JP3040159U - 新聞切りぬき用押し出し切りはさみ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙を二枚の刃１の間にはさみ、前に押し出し
てスムースに早く切断できる洋はさみを提供する。 【構成】洋はさみの二枚の刃の角度を従来の５５゜前後
３より３０゜前後４と鋭くし鋭利に研ぎ上げる。また、
柄２の構造を前に押し出しやすい３リング構造５、６、
７にすることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は新聞用紙の切りぬきのために改良された、洋はさみに関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来、新聞用紙などの切り抜きは洋はさみを用いた。はさみは二枚の刃をすり 合わせて、てこの原理で切断する仕組みになっているので、洋紙などを直線に長 く切断する場合は、何度もすり合わせて切断しなければならなかった。また、そ のたびに向きが変わり一直線に切れなかった。 一方、上記の欠点を除く方法として、新聞用紙の一端を片方の指で固定し洋は さみの二枚の刃の間に用紙をはさみ前に押し出して切る方法もあった。 しかし洋はさみは、すり合わせて切断するために造られているので刃の角度が 大きく、押し出して切るには鋭利さが足りずに不適当であった。そのためスムー スに切れず使用中、用紙が破れるなどの欠点があった。 柄の構造も当然、押し出して切るための考慮はなされてなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来の欠点を除くために洋はさみの刃を単にすり合わせて使用する だけでなく、二枚の刃の間に用紙をはさみ、前に押し出してスムースに早く切断 できることが課題であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）洋はさみの二枚の刃１の一部、或いは全部を従来の刃の角度より鋭くし 鋭利に研ぐ。 （ロ）柄の構造を前方に押し出しやすい、３リング構造５、６、７にする。

【０００５】

【作 用】 本案は、以上のような構成であるため新聞用紙の一端を片方の指で固定し洋は さみの二枚の刃の間に用紙をはさみ、前に押し出すとスムースに早く切ることが できる。また、すり合わせて切断しなくてよいので切断の都度ゆがむことがなく 一直線に用紙を切ることができる。

【０００６】

【実施例】

（イ）危険防止のため刃の全てを鋭利な角度とせず、先端部の４分の１程は従 来の刃の角度で使用しても効果は同じである。 （ロ）３リング構造は５に人差し指、６に中指、７に親指を入れて使用する （ハ）大型の洋はさみに本案の構成を用いると、織物地・合成樹脂地・網地・ 皮革などがスムースに切断できる。 （ニ）解剖はさみ、手術用はさみに本案の構成を用いると解剖、手術がスムー スに行える。

【０００７】

【考案の効果】

本案は以上のような構成であるため、新聞用紙などの紙類・織物地・合成樹脂 地・網地などを直線状に長く切断する場合、スムースに早く切断できるまた、す り合わせて切断しないので切断のつど、ゆがむこともなく一直線に切れてきれい である。従来の刃の角度より鋭利で鋭く研がれているので、すり合わせによる使 用でも良く切れる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の刃の縦断面図である。

【符号の説明】 １は刃 ２は柄 ３は角度５５゜の刃 ４は角度３０゜の刃 ５は人差し指を入れるリング ６は中指を入れるリング ７は親指を入れるリング ８はかしめ（支点）

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【手続補正書】

【提出日】平成９年２月１２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 すり合わせる二枚の刃１の一部、或いは
   全部を従来の刃の角度（片刃で５５゜前後）より鋭く
   （片刃で３０゜前後）して４鋭利に研いだ洋はさみ。