JP2001254965A - 蓄熱暖房装置 - Google Patents

蓄熱暖房装置

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JP2001254965A JP2000064666A JP2000064666A JP2001254965A JP 2001254965 A JP2001254965 A JP 2001254965A JP 2000064666 A JP2000064666 A JP 2000064666A JP 2000064666 A JP2000064666 A JP 2000064666A JP 2001254965 A JP2001254965 A JP 2001254965A
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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】天候変動の大きな季節においても、過不足のな
い必要熱量を効率よく蓄熱することのできる蓄熱暖房装
置を提供すること 【解決手段】断熱材28,30内に収容された蓄熱体2
6と、この蓄熱体を加熱する電気ヒータ32と、この電
気ヒータに供給する電流を制御する電気スイッチ48
と、蓄熱体26の温度を検出し、この蓄熱体に所定熱量
が蓄熱されたときにこの電気スイッチ48を開く主コン
トローラ44と、外気温度を検出し、外気温度に応じて
制御ヒータ64を加熱する補助コントローラ68とを備
え、主コントローラ44が電気スイッチ48を遮断する
ときの蓄熱量を外気温度に応じて変化させる蓄熱暖房装
置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば深夜電力等
の安価な電気を利用して蓄熱する蓄熱暖房装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術およびその課題】一般に、蓄熱暖房装置
は、電気料金の安価な深夜の時間帯に高温蓄熱体を電気
ヒータで加熱し、この蓄熱体に蓄熱された熱を昼間の時
間帯に徐々に放出することにより、室内の暖房を行うも
のである。この放熱量すなわち暖房能力は、蓄熱量に対
応している。このため、必要な熱量を蓄熱体に蓄熱する
ためには、従来は、電気ヒータによる加熱時間あるいは
蓄熱体の加熱終了温度を予め手動で設定し、この設定時
間が経過したときあるいは蓄熱体温度が設定温度に達し
たときに自動的に通電を停止させるのが一般的である。
【0003】しかし、春あるいは秋等の特に天候の変動
が大きい季節には、加熱時間あるいは加熱終了温度を予
め設定するだけでは必要な蓄熱量を得ることは困難であ
る。予め必要量以上の熱量を蓄熱させる場合には、急激
に外気温度が低下したときでも十分な暖房能力が得られ
るとしても、必要量を超える無駄な熱量が蓄熱されるこ
とになり、エネルギを浪費することになる。
【0004】本発明は、上述の事情に基づいてなされた
もので、天候変動の大きな季節においても、過不足のな
い必要熱量を効率よく蓄熱することのできる蓄熱暖房装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の蓄熱暖房装置は、断熱材内に収容された高温蓄熱体
と、この蓄熱体を加熱する電気ヒータと、この電気ヒー
タに供給する電流を制御する電気スイッチと、蓄熱体の
温度を検出し、この蓄熱体に所定熱量が蓄熱されたとき
にこの電気スイッチを開く主コントローラと、外気温度
を検出し、外気温度に応じた制御信号をこの主コントロ
ーラに出力し、主コントローラが電気スイッチを遮断す
るときの蓄熱量を外気温度に応じて変化させる補助コン
トローラとを備えることを特徴とする。
【0006】上記補助コントローラは、蓄熱を停止する
最大外気温度と、最大熱量を蓄熱する最低外気温度とを
予め記憶し、この最大外気温度と最低外気温度との間
で、検出した外気温度に比例する制御信号を出力するこ
とが好ましい。
【0007】また、上記補助コントローラが、外気温度
に応じた温度に加熱されることにより、制御信号を出力
する制御ヒータを有し、上記主コントローラが、蓄熱体
の温度を検出する蓄熱体温度センサと、制御ヒータの温
度を検出する補助センサとを有する場合は、主コントロ
ーラは、この蓄熱体温度センサが検出した温度と、補助
