JP3038870U

JP3038870U - 収容体及び収容袋

Info

Publication number: JP3038870U
Application number: JP1996012946U
Authority: JP
Inventors: 宏輝澤田
Original assignee: 株式会社ハンザワ
Priority date: 1996-12-19
Filing date: 1996-12-19
Publication date: 1997-06-30
Anticipated expiration: 2002-12-19

Abstract

(57)【要約】【課題】レジャー用シート等の被収容物が収容袋
内部に収容された状態であっても被収容物の色と図柄を
識別可能な収容袋及び収容体を提供する。【解決手段】図柄が施された被収容物と該被収容物を
折り畳み収容する収容袋とからなる収容体であって、収
容袋本体2aの少なくとも一面は被収容物1 の図柄と同じ
図柄を有してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、収容袋に関する。さらに詳しくは、図柄が施された被収容物を折り畳み収容する収容袋及び収容体に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、レジャー用シートは収容袋に収容して販売される。一般的にレジャー用シートは収容袋に比して大きいため、折り畳むことにより収容袋内に収容されている。このような収容袋は、従来透明であり、内部に収容したシートの色と、シートに印刷された図柄の一部を確認することができる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、前述のようにシートには図柄が印刷されているが、シートは収容袋に収容されている際には折り畳まれているため、収容袋に収容された状態で図柄を識別することができない。従って、図柄を識別するためにはシートを収容袋から取り出して広げなければならないという問題がある。

【０００４】本考案は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、レジャー用シート等の被収容物が収容袋内部に収容された状態であっても被収容物の色と図柄を識別可能な収容袋及び収容体を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するためになされた本考案に係る収容体としての特徴は、収容袋本体2aの少なくとも一面が被収容物1 の図柄と同じ図柄を有してなる点にある。このことにより、収容袋2 内部に収容されている被収容物1 の図柄を収容袋本体2aの図柄を見ることにより識別することができる。

【０００６】ここで、収容体とは、図柄が施された被収容物と、該被収容物を折り畳み収容する収容袋とからなるものを意味する。

【０００７】また、被収容物1 の図柄と収容袋本体2aの図柄が同じとは、少なくとも被収容物1 の図柄が識別可能な程度に同じであることを意味する。

【０００８】前記収容袋本体2aのうち少なくとも前記一面は前記被収容物1 と同じ色であることが、収容袋本体2aの色から被収容物1 の色を識別することができるため好ましい。

【０００９】また、前記収容袋本体2aと被収容物1 が同じ材質からなることが、被収容物1 の材質を収容袋本体2aの材質から識別することができるため好ましい。

【００１０】前記収容袋本体2aが収容袋本体2aを開閉可能とする開閉具4 を有してなることが、被収容物1 を収容した状態において収容袋本体2aを閉じることができ、従って収容袋本体2aが開いて被収容物1 が不用意に飛び出すことを防止できるため好ましい。

【００１１】本考案に係る収容袋としての特徴は、収容袋本体2aの少なくとも一面は収容すべき被収容物1 の図柄と同じ図柄を有してなる点にある。このことにより、被収容物1 を収容袋本体2a（収容袋2 ）内部に収容した際に、収容袋本体2aの図柄から被収容物1 の図柄を識別することができる。

【００１２】前記収容袋本体2aのうち少なくとも前記一面は前記被収容物1 と同じ色であることが、収容袋本体2aの色から被収容物1 の色を識別することができるため好ましい。

【００１３】前記収容袋本体2aと被収容物1 が同じ材質からなることが、被収容物1 の材質を収容袋本体2aの材質から識別することができるため好ましい。

【００１４】前記収容袋本体2aが収容袋本体2aを開閉可能とする開閉具4 を有してなることが、収容袋本体2aに被収容物1 を収容した際に開閉具4 を閉じることによって被収容物1 が収容袋本体2aから飛び出すことを防止できるため好ましい。

