JP3039543U - 空気清浄器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】空気清浄器の電極の着脱可能で、電極のクリー
ニングが簡単で、電極を取り外しを安全に行うことがで
きる空気清浄器を提供する。 【解決手段】受電側電極板６は、平板状の電極からな
り、上側ケース２および下側ケース４の間には、受電側
電極板６を外部から差し込み可能な挿入用口３が形成さ
れ、上側ケース２および下側ケース４内には、受電側電
極板６を案内する案内手段が形成され、放電側電極板８
がケースの挿入用口３から挿入されて当該ケースに装着
されると、受電側電極板６を直流電源１４に電気的に接
続するコイルばね１０を有するものとした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、空気清浄器に関するものであり、特に、オゾンとマイナスイオンと を発生させて、空気中に存在する細菌を殺菌したり、臭いの成分を分解したり、 空気中の塵を電極部に吸着したりして空気を清浄する空気清浄器に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

離間する２つの電極間に高電圧を印加して、一方の電極から他方の電極に放電 を生じさせることにより、オゾンおよびマイナスイオンを発生させ、このオゾン およびマイナスイオンによって空気中に存在する細菌を殺菌したり、臭いの成分 を分解したり、空気中の塵を電極部に吸着したりして空気を清浄する空気清浄器 が知られている。 従来、この種の空気清浄器においては、例えば、一方の電極を針状の突起部を 有する電極で構成し、他方の電極をコイル状に形成し、一方の電極の突起部にコ イル状の他方の電極を離間した状態で配置し、両電極間に高電圧を印加すること により、オゾンおよびマイナスイオンを発生させていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のような構成の空気清浄器では、電極間に高電圧を印加して空気清浄を行 うと、上記したコイル状の電極には序々に粉塵等の汚れが付着していく。 このため、コイル状の電極をクリーニングする必要がある。 しかしながら、従来においては、コイル状の電極は空気清浄器のケース内に設 置されているため、空気清浄器を分解して、コイル状の電極を取り外す必要があ り、労力や時間を要するという不利益があった。 また、取り外した電極がコイル状の電極であるため、汚れがとれにくいという 不利益もあった。 さらに、上記のような空気清浄器は、電極間に高電圧を印加する電源を有して いるため、空気清浄器を分解する際に誤って感電するおそれがあるという不利益 があった。

【０００４】 本考案は、かかる従来の不利益を解消するためになされたものであって、空気 清浄器の電極の着脱可能で、電極のクリーニングが簡単で、電極を取り外しを安 全に行うことができる空気清浄器を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る空気清浄器は、第１の電極と、オゾンおよび負イオンまたはいず れか一方を発生させる放電条件で規定される所定間隔を隔てて前記第１の電極と 離間する第２の電極と、前記第１および第２の電極間に電圧を印加して前記第１ の電極から第２の電極に放電させる電圧印加手段と、前記第１および第２の電極 および電圧印加手段を内部に収容する絶縁性のケースとを有し、前記第２の電極 が前記ケースから着脱自在に設けられている。

【０００６】 本考案に係る空気清浄器では、ケースに対して他方の電極が着脱自在であるた め、電極の離脱に労力や時間を要することがなく、当該電極を容易にクリーニン グすることができる。

【０００７】 また、本考案に係る空気清浄器は、好ましくは、前記第１の電極は前記第２の 電極方向に突出する少なくとも一の突起部を有し、前記第２の電極は、平板状の 電極からなり、前記突起部に対向する位置に貫通孔が形成されている。 また、前記ケースには、好ましくは、前記第２の電極を当該ケースの外部から 差し込み可能な挿入用口が形成され、前記ケース内には、前記第２の電極を挿入 方向に案内する案内手段が形成され、前記第２の電極が前記ケースの挿入用口か ら挿入されて当該ケースに装着されると、当該第２の電極を前記電圧印加手段に 電気的に接続する接続手段を有する。

