JP3038339U - ホイール付き廃タイヤ切断反転装置 - Google Patents

ホイール付き廃タイヤ切断反転装置

Info

Publication number
JP3038339U
JP3038339U JP1996012875U JP1287596U JP3038339U JP 3038339 U JP3038339 U JP 3038339U JP 1996012875 U JP1996012875 U JP 1996012875U JP 1287596 U JP1287596 U JP 1287596U JP 3038339 U JP3038339 U JP 3038339U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
wheel
waste
waste tire
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996012875U
Other languages
English (en)
Inventor
藤 明 彦 伊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ito Corp
Original Assignee
Ito Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ito Corp filed Critical Ito Corp
Priority to JP1996012875U priority Critical patent/JP3038339U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3038339U publication Critical patent/JP3038339U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種廃タイヤを、ホイールから離脱すること
なく完全に反転状として街路用植木鉢等に活用するため
の、新規な構造からなるホイール付き廃タイヤ切断反転
装置を提供する。 【解決手段】 ホイールが挿着されたままの廃タイヤT
に同心状の円形切断部を形成する廃タイヤ切断機1と、
該円形切断部形成側を下にして抜き枠台部22で保持
し、ホイール部を押圧板24によって強制的に押し出し
て、該ホイール部から通過孔22aを通過させるタイヤ
部反転機2と、それらの間に配する移送装置とからな
り、廃タイヤTに円形切断部を形成して該円形切断部か
ら外側のタイヤ部を反転させてしまう工程までを連動さ
せてなるホイール付き廃タイヤ切断反転装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】
この考案は、車両用のホイール付き廃タイヤをリサイクル利用するために必 要となる廃タイヤ切断反転装置に係り、特に、ラジアルタイヤ、バイアスタイヤ 等のチューブレス廃タイヤ、またはチューブを有する廃タイヤを、ホイールから 離脱することなく完全に反転状としてしまうことを可能にする、新規な構造から なるホイール付き廃タイヤ切断反転装置とを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
我が国では、自動車の普及に連れて悪化する光化学スモッグ等の大気汚染を 抑制するために、排気ガスに対する規制が強化されてきた結果、それに対応すべ くして、排気浄化触媒を始めとした排ガス処理技術は格段の進歩、発展を遂げる と共に、エンジンの低燃費化技術の開発にも拍車が掛り、今では世界でも最高水 準の低公害車を実現するまでに至っている。 このように、自動車自体の環境保護に直接係る部分についての性能は確実に 高められてきているのに対し、使用済みとなった廃車車両の処理に関する部分つ いては、依然として効果的な対策が見出されていないのが現状である。
【0003】 大量の車体を細かく材料別に分解して材質毎に回収、利用する方法は、新た な材料を調達する場合よりも著しくコスト高となってしまうため、経済性だけが 追及されている間は、往々にして廃車車両やその部品等の山積み放置を誘引し、 それらによる自然環境の破壊が殆ど野放し状態となってきていたが、ようやく自 然環境保護が人類にとって極めて重大な関心事であって、最早放置しておくこと のできない段階にまで至っているとの理解が深まるに連れ、車両を構成する部品 を廃車段階で再生、利用しようという考え方は、次第に共通の認識として定着し つつあり、各自動車メーカー共、自動車の開発の時点で、部品の再生利用率を高 める努力がなされ始めてきていて、多くの部品において既にそれが実行に移され ている。
