係止部26 bは、他方の収納部24bの上方に位置する軸受部材20bの端部から延び設け られる。この場合、係止部26bは、軸受部材20bの端部から台板12に平行 に延びるたとえば矩形の突出し片32として形成される。 なお、係止片30および突出し片32の下方には、それぞれ、平面視横長矩形 の開口部34a,34bが設けられている。開口部34a,34bは、軸受部材 20a,20b、収納部24a,24bおよび係止部26a,26bを成形する ときの成形の容易化を図るために、台板12の一部に設けられた型材挿通用の貫 通孔である。
【0020】 さらに、台板12の係止部26aおよび26bの外側には、それぞれ、トーシ ョンばね18の長さ方向の移動を規制する規制部として、溝部36a,36bが 形成される。すなわち、係止部26aおよび26bの外側に、それぞれ、所定の 間隔を隔てた位置に、略3角形板状の規制片38aおよび38bが台板12の表 面から立ち設けられる。したがって、一方の係止部26aおよび規制片38a間 と、他方の係止部26bおよび規制片38b間とには、それぞれ、トーションば ね18の屈曲部18a,18aが嵌まり込む溝部36aおよび36bが形成され る。
【0021】 さらに、台板12には、台板12のトーションばね18の付勢力(反力)によ る反りを防止する補強部40a,40bが設けられる。補強部40a,40aは 、一方の軸受部20aと係止部26aとの間に露出した一方の収納部24aの開 口部分の淵に沿って設けられる。同様に、他方の補強部40b,40bは、他方 の軸受部20aと係止部26aとの間に露出した他方の収納部24aの開口部分 の淵に沿って設けられる。 この実施例では、補強部40a,40aおよび40b,40bが、軸受部材2 0a,20bおよび係止部26a,26b間に露出した収納部24a,24bの 開口部分の淵から膨出する補強リブによって形成されている。
【0022】 一方、台板12の上端側中央部には、この用せん挟み10を適宜吊り下げるた めの吊下げ用孔42が設けられる。また、吊下げ用孔42の下方には、所定の間 隔を隔てて、台板12の表面から突き出る紙当部44が形成される。この場合、 紙当部44は、吊下げ用孔42の下端から、トーションばね18の立上部18c の高さとほぼ同じ長さの間隔を隔てた位置で、且つ、台板12の幅方向に所定の 長さで延びて形成される。
【0023】 また、台板12には、裏蓋64を係止して取着するための裏蓋用係止孔46a ,46bおよび46cが配設される。なお、裏蓋64は、台板12の成形後に、 収納部24aおよび24bを台板12の背面側から閉鎖するためのものである。 裏蓋用係止孔46aおよび46bは、それぞれ、規制部として台板12上に設 けられた規制片38aおよび38bの外側に、配設される。裏蓋用係止孔46c は、吊下げ用孔42の下方に間隔を隔てて配設される。これらの裏蓋用係止孔4 6a〜46cは、それぞれ、台板12の表面から裏面にわたって貫通する平面略 横長矩形の孔である。
【0024】 さらに、台板12には、紙当部44の下方に所定の間隔を隔てて、たとえば断 面略3角形の紙外れ防止部48,48が配設される。紙外れ防止部48,48は 、挟持部材14により紙を挟持した場合における紙の外れを防止するためのもの であり、この実施例では、台板12の幅方向に延びる2条の突片で形成されてい る。紙外れ防止部48,48によって、挟持部材14の先端部は、紙を紙外れ防 止部48,48間に押さえ込むようにして挟持効果を向上させている。
【0025】 上述の軸受部材20,20b、係止部26a,26b、規制片38a,38b 、補強部40a,40b、紙当部44、紙外れ防止部48は、台板12と共にた とえば合成樹脂により一体的に形成される。また、台板12の背面には、たとえ ば図2,図3,図8および図9などに示すように、収納部24a,24b、型材 挿通用の開口部34a,34b、吊下げ用孔42などを構成する貫通孔を台板1 2の成形後に閉鎖する裏蓋64を取り付けるための窪み部50が設けられている 。
【0026】 次に、台板12に取着される挟持部材14およびトーションばね18について 詳しく説明する。 挟持部材14は、たとえば断面略弓形の挟持部本体52を含む。挟持部本体5 2には、上述した台板12の軸受部材20a,20bの軸孔22aおよび22b に挿通嵌合される枢軸部54aおよび54bが配設される。この場合、挟持部本 体52の裏面側、つまり、内側面には、その長さ方向に間隔を隔てて2つの凹み 部52aおよび52bが設けられる。一方の凹み部52aには枢軸部54aが形 成され、他方の凹み部52bには枢軸部54bが形成される。 枢軸部54aおよび54bは、それぞれ、枢軸56aおよび56bを含む。枢 軸56aおよび56bは、それぞれ、断面略台形の支持部58aおよび58bに よって、挟持部本体52の凹み部52aおよび52bに支持されている。
