JP3038670B2 - 放熱調整器を持つ電気蓄熱暖房装置 - Google Patents

放熱調整器を持つ電気蓄熱暖房装置

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JP3038670B2
JP3038670B2 JP7167781A JP16778195A JP3038670B2 JP 3038670 B2 JP3038670 B2 JP 3038670B2 JP 7167781 A JP7167781 A JP 7167781A JP 16778195 A JP16778195 A JP 16778195A JP 3038670 B2 JP3038670 B2 JP 3038670B2
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ハンスイエルク・シユミツト
トーマス・ブラントル
ハインツ・クレツチユメル
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

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  • Resistance Heating (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放熱送風機へ作用する
放熱調整器が、蓄熱暖房装置のハウジング内に取付けら
れ、放熱調整器の温度センサが蓄熱暖房装置の下部範囲
に設けられている、放熱調整器を持つ電気蓄熱暖房装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄熱暖房装置は、蓄熱材料例えばマグネ
サイトれんがに埋込まれる電気加熱体を持つている。加
熱体は必要に応じて安価なエネルギー例えば深夜電力の
供給時点に蓄熱材料を加熱し、蓄熱暖房装置内に取付け
られる放熱調整器即ち室内サーモスタツトにより制御さ
れる放熱送風機が、放熱従つて室内の暖房を行う。
【0003】このような蓄熱暖房装置はドイツ連邦共和
国実用新案第7220748号明細書に示されている。
この蓄熱暖房装置は電気開閉器室を持ち、この開閉器室
の上部範囲に、調節つまみを持ち液圧で作用する放熱調
整器が設けられ、この放熱調整器が毛細管を介して調整
器の温度センサに接続されている。温度センサは床に近
いハウジング部分にあり、そこで室内空気の温度を検出
する。
【0004】放熱送風機の電動機へ電気的に作用する放
熱調整器を備えた蓄熱暖房装置は、室内サーモスタツト
を付加的に設ける必要がないという利点を持つている。
しかし公知の装置は、蓄熱される蓄熱暖房装置の熱が熱
的フイードバツクによりセンサへ作用するので、室温設
定値が一定に設定されると、蓄熱暖房装置の放熱中に熱
的フイードバツクが小さくなるので、この設定値が時間
と共に高温側へ変動する、という著しい欠点を持つてい
る。
【0005】室温センサに電気−熱的フイードバツク装
置を付属させて、開閉動作の温度間隔が例えば1゜Kで
あり従つて場合によつては大きい温度変動を生ずる開閉
サイクルを全体として小さくすることが一般に公知であ
る。しかし蓄熱暖房装置における放熱調整器のセンサへ
この公知の手段を適用すると、開閉サイクルを小さくす
るだけで、温度変動を防止することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従つて本発明の課題
は、蓄熱暖房装置へ組込まれる放熱調整器において、開
閉サイクルを小さくし、更に蓄熱暖房装置の蓄熱状態が
変化しても室温の変動を防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、放熱調整器の温度センサが床の近くで
室内空気の流れにさらされるように蓄熱暖房装置に設け
られ、蓄熱暖房装置の温度に関係して加熱電力を変化す
る電気付加加熱体が温度センサに熱的に結合され、蓄熱
暖房装置の残留熱の減少と共に付加加熱体の加熱電力が
増大することによって、蓄熱暖房装置の減少する残留熱
が、付加加熱体の増大する加熱電力により補償され、そ
れにより設定される目標値からの室温の変動が阻止され
る。
【0008】好ましい実施形態では、電気付加加熱体が