【０００８】 本考案に係る空気清浄器では、電極が平板状になっていることから、ケースか ら電極を離脱するのが非常に簡単であり、離脱された当該電極のクリーニングは 非常に簡単である。 また、本考案に係る空気清浄器は、平板状の電極を挿入すると、空気清浄器が 動作可能な状態となり、平板状の電極を挿入用口から抜き取ると、空気清浄器が 動作不能な状態となる。このため、電極の着脱が容易であり、かつ着脱作業を安 全に行うことができる。 また、ケースの挿入用口は、平板状の電極を挿入するものであるため、空気清 浄器の内部に人体の一部が触れることはなく、電極をケースから離脱する際に感 電することがなく安全である。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係る空気清浄器の実施の形態について図面を参照して詳細に説 明する。 図１は、本考案に係る空気清浄器の一実施形態の外観を示す斜視図であり、図 ２は、本考案に係る空気清浄器の一実施形態の内部構成を示す斜視図である。 図１および図２において、空気清浄器１は、上側ケース２、下側ケース４、摺 動部５、受電側電極板６、放電側電極板８、コイルばね１０、コイルばね１２、 直流電源１４、発生量切替スイッチ１６、電源スイッチ１８から基本的に構成さ れている。

【００１０】 上側ケース２は、例えば、絶縁性のプラスチック等の樹脂から形成することが でき、空気清浄器１内で発生したオゾンおよびマイナスイオンを外部に放出する ための通気孔２ａが形成されている。 下側ケース４は、上側ケース２と同様に、例えば、絶縁性のプラスチック等の 樹脂から形成することができ、上側ケース２と嵌合固定が可能になっている。

【００１１】 下側ケース内には、受電側電極板６、放電側電極板８、コイルばね１０、コイ ルばね１２、直流電源１４、発生量切替スイッチ１６および電源スイッチ１８が 収容されている。 直流電源１４は、互いに離間して配置された受電側電極板および放電側電極板 ８の間に、例えば、７０００Ｖの高電圧を印加可能になっている。この直流電源 １４は、例えば、通常の１００Ｖの家庭用電源を直流電源１４内に具備するトラ ンスで昇圧することにより上記のような高電圧を印加することができるようにな っている。

【００１２】 電源スイッチ１８は、直流電源１４をオンおよびオフするスイッチである。 発生量切替スイッチ１６は、受電側電極板６および放電側電極板８間に印加す る電圧を切り換えるスイッチである。すなわち、受電側電極板６および放電側電 極板８間に印加する電圧を低く設定すると、発生するオゾンおよびマイナスイオ ンの量が減少し、電圧を高く設定すると発生するオゾンおよびマイナスイオンの 量が増加する。具体的には、発生量切替スイッチ１６の切替により、受電側電極 板６および放電側電極板８間に分圧される抵抗の抵抗値が切り替わるようになっ ている。

【００１３】 放電側電極板８は、所定の間隔で４つの突起部８ａが形成された平板状の電極 である。放電側電極板８は、例えば、ステンレス等の導電性を有する金属材料か ら形成することができる。なお、放電側電極板８の突起部８ａは、放電側電極板 ８の一部を折り曲げることにより形成することができる。

【００１４】 受電側電極板６は、平板状の電極であり、貫通孔６ａが上記の放電側電極板８ の突起部８ａに対向する位置に形成されている。また、受電側電極板６の一端部 には、例えば、絶縁性のプラスチック等の樹脂で形成することができる把手部６ ｂが設けられている。なお、受電側電極板６は、上記した放電側電極板８と同じ く、例えばステンレス等の導電性を有する金属材料から形成することができる。

【００１５】 受電側電極板６は、図３に示すように、上側ケース２と下側ケース４との間に 形成された矩形状の挿入用口３を通じて、上側ケース２を下側ケース４に装着し た状態の空気清浄器１内に挿入可能であり、また、空気清浄器１外に脱離可能と なっている。 また、受電側電極板６を挿入用口３から所定の位置まで挿入すると、受電側電 極板６の各貫通孔６ａが放電側電極板８の各突起部８ａに対向する位置にくる。

【００１６】 上記の受電側電極板６の各貫通孔６ａと放電側電極板８の各突起部８ａとの相 対的な位置関係によって、オゾンおよびマイナスイオンの発生量は変化するが、 受電側電極板６を挿入用口３から所定の位置まで挿入すると、相対的な位置関係 が最も好ましい状態になるようになっている。

【００１７】 図４に示すように、下側ケース４内には２条の摺動部５が形成されており、受 電側電極板６を挿入用口３から挿入した際には、受電側電極板６は、この摺動部 ５上を摺動しながら挿入される。なお、受電側電極板６の両端部は、上記した２ 条の摺動部５によって所定の方向に案内されるように折り曲げられている。

