JP3039400U - 雨 樋 - Google Patents
雨 樋Info
- Publication number
- JP3039400U JP3039400U JP1997000055U JP5597U JP3039400U JP 3039400 U JP3039400 U JP 3039400U JP 1997000055 U JP1997000055 U JP 1997000055U JP 5597 U JP5597 U JP 5597U JP 3039400 U JP3039400 U JP 3039400U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gutter
- corrosion
- main
- mounting piece
- rain
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 適度な勾配を付けつつ素人にも容易に取り付
け作業を行い得る耐用年数の長い雨樋の提供。 【解決手段】 雨水が流通する為の溝1を形成する樋本
体2と、該樋本体2の後端縁より立上りその上部が後方
へ折れ曲がった取付片3を耐蝕性金属にて一体成形して
成り、溝1の底に対して上下に傾斜し取付片3の立上が
り長を樋本体2の長手方向の一端から他端に亘って一様
に増加させる直線的な折り目4が、取付片3に形成され
ている本樋9を、耐蝕性金属より成る継手10を介して
連結し、該本樋9から雨水を排すべく耐蝕性金属より成
る縦樋11を連結した雨樋。
け作業を行い得る耐用年数の長い雨樋の提供。 【解決手段】 雨水が流通する為の溝1を形成する樋本
体2と、該樋本体2の後端縁より立上りその上部が後方
へ折れ曲がった取付片3を耐蝕性金属にて一体成形して
成り、溝1の底に対して上下に傾斜し取付片3の立上が
り長を樋本体2の長手方向の一端から他端に亘って一様
に増加させる直線的な折り目4が、取付片3に形成され
ている本樋9を、耐蝕性金属より成る継手10を介して
連結し、該本樋9から雨水を排すべく耐蝕性金属より成
る縦樋11を連結した雨樋。
Description
【0001】
本考案は、屋根からの雨水を受けるため軒先に取付けられる雨樋に関する。
【0002】
雨樋には、金属製の雨樋やプラスチック製の雨樋など様々存在するが、その取 付方法は、通常屋根の垂木の側面に支持腕を支持固定し、その先端に設けた受け 部に雨樋を嵌め、針金で縛り付けるといった形態が採られていた。
【0003】
しかしながら、雨樋は、設置に際して適度の勾配をつける必要があり、しかも その傾斜は全間口に亘る傾斜で極めて微妙であるから、上記のような方法で、外 観、質共に良好な状態で雨樋に傾斜をつける作業は極めて煩雑で且つ熟練を要す るものであった。又、従来の雨樋のほとんどは塩化ビニル等の合成樹脂製である ために、雨や太陽光線等に晒されて脆くなる他、積雪等の荷重を受けて変形する など質及び外観の双方の面での劣化が著しく、長い耐用年数が得られないという 問題があった。
【0004】 本考案は、上記実情に鑑みて成されたものであり、適度な勾配を付けつつ素人 にも容易に取り付け作業を行い得る耐用年数の長い雨樋の提供を目的とする。
【0005】
上記課題を解決するために成された本考案による雨樋は、雨水が流通する為の 溝を形成する樋本体と、該樋本体の後端縁より立上りその上部が後方へ折れ曲が った取付片を耐蝕性金属にて一体成形して成り、溝の底に対して上下に傾斜し取 付片の立上がり長を樋本体の長手方向の一端から他端に亘って一様に増加させる 直線的な折り目が、取付片に形成されている本樋を、耐蝕性金属より成る継手を 介して連結し、該本樋から雨水を排すべく耐蝕性金属より成る縦樋を連結した雨 樋と、雨水が流通する為の溝を形成する樋本体と、該樋本体の後端縁より立上り その上部が後方へ折れ曲がった取付片を金属にて一体成形し、且つその表面に耐 蝕性被膜を形成して成り、溝の底に対して上下に傾斜し取付片の立上がり長を樋 本体の長手方向の一端から他端に亘って一様に増加させる直線的な折り目が、取 付片に形成されている本樋を、耐蝕性被膜を形成した金属製の継手を介して連結 し、該本樋から雨水を排すべく耐蝕性被膜を形成した金属製の縦樋を連結した雨 樋。
【0006】
以下、本考案による雨樋の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。 図2は、本考案による雨樋の本樋9を示すものである。この本樋9は、アルミ ニウム合金の押しだし成形により、雨水が流通するための溝1を形成する樋本体 2と、該樋本体2の後端縁より延びる取付片3を一体成形したものである。
【0007】 樋本体2の断面形状は、一般的に半円弧状を呈するが、角張ったデザインとす る場合もある。また、枯葉等の侵入を防止すべく、樋本体2の前端縁を屋根側に 反り上げ、溝1の開口部が狭くなるように形成しても良い。
【0008】 一方、取付片3は、例えば樋本体2の後端縁から単に立上った状態に押し出し 成型し、後に該取付片3の中間部にて後方へ折り曲げる手段を採り形成される。 折り曲げ前の取付片3の立上がり長は一定であるが、折り曲げる際、その折り目 4を溝1の底に対して上下に傾斜させることにより、軒5に配設する際の取付片 3の立上がり長は、一本の樋本体2の長手方向の一端から他端に亘って一様に増 加することとなる。即ち、折り目4を隔てて立上り部6と延出部7が形成され、 立上り部6が長い箇所は延出部7が短くなり、立上り部6が短い箇所は延出部7 が長くなる。尚、取付片3を折り曲げるに当たっては、立上り部6と延出部7と が成す角度を屋根の傾斜に応じて定めることは言うまでもなく、立上り部6と延 出部7とが折り目4を境として明確に別れるように折り曲げる場合もあるし、折 り目4を含む比較的緩やかな彎曲部を介して立上り部6と延出部7を形成する場 合もある。
