JP3039869B2 - 共振線の成形・組み付け方法および装置 - Google Patents

共振線の成形・組み付け方法および装置

Info

Publication number
JP3039869B2
JP3039869B2 JP9656090A JP9656090A JP3039869B2 JP 3039869 B2 JP3039869 B2 JP 3039869B2 JP 9656090 A JP9656090 A JP 9656090A JP 9656090 A JP9656090 A JP 9656090A JP 3039869 B2 JP3039869 B2 JP 3039869B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonance line
plate
resonance
lead
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9656090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03296317A (ja
Inventor
保宏 藤田
幸記 種田
登志忠 瀬木
徹 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9656090A priority Critical patent/JP3039869B2/ja
Publication of JPH03296317A publication Critical patent/JPH03296317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3039869B2 publication Critical patent/JP3039869B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、共振線の成形・組み付け方法および装置に
係り、特に電子チューナの電気回路等に用いられる共振
線を回路基板へ組み付ける前に、可変容量ダイオードの
特性に合わせて共振線のプレートの寸法と形状の少なく
とも一つを調整し、回路基板に形成されたリード挿通用
穴に共振線に設けられたリード部を挿入し、曲げクリン
チする共振線の成形・組み付け方法および装置に関す
る。
[従来の技術] 電子チューナの同調回路は、プリント基板上にコイ
ル,コンデンサ,ダイオード等の電子部品を実装して構
成されており、この同調回路で所定の共振周波数を発振
させている。同調回路構成部品の中で、特に可変容量ダ
イオードは印加電圧によって共振周波数を変化させてお
り、重要な部品である。この可変容量ダイオードの特性
のばらつき、および他の電子部品の定数のばらつき等に
より一定の発振周波数が得られにくい。このため、同調
回路内の共振線と称する板状コイルの2枚のプレートの
間隔、またはシャーシとの間隔を変えて静電容量および
インダクタンスを変え、所定の共振周波数が得られるよ
うに調整している。
ところで、従来技術としては特開昭55−50724号公報
に記載の技術がある。これは、2個分のコイルを1枚の
板状にして、板の中央部にスリットを入れ、スリットよ
り上の共振線を傾けることにより静電容量およびインダ
クタンスを変え、調整を可能にしている。
また、これらの共振線は形状が複雑で、互いに絡んだ
のちの、分離,位置決めが困難なため、回路基板への挿
入は全て手作業で行われている。しかも、前述の調整作
業は電子チューナの各部品の組立が完了した時点で、手
作業で行われている。
[発明が解決しようとする課題] 従来技術での調整は、全ての部品を回路基板へ実装
し、はんだ付け後、発振周波数波形を見ながら共振線を
傾けて調整しているため、多大な調整工数が掛かるとい
う問題がある。また、挿入作業を手作業で行っているた
め、挿入直角度が悪く、共振線が傾いたままはんだ付け
され、このため発振周波数のばらつく要因になってお
り、さらに他の電子部品はほとんど自動的に装着されて
いるが、共振線挿入は手作業であるため、挿入工数が掛
かるという問題もあった。
本発明の第1の目的は、回路基板に共振線を組み付け
るときの、調整工数および挿入工数を低減し得る共振線
の成形・組み付け方法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、可変容量ダイオードの
特性に合わせて、共振線を正確にかつ能率よく成形し得
る共振線の成形・組み付け方法を提供することにある。
さらに、本発明の第3の目的は、回路基板に対して共
振線を極めて正確に組み付け得る共振線の成形・組み付
け方法を提供することにある。
そして、本発明の第4の目的は、前記方法を的確に実
施し得る共振線の成形・組み付け装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 前記第1の目的は、共振線と可変容量ダイオードと他
の電子部品とで構成される周波数発振回路における前記
可変容量ダイオードの特性を検知し、その特性に合わせ
て共振線のプレートの寸法と形状の少なくとも一つを変
え、前記共振線のインダクタンス値を調整したのち、回
路基板に形成されたリード挿通用穴に、共振線に設けら
れたリードを挿入し、そのリード部を曲げクリンチする
ことにより、達成される。
また、前記第2の目的は、タイバーに、プレートを展
開した形状でかつプレートにリード部を設けた共振線を
それぞれ連結片を介して多数連結した帯状共振線素材を
用い、かつ可変容量ダイオードの特性を検知し、その特
性に合わせて共振線のプレートの寸法と形状の少なくと
も一つを変え、前記共振線のインダクタンス値を調整
し、ついで必要なプレートを折り曲げたのち、連結片を
切断してタイバーから共振線を切り離し、回路基板に形
成されたリード挿通用穴に共振線に設けられた前記リー
ド部を圧入し、曲げクリンチすることにより、達成され
る。
さらに、前記第3の目的は、前記共振線のリード部
に、回路基板に形成されたリード挿通用穴に圧入される
形状の勾配部を形成したことにより、達成される。
そして、前記第4の目的は、共振線を成形するプレス
部と、このプレス部から共振線を受け取って回路基板へ
の組み付け位置まで搬送し、かつ回路基板に形成された
リード挿通用穴に、共振線に設けられたリード部を位置
合わせして挿入する挿入ヘッド部と、前記リード挿通用
穴に挿入されたリード部を曲げクリンチするクリンチ部
とを配備するとともに、前記プレス部に、共振線のプレ
ートの寸法と形状の少なくとも一つを調整する調整手段
を設け、この調整手段に、共振線のプレートを打ち抜く
プレス機を連動させたことにより、達成される。
また、前記第4の目的は、前記プレス部の前段に、タ
イバーにプレートを展開した形状の共振線をそれぞれ連
結片を介して多数連結した帯状共振線素材を、一定ピッ
チで送り込む帯状共振線素材の送り部を配備するととも
に、前記プレス部に前記連結片を切断するプレス機を設
けたことによって、さらには前記挿入ヘッド部に、共振
線のリード部の曲げクリンチ時に共振線の浮き上がりを
押さえる押さえ部材を付設したことによって、より一層
良好に達成される。
[作用] 本発明の請求項1記載の方法では、可変容量ダイオー
ドの特性を予め検知し、その特性に合わせて、共振線の
プレートの寸法と形状の少なくとも一つを変え、共振線
のインダクタンス値を変えるようにしているので、可変
容量ダイオードの特性のばらつきを吸収し、一定の共振
周波数を得ることができる。したがって、回路基板へ共
振線を組み付けるときの調整工数および挿入工数とも低
減することが可能となる。
また、本発明の請求項2記載の方法では、タイバー
に、プレートを展開した形状でかつプレートにリード部
を設けた共振線をそれぞれ連結片を介して多数連結した
帯状共振線素材を用いている。そして、予め可変容量ダ
イオードの特性を検知し、その特性に合わせて共振線の
プレートの寸法と形状の少なくとも一つを変え、前記共
振線のインダクタンス値を調整する。ついで、必要なプ
レートを折り曲げたのち、連結片を切断してタイバーか
ら共振線を切り離して用いるようにしている。したがっ
て、可変容量ダイオードの特性に合わせて、共振線を正
確にかつ能率よく成形することができる。
さらに、本発明の請求項3記載の方法では、前記共振
線のリード部に、回路基板に形成されたリード挿通用穴