正の温度係数を持つ扁平抵抗として構成され、液圧温度
センサの長さにほぼ合わされている。センサの取付け場
所即ち電気開閉器室の換気開口は、ここで室内空気の常
に容易な対流が行われて、室内空気温度の実際状態を表
すので、特に有利である。センサと扁平抵抗とから成る
単位は、ケーブルテープにより簡単にハウジングに固定
される。
【0009】
【実施例】図面により本発明の実施例を説明する。蓄熱
暖房装置1はハウジングを持ち、このハウジングの石の
部分には、ハウジングの高さ全体にわたつて電気開閉器
室2が設けられている。開閉器室2内には殆どの電気配
線が収容され、例えば加熱体3の配線も収容されてい
る。この開閉器室の上部範囲には放熱調整器4が設けら
れ、その調節つまみ5により目標室温が設定可能であ
る。
【0010】放熱調整器4と同じ水平面に、所望の蓄熱
を設定する調節つまみ7を持つ蓄熱調整器6が設けられ
ている。更に開閉器室2内には、蓄熱のための蓄熱調整
器6と共に作動する過熱防止器も設けられている。
【0011】開囲器室2は壁8により区画され、この壁
に続く空間には、蓄熱れんが及び加熱体3が設けられて
いる。ここではハウジングは、適当な高温絶縁物により
全面を包囲されて、蓄熱体に完全に蓄熱が行われても、
蓄熱暖房装置のハウジングの表面温度が限界温度を超過
しないようにしている。
【0012】蓄熱暖房装置1の下部範囲には空気吸入開
口9があり、その上には温風吹出し開口10がある。空
気吸入開口9と温風吹出し開口10との間には送風機1
7(図3)が設けられ、室温が限界値以下に低下する
と、送風機17が放熱調整器4により始動される。この
場合室内空気は空気吸入開口9を経て吸入され、蓄熱れ
んがに沿つて導かれ、温風炊出し開口10を通つて前方
へ、暖房すべき室内へ流出する。温風が特定の限界値を
超過するおそれがあると、ここには示してないがバイメ
タルにより制御される混合ダンパが、流出する温風に冷
たい空気を混合する。
【0013】開閉器室2は下部範囲に複数の換気開口1
1を備えており、これらの換気開口11を通つて室内空
気の一部が常に開囲路室2へ流入する。この換気開口1
1の範囲に放熱調整器4の温度センサ12が設けられ、
放熱調整器4とこのセンサ12との接続は毛細管13を
介して行われる。センサ12には、正の温度係数を持つ
付加加熱体としての扁平加熱抵抗14が熱的に結合され
ている。センサ12と扁平加熱抵抗14とから成る単位
体は、換気開口11の間にある横渡り板に、ケーブルテ
ープ15により取付けられている。
【0014】蓄熱暖房装置1の完全に組立てられた状態
で、空気吸入開口9、温風吹出し開口10及び換気開口
11を覆つて一体の通気格子が取付けられるので、セン
サ12及び扁平加熱抵抗14は、正面からは見えない。
【0015】図3は放熱調整器4、送風機17及び扁平
加熱抵抗14の協調動作を示す接続図である。電源に接
続される電流回路16において、センサ12を持つ放熱
調整器4と送風機17とが直列に接続されている。送風
機17に対して電気的に並列に、正の温度係数を持つ扁
平加熱抵抗14が接続されて、放熱調整器4のセンサ1
2に熱的に結合されている。熱的に不活性な扁平加熱抵
抗を使用し、正の温度係数を持つ抵抗14′をこの扁平
加熱抵抗に直列接続し(破線)、この正の温度係数を持
つ抵抗14′を蓄熱暖房装置1の残留熱の影響範囲に置
くこともできる。
【0016】この装置の作用は大体において次の通りで
ある。放熱調整器4には20℃の室温が設定されてい
る。放熱調整器4のヒステリシス即ちオンとオフとの間
隔が1゜Kであるものとする、比較的高温に加熱される
蓄熱暖房装置1では、送風機17の始動の結果、停止温
度へ非常に速く達し、従つて再停止が行われ、しかも一
方では蓄熱暖房装置1からの熱的フイードバツクによ
り、他方ではこの場合弱くても扁平加熱抵抗14による
熱的フイードバツクにより、助長されて行われる。扁平
加熱抵抗14による弱い熱的フイードバツクは、高い周
囲温度とそれに伴う扁平加熱抵抗14の小さい電力によ
る。
【0017】蓄熱暖房装置1が一部放熱すると、蓄熱暖
房装置からの熱的フイードバツクが小さくなるため、送
風機17の動作時間はますます長くなり、従つて扁平加
熱抵抗14による熱的影響が増大しないと、室温が次第
に高くなつてしまう。