【0004】 こうした傾向にも拘らず、自動車構成部品の中でも廃タイヤについてだけは 、その処理対策について、未だ好適な手段が見出だされておらず、有効活用する ための秀れた方法が、現在もなお多方面で模索され続けている。 廃タイヤは、焼却時に高温と有害ガスとを発生するため、焼却炉を傷めてし まう共に、大気汚染を進行させる原因になってしまう等の課題を抱えていて、焼 却処理が極めて困難であるという欠点を有していることから、今のところ、廃タ イヤの処理は、専ら、回収された廃タイヤのトレッド部およびサイド部等に新た なゴム表皮を形成し、スチール線等を利用したカーカスやベルト、およびビード 等はそのまま再利用するようにした再生タイヤの製造という手段で対応している に過ぎない。 しかし、こうした再生タイヤも、複数回に渡って再生、利用された場合の安 全性の確保が困難となるため、安全性を保証できないものに関しては、通常の廃 タイヤと同様の焼却処分とせざるを得ないことになる。
【0005】 上記廃タイヤの再利用に有効な手立てとして、本願考案者自らが先に開発済 みである登録実用新案第3018553号考案に見られるとおりの「古タイヤを 利用した植木鉢」がある。 この技術は、ホイールに装着されたままのチューブレス型の廃タイヤの、一 方のサイド部分所定位置を周方向に沿って円形に切開し、トレッド部および他方 のサイド部が共に内側になるように反転製造し、反転させたこれらトレッド部お よび他方のサイド部を植木鉢のポット部、ホイールが脚部、一部残された所定巾 のリング状サイド部が脚部安定座部となるようにした植木鉢に形成するものであ り、ホイールの飾り用抜き孔やスポークの間、ねじ孔等を簀の子部分に利用でき 、しかも、耐候性のある安価な植木鉢として提供することができる上、周壁のタ イヤゴム部分は、人や車等が当たっても安全で、且つ自らも破損することがなく 、耐久性のある植木鉢を実現できるという多くの利点を有するものとなるが、未 だに効率的な生産技術が確立されていないことから、思うような普及、拡大が図 れないままの状況となっている。
【0006】 本願考案者は、「古タイヤを利用した植木鉢」の開発者として、このような 廃タイヤを利用した植木鉢の量産化に繋がる製造技術の確立こそが、処分されず に大量に放置され、粗大ゴミとして社会問題ともなりつつある廃タイヤの数を大 幅に減少させることに繋がり、さらには、通常であれば高額な費用を必要とする 町並み景観用の植木鉢を安価に提供できるようにし、その採用、普及を容易にし て美観の向上に大いに役立つことにもなるという見地から、その開発、研究に着 手し、長期に渡る試行錯誤と共に幾多の試作実験を繰り返してきた結果、遂に新 規なホイール付き廃タイヤ切断反転装置の実用化に成功したものであり、以下で は、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構成を詳述していくこと とする。
【0007】
【考案の構成】
図面に示すこの考案を代表する実施例からも明確に理解されるように、この 考案のホイール付き廃タイヤ切断反転装置は、次のような構成をその要旨とする ものである。 即ち、ホイール付き廃タイヤ載置用の受支台部と、該受支台部上にホイール 付き廃タイヤを横置き状にしたまま固定する固定構造部と、載置、固定したホイ ール付き廃タイヤ共々、受支台部を回転駆動する回転装置部と、ホイールリム外 縁から外方所定巾位置となる廃タイヤ側面を突き刺し状として円形切断部に形成 する刃物とを組み合わせたホイール付き廃タイヤ側面切断機に隣接させ、側面に 円形切断部を形成してなるホイール付き廃タイヤの、当該円形切断部の直径より もやや大きい直径の通過孔を穿設してなる抜き枠台部と、該抜き枠台部通過孔の 中心直上において、同中心線上を上下動する押圧装置部とを組み合わせてなるタ イヤ部反転機を設置すると共に、両者間には、ホイール付き廃タイヤ側面切断機 受支台部上のホイール付き廃タイヤを、タイヤ部反転機の抜き枠台部通過孔上に 移動させる移送装置を配してなることを特徴とする、ホイール付き廃タイヤ切断 反転装置である。
【0008】
【関連する考案1】 そして、この考案には、上記した基本的な構成からなるホイール付き廃タイ ヤ切断反転装置に関連し、次のとおりの構成を基本とするホイール付き廃タイヤ 切断反転装置も包含されている。 それは、ホイール付き廃タイヤ載置用の受支台部と、該受支台部上にホイー ル付き廃タイヤを横置き状にしたまま固定する固定構造部と、載置、固定したホ イール付き廃タイヤ共々、受支台部を回転駆動する回転装置部と、ホイールリム 外縁から外方所定巾位置となる廃タイヤ側面を突き刺し状として円形切断部に形 成する刃物とを組み合わせたホイール付き廃タイヤ側面切断機に隣接させ、側面 に円形切断部を形成してなるホイール付き廃タイヤの、当該円形切断部の直径よ りもやや大きい直径の通過孔を穿設してなる抜き枠台部と、該抜き枠台部通過孔 の中心直上において、同中心線上を上下動する押圧装置部とを組み合わせてなる タイヤ部反転機を設置すると共に、両者間には、ホイール付き廃タイヤ側面切断 機受支台部上のホイール付き廃タイヤを、タイヤ部反転機の抜き枠台部通過孔上 に移動させる移送装置が配され、且つタイヤ部反転機の抜き枠台部通過孔真下に も、同所から機枠本体前方に向けて移送装置が配されてなることを要旨とする、 ホイール付き廃タイヤ切断反転装置である。
