JPH09510514A - 火や煙の拡がり防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、火や煙の通過を阻止するために壁突破口に取付けられるように形成されたスリーブを提供する。スリーブは、一端に固定のフランジを伴うバレルを有する。発泡性シート材料を、バレルの内面及び外面に接着する。壁の孔にバレルを挿通した後、第２のフランジを、バレルの第２の端に取付ける。各フランジを、フランジの一連の孔を通して壁の各側面に締着する。各フランジは、内方に折り曲げ可能な一連の円周状タブを有し、そしてタブ内に発泡性パテのリング及び壁に向かい合った面に発泡性パテの第２のリングを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 火や煙の拡がり防止装置 〔発明の技術分野〕 本発明は、火災安全装置の分野に関し、特に、火や煙が、パイプ、ケーブル又 はこれに類するものを通すように形成された孔により壁を貫通するのを防止する 装置に関する。 〔発明の背景技術〕 水、ガス、電気、蒸気とそれに類するもの、並びに関連したパイプ、導管及び ケーブルは、ビルと関連したとき、しばしば総括的に“ユーティリティー”と呼 ばれる。建築中に、ビルの壁と床が組み立てられ、そして取付けられるべきユー ティリティーのために後で貫通されることが一般的である。この建築方法は、取 付けられるべきユーティリティー導管より幾分大きい一連の孔が壁に開けられる ことを通常意味する。この大きさの不一致は、労働力利用の見地と、必要性の相 違から共に好都合な方法で、なぜならば、ユーティリティー導管は、入手できる 標準的な孔形成装置の大きさと異なる大きさを有するかもしれないためである。 一度、かかる孔が作られ、１つの又は多数の導管が通されると、導管のまわりに 残る隙間が通路を作り、ビル火災のときに、火や煙が１つの部屋から他の部屋に 伝わり、損害と負傷を増やす。 一定時間、火災を抑制することができる材料で壁が構成されたとき、そのよう な壁の突破口は、壁の火災抑制の価値を無効にする。これらの壁の突破口を排除 し、かくして火災をビルの一室に閉じ込めるために、多くの努力が費やされてい る。アンダーライターズ ラボラトリーズ 会社（Ｕｎｄｅｒｗｒｉｔｅｒｓ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｉｅｓ Ｉｎｃ）が、ファイアー レジステンス ディレク トリー（Ｆｉｒｅ Ｒｅｓｉｓｔａｎｃｅ Ｄｉｒｅｃｔｏｒｙ）を開発してお り、１２５２頁から始まる一節が、スルー─ペネトレイション ファイアースト ップ デバイス（Ｔｈｒｏｕｇｈ−Ｐｅｎｅｔｒａｔｉｏｎ Ｆｉｒｅｓｔｏｐ Ｄｅｖａｉｃｅｓ）の説明に当てられている。幾つかの知られた装置及び方法 がその中に記載されている。該産業で知られる標準的な材料に含まれ、そのディ レクトリーで明らかにされる材料は、熱膨張性、又は発泡性材料である。ディレ クトリーで参照され、ここで使用される発泡性材料は、材料の温度が約１５０℃ （３００°Ｆ）に達したときに、初めて活性化して膨張し、その材料は、もとの 容積の５〜１５倍に膨張する。 アンダーライターズ ラボラトリーズ 会社のディレクトリーに加えて、ミネ ソタ マイニング アンド マニュファクチュアリング 会社（Ｍｉｎｎｅｓｏ ｔａ Ｍｉｎｉｇ ａｎｄ Ｍａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ）（ ３Ｍ）が、火災予防製品のカタログを提供する。３Ｍの製品群に含まれる材料は 、発泡性材料で、コーキング材及び柔軟なストリップの形態で供給される。３Ｍ は又、インツームセント ファイアー ストップ デバイス（Ｉｎｔｕｍｅｓｃ ｅｎｔ Ｆｉｒｅ Ｓｔｏｐ Ｄｅｖｉｃｅ）としてトレソン（Ｔｈｏｒｅｓｏ ｎ）他の米国特許第５，１０３，６０９号で教示された、カラーを宣伝する。