【0009】 この本樋は、例えば図2乃至図3の如く軒先の広小舞8の上面等に、取付片3 の延出部7を取付ビス12或いは釘を用いて固定する。ビス12や釘の素材とし ては、異種金属の接触による腐食を防止するために本樋と同種の金属、即ち、本 実施形態ではアルミ合金の選択が望ましい。
【0010】 上記構成の本樋9を提供する際は、複数の本樋9をセットとし、各セットにお いては、溝1の底に対する傾斜が一様で、隣り合う本樋9で連続した勾配が形成 されるように、統一した規格を設けておくことが望ましい。以下、その実施例を 図面に基づき説明する。
【0011】
図4(イ)及び(ロ)は、4つの本樋をもって左右片流れタイプに規格化した ものである。図4(イ)においてR1,R2,R3は右下へ一様に傾斜するが、 R0にあっては左下へR1,R2,R3の3倍の角度をもって傾斜する。同様に 図4(ロ)においてL1,L2,L3は左下へ一様に傾斜するが、L0にあって は右下へL1,L2,L3の3倍の角度をもって傾斜する。また、R1,R2, R3とL1,L2,L3の傾斜角度を等しくしておけば、両片流れタイプを連結 して図4(ハ)の如く両流れタイプとして配設することができる。
【0012】 前記本樋9によれば、支持腕を本樋9の勾配を考慮して配設する必要がなく、 間口の広さに応じて前記規格品のレイアウトを定め、出隅、入隅等に配設する所 定の継手を準備するだけで外観と質が両立した好適な雨樋を素人の作業でも容易 に得ることができる。
【0013】 上記本樋9は、例えば図5乃至図6に示す継手10を以て連結される。この継 手10は、本樋9同様に断面がU字状を呈するように成形し、連結方向の両端部 に、それぞれ本樋9の端部を収容する嵌合部13と本樋11端部の進入量を制限 するストッパー41を形成したものである。本樋9の配設方向を変える箇所にあ っては、例えば図7乃至図8に示すL型継手を以て連結する。このL型継手14 は、上から見た形状がL状を呈し、前記継手10と同様の嵌合部15及び本樋1 1端部の進入量を制限するストッパー40を、各流路の端縁部に形成したもので ある。又、本樋9の最端部においては、流路を遮断すべく図9乃至図10に示す 端止り部材16を嵌合する。該端止り部材16は、前記継手10における連結方 向の一端部にのみ嵌合部17を設けたものである。
【0014】 更に、前記本樋9から雨水を排すべく縦樋11の付設が必要となるが、縦樋1 1は、アルミ合金を筒状に押しだし成形したものである。縦樋11を前記本樋9 と連結する際には、図11乃至図12の縦樋受18を用いる。この縦樋受18は 、本樋9の端部を収容する嵌合部19と、本樋11端部の進入量を制限するスト ッパー20を各流路の端縁部内面に突設し、且つ該流路の底部に縦樋11に連通 する排出路21を形成し、該排出路21と縦樋11とを相嵌合すべく、排出路2 1の先端部の外径を縦樋11の内径程度に小さくしたものである。2本の縦樋1 1,11から1本の縦樋11に合流する場合には、図13乃至図14に示す二股 受22を用いる。この二股受22は、2本の縦樋11,11の端部を合わせて収 容し得る開口部23を上向きに設けた船底状の容器24を本体とし、且つ該容器 24の底部に、合流する縦樋11へ連通する排出路25を形成し、該排出路25 と当該縦樋11とを相嵌合すべく、排出路25の先端部の外径を縦樋11の内径 程度に小さくしたものである。
【0015】 縦樋11同士を連結する際には、図17乃至図18に示すパイプ継手26を介 して行う。このパイプ継手26は、縦樋11を収容し得る内径を持った筒状を呈 し、且つ流路の中間部に、相連結する縦樋11,11の端部の進入を制限するス トッパー27が内壁に突設されている。連結部において縦樋11の向きを変える には、図15乃至図16に示すエルボー28を継手として介在する。このエルボ ー28はL状に屈曲し、一方の端部には縦樋11の端部を収容する雌嵌合部29 が、他方の端部には縦樋11の端部へ嵌入する雄嵌合部30が形成されている。 尚、エルボー28の屈曲角度は適宜設定すれば良い。
【0016】 図1は、上記各構成要素を駆使した雨樋の配設例である。尚、本考案による雨 樋の各構成部材は、本樋9及び縦樋11と同じ素材を以て成形する。その理由は 、前記釘やビス12の素材の選択理由と同様であり、その方が各構成部材が外観 的にも調和する。殊に、アルミ合金は防錆効果が高く、雨、風雪に対する高い耐 久性を有するため、物理的に大きい力が加わらないことを条件として半永久的な 耐用年数を有し、着色も容易であるなど美観を得るにつけても自由度が極めて高 い。加えて、軽量にもかかわらず強度が極めて高く、再生も可能であるため環境 保全にも有効である。又、強度をより高めるには、本樋を鋼板から成形すること が望ましく、耐蝕被膜としては、ニッケルメッキ膜或いは耐候性の高い樹脂塗膜 等が挙げられる。
【0017】
以上の如く、本考案による雨樋を使用すれば、従来とは異なり勾配は納品時に おいて既に付けられており且つ屋根の上から固定する工法が可能となるので、簡 単に早く作業が進み、工期、工事費の削減が加納となる。また、作業が極めて簡 素となるばかりか、耐蝕性素材及び耐蝕性被膜の採用によって、雨や太陽光線等 に晒されて脆くなることが極めて少なく、積雪等の荷重を受けて変形するなど質 及び外観の双方の面での劣化も少なくなり、長い耐用年数を得ることができる。 しかも、樋本体と取付片が一体であるから、軒先回りを全て囲み雨水等の吹き込 みを防ぐので屋根自体の耐用年数を長くする効果もある。更に、縦樋部分も構成 部材そのものの剛性が高いため、固定金具等の使用が従来の雨樋に比べて少なく なり、コストを抑える効果もある。その他、資源再利用の面でも合成樹脂製の雨 樋と比べて格段に高い有効性がある。
