JP3037425U - パイプ吊り具 - Google Patents

パイプ吊り具

Info

Publication number
JP3037425U
JP3037425U JP1996011801U JP1180196U JP3037425U JP 3037425 U JP3037425 U JP 3037425U JP 1996011801 U JP1996011801 U JP 1996011801U JP 1180196 U JP1180196 U JP 1180196U JP 3037425 U JP3037425 U JP 3037425U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
band
heat insulating
cushion material
insulating material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996011801U
Other languages
English (en)
Inventor
允宏 大河原
Original Assignee
不二技研株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 不二技研株式会社 filed Critical 不二技研株式会社
Priority to JP1996011801U priority Critical patent/JP3037425U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3037425U publication Critical patent/JP3037425U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価であり、断熱材を傷つけず、長年の使用
によっても断熱材がへたることがなく、締めつけ部の長
さ調整も容易なパイプ吊り具を提供する。 【解決手段】 金属製パイプ2の外周を断熱材3で被覆
した少なくとも1本のパイプ材1を設け、該パイプ材1
の外周を帯状のクッション材5で周方向に巻き付け、該
クッション材5の外周をバンド6で巻き付け、該バンド
6の両端部にそれぞれ締結孔8を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、断熱材で被覆した金属製パイプを吊るパイプ吊り具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空調設備等において冷媒或いは熱媒の流路となる銅パイプを例えば屋内 の天井裏に配管する場合、図3に示すようなパイプ吊り具が使われている。この パイプ吊り具20は、銅パイプ21を断熱材22で被覆したパイプ材23を吊る 吊り具で、例えば2本のパイプ材23,23を吊る場合、両パイプ材23,23 の直径を足した直径を有する金属製のリング材24により2本のパイプ材23, 23を締結具25で締めつけ、ブラケット26を介してボルト27とナット28 により柱29に締めつけ固定していた。なお、符号30はヒンジである。
【0003】 しかし、パイプ21、断熱材22の径や本数により多種類の直径を有するリン グ材24を用意しておく必要がある。また、パイプ吊り具20をパイプ材23の 長手方向に移動させようとすると、硬い金属製のリング材24が断熱材22を傷 つけるおそれがあった。また、長年の使用により、図4に示すように、銅パイプ 21,21の重みによりリング材24との接触部の断熱材22がへたってきて、 パイプ材23の上端部とリング材24の上端部との間に隙間31が生じてリング 材24によるパイプ材23,23の締めつけが不十分となり、両パイプ材23, 23ががたつく。また、銅パイプ21内外の温度差が大きいと断熱材22の外表 面に水滴が付着し、金属製のリング材24が錆びやすくなる。また、ヒンジ部3 0を有し、ブラケット26を必要とするため、高価でもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案の目的は、安価であり、断熱材を傷つけず、長年の使用によって も断熱材がへたることがなく、締めつけ部の長さ調整も容易なパイプ吊り具を提 供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案のパイプ吊り具は、金属製パイプの外周を 断熱材で被覆した少なくとも1本のパイプ材を設け、該パイプ材の外周を帯状の クッション材で周方向に巻き付け、該クッション材の外周をバンドで巻き付け、 該バンドの両端部にそれぞれ締結孔を形成したこと、を特徴としている。 ここで前記バンドは、厚さの薄い板材からなり、長手方向に所定ピッチで締結 孔が形成され、各締結孔間に分断用の切欠が形成されてなるものが好ましい。 また、前記クッション材と前記バンドとの接触面の内少なくとも一方の接触面 に接着剤を設けることが好ましい。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。図1は本考案 の実施例を示すパイプ吊り具の正面図、図2は図1のII−II断面図である。