【００１５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施形態について図面に基づいて説明する。図１において、1 は被収容物としてのレジャー用シートを示し、シート1 は、例えば高密度ポリエチレン等からなる複数の帯1a・・・を格子に織り、その表面に図柄A を有する防水性のフィルムを蒸着することにより形成される。シート1 の大きさは例えば1500mm×3000mm程度とされる。

【００１６】一方、2 はシート1 を収容するための収容袋を示し、収容袋2 は、シート1 を収容する収容袋本体2aと取っ手3 とから構成されている。収容袋本体2aは、例えば紙等からなり、二面で構成されている。そして、収容袋本体2aの前記表面二面のうち一面にはシート1 と同じ図柄A'と同じ色が印刷されている。尚、図１において、収容袋本体2aの図柄A'はシート1 の図柄A と同じ図柄で、且つ同じ配列となるように設けられている。

【００１７】また、収容袋本体2aにおいて、シート1 を収容するための開口部には、プラスチック製等の取っ手3,3 が設けられている。該取っ手3,3 の一方には、図３に示すように凸部3bが設けられており、他方の取っ手3 には前記凸部3bに嵌合する凹部3aが設けられている。これらの凹部3a及び凸部3bによって収容袋本体2aの開口部を開閉する開閉具4 が構成される。尚、この収容袋本体2aの大きさは例えば48 5mm ×375mm 程度とされる。また、5 は前記シート1 を収容袋2 内部に収容した収容体を示す。

【００１８】本実施形態に係る収容袋は以上の構成からなり、次にその使用法を説明する。まず、図１に示すように、シート1 の大きさが収容袋本体2aに比して大きいため、シート1 を収容袋本体2aの大きさ未満となるまで折り畳む。その後、収容袋本体2aより小さく折り畳まれたシート1 を収容袋本体2a（収容袋2 ）の内部に収容する。このようにシート1 が収容袋本体2aに収容された後、取っ手3,3 の凹部3aと凸部3bを嵌合して収容袋本体2aを閉じる。このように収容袋本体2aを取っ手3,3 の凹部3aと凸部3bを嵌合して閉じることにより、収容袋本体2aが開いてシート1 が不用意に収容袋2 から飛び出すのを防止することができる。上記のように収容袋2 に収容されたシート1 は、図２に示すようにシート1 を収容袋2 に収容した収容体5 の状態で陳列して販売される。

【００１９】このように、販売の際シート1 が収容袋2 に収容されている状態（収容体5 の状態）にあっても、収容袋本体2aに印刷された図柄A'とシート1 の図柄A は等しく、且つ収容袋本体2aに印刷された色とシート1 の色も等しいため、購買者はシート1 が収容されている収容袋本体2aを見るだけでシート1 の色と図柄を識別することができる。

【００２０】前記実施形態によれば、収容袋本体の表面二面のうち、一面のみにシートと等しい色と図柄を印刷したが、二面ともにシートと等しい色と図柄を印刷してもよい。その場合、前記実施形態と比較して、収容袋内部に収容されているシートの色と図柄を、購買者が収容袋本体のどちらの面から見ても容易に知ることができる効果がある。

【００２１】また、前記実施形態によれば収容袋本体を紙で形成したが、本考案において収容袋本体は紙に限らず、収容袋本体の材質をシート等の被収容物と同じ材質とすることも可能である。その場合、購買者が被収容物の材質をも識別することができる効果がある。さらに、収容袋の形状は、前記実施形態に限定されず、シート等の被収容物を収容可能な形状であれば適宜設計変更可能である。

【００２２】また、前記実施形態においては、持ち運び易くするために収容袋本体に取っ手を取り付け、収容体本体と取っ手とから収容袋を構成したが、取っ手は必ずしも必要ではなく、収容袋本体のみから収容袋を構成することも可能である。

【００２３】さらに、前記実施形態においては収容袋本体に取り付けた取っ手の凹部と凸部を嵌合することによって収容袋本体を閉じたが、収容袋本体の上部にファスナーを設け、ファスナーを閉じることにより収容袋を閉じる等、収容袋を閉じるための開閉具は適宜設計変更可能である。また、被収容物としては前述のシートの他、合羽等が用いられ、その材質は前記実施形態に限定されず、適宜設計変更可能である。

