JP2008196692A - 配管の支持具及びそれに用いるパッド - Google Patents

配管の支持具及びそれに用いるパッド Download PDF

Info

Publication number
JP2008196692A
JP2008196692A JP2008007446A JP2008007446A JP2008196692A JP 2008196692 A JP2008196692 A JP 2008196692A JP 2008007446 A JP2008007446 A JP 2008007446A JP 2008007446 A JP2008007446 A JP 2008007446A JP 2008196692 A JP2008196692 A JP 2008196692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
pad
pipe
piping
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008007446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5148300B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Higashiya
博之 東谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP2008007446A priority Critical patent/JP5148300B2/ja
Publication of JP2008196692A publication Critical patent/JP2008196692A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5148300B2 publication Critical patent/JP5148300B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

【課題】保温層を被覆した配管を適正に支持することができるとともに、材料コストを低減することができる配管の支持具を提供する。
【解決手段】ビルの天井裏に支持された支持ボルト11に対し、支持具本体12を装着する。この支持具本体12の下部に設けた支持部12aに対し前記支持具本体12と別体で形成されたパッド21を支持し、その本体22を支持部12aから配管方向Xに張り出すように大きく形成し、配管Pの保温層Sの支持面積を広くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管の支持具及びそれに用いるパッドに関する。
例えば、オフィスビルや工場等の建築物の天井裏には、室内空調用のダクトや配管が敷設されている。この配管の支持具として、図21に示すものが提案されている。この支持具51は天井裏に配設されたボルト52に取り付けられるようになっている。この支持具51は配管方向から見てU字状の支持部51aを備えている。この支持部51aによって、配管Pの外周に被覆された発泡樹脂よりなる硬度の比較的低い肉厚の厚い保温層Sを支持するようになっている。(特許文献1参照)
又、配管用支持金具として、特許文献2に記載されたものもある。この配管用支持金具53は、図22に示すように、塑性変形可能な支持金具本体54の配管Pの支持部54aを配管方向に張り出し形成し、保温層Sの支持面積を広くすることにより、保温層Sの表面に作用する配管Pの自重による荷重を低減して、保温層Sが押し潰されないようにしている。
実開平2−80278号公報 意匠登録第1010401号公報
ところが、前者の支持具は、配管Pの保温層Sを支持する支持部51aの幅が狭いので、次のような問題があった。即ち、保温層Sが面積の小さい前記支持部51aにより支持されると、配管P及び保温層Sの自重と、配管P内の温水又は冷却水等の液体の重量とによって、保温層Sを圧縮する方向に荷重の反力が作用する。この結果、保温層Sが押し潰されて薄くなり、保温層Sの断熱効果が低下し、空調装置の暖房効率又は冷房効率が低下するという問題があった。又、保温層Sが薄くなることにより、保温層Sの表面に結露が生じ易くなり、この結露により水滴が天井壁の裏面に滴下されると、天井壁に染みが生じたり、天井壁を腐食させたりするという問題があった。
一方、後者の配管用支持金具53においては、前記支持部54aが配管方向に張り出されているので、保温層Sの支持面積が広くなり、保温層Sが配管Pの自重等による反力により圧縮されることはなく、保温層Sの機能が適正に保たれる。しかし、支持金具本体54の下部に支持部54aが張り出し形成されているので、この支持金具本体54を同じ板厚寸法の金属板材によりプレス成形すると、廃材となる部分の面積が広くなり、材料コストを低減することができないという問題があった。
本発明は上記の従来の問題点を解消して、保温層を被覆した配管を適正に支持することができるとともに、材料コストを低減することができる配管の支持具及びそれに用いるパッドを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、配管を間接的に支持するように帯板材により湾曲形成された支持具本体と、該支持具本体の下側の支持部の内側において、配管の外周に被覆された保温層を支持するとともに、前記支持部から配管方向に張り出すように装着されるパッドとを備え、該パッドに対し前記支持部にパッドを連結するための連結手段を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記連結手段は、パッドの下面に設けられ、かつ該下面との間で前記支持部を挟持するように設けられた連結板と、同じく前記パッドの下面に設けられ、かつ前記連結板の先端部に係脱可能な連結片とにより構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記連結手段は、パッドの本体に対し配管方向に離隔して形成した一対の連結片により構成され、両連結片を180°反転