センサが検出した温度との和から上記所定熱量を検出す
ることができる。
【0008】更に、上記主コントローラは、所定熱量を
手動設定可能で、上記補助コントローラは、最大外気温
度と最低外気温度とを、それぞれ独立させて調整可能で
あることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1から図3は、本発明の好まし
い実施形態による蓄熱暖房装置10の全体構造を示す。
図1に示すように、この蓄熱暖房装置10は、室内の床
に設置される暖房器本体12と、制御部14とを備え
る。この制御部14は、暖房器本体12内に配置される
本体付制御部16と、例えば壁面に固定された分電盤
(図示しない)等に収容される外部制御部18とから形
成してあり、例えば夜11から朝7時までの間の電力料
金の安価な夜間時間帯に、外気温度にしたがって暖房器
本体12に供給する深夜電力あるいはこの蓄熱量を制御
する。
【0010】暖房器本体12は、ハウジング20内を蓄
熱室22と、本体付制御部16を収容した制御室24と
に区画してある。この蓄熱室22には、例えばセラミッ
ク、酸化鉄あるいはマグネシアレンガ等の好適な蓄熱材
料から形成した複数のブロック状の高温蓄熱体26を収
容し、これらの蓄熱体26を、例えばサーモソリッド、
シリカボードあるいはシリカ粉末成形体等の好適な断熱
材料で形成した内側および外側断熱材28,30で覆っ
ている。更に、これらの蓄熱体26を例えば700℃程
度の最大蓄熱熱量まで加熱するために、本実施形態では
6本の電気ヒータ32が蓄熱体26内に挿通されてお
り、これらの電気ヒータ32の接続端子34が蓄熱室2
2から制御室24内に突出している。図1では、簡略化
するために、これらの端子34の内1つのみを示す。
【0011】このような蓄熱室22の下側には、図示し
ないファン室を配置し、このファン室に連通する吸気窓
36と吹出し窓38とをこの暖房器本体12の前面に開
口させてある。これにより、蓄熱室22内の残熱が少な
くなったときに、吸気窓36から室内の空気を吸入し、
この空気を蓄熱体26で加熱した後、吹出し窓38から
好適な温度の温風として吹出し、強制放熱による暖房を
行うことができる。この強制放熱による暖房は、制御室
24に設けたルームサーモスタット調整ダイヤルAによ
り、図示しない送風ファンが作動する温度を調整して行
うことができる。表示ランプ32Fは、この送風ファン
の作動状態を表示する。なお、吸気窓36にはフィルタ
を配置することにより、塵埃の進入を防止するのが好ま
しい。
【0012】この暖房器本体12は、蓄熱量の多いとき
は、ハウジング20の前面パネル20Aからの輻射熱に
よる自然放熱で室内暖房を行うことができる。このよう
な輻射熱による暖房は、室の全体を均等に暖房するた
め、極めて快適な暖房空間を形成する。このような自然
放熱による室内暖房を効率よく行うためには、少なくと
も前面パネルA側で、蓄熱体26に近接する断熱材28
を、高温時に熱伝導率が低下する性質を有する断熱材で
形成し、この外側の断熱板30を、高温時も熱伝導率が
低下しにくい性質を有する断熱材で形成することが好ま
しい。逆に、このような輻射暖房に寄与しない裏面ある
いは底面側では、蓄熱体26に近接する断熱材28の断
熱材料は、無駄な自然放熱を防止するために、高温時に
熱伝導率が低下しない性質を有することが好ましい。
【0013】断熱材28と断熱板30とをこのような性
質の断熱材料で形成する場合には、蓄熱体26が例えば
700℃に近い高温の時に、前面パネル20Aの表面温
度をほぼ80℃程度に上昇させ、この前面パネル20A
の輻射熱により、例えば冬季の朝方等の外気温度が低い
ときであっても、極めて強力な暖房効果を得ることがで
きる。そして、日中等、強力な暖房を必要としないとき
は、電気ヒータ32への電力供給の停止および自然放熱
による蓄熱体26の温度低下により、蓄熱室22内の温
度が低下するため、蓄熱体26に近接する断熱材28の
断熱効果を増大させ、これにより、前面パネル20Aか
らの自然放熱を減少させ、蓄熱室22内の蓄熱量を維持
することができる。
【0014】この蓄熱室22内の温度を制御するため、
蓄熱体温度センサ40が、制御室24と蓄熱室22とを
仕切る断熱材製の仕切壁42内に差込まれている。この
蓄熱体温度センサ40は、本体付制御部16の主コント
ローラ44から延設されている。この主コントローラ4