【0007】 図において、符号1は銅パイプなどの金属製パイプ2の外周をパイプ状の断熱 材3で被覆したパイプ材である。本考案のパイプ吊り具4は、上下に配置した2 本のパイプ材1,1の外周を帯状のクッション材5で周方向に巻き付け、さらに そのクッション材5の外周をクッション材5よりも若干細巾のバンド6で巻き付 けてなる。ここで、バンド6は、金属製又はプラスチック製の厚さの薄い板材か らなり、長手方向に所定ピッチでボルト7等の締結具を挿通する締結孔8を形成 してあり、バンド6の両側部で各締結孔8,8間には応力集中が発生し易いよう に楔状の分断用の切欠9を形成してある。そして、巻き付けたバンド6の両端部 を、その両端部に形成した締結孔が重なるように重ね、該締結孔にボルト7を挿 通しナット10で締めつけて柱11に固定する。
【0008】 このようにクッション材5を介してバンド6でパイプ材1を固定するようにし たので、パイプ吊り具4をパイプ材1の長手方向に動かす場合にも、クッション 材5が緩衝材として作用し断熱材3を傷つけることがない。また、クッション材 5と断熱材3との接触面積が広く、クッション材5で幅広く金属製のパイプ2, 2の加重を受けるので、長年の使用によっても断熱材3がへたることがない。さ らに、断熱材3に水滴が付着しても、バンド6との間にクッション材5が介在し ているため、バンド6に水滴が付着せず、金属製バンドを用いた場合にも錆びな い。
【0009】 バンド6の両側部で各締結孔8,8間には応力集中が発生し易いように楔状の 分断用の切欠9を形成してあるので、切断用のカッターなどがなくとも、該切欠 9部で折り曲げを繰り返すことにより、容易に分断することができる。従って、 パイプ材1の太さや本数によって必要とする長さのバンド6を現場で容易に得る ことができる。なお、図1においては、切欠9を各締結孔8,8間でバンド6の 両側部に形成したものを示したが、中間部に形成するようにしてもよい。
【0010】 クッション材5とバンド6との接触面の内少なくとも一方の接触面、例えばク ッション材5の外周面とバンド6の内周面の一方又は両方に接着剤を塗布したも のを用いれば、クッション材5とバンド6とが接着されて、パイプ吊り具4をパ イプ材1に巻き付けた状態で所定の取付け位置に動かす場合にもクッション材5 からバンド6が外れることがなく、作業性が良好となる。なお、クッション材5 の外周面又はバンド6の内周面に両面接着テープを接着してクッション材5とバ ンド6とを接着するようにしてもよい。上述したようなバンド6及びクッション 材5は安価に入手できる。本考案におけるパイプ吊り具は、銅パイプを断熱材で 被覆したパイプ材の配管用、特に空調設備におけるパイプ材の配管用として好適 である。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のパイプ吊り具によれば、パイプ材の外周をクッシ ョン材を介してバンドで巻き付けるようにしたので、パイプ吊り具をパイプ材の 長手方向に動かす場合にも、断熱材を傷つけることがない。またクッション材で 幅広く加重を受けるので、長年の使用によっても断熱材がへたることがない。バ ンドやクッション材は安価に入手でき、従来例のようにヒンジ部やブラケットを 必要としないので、本考案のパイプ吊り具は安価に作製できる。 バンドを厚さの薄い板材で形成し、各締結孔間に分断用の切欠を形成しておけ ば、容易に分断して所望の長さのバンドとすることができる。 また、クッション材とバンドとの接触面の内少なくとも一方の接触面に接着剤 を設けておけば、クッション材とバンドとが接着されて、パイプ吊り具を所望の 位置に動かす作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すパイプ吊り具の部分断面
正面図。
【図2】図1のII−II相当の断面図。
【図3】従来のパイプ吊り具の図2相当の断面図。
【図4】従来のパイプ吊り具の長年使用後における図2
相当の断面図。
【符号の説明】
1 パイプ材 2 金属製パイプ 3 断熱材 4 パイプ吊り具 5 クッション材 6 バンド 7 ボルト 8 締結孔 9 切欠 10 ナット 11 柱