そ の第５，１０３，６０９号特許は、壁貫通個所でユーティリティー導管の周りに 取付けられるようになっていて、かつ発泡性ライニングと熱伝導性タブを有する カラーを開示する。カラーは又、壁取付けタブを有する。 本発明の分野に向けられたさらなる米国特許は、ロバートソン（Ｒｏｂｅｒｔ ｓｏｎ）他のファイアー セーフティー デバイス（Ｆｉｒｅ Ｓａｆｅｔｙ Ｄｅｖｉｃｅ）の第５，１５５，９５７号である。その第５，１５５，９５７号 特許の装置は、床及び壁の貫通孔を閉じ、火や煙の潜在的な拡がりを抑えるよう になっている。その第５，１５５，９５７号装置は、導管の一部、カップ形保持 器及び一定量の発泡性材料を含む。 上述した装置及び商売で知られた他のものは、ある程度の防火と防煙を行うこ とができるが、いくぶん取付者の熟練に依存し、又は本発明によって提供される ほどの効果を与えない。 従って、本発明の目的は、ビルの壁又は床の壁突破口をシールする火や煙の閉 塞装置を提供することにある。 本発明の他の目的は、形成された孔に取付けが簡単である火や煙の閉塞装置を 提供することにある。 本発明の付加的な目的は、火災の場合に壁突破口のシールを最大限にする火や 煙の閉塞装置を提供することにある。 他の目的と利点は、以下の開示と添付のクレームによってより完全に明らかと なる。 〔発明の概要〕 本発明は、ユーティリティー搬送用導管を通す壁突破口の中へ固着されるよう に形成されたスリーブ装置を提供する。スリーブは、一端に単一のフランジを垂 直に取付け、該フランジに一連のねじ孔を形成した管状バレルを有する。バレル の内面及び外面、並びにフランジの壁向かい面は、発泡性材料で内張りされる。 バレルを孔の中に置き、そして、バレルの末端をほぼ壁の反対側に位置させて、 取付けフランジを壁の一方の側に固着した後、これ又発泡性材料の層を取付けた 第２のフランジを、バレルに取付け、かつ壁に固着される。次いで、ユーティリ ティー導管をスリーブの中に入れ、スリーブに隣接したリングで、各フランジの 外端に形成された一連の折り曲げ可能なタブを内方に曲げて導管を適所に軽く支 持する。高温を引き起こす火災又は他の事件の場合、発泡性材料が膨張して、フ ランジと壁面との間、バレル外面と壁孔との間、及びバレル内面と導管との間の 隙間をシールする。かくして、全ての通路は、火や煙が、１つの部屋から他の部 屋に通過できないように、効果的にシールされる。 〔図面の簡単な説明〕 図１は、ユーティリティー導管を壁突破口に通し、周りの空間をパテでシール する先行技術の方法の側面図である。 図２は、本発明の火災遮断用スリーブを取付けた壁突破口を有する壁の断面側 面図である。 図３は、バレルに取付けられた第１のフランジと、明瞭化のために断面で示す 壁に取付けられようと位置された第２のフランジとを示す火災遮断用スリーブの 側面図である。 図４は、ユーティリティー導管を通し、本発明によるタブを、導管を支持する 位置に折り曲げた図３の本発明の火災遮断用スリーブの固定フランジ端部を示す 部分図である。 図５は、ユーティリティー導管を通し、タブを導管を支持するように内方に曲 げた本発明の火災遮断用スリーブの断片的な端面図である。 図６は、図５の線６─６の方向における火災遮断用スリーブの断面図である。 図７は、壁突破口を通して取付けられ、発泡性材料を単一の導管の周囲をシー ルするように膨張させた本発明の火災遮断用スリーブの断面端面図である。 図８は、発泡性材料を３つの囲まれた配管の周囲をシールするように膨張させ た本発明の火災遮断用スリーブの断面端面図である。 図９は、凹凸のある壁面用に設計されたアダプタに組み立てるようになってい る本発明の火災遮断用スリーブの分解組立斜視図である。 〔好ましい具体例の説明〕 上で説明した壁開口をシールするための先行技術の方法によれば、図１は、ユ ーティリティー導管Ｃを通す突破口Ｂを有する壁Ｗを示す。導管Ｃは、電気ケー ブル、ガス管、水道管またはこれに類するもののいずれをも指すものである。次 いで、難燃剤又は発泡性のパテ材料Ｐが孔をシールするために導管Ｃのまわりに 詰められる。