するように塑性変形させて前記支持部を前記パッドの本体と両連結片とによって抱持可能に構成していることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記パッドの本体の配管方向と直交する幅方向の両側部には、配管方向に離隔するように複数対の係止片が設けられ、両係止片を180°反転するように塑性変形させて前記支持部の配管方向の両側部を前記パッドの本体と両係止片とによって抱持するように構成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記パッドは、弾性変形可能な板材により単体では扁平状に形成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1において、前記パッドは、前記支持具本体の支持部の円弧形状に沿うように配管方向から見て円弧状に形成されていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6において、前記連結手段は、パッドの下面に一体形成され、かつ該下面との間で前記支持部の下部を挟持するように片持ち状態で設けられた連結板と、同じく前記パッドの下面に設けられ、かつ前記支持部の下部の配管方向の一側縁に係止可能な係止片とにより構成されていることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項において、前記パッドの上面には緩衝層が取り付けられていることを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8において、前記緩衝層のパッドの本体の配管方向と直交する幅方向の両端部には、緩衝シート部が前記幅方向と同方向に指向するように連結されていることを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9において、前記緩衝層は前記保温層と同材質であることを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載された配管の支持具本体の下部の支持部に装着される配管の支持具に用いられるパッドにおいて、ことを要旨とする。
(作用)
この発明は、前記パッドが支持部から配管方向に張り出されているので、パッドの上面に支持された配管の保温層の支持面積が広くなり、保温層が配管の自重等により圧縮されることなく、適正に支持される。又、前記パッドが支持具本体と別体で形成されているので、支持具本体及びパッドのそれぞれの板厚寸法及び材質を適正な板厚寸法及び適正な材料に設定することができるとともに、支持具本体の展開形状を帯板状に設定し、パッドの平面形状をほぼ四角形状に設定することができる。この結果、支持具本体とパッドをそれぞれ一枚の板材から多数個取りする場合に、材料の無駄をなくして材料コストを低減することができる。
本発明によれば、保温層を被覆した配管を適正に支持することができるとともに、材料コストを低減することができる。
以下、本発明を具体化した配管の支持具の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態の配管の支持具は、例えばビルの天井裏に垂直に配設された支持ボルト11に装着されるようにしている。この支持具は、前記支持ボルト11に取り付けられる図1〜図3に示す支持具本体12と、図1及び図2に示すように前記支持具本体12の下部に支持され、かつ配管Pの外周に被覆された保温層Sを支持するためのパッド21とを備えている。前記保温層Sは発泡ポリエチレン1層で形成されている。なお、この保温層Sは1層でなくても、配管Pに接触される内層が例えば高密度、高架橋の発泡ポリエチレンにより形成され、外層が低密度、低架橋の発泡ポリエチレンにより形成されていてもよい。記支持具本体12は、図3に示すように、例えば、鉄製の帯板材により配管方向Xから見て、ほぼ縦長U字状に湾曲形成され、その下端部には前記保温層Sを前記パッド21を介して間接的に支持する半円筒状の支持部12aが形成されている。
図3に示すように、前記支持具本体12の前記支持ボルト11側の側板12bの上端部には、取付板部12cが傾斜するように一体に折り曲げ形成されている。この取付板部12cには前記支持ボルト11を導入するための導入口12dと、支持ボルト11に取付板部12cを係止する歯車状の係止孔12eが形成されている。又、前記側板12bの下部には、前記支持ボルト11を収容可能な取付片13が溶接等により取り付けられている。前記支持ボルト11に支持具本体12を装着する場合には、前記取付板部12cをほぼ水平にして導入口12dから支持ボルト11を係止孔12eに導き、その後、前記取付板部12cを傾斜させるとともに、前記取付片13を塑性変形させて、前記支持ボルト11の外周面に巻き付ける。
図2及び図3に示すように、前記支持具本体12の側板12bの上端部には、係止片12fが切り起こし形成され、この係止片12fにより平面視四角環状の連結リング14の枠部14aが回動可能に支持されている。前記支持具本体12の側板12bと対向する側板12gの上端部には、前記連結リング14の枠部14bを係止する係止部12hが形成されている。
次に、図4及び図5を中心に前記支持具本体12の支持部12aに装着されるパッド21について説明する。
図4に示すように、このパッド21の本体22は、弾性変形可能な板厚寸法が例えば0.5mm〜1.0mmの板材としての薄鋼板によりプレス成形されている。この本体22は、ほぼ長四角形状に形成されている。この明細書では図4において矢印X方向を本体22の配管方向Xと言い、この配管方向Xと直交するY方向を本体22の幅方向Yと言う。
図4に示すように、前記本体22の幅方向Yの中央部下面には、薄鋼板よりなる帯板状の連結板23の段差状の基端部23aが例えばスポット溶接により片持ち状態で取り付けられ、配管方向Xに指向されている。前記連結板23の先端部には、係止孔23bが形成され、この係止孔23bと対応するように前記本体22の下面には、薄鋼板により形成された連結片24のL字状の基端部24aが例えばスポット溶接により連結されている。前記連結片24の先端部には、前記連結板23の係止孔23b内に進入して、係止孔23bの内縁に係止される係止爪24bが円弧状に形成されている。図5(a)に示すように、前記連結板23の基端部23aと連結片24の基端部24aとの間隔は、前記支持具本体12の支持部12aを入れることができるように、支持部12aの配管方向Xの幅W寸法よりも若干大きく設定されている。