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製パイプの外周を断熱材で被覆した少
    なくとも1本のパイプ材を設け、該パイプ材の外周を帯
    状のクッション材で周方向に巻き付け、該クッション材
    の外周をバンドで巻き付け、該バンドの両端部にそれぞ
    れ締結孔を形成したことを特徴とするパイプ吊り具。
  2. 【請求項2】前記バンドは、厚さの薄い板材からなり、
    長手方向に所定ピッチで締結孔が形成され、各締結孔間
    に分断用の切欠が形成されている請求項1に記載のパイ
    プ吊り具。
  3. 【請求項3】前記クッション材と前記バンドとの接触面
    の内少なくとも一方の接触面に接着剤を設けてなる請求
    項1又は2に記載のパイプ吊り具。
JP1996011801U 1996-11-01 1996-11-01 パイプ吊り具 Expired - Lifetime JP3037425U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011801U JP3037425U (ja) 1996-11-01 1996-11-01 パイプ吊り具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011801U JP3037425U (ja) 1996-11-01 1996-11-01 パイプ吊り具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3037425U true JP3037425U (ja) 1997-05-16

Family

ID=43172144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996011801U Expired - Lifetime JP3037425U (ja) 1996-11-01 1996-11-01 パイプ吊り具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3037425U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004197876A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Union Kucho Kogyo Kk 冷媒配管用管支持具
JP2008196692A (ja) * 2007-01-16 2008-08-28 Inoac Corp 配管の支持具及びそれに用いるパッド
WO2014087660A1 (ja) * 2012-12-07 2014-06-12 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の配管ユニット
KR20150007972A (ko) * 2013-07-12 2015-01-21 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 지지 부재 및 기판 처리 장치

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004197876A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Union Kucho Kogyo Kk 冷媒配管用管支持具
JP2008196692A (ja) * 2007-01-16 2008-08-28 Inoac Corp 配管の支持具及びそれに用いるパッド
WO2014087660A1 (ja) * 2012-12-07 2014-06-12 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の配管ユニット
JP2014115006A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Daikin Ind Ltd 空気調和装置の配管ユニット
CN104822996B (zh) * 2012-12-07 2017-07-07 大金工业株式会社 空调装置的管道单元
US10443866B2 (en) 2012-12-07 2019-10-15 Daikin Industries, Ltd. Method for fabricating a pipe unit and a method for installing an air conditioning device
KR20150007972A (ko) * 2013-07-12 2015-01-21 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 지지 부재 및 기판 처리 장치
JP2015019005A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 東京エレクトロン株式会社 支持部材及び基板処理装置
US10553408B2 (en) 2013-07-12 2020-02-04 Tokyo Electron Limited Supporting member and substrate processing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2448137A1 (en) Sealing system
JPH09510514A (ja) 火や煙の拡がり防止装置
US6983768B1 (en) Insulation module, system and method for installation and manufacture
JP3037425U (ja) パイプ吊り具
US20030094547A1 (en) Pipe shoe and method
US6053212A (en) Length-controlled flexible hose and method of manufacturing same
US20090178723A1 (en) Supportive apparatus for piping and similar structures and method for the use thereof
US7467766B2 (en) Acoustic dampening pipe shoe
JP5589241B2 (ja) 縦配管固定構造
JP2007255591A (ja) 空調用縦配管の固定支持装置
DE102012024132B4 (de) Isolieranordnung und Verfahren zur Herstellung kontaktfreier, thermischer und akustischer Isolierungen
JP2004019688A (ja) 空調用縦配管の固定支持装置
JPH0669554U (ja) 管支持補助具
JP3219987U (ja) 断熱ダクト
JP2004197876A (ja) 冷媒配管用管支持具
CN218914008U (zh) 一种用于高温管道的支撑保护组件
JPH0448393Y2 (ja)
CN220228282U (zh) 一种空调冷凝水排水管弯头
JP3631448B2 (ja) 管材用ナット固定具
KR102507951B1 (ko) 엘보우 클램프
WO2023089854A1 (ja) 配管支持部材
JP3320263B2 (ja) 管体保持装置
JP2524926Y2 (ja) エキゾーストパイプの防音インシュレータ
JPH049511Y2 (ja)
RU175074U1 (ru) Тепловая изоляция сварного участка трубопровода