に圧入される形状の勾配部を形成し、前記リード挿通用
穴にリード部を挿入するようにしているので、回路基板
に対して共振線の傾きを防止することができる。したが
って、回路基板に対して共振線を極めて正確に組み付け
ることができる。
そして、本発明の請求項4記載の装置では、プレス部
に設けられた調整手段により、共振線のプレートの寸法
と形状の少なくとも一つを調整し、この調整手段に共振
線のプレートを打ち抜くプレス機を連動させるようにし
ているので、可変容量ダイオードの特性に合わせて、一
定の共振周波数が得られるように、共振線を正確に成形
できるし、またこの請求項4記載の装置では、共振線の
成形,回路基板に形成されたリード挿通用穴と共振線に
設けられたリード部との位置合わせ,前記リード挿通用
穴へのリード部の挿入およびリード部の曲げクリンチに
至る作業を全て自動的に行うことができる。
また、本発明の請求項5記載の装置では、帯状共振線
素材の送り部により、タイバーにプレートを展開した形
状の共振線をそれぞれ連結片を介して多数連結した帯状
共振線素材をプレス部へ一定ピッチで送り込むようにし
ているので、共振線の成形をより一層能率的に行うこと
ができる。
さらに、本発明の請求項6記載の装置では、挿入ヘッ
ド部に設けられた押さえ部材により、共振線のリード部
の曲げクリンチ時に、共振線の浮き上がりを防止するよ
うにしているので、回路基板に対して共振線を極めて正
確に組み付けることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図〜第4図は本発明方法の実施例を示すもので、
本発明方法で対象とする共振線とこれを組み付ける回路
基板との関係を示す斜視図、第2図は回路基板に共振線
を組み付けた状態の斜視図、第3図は本発明方法で対象
とする共振線の斜視図、第4図は共振線を展開した斜視
図である。
これらの図に示す実施例では、チューナの周波数発振
回路は、回路基板2に実装されたコンデンサおよび可変
容量ダイオード(いずれも図示せず)と、共振線(コイ
ル)1等で構成されている。また、発振周波数は、一般
的に次式で求められる。
ここに、f:発振周波数 L:インダクタンス C:静電容量 である。
前記(1)式から、発振周波数fは回路中の静電容量
Cと、共振線1のインダクタンスLにより、決まること
が分かる。
ところで、第2図に示すように、共振線1は互いに断
面U字形に形成された2枚のプレート1a,1bと、前記プ
レート1aの一端部から直角に曲げられたプレート1cと、
前記プレート1aに設けられた2本のリード部1d,1fと、
前記プレート1bに設けられたリード部1eとが一体をなす
形状に成形されている。
一方、前記共振線1を組み付ける回路基板2には、第
2図に示すように、互いに直角に取り付けられたサーシ
3,4と、リード挿通用穴2d,2e,2fが設けられている。こ
の回路基板2に共振線1を傾けて装着すると、前記シャ
ーシ3,4と共振線1のプレート1a,1c間の隙間が変わり、
この隙間に浮遊する静電容量値が変わり、これにより発
振周波数が変わる。
また、第1図に示す共振線1のプレート1aのl寸法を
変えることにより抵抗値が変わり、インダクタンス値が
変化し、発振周波数fが変わる。さらに、同第2図に示
すプレート1cのm寸法を変えることにより、シャーシ4
との間の静電容量値が変わり、発振周波数fが変わる。
すなわち、前記共振線1のプレート1a,1cのl寸法また
はm寸法と発振周波数fとの間で一定の関係を得ること
ができる。
これらの事象から、共振線1の傾きをなくし、かつ可
変容量ダイオードの特性のばらつきに対応して共振線1
のプレート1a,1cのl寸法およびm寸法を変えることに
より、可変容量ダイオードの特性のばらつきを吸収し、
一定の発振周波数fを得ることが可能であることが分か
る。
そこで、本発明方法の第1の実施例では、可変容量ダ
イオードの特性のばらつきを検知し、例えば4ランク等
にレベル分けする。可変容量ダイオードは、ダイオード
の作成工程においてウエハを細分したとき、ウエハのど
の位置から作成したかにより、特性に一定の傾向が生じ
る。したがって、ウエハのどの位置から細分したダイオ
ードかを知り、可変容量ダイオードの特性のばらつきを
知ることが可能である。
前記可変容量ダイオードの特性のばらつきを検知した
のち、その特性に合わせて、一定の発振周波数fが得ら
れるように、共振線1のプレート1a,1cのl寸法とm寸
法のいずれか一方、または両方を決定する。前記プレー
ト1a,1cのl寸法およびm寸法は、可変容量ダイオード
の特性のばらつきと発振周波数fとの関係から予め実験
により求めておく。
前記可変容量ダイオードの特性のばらつきに合わせ
て、共振線1のプレート1a,1cのl寸法とm寸法を決定
したのち、決定された寸法に共振線1を形成したのち、
その共振線1のリード部1d〜1fを回路基板2に形成され
たリード挿通用穴2d〜2fに挿入し、ついでリード部を曲
げクリンチして組み付ける。
これにより、可変容量ダイオードの特性のばらつきを
吸収し、一定の発振周波数fを得ることが可能となる。
次に、本発明方法の第2の実施例では、予め検知され
た可変容量ダイオードの特性に合わせて、共振線1のプ
レート1aの形状を変え、共振線1のインダクタンス値を
変える。
前述のごとく、共振線1のプレート1aの形状を変え、
インダクタンス値を変える方法としては、第3図
(a),(b)に示すような方法がある。
前記第3図(a)に示す方法は、共振線1のプレート
1aの上辺に切り欠き1kを形成している。また、前記第3
図(b)に示す方法では、共振線1のプレート1aの上辺
部に長穴1oを形成している。
前記切り欠き1kおよび長穴1oの大きさは、可変容量ダ
イオードの特性のばらつきと発振周波数fとの関係か
ら、予め実験により求めておく。
これら第3図(a),(b)に示すように、共振線1
のプレート1aに切り欠き1kや長穴1oを形成した場合も、
その大きさを調整することにより、可変容量ダイオード
の特性のばらつきを吸収し、一定の発振周波数fを得る
ことができる。
さらに、前述のごとく、回路基板2に形成されたリー
ド挿通用穴2d〜2fに、共振線1のリード部1d〜1fを挿入
した際、共振線1が傾いていると、第2図に示すシャー
シ3,4と共振線1のプレート1a,1cの間の隙間が変わり、
この隙間を浮遊する静電容量値が変化し、発振周波数f
が変わるので、回路基板2に対して共振線1を垂直に組
み付けることも重要である。
そこで、本発明方法の第3の実施例では、第1図,第
3図(a),(b)に示すように、互いに向かい合わせ
に曲げクリンチすべきリード部1e,1fの下部内側に勾配
部gを形成し、かつその直上に段差部hを形成してい
る。
前記勾配部gは、回路基板2に形成されたリード挿通
用穴2e,2fへ圧入される形状に形成されている。前記段
差部hは、回路基板2に形成されたリード挿通用穴2e,2
fにリード部1e,1fを挿入後、曲げやすくするために形成
されている。
なお、共振線1のリード部1dは直状で、回路基板2に
形成されたリード挿通用穴2dに挿通後も曲げクリンチし
ない。
而して、この第3の実施例では、回路基板2に形成さ
れたリード挿通用穴2e,2fに、共振線1のリード部1e,1f
を挿入する際、最初の段階ではクリアランスがあってリ
ード部1e,1fが容易に挿入され、最終段階では前記リー
ド挿通用穴2e,2fにリード部1e,1fが勾配部gの最も幅の
広い部分で圧入される形になる。したがって、回路基板
2に対して共振線1の傾きを防止しつつ組み付けること
ができる。
また、共振線1のリード部1e,1fに段差部hを形成し
ているので、リード部1e,1fの曲げクリンチを容易に行
うことができる。
次に、共振線1のプレート1a,1bを断面U字形に折り
曲げ、プレート1aに対してプレート1cを直角に折り曲げ
て成形したのちに、プレート1a,1cのl寸法およびm寸
法を調整して加工することは、ほとんど困難である。
そこで、本発明方法の第4の実施例では、第4図から
分かるように、帯状共振線素材5を用い、共振線1のプ
レス加工時に、予め検知しておいた可変容量ダイオード
の特性に合わせて、例えばプレート1a,1cに対応する部
分の切り取り量を、第4図にハッチングを施して示した
l1およびm1の範囲で調整し、プレート1a,1cの前記l寸
法およびm寸法を一定の発振周波数fが得られるように