【0027】 さらに、挟持部材14の内側面には、挟持部材14を台板12に取着したとき 、トーションばね18の立上部18cが格納される格納溝部60が形成される。 この場合、格納溝部60にトーションばね18の立上部18cが嵌まり込むこと によって、格納溝部60の周縁部に立上部18cが係止されるため、立上部18 cが格納溝部60から抜け外れることがない。このことは、言い換えると、挟持 部材14が、トーションばね18と共に台板12の幅方向、つまり、挟持部材1 4の枢軸部54a,54bの軸方向へ抜け外れること防止することを意味するも のである。一方、挟持部材14の外側面、つまり、表面側には、平面視略弓形の 凸部62が設けられている。 なお、枢軸部54a,54bおよび支持部58a,58bは、挟持部本体52 と共に、たとえば合成樹脂等により一体成形されるものである。
【0028】 トーションばね18は、その両端部を軸方向に対し直角方向に屈曲して同一方 向に延びる屈曲部18a,18aと、これら屈曲部18aおよび18a間に設け られ、挟持部材14の長さに近い長さを有する中間部18bと、中間部18bの 中央に、屈曲部18a,18aに対し略垂直状に立ち上がらせて設けられた立上 部18cとで形成される。このトーションばね18は、たとえば弾性を有する1 本の線材で形成される。
【0029】 このトーションばね18は、たとえば図5および図6などに示すように、立上 部18cの両側近くに位置する中間部18b,18bを軸受部材20a,20b と紙当部44との間にそれぞれ嵌め込むと共に、屈曲部18a,18aの近くに 位置する中間部18b,18bを係止部26a,26bの係止片30,突出し片 32にそれぞれ係止させた状態で、屈曲部18a,18aを上記した溝部36a ,36bに嵌め込まれる。このとき、トーションばね18は、挟持部材14の先 端が台板12に圧接するように、立止部18cを付勢させている。
【0030】 次に、台板12の背面の窪み部50に取着される裏蓋64について説明する。 裏蓋64は、たとえば図8に示すように、台板12に設けられ、軸受部材20a ,20bの軸孔22a,22bと連通する収納部24a,24b、型材挿通用の 開口部34a,34b、吊下げ用孔42などを構成する貫通孔を遮蔽するための ものである。 裏蓋64は、たとえば矩形板状のカバー本体66を含む。カバー本体66の長 さ方向の両端には、下方に垂直に延びるストッパー片68a,68bがそれぞれ 形成される。同様に、カバー本体66の長さ方向の中央で、かつ、その幅方向の 一端部には、下方に垂直に延びるストッパー片68cが形成される。これらのス トッパー片68a,68bおよび68cは、それぞれ、台板12に設けられた裏 蓋用係止孔46a,46bおよび46cに、それぞれ、挿通され、ワンタッチで 係止されるものである。
【0031】 この実施例の用せん挟み10では、特に、たとえば図9に示すように、挟持部 材14に設けられた1対の枢軸部54a,54bを台板12に設けられた1対の 軸受部材20a,20bの軸孔22a,22bに挿通嵌合したとき、枢軸部54 a,54bの枢軸56a,56bの一部が軸受部材20a,20bの軸孔22a ,22bに連通する収納部24a,24bに嵌まり込んで収納される。そのため 、枢軸56a,56bが収納部24a,24bに嵌まり込んだ分だけ、台板12 表面から挟持部材14の頂面までの高さH1 が低くなり、台板12に対しての挟 持部材14の高さ方向の突出寸法が低減される。 そのため、この用せん挟み10では、枢軸56a,56bが収納部24a,2 4bに嵌まり込んだ分だけ、たとえば図15に示す従来の用せん挟み1に比べて 、用せん挟み全体の高さ方向の寸法の低背化が可能となる。
【0032】 したがって、この用せん挟み10では、それを複数積み重ねた場合でも、従来 の用せん挟みのように嵩張ることがないので、従来の用せん挟みに比べて、スタ ッキングスペースも小さくすることができる。
【0033】 さらに、この実施例の用せん挟み10では、たとえば図7に示すように、トー ションばね18の立上部18cが挟持部材14の内側面の格納溝部60に嵌まり 込んで格納されるため、格納溝部60の端縁にトーションばね18の立上部18 cが係止されるため、トーションばね18の立上部18cが格納溝部60から抜 け外れることがない。したがって、用せん挟み10では、挟持部材14がトーシ ョンばね18と共に台板12の幅方向へ抜け外れる恐れがない。
【0034】 図10は、この考案の用せん挟みに適用される台板の他の例を示す要部背面図 であり。図11は、図10の線XI−XIにおける断面図である。また、図12 (A)は図10の線XI(A)−XI(A)における断面図であり、図12(B )は図10の線XI(B)−XI(B)における断面図である。 この実施例の用せん挟み10は、上述の実施例の用せん挟みと比べて、特に、 台板12の背面側上部に、挟持部材14の表面に設けられた凸部62に係止され る段差部70が形成されている。すなわち、図10,図11および図12に示す 実施例の用せん挟み10では、台板12の背面上部に、吊下げ用孔42を横切る ようにして、平面視略弓形の段差部70が形成される。この段差部70は、挟持 部材14の外側表面に設けられた凸部62にほぼ対応する凹みを有するものであ り、たとえば図13(A),図13(B)に示すように、図10〜12に示す実 施例の用せん挟み10を複数個積み重ねた場合、段差部70に挟持部材14の凸 部62が係止されるものである。したがって、この用せん挟み10では、それら を複数積み重ねた状態においても、不用意にずれ落ちることを防止することがで きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す図であり、(A)は
