JP3039436U - プール用防波フロート - Google Patents

プール用防波フロート

Info

Publication number
JP3039436U
JP3039436U JP1997000288U JP28897U JP3039436U JP 3039436 U JP3039436 U JP 3039436U JP 1997000288 U JP1997000288 U JP 1997000288U JP 28897 U JP28897 U JP 28897U JP 3039436 U JP3039436 U JP 3039436U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
main body
floating body
bearing
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997000288U
Other languages
English (en)
Inventor
典 古野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukasa Electric Co Ltd
Original Assignee
Tsukasa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukasa Electric Co Ltd filed Critical Tsukasa Electric Co Ltd
Priority to JP1997000288U priority Critical patent/JP3039436U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3039436U publication Critical patent/JP3039436U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 翼板の突出を抑えて見栄えを良くし且つ感触
を良好にするとともに、波勢を確実に減殺することので
きるフロートを提供する。 【解決手段】 左右の半体1a・1bからなるフロート
主体1と二部材からなる軸筒及び浮体で構成し、フロー
ト主体1の環状部4に波の流入する窓孔5を列穿し、左
右側板3の外壁に翼板6を、内壁に仕切板8を夫々形成
し、浮体を軸受2に回転可能に緩合し、左右の半体1a
・1bを軸筒で結合してなるプール用防波フロート。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、フロート主体に小形の浮体を配置し相互がフリー回転をするプール 用防波フロートに関する。
【0002】
【従来の技術】
競泳時に生ずる波動を減殺して泳者の実力を発揮させるためのコースロープ用 フロートには、全体を外側のフロート主体と内部の浮体で構成し、夫々を独自に 回転できるようにして波消しと浮力の両作用をもたせるようにした二重回転式の ものが知られている(例えば実公平6−17520号公報、実公平8−1034 7号公報参照)。
【0003】 上記のフロートは、いずれも外側のフロート主体が左右の半体からなり、主体 に形成した中空の球状部内に浮体を収納するものであって、半体同士は互いに接 する側板の部分で突片又は鉤片と、小孔とが結合することにより一体的となるも のである。そして側板には通水孔を穿ち、側板の外壁に形成した翼板によって波 勢を減殺された波が通水孔を通ることにより更に減じられるというものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術は、側板がフロート主体の中央部に位置し、翼板が側板とボスの 端部間に幅広に形成されるために横方向への突出状態が著しく、それゆえ見栄え がしないのと、翼板に直接手指が接しやすく感触が悪いといった不都合に加え、 側板にあけた通水孔より波がそのまゝ通過すると波勢が所期するほどには減殺さ れないという問題点があった。またフロート主体を構成する半体同士が突片と小 孔の係合によるので、係合が不測に解けるとフロート主体が形崩れするという欠 点を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案はこのような従来技術を考慮してなされたもので、半体同士の側板の間 をあけて空間部を形成し、この空間部内に波を流入させて波勢を減ずるとともに 翼板が可及的横方向に突出せず、しかも半体同士の結合が解かれることのないフ ロートを提供することを目的としている。
【0006】 上記目的を達成するために本考案は、左右の半体からなるフロート主体と、左 右の半体を結合し且つコースロープを挿通する二部材からなる軸筒と、フロート 主体の内部に係合する浮体で構成した防波フロートであって、主体における軸受 と直交する左右側板の端部に形成した幅広の環状部の中央に複数の窓孔を列穿し 、側板の外壁に翼板を、内壁に翼板と同数の仕切板を形成するとともに仕切板に 欠設した円形凹部に、開孔部を軸受に緩合した浮体を配置し、しかして筒状部を 軸受内面に密接した軸筒の両端キャップ状部を、フロート主体の軸受両端におけ る翼板の円形凹欠部内に係合することを技術手段としている。
【0007】
【考案の実施の形態】
図示のように、フロート主体1は左右の同形半体1a・1bからなり、中心部 の軸受2と直交させて左右に側板3を形成し、側板3の端部に幅広の環状部4を 形成するとともに該環状部4の中央に複数の窓孔5(図では8個)を列穿する。 つまり半体1a・1bの夫々に同形の切欠Kを設けることによって窓孔5が形成 される。
【0008】 側板3の外側壁には、複数の翼板6(図では8個)を突設する。この翼板6は 環状部4と軸受2の間に形成される。環状部4が幅広のため翼板6の横方向への 突出幅は比較的せまく、また各翼板6は隣接する窓孔5と窓孔5との中間に位置 し、軸受4の両端該当部に円形凹欠部7を形成している。凹欠部7を形成したの で、軸受2はその分内方に位置する。
【0009】 側板3の内壁には、翼板6と同数の仕切板8を形成する。半体1a・1bは同 形であるため左右の仕切板8は突き合わさって一体状となる。仕切板8には、軸 受2と同心円状に円形凹部9を欠設する。なお突き合わせ状とした半体1a・1 b同士を合体させるために、軸受2の突き合わせ部に夫々凸部Mと凹部Nを形成 し、相互の凸凹部M・Nを係合する。
【0010】 フロート主体1の内部には、中心に開孔部11を貫設したこま形の浮体10を 配置する。前記仕切板8の円形凹部9内に浮体10はゆるく係合する大きさに形 成し、開孔部11が軸受2の外面と緩合する。したがって浮体10はフロート主 体1の内部にあってフリー回転可能状態におかれる。
【0011】 浮体10を係合したフロート主体1は、軸筒12によって左右の半体1a・1 bが結合して一体状となる。この軸筒12は二部材からなり、軸受2の内面と密 接する外形を有する筒状部13の中間より左右に分離していたものを、軸受2の 両端より挿通して先端部を相互に接合し一体化している。すなわち軸筒12は、 両端のキャップ状部12a・12bが翼板6の円形凹欠部7に係合し且つ奥端が 軸受2の端部と密着することによって半体1a・1b同士を不動状に固着するも ので、筒状部13の中間当接部分を凹凸に形成し、該凹凸に接着剤を塗布して一 体形状とする。こうすることによって軸筒12とフロート主体1は固着状態とな るので連動し、軸筒12の貫通孔14内にゆるく挿通するコースロープ15上を 同時回転する。
【0012】 本案フロートを列設したコースロープ15に競泳時の波が衝当すると、フロー ト主体1が軸筒12とともに回転し、波勢は翼板6によって減じられ、更に窓孔 5によりフロート主体1の内部へと流入し、窓孔5から入った波は側板3と環状 部4で形成された空間部16内で一旦滞留する。窓孔5は環状部4の中央に形成 されているので、空間部16の横幅は窓孔5よりも大きく、したがって空間部1 6内に入った波は環状部4の内面に遮られてすぐには排出されず、波勢が確実に 減殺される。なお軸筒12のキャップ状部12a・12bの外端は図示のように 少しく突出させておくと、隣接するフロート主体1同士がこの部分で当接し、フ ロートがスムーズに回転するので好ましい。
【0013】 フロート主体1の内部に配置した浮体10は、円形凹部9により囲われる個所 以外は窓孔5から外見され、窓孔5から入った波は浮体10にも衝当するので浮 体10は波勢によってフリー回転をする。このため波は浮体10の回転によって も動きを吸収されるとともに、回転する浮体10によってフロート全体に浮力が 生ずる。
【0014】
【考案の効果】
以上のような本考案は以下のような特有の効果を奏する。 (1)フロート主体の環状部を幅広に形成したので、その分翼板の横方向への突 出度合いが少なくて見栄えがするとともに、従来のフロートに比べ翼板に手指が 触れることも少なく、感触が悪くなる等の恐れがない。 (2)環状部に形成した窓孔よりフロート主体の空間部内に波が流入し、一旦入 った波は環状部の内面に遮られてすぐには排出されないようにしたので十分に波 勢が減殺され、しかも主体内部の浮体にも波が直接するので二重の防波効果を発 揮し、更にはフリー回転をする浮体によって浮力の生ずるという一石二鳥的効果 が得られる。 (3)フロート主体を構成する半体同士を、二部材からなる軸筒を中間部で接合 して行うので半体同士の結合が解けるといった不都合を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案フロートの外観斜視図である。
【図2】 同上の正面図である。
【図3】 図2の断面図である。
【図4】 片側半体の断面図である。
【図5】 図4の左側面図である。
【図6】 浮体の上部を断面とした正面図である。
【図7】 軸筒の上部を断面とした正面図である。
【符号の説明】
1 フロート主体 1a 半体 1b 半体 2 軸受 3 側板 4 環状部 5 窓孔 6 翼板 7 凹欠部 8 仕切板 9 円形凹部 10 浮体 11 開孔部 12 軸筒 12aキャップ状部 12bキャップ状部 13 筒状部 15 コースロープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の半体からなるフロート主体と、左
    右の半体を結合し且つコースロープを挿通する二部材か
    らなる軸筒と、フロート主体の内部に係合する浮体で構
    成した防波フロートであって、主体における軸受と直交
    する左右側板の端部に形成した幅広の環状部の中央に複
    数の窓孔を等間隔に列穿し、側板の外壁に翼板を、内壁
    に翼板と同数の仕切板を形成するとともに仕切板に欠設
    した円形凹部に、開孔部を軸受に緩合した浮体を配置
    し、しかして筒状部を軸受内面に密接した軸筒の両端キ
    ャップ状部を、フロート主体の軸受両端における翼板の
    円形凹欠部内に係合してなるプール用防波フロート。
JP1997000288U 1997-01-10 1997-01-10 プール用防波フロート Expired - Lifetime JP3039436U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997000288U JP3039436U (ja) 1997-01-10 1997-01-10 プール用防波フロート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997000288U JP3039436U (ja) 1997-01-10 1997-01-10 プール用防波フロート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3039436U true JP3039436U (ja) 1997-07-22