決めて打ち抜く。
ついで、第4図の矢印の右,左を比較して見ると分か
るように、プレート1a〜1cを展開した形状に打ち抜き、
かつタイバー5aに連結片5cにより連結した共振線1の前
記プレート1aを基準としてプレート1cを折り曲げる。
続いて、第4図に示す形状から、プレート1bをプレー
ト1aに対してJ字形に折り曲げたのち、連結片5cを切断
し、タイバー5aから共振線1を切り離す。
これら一連の加工工程を、帯状共振線素材5のタイバ
ー5aに予め等間隔をおいて設けられたパイロット穴5bを
利用して行う。
これにより、共振線1のプレート1a,1cのl寸法およ
びm寸法を加工工程中に適正に調整でき、かつ共振線1
を連続的に高能率で成形することが可能となる。
また、前記第4の実施例により、例えば第3図に示す
共振線1のプレート1aに設けられた切り欠き1kの深さを
も容易に調整することができる。
次に、本発明装置の実施例について説明する。
第5図〜第18図は本発明装置の一実施例を示すもの
で、第5図は装置全体の斜視図、第6図は帯状共振線素
材の送り部の拡大縦断側面図、第7図はプレス部の拡大
斜視図、第8図は同プレス部の拡大縦断側面図、第9図
はプレス部の曲げ型と共振線のチャック部の関係を示す
拡大斜視図、第10図は同チャック部の動作説明図、第11
図はチャック部と治具部の関係を示す拡大斜視図、第12
図は挿入ヘッド部の一部破断拡大正面図、第13図は同挿
入ヘッド部の一部破断拡大側面図、第14図は第13図のX
IV−X IV線断面図、第15図,第16図および第17図は同挿
入ヘッド部の動作説明図、第18図はクリンチ部の拡大斜
視図であり、第19図は回路基板に共振線を挿入した状態
の一部破断斜視図である。
<装置の主要構成部> これらの図に示す実施例の共振線の成形,挿入装置
は、第5図に示すように、架台11に取り付けられたプレ
ート21上に設置された帯状共振線素材の送り部Aと、架
台11上に設置されたプレス部Bと、チャック部Cと、治
具部Dと、直交形ロボットEと、挿入ヘッド部Fと、回
路基板搬送部Gと、クリンチ部Hと、管制部Iとを備え
て構成されている。
<この実施例で使用する材料> この実施例において、使用する材料は前記第4図に示
す帯状共振線素材5である。この帯状共振線素材5は、
タイバー5aに等間隔をおいてそれぞれ連結片5cを介して
多数の共振線1を連結して構成されている。前記共振線
1は、プレート1a〜1cを展開した形状に形成され、かつ
リード部1e,1fには予め勾配部gと段差部hが設けられ
ている。また、前記タイバー5aには等間隔をおいてパイ
ロット穴5bが設けられている。
<帯状共振線素材の送り部A> この帯状共振線素材の送り部Aは、第6図に示すよう
に、架台11に固定されたプレート21と、このプレート21
上に固定されたブラケット22と、このブラケット22上に
設置された流体圧シリンダ23と、これに嵌挿されたピス
トンロッド24に取り付けられたブロック25,26の組と、
ブロック26にピン28を介して回動可能に取り付けられか
つ一方向にはブロック25で回動規制された爪27と、この
爪27を押し戻す圧縮ばね29とを備えている。そして、こ
の帯状共振線素材の送り部Aは帯状共振線素材5のパイ
ロット穴5bに爪27の先端部が係合した状態で、流体シリ
ンダ23によりピストンロッド24が矢印aで示す方向に進
出操作されると、前記爪27により帯状共振線素材5を一
定ピッチで間欠的に、プレス部B方向に送り込み、ピス
トンロッド24が後退操作されると、第6図に仮想線で示
すように、爪27が逃げ、パイロット穴5bから外れて次の
パイロット穴5bに臨む位置へ移動するようになってい
る。
<プレス部B> このプレス部Bは、第5図に示すように、架台11上に
固定されたプレス台12と、これに立てられた4本のポス
ト31に固定された天板30とを有している。
また、前記プレス部Bは、第7図および第8図に示す
ように、下プレート32と、これの上面に立てられた2本
のガイドポスト34に昇降可能に取り付けられた上プレー
ト33と、第5図に示す天板30上に設置された流体圧シリ
ンダ35と、前記下プレート32に2本並列に形成された溝
37a,37bに摺動可能に嵌合されたスライダ38a,38bと、共
振線1のプレート1aのl寸法を調整する第1の調整手段
40aと、共振線1のプレート1cのm寸法を調整する第2
の調整手段40bと、前記第1の調整手段40aによって調整
された寸法に前記プレート1aを打ち抜く第1のプレス機
48aと、前記第2の調整手段40bによって調整された寸法
に前記プレート1cを打ち抜く第2のプレート機48bと、
共振線1のプレート1aに対してプレート1bをJ字形に曲
げる第1の曲げ型と、共振線1のプレート1cをプレート
1aに対して直角に折り曲げる第2の曲げ型と、帯状共振
線素材5のタイバー5aから連結片5cの位置で共振線1を
切り離す第3のプレス機63とを備えて構成されている。
前記上プレート33には、第7図に示すように、ジョイ
ント24が設けられている。このジョイント24は、前記第
5図に示す天板30に設置された流体圧シリンダ35と第1,
第2のプレス機48a,48bおよび第3のプレス機とを結ん
でいる。
前記スライダ38a,38bは、スライダ38aについて図示し
た第7図に示すように、押さえ板39により、浮き上がら
ないように押さえられている。他のスライダ38bも同
様、押さえ板により押さえられている。
前記第1,第2の調整手段40a,40bは、第7図および第
8図に示すように、下プレート32の前端部に2個並列に
固定されたブラケット41a,41bと、各スライダ38a,38bの
前端部に組み込まれたナット42a,42bと、前記ブラケッ
ト41a,41bに回転可能に支持されかつ前記ナット42a,42b
に螺合されたねじ軸43a,43bと、各ねじ軸43a,43bに設け
られたつまみ44a,44bと、接触子46a,46bを有しかつ前記
ブラケット41a,41b上に固定されたダイヤルゲージ45a,4
5bと、各スライダ38a,38bの前端部の上部に固定されか
つ前記接触子46a,46bと接触しているL形片47a,47bとを
備えて構成されている。
そして、第1の調整手段40aはつまみ44aを介してねじ
軸43aを順方向または逆方向に回転させることにより、
ナット42aとねじ軸43aのねじ作用でスライダ38aを第8
図に示す矢印b方向に微動調整でき、前記スライダ38a
を介して第1のプレス機48aの作用位置を微動調整し、
その調整量をダイヤルゲージ45aで確認し得るようにな
っている。
また、第2の調整手段40bもつまみ44bを介してねじ軸
43bを順方向または逆方向に回転させることにより、ナ
ット42bとねじ軸43bのねじ作用でスライダ38bを同矢印
b方向に微動調整でき、前記スライダ38bを介して第2
のプレス機48bの作用位置を微動調整し、その調整量を
ダイヤルゲージ45bで確認し得るようになっている。
前記第1のプレス機48aは、第7図および第8図に示
すように、前記スライダ38a上に固定された下型54aと、
前記スライダ38a上に立てられた2本のガイドバー49a,5
0aにガイドブッシュ51a,52aを介して昇降可能に支持さ
れたプレート53aと、ポンチ56aを有しかつ前記プレート
53aの下面に取り付けられた上型55aと、前記プレート53
aに取り付けられかつ上プレート33と接触しているピン5
7aと、ガイドバー49a,50aの外周に介装された圧縮ばね5
8a,59aとを備えて構成されている。
前記第2のプレス機48bも、第7図および第8図に示
すように、前記スライダ38b上に固定された下型54bと、
前記スライダ38b上に立てられた2本のガイドバー49b,5
0bにガイドブッシュ51b,52bを介して昇降可能に支持さ
れたプレート53bと、ポンチ56bを有しかつ前記プレート
53bの下面に取り付けられた上型55bと、前記プレート53
bに取り付けられかつ上プレート33に接触しているピン5
7bと、ガイドバー49b,50bの外周に介装された圧縮ばね5
8b,59bとを備えて構成されている。
そして、前記第1のプレス機48aは、第1の調整手段4
0aにより調整された位置で、前記流体圧シリンダ35を下
降側に動作させるに伴い、ジョイント36を介して上プレ
ート33によりプレート53aが下降操作され、このプレー