【0009】
【関連する考案2】 また、上記したこの発明の基本を成すホイール付き廃タイヤ切断反転装置、 およびそれを更に発展させたホイール付き廃タイヤ切断反転装置に関連して、ホ イール付き廃タイヤ載置用の受支台部と、該受支台部上にホイール付き廃タイヤ を横置き状にしたまま固定する固定構造部と、載置、固定したホイール付き廃タ イヤ共々、受支台部を回転駆動する回転装置部と、ホイールリム外縁から外方所 定巾位置となる廃タイヤ側面を突き刺し状として円形切断部に形成する刃物とを 組み合わせたホイール付き廃タイヤ側面切断機に隣接させ、側面に円形切断部を 形成してなるホイール付き廃タイヤの、当該円形切断部の直径よりもやや大きい 直径の通過孔を穿設してなる抜き枠台部と、該抜き枠台部通過孔の中心直上にお いて、同中心線上を上下動する押圧装置部とを組み合わせてなるタイヤ部反転機 を設置すると共に、両者間には、ホイール付き廃タイヤ側面切断機受支台部上の ホイール付き廃タイヤを、タイヤ部反転機の抜き枠台部通過孔上に移動させる移 送装置が配され、且つタイヤ部反転機の抜き枠台部通過孔真下にも、同所から機 枠本体前方に向けて移送装置が配されてなるものとする一方、該移送装置の終端 近傍には、塗装機が配されてなるものとしたことをその基本的な構成とする、ホ イール付き廃タイヤ切断反転装置も、この考案に包含される。
【0010】 ホイール付き廃タイヤ側面切断機は、ホイール付き廃タイヤ支持用の受支台 部と、該受支台部にホイール付き廃タイヤを固定する固定構造部と、ホイールリ ム外縁から外方所定巾位置となる廃タイヤ側面を突き刺し状として円形切断部に 切開する刃物と、ホイール付き廃タイヤの固定された受支台部または刃物を回転 駆動する回転装置部とから成り立っている。
【0011】 また、ホイール付き廃タイヤのタイヤ部反転機は、側面に円形切断部を形成 してなるホイール付き廃タイヤの、当該円形切断部の直径よりもやや大きい直径 の通過孔を穿設してなる抜き枠台部と、該抜き枠台部通過孔の中心直上において 、同中心線上を上下動する押圧装置部との組み合わせからなるものである。
【0012】 ホイール付き廃タイヤは、車両に装着した後、摩耗その他の理由で使用済み となったタイヤであって、ホイール付きのタイヤであれば、サイズに係わらず対 象となり、その中、チューブレスタイプのラジアルタイヤが最も適してはいるも のの、その他チューブを有する一般的なタイヤや、バイアスタイヤあるいはベル テットバイアスタイヤ等についても十分適用可能であり、更に、ホイールについ も、鉄製、アルミ製その他金属製のものや、他の複合材料や樹脂等の素材で製造 されたものであっても勿論差支えはない。
【0013】 受支台部は,上記ホイール付き廃タイヤを安定した状態に取り付けることが でき、該ホイール付き廃タイヤを所定平面内において低速回転させる機能を果た すようにするものであり、したがって、対象となる廃タイヤのサイズに対応でる 外径寸法を有する頑丈な円盤か、それに代替できる型鋼材や棒材等を適宜組み合 わせてなるフレーム構造のものとして形成され、それを単独で所定高さ位置に配 し、所定平面内の円滑な回転(回転中に波打ち現象を発生させない回転)がなさ れるよう、例えば円盤自体、その裏面を補強フレーム等で補強した構造のものと なし、重量のあるホイール付き廃タイヤと一体となって回転しても、回転軸から 離れた周縁が上下に揺動しながらの回転にならないものとしたり、あるいは、機 枠本体の上部に平坦な天板を一体化し、その上に所定間隔を置いて受支台部が組 み合わされ、該受支枠台部の裏面周縁にバランス良く複数の転輪を介在させるこ とにより、これら転輪が天板を支持面として回転動し、受支枠台部周縁の撓み現 象を阻止するようにした構造として、円滑な回転が実現されるようにする。
【0014】 さらに、この受支台部には、載置する廃タイヤが、その中心位置を回転軸心 に合致させて固定され、しかも、後述する刃物の廃タイヤ側部への切り込みによ っても受支台部と確実に一体化され、常に受支台部と共に回転していく十分な固 定強度の期待できる固定構造部を合わせ持つものとされなければならず、例えば 、固定ハンドル付き押し当て部でホイールの車軸孔を固定するようにした後述す る構造に代表されるものとしたり、あるいは外側から廃タイヤのトレッド部と側 部とを押さえ付けるようにした構造のものとする等、確実に固定される構造が適 用されるようにしなければならない。 なお、受支台部の低速回転駆動は、その回転動力軸が、直接か、または、変 速機や回転伝動部品を介して受支台部に接続され、駆動モータによって低速回転 されるようにしてあり、廃タイヤの大きさや重さに影響されずに、所定の速度お よびトルクによって安定して回転駆動されるようにしなければならない。
