JP3039392U - 壁用ブロック - Google Patents

壁用ブロック

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JP3039392U
JP3039392U JP1997000047U JP4797U JP3039392U JP 3039392 U JP3039392 U JP 3039392U JP 1997000047 U JP1997000047 U JP 1997000047U JP 4797 U JP4797 U JP 4797U JP 3039392 U JP3039392 U JP 3039392U
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footing
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floor
block
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JP1997000047U
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悦二 大池
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Ooike Inc
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Ooike Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアー上にリブなどの突出物が露出しない
ように設置できる壁用ブロックを提供すること。 【解決手段】 壁用ブロック1は、鉛直に設置される壁
体部2と、壁体部2を支持するフーチング部3を有し、
これらがL字型に組み合わさっている。壁体部2とフー
チング部3との接続部分21には、これらの接続強度を
確保するための厚肉部4が、壁体部2に対しフーチング
部3が延びている方向と反対側に形成されている。従っ
て、壁体部2の内面22とフーチング部3の上面31と
をほぼ直角に交わるような壁用ブロック1を提供するこ
とができ、周囲にリブなどの突出物が露出しないフロア
ーを施工できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガソリンスタンドの防火壁等を構成するコンクリート製の壁用ブロ ックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガソリンスタンドの防火壁等を構成するコンクリート製の壁用ブロックとして は、図3(a)、(b)に示すように、ほぼ鉛直に設置される壁体部61と、こ の壁体部61の一方の側面からほぼ直角に突出したフーチング部63とを有する 略L字型の構成をしたものが知られている。
【0003】 この壁用ブロック6を、図4に示すように、複数個隣接して配置することによ り、例えばガソリンスタンドのフロアー5の周囲を囲う長い防火壁10を簡単に 施工することができる。これらの壁用ブロック6は、ほぼ水平に施工された捨て コンクリート51の上にフーチング部63を配置し、その上を土砂52で覆い、 さらにフロアーコンクリート53を打設することによってガソリンスタンドの土 間が施工されている。
【0004】 壁体部61とフーチング部63の接続部分62には壁体部61の荷重に加え、 フーチング部63の上を覆う土砂52およびフロアーコンクリート53の荷重が かかる。これらの荷重に対応した十分な強度を確保するため、図3に示すように 、壁体部61とフーチング部63との間には補強部64またはリブ65が構成さ れている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ガソリンスタンドのフロアー5は、道路に面する部分が最も低くなるように水 勾配が形成される。従って、図4に示すように、水平に並べて施工された壁用ブ ロックの内面とフロアー5の表面との接続線8は勾配のある線になる。
【0006】 このため、フロアー5の上流側(道路から離れた側)では補強部64やリブ6 5がフロアー5より下にあり、露出していなくてもフロアー5の下流側(道路側 )では補強部64やリブ65が露出することがある。壁体部6の内側に補強部6 4やリブ65が露出すると、外観上も好ましくなく、さらに、壁の近傍のフロア ー5を有効に使用できない。
【0007】 これに対して、フロアー5の下流側でも補強部64やリブ65がフロアー5よ りも下になるように、壁用ブロック6を深く埋設することもできる。しかしなが ら、埋設深さを増すと、消防法などで規定された所定の高さを確保するために壁 体部61を高くする必要がある。壁体部61を高くすると壁体部61が重くなる ので、補強部64やリブ65の肉厚を厚くして、接続部分62の強度を高めなく てはならない。また、これによって壁用ブロック6が大型化するので、重くなり 、施工しにくくなる。
【0008】 そこで、本考案においては、フロアー上にリブなどの突出物が露出しないよう に設置できる壁用ブロックを提供することを目的としている。また、小型のブロ ックで内側のフロアーを角まで有効に使用できる壁用ブロックを目的としている 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の壁用ブロックは、ほぼ鉛直に設置される壁体部と、この壁体部を支持 するフーチング部とを有し、壁体部およびフーチング部がほぼL字型に組み合わ さった壁用ブロックにおいて、壁体部とフーチング部との接続強度を確保する厚 肉部が壁体部に対しフーチング部の延びている方向と反対側に形成されているこ とを特徴としている。