【００１８】 コイルばね１０は、上記の２条の摺動部５のうちの一方の上方に設けられてい る。このコイルばね１０は、導電性を有する金属材料から形成されており、上記 の直流電源１４と電気的に接続されている。このため、コイルばね１０と受電側 電極板６とが接触すると、受電側電極板６と直流電源１４とは電気的に接続され るようになっており、図２に示すように、受電側電極板６の端部位置で当接する ようになっている。また、コイルばね１０は、支軸１０ａにボルト１０ｂによっ て水平方向に受電側電極板６の一方面６ｃを押圧可能に設けられている。 したがって、受電側電極板６を挿入用口３から所定の位置まで挿入すると、コ イルばね１０は、受電側電極板６の一方面６ｃを摺動部５側に押圧しつつ当接し 、受電側電極板６と直流電源１４とが電気的に接続される。このため、コイルば ね１０と受電側電極板６との接触性が向上する。

【００１９】 コイルばね１２は、コイルばね１０と同様の構造を有しており、上記の一方の 摺動部５の上方に設けられており、支軸１２ａにボルト１２ｂによって水平方向 に固定されているとともに、受電側電極板６の一方面６ｃを押圧可能に設けられ ている。 したがって、受電側電極板６を挿入用口３から挿入または抜き出しした際に、 受電側電極板６の一方面６ｃを摺動部５側に押圧しながら、当該一方面６ｃと摺 動する。 このため、受電側電極板６およびコイルばね１２がともに金属材料等の比較的 硬い材料から形成されている場合に、受電側電極板６のコイルばね１２との摺動 面は、かき傷が形成されて磨かれることになる。

【００２０】 上記のような構成の空気清浄器１において、受電側電極板６を所定の位置に装 着した状態で、電源スイッチ１８をオンして、受電側電極板６と放電側電極との 間に高電圧を印加すると、放電側電極板８の各突起部８ａと受電側電極板６の各 貫通孔６ａとの間で放電が発生する。これにより、空気中の酸素がオゾンに合成 されるとともに、マイナスイオンが空気中に放出される。発生したオゾンおよび マイナスイオンは、上側ケース２に形成された通気孔２ａを通じて空気清浄器１ の外部に放出され、空気中に存在する細菌を殺菌したり、臭いの成分を分解した り、空気中の塵を受電側電極板６に吸着したりして空気を清浄する。

【００２１】 したがって、受電側電極板６の表面には、空気清浄器１を使用していくにした がって、カーボンや粉塵等のよごれが付着する。 本実施形態に係る空気清浄器１によれば、受電側電極板６の表面に一定のよご れが付着した場合には、受電側電極板６の把手部６ｂを持って挿入用口３から引 き抜き、引き抜いた受電側電極板６の表面を例えば水で洗い流すことができる。 すなわち、ケースに対して受電側電極板６が着脱自在であるため、受電側電極 板６のケースからの離脱に労力や時間を要することがなく、受電側電極板６を容 易にクリーニングすることができる。 また、本実施形態に係る空気清浄器１では、受電側電極板６が平板状の電極で あることから、形状的にも、着脱が容易でありクリーニングが簡単である。

【００２２】 また、本実施形態に係る空気清浄器１によれば、受電側電極板６を挿入用口３ から所定の位置まで挿入すると、受電側電極板６と放電側電極板８との間に電圧 が印加され、受電側電極板６が所定の位置にないか、あるいは、受電側電極板６ を挿入用口３から抜き取ると、受電側電極板６と放電側電極板８との間には電圧 が印加されない。したがって、着脱作業を安全に行うことができる。 また、挿入用口３からは、空気清浄器１の内部に人体の一部が触れることはな く、受電側電極板６を挿入用口３から引き抜いたり挿入したりする際に感電する ことがなく安全である。

【００２３】 さらに、本実施形態に係る空気清浄器１における受電側電極板６の表面には時 間の経過とともによごれや酸化膜が形成される。このため、コイルばね１０と受 電側電極板６との接触性が低下するおそれがある。 しかしながら、上記したように、コイルばね１２は、受電側電極板６を挿入用 口３から挿入または抜き出しした際に、受電側電極板６の一方面６ｃを摺動部５ 側に押圧しながら当該一方面６ｃと摺動し、摺動面は研磨される。このため、コ イルばね１０が接触する受電側電極板６の面は常に磨かれた状態にあることにな り、コイルばね１０と受電側電極板６との接触性が低下せず、電気的な接触不良 が生じることがない。 また、本実施形態に係る空気清浄器１におけるコイルばね１０および１２は、 受電側電極板６の一方面６ｃを摺動部５側に押圧するため、受電側電極板６が放 電側電極板８に対して位置ずれを生じることを防止し、受電側電極板６が挿入用 口３から抜け落ちるのを防止することができる。