【0015】 刃物は、受支台部に固定されて低速回転するホイール付き廃タイヤの、ホイ ールリムから所定寸法巾だけ外側のタイヤ側面に突き刺し状にその刃部を突き立 てたままとし、廃タイヤ側が低速回転することによってタイヤ側面を円形に切開 して円形切断部に形成してしまう機能を果たすものであり、ホイール付き廃タイ ヤの受支台部への出し入れ段階には、その作業の邪魔にならない位置にまで退く ことができ、また、切開位置を、ホイールリムから所望する所定寸法巾箇所に設 定できるようにして、ホイール側に残るタイヤ側部の巾寸法が自由に選択できた り、あるいはホイール側に残るタイヤ側部の巾寸法は一定とするものの、ホイー ルサイズの違いに対応可能とするよう、該刃物は、その刃物装着部共々、上下、 左右への円滑な移動がなし得るようにした機構、例えば、機枠本体天板上の所定 範囲内においてX,Y方向に移動可能な垂直且つ平行に立設された支柱間に水平 に横架されてなる横架体の中央に、下端を刃物固定部とした刃物装着部を垂設し 、横架体をネジ込み進退式あるいは油圧進退式等で天板の平面方向(X,Y方向 )および支柱の上下方向に自在に移動可能となるようにした構成が併せて組み込 まれてなるものとすべきである。 なお、この刃物装着部は、受支台部や受支台部を組み合わせた天板を所定位 置に配したり、回転駆動軸やそのための伝導系、動力源等を組み込んだりするた めの機枠本体の、天板よりも上方に立ち上げた支持枠部等に、上記した構成と共 に組み込まれるようにする。
【0016】 上記した各部構成からなるホイール付き廃タイヤ側面切断機は、廃タイヤを 水平状にセットするようにしたものに限定されている訳ではなく、傾斜させた平 面内で回転させるように構成したもの、あるいは垂直状にセットしてその垂直面 内で回転させるようにしたものも当然包含され、しかも、ホイール付き廃タイヤ を固定した受支台部を回転させて廃タイヤが所定平面内で回転するようにし、刃 物側は回転移動しないで調整された位置に固定されるようにした構成とする外、 逆に刃物側が所定円周上を周回移動する構成で、ホイール付き廃タイヤを固定し た受支台部が固定されたままとなる構成のものに形成されても全く同様の目的を 達成することができ、この考案には、この構成からなるホイール付き廃タイヤ側 面切断機が包含されている。
【0017】 なお、後者の構成からなる刃物の周回移動は、既述ように、刃物装着部が、 平面方向(X,Y方向)および支柱の上下方向に自在に移動可能となるようにし て支持枠部に取り付けられていて、支持枠部の基端側を、機枠本体上に配した円 形軌道上で低速回転するようにした構成としたり、あるいは、支持枠部は、機枠 本体と一体に形成され、該支持枠部上端側に円形軌道を固定しておき、該円形軌 道に複数個のローラを介して調整枠を吊下した上、該調整枠に刃物装着部上端側 が平面方向(X,Y方向)および上下方向に移動可能に装着されてなる構成とす る等として実現可能である。
【0018】 抜き枠台部は、前記したホイール付き廃タイヤ切断装置で、その一側面所定 箇所に円形切断部が形成されてなる廃タイヤの、当該円形切断部形成側の側面を 下にして載置状にするための載置台の機能を果たすと共に、円形切断部から内側 部分(即ち、円形切断部によってホイール側に切り離されて残るタイヤ側部とホ イール)を、トレッド部分だけを支持した状態で下方に強制的に押し下げていき 、最終的に支持されていたトレッド部もその支持面から離れて下方に通過させら れることにより、円形切断部よりも外側部分がしごかれるようにして反転されて しまうようにする機能を果たすものであり、中央部分が、対象となる円形切断部 を有する廃タイヤの、当該円形切断部の径よりもやや大きい径の通過孔に形成さ れてなる厚鋼板や、あるいは、同通過孔の円周上の複数箇所に接線状あるいは円 弧状に形成した抜き枠片を同一平面内に配した組み合わせ構造からなるもの等と して形成される。
【0019】 押圧装置部は、前記した抜き枠台部上に、その一側面所定箇所に形成された 円形切断部が下になるようにしてセットされたホイール付き廃タイヤに対し、円 形切断部が形成されていない側の廃タイヤ側面側、主としてホイール部分を強力 に押し出して、該ホイール部分から円形切断部を抜け出してしまうよう機能する 装置部分であり、その押圧力は、モータやエンジン等からの力を利用して機械的 な倍力機構を作動させて発生させるものとしたり、圧縮空気や油圧等の圧力を利 用して発生させるようにするものである。 なおこの押圧装置部の加圧方向は、円形切断部が形成されていない側の廃タ イヤ側面に直交する方向でなければならない。
【0020】 ホイール付き廃タイヤ側面切断機とホイール付き廃タイヤのタイヤ部反転機 とは、後述する実施例のように、夫々独立した枠体で構成されたものとし、その 間に介在、設置する移送装置で組立て、解体自在に一体化するように形成される 外、同切断機、同反転機、および移送装置が、共通する一連の枠体内に組み込ま れるようにしたものとすることも勿論可能であり、それら各部の作動系は、作業 者が目視しながら手動で実施するものとしたり、コンピューター制御で、円形切 断部形成加工→移送→反転加工と自動化されたものとすることも可能である。更 に、この装置の前後にも、ホイール付き廃タイヤ供給装置や加工済みホイール付 き廃タイヤ取出し装置を同時に組み込んで完全に自動化されてなるものとするこ ともできる。
