JPH033499Y2 - - Google Patents

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JPH033499Y2
JPH033499Y2 JP1986087247U JP8724786U JPH033499Y2 JP H033499 Y2 JPH033499 Y2 JP H033499Y2 JP 1986087247 U JP1986087247 U JP 1986087247U JP 8724786 U JP8724786 U JP 8724786U JP H033499 Y2 JPH033499 Y2 JP H033499Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、スライド、写真等の薄物を保管する
ためのシート体に関する。
<従来の技術> 従来から、例えば比較的厚い紙から構成するこ
とができる基部シートに、例えば比較的薄い合成
樹脂のシートから構成することができる被覆シー
トを所要の通り貼付けることによつて、複数個の
保管袋部を形成した、スライド、写真等の薄物を
保管するためのシート体が知られている(例えば
実開昭60−142760号公報参照)。このようなシー
ト体においては、スライド等の薄物は保管袋部の
一端に存在する開口を通して上記保管袋部内に収
容され、また上記開口を通して保管袋部内から取
出される。
しかしながら、上述した保管用シート体におい
ては、保管袋部内にスライド等の薄物を収容した
状態で持運ぶと、運搬時に加わる振動等によつて
薄物が上記保管袋部から脱落するおそれがあつ
た。
一方、セルロイド等の剛性体で形成された、断
面コ状の収納部上縁を、台紙で形成された舌片に
係止することにより、商品が脱落しないように収
納部品内に収納するような小物商品収納ケース
が、実公昭43−3118号公報に開示されている。
この収納ケースにおいては、台紙を折曲線から
外方に折り曲げることにより、舌片と断面コ状の
収納部上縁との係合を外し、収納部上方の台紙側
部分を開口し、この開口を介して商品を出し入れ
するよう構成されている。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、この小物商品収納ケースは、次
のような解決すべき課題を有している。
(1) 台紙を折曲線から外方に折り曲げて屈折状態
に保持しておかないと、収納部を開口できない
ので、開閉操作が煩わしく、しかも商品の出し
入れを、同一平面に沿つて容易かつスムーズに
行なうことができない。特に折り曲げられない
スライド等の薄物は、きわめて取り出しにく
い。
したがつて出し入れ操作性に大きな問題があ
る。
(2) スライドのように折り曲げることができない
商品、特に薄物は、台紙の折曲線の位置、ある
いは収納部の台紙からの深さ等によつては収納
できない場合が生ずる。
したがつて、折り曲げられない薄物の保管に
は適していない。
(3) 商品の脱落防止手段は、コ状断面の剛性体で
形成された収納部上方に縁部を設け、これを台
紙に設けた舌片と係合させることにより行なわ
れるよう構成されている。また収納部を開口す
るため、台紙には折曲線が形成されている。
したがつて全体の構成が複雑かつ高価とな
り、量産に適しているとはいえない。
本考案は上記のような事実に基づいてなされた
もので、その主目的は、薄物の出し入れ操作性に
優れ、しかもその脱落を確実に防止することがで
きる、改良された薄物保管用シート体を提供する
ことである。
<考案の構成> 本考案によれば、基部シート及び被覆シートに
よつて一端が開放された保管袋部が形成された薄
物保管用シート体において、該保管袋部の開放さ
れた開口部に、該保管袋部内に収容された薄物が
該開口部を通して脱落するのを防止するための脱
落防止手段が設けられ、該脱落防止手段は、該基
部シートの一部を切断することによつて形成され
る脱落防止舌片から構成され、該脱落防止舌片
は、それ自身を移動させるのみで、該基部シート
と同一面を規定する開放位置と、その自由端が該
基部シートの、該被覆シート側の面から突出し
て、該薄物の、該開口部からの脱落を直接阻止す
る脱落防止位置とに選択的に位置付け可能であ
り、該保管袋部の底部には、該保管袋部内に収容
された薄物を取り出すための押出用開口が設けら
れていることを特徴とする薄物保管用シート体が
提供される。
<作用> 脱落防止舌片は、それ自身を移動させるのみ
で、基部シートと同一面を規定する開放位置と、
その自由端が基部シートの、被覆シート側の面か
ら突出して、薄物の、開口部からの脱落を直接阻
止する脱落防止位置とに選択的に位置付け可能に
構成されているので、脱落防止舌片を基部シート
側に移動するだけで、基部シートと同一面上に位
置付けられる。したがつて、薄物を、基部シート
の同一平面に沿つて収納部内外へ容易かつスムー
ズに出し入れすることができる。
脱落防止舌片を被覆シート側に移動させるだけ
で、その自由端が基部シートの、被覆シート側の
面から突出するので、収納部内の薄物の脱落が、
脱落防止舌片そのものによつて直接阻止される。
また、保管袋部の底部には、保管袋部内に収容
された薄物を取り出すための押出用開口が設けら
れているので、脱落防止舌片を外側位置かち内側
位置に位置付けてから、押出用開口を利用して指
で保管袋部内の薄物を上方に押し上げ、その開口
から上端部を突出させることができる。この上端
部をつかむことによつて薄物を容易に取り出すこ
とができる。
<実施例> 以下、添付図面を参照して、本考案に従つて構
