JP3039964U - 小型トランス用ボビン - Google Patents
小型トランス用ボビンInfo
- Publication number
- JP3039964U JP3039964U JP1996013248U JP1324896U JP3039964U JP 3039964 U JP3039964 U JP 3039964U JP 1996013248 U JP1996013248 U JP 1996013248U JP 1324896 U JP1324896 U JP 1324896U JP 3039964 U JP3039964 U JP 3039964U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- terminal
- terminal block
- terminal pin
- ferrite core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ボビンに装着したE型フェライトコアの外脚部
と端子台から突出した端子ピンの水平部との間の電気的
絶縁を良好にした小型トランス用ボビンを得ることを目
的とする。 【構成】筒状部2の両端下部に設けた端子台3の上端部
に庇部6を一体に形成するとともに、端子台3に端子ピ
ン8の水平部分8aを挿通させる貫通孔7を配設させ、
また、端子台3の裏面に貫通孔7に連通するガイド溝9
を設けて端子ピン8の垂直部分8bを突出させ、庇部6
によって端子ピン8の水平部分8aとE型フェライトコ
ア4とを隔絶する。
と端子台から突出した端子ピンの水平部との間の電気的
絶縁を良好にした小型トランス用ボビンを得ることを目
的とする。 【構成】筒状部2の両端下部に設けた端子台3の上端部
に庇部6を一体に形成するとともに、端子台3に端子ピ
ン8の水平部分8aを挿通させる貫通孔7を配設させ、
また、端子台3の裏面に貫通孔7に連通するガイド溝9
を設けて端子ピン8の垂直部分8bを突出させ、庇部6
によって端子ピン8の水平部分8aとE型フェライトコ
ア4とを隔絶する。
Description
【0001】
【考案の属する利用分野】本考案は、各種の産業機器、電子機器などに用いる小 型トランスのボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2(a)、(b)は従来の小型トランス用ボビンの1例を示す 側面図および正面図であり、21はボビンで、筒状部22と該筒状部の両端下部 に設けられた端子台23とで構成されており、該筒状部22の外周には巻線24 が巻回され、また、筒状部の中空部には両側からE型フェライトコアの中脚が挿 入されるようにしてある。25は端子台23の両側部に形成したスタンドオフ部 、26は巻線24の端末を引き出すための案内溝、27は案内溝26に対応して 設けた絡げ用突起、28は端子台23の下面に植設された棒状の端子ピンである 。 この構成で巻線24の端末は案内溝26を通して外側に導き出され、一部が絡げ 用突起27に絡げられてその先端は端子ピン28の根元28aに接続される。 また、図3(a)、(b)は従来の別の例を示す一部切欠き側面図および一部切 り欠き正面図を示し、図2と同様、ボビン21は筒状部22と端子台23で構成 されており、筒状部22の外周には巻線24が巻回され、また、筒状部の中空部 にはE型フェライトコア32の中脚が挿入されるようにしてある。 29は端子台23を垂直に貫通する端子挿入孔で、該端子挿入孔には逆L字状の 端子ピン30の垂直部分30aが挿通され、水平部分30bは端子台23の上面 に形成された凹欠部31に収容され、端子台23から突出した先端部分には案内 溝26から導き出された巻線24の端末が接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図2の構成においては、端子台23の両側部に スタンドオフ部25が設けられ、これによりボビン21を回路基板に安定に取り 付けることができるが前記スタンドオフ部の分だけボビン全体の高さ寸法が高く なる欠点がある。 また、図3の構成のものは、図2のスタンドオフ部をなくし、ボビンの高さ寸法 を低くしたものであるがボビン21に装着されたE型フェライトコア32の外脚 部端縁と端子台23から突出した端子ピン30の水平部分30bとが極めて接近 した状態となり、両者間の絶縁耐圧が低くなる欠点があった。また、端子ピン3 0は垂直部分30aを端子台23の上面から端子挿入孔29に差し込んだだけで あるので、回路基板に装着する際の下からの押圧力によって上方に抜け出しE型 フェライトコアと接触して絶縁不良を起こす恐れもあった。 図3における欠点を解消するため、従来はE型フェライトコアと端子台の間に絶 縁性のカバーあるいはシートを挿入して前記E型フェライトコアと端子ピンとを 隔絶していた。 しかし、このようなカバーやシートを用いた場合、作業工程が煩雑となり、また 、 コストが高くなる欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の欠点を解決するため、外周に巻 線を巻回し、中空部にE型フェライトコアの中脚を挿通させる筒状部と、前記筒 状部の両端下部に設けられ、上端部に前記筒状部の長手方向に突出した庇部を形 成した端子台とで構成された小型トランス用ボビンにおいて、前記端子台には、 端子ピンの水平部を挿通させるための貫通孔と、前記貫通孔に連通し、前記端子 ピンの垂直部を該端子台の裏面側に突出させるためのガイド溝とが設けてあり、 前記端子ピンの水平部とE型フェライトコアの外脚部とが前記庇部によって隔絶 されるようにしたことを特徴と するものである。
【0005】
