JP2001180775A - ゴルフボール収納体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部のゴルフボールを詳細に見ることがで
き、ゴルフボールの出入りが容易であり、しかも小さく
折り畳むことも容易であり、耐久性も良好なゴルフボー
ル収納体を提供することを目的とする。 【解決手段】 ゴルフボール収納体１０は、透明で軟質
な合成樹脂製の収納部１と、この収納部１内に収納され
たゴルフボール２からなる。この収納部１は細長い袋状
であり、長手方向の一端側が封じられ、他端側に開放口
３が設けられると共に、この開放口３を覆うためのフラ
ップ４が設けられている。フラップ４はホック５で留め
られている。収納部１は自立しうる剛性となるようにシ
ート６，７の材質及び厚みが選定されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はゴルフボール収納体
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のゴルフボール収納体は、紙製の直
方体状のパッケージ内に３ないし４個のゴルフボールを
収納したものである。内部を透視しうるように紙パッケ
ージの一部に窓孔を設け、この窓孔を透明フィルムで覆
っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】紙製のパッケージは、
窓孔を通してしか内部を透視できず、ボールのナンバー
を確認するにはパッケージのフラップを開けなければな
らず、面倒であると共に、何回も開けたり閉めたりして
いるとフラップが劣化してしまい、新品であるにも関ら
ず中古品の如き荷姿となってしまい、商品価値が著しく
低下してしまう。

【０００４】また、パッケージから１個又は少数個のゴ
ルフボールを取り出した後、パッケージの空の部分を小
さく畳むことが難しく、無理に畳もうとするとパッケー
ジが破れてしまうことがある。また、新たにパッケージ
からゴルフボールを取り出すときにはパッケージを元の
形状に復元させる必要があり、面倒である。

【０００５】さらに、ゴルフボール入りのパッケージを
ゴルフバッグに入れておいた間にパッケージのフラップ
が自然に開き、ゴルフボールがパッケージから脱落する
こともしばしば生じる。とくに、雨で濡れたときにはパ
ッケージが早期に劣化しがちである。

【０００６】本発明はこのような種々の問題点を解決
し、内部のゴルフボールを詳細に見ることができ、ゴル
フボールの出し入れが容易であり、しかも小さく折り畳
むことも容易であり、耐久性も良好なゴルフボール収納
体を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明のゴルフボール収
納体は、透明で軟質な合成樹脂製の長尺袋状の収納部
と、該収納部内に収納されたゴルフボールとを有するも
のである。

【０００８】かかるゴルフボール収納体は、収納部が透
明な合成樹脂製であるから、内部のゴルフボールの全体
を視認することができ、すべてのゴルフボールのナンバ
ーを十分に読み取ることができる。また、この収納部は
合成樹脂製であるから耐久性が良好であり、水濡れにも
強い。さらに、一部のボールを取り出して中味に空きが
生じた場合、その部分を小さく畳むことも容易である。

【０００９】この収納部は、長手方向の一端側が封じら
れ、他端側がゴルフボール取り出し可能に開閉可能とな
っていることが好ましい。

【００１０】このようにすれば、該他端側を持ってゴル
フボール収納体を持ち歩いたりしてもゴルフボールが脱
落することが全くない。

【００１１】本発明のゴルフボール収納体は、収納部の
該他端にフラップが設けられ、このフラップは折り返さ
れて収納部の外面に重なっており、このフラップを該収
納部に係止する係止手段が設けられていることが好まし
い。

【００１２】このようにすれば、フラップを簡単に開閉
でき、ゴルフボールの出し入れがきわめて容易である。

【００１３】この係止手段としては、ホック、面状ファ
スナ、ベルクロファスナ等が繰り返し確実に閉止でき、
好適である。

【００１４】本発明では、収納部は自立可能な剛性を有
していることが好ましい。このようにすれば、多数のゴ
ルフボール収納体を起立させて商品ケース等に陳列する
ことができ、極めて便利である。

【００１５】このゴルフボール収納体には３〜６個とく
に４〜６個のゴルフボールを１列に収納するのが好まし
い。

【００１６】この収納部をポリエチレン、ＰＥＴなど非
ハロゲン系合成樹脂とすることにより、この収納部を焼
却しても有害なガスが発生しないようになり、好まし
い。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下図面を参照して実施の形態に
ついて説明する。図１は実施の形態に係るゴルフボール
収納体の斜視図、図２は図１のゴルフボール収納体のフ
ラップを開けた状態の斜視図、図３は図１のIII-III線
に沿う断面図、図４は図１のIV-IV線に沿う断面図であ
る。

【００１８】このゴルフボール収納体１０は、透明で軟
質な合成樹脂製の収納部１と、この収納部１内に１列に
収納されたゴルフボール２からなる。この収納部１は細
長い袋状であり、長手方向の一端側が封じられ、他端側
に開放口３が設けられると共に、この開放口３を覆うた
めのフラップ４が設けられている。

【００１９】このフラップ４は、収納部１の一方のシー
トから一体的に延出している。このフラップ４は、収納
部１の外面に重なるように折り返され、係止手段（この
実施の形態ではホック５）によって着脱自在に留め付け
られている。

【００２０】この収納部１は、２葉のシート６，７を重
ね合わせ、これらのシートの３辺をヒートシールしたも
のである（ただし、１枚のシートを２つ折りしたもので
もよい。）。一方のシート７は他方のシート６よりも長
く、その長手方向の一端がシート６から延出することに
よって前記フラップ４が形成されている。