成された保管用シート体の一実施例について説明
する。
薄物保管用シート体の一部を示す第1図におい
て、図示のシート体は、矩形状の比較的大きい基
部シート2と、この基部シート2の片面に所要の
通り貼付けられた細長い被覆シート4とを備えて
いる。この基部シート2は、厚さが比較的厚い紙
から形成することができる。また、被覆シート4
は厚さが比較的薄い合成樹脂のシートから形成す
ることができ、内容物を外部から見ることができ
るように透明ないし半透明であるのが好ましい。
具体例においては、被覆シート4は第1図にお
いて上下方向に間隔を置いて4枚貼付けられてい
る。即ち、基部シート2の下端部に配設された被
覆シート4は、その下端部4a及び横方向(第1
図において左右方向)に所定間隔を置いた部位4
bが基部シート2の片面に貼付けられている。こ
れによつて第1図に一点鎖線で示すように、保管
袋部6が横方向に複数個形成されている。したが
つて、基部シート2及びこの被覆シート4によつ
て形成される複数個の保管袋部6は、それらの上
端が開放されている。そして開放された開口を通
してスライド等の薄物が収容される。
また、基部シート2の中央下部に配設された被
覆シート4は、その上端部4c及び横方向に所定
間隔を置いた部位4bが基部シート2の片面に貼
付けられており、これによつて第1図に一点鎖線
で示すように、同様の保管袋部6が横方向に複数
個形成されている。したがつて、基部シート2及
びこの被覆シート4によつて形成される複数個の
保管袋部6は、上記複数個の保管袋部6の開放さ
れた上端に対向するそれらの下端が開放されてい
る。そして開放された開口を通してスライド等の
薄物が収容される。
更に、基部シート2の中央上部に配設された被
覆シート4は、基部シート2の下端部に貼付けら
れた被覆シート4と実質上同一に貼付けられてお
り、これによつて上端が開放された複数個の保管
袋部6が形成されている。
また、基部シート2の上端部に配設された被覆
シート4は、基部シート2の中央下部に貼付けら
れた被覆シート4と実質上同一に貼付けられてお
り、これによつて下端が開放された複数個の保管
袋部6が形成されている。したがつて、具体例で
は、複数個の保管袋部6が第1図において上下方
向に複数列形成されている。
なお、被覆シート4は、のり、接着剤等により
貼付けることができる。また基部シート2及び被
覆シート4には、第1図に破線で示す通りの破断
ライン8及び10が形成されている。即ち、例え
ばミシン目のような破断ライン8は、上下方向の
縦列毎に形成され、同様な破断ライン10は、横
方向の横列毎に形成されている。したがつて複数
個の保管袋部6は、1個毎に分離可能なようにな
つている。
なお、図示の具体例では、横列の複数個の保管
袋部6の開口は、交互に上端及び下端に存在する
が、これに代えて同一端、即ち上端に存在するよ
うに構成する(言い換えると、複数枚の被覆シー
ト4の全てを基部シート2の下端部に配設された
ものと実質上同様に貼付ける)こともできる。
次に、主として第2図及び第3図を参照して、
保管袋部6の構成について説明する。第1図から
理解される如く、各保管袋部6は実質上同一の構
成であり、第2図及び第3図を参照して、特に第
1図において右角部に存在する保管袋部6につい
て説明する。
本考案に従つて構成された保管用シート体は、
保管袋部6の開口部に設けられた脱落防止手段を
備えていることが重要である。更に説明すると、
具体例においては、基部シート2における保管袋
部6の開口部の部位が、ベース部分12aを残し
て半円弧状に切断されている。これによつて上記
脱落防止手段を構成する脱落防止舌片12が形成
される。
この脱落防止舌片12は、それ自身を移動させ
るのみで、基部シート2と同一面を規定する開放
位置と、第3図において右から左に押すことによ
つて、その自由端が基部シート3の、被覆シート
4側の面から突出して、スライド等の薄物の、開
口部からの脱落を直接阻止する脱落防止位置とに
選択的に位置付け可能である。この脱落防止舌片
12は適宜の形状でよいが、指先の形状に対応し
て半円状であるのが好ましい。
保管袋部6の底部に押出用開口14が形成され
ている。具体例では、第3図に示す通り、押出用
開口14は、基部シート2に形成された開口16
a及び被覆シート4に形成された開口16bから
構成されている。押出用開口14は適宜の形状で
よいが、保管袋部6内に収容されたスライド18
等の薄物を容易に押出すことができるように、例
えば半円形であるのが好ましい。なお、押出用開
口14は、基部シート2に形成された開口16
a、或いは被覆シート4に形成された開口16b
のみから構成することができる。
上述した通りの保管袋部6においては、脱落防
止舌片12を基部シート2と同一面に位置付けた
状態で、保管袋部6の開口を通してスライド18
を基部シート2の面に沿つた方向に挿入する。ス
ライド18は保管袋部6内に収容される。その
後、脱落防止舌片12を第3図において左方に押
して、基部シート2の、被覆シート4側の面から
突出させる。このようにして、スライド18は、
第2図及び第3図に示すように、保管袋部6内に
所要の通り収容される。このような収容状態にお
いては、スライド18の脱落方向(第2図及び第
3図において上方)への移動がこの脱落防止舌片
12によつて直接阻止される。したがつて、スラ
イド18の、保管袋部6からの脱落が確実に防止
される。
保管袋部6内からスライド18を取出すには、
まず、第2図及び第3図に示す位置にある脱落防
止舌片12を押して基部シート2と同一面に位置
付ける。
次いで押出用開口14内に指を挿入して、保管