Family

ID=43174070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997000288U Expired - Lifetime JP3039436U (ja) 1997-01-10 1997-01-10 プール用防波フロート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3039436U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5538452A (en) Puzzle toy with hinge-linked members
JP3039436U (ja) プール用防波フロート
US20170014727A1 (en) Joint brick for building block
KR980006777U (ko) 체인 블럭완구
CN204898846U (zh) 一种无障碍直通自封的磁性复位地漏
JP3033552U (ja) プール用フロート
JP2006514556A (ja) パズル
JP3055245U (ja) コースロープ用防波フロート
CA1248354A (en) Ball-like construction for a toy or the like
JP3030347U (ja) プール用フロート
JPH0810347Y2 (ja) プールのコースロープ用フロート
TWI728861B (zh) 轉動組件、複式轉動組件及其玩具
CN221430953U (zh) 用于清洁装置的拍打结构及清洁装置
KR200216582Y1 (ko) 조립식 회전완구
JPS6115920Y2 (ja)
KR200217237Y1 (ko) 접철식 부력작용을 행하는 수영용 물갈퀴
JPH0745280Y2 (ja) コースロープ用消波フロート
JPH0617520Y2 (ja) 二重回転式フロート
KR100699013B1 (ko) 수영용 보조기구
CN217841438U (zh) 隐藏式排水结构及应用其的门窗
JPS6338000Y2 (ja)
CN218011034U (zh) 一种组装式潜艇玩具
KR20010029407A (ko) 다형상 훌라후프
JPS604560Y2 (ja) プ−ルコ−ス用フロ−ト付きロ−プ
JP2599932Y2 (ja) 時計バンド