【0010】 本考案の壁用ブロックは、壁体部とフーチング部との接続強度を確保する厚肉 部が壁体部に対しフーチング部が延びている方向と反対側に形成されているので 、施工したときにフロアーの側に向けられる壁体部の内面とフーチング部の上面 とがほぼ直角に交わった壁用ブロックを製造できる。このため、この壁用ブロッ クの上に形成されるフロアーとのレベル差をそれほど設けなくても、フロアーの 上にリブなどの突出物が露出せず、見ばえがよく、角まで有効に使用できるフロ アーを施工できる。また、壁用ブロックの埋設深さを必要以上に深くする必要が ないので壁用ブロックを小型化でき、軽く、安価で、さらに取り扱い易い壁用ブ ロックを提供できる。
【0011】 本考案の壁用ブロックにおける厚肉部はリブなどの種々の形状を採用可能であ るが、厚肉部を壁体部に沿って水平方向に延ばし、その断面形状をほぼ一定にす ることにより、十分な断面強度を確保でき、また、外観的にも優れた壁用ブロッ クを提供できる。さらに、壁用ブロックの型枠の形状が簡易になるので生産性が よく、さらに安価に提供できる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下に、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。
【0013】 図1(a)は、本考案を適用した壁用ブロックをフロアーの周囲に設置したと きに内面となる方向から示した斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示す 壁用ブロックを外面となる方向から示した斜視図である。
【0014】 本例の壁用ブロック1は工場プレハブ(プレキャスト)されたコンクリート製 で、ほぼ長方形の平板状で鉛直方向に延びた壁体部2と、この壁体部2を支持し ているフーチング部3とを有している。本例のフーチング部3はほぼ長方形の平 板状をしており、壁体部2の内側の面22の側で内側に向かって水平方向に延び ている。このため、壁体部2とフーチング部3とがほぼL字型に組み合わさり、 壁用ブロック1を一体で構成している。
【0015】 本例の壁用ブロック1は、壁体部2に対しフーチング部3の延びている方向と 反対側の面(外側の面)23に、フーチング部3とは反対側の方向に厚くなった 厚肉部4が形成されている。
【0016】 厚肉部4は、壁体部2の外面23の下側の端からフーチング部3の上面31に 相当する高さより上方まで設けられており、壁体部2の内面22にほぼ平行に鉛 直な方向に延びた側面42と、フーチング部3の底面32とつながってほぼ水平 な方向に延びた底面41と、側面42の上縁から壁体部2の外面23に向かって 斜め上方に延びた上面43とを備えている。従って、本例の厚肉部4は、ブロッ ク1の側方(矢印Aの方向)からみると断面がほぼ台形をしており、ほぼ一定の 断面形状で壁体部2とフーチング部3の接続部分21に沿って水平方向に延設さ れている。
【0017】 この厚肉部4の断面形状および断面積は、接続部分21に加わる自重、土荷重 、風荷重、震振荷重などの荷重要素の内から適切な要素に基づいて決定されてい る。従って、本例の壁用ブロック1は、厚肉部4によって防火壁としての機能や 土止めとしての機能など、要求される機能に必要十分な強度を得ることができる 。
【0018】 このため、本例の壁用ブロック1の内面の側(矢印B)においては、図3に基 づいて説明した従来の壁用ブロックと異なり、強度を確保するためのリブなどを 設ける必要がない。従って、本例の壁用ブロック1においては、壁体部2の内面 22とフーチング部3の上面31が接続部分21に向かって平面状に形成されて おり、その接続線24に沿ってほぼ直角に交わっている。
【0019】 図2には、壁用ブロック1によってガソリンスタンドの防火壁を構成した様子 を示してある。
【0020】 図2に示した防火壁10は、上述した本考案の壁用ブロック1を用いている以 外は、図4に基づき説明したものと同様の方法で施工されているので、共通する 部分については同じ符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0021】 防火壁10は壁用ブロック1のフーチング部3の側を内側に向けて、フーチン グ部3がほぼ水平になるように捨てコンクリート51の表面に複数個隣接して配 置される。そして防火壁10の内側にフロアー5が施工される。このフロアー5 には、既に説明したように排水用の勾配が設けられているので、フロアーコンク リート53が防火壁10の内面の側(矢印B)と接続する線8はほぼ水平なフー チング部3の上面31に対して傾く。従って、本例のフロアー5でも、上流側( 道路と反対側)と比較して、フロアー5の下流側(道路側)ではフーチング部3 の上面31とフロアー5の表面との距離が短くなる。