袋部6内に収容されているスライド18を第2図
及び第3図において上方に押上げ、その後、スラ
イド18における保管袋部6の開口から幾分突出
する上端部を把持して、保管袋部6から抜き出せ
ばよい。
以上、本考案に従つて構成された薄物保管用シ
ート体の一具体例について説明したが、本考案は
上記具体例に限定されるものではなく、本考案の
範囲を逸脱することなく種々の変形ないし修正が
可能である。
例えば、具体例においては、スライド18を収
容するためのものに適用して説明したが、これに
限定されることなく、写真、名刺等を収容するも
のにも同様に適用することができる。
<考案の効果> 以上述べたように、本考案によれば、次のよう
な効果が得られる。
(1) 脱落防止舌片を移動するのみで、その開放位
置及び脱落防止位置とが選択的に得られ、しか
も、脱落防止舌片が同開放位置に移動されたと
きには、基部シートと同一面を規定するので、
保管袋部内外への薄物の出し入れは、基部シー
トの同一平面に沿つた方向に向けてスムーズに
行われる。
したがつて、薄物の出し入れ操作性が著しく
向上される。
(2) 上記したように、保管袋部内外への薄物の出
し入れは、基部シートの同一平面に沿つた方向
に向けて行われるので、薄物の保管に適してい
る。
(3) 脱落防止舌片を移動するのみで、基部シート
の、被覆シート側の面から突出て、薄物の、開
口部からの脱落を直接阻止できるので、保管袋
部内の薄物の脱落は確実に防止される。
(4) 保管袋部の底部には、押出用開口が設けられ
ているので、薄物を取り出す操作性が著しく向
上される。
(5) 全体の構成がきわめて簡単かつ安価であり、
量産に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて構成された薄物保管
用シート体の一具体例の一部を示す平面図。第2
図は、第1図の薄物保管用シート体における保管
袋部の一部を切欠いて示す拡大平面図。第3図
は、第2図における−線による断面図。 2……基部シート、4……被覆シート、6……
保管袋部、12……脱落防止舌片、14……押出
用開口、18……スライド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 基部シート及び被覆シートによつて一端が開
    放された保管袋部が形成された薄物保管用シー
    ト体において、該保管袋部の開放された開口部
    に、該保管袋部内に収容された薄物が該開口部
    を通して脱落するのを防止するための脱落防止
    手段が設けられ、該脱落防止手段は、該基部シ
    ートの一部を切断することによつて形成される
    脱落防止舌片から構成され、該脱落防止舌片
    は、それ自身を移動させるのみで、該基部シー
    トと同一面を規定する開放位置と、その自由端
    が該基部シートの、該被覆シート側の面から突
    出して、該薄物の、該開口部からの脱落を直接
    阻止する脱落防止位置とに選択的に位置付け可
    能であり、該保管袋部の底部には、該保管袋部
    内に収容された薄物を取り出すための押出用開
    口が設けられていることを特徴とする薄物保管
    用シート体。 2 該押出用開口は、該基部シート及び該被覆シ
    ートの少なくとも一方に設けられた開口から構
    成されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の薄物保管用シート体。 3 該保管袋部は該基部シートに該被覆シートを
    所要の通り貼付けることによつて複数個形成さ
    れ、該保管袋部の各々の該開口部に該脱落防止
    手段が設けられている、実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の薄物保管用シート体。 4 該基部シートに該被覆シートを複数枚貼付け
    ることによつて複数個の該保管袋部が複数列形
    成されている、実用新案登録請求の範囲第3項
    記載の薄物保管用シート体。 5 該基部シート及び該被覆シートには、該保管
    袋部毎に分離可能なように破断ラインが形成さ
    れている、実用新案登録請求の範囲第3項又は
    第4項記載の薄物保管用シート体。
JP1986087247U 1986-06-10 1986-06-10 Expired JPH033499Y2 (ja)

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JPS62200573U JPS62200573U (ja) 1987-12-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS443118Y1 (ja) * 1966-03-26 1969-02-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142760U (ja) * 1984-03-02 1985-09-21 土山 繁幸 包装用台紙

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS443118Y1 (ja) * 1966-03-26 1969-02-04

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JPS62200573U (ja) 1987-12-21

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