図4に示すように前記パッド21の本体22の幅方向Yの両側縁には、配管方向Xに所定の間隔をおいて、かつ配管方向Xに指向するように二対の係止片25が形成されている。これらの係止片25は、その基端の付根部25aを起点として矢印K方向又は反矢印K方向に180°反転できるようにしている。
次に、前記支持ボルト11に対し前記支持具を用いて配管Pの保温層Sを支持する方法について説明する。
最初に、図6に示すように支持ボルト11の所定の高さに支持具本体12を前述した方法で装着する。次に、図6に鎖線で示すように、パッド21の本体22を配管方向Xから見て円弧状に湾曲させて、支持部12aの上面に本体22を支持する。このとき、図5(a)に示すように前記連結板23が連結片24から離隔した状態で、本体22の下面と連結板23の上面との間に前記支持部12aの下端部が進入される。この状態で、図5(a)において連結板23を基端部23aを中心に上方に傾動して、係止孔23bに連結片24の係止爪24bを図5(b)に示すように挿入係止することにより図7に示すように支持部12aにパッド21の本体22を連結する。
次に、前記パッドの本体22の係止片25を図4において説明したように180°反転させて、図1,2及び図7に示すように各係止片25を支持部12aの外側面に接するように弾性限界を超えて塑性変形し、パッドの本体22と各係止片25とにより支持部12aの配管方向Xの両側部を二箇所で抱持する。
その後、図1及び図2に示すようにパッド21の上面に配管Pの保温層Sを支持する。最後に、図7に示すように退避位置に保持されていた連結リング14を下方に回動するとともに、前記側板12gを側板12bに向かって若干接近させて、図2に示すように前記連結リング14の枠部14bに係止部12hを係止する。
以上の動作により、支持ボルト11への配管Pの敷設作業が終了する。
上記実施形態の配管の支持具によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、支持具本体12に対し、別体で形成されたパッド21を装着し、このパッド21の本体22を支持部12aの上面から配管方向Xに張り出すように、かつ配管方向Xから見て円弧状(図2参照)に湾曲するように支持した。このため、前記パッド21の上面に支持された配管Pの保温層Sの支持面積が広くなり、保温層Sが配管Pの自重等により圧縮されることなく、保温層Sを適正に支持することができる。これにより、保温層Sの保温性能を維持し、結露を防止して、水滴の落下による天井壁の汚損や腐食を防止することができる。
(2)上記実施形態では、前記パッド21が支持具本体12と別体で形成され、かつ前記パッドの本体22は使用状態で図2に示すように円弧状となっているので、保温層Sを支持するのに必要な剛性を確保することができる。
(3)上記実施形態では、前記パッド21が支持具本体12と別体で形成されているので、支持具本体12及びパッド21のそれぞれの板厚寸法及び材質を適正な板厚寸法及び適正な材料に設定することができる。又、支持具本体12の展開形状を帯状に設定し、パッド21の平面形状をほぼ四角形状(図4参照)に設定することができる。この結果、支持具本体12とパッド21をそれぞれ一枚の板材から多数個取りする場合に、廃材となる板材の面積を少なくして、材料の無駄をなくして材料コストを低減することができる。又、パッド21の本体22の板厚寸法を支持具本体12の板厚寸法よりも薄くすることもでき、この場合には支持具全体として軽量化を図ることができる。
(4)上記実施形態では、前記パッド21が支持具本体12と別体で形成されているので、パッド21が不要の場合に、支持具本体12のみで保温層Sの無い配管Pを支持することもでき、用途を多様化することができる。
(5)上記実施形態では、前記パッド21が支持具本体12と別体で形成されているので、既設の支持具本体12に対しパッド21を適用することもできる。
(6)上記実施形態では、前記パッド21が単体の状態で、平板状に形成されているので、多数枚のパッド21を積層して保管するスペースを小さくすることができる。
次に、この発明の支持具の別の実施形態を図8〜図11に基づいて説明する。
この実施形態の支持具の支持具本体12は、前述した実施形態の支持具本体12と同じ構成となっている。又、この支持具には、パッド21の構成と異なるパッド31が用いられている。このパッド31の本体32は、単体の状態で図10及び図11に示すように保温層Sの外周面の形状に沿うように予め円弧状に形成されている。このパッド31は、例えばASA(acrylate・styrene ・acrylonitrile )樹脂、又は、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等の汎用ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂等の耐候性を有する合成樹脂により成形型を用いて射出成形されている。屋外に使用するときは、耐候性を有する合成樹脂を、屋内に使用するときは、剛性を有するオレフィン系素材を使用することが好ましい。前記パッド31の下面には、前記支持具本体12の支持部12aに対し該パッド31を配管方向Xへの移動不能に連結するための前記連結板23とほぼ同様の機能を有する連結板33及び係止片34が一体に形成されている。前記連結板33と係止片34との間には、前記支持部12aを入れることができるように間隔gが設けられている。前記パッド31の下面には、複数の補強リブ35が配管方向Xに互いに平行に一体形成されている。
この実施形態のパッド31は、図8に示すように連結板33と係止片34との間隔gを用いて支持具本体12の支持部12aに対しワンタッチで容易に装着することができ、配管作業の能率を向上することができる。
次に、図12に基づいて、この発明の別の実施形態について説明する。