【0021】 移送装置は、円形切断部形成加工を終え、受支台部上への固定も解除された 状態のホイール付き廃タイヤが、当該円形切断部形成側の廃タイヤ側面を抜き枠 台部側に向けた状態にして移送されるようにするものであり、移送装置の主要部 は公知の各種コンベアの採用が可能であり、廃タイヤの移送が円滑になるよう、 その配置高さが予め配慮されたものとして組み合わされると共に、例えば、その 前後何れかの側にストッパーが形成されていて、該ストッパーを支持部として廃 タイヤの反対側が持ち上げられて廃タイヤを裏返しにしてしまうことができるよ うにしたもの等とすれば、円形切断部の形成された廃タイヤの取り扱いが、なお さら円滑になるものとすることができる。 以下、図面に示す代表的な実施例について詳述することにより、この考案に 包含されるホイール付き廃タイヤ切断反転装置の理解が、一層明確なものとなる ようにする。
【0022】
【実施例1】 図1の装置全体を示す斜視図に示すとおり、この考案の代表的な実施例のホ イール付き廃タイヤ切断反転装置は、ホイール付き廃タイヤ側面切断機1および タイヤ部反転機2と、それらの間に介在して円形切断部の形成された廃タイヤT を移動させる移送装置としての高所搬送コンベア4と、更に塗装機3と低所搬送 コンベア5とを組み合わせてなるホイール付き廃タイヤ切断反転装置切断機であ る。
【0023】 この廃タイヤ側面切断機1とタイヤ部反転機2とは、互いの天板が予め同一 の高さになるように設定されており、両者間を繋ぐようにして高所搬送コンベア 4が配置され、廃タイヤ側面切断機1によって円形切断部を形成し終えた廃タイ ヤTが、タイヤ部反転機2側へ移動し易くなるように構成されている。 更に、タイヤ部反転機2の下部には、前方に延出された低型搬送コンベア5 が設置されており、タイヤ部反転機2によって反転加工された廃タイヤTが、タ イヤ部反転機2の真下に落下した後、作業者が引き出す操作をすることなく、前 方に送り出されてきて、その後の塗装工程に入り易くなるようにしてある。
【0024】 廃タイヤ側面切断機1は、机状の機枠本体11の天板中央下面に、図示には していないが駆動モータが固定されており、該駆動モータの回転動力軸は、天板 に貫通されて上方に突出し、該回転動力軸に対して受支台部13の中心部が結合 されると共に、該受支台部13の下面には、複数の脚車が周方向に沿って点在、 配置されていて、機枠本体11の天板上を転動するように構成されている。 なお、この受支台部13は、図3に示されるように、タイヤの外径に対応す る円盤状に形成されており、大小様々なタイヤが載置可能に形成され、また、受 支台部13の中央部には、鉛直上方に開口する雌ねじが形成されたネジ孔付き固 定基部が設けられており、固定ハンドル付き押し当て部固定ハンドル付き押し当 て部13cが螺着され、廃タイヤTは、同ホイール車軸孔で固定される。
【0025】 上記機枠本体11の天板上には、門型の支持枠14が設けられており、該支 持枠14の一側に、2本の枢軸が前後に平行に掛け渡しされ、該2本の枢軸に対 して、平行リンクを成す如く上下2本の棒体、および、これらに平行に設けられ 剛性を確保する他の1本の補強体の夫々の基端部が、上下に揺動可能に枢着され 、さらに、2本の棒体および1本の補強体の先端部には、刃物14bを固定する ための刃物固定部14cが設けられることによって、揺動腕14aが形成されて いる。揺動腕14aの基部には送りねじが設けられ、その先端部には、進退操作 ハンドル14dが設けられ、この進退操作ハンドル14dを操作することにより 、揺動腕14aを前後方向(受支台部13の径方向)に移動調節できるように構 成されていて、廃タイヤTの直径に応じて刃物14bの位置を適宜変更できるよ うにしてある。
【0026】 タイヤ部反転機2は、図4および図5に示されているように、機枠本体21 が机状に形成され、その上部に設けられた天板の中央には、上下に貫通する通過 孔21aが穿設されており、この通過孔21a上には、中央にホイールが充分に 通過可能な直径で、先の通過孔21aと同心状とした通過孔22aが形成され、 且つ、廃タイヤTを載置可能な外径寸法に設定された抜き枠台部22が設けられ 、その抜き枠台部22の上面には、廃タイヤTの外周壁に当接可能な位置決めピ ン(図中省略)等が左右および後部に立設され、載置された廃タイヤTの外周面 に当接、規制するようにして、載置すべき凡その位置を確認できるように構成さ れている。
【0027】 さらに、機枠本体21の天板上には、門型の支持枠部23が立設され、該支 持枠部23の中央部に、油圧により上下駆動される円形状の押圧板24が垂下状 に設けられ、該押圧板24は、上記通過孔22aを通過する位置まで降下される ように構成されている。 なお、図中24aは、押圧板24を上下動させるための油圧シリンダーを一 部省略した状態で示している。