ある程度の熟練を要するこの手順に加えて、パテの適用を、その過 程において壊すことなく完全さについて効果的にチェックすることができない。 対称的に、本発明の火災遮断用スリーブは、工場で適切な量と種類の発泡性材 料を、必要とされる場所に施して予め組み立てられ、完全かつ確実な火災防止の ために、切り込み孔に入れて、壁面にねじ止めすることを要求するに過ぎない。 その上、火災の前には、新しい防災を要求することなく、導管に取り組み、或い は導管を交換することができる。添付図２乃至６は、種々の本発明を、貫通孔を 有する壁への取付け段階で示す。図２は、バレル１２を壁Ｗの壁突破口Ｂに、バ レル１２の末端部１２ｄが、壁Ｗの右側（図３に示すように）面の平面の外方に 位置するように、或る距離まで通した火災遮断用スリーブを示す。ここで使われ る“壁”という用語は、床、天井、内壁及び外壁を含むビルの仕切りを指す。固 定フランジ１４が、バレル１２にしっかりと組み付けられ、ネジのような緊締具 ２０で壁Ｗに固着される。チューブ軸線と平行に向けられ、バレル１２（図３） から遠ざかる方向に面している、一連の円周上に配置された折り曲げ可能なタブ １６が、固定フランジ１４の中央に孔を構成する。独立のフランジ２２が、バレ ル１２の末端に取り付けられ、緊締具２０ａによって壁Ｗに固着される。独立の フランジ２２は、固定フランジ１４のタブ１６と同様であるが、タブ１６と反対 方向に向けられた一連のタブ２４を有する。好ましい具体例の構造では、バレル １２及びフランジ１４と２２は鋼板で形成される。緊締具２０，２０ａは、壁Ｗ に固定されたとき、スリーブ１０を組み立て関係にスリーブ１０を保持するよう に作用する。他の緊締手段を、随意に使用してもよい。 本発明のスリーブ１０の図は、組み立て前図３に側面図で図５に端面図で示さ れる。発泡性シート材料の層３２が、第１の端部の固定フランジ１４の近くで、 しかし固定フランジに接触しないで終わり、第２の端部のバレル１２の反対側の 端部の近くで、しかしこの端のところでなく終わるようにバレル１２の外面に沿 って延びる。発泡性のシート材料の層３０は、バレル１２の実質的に端から端ま で内面に沿って延びる。好ましい具体例によれば、発泡性の層３０と３２は、ス リーエム ファイア バリア エフエス─１９５ ラップ／ストリップ（３Ｍ Ｆｉｒｅ Ｂａｒｒｉｅｒ ＦＳ−１９５ Ｗｒａｐ／Ｓｔｒｉｐ）のような、 予め形成されたシート材料で形成され、バレル１２に接着剤で取付けられる。 円環形平板固定フランジの発泡性コーキング材３４（図４）が、壁Ｗの面に接 触するように固定フランジ１４の面に接着される。固定フランジタブのリング発 泡性コーキング材３８（図６）が、タブ１６の内向き面に接着される。同様な円 環形発泡性コーキング材３６及びリングコーキング材４０（図３）が、独立のフ ランジ２２及びタブ２４に組み付けられる。好ましい具体例によれば、採用され る発泡性コーキング材料は、例えば、スリーエム ファイア バリア モールダ ブル パテ エムピーピー─２（３Ｍ Ｆｉｒｅ Ｂａｒｒｉｅｒ Ｍｏｌｄａ ｂｌｅ Ｐｕｔｔｙ ＭＰＰ−２）である。フランジ発泡性コーキング材３４と ３６の外径は、壁Ｗの孔Ｂの直径よりやや大きい。タブ発泡性コーキング材３８ と４０の内径は、配管Ｃの直径よりやや大きい。 スリーブ１０を取付ける前壁Ｗに点打して適当な取付け孔を予め孔開けするの を簡単化するテンプレート（図示せず）に装置の構成部品が供給される。上記の ように、壁Ｗに形成された孔Ｂは、バレル発泡性材料３２の外径より大きい。 スリーブ１０を壁Ｗに取付け、かつ固着した後、特定なユーティリティーを通 すように形成された導管Ｃを、図４及び図６の側面図及び図５の端面図に示すよ うに、火災遮断用スリーブ１０のバレル１２に通す。固定フランジ１４のタブ１ ６、及び独立フランジ２２のタブ２４を半径方向内方に曲げて、導管Ｃの外面に 軽く押しつける。発泡性コーキング材リング３８と４０を押して導管Ｃと接触さ せ、両者間の隙間を実質的に閉じて通風を阻止する。