この実施形態の配管の支持具のパッド21の本体22には、下面側から見て、U字状のスリット22a,22bが配管方向Xに所定間隔をおいて二箇所に形成されている。両スリット22a,22bの内側に形成された舌片状の一対の連結片26,27は、その付根部を起点として二点鎖線で示すように塑性変形させて180°反転できるように構成されている。そして、前記支持具本体12の支持部12a(図3参照)をパッドの本体22と前記連結片26,27とにより抱持できるようにしている。
この実施形態のパッド21は、図4に示す支持具のパッド21と比較して構造を簡素化して、製造を容易に行い、コストを低減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図13及び図14に示す実施形態は、前記パッド21の本体22の上面に対し粘着剤36により前記保温層Sの材料と同じ発泡ポリエチレンよりなる緩衝層37を貼着している。そして、図14に示す使用状態において、前記配管Pの保温層Sは前記緩衝層37に接するように保持されている。
この実施形態では、前記緩衝層37により保温層Sが保持されているので、保温層Sの支持状態がさらに安定化され、保温層Sの劣化を抑制することができる。
・図15に示す実施形態は、図10に示すパッド31の本体32の上面に対し、粘着剤36により緩衝層37を貼着したものである。この実施形態においても、保温層Sの支持状態がさらに安定化され、保温層Sの劣化を抑制することができる。
・図16に示すように、緩衝層37の外周縁のうち配管方向Xの両端部に対し前記本体22の配管方向Xの外周縁を抱き込むような溝37aを有する包持部37bを一体形成するようにしてもよい。この実施形態では、前記包持部37bを図16の二点鎖線で示すように弾性変形させて前記溝37aを拡大することにより、前記本体22の配管方向Xの両端縁に包持部37bを脱着することができ、本体22から緩衝層37を取り外し可能に装着することができ、緩衝層37の交換を容易に行うことができる。
・図17に示すように前記緩衝層37の配管方向Xと直交する幅方向Yの両端部に対し、図18に示す使用状態において前記支持具本体12の側板12b,12gと対応するように緩衝シート部38を前記幅方向Yに指向するように一体に連結してもよい。この実施形態では、図18に示すように配管Pを上下二段に支持する場合に、前記緩衝シート部38が上部の配管Pの保温層S上で、緩衝シート部38の先端部同士が近接するようにして覆い被せられて、上部の配管Pの保温層Sが側板12b,12g及び連結リング14等に直接触れることはないので、保温層Sの支持状態がさらに安定化され、上側の配管Pの保温層Sの劣化を抑制することができる。なお、図示はしていないが、緩衝シート部38の先端部同士が重なり合うようにして、配管Pの保温層Sを覆うようにしてもよい。
・図19及び図20に示すパッド31は、図10及び図11に示すパッド31の変形例である。このパッド31は図19に示すように本体32に対し屈曲可能なヒンジ部41を介して帯状の連結板42を連結するとともに、該連結板42の先端部に拡幅板部42aを形成し、該拡幅板部42aに係止孔42bを形成している。前記本体32の裏面に対し前記係止孔42bに係止される係止爪43が一体に形成されている。さらに、前記連結板42の中間部には係止爪44が一体に形成され、前記本体32の裏面には、前記係止爪44に係止される係止爪45が一体に形成されている。
図20に示すように前記係止爪44を係止爪45に係止する際には、ヒンジ部41が弾性変形され、係止孔42bに係止爪43が係止される際には、係止爪43が弾性変形される。
この実施形態では、図20に示すように、連結板42の係止孔42bに係止爪43が係止され、両係止爪44,45が互いに係止されることにより連結板42を本体32の裏面側に前記支持具本体12の支持部12aを保持した状態を安定して維持することができる。
・図示しないが、図3に示す支持具本体12を合成樹脂により形成してもよい。又、図4に示すパッド21を合成樹脂により形成してもよい。さらに、前記支持具本体12及びパッド21を共に合成樹脂により形成してもよい。
・図10及び図11に示すパッド31を金属材料により形成してもよい。
・前記パッド21の係止片25を省略してもよい。
・前記緩衝層37の材料として、低密度、低架橋の発泡ポリエチレン、高密度、高架橋の発泡ポリエチレン等の各種の発泡樹脂或いは発泡ゴム等の緩衝効果のある材料を用いてもよい。
・前記連結板23及び連結片24を省略し、前記係止片25を連結手段としてもよい。
・前記パッド21を単体の状態で、配管方向Xから見て円弧状に形成してもよい。
この発明の配管の支持具を具体化した使用状態の正面図。 配管の支持具の使用状態の縦断面図。 配管の支持具本体の斜視図。 パッドを裏側から見た斜視図。 (a)及び(b)は、支持具本体の支持部に対するパッドの装着方法を説明するための説明図。 配管の敷設作業を説明するための側面図。 配管の敷設作業を説明するための側面図。 この発明の配管の支持具の別の実施形態を示す使用状態の正面図。 図8の配管の支持具の縦断面図。 パッドの上から見た斜視図。 パッドの下から見た斜視図。 この発明の配管の支持具の別の実施形態のパッドを示す下から見た斜視図。 この発明の配管の支持具の別の実施形態のパッドを示す上から見た斜視図。 図13のパッドの使用状態を示す断面図。 この発明の配管の支持具の別の実施形態のパッドを示す上から見た斜視図。 この発明の配管の支持具の別の実施形態のパッドを示す上から見た斜視図。 この発明の配管の支持具の別の実施形態のパッドを示す断面図。 図17のパッドを用いた配管の支持具の使用状態の断面図。 この発明の配管の支持具の別の実施形態のパッドを示す下から見た斜視図。 図19のパッドの連結板を使用状態とした断面図。 従来の配管の支持具の斜視図。 従来の配管支持金具の斜視図。
符号の説明
P…配管、S…保温層、X…配管方向、Y…幅方向、12…支持具本体、12a…支持部、12f,25,34…係止片、21,31…パッド、22,32…本体、23,33…連結板、24,26,27…連結片、37…緩衝層、38…緩衝シート部。