【0028】 一方、図1において示すとおり、塗装機3は、前面が開口された高床構造の 筐体からなる囲体部31と、この囲体部31の後部に設置された集塵装置部31 aとから構成されていて、前記タイヤ部反転機2によって反転加工された廃タイ ヤTを該囲体部31内にセットした上、集塵装置部31aを起動した状態とし、 囲体部31前面から手作業によって吹き付け塗装する。その際、霧化された塗料 は、周囲に飛散することなく集塵装置部31aで吸引回収されることとなる。
【0029】
【作 用】
この考案のホイール付き廃タイヤ切断反転装置は、先ず、図1および図3に 示されているように、廃タイヤ側面切断機1の受支台部13上にホイールが付い たままの廃タイヤTを載置し、固定ハンドル付き押し当て部13cのねじ部をホ イールの中心に挿通してネジ孔付き固定基部に螺着、固定した後、揺動腕14a を進退移動させて廃タイヤTの一方の側面適所に刃物14bを対応させ、駆動モ ータを回転駆動して揺動腕14aの先端側が降下させ、刃物14bが、廃タイヤ Tに対して相対的に一周することにより、ホイールリムから所定巾外側に円形切 断部が形成され、切断加工が完了する。
【0030】 切断が終了した後に刃物14bが上昇され、受支台部13の回動を停止させ た後、固定ハンドル付き押し当て部13cを螺解、取り外してから、廃タイヤT を受支台部13から移動して高所搬送コンベア4上に移し、タイヤ部反転機2側 に向けて搬送する。 タイヤ部反転機2上に搬送された廃タイヤTは、図4に示されているように 、その切断部分を下向きにして抜き枠台部22上の中央に載置するようにし、油 圧シリンダー24aを作動して押圧板24を強力に降下させていくと、廃タイヤ Tのトレッド部が抜き枠台部22に係合されたまま、ホイール部側が次第に降下 して通過孔22aを通過し、尚も降下して、図5に示すとおり、通過孔21aを も通過し終えてしまうと、その過程で強制的に円形切断部よりも外側でトレッド 部を含むタイヤ部が捲れるようにして反転されてしまい、タイヤ部の反転加工を 終了する。
【0031】 その後、低所搬送コンベア5によってタイヤ部反転機2の下部から前方に押 し出されてきた反転加工済みの廃タイヤTを、必要に応じて塗装機3内に移動さ せると共に、集塵装置部31aを起動させ、手作業によって吹き付け塗装作業を 実施し、所望する外観に着色した反転加工の廃タイヤTとすれば、図1の全体斜 視図のような、円形切断部よりも外側で反転されたタイヤ部分は、植木鉢でいえ ばポット部、それを支持するホイール部は植木鉢のステイ部、ホイール部の下で 円形切断部の内側部分は、所定巾の植木鉢の脚部に相当する形状のものに形成さ れ、そのまま植木鉢等として活用することができる。
【0032】
【効 果】
以上のとおりの構成からなるこの考案は、従前までであれば手作業による製 造でしか実施することのできなかった廃タイヤの反転加工が、機械加工によって 、所定箇所の円形切断から、次の加工部への移送、そして円形切断部から外側の タイヤ部の反転が連続して可能となることから、小人数による大量生産加工が可 能となって大幅なコストの引き下げと製造時間の短縮とを実現し得ることになり 、廃タイヤを、例えば街路用植木鉢に活用する等といった有効利用が可能になり 、従前までのような廃タイヤを焼却処分して環境汚染をする等という社会問題を 一気に解決可能にするという秀れた特徴を発揮することができる。
【0033】 また、この装置の主要部を構成する廃タイヤ側面切断機および廃タイヤ部反 転機は、何れも比較的簡単な構成で実現可能なものであって、操作も極めて簡便 で安全なものとして提供することができることから、手作業による場合には、1 人の作業者によって実施することが殆ど不可能か、もしくは非常な労力を要する こととなっていた反転加工が、1人の作業者によっても極めて短時間の中に安全 に完了することができ、製造効率を大いに高めるという秀れた効果を奏すること となる。
【0034】 特に、実施例に示したこの考案を代表するホイール付き廃タイヤ切断反転装 置は、円形切断部形成後の廃タイヤTの上記タイヤ部反転機2がわへの移送が簡 便となって作業性が良くなるだけではなく、タイヤ部反転機2によって反転加工 を終えた廃タイヤTの取り出しも、低所搬送コンベア5によって、タイヤ部反転 機2の下から自動的に前方に搬出されることから、作業者が自らタイヤ部反転機 2の下に手を伸ばして無理な姿勢で引き出す作業が必要なくなり、それだけ作業 者への負担を軽減し、連続した反転加工作業の実施を容易にする上、低所搬送コ ンベア5に近接させて集塵装置部31aの組み込まれた塗装機3が用意されてい る事例としていることから、廃タイヤTの反転加工ラインの最後に、所望する色 への塗装が衛生的且つ効率的に実施可能となり、廃タイヤTの利用価値を高め、 その有効活用を更に一層広げて、極めて実用的な装置が実現可能となる。