その正面図であり、(B)はその背面図である。
【図2】図1の線II−IIにおける端面図である。
【図3】図1の線III−IIIにおける端面図であ
る。
【図4】図1,図2および図3に示す用せん挟みの要部
分解斜視図であり、特に、挟持部材の枢軸部が挿通嵌合
される位置を一点鎖線で示すものである。
【図5】台板にトーションばねを取着した状態を示す要
部正面図である。
【図6】図1,図2および図3に示す用せん挟みの要部
分解斜視図であり、特に、トーションばねが台板に嵌め
込まれた状態を二点鎖線で示すものである。
【図7】図1,図2および図3に示す用せん挟みの要部
分解斜視図であり、特に、トーションばねが挟持部材の
格納溝部に格納される状態を二点鎖線で示すものであ
る。
【図8】図1,図2および図3に示す用せん挟みの要部
分解斜視図であり、特に、台板の背面に裏蓋を取着する
状態を示すものである。
【図9】台板に挟持部材を取着した状態を示す要部側面
図解図である。
【図10】この考案の用せん挟みに適用される台板の他
の例を示す要部背面図である。
【図11】図10の線XI−XIにおける断面図であ
る。
【図12】(A)は図10の線XII(A)−XII
(A)における断面図であり、(B)は図10の線XI
I(B)−XII(B)における断面図である。
【図13】図10,図11および図12に示す用せん挟
みを複数積み重ねた状態を示すもので、(A)はその側
面図であり、(B)はその要部断面図解図である。
【図14】この考案の背景となる従来の紙挟みの一例を
示す要部断面図である。
【図15】図14の線XV−XVにおける断面図であ
る。
【図16】図14および図15に示す従来の紙挟みの挟
持体の背面図である。
【符号の説明】
10 用せん挟み 12 台板 14 挟持部材 16(18) 付勢部材(トーションばね) 20a,20b 軸受部材 22a,22b 軸孔 24a,24b 収納部 26a,26b 係止部 38a,38b 規制部 40a,40b 補強部 54a,54b 枢軸部 60 格納溝部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台板と、前記台板の一方側に配設され、
    前記台板と協働して各種伝票類,各種用紙類等のシート
    状物を挟持する挟持部材と、前記挟持部材を前記台板に
    対し挟持方向に付勢する付勢部材とを含む用せん挟みで
    あって、 前記台板は、前記台板の一方に間隔を隔てて配設され、
    軸孔を有する1対の軸受部材を含み、 前記挟持部材は、前記1対の軸受部材の軸孔に挿通嵌合
    され、回動自在に支持される1対の枢軸部を含み、さら
    に、 前記台板には、前記軸受部材の軸孔と連通し、前記挟持
    部材の枢軸部の少なくとも一部を収納する収納部が設け
    られることを特徴とする、用せん挟み。
  2. 【請求項2】 前記収納部は、前記台板の表面から裏面
    にわたって前記台板を貫通する貫通孔によって形成され
    る、請求項1に記載の用せん挟み。
  3. 【請求項3】 前記収納部は、前記台板の表面に設けた
    凹部によって形成される、請求項1に記載の用せん挟
    み。
  4. 【請求項4】 前記付勢部材は、前記付勢部材の両端に
    配設され、同一方向に延びる屈曲部と、前記付勢部材の
    中間部に配設され、前記屈曲部に対して立ち上がる立上
    部とを備えた1本の線材からなるトーションばねを含
    み、さらに、 前記挟持部材の内側には、前記トーションばねの立上部
    が嵌まり込んで格納される格納溝部が設けられたことを
    特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の用せん挟み。
  5. 【請求項5】 前記収納部の近傍に配設され、前記トー
    ションばねの立上部の両側に位置する前記トーションば
    ねの中間部を係止する係止部と、前記収納部の外側に配
    設され、前記トーションばねの長さ方向の移動を規制す
    る規制部と、前記台板における前記台板と前記トーショ
    ンばねの両側の屈曲部との当接部間に配設され、前記ト
    ーションばねの付勢力による前記台板の反りを防止する
    補強部とをさらに含む、請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載の用せん挟み。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013078876A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Lihit Lab Inc 紙挟み

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