4は、後述する補助コントローラと共に、蓄熱室22内
の蓄熱量を制御する。
【0015】図2に示すように、本実施形態における主
コントローラ44は、液体膨張式の可変サーモスタット
で形成してあり、互いに連通した蓄熱体温度センサ40
と補助センサ46との2つのセンサを備えている。蓄熱
体温度センサ40は蓄熱体26の温度を検出し、補助セ
ンサ46は、後述する制御ヒータ64で加熱され、蓄熱
体温度センサ40の検出値を外気温度に対応させて増大
させるように作用する。これにより、主コントローラ4
4は、外気温度が上昇すると、蓄熱体26の温度が低
く、蓄熱量が少ない状態でも電気スイッチ48を作動
し、電気ヒータ32に電力を供給する主電線路Iを開
く。このため、外気温度が高いときの蓄熱体26の蓄熱
量は、外気温度が低いときの蓄熱量よりも少なくなる。
主コントローラ44がこの主電線路Iを開くときの蓄熱
量は、図1に符号Bで示す手動調整ダイヤルにより、蓄
熱体26が例えばほぼ室温に等しい20℃から最高温度
である700℃の蓄熱量範囲で任意の大きさに設定する
ことができる。ランプ32Lは、この主電線路Iの開閉
状態を表示する。
【0016】なお、図2に示す符号50および52は、
それぞれ安全装置の例として主電線路Iに介挿された過
蓄熱防止器およびリレースイッチを示す。過蓄熱防止器
50は例えばハウジング20の外面温度が140℃とな
ったときに主電線路Iを開き、リレースイッチ52は、
転倒時蓄熱停止センサ54が暖房器本体12の転倒を検
出したときおよび放熱異常サーモスタット56が放熱時
の異常な高温度を検出したときに主電線路Iを開く。こ
れらの本体付制御部16のスイッチ類および線路は、端
子ブロック58に接続され、外部制御部18(図1)の
電線路Sにこの端子ブロックを介して接続される。
【0017】図3に示すように、外部制御部18は、分
電盤内に収容された電気ヒータ電源用遮断器60と、送
風ファン駆動電源用遮断器62と、制御ヒータ64の加
熱電源用遮断器66と、蓄熱量調整装置の補助コントロ
ーラ68とを備える。この補助コントローラ68に、外
気温を検出する外気温センサ70が接続されている。こ
の外気温センサ70は、図3に示すように、外壁に直接
取付けてもよく、あるいは、図1に示すように、収容箱
C内に配置してもよい。収容箱Cを用いる場合は、収容
箱Cの上部に屋根を設け、側部および下部には空気の流
通を可能とする開口を設け、外気温センサ70を風雨等
から保護しつつ直接外気に接触させる構造とするのが好
ましい。また、制御ヒータ64は、補助センサ46と共
に保温材で覆われた状態で制御室24内に配置される。
【0018】この補助コントローラ68は、電線路Sお
よび端子ブロック58を介して、制御室24内に配置し
た制御ヒータ64に接続されている。この制御ヒータ6
4を外気温センサ70で検出した外気温度にほぼ比例し
た温度に加熱することにより、補助コントローラ68
は、外気温度に応じた制御信号を主コントローラ44に
出力する。この制御ヒータ64の加熱は、外気温度に比
例した幅あるいは回数のパルスを制御ヒータ64に出力
することにより行うことができ、この出力は、E1ダイ
ヤルとE2ダイヤルとの2つのダイヤルを個々に調整す
ることにより、設定する。この制御ヒータ64には、上
記の電気スイッチ48と連動するスイッチ48a(図
2)が直列に接続されており、したがって、電気ヒータ
32に電力が供給されていないときは、この制御ヒータ
64が加熱されることはない。
【0019】図4は、外気温度の変化に対して必要とす
る蓄熱量と、この必要な蓄熱量を蓄熱室22に蓄熱させ
るために必要な補助コントローラ68の出力すなわち制
御ヒータ64の温度との関係を示す。図4の横軸は外気
温度を示し、これに対し、右縦軸は蓄熱室22に必要な
蓄熱量を最大蓄熱量に対する割合で示し、また、左縦軸
は右縦軸の蓄熱量を確保するために必要な補助コントロ
ーラ68の出力を示す。この補助コントローラ68の最
大出力を80%としてあるのは、蓄熱を必要としない外
気温度の場合でも、蓄熱体26は少なくとも室温に等し
い温度を有し、蓄熱体温度センサ40がこの温度に対応
する温度信号を主コントローラ44に出力するためであ
る。
【0020】図4の実施形態では、E1ダイヤルは蓄熱
可能な最大熱量を蓄熱室22に蓄熱するときの最低外気
温度の設定範囲を−20℃から10℃の範囲とし、E2
