JPS63194157A - 電気温風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、送風装置の運転・停止の選択ができる電気温
風機に関するものである。

従来の技術 近年、住宅の気密化、断熱化によシ、電気ヒータによる
加熱でも適度な暖房感を得ることができる環境になυつ
つあシ、同時に、その清潔性、安全性、簡便性などから
電気暖房の利点が見直されつつある。特に電気温風機で
も、一台で通常の強制対流運転と、寝室など特に静かで
あることを要求される場合を考慮して、送風装置を停止
して自然対流による暖房運転に切換えできる方式のもの
が注目されつつある。

以下に従来の電気温風機について説明する。

第２図は、従来の電気温風機の部分断面斜視図であり、
長方形の鉄板製の本体ケース１の内部下方に、発熱体２
を収納し、本体ケース１の天面には格子状の開口部３を
、下面には通気口４を設けている。また前面の隅には格
子状の送風口６と仕切板６、ファンモータ７を設け、隅
の天面には操作スイッチ８を設けである。

以上のように構成された従来の電気温風機について、以
下その動作を説明する。まず操作スイッチ８を入れると
発熱体２に通電し、発熱体２からの熱は自然上昇気流と
なって本体ケース１内を上方へ流れ、本体ケース１を加
熱して本体から二次輻射し、人体に直接作用するととも
に天面の開口部３から加熱空気が上昇し、自然対流およ
び拡散効果によυ室内を暖める。次に操作スイッチ８で
送風を選択すると７７ンモータ７に通電し、本体ケース
１内の加熱空気を吸引して前面の送風口６から温風を排
出し、強制対流によシ室内を暖めるものである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来の構成では、本体ケース１の下部
に発熱体２を配し、本体ケース１内の上昇気流で本体ケ
ース１を加熱して二次輻射を得るものであるため、発熱
体２に近い本体ケース１の下部は発熱体２からの一次輻
射を受けて高温となシ、上昇気流で加熱される本体ケー
ス１の上部との温度差が出やすく、特に送風装置を停止
したときには、本体ケース１の下部はあつくなりすぎる
傾向にあり、均一な二次輻射が得られにくいという問題
があった。また、送風停止時には本体ケース１内の上昇
気流によフ、本体ケース１の背面も内側から加熱され、
本来輻射する必要のない本体ケース後方にも二次輻射し
てしまうという問題点を有していた。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、本体ケー
ス前面から均一な輻射を行うと同時に、本体ケース背面
の昇温を最小限にとどめ、不要輻射をおさえることので
きる送風停止機能付の電気温風機を提供することを目的
とする。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の電気温風機は、前面
に平板面を有する長方体の本体ケースと、前記本体ケー
スの内部において平板面に近接しかつ前記平板面のほぼ
全体にわたって配した面状発熱体と、前記本体ケースの
下部に配した送風装置と、前記本体ケースの前面上部に
設けた第１の開口部と、前記本体ケースの天面に設けた
第２の開口部とを有し、前記第２の開口部には、帯板状
の開閉板を回動自在に取付け、前記開閉板には、温度変
化によシ伸縮する感温変形体を取付け、前記感温変形体
によシ開閉板を開閉する構成を有している。

作　　用 この構成によって、送風時には本体ケースの前面側は面
状発熱体で均一に加熱されるとともに、面状発熱体の後
方で熱交換した空気は、送風装置により本体前面の第１
の開口部よシ温風として排出され、本体背面はこの空気
流れによシ遮熱されることとなる。また送風装置停止時
には、開閉板に連結された感温変形体によシ第２の開口
部を機械的に開口し、自然対流による暖房を行うことと
なる。

実施例 以下本発明の一実施例について第１図を参照しながら説
明する。第１図において、１１は長方形の本体ケース１
１であり、その前面の平板面１２の内部に近接して、こ
の平板面１２とほぼ等しい面を有する面状発熱体１３を
配している。前記平板面１２の上部には、前記面状発熱
体１３の全幅にほぼ等しく格子状の第１の開口部１４が
設けられている。本体ケース１１の天面には、同じく前
記面状発熱体１３の全幅とほぼ等しく第２の開口部１６
が設けられ、第２の開口部１６には、両端を本体ケース
１１に回動自在に支持された帯板状の開閉板１６が取り
つけられている。開閉板１６は、その大きさが第２の開
口部１６の面積と等しく、中央にクリップ状の感温変形
体１７の一端を連結している。前記感温変形体１７は、
形状記憶合金などで形成され、他端は本体ケース１１に
固定され、一定の温度以上では感温変形体１７が変形す
る性質を利用して開閉板１６を駆動し、第２の開口部１
６が開口するようになっている。本体ケース１１の下部
には送風装置１８が備えられ、本体ケース１１の下部背
面の格子状の吸込口１９よシ空気を取り入れるようにな
っている。