ト53aと上型55aとが一緒に下降し、下型54a上に載置さ
れている帯状共振線素材5の共振線1のプレート1aを、
前記下型54aと上型55aとでl寸法に打ち抜き加工するよ
うになっている。
また、前記第2のプレス機48bも、第2の調整手段40b
により調整された位置で、前記流体圧シリンダ35を下降
側に動作させたとき、ジョイント36および上プレート33
を介してプレート53bが下降操作され、同じ帯状共振線
素材5の共振線1のプレート1cを、前記下型54bと上型5
5bとでm寸法に打ち抜き加工するようになっている。
前記第1の曲げ型は、下型である第7図および第9図
に示す曲げ型60と、この曲げ型60上の帯状共振線素材5
の長さ方向と直交する横方向から、共振線1のプレート
1bを曲げる位置に進出する押さえ型(図示せず)と、曲
げ型60の下方より前記プレート1bを曲げる位置に進出し
たのち回動する回動型(図示せず)とを備えて構成され
ている。
そして、この第1の曲げ型は前記押さえ型と回動型と
により共振線1のプレート1bをプレート1aに対してJ字
形に折り曲げるようになっている。
前記第2の曲げ型は、第8図に示すように、上プレー
ト33にブラケット62を介して取り付けられた押さえ型61
と、前記曲げ型60の下方より真っ直ぐ上方に進出する可
動型(図示せず)とを備えて構成されている。
而して、この第2の曲げ型は、前記流体圧シリンダ35
を下降側に動作させると、ジョイント36および上プレー
ト33を介して押さえ型61が曲げ型60上に載置されている
共振線1のプレート1cを折り曲げる位置に下降して押さ
え、ついで曲げ型60の下方より可動型が直進し、この可
動型により共振線1のプレート1cをプレート1aに対して
直角に折り曲げるようになっている。
前記第3のプレス機63は、第9図に示すように、溝65
を有しかつ前記曲げ型60に固定されたダイス64と、前記
上プレート33の下面に取り付けられたポンチ66とを備え
て構成されている。
この第3のプレス機63は、流体圧シリンダ35を下降側
に動作させると、ジョイント36および上プレート33が下
降し、これに伴いポンチ66が下降し、ダイス64の溝65と
ポンチ66とにより帯状共振線素材5のタイバー5aと共振
線1の連結片5cを切断し、タイバー5aから共振線1を切
り離すようになっている。
<チャック部C> このチャック部Cは、第5図に示すように、ベース13
上に固定されかつ左右方向に延びるレール17と、レール
17に沿って移動する形フレーム18と、この形フレー
ム18をレール17に沿って移動させる流体圧シリンダ16
と、前記形フレーム18に取り付けられたロータ支持用
のブロックを前後方向に移動させる流体圧シリンダ20
と、ロータ19と、このロータ19に軸を介して連結された
チャック本体67と、第9図〜第11図に示すように、チャ
ック本体67に開閉可能に設けられた2個一対のチャック
爪68,69とを備えて構成されている。
そして、このチャック部Cは前記第3のプレス機63か
ら第5図に示すごとく、左右方向に後退した位置より流
体圧シリンダ16により形フレーム18とこれに付属の部
材とが一緒に前記第3のプレス機63に接近する方向に移
動操作される。また、前記第3のプレス機63に対応する
位置で、第9図に示すように、チャック爪68,69が開い
た状態で流体圧シリンダ20により前後方向に後退した位
置からロータ19とチャック本体67とチャック爪68,69と
が一緒に前記第3のプレス機63に接近する方向に進出操
作される。さらに、前記第3のプレス機63の位置で、第
10図から分かるように、この第3のプレス機63により帯
状共振線素材5のタイバー5aから切り離された共振線1
のプレート1a,1b間にチャック爪69が挿入され、プレー
ト1bの表側にチャック爪68が配置される。この状態で、
チャック爪68,69が閉操作され、両チャック68,69により
共振線1のプレート1bを把持する。ついで、流体圧シリ
ンダ20によりロータ19とチャック本体67とチャック爪6
8,69と共振線1とが一緒に決められた位置まで後退操作
される。この位置で、ロータ19によりチャック本体67と
チャック爪68,69と共振線1とが一緒に第10図および第1
1図から分かるように、90゜下向きに回動操作される。
これにより、共振線1をリード部1d〜1fを下向きにして
垂直に立て、この状態で治具部Dがチャック部Cに把持
されている共振線1の位置に進出して来たとき、チャッ
ク爪68,69が開操作され、治具部Dに引き渡し、その後
各部材が初期状態に戻るようになっている。
<治具部D> この治具部Dは、第5図に示すように、ベース13上に
固定されかつ前後方向に延びるレール15と、このレール
15に移動可能に設けられた治具本体70と、この治具本体
70とこれに付属の部材を前記チャック部Cに把持されて
いる共振線1から後退した位置より接近する位置へ移動
操作する流体圧シリンダ14と、前記治具本体70上に摺動
可能に取り付けられた2個一対のクランプ爪71,72と、
このクランプ爪71,72の開閉機構とを備えて構成されて
いる。
この治具部Dでは、クランプ爪71,72を開いた状態
で、流体圧シリンダ14により治具本体70とクランプ爪7
1,72とを一緒に、第11図に示すようにチャック部Cで垂
直に立てられた共振線1に接近する位置に移動させる。
この位置でクランプ爪71,72を閉操作し、前記共振線1
のリード部1d,1fをクランプ爪71,72間で挟持し、共振線
1を垂直に立てた状態で受け取る。この状態で、治具部
Dは挿入ヘッド部Fに共振線1を引き渡すまで待機し、
引き渡し後、各部材は初期状態に戻るようになってい
る。
<直交形ロボットE> この直交形ロボットEは、スライド機構、ボールねじ
およびDCモータ(いずれも図示せず)等を備えて構成さ
れている。
前記直交形ロボットEには、第5図に示すように、挿
入ヘッド部Fが取り付けられていて、この挿入ヘッド部
Fを前記治具部Dから共振線1を受け取る位置と、共振
線1の受け取り後、共振線1を回路基板2に組み付ける
位置まで移動させるようになっている。
<挿入ヘッド部F> この挿入ヘッド部Fは、ベース73と、これに昇降可能
に支持されたブロック77と、前記ブロック77に支持され
た回転中空軸81と、前記回転中空軸81にブラケット87と
これに付属の部材を介して取り付けられた2個一対のチ
ャック爪94,95と、このチャック爪94,95の開閉手段と、
前記ブラケット87に取り付けられたフランジ88に、昇降
可能に支持された共振線1の曲げクリンチ時に共振線1
を押さえる手段であるセンタプレート110と、このセン
タプレート110をはさんでその両側に配置されたプッシ
ャ114,115とを備えている。
前記ベース73は、第5図から分かるように、直交形ロ
ボットEの前側端面に固定されている。このベース73に
は、第12図および第13図に示すように、上板74と下板75
とが固定されており、前記上,下板74,75間にはブロッ
ク用のガイドバー76が固定されている。
前記ブロック77は、第12図に示すように、ブッシュ78
を介して前記ガイドバー76に昇降可能に取り付けられて
いる。また、このブロック77は上板74上に固定された流
体圧シリンダ79に嵌挿されたピストンロッド80に連結さ
れている。
前記回転中空軸81は、第12図に示すように、ブロック
77に軸受82,83を介して回転可能に支持されている。こ
の回転中空軸81は、ロータ84の回転軸85に連結されてい
て、軸回りに90゜の範囲で往復回転するようになってい
る。前記ロータ84は、ブロック77の上面に固定されたブ
ラケット86上に設置されている。
前記回転中空軸81の下端部には、別のブラケット87が
連結されている。このブラケット87の下端面には、フラ
ンジ88が取り付けられている。このフランジ88には、回
転中空軸81と直交する方向に対向させて2個一対のプレ
ート89,90が取り付けられている。したがって、前記ブ
ラケット87とフランジ88とプレート89,90は、回転中空
軸85と一緒に回転するようになっている。
前記プレート89,90には、第12図に示すように、軸91
が取り付けられている。
前記軸91には、2個一対のチャックホルダ92,93が支
持されている。このチャックホルダ92,93には、第12図
に示すように、チャック爪94,95が取り付けられてい
る。前記軸91の外周には、チャックホルダ92,93を介し
