JP3058679U - 大圏目盛付き地球儀 - Google Patents

大圏目盛付き地球儀

Info

Publication number
JP3058679U
JP3058679U JP1998008892U JP889298U JP3058679U JP 3058679 U JP3058679 U JP 3058679U JP 1998008892 U JP1998008892 U JP 1998008892U JP 889298 U JP889298 U JP 889298U JP 3058679 U JP3058679 U JP 3058679U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
globe
spherical shell
meridian
groove
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998008892U
Other languages
English (en)
Inventor
效暉 能勢
Original Assignee
效暉 能勢
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 效暉 能勢 filed Critical 效暉 能勢
Priority to JP1998008892U priority Critical patent/JP3058679U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3058679U publication Critical patent/JP3058679U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地球儀上で一地点から見た他の地点の方位を
簡単かつ直接的に読取れるようにする。 【解決手段】 南北両極で軸支されている地球儀に半球
に分割した透明球殻1を被着し、この球殻には自身の極
点から放射する子午線目盛Lを記入し、各子午線には基
準子午線からの角度を表示し、一対の子午線に沿って透
溝6を形成して、地球儀の両極の支軸5がこの透溝を貫
通するように地球儀に上記球殻を被着し、球殻の極点を
地球儀上の一つの地点に合わせ、球殻の基準子午線がそ
の地点を通るようにし、その時、目的の他の地点を通る
球殻上の子午線と基準子午線との間の角を読取るように
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
地球上の各地の地理的関係は地図の上からは直観的に分かり難く、誤解されて いる場合が多い。地球儀を使えば間違いはない筈であるが、それでも地球儀上で 二地点間の最短コースを知ることは難しく、また例えば東京の真反対の地点はど こかを知るのは難しい。 このように地球上の二地点間の最短コース即ち大圏或は測地線を知ることは地 理的な興味とか地理,地学の教育上重要なだけでなく、旅行等で、現在地から見 た目的地の方位、つまり測地線の方位を知ることは易占の方面でも出発の日取り とか場合によっては適当な迂回地を決めるのに重要とされている。 このため両極支持型でない自由回転型の地球儀に、放射状に経線を目盛った透明 半球をかぶせるようにしたものが提案されているが、自由回転型の地球儀は高価 であり、これで求められるのは1/4円周以内の測地線であり半周近い測地線は 求められない。易占では地図の上に適当な曲線定規を当てゝ方位を決めているが 、測地線の地図上の曲がりは一通りではないので、誤差が大きい。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は安価な両極支持型の地球儀を用い、地球の半周に近い範囲の測地線を 求め、その方位を直読できるようにしようとするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
両極で軸支された地球儀に地球儀に対して回転自在に透明球殻を被せたもので 、この球殻に経線を記入し、一つの経線に沿い、球殻の一極の近くから1/4円 周の透溝を設け、この経線と180°隔てた反対側の経線に沿い反対側の極の近 くからもう一つの1/4円周の透溝を設け、地球儀の両支軸がこれらの透溝を貫 通するようにし、この球殻の所々に窓を設けて、この窓を通して地球儀の表面が 露出しているようにした。
【0004】
【考案の実施の形態】
図1に本考案地球儀の全体を示す。図で直接表面に見えているのが透明球殻1 で、窓2が穿たれており、この窓から見えているのが地球儀本体3の表面である 。図では球殻の厚さを誇張してある。地球儀本体3は図に示すように両極で腕4 に軸支5されている。Pは透明球殻1の一方の極でこゝから図では見えない反対 側の極に向かって経線Lが記入してある。Eはこの球殻の赤道で、球殻1はこの 赤道において上下二つの半球を接合したものである。6は球殻1に設けられた透 溝で各極点P(もう一つは見えていない)の近くから球殻1の1/4円周に亘り 、一つの経線Lに沿って設けられ球殻1の各半球毎に一本ずつ設けられて、両半 球の溝6は180°隔たっている。支軸5はこの溝6を貫通させてある。
【0005】 上述した地球儀は次のようにして使われる。球殻1は地球儀の支軸5が透溝6 を貫通しており、透溝は1/4円周に亘っているので、図の球殻の一極Pは地球 儀上の北極近くから赤道を越えて南半球の低緯度地帯まで、北半球の全緯度に亘 って任意の緯度の所に合わせることが出来る。また球殻1には所々に窓2が設け られて地球儀本体3の表面が露出しているので、この窓を通して指を地球儀本体 3に触れて地球儀本体を球殻1に対して回わすことが出来る。このとき球殻1は 透溝6に地球儀の支軸5が嵌っているので回転出来ず、地球儀本体3だけが回わ せるのである。このようにして球殻1上の極点Pは地球儀本体3上の赤道を含む 北半球の任意の地点に合わせることが出来、同様にして図では見えていない反対 側の極点は地球儀上の南半球上の任意の地点に合わせることが出来る。このよう に極点Pの位置を合わせた上で、地球儀本体3と球殻1とは支軸5を中心に一体 的に自由に回わせる。球殻1上には透溝6の中心経度の方位角を0°として球殻 の赤道E上に各経線の方位角(真北からの方位角)の目盛Dが記入してある。
【0006】 今例えば極点Pを日本の東京に合わせたとすると、球殻1上の経線は東京を中 心として世界中に延びる測地線を表わす。例えば目的地をロンドンとすると、こ れらの経線のうち、ロンドンを通る線を球殻1上に見つければ良い。球殻1は透 明だから、この経線は容易に見つかり、その経線が東京において真北から何度西 向きかと云う方位角θが球殻1の赤道E上の方位目盛Dで読取れるのである。こ の方向が東京から真西でないことは明らかで、多くの人々は感覚的に思うより遥 かに北寄りであることに驚くのである。
【0007】 図2は透明球殻1を構成する半球の一つを示す。半球は赤道の所で他の半球と接 合するため縁に印籠式の段7が形成してしてある。透溝6は一半球に一本である が、透溝6の端が一部球殻の赤道を越えて他の半球にまで伸びるように、透溝6 と180°隔てゝ赤道縁から切込み6′が設けてあり、これが他の半球の透溝6 とつながるようになっている。 この球殻1を地球儀本体3に被着するには、地球儀本体3を腕4から外し、地 球儀本体を中に入れて上下の半球殻を透溝6と切込み6′とが一致するようにし て印籠7を嵌め合わせ、球殻1の中で地球儀本体3を回わして、南北両極が上下 の球殻の透溝6から表われるようにし、腕4の上下の支軸5のねじを締めて、地 球儀本体3を腕4に軸支させればよいのである。
【0008】 上述実施形態では球殻1は上下半割りにして夫々の中心を極点Pとして経線L を引いたが、本考案はこのような割り方に限るものではない。前後二つに割って 一対の経線に沿って接合するようにしてもよい。このとき透溝6をこの合わせ目 に形成すると、球殻1を地球儀本体3に被着する際、地球儀本体を腕4から外さ ず、支軸5を両半球の球殻で挟むようにして、球殻1を被せることが出来る。ま た透溝6は極点の手前で止めてあるが、これは極点まで或は極点を少し越える所 まで延ばしてもよい。 また球殻1には経線Dのみを記入しているが、緯線も記入しておくと、二地点 間の大圏に沿う距離、つまり最短距離を読取ることが出来る。このとき緯線の目 盛は角度でなく、子午線の1/4円周長を10000kmとする目盛にしておけ ば距離が角度からの換算を要せず直読出来る。 更にこの実施形態では窓2が上下両半球夫々に4個ずつ設けられているが、こ れは球殻1全体として最小1個あれば良く、球殻の赤道に沿い比較的長い窓にし ておくと、球殻1に対して地球儀本体を回わし易い。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、透明球殻は地球儀全体を覆っているので、地球を半周するよ うな大圏コースでも求めることが可能であり、その方位を直読出来る。しかも、 透明半球は二つに割ったものを地球儀本体を中にして接合するようになっており 、球殻自身の子午線に沿って互いに球殻の反対側になるように少なくとも、1/ 4円周の透溝を設け、地球儀の支軸がこの透溝を貫通するようにしてあるので、 地球儀本体に対して球殻を自由に動かすことが出来、地球儀として高価な自由回 転型でなく、安価な軸支型が利用出来る。 そして地球儀全体を透明球殻で覆ってしまっていても、球殻に窓を設けてある ので球殻に対して地球儀を回わすのも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の全体を示す斜視図。
【図2】上記形態における球殻の一半の平面図。
【図3】上記球殻の合わせ目の拡大断面図および正面
図。
【符号の説明】
1 透明球殻 2 窓 3 地球儀本体 4 腕 5 支軸 6 透溝 7 印籠 P 透明球殻の極点 L 透明球殻の子午線 E 同じく赤道 D 方位目盛