【００２１】この収納部１及びフラップ４を構成する合
成樹脂は、ポリエチレン、ＰＥＴなど非ハロゲン系のも
のとなっている。

【００２２】この収納部１は、ゴルフボールを規定数
（この実施の形態では６個）入れても自立しうる剛性と
なるようにシート６，７の材質及び厚みが選定されてい
る。

【００２３】なお、この収納部１は、ゴルフボールの色
を確認し易くするために無色透明となっているが、部分
的に有色透明となっていてもよく、部分的に不透明とな
っていてもよい。

【００２４】この収納部１は、ゴルフボール２を楽に出
し入れすることができるが、過度に余分な遊びは有しな
い程度の大きさとされる。

【００２５】なお、フラップ４側には、規定数のボール
が収納部１内に収容されている場合でもこの収納部１の
上部を摘んで持ち運びできる程度の遊びを設けるのが好
ましい。

【００２６】このように構成されたゴルフボール収納体
にあっては、収納部１が透明な合成樹脂製であるから、
内部のゴルフボール２の全体を視認することができ、す
べてのゴルフボールのナンバーを十分に読みとることが
できる。また、この収納部１は耐久性が良好であり、水
濡れにも強い。さらに、一部のボール２を取り出して中
味に空きが生じた場合、その部分を小さく例えば平たく
畳んだり、折り返したりすることも容易である。

【００２７】この収納部１は、長手方向の下端側が封じ
られているので、フラップ４側を持ってゴルフボール収
納体を持ち歩いたりしてもゴルフボールが脱落すること
が全くない。また、このゴルフボール収納体をキャディ
ーバッグに無理矢理詰め込んでも、ゴルフボールが抜け
出たり、収納部が破れたりすることもない。

【００２８】このゴルフボール収納体は、収納部１の上
端にフラップ４が設けられ、このフラップ４は折り返さ
れて収納部１の外面にホック５で留めているのでフラッ
プ４を簡単に開閉でき、ゴルフボールの出し入れがきわ
めて容易である。

【００２９】この実施の形態では、収納部１は自立可能
な剛性を有しているので、多数のゴルフボール収納体を
起立させて商品ケース等に陳列することができ、極めて
便利である。

【００３０】図５はこの陳列の一形態を示す斜視図であ
り、多数のゴルフボール収納体１０が１個の有底無蓋形
状の箱２０内に収納されている。各ゴルフボール収納体
１０の上部は箱２０から上方に突出しているが、倒れる
ことなく自立している。図５では箱２０内にゴルフボー
ル収納体１０がぎっしりと収納されているが、幾つかの
ゴルフボール収納体１０を取り出しても残りのゴルフボ
ール収納体１０は倒れることなく箱２０内に自立して残
る。

【００３１】本発明では、収納部１の外面や箱２０の外
面等に印刷やラベル貼りを施してもよい。

【００３２】本発明では、図６〜８のように収納部１の
底部に椀形底部３０を設けても良く、このようにすれば
収納体１０Ａが自立できる。

【００３３】本発明では、収納部１の上部に孔を設けた
り、収納部１の上部に舌片部を設けこの舌片部に孔を設
けても良い。このように孔を設けることにより、ゴルフ
ボール収納体を吊り下げて展示することも可能である。

【００３４】

【発明の効果】以上の通り、本発明によると、耐久性に
優れ、小さく畳むこともでき、内部の全体を視認でき、
ボールのナンバー等の詳細を確認できるゴルフボール収
納体が提供される。本発明によると、このゴルフボール
収納体を持ち運びや商品陳列に便利な構成とすることも
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施の形態に係るゴルフボール収納体の斜視図
である。

【図２】図１のゴルフボール収納体のフラップを開けた
状態の斜視図である。

【図３】図１のIII-III線に沿う断面図である。

【図４】図１のIV-IV線に沿う断面図である。

【図５】実施の形態に係るゴルフボール収納体を箱に収
納した状態を示す斜視図である。

【図６】別の実施の形態に係るゴルフボール収納体の斜
視図である。

【図７】図６のVII-VII線に沿う断面図である。

【図８】図６のVIII-VIII線に沿う断面図である。

【符号の説明】

１ 収納部 ２ ゴルフボール ３ 開放口 ４ フラップ ５ ホック ６，７ シート １０,１０Ａ ゴルフボール収納体 ２０ 箱 ３０ 椀形底部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E064 AA05 BA26 BA55 BC04 BC13 BC15 BC18 EA12 EA30 FA01 GA04 HH04 HL01 HL05 HM01 HN24 HN26 HN62 3E068 AA40 AC08 BB06 CC22 CE05 DD25 EE01 EE25 EE26

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明で軟質な合成樹脂製の長尺袋状の収
   納部と、 該収納部内に収納されたゴルフボールとを有するゴルフ
   ボール収納体。
2. 【請求項２】 請求項１において、該収納部の長手方向
   の一端は封じられており、他端はゴルフボールを取り出
   し得るように開閉可能となっていることを特徴とするゴ
   ルフボール収納体。
3. 【請求項３】 請求項２において、該収納部の該他端に
   フラップが設けられ、このフラップは折り返されて収納
   部の外面に重なっており、 このフラップを該収納部に係止する係止手段が設けられ
   ていることを特徴とするゴルフボール収納体。
4. 【請求項４】 請求項３において、該係止手段はホック
   又は面状ファスナであることを特徴とするゴルフボール
   収納体。
5. 【請求項５】 請求項１ないし４のいずれか１項におい
   て、該収納部は自立可能な剛性を有していることを特徴
   とするゴルフボール収納体。
6. 【請求項６】 請求項１ないし５のいずれか１項におい
   て、３〜６個のゴルフボールを１列に収納していること
   を特徴とするゴルフボール収納体。
7. 【請求項７】 請求項１ないし６のいずれか１項におい
   て、合成樹脂が非ハロゲン系合成樹脂であることを特徴
   とするゴルフボール収納体。