てチャック爪94,95を押し開く圧縮ばね96が設けられて
いる。
前記ブラケット87に取り付けられたフランジ88には、
第12図に示すように、流体圧シリンダ97が設置されてい
る。この流体圧シリンダ97に嵌挿されたピストンロッド
98には、カムプレート99が連結されている。このカムプ
レート99は、前記フランジ88に取り付けられた2本のガ
イドブッシュ100と、カムプレート99に取り付けられた
2本のガイド軸101を介して回転中空軸81の軸方向に真
っ直ぐに移動するように案内されている。前記カムプレ
ート99の下面には、第12図に示すように、前記チャック
爪94,95に対応させて、傾斜カム102,103が取り付けられ
ている。一方、前記チャックホルダ92,93の上端部に
は、カムフォロア104,105が設けられている。このカム
フォロア104,105は、前記傾斜カム102,103のカム面に接
している。これにより、前記流体圧シリンダ97を下降側
に動作させると、ピストンロッド98とカムプレート99と
傾斜カム102,103とが一緒に下降し、傾斜カム102,103の
カム面でカムフォロア104,105を寄り合う方向に押し、
このカムフォロア104,105とチャックホルダ92,93を介し
てチャック爪94,95を閉じ、チャック爪94,95により共振
線1をプレート1a,1bの外側から把持するようになって
いる。
前記ブラケット87に取り付けられたフランジ88の上面
中央には、第13図および第14図に示すように、載置台10
6が取り付けられている。この載置台106には、流体圧シ
リンダ107が設置されている。前記流体圧シリンダ107に
嵌挿されたピストンロッド108の下端部には、第14図に
示すように、ジョイント109によりセンタプレート110が
連結されている。前記センタプレート110は、チャック
爪94,95により共振線1を把持する前に、チャック爪94,
95の先端部より突出され、共振線1のプレート1a,1b間
に挿入され、チャック爪94,95の治具として働くように
なっている。また、センタプレート110は回路基板2に
形成されたリード挿通用穴に共振線1のリード部を挿入
後、そのリード部を曲げクリンチするとき、共振線1の
プレート1a,1b間に挿入された状態で、共振線1の浮き
上がりを押さえるようになっている。
一方、前記ブラケット87に取り付けられたフランジ88
の下面には、第13図に示すように、別の流体圧シリンダ
11が取り付けられている。この流体圧シリンダ111に嵌
挿されたピストンロッド112の上端部には、平面から見
てほぼ回字形のプレート113が取り付けられており、こ
のプレート113は前記センタプレート110の方向に延びて
いる。前記プレート113の下面には、第14図に示すよう
に、センタプレート110をはさんでその両側に配置され
たプッシャ114,115が取り付けられている。このプッシ
ャ114,115は、前記フランジ88の下面に取り付けられた
ガイドブッシュ116により案内されるようになってい
る。そして、前記プッシャ114,115は回路基板2に共振
線1を組み付けるとき、共振線1のプレート1a,1bをそ
の上端部から押すようになっている。
<回路基板搬送部G> この回路基板搬送部Gは、第5図に示すように、架台
11上に2本平行に架設された搬送レール117,118と、流
体圧シリンダ等の直線駆動源に連結されたプッシャ(図
示せず)とを備えている。
前記搬送レール117,118は、チャンネル形のレールを
対向させて配置され、回路基板2の両端部を支持し、前
後方向の前方から後方に回路基板2をガイドするように
なっている。
前記プッシャは、回路基板2を搬送レール117,118の
前方からクリンチ部Hが待機している共振線1の組み付
け位置に押し込み、一時その位置に停止させる。つい
で、回路基板2に共振線1を組み付け後、その組み立て
体を組み付け位置の後方へ押し出す。その後、初期位置
へ戻るようになっている。
<クリンチ部H> このクリンチ部Hは、第5図から分かるように、回路
基板2への共振線1の組み付け位置に配置されている。
前記クリンチ部Hは、第18図に示すように、ベースプ
レート119と、これに支持されたスライダ120と、このス
ライダ120に取り付けられた昇降プレート121と、この昇
降プレート121の前面側に配置されたクリンチピン124
と、同じスライダ120に開閉可能に支持されたクリンチ
爪127,128とを備えている。
前記ベースプレート119は、第5図に示す架台11上に
垂直に取り付けられている。このベースプレート119の
前端面には、スライダ122が垂直に支持されている。
前記スライダ120の前面側には、第18図に示すよう
に、昇降プレート121が取り付けられており、この昇降
プレート121は前記スライダ120を介して真っ直ぐに昇降
可能に支持されている。前記昇降プレート121は、固定
部材に取り付けられた流体圧シリンダ122に嵌挿された
ピストンロッド123の上端部に連結されている。
前記クリンチピン124には、傾斜カム面125が形成され
ている。このクリンチピン124は、前記昇降プレート121
に搭載された流体圧シリンダ126により昇降操作される
ようになっている。
前記クリンチ爪127,128は、第18図に示すように、昇
降プレート121の前面側に、左右に間隔をおいて配置さ
れ、それぞれピン129を介して回動可能に支持されてい
る。前記クリンチ爪127,128は、引っ張りばね130によ
り、開方向に付勢されている。
前記クリンチ爪127,128の下端部には、第18図に示す
ごとく、カムフォロア131,132が設けられている。この
カムフォロア131,132は、前記クリンチピン124に形成さ
れた傾斜カム面125に接している。
前記クリンチ部Hでは、共振線1のリード部1e,1fの
クリンチ時に、流体圧シリンダ122が上昇側に動作し、
スライダ120と昇降プレート121と他の流体圧シリンダ12
6とクリンチピン124と開いた状態のクリンチ爪127,128
とが一緒にクリンチ位置へ上昇操作される。この位置
で、流体圧シリンダ126を上昇側に動作させると、クリ
ンチピン124が上昇操作され、その傾斜カム125およびカ
ムフォロア131,132によりクリンチ爪127,128が閉操作さ
れる。前記クリンチ爪127,128を閉じることにより、第1
7図に示すように、共振線1のリード部1e,1fを曲げクリ
ンチする。この曲げクリンチ終了後、流体圧シリンダ12
6,122が順次下降側に動作し、各部材が初期状態に戻
る。
<管制部I> この管制部Iは、各流体圧シリンダやロータ等の駆動
源に指令を送り、また各部から動作終了信号を取り込
み、各部材を予め決められたシーケンスに従って動作さ
せるようになっている。
<装置全体の動作> 前記実施例の共振線の成形・組み付け装置では、帯状
共振線素材の送り部Aにより、予め展開された外形に成
形された共振線1を連結片5cを介してタイバー5aに連結
した帯状共振線素材5を、第6図に示すように、前記タ
イバー5aに設けられたパイロット穴5bを利用して、一定
ピッチでプレス部Bに間欠的に送り込む。
前記プレス部Bでは、予め検知された可変容量ダイオ
ードの特性に合わせて、第1,第2の調整手段40a,40bに
より、共振線1のプレート1a,1cのl寸法およびm寸法
が調整され、プレート1a,1cを決められたl寸法および
m寸法に打ち抜くべく予め準備されている。この調整
は、第7図および第8図に示すように、第1,第2の調整
手段40a,40bのつまみ44a,44bをそれぞれ順方向または逆
方向に回転させて行う。前記つまみ44a,44bを回転させ
ると、ねじ軸43a,43bとナット42a,42bのねじ作用でスラ
イダ38a,38bが前後方向に微動送りされる。これによ
り、タイバー5aに連結されている共振線1に対して、前
記スライダ38a,38bに搭載された第1,第2のプレス機48
a,48bの作用位置が微調整される。その調整量は、それ
ぞれダイヤルゲージ45a,45bを読み取ることにより、確
認することができる。
前記第1,第2のプレス機48a,48bの下型54a,54b上にタ
イバー5aに連結されている共振線1が載置されたとき、
第5図に示す流体圧シリンダ35が下降側に動作すべく駆
動される。
これにより、前記流体圧シリンダ35に接続されたジョ
イント36を介して、第7図および第8図に示す上プレー