【実施例1】図1(a)は本考案の小型トランス用ボビンの実施例を示す一部切 り欠き側面図、同図(b)は正面図、同図(c)は底面図である。 各図において、1はボビンで筒状部2と該筒状部の両端下部に設けられた端子台 3とで構成されており、前記筒状部2の中空部にはE型フェライトコア4の中脚 が挿通されるようにしてあり、また、前記筒状部2の外周には巻線5が巻回され ている。 6は端子台3の上端部から前記筒状部の長手方向に突出させた庇部で該端子台3 と一体に形成されている。 7は前記庇部6の下端に水平に配設した貫通孔で該貫通孔には逆L字状の端子ピ ン8の水平部分8aが挿通されるようにしてある。9は端子台3の裏面に設けら れたガイド溝で前記貫通孔7に連通しており端子ピン8の垂直部分8bが突出す るようにしてある。 10は巻線5の端末を引き出すための案内溝で端子ピン8に対応して設けられて いる。 この構成で、端子ピン8は水平部分8aがガイド溝9側から貫通孔7に挿通され てその先端部は庇部6の下面に配列され、案内溝10から引き出された巻線5の 端末が接続される。 また、端子ピン8の垂直部分8bはガイド溝9に沿って端子台3の裏面から垂直 に突出している。 而して、中脚を筒状部2の中空部に挿通させることによりボビン1に装着された E型フェライトコア4の外脚部と端子ピン8の水平部分8aは前記庇部6によっ て電気的に隔絶され、また、端子ピン8の垂直部分8bは根元部分がガイド溝9 で保持されるため、基板面に対して垂直に突出させることができる。
【0006】
【考案の効果】本考案は上記のように、端子台の上端部にボビン筒状部の長手方 向に突出した庇部を前記端子台と一体に形成してあるので、従来のような絶縁カ バーや絶縁シートを用いることなくE型フェライトコアの外脚部と端子台から突 出した端子ピンの水平部分とを電気的に隔絶することができ、従って、トランス の組立時における作業工程を簡略化することができる。 また、端子ピンは端子台の裏面に設けられたガイド溝側から該端子台に水平に配 設した貫通孔に挿通されているので端子台の上方に抜け出ることがなく、更に、 端子台にスタンドオフ部を設ける必要がないからボビンの高さ寸法を低くでき、 小型化することができる等の利点がある。
【図1】(a)・・・本考案の小型トランス用ボビンの
実施例を示す一部切り欠き側面図、
実施例を示す一部切り欠き側面図、
【図1】(b)・・・同正面図
【図1】(c)・・・同底面図
【図2】(a)・・・従来の小型トランス用ボビンの一
例を示す側面図
例を示す側面図
【図2】(b)・・・従来の小型トランス用ボビンの一
例を示す正面図
例を示す正面図
【図3】(a)・・・従来の小型トランス用ボビンの別
の例を示す一部切り欠き側面図
の例を示す一部切り欠き側面図
【図3】(b)・・・従来の小型トランス用ボビンの別
の例を示す一部切り欠き正面図
の例を示す一部切り欠き正面図
1・・・ボビン、 2・・・筒状部、 3・・・端子台、 4・・・E型フェライトコア、 5・・・巻線、 6・・・庇部、 7・・・貫通孔、 8・・・端子ピン、 9・・・ガイド溝、 10・・・案内溝、
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案小型トランス用ボビンの実施例図で、
(a)は一部切り欠き側面図、(b)は正面図、(c)
は底面図を示している。
(a)は一部切り欠き側面図、(b)は正面図、(c)
は底面図を示している。
【図2】は従来の小型トランス用ボビンの一例を示す説
明図で、(a)は側面図、(b)は正面図である。
明図で、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図3】は従来の小型トランス用ボビンの別の例を示す
説明図で、(a)は一部切り欠き側面図、(b)は同一
部切り欠き正面図である。
説明図で、(a)は一部切り欠き側面図、(b)は同一
部切り欠き正面図である。
【符号の説明】 1・・・ボビン 2・・・筒状部 3・・・端子台 4・・・E型フェライトコア 5・・・巻線 6・・・庇部 7・・・貫通孔 8・・・端子ピン 9・・・ガイド溝 10・・・案内溝
Claims (1)
- 【請求項1】中空部にE型フェライトコアの中脚を挿通
させ、外周に巻線を巻回した筒状部と、前記筒状部の両
端下部に設けられ、上面に前記E型フェライトコアの外
脚部が載置される端子台とで形成した小型トランス用ボ
ビンにおいて、前記端子台の上端部に筒状部の長手方向
に突出した庇部を一体に形成し、該庇部下端の端子台か
ら突出した端子ピンと前記E型フェライトコアの外脚部
とを前記庇部によって隔絶したことを特徴とする小型ト
ランス用ボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013248U JP3039964U (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 小型トランス用ボビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013248U JP3039964U (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 小型トランス用ボビン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3039964U true JP3039964U (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=43174563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996013248U Expired - Lifetime JP3039964U (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 小型トランス用ボビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039964U (ja) |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP1996013248U patent/JP3039964U/ja not_active Expired - Lifetime
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