JP3038040U - ビデオテ−プカセットケ−ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬や保管に場所をとらず、ケ−ス自体に前
記表紙を容易に装着することができるビデオテ−プカセ
ットケ−スの提供 【解決手段】 ビデオテ−プカセットを収納できる空間
部を有する箱状のケ−スに組立成形可能に裁断してなる
紙またはプラスチックシ−トからなる平面状の型体１の
各稜線ａ、ｂ、ｃに折り目２を入れ、組立たとき、左右
側面３、４及び背面５となる型体１の表面部分を透明プ
ラスチックシ−ト６で被い、このプラスチックシ−トの
両端部７、７’を型体（１）の表面あるいは裏面の両端
部に接着している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、ビデオテ−プの内容のあらまし、または写真などを印刷した表 紙を容易に装着することができ、かつ運搬、保管などにスペ−スをとらないビデ オテ−プカセットケ−スの構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のビデオテ−プカセットケ−スは、プラスチックからなる箱状の射出成 形品で、ビデオテ−プの内容のあらまし、または写真などを印刷した表紙は、ケ −ス自体には貼付されてなく、前記表紙を半分に折り、それにビデオテ−プカセ ットを挟んで、ケ−スに装着していたので、ビデオテ−プカセットを取り出す毎 に、表紙も一緒に出てくるため、面倒であるとともに、表紙がすぐに擦り切れて しまうという欠点があった。また、ケ−スが嵩張る箱状であるために、運搬や保 管に場所をとるという欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、従来の技術で述べた欠点を解消するためになされたもので、運搬 や保管に場所をとらず、ケ−ス自体に前記表紙を容易に装着することができるビ デオテ−プカセットケ−スの提供を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案のビデオテ−プカセットケ−スは、ビデオテ−プカセットを収納で きる空間部を有する箱状のケ−スに組立成形可能に裁断してなる紙またはプラス チックシ−トからなる平面状の型体の各稜線に折り目を入れ、組立たとき、左右 側面及び背面となる前記型体の表面部分を透明プラスチックシ−トで被い、この プラスチックシ−トの両端部を前記型体の表面あるいは裏面の両端部に接着して なることを特徴とするものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

この考案の実施の形態の一例を示す図面について説明するに、図１〜図５に示 すように、ビデオテ−プカセットを収納できる空間部を有する箱状のケ−スに組 立成形可能に裁断してなる紙またはプラスチックシ−トからなる平面状の型体１ の各稜線ａ、ｂ、ｃに折り目２を入れ、組立たとき、左右側面３、４及び背面５ となる前記型体１の表面部分を透明プラスチックシ−ト６で被い、このプラスチ ックシ−ト６の両端部７、７’を型体１の表面あるいは裏面の両端部に接着して 構成している。なお、図１、図３においては、平面図で一覧的に見易いように、 プラスチックシ−ト６の両端部７、７’を型体１の表面の両端部に接着した例に について示している。この場合には、ビデオテ−プの内容のあらまし、または写 真などを印刷した表紙１１の横巾が、前記表面の接着部分だけ短くなるが、プラ スチックシ−ト６の両端部７、７’を型体１の裏面の両端部に接着した場合には 、型体１の横巾相当のサイズの表紙１１を使用できるという利点がある。

【０００６】 また、図１は、ビデオテ−プカセットの出し入れ口を閉めることができる蓋部 ８を有する型体１の例で、組立たときの斜視図は図２のようになる。型体１にお いて、９、９’はケ−スの天井及び底となる部分で、９’の部分を９の部分の下 側に重ね、接着剤または両面接着テ−プなどで接着している。前記９’部分の先 端部の台形１０の部分は、背面５の裏面に重ね、接着剤または両面接着テ−プな どで接着するか又はそのまま差込んでおく。なお、前記台形１０を、前記９’の 部分ではなく、前記９の部分に設けてもよい。また、コストダウンなどのために 、必要に応じて、前記台形１０を省略することもできる。

【０００７】 図３は、ビデオテ−プカセットの出し入れ口を開放したままにする場合の例で 、組立後の斜視図は図４に示すようになる。表紙１１は、平面状の型体１に、図 ５に示すように装着し、表紙１１を透明プラスチックシ−ト６に完全に装着した のち、前記のようにケ−スに組立る。一旦、透明プラスチックシ−ト６に装着し た表紙１１は、ケ−スに組立てたのちには、背面５の稜線ａ部で、透明プラスチ ックシ−ト６によって、押圧され、ケ−スから離脱することはない。

【０００８】 小売店などへの輸送及び小売店などでの保管は、平面状の型体１の状態で行な われ、必要な都度、所定の表紙１１を透明プラスチックシ−ト６中に装着し、所 定箇所を前記のように接着剤または両面接着テ−プで接着して、ケ−スに組立て 、ビデオテ−プカセットを入れるのである。

【０００９】

【考案の効果】

この考案は上述のように構成されているので、次のような効果を呈する。 ビデオテ−プカセットケ−スに表紙を容易に装着することができる。 ビデオテ−プカセットケ−スに表紙が装着されているので、ビデオテ−プカセ ットの取り出しが容易である。 表紙が透明プラスチックシ−トで保護されているので、破損することがない。 平面状の型体であるので、嵩張らないため、輸送や保管に場所をとらない。

【図面の簡単な説明】

【図１】型体の平面図

【図２】図１の斜視図

【図３】型体の平面図

【図４】図３の斜視図

【図５】表紙装着の状態を示す説明図

【符号の説明】

１ 型体 ２ 折り目 ３ 左側面 ４ 右側面 ５ 背面 ６ 透明プラスチックシ−ト ７ 透明プラスチックシ−トの左側面 ７’透明プラスチックシ−トの右側面 ８ 蓋部 ９、９’ケ−スの天井及び底になる部分 １０ 台形部分 １１ 表紙

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ビデオテ−プカセットを収納できる空間
   部を有する箱状のケ−スに組立成形可能に裁断してなる
   紙またはプラスチックシ−トからなる平面状の型体
   （１）の各稜線（ａ、ｂ、ｃ）に折り目（２）を入れ、
   組立たとき、左右側面（３、４）及び背面（５）となる
   前記型体（１）の表面部分を透明プラスチックシ−ト
   （６）で被い、該プラスチックシ−トの両端部（７、
   ７’）を前記型体（１）の表面あるいは裏面の両端部に
   接着してなることを特徴とするビデオテ−プカセットケ
   −ス