Claims (11)

  1. 配管を間接的に支持するように帯板材により湾曲形成された支持具本体と、該支持具本体の下側の支持部の内側において、配管の外周に被覆された保温層を支持するとともに、前記支持部から配管方向に張り出すように装着されるパッドとを備え、該パッドに対し前記支持部にパッドを連結するための連結手段を設けたことを特徴とする配管の支持具。
  2. 請求項1において、前記連結手段は、パッドの下面に設けられ、かつ該下面との間で前記支持部を挟持するように設けられた連結板と、同じく前記パッドの下面に設けられ、かつ前記連結板の先端部に係脱可能な連結片とにより構成されていることを特徴とする配管の支持具。
  3. 請求項1において、前記連結手段は、パッドの本体に対し配管方向に離隔して形成した一対の連結片により構成され、両連結片を180°反転するように塑性変形させて前記支持部を前記パッドの本体と両連結片とによって抱持可能に構成していることを特徴とする配管の支持具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記パッドの本体の配管方向と直交する幅方向の両側部には、配管方向に離隔するように複数対の係止片が設けられ、両係止片を180°反転するように塑性変形させて前記支持部の配管方向の両側部を前記パッドの本体と両係止片とによって抱持するように構成されていることを特徴とする配管の支持具。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記パッドは、弾性変形可能な板材により単体では扁平状に形成されていることを特徴とする配管の支持具。
  6. 請求項1において、前記パッドは、前記支持具本体の支持部の円弧形状に沿うように配管方向から見て円弧状に形成されていることを特徴とする配管の支持具。
  7. 請求項6において、前記連結手段は、パッドの下面に一体形成され、かつ該下面との間で前記支持部の下部を挟持するように片持ち状態で設けられた連結板と、同じく前記パッドの下面に設けられ、かつ前記支持部の下部の配管方向の一側縁に係止可能な係止片とにより構成されていることを特徴とする配管の支持具。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、前記パッドの上面には緩衝層が取り付けられていることを特徴とする配管の支持具。
  9. 請求項8において、前記緩衝層のパッドの本体の配管方向と直交する幅方向の両端部には、緩衝シート部が前記幅方向と同方向に指向するように連結されていることを特徴とする配管の支持具。
  10. 請求項8又は9において、前記緩衝層は前記保温層と同材質であることを特徴とする配管の支持具。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載された配管の支持具本体の下部の支持部に装着される配管の支持具に用いられるパッド。
JP2008007446A 2007-01-16 2008-01-16 配管の支持具及びそれに用いるパッド Active JP5148300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008007446A JP5148300B2 (ja) 2007-01-16 2008-01-16 配管の支持具及びそれに用いるパッド

