JP3033552U - プール用フロート - Google Patents

プール用フロート

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JP3033552U
JP3033552U JP1996007579U JP757996U JP3033552U JP 3033552 U JP3033552 U JP 3033552U JP 1996007579 U JP1996007579 U JP 1996007579U JP 757996 U JP757996 U JP 757996U JP 3033552 U JP3033552 U JP 3033552U
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JP
Japan
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sphere
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shaft cylinder
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Application number
JP1996007579U
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Inventor
和之 西村
Original Assignee
株式会社ウイーク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成型手数をかけないで波消しと浮力に効果的
で且つ体裁のよいフロートを提供する。 【解決手段】 フロート主体1と、該フロート主体の軸
筒2の左右に係合するフロート球体10で構成し、球体
10の片半面が、フロート主体1の各翼板7に形成した
凹所8に係合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コースロープに挿通するフロート主体とフロート主体に係合する小 形のフロート球体からなるプール用フロートに関する。
【0002】
【従来の技術】
フロート主体と、このフロート主体に係合する小形のフロート球体からなる、 いわゆる二重回転式のフロートには、フロート主体を左右の半体で構成し、半体 相互を合体させたときに形成される球面状凹壁内にフロート球体を封入したもの が知られているが、近時、部品点数を少なくするためにフロート主体を2つに分 けないで一回の成型で形成し、このフロート主体の軸筒の片側にフロート球体を 回動自在に装着するとしたものがある(実開平5−63600号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の技術は、図5に示すように、消波効果を得るためにフロート主体50に おけるリム51の幅を極端に小さくした反面翼板52を長くしたものであるが、 このような構成をとると翼板52が著しく側方に突出するので泳者の手が翼板に 直接しやすく、このため感触が良好でないのと、翼板52が顕著に視認されるの で外観上も従来品に比べると見劣りするといった欠点がある。またフロート球体 60がフロート主体50の片側にのみ装着してあるので主体50の回転に偏りを 生じるとともに浮力も十分に発揮されず、しかも主体50の中央板53に複数の リング状通水孔54を設けたため波がそのまゝ通水孔54より通過してしまい波 動が減殺されない場合も起きるという問題点があった。
【0004】 本考案はこのような従来の諸不利に鑑みてなされたもので、フロート主体を一 回の成型で形成するとともにフロート主体に係合するフロート球体を主体の両側 にバランスよく配設して波勢を効率よく減殺し、また全体がほどよい浮力を発揮 し、且つ頗る体裁のよいフロートを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような趣旨に鑑みて本考案は、コースロープRを挿通する軸筒2の中間 部に通水孔5を穿った円板4、円板4の端部にリム6、軸筒2とリム6の間に複 数枚の翼板7を設けたフロート主体1と、該フロート主体1の軸筒2左右に緩合 する中空状のフロート球体10で構成したフロートであって、前記各翼板7にフ ロート球体10の片半面が係合する凹所8を形成し、フロート主体1と球体10 とが夫々フリー回転をすることを技術手段としている。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1及び図2において、1はフロート主体であり、挿孔3を形成した軸筒2を 有し、挿孔3にコースロープRが緩く挿通される。4は軸筒2の中間部外側に設 けた円板で、板面の中程部にリング状とした通水孔5を穿ち、端部にリム6を設 けるとともに軸筒2とリム6の間に複数枚の翼板7を設けている。翼板7は円板 4を挾んで左右に同数(図では6枚づつ)設けるが、左右の翼板7相互は齟齬状 に配置される。そして各翼板7に、フロート球体10の片半面が係合する凹所8 を形成する。
【0007】 フロート球体10は図3及び図4に示したように、側面を楕円形状とした中空 のもので、中央孔11がフロート主体1における軸筒2に緩く係合する。球体1 0を軸筒2に挿通し、翼板7の凹所8の奥部まで係合すると、隣接する球体10 同士は接するが、翼板7同士の間には若干の離隔部ができるので翼板7の回転に 支障は生じない。
【0008】 フロート球体10はフロート主体1における翼板7の左右の凹所8に片半面が 係合し、他半面は隣接するフロート主体1の翼板の凹所8に係合するので、各主 体1の左右にバランスよく球体10が存在するかたちとなり、したがってフロー ト主体1は円滑な回転を営む。波勢は回転する主体1の翼板7で減殺され、更に 円板4の中程部にある通水孔5を通ることにより消滅するので泳者に影響を与え ることがない。
【0009】 軸筒2に緩く係合したフロート球体10が回転しつつ浮力を生じ、フロート主 体1の径の大小にかゝわらず主体1と球体10が夫々フリー回転をするので、翼 板7による波勢の減殺が効果的に行われる。
【0010】
【考案の効果】
以上のような本考案は以下のような特有の効果を奏する。 (1)フロート主体を一部材で構成することによって成型手数がかゝらずしかも 二部材を合体させるような面倒な取り扱い上の煩雑さもないので、製品を安価に 量産できる。 (2)フロート球体が、フロート主体の左右にバランスよく係合するので主体の 回転がスムーズになされるとともに、翼板によって波勢が十分減殺され且つフロ ート球体によって程よい浮力が得られる。 (3)フロート主体の翼板をことさら長く形成しないでもすむので体裁がよく、 感触の悪い翼板に接するといった不具合もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案におけるフロート主体の正面図である。
【図2】同上のA−A線断面図である。
【図3】本案におけるフロート球体の正面図である。
【図4】同上の側面図である。
【図5】従来のフロートを示す一部を断面とした側面図
である。
【符号の説明】
R コースロープ 1 フロート主体 2 軸筒 3 挿孔 4 円板 5 通水孔 6 リム 7 翼板 8 凹所 10 フロート球体 11 中央孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コースロープを挿通する軸筒の中間部に
    通水孔を穿った円板、円板の端部にリム、軸筒とリムの
    間に複数枚の翼板を設けたフロート主体と、該フロート
    主体の軸筒左右に緩合する中空状のフロート球体で構成
    したフロートであって、前記各翼板にフロート球体の片
    半面が係合する凹所を形成し、フロート主体と球体とが
    夫々フリー回転をするプール用フロート。
JP1996007579U 1996-07-12 1996-07-12 プール用フロート Expired - Lifetime JP3033552U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015212120A (ja) * 2014-05-02 2015-11-26 太陽工業株式会社 船舶航行規制構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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