【0022】 しかしながら、本例の壁用ブロック1の内面の側(矢印B)は、壁体部2の内 面22がフーチング部3との接続線24までほぼ垂直に延びているので、フロア ー5の表面とフーチング部3の上面31との距離が縮まってもほぼ垂直な内面2 2が表れるだけである。従って、図4を用いて説明した従来の防火壁のように勾 配の下流側になると防火壁の内側にリブなどの補強部分があらわれることなく、 フロアー5の角々まで活用することができ、広い作業面積が得られる。さらに、 フロアー5と防火壁10の内面とが、どの縁でもほぼ直角に交わるので見ばえも よい。
【0023】 また、本例の壁用ブロック1はフーチング部3の上面31とフロアー5の表面 との距離を小さくしても、リブなどの補強部分が表面に表れないので、上面31 の上の土かぶりの厚みを最小限にすることができる。従って、壁体部2のうち、 フロアー5の中に隠れてしまう部分を最小限にできるので、壁体部2のうち、実 際に防火壁10の高さとして考慮できる有効な部分が相対的に多くなる。このた め、有効高さが同じ防火壁などの壁面を施工するのに必要な壁用ブロックの高さ は、本考案を適用することにより低くできる。従って、フーチング部3の大きさ も小さくて済むので、本考案により、従来より小さな壁用ブロック1で同等の防 火壁10を施工することが可能となる。このため、本考案により、壁用ブロック を小型、軽量にすることができ、安価に提供することが可能になる。また、軽量 になるので、運送や施工も簡単となり、作業性のよい壁用ブロック1を提供でき る。
【0024】 また、本例の壁用ブロック1は、ほぼ同じ断面形状で水平方向に延びた厚肉部 4を採用してある。現場によっては防火壁10の外側に厚肉部4が表れるが、水 平方向に延びた外観となるので、見ばえもよい。さらに壁用ブロック1全体とし てシンプルな形状となるので、工場プレハブも容易である。
【0025】 もちろん、本考案の壁用ブロック1の厚肉部4の形状は本例に限定されるもの ではなく、水平方向に断続的に形成されたリブ状のものや、あるいは断面形状が 変化するものであってもよい。
【0026】 また、本考案の壁用ブロック1は外側の厚肉部4で壁体部2とフーチング部3 の接続部分21の強度が確保できるようにしているので、壁体部2の内面22と フーチング部3の上面31の形状は自由にデザインできる。従って、上記の例の ようにほぼ直角に交わった壁用ブロック1に限定されず、若干湾曲したものや、 角が面取りされたものなどであってもよいことは勿論である。
【0027】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の壁用ブロックは、壁体部とフーチング部との 接続強度を確保する厚肉部が壁体部に対しフーチング部が延びている方向と反対 側に形成されているので、壁体部の内面とフーチング部の上面をほぼ直角に交わ った壁用ブロックなどを製造できる。このため、壁用ブロックを用いてフロアー を施工することにより、フロアーの厚みがとれないような所でも突出物が露出し ないフロアーを施工できる。従って、本考案の壁用ブロックを用いることにより 広いフロアーを施工でき、さらに所定の高さの壁を組み立てるための壁用ブロッ クを小型化でき、安価で作業性のよい壁用ブロックを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本考案の壁用ブロックをフロアーの
内面となる方向から示した斜視図、(b)は、(a)に
示す壁用ブロックを外面となる方向から示した斜視図で
ある。
【図2】図1に示す壁用ブロックを用いてガソリンスタ
ンドの防火壁を施工する様子を示す斜視図である。
【図3】(a)および(b)は、共に従来の壁用ブロッ
クの例を示す斜視図である。
【図4】従来の壁用ブロックを用いてガソリンスタンド
の防火壁を施工する様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 壁用ブロック 2 壁体部 3 フーチング部 4 厚肉部 5 フロアー 10 防火壁 21 接続部分 22 壁体部の内面 23 壁体部の外面 31 フーチング部の上面 32 フーチング部の底面 41 厚肉部の底面 42 厚肉部の側面 43 厚肉部の上面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ鉛直に設置される壁体部と、この壁
    体部を支持するフーチング部とを有し、前記壁体部およ
    びフーチング部がほぼL字型に組み合わさった壁用ブロ
    ックにおいて、前記壁体部とフーチング部との接続強度
    を確保する厚肉部が前記壁体部に対し前記フーチング部
    の延びている方向と反対側に形成されていることを特徴
    とする壁用ブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記厚肉部は、前記
    壁体部に沿って水平方向に延びており、その断面形状が
    ほぼ一定であることを特徴とする壁用ブロック。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記壁体部
    の前記フーチング部の延びた側の内面とフーチング部の
    上面とがほぼ直角に交わっていることを特徴とする壁用
    ブロック。
JP1997000047U 1997-01-09 1997-01-09 壁用ブロック Expired - Lifetime JP3039392U (ja)

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