【００２４】 次に、図５は、本考案に係る空気清浄器１の他の実施形態を示す断面図である 。 図５に示す空気清浄器１と図１および図２に示した空気清浄器１との間で異な る点は、図５に示す空気清浄器１における受電側電極板６と放電側電極板８との 相対的な距離を調整することができる点にある。 すなわち、図５に示す空気清浄器１における放電側電極板８の下方に位置する 下側ケース４には、少なくとも３本のボルト２０がねじ込み可能に設けられてい る。このボルト２０は、先端部が放電側電極板８の下側面に当接するようになっ ており、下側ケース４の外部に存在するボルト２０の図示しないつまみ部を適宜 回転させることにより、放電側電極板８を矢印方向に移動させることができる。

【００２５】 このような構成とすることにより、例えば、使用状況に応じてオゾンおよびマ イナスイオンの発生量が変化したような場合に、受電側電極板６の貫通孔６ａと 放電側電極板８の突起部８ａとの距離を最適な状態に調整しなおすことができ、 オゾンおよびマイナスイオンの放出量を調整することができる。また、オゾンの 発生量が多すぎる場合にも、調整が可能である。 なお、本実施例では、オゾンおよびマイナスイオンの放出量を２段階に切り換 える構成としたが、他にも、連続的に抵抗値を変えることができる可変抵抗を使 用すれば、連続的にオゾンおよびマイナスイオンの放出量を変えることができる 。

【００２６】 次に、図６は、本考案に係る空気清浄器のさらに他の実施形態を示す断面図で ある。 図１および図２に示した空気清浄器１と図６に示す空気清浄器５１の異なる点 は、図６に示す空気清浄器５１は、上側ケース２の開閉が可能であるとともに、 受電側電極板６の着脱をこの上側ケース２を開いて行う点にある。

【００２７】 すなわち、図６において、空気清浄器５１は、下側ケース４に形成された載置 部４ａに受電側電極板６を載置する構成となっている。また、上側ケース２は、 下側ケース４との間に形成された係合部４０を介して下側ケース４に対して開閉 可能になっている。上側ケース２内には、受電側電極板６の四隅に対応する位置 に、上側ケース２を下側ケース４に対して閉じた際に受電側電極板６と当接する 当接部３０が設けられている。 この当接部３０は、導電性を有する部材から形成されており、直流電源１４と 電気的に接続されている。したがって、上側ケース２を下側ケース４に対して閉 じた際に当接部３０が受電側電極板６と当接すると、受電側電極板６と直流電源 １４とは電気的に接続され、受電側電極板６の貫通孔６ａと放電側電極板８ａの 突起部８ａとの間に放電が生じる。これにより、オゾンおよびマイナスイオンが 発生するようになっている。

【００２８】 当接部３０は、受電側電極板６と当接するとともに、受電側電極板６を押圧可 能な、例えば、コイルばねを使用することができる。これにより、受電側電極板 ６を直流電源１４に電気的に接続するスイッチの機能を持たせることができると ともに、受電側電極板６の放電側電極板８に対する位置ずれを防止させることが できる。

【００２９】 このような構成の空気清浄器５１においても、受電側電極板６の着脱が容易で あり、受電側電極板６のクリーニングが簡単であり、受電側電極板６の着脱の際 に感電するのを防止することができる。

【００３０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案に係る空気清浄器によれば、空気清浄器の電極の 着脱可能でかつ容易であり、電極のクリーニングが簡単で、電極を取り外しを安 全に行うことができる。

【００３１】 また、本考案に係る空気清浄器は、第１の電極は前記第２の電極方向に突出す る少なくとも一の突起部を有し、前記第２の電極は、平板状の電極からなり、前 記突起部に対向する位置に貫通孔が形成されていることから、オゾンおよび負イ オンの発生を効率良く行なうことができ、第２の電極は平板状であることから、 クリーニングが簡単であり、第２の電極の挿脱が容易である。

【００３２】 また、本考案に係る空気清浄器は、第２の電極を研磨する他の弾性部材を有す るため、当接部材と第２の電極との接触性を常に良好に保つことができる。

【００３３】 また、当接部材を弾性部材とし、加えて、他の弾性部材によって第２の電極を 摺動面側に向けて押圧する構成となっているため、第２の電極の位置を一定の位 置に保持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る空気清浄器の一実施形態の外観を
示す斜視図である。