【図1】本考案による雨樋の一例を示す斜視図である。
【図2】本考案による雨樋における本樋の一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】本考案による雨樋における本樋の配設例を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】(イ)(ロ)(ハ)本考案による雨樋における
本樋の配設例を示す略図である。
本樋の配設例を示す略図である。
【図5】本考案による雨樋における継手の一例を示す正
面図である。
面図である。
【図6】本考案による雨樋における継手の一例を示す上
面図である。
面図である。
【図7】本考案による雨樋におけるL型継手の一例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図8】本考案による雨樋におけるL型継手の一例を示
す上面図である。
す上面図である。
【図9】本考案による雨樋における端止り部材の一例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図10】本考案による雨樋における端止り部材の一例
を示す上面図である。
を示す上面図である。
【図11】本考案による雨樋における縦樋受の一例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図12】本考案による雨樋における縦樋受の一例を示
す上面図である。
す上面図である。
【図13】本考案による雨樋における二股受の一例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図14】本考案による雨樋における二股受の一例を示
す上面図である。
す上面図である。
【図15】本考案による雨樋におけるエルボーの一例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図16】本考案による雨樋におけるエルボーの一例を
示す上面図である。
示す上面図である。
【図17】本考案による雨樋におけるパイプ継手の一例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図18】本考案による雨樋におけるパイプ継手の一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1 溝 2 樋本体 3 取付片 4 折り目 9 本樋 10 継手 11 縦樋
Claims (2)
- 【請求項1】 雨水が流通する為の溝(1)を形成する
樋本体(2)と、該樋本体(2)の後端縁より立上りそ
の上部が後方へ折れ曲がった取付片(3)を耐蝕性金属
にて一体成形して成り、溝(1)の底に対して上下に傾
斜し取付片(3)の立上がり長を樋本体(2)の長手方
向の一端から他端に亘って一様に増加させる直線的な折
り目(4)が、取付片(3)に形成されている本樋
(9)を、耐蝕性金属より成る継手(10)を介して連
結し、該本樋(9)から雨水を排すべく耐蝕性金属より
成る縦樋(11)を連結した雨樋。 - 【請求項2】 雨水が流通する為の溝(1)を形成する
樋本体(2)と、該樋本体(2)の後端縁より立上りそ
の上部が後方へ折れ曲がった取付片(3)を金属にて一
体成形し、且つその表面に耐蝕性被膜を形成して成り、
溝(1)の底に対して上下に傾斜し取付片(3)の立上
がり長を樋本体(2)の長手方向の一端から他端に亘っ
て一様に増加させる直線的な折り目(4)が、取付片
(3)に形成されている本樋(9)を、耐蝕性被膜を形
成した金属製の継手(10)を介して連結し、該本樋
(10)から雨水を排すべく耐蝕性被膜を形成した金属
製の縦樋(11)を連結した雨樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997000055U JP3039400U (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 雨 樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997000055U JP3039400U (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 雨 樋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3039400U true JP3039400U (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=43174036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997000055U Expired - Lifetime JP3039400U (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 雨 樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039400U (ja) |
-
1997
- 1997-01-09 JP JP1997000055U patent/JP3039400U/ja not_active Expired - Lifetime
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