【００２４】本考案の他の実施形態として、図４に示すように、シート1 の図柄をA とB の左右方向に配列し、収容袋本体2aの図柄A'とB'を上下方向に配列することも可能である。このようにシート1 と収容袋本体2aの図柄を配列することによっても、収容袋本体2aにシート1 を収容し、収容袋本体2aを閉じた状態で、収容袋本体2a からシート1 の図柄を識別することが可能である。

【００２５】また、シートに複数個の同じ図柄が設けられている場合、前述の如くシートと全く同じ図柄を収容袋に設けてもよいし、図５に示すように、収容袋本体2aにはシート1 の図柄A・・・のうち、同じ図柄A'を一個以上設けることも可能である。この場合においても、収容袋本体2aにシート1 を収容した収容体の状態で、収容袋本体2aによってシート1 の図柄を識別することが可能である。

【００２６】

【考案の効果】

本考案に係る収容体によれば、シート等の被収容物を収容した収容袋本体を閉じた状態であっても、収容袋本体を見るだけでシート等の被収容物の色と図柄を識別することができる効果がある。

【００２７】また、収容袋本体のうち少なくとも前記一面は前記被収容物と同じ色とすれば、収容袋本体の色から被収容物の色を識別することができるという効果を奏する。

【００２８】また、収容袋本体と被収容物を同じ材質に形成すれば、被収容物の材質を収容袋本体の材質から識別することができるという効果を奏する。

【００２９】前記収容袋本体が収容袋本体を開閉可能とする開閉具を有してなれば、被収容物を収容した状態において収容袋本体を閉じることができ、従って収容袋本体が開いて被収容物が不用意に飛び出すことを防止できるという効果を奏する。

【００３０】本考案に係る収容袋によれば、収容袋本体の少なくとも一面は収容すべき被収容物の図柄と同じ図柄を有してなるので、被収容物を収容袋本体に収容した際に、収容袋本体の図柄から被収容物の図柄を識別することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の収容袋の一実施形態とシートを示す斜
視図。

【図２】収容袋内部にシートを収容した収容体を示す斜
視図。

【図３】取っ手を示す一部省略断面図。

【図４】本考案の収容袋の他の実施形態とシートを示す
平面図。

【図５】本考案の収容袋の他の実施形態とシートを示す
平面図。

【符号の説明】

１シート２収容袋２ａ収容袋本体３取っ手４開閉具

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】図柄が施された被収容物と該被収容物を
折り畳み収容する収容袋とからなる収容体であって、収
容袋本体(2a)の少なくとも一面は被収容物(1)の図柄と
同じ図柄を有してなることを特徴とする収容体。
【請求項２】前記収容袋本体(2a)のうち少なくとも前
記一面は前記被収容物(1) と同じ色である請求項１記載
の収容体。
【請求項３】前記収容袋本体(2a)と被収容物(1) が同
じ材質からなる請求項１又は２記載の収容体。
【請求項４】前記収容袋本体(2a)が収容袋本体(2a)を
開閉可能とする開閉具(4) を有してなる請求項１〜３の
何れかに記載の収容体。
【請求項５】図柄が施された被収容物を折り畳み収容
するための収容袋であって、収容袋本体(2a)の少なくと
も一面は収容すべき被収容物(1) の図柄と同じ図柄を有
してなることを特徴とする収容袋。
【請求項６】前記収容袋本体(2a)のうち少なくとも前
記一面は前記被収容物(1) と同じ色である請求項５記載
の収容袋。
【請求項７】前記収容袋本体(2a)と被収容物(1) が同
じ材質からなる請求項５又は６記載の収容袋。
【請求項８】前記収容袋本体(2a)が収容袋本体(2a)を
開閉可能とする開閉具(4) を有してなる請求項５〜７の
何れかに記載の収容袋。