【図２】本考案に係る空気清浄器の一実施形態の内部構
成を示す斜視図である。

【図３】図１に示す空気清浄器における受電用電極板を
着脱する様子を示す斜視図である。

【図４】図１に示す空気清浄器の断面図である。

【図５】本考案に係る空気清浄器の他の実施形態を示す
断面図である。

【図６】本考案に係る空気清浄器のさらに他の実施形態
を示す平面図である。

【符号の説明】

１…空気清浄器 ２…上側ケース ３…挿入用口 ４…下側ケース ５…摺動部 ６…受電用電極板 ６ａ…貫通孔 ８…放電用電極板 ８ａ…突起部 １０…コイルばね １２…コイルばね １４…直流電源 １６…発生量切替スイッチ １８…電源スイッチ

【手続補正書】

【提出日】平成９年３月６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (10)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】第１の電極と、 オゾンおよび負イオンまたはいずれか一方を発生させる
   放電条件で規定される所定間隔を隔てて前記第１の電極
   と離間する第２の電極と、 前記第１および第２の電極間に電圧を印加して前記第１
   の電極から第２の電極に放電させる電圧印加手段と、 前記第１および第２の電極および電圧印加手段を内部に
   収容する絶縁性のケースとを有し、 前記第２の電極が前記ケースから着脱自在に設けられて
   いる空気清浄器。
2. 【請求項２】前記第１の電極は前記第２の電極方向に突
   出する少なくとも一の突起部を有し、 前記第２の電極は、平板状の電極からなり、前記突起部
   に対向する位置に貫通孔が形成されている請求項１に記
   載の空気清浄器。
3. 【請求項３】前記ケースには、前記第２の電極を当該ケ
   ースの外部から挿脱可能な挿入用口が形成され、前記ケ
   ース内には、前記第２の電極を挿入方向に案内する案内
   手段が形成され、 前記第２の電極が前記ケースの挿入用口から挿入されて
   当該ケースに装着されると、当該第２の電極を前記電圧
   印加手段に電気的に接続する接続手段を有する請求項１
   または２に記載の空気清浄器。
4. 【請求項４】前記ケースは、第１のケースと、この第１
   のケースを開閉可能な第２のケースとからなり、 前記第２の電極は、前記第１および第２のケースによっ
   て形成される収容空間に着脱自在に収容され、 前記第２のケースを閉じた状態で当該第２の電極を前記
   電圧印加手段に電気的に接続し、前記第２のケースを開
   らくと当該第２の電極を前記電圧印加手段から電気的に
   切断する接続手段を有する請求項１または２に記載の空
   気清浄器。
5. 【請求項５】前記接続手段は、前記電圧印加手段と電気
   的に接続されかつ前記第２の電極に当接可能な導電性を
   有する当接部材からなり、前記ケース内の所定の位置ま
   で前記第２の電極が挿入されると当該第２の電極に当接
   して第２の電極を前記電圧印加手段に電気的に接続する
   請求項２または３に記載の空気清浄器。
6. 【請求項６】前記導電性を有する当接部材は、前記第２
   の電極の一方面に当接しながら当該一方面を押圧可能な
   弾性部材からなる請求項５に記載の空気清浄器。
7. 【請求項７】前記案内手段は、前記ケース内に設けら
   れ、前記第２の電極の挿入の際に当該第２の電極の他方
   面と摺動可能な摺動面と、 前記ケース内に当該他の電極の挿入方向に沿って設けら
   れ、挿入される前記第２の電極の一方面との摺動面に前
   記当接部材と前記第２の電極との電気的接触状態を確立
   させるために研磨するように押圧可能な少なくとも一の
   他の弾性部材とを有する請求項５または６に記載の空気
   清浄器。
8. 【請求項８】前記２つの電極間の距離を調整可能な調整
   手段を有する請求項１〜７のいずれかに記載の空気清浄
   器。
9. 【請求項９】前記電圧印加手段の前記２つの電極間に印
   加する電圧を変更可能な電圧変更手段を有する請求項１
   〜８のいずれかに記載の空気清浄器。
10. 【請求項１０】前記ケースの前記第１および第２の電極
    の放電領域の近傍には、発生するオゾンおよび負イオン
    またはいずれか一方を当該ケース外に放出するための通
    気孔が形成されている請求項１〜９のいずれかに記載の
    空気清浄器。