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両極で軸支された地球儀に透明球殻を被
    着したものであって、この透明球殻に子午線と、互いに
    180°離れた一対の基準子午線からの方位角の表示を
    記入し、この球殻の赤道が地球儀の赤道に対して自由に
    傾き得るように上記基準子午線に沿い、地球儀の支軸が
    貫通する少なくとも1/4円周長の透溝を設け、この球
    殻の各所に窓を設けて、球殻の外からこの窓を通して地
    球儀表面に指を触れて球殻に対し地球儀を回わせるよう
    にした大圏目盛付き地球儀。
JP1998008892U 1998-10-23 1998-10-23 大圏目盛付き地球儀 Expired - Lifetime JP3058679U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998008892U JP3058679U (ja) 1998-10-23 1998-10-23 大圏目盛付き地球儀

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998008892U JP3058679U (ja) 1998-10-23 1998-10-23 大圏目盛付き地球儀

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3058679U true JP3058679U (ja) 1999-06-22

Family

ID=43192569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998008892U Expired - Lifetime JP3058679U (ja) 1998-10-23 1998-10-23 大圏目盛付き地球儀

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3058679U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Robinson et al. Matching the map projection to the need
US6068486A (en) Multidisplay globe with overlays
US8172575B2 (en) Map in azimuthal equidistant hemispheric projection with reduced distortion
EP2546605B1 (en) Compass with improved declination adjustment
JP3058679U (ja) 大圏目盛付き地球儀
US6625085B1 (en) Universal timepiece from which latitude and longitude can be determined
US5902113A (en) Map and calculator device
US3486234A (en) Solar clock
CN203288164U (zh) 透明四色经纬度天球仪
US3133359A (en) Tellurian
US358957A (en) Sun-dial
US3643333A (en) Navigational course computer and plotter
JP2022128369A (ja) 2極図法による世界地図と円筒形地球儀
CN202189503U (zh) 带测距功能的地球仪
JPS5913638Y2 (ja) 赤道座表目盛を有する外球と地平座標目盛を有する内球とを組合せた天球儀
US3613249A (en) Device for locating heavenly bodies
JP2015057653A (ja) 正距方位半球図法の特性を示す世界地図
JP2000267561A (ja) 天球儀型星座早見器
US20030115763A1 (en) Navigation device
JPS6350677Y2 (ja)
JPH08335030A (ja) 太陽の経路と地方時を含む日の出日の入り位置推測器
JP3018457U (ja) 比較機能付地球儀
Hinks A retro-azimuthal equidistant projection of the whole sphere
JP2598576Y2 (ja) 羅針儀
JPS61281276A (ja) 二重回転体による天体位置表示用具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term