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007007265 2007-01-16
JP2007007265 2007-01-16
JP2008007446A JP5148300B2 (ja) 2007-01-16 2008-01-16 配管の支持具及びそれに用いるパッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008196692A true JP2008196692A (ja) 2008-08-28
JP5148300B2 JP5148300B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=39755814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008007446A Active JP5148300B2 (ja) 2007-01-16 2008-01-16 配管の支持具及びそれに用いるパッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5148300B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048339A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 長尺体支持プレート及び長尺体支持装置
CN103753915A (zh) * 2014-01-16 2014-04-30 上海永利带业股份有限公司 一种大型饮用水袋材料及其制造方法
JP2015019005A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 東京エレクトロン株式会社 支持部材及び基板処理装置
JP2020051625A (ja) * 2015-12-28 2020-04-02 株式会社昭和コーポレーション 吊り金具用補助部材及びそれを備えた吊り金具
JP2021169866A (ja) * 2020-01-10 2021-10-28 株式会社昭和コーポレーション 吊り金具用補助部材及びそれを備えた吊り金具
JP7041780B1 (ja) 2020-11-26 2022-03-24 因幡電機産業株式会社 支持補助部材及び長尺体支持ユニット

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10576562B1 (en) 2018-08-28 2020-03-03 Nishijima Kabushiki Kaisha Circular saw cutting machine