ダイヤルは蓄熱を停止するときの最大外気温度の設定範
囲を12℃から20℃の範囲としてある。例えば最低外
気温度を−12℃に、最大外気温度を16℃に設定する
と、外気温センサ70(図3)が例えば5℃の外気温を
検出したときは、蓄熱室22に必要な蓄熱量は、最大蓄
熱量の40%となり、この蓄熱量を確保するために補助
コントローラ68が主コントローラ44に出力する制御
信号は50%であることを示す。そして、補助コントロ
ーラ68の制御信号が0のときは、蓄熱室22の蓄熱量
は最大蓄熱量である100%となり、蓄熱を必要としな
い80%のときは、蓄熱量0であり、室温に等しいかあ
るいはそれ以前に蓄熱された残熱による温度となる。し
たがって、最大外気温度と最低外気温度とをそれぞれ独
立させて設定することにより、この間の外気温度と蓄熱
量との比例関係が変化し、寒冷地域と温暖地域等の地域
的な気候あるいは設置場所等の特質、更に、寒さに対す
る感覚等の人の特質に応じて細かな調整が可能である。
【0021】図5は、主コントローラ44が電気スイッ
チ48を作動するときの蓄熱体温度センサ40と補助セ
ンサ46との関係を示す。図5の(A)は、補助コント
ローラ68を用いないときの作動を示し、この場合に
は、蓄熱体温度センサ40の検出値40sがBダイヤル
の設定値に達したときに、主コントローラ44が作動
し、上述の電気スイッチ48,48aを遮断する。ま
た、図5の(B)は、主コントローラ44と補助コント
ローラ68とを用いた時の作動を示し、この場合には、
蓄熱体温度センサ40の検出値40sと補助センサ46
の検出値46sとの和が、Bダイヤルの設定値すなわち
最大蓄熱位置に達したときに、主コントローラ44が作
動し、蓄熱を停止する。もちろん、Bダイヤルを最大蓄
熱位置以外の位置に配置することも可能であり、この場
合にも、補助コントローラ68の出力が外気温度に比例
するため、蓄熱室22の蓄熱温度したがって蓄熱量は更
に下がる。
【0022】この蓄熱暖房装置10を使用する場合は、
主コントローラ44のBダイヤルを最大蓄熱位置(図5
の(B))に設定する。また、補助コントローラ68の
E1,E2ダイヤルを介して最大蓄熱量を蓄熱するとき
の外気温度と蓄熱が不要な外気温度とを設定し、外気温
度の変化に対する蓄熱量の変動率を定める。E1ダイヤ
ルとE2ダイヤルとのそれぞれの設定温度の差が大きい
場合は、外気温度のわずかな変動でも蓄熱量が大きく変
化し、逆に、設定温度の差が小さい場合は、外気温度の
変動に対する蓄熱量の変動が小さくなる。
【0023】この蓄熱暖房装置10の作用は次のとおり
である。例えば夜11時等電気料金の安価な時間帯に入
って電力が供給されると、電気スイッチ48を介して蓄
熱室22内の電気ヒータ32に電流が供給され、蓄熱体
26が加熱される。蓄熱体26の温度が次第に上昇し、
この温度は蓄熱体温度センサ40を通じて主コントロー
ラ44に検出される。一方、補助コントローラ68は、
外気温センサ70を介して外気温度を検出し、図4に示
す関係にしたがって、この外気温度に応じた制御信号を
出力し、制御ヒータ64を加熱する。この制御ヒータ6
4の温度は補助センサ46を介して主コントローラ44
で検出される。これにより、主コントローラ44は、図
5の(B)に示すように、蓄熱体温度センサ40の検出
値40sと補助センサ46の検出値46sとの和が最大
蓄熱位置に達したときに、電気スイッチ48を開き、蓄
熱体26の加熱を停止する。同時に、制御ヒータ64と
直列に介挿されたスイッチ48aも開き、制御ヒータ6
4の加熱も停止される。
【0024】外気温度が高い場合は、補助コントローラ
68の出力が大きいため、制御ヒータ64がより高温に
加熱され、これにより、補助センサ46の検出値46s
が大きくなり、相対的に、蓄熱体温度センサ40の検出
値40sが小さくしたがって蓄熱室22の温度が低い状
態で、主コントローラ44が作動し、電気スイッチ48
が開く。逆に外気温度が低い場合は、補助コントローラ
68の出力が小さいため、制御ヒータ64の加熱温度が
低く、これにより、補助センサ46の検出値46sが小
さくなり、相対的に、蓄熱体温度センサ40の検出値4
0sが大きくしたがって蓄熱室22がより高い温度まで
加熱されたときに、主コントローラ68が作動する。こ
れにより、蓄熱室22内には、常に外気温度に対して過
不足のない熱量が蓄熱室22内に蓄熱される。