ト33が下降操作され、この上プレート33により第1,第2
のプレス機48a,48bのプレート53a,53bと上型55a,55bと
ポンチ55a,56bとが一緒に下降し、下型54a,54bと上型55
a,55bのポンチ56a,56bとでタイバー5aに連結されている
共振線1のプレート1a,1cを前記調整されたl寸法およ
びm寸法に打ち抜く。
前記共振線1のプレート1a,1cを打ち抜き成形後、流
体圧シリンダ35が上昇側に動作すべく駆動され、上プレ
ート33と第1,第2のプレス機48a,48bのプレート53a,53b
と上型55a,55bとポンチ56a,56bとが初期状態に戻る。
次に、前記帯状共振線素材の送り部Aにより、タイバ
ー5aに連結されている共振線1をプレス部Bの第1,第2
の曲げ型に送る。
前記第1の曲げ型では、共振線1の折り曲げるべきプ
レート1bの折り曲げ位置に水平方向から押さえ型(図示
せず)を進出させ、ついで回動型(図示せず)を下方よ
り進出させるとともに回動させ、共振線1のプレート1a
に対してプレート1bをJ字形に折り曲げる。
また、前記第2の曲げ型では、共振線1の折り曲げる
べきプレート1cの折り曲げ位置に、上プレート33に取り
付けられた押さえ型61を下降させ、下方から曲げ型(図
示せず)を直進させ、共振線1のプレート1aに対してプ
レート1cを直角に折り曲げる。
前記第1,第2の曲げ型で共振線1のプレート1b,1cを
それぞれ折り曲げ後、各部材を初期状態に戻す。
ついで、帯状共振線素材の送り部Aにより、タイバー
5aに連結されている共振線1をプレス部Bの第3のプレ
ス機63に送る。
この第3のプレス機63では、前記上プレート33を介し
てポンチ66を下降させ、ダイス64の溝65とポンチ66とに
より、タイバー5aと共振線1とを連結している連結片5c
を切断し、タイバー5aから共振線1を切り離す。
前記連結片5cを切断後、上プレート33を介してポンチ
66を初期状態に戻す。
次に、前記第3のプレス機63の位置に、チャック部C
を移動させる。この移動は、チャック爪68,69を開いた
状態で、第5図に示す流体圧シリンダ16を往き側に動作
させ、レール17に沿って形フレーム18と他の流体圧シ
リンダ20とロータ19と第9図に示すチャック本体67とこ
れらに付属の部材とを一緒に移動させて行う。
前記チャック部Cは、第9図に示すように、チャック
本体67に取り付けられたチャック爪68,69が開いた状態
で前記第3のプレス機63の位置へ進出し、チャック爪69
を切り離された共振線1のプレート1a,1b間に挿入し、
チャック爪68をプレート1bの表面側に配置した状態で、
チャック爪68,69を閉じ、共振線1を把持する。
前記チャック爪68,69が共振線1を把持後、第10図に
示すように、チャック本体67を治具部Dが待機している
位置へ後退させる。ついで、第5図に示すロータ19によ
りチャック本体67を90゜下向きに回動させ、第11図に示
すように、共振線1をリード部1d〜1fを下向きにして垂
直状態に立てる。
前記治具部Dは、チャック部Cが共振線1を把持すべ
く動作している間に、第11図に示すように、クランプ爪
71,72が開いた状態で予め決められた位置に移動し、待
機している。治具部Dの移動は、第5図に示す流体圧シ
リンダ14を往き側に動作させ、レール15に沿って治具本
体70とこれに付属の部材とを一緒に移動させて行う。
前記開いた状態のクランプ爪71,72間に、チャック爪6
8,69により垂直に把持された共振線1のリード部1d〜1f
が挿入されたのち、クランプ爪71,72を閉じてクランプ
する。クランプ爪71,72で共振線1をクランプ後、チャ
ック爪68,69を開き、共振線1を治具部Dに引き渡した
のち、チャック部Cの各部材を初期状態に戻す。
次に、第5図に示す直交形ロボットEにより挿入ヘッ
ド部Fを、治具部Dのクランプ爪71,72で垂直に保持さ
れている共振線1の方向に移動させる。この時点では、
第12図および第13図に示すように、挿入ヘッド部Fのブ
ロック77は上昇しており、チャック爪94,95は開いてお
り、センタプレート110とプッシャ114,115とは上昇して
いる。
前記挿入ヘッド部Fを治具部Dのクランプ爪71,72で
垂直に保持されている共振線1に対応する位置に移動さ
せたのち、流体圧シリンダ79によりブロック77とこれに
付属の部材とを予め決められた位置まで下降させる。
ついで、第12図〜第14図に示す流体圧シリンダ107を
下降側に動作させ、センタプレート110をチャック爪94,
95の先端部より突出させる。この状態から、前記流体圧
シリンダ79をさらに下降側に動作させ、ブロック77とこ
れに付属の部材とを下降させ、第15図に示すように、前
記センタプレート110を共振線1のプレート1a,1b間に挿
入し、共振線1に対してチャック爪94,95を位置決めす
る。
ついで、流体圧シリンダ97を下降側に動作させ、カム
プレート99と傾斜カム102,103とを下降させる。これに
より、傾斜カム102,103によりカムフォロア104,105が互
いに寄り合う方向に押され、チャックホルダ92,93を介
してチャック爪94,95が閉じられ、チャック爪94,95で共
振線1のプレート1a,1bを把持する。
前記挿入ヘッド部Fのチャック爪94,95で共振線1を
把持したのち、治具部Dのクランプ爪71,72を開き、治
具部Dの各部材を初期状態に戻す。
ついで、挿入ヘッド部Fの流体圧シリンダ79を上昇側
に動作させ、ブロック77とこれに付属の部材とチャック
爪94,95に把持されている共振線1とをいったん決めら
れた位置まで上昇させ、直交形ロボットEにより挿入ヘ
ッド部Fを回路基板2に共振線1を組み付ける位置、つ
まりクリンチ部Hの上方に移動させる。
少なくとも前記挿入ヘッド部Fが回路基板2に共振線
1を組み付ける位置へ移動するまでに、回路基板搬送部
Gにより、共振線1を組み付ける位置へ回路基板2を搬
送し、その位置に一時停止させる。
ついで、挿入ヘッド部Fの第13図,第14図に示すロー
タ84を駆動し、回転中空軸81とこれに付属の部材とを介
して90゜回転させ、回路基板2に対して共振線1の組み
付け方向を合わせる。
次に、挿入ヘッド部Fの流体圧シリンダ79を再び下降
側に動作させ、ブロック77とこれに付属の部材を介し
て、回路基板2に形成されているリード挿通用穴2d〜2f
に共振線1に設けられているリード部1d〜1fを僅かに差
し込んだ位置で流体圧シリンダ79の動作を止め、ブロッ
ク77を決められた位置で停止させる。この状態で、プレ
ート113を介してプッシャ114,115を下降させ、第16図に
示すように、プッシャ114,115により共振線1のプレー
ト1a,1bの上端部を押し、回路基板2に形成されている
リード挿通用穴2d〜2fに共振線1に設けられているリー
ド部1d〜1fを挿入する。このとき、リード部1e,1fに勾
配部gを形成し、リード挿通用穴2e,2fにリード部1e,1f
を圧入するように形成しているので、第19図に示すよう
に、回路基板2に対して共振線1の傾きを防ぎ真っ直ぐ
に挿入することができる。
前記回路基板2に形成されたリード挿通用穴2e,2fに
共振線1のリード部1d〜1fを挿入後、挿入ヘッド部Fの
流体圧シリンダ97を上昇側に動作させ、カムプレート99
と傾斜カム102,103とを上昇させ、チャック爪94,95を開
く。また、流体圧シリンダ111を上昇側に動作させ、プ
ッシャ114,115を上昇させる。ただし、センタプレート1
10は共振線1のプレート1a,1b間に挿入したままにして
おく。
ついで、クリンチ部Hの流体圧シリンダ122を上昇側
に動作させ、スライダ120と昇降プレート121とこれに付
属の部材を上昇させ、共振線1のリード部1e,1fにクリ
ンチ爪127,128が対応する位置で停止させる。そして、
流体圧シリンダ126を上昇側に動作させ、クリンチピン1
24の傾斜カム面125でカムフォロア131,132を押し、第17
図に示すように、クリンチ爪127,128によりリード部1e,
1fを曲げクリンチする。このとき、共振線1をセンタプ
レート110で押さえ、共振線1の浮き上がりを防止して
いるので、回路基板2に共振線1を正確に組み付けるこ
とができる。また、前記リード部1e,1fの勾配部gの直
上に段差部hを設けているので、リード部1e,1fに勾配
部gを形成していても、リード部1e,1fを容易にかつ正