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4415187Y1 (ja) * 1965-03-30 1969-06-30
JPS61154385U (ja) * 1985-03-18 1986-09-25
JPS62155287U (ja) * 1986-03-24 1987-10-02
JPH0669554U (ja) * 1993-03-12 1994-09-30 千代田産業株式会社 管支持補助具
JP3037425U (ja) * 1996-11-01 1997-05-16 不二技研株式会社 パイプ吊り具
JPH11294633A (ja) * 1998-04-07 1999-10-29 Furukawa Electric Co Ltd:The 保温材被覆配管の支持部
JP2004197876A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Union Kucho Kogyo Kk 冷媒配管用管支持具
JP2007309510A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Tae-Sig Kim 配管用パイプハンガー

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4415187Y1 (ja) * 1965-03-30 1969-06-30
JPS61154385U (ja) * 1985-03-18 1986-09-25
JPS62155287U (ja) * 1986-03-24 1987-10-02
JPH0669554U (ja) * 1993-03-12 1994-09-30 千代田産業株式会社 管支持補助具
JP3037425U (ja) * 1996-11-01 1997-05-16 不二技研株式会社 パイプ吊り具
JPH11294633A (ja) * 1998-04-07 1999-10-29 Furukawa Electric Co Ltd:The 保温材被覆配管の支持部
JP2004197876A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Union Kucho Kogyo Kk 冷媒配管用管支持具
JP2007309510A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Tae-Sig Kim 配管用パイプハンガー

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048339A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 長尺体支持プレート及び長尺体支持装置
JP2015019005A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 東京エレクトロン株式会社 支持部材及び基板処理装置
US10553408B2 (en) 2013-07-12 2020-02-04 Tokyo Electron Limited Supporting member and substrate processing apparatus
CN103753915A (zh) * 2014-01-16 2014-04-30 上海永利带业股份有限公司 一种大型饮用水袋材料及其制造方法
JP2020051625A (ja) * 2015-12-28 2020-04-02 株式会社昭和コーポレーション 吊り金具用補助部材及びそれを備えた吊り金具
JP2021169866A (ja) * 2020-01-10 2021-10-28 株式会社昭和コーポレーション 吊り金具用補助部材及びそれを備えた吊り金具
JP7167269B2 (ja) 2020-01-10 2022-11-08 株式会社昭和コーポレーション 吊り金具用補助部材及びそれを備えた吊り金具
JP7041780B1 (ja) 2020-11-26 2022-03-24 因幡電機産業株式会社 支持補助部材及び長尺体支持ユニット
JP2022084514A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 因幡電機産業株式会社 支持補助部材及び長尺体支持ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP5148300B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5148300B2 (ja) 配管の支持具及びそれに用いるパッド
US6679461B1 (en) Mounting device
JP5174530B2 (ja) 空気調和機
WO2017121230A1 (zh) 空调器、室外机及其电机支架
JP4849152B2 (ja) 結露防止プレート用保持具
CN203719056U (zh) 空调的管路夹紧定位装置、空调室外机和空调
US20130316636A1 (en) Energy efficient cabinet toe kick vent
JP2010001978A (ja) 配管支持用結露防止具
US20110047909A1 (en) Free access floor and partitioning method
JP2013250024A (ja) 輻射パネル
JP2010043810A (ja) 冷暖房パネル
CN212619366U (zh) 挂板座、壁挂安装结构和热水器
JP5750459B2 (ja) 壁パネルの支持構造
US6168518B1 (en) Vent structure with slotted rectangular outlet
JP6139832B2 (ja) 輻射パネル
CN215675529U (zh) 一种室外机及空调器
JP2009097265A (ja) 断熱材支持具
JP5757553B2 (ja) 床下断熱構造
CN216522035U (zh) 一种连接结构及空调室内机
JP5669194B2 (ja) 長尺体カバー取付け具、及び、長尺体カバー装置
JP3833946B2 (ja) 床下断熱材
CN214700923U (zh) 一种定位式保温板
CN211503294U (zh) 一种栅格固定件、集热器及热水器
JP5336288B2 (ja) 屋根用断熱材及び屋根の断熱施工方法
CN210598079U (zh) 建筑物上的外延支架

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5148300

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250