【0018】その結果、扁平加熱抵抗14による熱的影
響は、蓄熱暖房装置の残留熱による熱的影響が減少する
のと同じ程度に増大し、即ち残留熱の影響の小さくなる
分は、扁平加熱抵折14の影響の大きくなる分によつて
補償される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部開かれた蓄熱暖房装置の斜視図である。
【図2】温度センサと扁平加熱抵抗とから成る単位体の
拡大斜視図である。
【図3】放熱調整器と放熱送風機と熱的フイードバツク
とを含む電気回路の接続図である。
【符号の説明】
1 蓄熱暖房装置 2 電気開閉器室 3 加熱体 4 放熱調整器 12 温度センサ 14 付加加熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・ブラントル ドイツ連邦共和国ヘクステル・アルテ ル・ポストヴエーク13 (72)発明者 ハインツ・クレツチユメル ドイツ連邦共和国ホルツミンデン・ツー ム・エーフエルシユタイン12 (56)参考文献 特開 平5−133613(JP,A) 特開 平1−147255(JP,A) 実開 昭59−182722(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 7/02 602 F24H 7/02 603

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱送風機へ作用する放熱調整器が、蓄
    熱暖房装置のハウジング内に取付けられ、放熱調整器の
    温度センサが蓄熱暖房装置の下部範囲に設けられている
    ものにおいて、放熱調整器(4)の温度センサ(12)
    が床の近くで室内空気の流れにさらされるように蓄熱暖
    房装置(1)に設けられ、蓄熱暖房装置(1)の温度に
    関係して加熱電力を変化する電気付加加熱体(14)が
    温度センサ(12)に熱的に結合され、蓄熱暖房装置
    (1)の残留熱の減少と共に付加加熱体(14)の加熱
    電力が増大することによって、蓄熱暖房装置(1)の減
    少する残留熱が、付加加熱体(14)の増大する加熱電
    力により補償され、それにより、設定される目標値から
    の室温の変動が阻止されることを特徴とする、放熱調整
    器を持つ電気蓄熱暖房装置。
  2. 【請求項2】 放熱調整器(4)の温度センサ(12)
    が電気開閉器室(2)の換気開口(11)の所に設けら
    付加加熱体(14)が正の温度係数を持つ抵抗から
    構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の電
    気蓄熱暖房装置。
  3. 【請求項3】 付加加熱体(14)の抵抗が温度に無関
    係であり、この付加加熱体(14)に対して直列に正の
    温度係数を持つ抵抗(14′)が接続されて、蓄熱暖房
    装置(1)の残留熱の影響範囲に位置していることを特
    徴とする、請求項1に記載の電気蓄熱暖房装置。
  4. 【請求項4】 放熱調整器(4)が液圧で作用する調整
    器であり、その温度センサ(12)が毛細管(13)を
    介して調整器(4)に接続されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の電気蓄熱暖房装置。
  5. 【請求項5】 付加加熱体(14)、正の温度係数を
    持つ扁平加熱抵抗として構成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の電気蓄熱暖房装置。
  6. 【請求項6】 扁平加熱抵抗(14)が、温度センサ
    (12)を支持して2つのケーブルテープ(15)によ
    り、電気開閉器室(2)の換気開口(11)の間の横渡
    り板に取付けられていることを特徴とする、請求項
    記載の電気蓄熱暖房装置。
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JPH08327154A JPH08327154A (ja) 1996-12-13
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