確に曲げクリンチすることが可能である。
共振線1のリード部1e,1fを曲げクリンチしたのち、
挿入ヘッド部Fおよびクリンチ部Hの各部材を初期状態
に戻す。
また、回路基板2と共振線1の組み付け体を回路基板
搬送部Gのプッシャ(図示せず)により外部に押し出
す。
以上の動作を、予め決められたシーケンスに従って、
管制部Iで繰り返し行うことにより、回路基板2に共振
線1を全自動的に次々と組み付けることができる。
<他の実施例> 本発明装置の他の実施例として、上プレート33に、第
3図(a)に示す切り欠き1kを打ち抜く型や、第3図
(b)に示す長穴1oを打ち抜く型を取り付けてもよい。
また、これらの型を、予め検知された可変容量ダイオー
ドの特性に合わせて、切り欠き1kや長穴1oの大きさを変
えられるように、容易に交換可能に構成してもよい。
さらに、各部の構造も、図面に示す実施例に限らず、
所期の機能を有する構造であればよい。
[発明の効果] 以上説明した本発明の請求項1記載の方法によれば、
共振線と可変容量ダイオードと他の電子部品とで構成さ
れる周波数発振回路における前記可変容量ダイオードの
特性を検知し、その特性に合わせて共振線のプレートの
寸法と形状の少なくとも一つを変え、前記共振線のイン
ダクタンス値を調整したのち、回路基板に形成されたリ
ード挿通用穴に、共振線に設けられたリード部を挿入
し、そのリード部を曲げクリンチするようにしているの
で、可変容量ダイオードの特性のばらつきを吸収し、一
定の共振周波数を得ることができ、したがって回路基板
へ共振線を組み付けるときの調整工数および挿入工数と
も低減し得る効果がある。
また、本発明の請求項2記載の方法によれば、タイバ
ーに、プレートを展開した形状でかつプレートにリード
部を設けた共振線をそれぞれ連結片を介して多数連結し
た帯状共振線素材を用い、かつ可変容量ダイオードの特
性を検知し、その特性に合わせて共振線のプレートの寸
法と形状の少なくとも一つを変え、前記共振線のインダ
クタンス値を調整し、ついで必要なプレートを折り曲げ
たのち、連結片を切断してタイバーから共振線を切り離
し、回路基板に形成されたリード挿通用穴に共振線に設
けられた前記リード部を圧入し、曲げクリンチするよう
にしているので、可変容量ダイオードの特性に合わせ
て、共振線を正確にかつ能率よく成形し得る効果があ
る。
さらに、本発明の請求項3記載の方法によれば、前記
共振線のリード部に、回路基板に形成されたリード挿通
用穴に圧入される形状の勾配部を形成しているので、回
路基板に対して共振線の傾きを防止することができ、し
たがって回路基板に対して共振線を極めて正確に組み付
け得る効果がある。
そして、本発明の請求項4記載の装置によれば、共振
線を成形するプレス部と、このプレス部から共振線を取
って回路基板への組み付け位置まで搬送し、かつ回路基
板に形成されたリード挿通用穴に、共振線に設けられた
リード部を位置合わせして挿入する挿入ヘッド部と、前
記リード挿通用穴に挿入されたリード部を曲げクリンチ
するクリンチ部とを配備するとともに、前記プレス部
に、共振線のプレートの寸法と形状の少なくとも一つを
調整する調整手段を設け、この調整手段に、共振線のプ
レートを打ち抜くプレス機を連動させるように構成して
おり、プレス部に設けられた調整手段により、共振線の
プレートの寸法と形状の少なくとも一つを調整し、この
調整手段に共振線のプレートを打ち抜くプレス機を連動
させるようにしているので、可変容量ダイオードの特性
に合わせて一定の共振周波数が得られるように、共振線
を正確に成形し得る効果があり、共振線の成形,回路基
板に形成されたリード挿通用穴と共振線に設けられたリ
ート部との位置合わせ,前記リード挿通用穴へのリード
部の挿入およびリード部の曲げクリンチに至る作業を全
て自動的に行い得る効果がある。
また、本発明の請求項5記載の装置によれば、前記プ
レス部の前段に、タイバーにプレートを展開した形状の
共振線をそれぞれ連結片を介して多数連結した帯状共振
線素材を、一定ピッチで送り込む帯状共振線素材の送り
部を配備するとともに、前記プレス部に前記連結片を切
断するプレス機を設けており、前記帯状共振線素材の送
り部によりタイバーにプレートを展開した形状の共振線
をそれぞれ連結片を介して多数連結した帯状共振線素材
をプレス部へ一定ピッチで送り込むようにしているの
で、共振線の成形をより一層能率的に行い得る効果があ
る。
さらに、本発明の請求項6記載の装置によれば、前記
挿入ヘッド部に、共振線のリード部の曲げクリンチに共
振線の浮き上がりを押さえる押さえ部材を付設している
ので、前記押さえ部材により、共振線のリード部の曲げ
クリンチ時に、共振線の浮き上がりを防止するようにし
ているので、回路基板に対して共振線を極めて正確に取
り付け得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明方法の実施例を示すもので、第
1図は本発明方法で対象とする共振線とこれを組み付け
る回路基板との関係を示す斜視図、第2図は回路基板に
共振線を組み付けた状態の斜視図、第3図は本発明方法
で対象とする共振線の斜視図、第4図は共振線を展開し
た斜視図、第5図〜第18図は本発明装置の一実施例を示
すもので、第5図は装置全体の斜視図、第6図は帯状共
振線素材の送り部の拡大縦断側面図、第7図はプレス部
の拡大斜視図、第8図は同プレス部の拡大縦断側面図、
第9図はプレス部の曲げ型と共振線のチャック部の関係
を示す拡大斜視図、第10図は同チャック部の動作説明
図、第11図はチャック部と治具部の関係を示す拡大斜視
図、第12図は挿入ヘッド部の一部破断拡大正面図、第13
図は同挿入ヘッド部の一部破断拡大側面図、第14図は第
13図のX IV−X IV線断面図、第15図,第16図および第17
図は同挿入ヘッド部の動作説明図、第18図はクリンチ部
の拡大斜視図であり、第19図は回路基板に共振線を挿入
した状態の一部破断斜視図である。 1……共振線、1a〜1c……プレート、1d〜1f……リード
部、g……勾配部、h……段差部、2……回路基板、2d
〜2f……リード挿通用穴、5……帯状共振線素材、5a…
…タイバー、5b……パイロット穴、5c……タイバーと共
振線の連結片、11……架台、A……帯状共振線素材の送
り部、21……ベースプレート、23……流体圧シリンダ、
25,26……ブロック、27……爪、B……プレス部、32…
…下プレート、33……上プレート、35……流体圧シリン
ダ、38a,38b……スライダ、40a,40b……第1,第2の調整
手段、48a,48b……第1,第2のプレス機、63……第3の
プレス機、C……チャック部、67……チャック本体、6
8,69……チャック爪、D……治具部、70……治具本体、
71,72……クランプ爪、E……直交形ロボット、F……
挿入ヘッド部、37……ベース、77……ブロック、79……
流体圧シリンダ、81……回転中空軸、84……ロータ、9
2,93……チャックホルダ、94,95……チャック爪、97…
…流体圧シリンダ、102,103……傾斜カム、104,105……
カムフォロア、107……流体圧シリンダ、110……センタ
プレート、111……流体圧シリンダ、114,115……プッシ
ャ、G……回路基板搬送部、117,118……搬送レール、
H……クリンチ部、119……ベースプレート、120……ス
ライダ、121……昇降プレート、122……流体圧シリン
ダ、124……クリンチピン、125……傾斜カム面、126…
…流体圧シリンダ、127,128……クリンチ爪、131,132…
…カムフォロア、I……管制部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H03H 7/01 H04B 1/18 C H04B 1/18 H01F 15/10 D (72)発明者 山内 徹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所生産技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭61−90320(JP,U) 実開 平1−86304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03J 1/00 H01P 7/00 H04B 1/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共振線と可変容量ダイオードと他の電子部