【0035】 叙上の如く、この考案のホイール付き廃タイヤ切断反転装置装置は、特別に 習熟した作業技術を要することなく、誰もが簡便且つ安全に反転加工させた廃タ イヤの連続した生産が可能となって、これまでそのための大量生産する手段がな かった不都合が一挙に解決され、廃タイヤの再利用、特に街路用植木鉢としての 活用が極めて簡便になし得ることになることから、従前までのような野放しにさ れる率も大巾に減少でき、また、焼却処分の必要もなくなり、廃タイヤによる公 害発生を阻止する有効な手段の一つとして、各方面で大いに役立つものと予想さ れる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案のホイール付き廃タイヤ切断反転装置
の具体例からなる代表的な実施例を示すものである。
【図 1】ホイール付き廃タイヤ切断反転装置の全体斜
視図である。
【図 2】反転加工されたホイール付き廃タイヤの斜視
図である。
【図 3】この考案の装置内に組み込まれる切断機にホ
イール付き廃タイヤをセットし、タイヤ切断加工過程に
おける1態様を示す斜視図である。
【図 4】この考案の装置内に組み込まれるタイヤ部反
転機に、円形切断部加工の施されたホイール付き廃タイ
ヤをセットした状態を示す斜視図である。
【図 5】同タイヤ部反転機で反転加工を完了した直後
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 廃タイヤ切断機 11 同 機枠本体 13 同 受支台部 13c 同 固定ハンドル付き押し当て部 14 同 支持枠 14a 同 揺動腕 14b 同 刃物 14c 同 刃物固定部 14d 同 進退操作ハンドル 2 タイヤ部反転機 21 同 機枠本体 21a 同 通過孔 22 同 抜き枠台部 22a 同 通過孔 23 同 支持枠 24 同 押圧板 24a 同 油圧シリンダー 3 塗 装 機 31 同 機枠本体 31a 同 集塵装置部 4 高所搬送コンベア 5 低所搬送コンベア T 廃タイヤ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイール付き廃タイヤ載置用の受支台部
    と、該受支台部上にホイール付き廃タイヤを横置き状に
    したまま固定する固定構造部と、載置、固定したホイー
    ル付き廃タイヤ共々、受支台部を回転駆動する回転装置
    部と、ホイールリム外縁から外方所定巾位置となる廃タ
    イヤ側面を突き刺し状として円形切断部に形成する刃物
    とを組み合わせたホイール付き廃タイヤ側面切断機に隣
    接させ、側面に円形切断部を形成してなるホイール付き
    廃タイヤの、当該円形切断部の直径よりもやや大きい直
    径の通過孔を穿設してなる抜き枠台部と、該抜き枠台部
    通過孔の中心直上において、同中心線上を上下動する押
    圧装置部とを組み合わせてなるタイヤ部反転機を設置す
    ると共に、両者間には、ホイール付き廃タイヤ側面切断
    機受支台部上のホイール付き廃タイヤを、タイヤ部反転
    機の抜き枠台部通過孔上に移動させる移送装置を配して
    なることを特徴とする、ホイール付き廃タイヤ切断反転
    装置。
  2. 【請求項2】 ホイール付き廃タイヤ載置用の受支台部
    と、該受支台部上にホイール付き廃タイヤを横置き状に
    したまま固定する固定構造部と、載置、固定したホイー
    ル付き廃タイヤ共々、受支台部を回転駆動する回転装置
    部と、ホイールリム外縁から外方所定巾位置となる廃タ
    イヤ側面を突き刺し状として円形切断部に形成する刃物
    とを組み合わせたホイール付き廃タイヤ側面切断機に隣
    接させ、側面に円形切断部を形成してなるホイール付き
    廃タイヤの、当該円形切断部の直径よりもやや大きい直
    径の通過孔を穿設してなる抜き枠台部と、該抜き枠台部
    通過孔の中心直上において、同中心線上を上下動する押
    圧装置部とを組み合わせてなるタイヤ部反転機を設置す
    ると共に、両者間には、ホイール付き廃タイヤ側面切断
    機受支台部上のホイール付き廃タイヤを、タイヤ部反転
    機の抜き枠台部通過孔上に移動させる移送装置が配さ
    れ、且つタイヤ部反転機の抜き枠台部通過孔真下にも、
    同所から機枠本体前方に向けて移送装置が配されてなる
    ことを特徴とする、ホイール付き廃タイヤ切断反転装
    置。
  3. 【請求項3】 ホイール付き廃タイヤ載置用の受支台部
    と、該受支台部上にホイール付き廃タイヤを横置き状に
    したまま固定する固定構造部と、載置、固定したホイー
    ル付き廃タイヤ共々、受支台部を回転駆動する回転装置
    部と、ホイールリム外縁から外方所定巾位置となる廃タ
    イヤ側面を突き刺し状として円形切断部に形成する刃物
    とを組み合わせたホイール付き廃タイヤ側面切断機に隣
    接させ、側面に円形切断部を形成してなるホイール付き
    廃タイヤの、当該円形切断部の直径よりもやや大きい直