【0025】なお、補助コントローラ68は、制御ヒー
タ64を加熱することに代え、その外気温度に応じた出
力で、主コントローラ44の設定温度を直接変更させる
ようにしてもよい。この場合には、Bダイヤルを機械的
に直接作動する場合の他、例えば電子制御により行うこ
とも可能であり、このようにすることにより、補助セン
サ46が不要となる。
【0026】
【発明の効果】以上明らかなように、本発明によれば、
天候変動の大きな季節においても、過不足のない必要熱
量を効率よく確実に蓄熱することのできる構造簡単で安
価な蓄熱暖房装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態による蓄熱暖房装置
の全体構造を概略的に示す説明図。
【図2】図1の蓄熱暖房装置の電気的な回路例の説明
図。
【図3】図1に示す蓄熱暖房装置の制御部の配置例を示
す説明図。
【図4】外気温度に対する必要な蓄熱量と補助コントロ
ーラの出力との概略的な関係を示すグラフ図。
【図5】主コントローラを作動させる蓄熱体温度センサ
と補助センサとのそれぞれの検出値を示すグラフ図。
【符号の説明】
10…蓄熱暖房装置、12…暖房器本体、14,16,
18…制御部、20…ハウジング、22…蓄熱室、24
…制御室、26…蓄熱体、28,30…断熱材、32…
電気ヒータ、34…接続端子、36,38…窓、40,
46…センサ、42…仕切壁、44…主コントローラ、
48,48a…スイッチ、50…過蓄熱防止器、52…
リレースイッチ、54…転倒時蓄熱防止センサ、56…
放熱異常サーモスタット、58…端子ブロック、60,
62,66…遮断器、64…制御ヒータ、68…補助コ
ントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L072 AA05 AB02 AC02 AD04 AD06 AD13 AD18 AE10 AF00 AF03 AG07 3L073 CC01 DD08 DE03 DF01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材内に収容された高温蓄熱体と、こ
    の蓄熱体を加熱する電気ヒータと、この電気ヒータに供
    給する電流を制御する電気スイッチと、蓄熱体の温度を
    検出し、この蓄熱体に所定熱量が蓄熱されたときにこの
    電気スイッチを開く主コントローラと、外気温度を検出
    し、外気温度に応じた制御信号をこの主コントローラに
    出力し、主コントローラが電気スイッチを遮断するとき
    の蓄熱量を外気温度に応じて変化させる補助コントロー
    ラとを備えることを特徴とする蓄熱暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記補助コントローラは、蓄熱を停止す
    る最大外気温度と、最大熱量を蓄熱する最低外気温度と
    を予め記憶し、この最大外気温度と最低外気温度との間
    で、検出した外気温度に比例する制御信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の蓄熱暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記補助コントローラは、外気温度に応
    じた温度に加熱されることにより、制御信号を出力する
    制御ヒータを有し、前記主コントローラは、蓄熱体の温
    度を検出する蓄熱体温度センサと、制御ヒータの温度を
    検出する補助センサとを有し、この蓄熱体温度センサが
    検出した温度と、補助センサが検出した温度との和から
    前記所定熱量を検出することを特徴とする請求項1に記
    載の蓄熱暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記主コントローラは、前記所定熱量を
    手動で設定可能であることを特徴とする請求項1に記載
    の蓄熱暖房装置。
  5. 【請求項5】 前記補助コントローラは、最大外気温度
    と最低外気温度とを、それぞれ独立させて調整可能であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の蓄熱暖房装置。
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