JP3037818U - 方位指標点字ブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 盲人へ方位を教示伝達するための方位指標点字ブロック
で、点字ブロックと全方位指示可能の点字ブロックとの
組み合わせ。 【課題】点字ブロックをどのような方向に設置されて
も、自由に方位が指示できるためにどうすればいいか。 【解決手段】３６０度回転できる、丸い点字ブロック盤
を中心部に組み込むことによって解決できた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

どちら向きの路上においても、盲人に方位を教示することができる。

【０００２】

【従来の技術】

現在、どこの都市の歩道にも盲人用の誘導点字ブロックが敷設されているが、 盲人のための全方位指示可能の点字ブロックがない。

【０００３】 従来の考案、たとえば実開の平５−４７７６７や昭６３−９３１４や昭５９− ５６１３は、全方位対応は可能にしているが、盲人に方位の識別を教えることが できず、本考案はそこを改良した。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

方位を失った盲人に方位を指示し、しかも、どちら向きの道にも全方位対応敷 設を可能にしたい。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

方位の伝達方法は、つまずかない程度の凸凹または傾きによって指示し、全方 位対応は中心部に３６０度回転可能の丸い盤を組み込むことによって、自由に方 向変更を可能にした。

【０００６】

【実施例】

一般歩道の盲人用点字ブロックの中へ、５から１０メートル間隔に、特に、交 差点や駅やデパートなど、雑踏の激しい周辺の出入り口などに本考案の点字ブロ ックを併設する。

【０００７】 路面に敷設されている点字ブロックと同寸の枠ｂと、方位指示ブロックａを中 心部に組み込むが、従来の点字ブロックを利用して、中心部に丸く切断削除して 、本考案の中心部の回転式方位指示盤を併設することも可能である。

【０００８】 設置にあたり、磁石で中心部の方位用点字ブロック盤ａを枠ｂに敷設するが、 ３６０度回転可能のため、いたずらされ方向が狂わされる問題点があり、セメン トや接着剤で堅固に固定敷設する。

【０００９】

【考案の効果】

方位を失った盲人は勿論のこと、道に迷った健常者にも方位を知らせる余得も ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図で、三角形の突起により方位指
示する。

【図２】図１の三角突起部の側面の３種図。

【図３】本考案の敷設想像図。

【図４】本考案の方位伝達を考えた、斜視図と側面図。
「ａの１」は、円盤上に棒状の突起で指示している。
「ａの２」は、円盤上の丸い突起により指示している。
「ａの３」は、北の方向が斜めに高くして指示してい
る。

【符号の説明】

ａ、３６０度回転式方位指標盤 ｂ、枠 ｃ、誘導点字ブロック

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】盲人のための点字ブロックで、中心部の方
   位指示部に３６０度回転可能な円盤の点字ブロックとを
   組み合わせた、方位指標点字ブロック。