    径の通過孔を穿設してなる抜き枠台部と、該抜き枠台部
    通過孔の中心直上において、同中心線上を上下動する押
    圧装置部とを組み合わせてなるタイヤ部反転機を設置す
    ると共に、両者間には、ホイール付き廃タイヤ側面切断
    機受支台部上のホイール付き廃タイヤを、タイヤ部反転
    機の抜き枠台部通過孔上に移動させる移送装置が配さ
    れ、且つタイヤ部反転機の抜き枠台部通過孔真下にも、
    同所から機枠本体前方に向けて移送装置が配されてなる
    ものとする一方、該移送装置の終端近傍には、塗装機が
    配されてなるものとしたことを特徴とする、ホイール付
    き廃タイヤ切断反転装置。
JP1996012875U 1996-12-02 1996-12-02 ホイール付き廃タイヤ切断反転装置 Expired - Lifetime JP3038339U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996012875U JP3038339U (ja) 1996-12-02 1996-12-02 ホイール付き廃タイヤ切断反転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996012875U JP3038339U (ja) 1996-12-02 1996-12-02 ホイール付き廃タイヤ切断反転装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3038339U true JP3038339U (ja) 1997-06-20

Family

ID=43173021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996012875U Expired - Lifetime JP3038339U (ja) 1996-12-02 1996-12-02 ホイール付き廃タイヤ切断反転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3038339U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078857A (ja) * 1993-06-22 1995-01-13 Yoshino Kasei Kk チューブラーフィルム内面をコロナ放電処理したフィルムを使用することを特徴とする塗装用マスキングフィルムロール体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078857A (ja) * 1993-06-22 1995-01-13 Yoshino Kasei Kk チューブラーフィルム内面をコロナ放電処理したフィルムを使用することを特徴とする塗装用マスキングフィルムロール体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106926650B (zh) 一种立式轮胎拆装装置
CN104647339A (zh) 机械手
CN210882423U (zh) 一种报废汽车拆解线
JP3038339U (ja) ホイール付き廃タイヤ切断反転装置
US6015105A (en) Machine and method for removing tread material from used motor vehicle tire and producing recyclable buffings
CN206870768U (zh) 一种立式轮胎拆装装置
CN110962085B (zh) 一种智能化的机械设计应用平台
CN108839079B (zh) 一种废旧轮胎的表面切除部分标记装置与方法
JPH10156790A (ja) ホイール付き廃タイヤのタイヤ部反転方法、およびそのための廃タイヤ側面切断機とホイール付き廃タイヤのタイヤ部反転機
KR101457628B1 (ko) 파이프의 원둘레 회전 용접장치
CN110562360A (zh) 一种报废汽车拆解线
CN205871622U (zh) 备胎更换辅助装置
CN207272093U (zh) 一种修蜡工作台
CN214878287U (zh) 一种卧式卷圆机上料装置
CN219637553U (zh) 一种裁边装置
CN216442322U (zh) 一种可拆卸的打磨头及模台清理设备
CN220922551U (zh) 一种废内胎割补丁装置
CN215921782U (zh) 一种防爆轮胎专用扒胎机
CN2415954Y (zh) 车轮外胎拆卸机
CN211727843U (zh) 一种仿形切割机的辅助平台
CN2210885Y (zh) 小车侧置式举升机
CN212445970U (zh) 一种橡胶硫化模具
CN212502211U (zh) 一种室内装修用便于搬卸建筑垃圾的装置
CN211278674U (zh) 废旧轮胎回收设备
CN214489347U (zh) 一种汽车零部件焊接除烟结构