    品とで構成される周波数発振回路における前記可変容量
    ダイオードの特性を検知し、その特性に合わせて共振線
    のプレートの寸法と形状の少なくとも一つを変え、前記
    共振線のインダクタンス値を調整したのち、回路基板に
    形成されたリード挿通用穴に、共振線に設けられたリー
    ド部を挿入し、そのリード部を曲げクリンチすることを
    特徴とする共振線の成形・組み付け方法。
  2. 【請求項2】タイバーに、プレートを展開した形状でか
    つプレートにリード部を設けた共振線をそれぞれ連結片
    を介して多数連結した帯状共振線素材を用い、かつ可変
    容量ダイオードの特性を検知し、その特性に合わせて共
    振線のプレートの寸法と形状の少なくとも一つを変え、
    前記共振線のインダクタンス値を調整し、ついで必要な
    プレートを折り曲げたのち、連結片を切断してタイバー
    から共振線を切り離し、回路基板に形成されたリード挿
    通用穴に共振線に設けられた前記リード部を圧入し、曲
    げクリンチすることを特徴とする共振線の成形・組み付
    け方法。
  3. 【請求項3】前記共振線のリード部に、回路基板に形成
    されたリード挿通用穴に圧入される形状の勾配部を形成
    したことを特徴とする請求項1または2記載の共振線の
    成形・組み付け方法。
  4. 【請求項4】共振線を成形するプレス部と、このプレス
    部から共振線を受け取って回路基板への組み付け位置ま
    で搬送し、かつ回路基板に形成されたリード挿通用穴
    に、共振線に設けられたリード部を位置合わせして挿入
    する挿入ヘッド部と、前記リード挿通用穴に挿入された
    リード部を曲げクリンチするクリンチ部とを配備すると
    ともに、前記プレス部に、共振線のプレートの寸法と形
    状の少なくとも一つを調整する調整手段を設け、この調
    整手段に、共振線のプレートを打ち抜くプレス機を連動
    させたことを特徴とする共振線の成形・組み付け装置。
  5. 【請求項5】前記プレス部の前段に、タイバーにプレー
    トを展開した形状の共振線をそれぞれ連結片を介して多
    数連結した帯状共振線素材を、一定ピッチで送り込む帯
    状共振線素材の送り部を配備するとともに、前記プレス
    部に前記連結片を切断するプレス機を設けたことを特徴
    とする請求項4記載の共振線の成形・組み付け装置。
  6. 【請求項6】前記挿入ヘッド部に、共振線のリード部の
    曲げクリンチ時に共振線の浮き上がりを押さえる押さえ
    部材を付設したことを特徴とする請求項4記載の共振線
    の成形・組み付け装置。
JP9656090A 1990-04-13 1990-04-13 共振線の成形・組み付け方法および装置 Expired - Lifetime JP3039869B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9656090A JP3039869B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 共振線の成形・組み付け方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9656090A JP3039869B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 共振線の成形・組み付け方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03296317A JPH03296317A (ja) 1991-12-27
JP3039869B2 true JP3039869B2 (ja) 2000-05-08

Family

ID=14168432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9656090A Expired - Lifetime JP3039869B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 共振線の成形・組み付け方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3039869B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03296317A (ja) 1991-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0493411B1 (en) Method and apparatus for aligning mating form tools
US6810581B2 (en) Crimping apparatus for sub-harness production employing movable connector tables securable to frame members
EP0046076A1 (en) Manufacturing a wiring harness
JPH05331788A (ja) ワイヤ圧着装置
CN213410182U (zh) 转盘式电感引脚成型机
WO2018019504A1 (de) Vorrichtung zum praegen und durchstanzen eines werkstuecks
CN116937285B (zh) 一种插针的成型设备及其方法
CN111817107A (zh) 一种接线端子弯曲装置及折弯方法
CN215815588U (zh) 电子元件绕线切割一体机
JP3039869B2 (ja) 共振線の成形・組み付け方法および装置
CN112845963B (zh) 一种元件整形及切断装置
JPH10244318A (ja) プレス成形方法および装置
US20020076990A1 (en) Apparatus for processing a stacked-type connector of a wire harness, a housing holder, apparatus and method and for stacking housings of a stacked-type connectors, and apparatus for pressing a joint portion of stacked-type connector
US4372044A (en) Method of and apparatus for straightening terminal pins
JPH07201444A (ja) 電気端子アプリケ−タ
CN111958684A (zh) 一种冲压连续模具定数裁切机构
KR0131199B1 (ko) 전해콘덴서용 리드선조립장치
CN215697414U (zh) 一种铆压装置
US20010028250A1 (en) Conductivity testing method for a sub-harness and a sub-harness manufacturing apparatus
US4494033A (en) Thin lead suspension for a piezoelectric resonator
EP0156150A2 (de) Vorrichtung zur automatischen Verarbeitung elektrischer Bauelemente
US5347899A (en) Slot cutter
US3641650A (en) Machine for assembling a connecting device to an electrical device
US4964200A (en) Lead making machine having improved crimping presses and actuating mechanism
EP0708505B1 (en) Wire transfer assembly for use in a multiple wire termination apparatus