以上のように構成された本実施例の電気温風機について
以下その動作を説明する。まず、本体ケース１１の天面
の操作スイッチ２０を入れて温風暖房を選択すると、面
状発熱体１３を通電加熱する。本体ケース１１の前面の
平板面１２は、この面状発熱体１３の熱を受けて均一に
加熱され、この平板面１２よシニ次輻射熱を発すると同
時に、送風装置１８によシ吸込口１９よシ本体に取シ入
れられた空気は、本体ケース１１内で面状発熱体１３の
熱を受けて昇温し、第１の開口部１４から前方へ送風さ
れる。このとき感温変形体１７は送風装置１８の空気流
のため、面状発熱体１３の上昇気流の影響を直接に受け
ず、塑性変形した形状のまま保たれ、第２の開口部１６
は開閉板１６によシ、閉じた状態となっている。

次に操作スイッチ２ｏによシ、選択的に送風装置１８を
停止させると、面状発熱体１３からの熱によシ本体ケー
ス１１内で上昇気流を生じ、感温変形体１７や天面の帯
板状の開閉板１６を加熱することとなシ、一定温度以上
で形状記憶合金が変形する性質を利用して、感温変形体
１７が開閉板１６を駆動して第２の開口部１６を開き、
本体ケース１１内の上昇気流は煙突効果によシ、自然対
流を促進し室内を暖めることができる。

以上のように本実施例によれば、本体ケース１１の内部
に面状発熱体１３を配したことによシ、本体ケース１１
の前面から均一な温度で輻射を行うことができると同時
に、送風装置１８によシ本体内の熱を第１の開口部１４
より本体の前方へ送シ、この空気断熱層によシ本体背面
の昇温を抑え、本体後方への不要な輻射を最小限におさ
えることができる。また、送風装置１８の停止時には感
温変形体１７の作用により本体ケース１１の天面の第２
開口部１５が開き、本体内の熱を煙突効果により本体上
部から上昇させ、自然対流による暖房効果を増すことが
できる。さらに送風装置１８は本体ケース１１の下部に
配置しであるので、熱の影響を受けにくく、従来例よシ
も送風装置１８自体の絶縁性、寿命に好影響を与えるこ
とができる。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本発明は長方
体の本体ケースの前面平板面の内部に近接して面状発熱
体を配したことにより、本体ケースの前面から均一な輻
射を行うことができ、送風装置によシ、本体背面は空気
層によシ断熱されるため高温とならず、本体後方への不
要な輻射を押えることができるとともに、送風装置の停
止時には、本体天面の第２の開口部が感温変形体によシ
開口するようにしたので、本体内の熱気を煙突効果にて
本体上部から上昇させ、自然対流による暖房を効率よく
行うことができる優れた電気温風機を実現できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の温風機の部分断面斜視図、
第２図は従来の温風機の部分断面斜視図である。 １１・・・・・・本体ケース、１２・・・−・・平板面
、１３・・・・・・面状発熱体、１４・・・・・・第１
の開口部、１６・・・・・・第２の開口部、１６・・・
・・・開閉板、１７・・・・・・感温変形体、１８・・
・・・・送風装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 Ｈ−、不、俸ケー又 １２−−一平稙偽

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　前面に平板面を有する長方体の本体ケースと、前記本
   体ケースの内部において平板面に近接しかつ前記平板面
   のほぼ全体にわたって配した面状発熱体と、前記本体ケ
   ースの下部に配した送風装置と、前記本体ケースの前面
   上部に設けた第１の開口部と、前記本体ケースの天面に
   設けた第２の開口部とを有し、前記第２の開口部には開
   閉板を回動自在に取付け、前記開閉板には温度変化によ
   り伸縮する感温変形体を取付け、この感温変形体により
   前記開閉板を開閉するようにしてなる電気温風機。