各コーキング材のリング３ ８と４０を有するタブセット１６と２４は又、発泡性の膨張が起きる前に煙の通 過を阻止するのに効果的である。 本発明の構造のさらなる詳細を、取付け状態として図６に断面図で示す。この 図では、導管Ｃに関する発泡性シート３０，３２及び発泡性コーキング材３８と ４０の相対位置及び壁Ｗに対するコーキング材３４，３６を明瞭に示す。実際に は、本発明のスリーブ１０は、以下に開示する如く単一のスリーブに複数の導管 を通すことを含み、或る範囲の導管寸法について特定寸法のスリーブ１０の使用 を可能にするために、さまざまな直径で供給される。 図７は、１５０°Ｃ（３００°Ｆ）を超える熱にさらすことにより、発泡性シ ート３０と３２及び発泡性コーキング材３４，３６，３８と４０を膨張させて装 置の全ての隙間を閉じた後を示す、スリーブ１０の端断面図である。この状態で は、明瞭に示されているように、炎も煙も、壁Ｗの一方側の部屋から他方側に侵 入しない。 上記で簡潔に示したように、本発明は、円形断面の単一の導管に使用されるだ けでなく、同じスリーブに通す複数の導管に、或いは異なる形状又は大きさの導 管にも使用される。図８は、３つのユーティリティー導管Ｘ，Ｙ，Ｚを通した本 発明の端面図を示す。図８に示すように、発泡性コーキング材３０’は、３つの まとまった導管の外側輪郭の間の空間をほぼ満たすように膨張している。 ある建造壁、とくにある天井では、予め作られた波形表面シートが使用される 場合がある。図９の天井又は床の方向に示され、片側に波形ＲＳを有するそのよ うな壁Ｒが、本発明の装置のさらなる構成部品によって有益である。この用途に よれば、孔５８を波形壁Ｒに形成する。次いで、一端部に直立に取り付けられた フランジ５４を有するアダプタ５０の管５２を、壁Ｒの外側表面ＲＯ（下面ＲＯ ’と平行）の平面で本質的に終わるように孔５８に挿入する。さまざまな大きさ の 使用される導管Ｃと異なる管５２は、孔５８の直径に厳密に合うように成形され る。次いで、管フランジ５４を、孔５５に通した緊締具Ｓ’によって壁Ｒに固着 する。管フランジ５４は更に、第２の一連の孔に合った位置で固着される一連の ねじナット５６を加えて有し、スリーブ１０がバレル１２とともにチューブ５２ 内に置かれたたとき、フランジ１４のねじ孔２１及びアダプタフランジ５４のナ ット５６が、ナット５６に係合する緊締具２０とほぼ整合している。次いで、ス リーブバレル１２の外端に独立のフランジ２２を付け、このフランジ２２を壁Ｒ の外側面ＲＯに付加的な緊締具（図示せず）で締結する。この構成では、アダプ タ５０は、遭遇した壁の表面形状の如何に関わらず、本発明のスリーブの取付け を可能にする。孔５８及び波形部ＲＳの相対位置の如何に関わらず、アダプタ５ ０は、壁Ｒを煙や火炎の通過を効果的に阻止する。 かくして、ここに図示しかつ開示したように、本発明による火や煙を閉塞する スリーブは、ビルの火災の場合に、信頼できかつ取付け容易な装置で火炎や煙の 通過を阻止するという本発明の主要な目的を満たす。 本発明を特定の具体例を参照して説明したけれども、多くの変形、修正、及び 具体例が可能であり、従って、このようなすべての変形、修正、及び具体例は本 発明の精神及び範囲内に含まれるものとみなされる。 〔発明の実施の最良の形態〕 ここに開示した発明を実施するための最良の形態は、火や煙の閉塞スリーブを 壁の突破口に通して取付けるためのもので、以下の構成からなる。 （ａ）第１の端部と、第２の端部と、内面及び外面とを有し、上記壁突破口に 挿入されるようになっており、かつ少なくとも上記壁の厚さに等しい長さのほぼ 円筒状のバレル、 （ｂ）上記バレルの上記内面及び上記外面の各々に接着された発泡性材料の層 、 （ｃ）壁に向かい合った面をもち、該面に形成された孔を有し、上記フランジ は、上記孔と上記バレルが同軸となるように上記バレルの上記第１端部に固定さ れた第１のほぼ平らなフランジ、 （ｄ）上記固定されたフランジの上記壁に向かい合った面に隣接して形成され た発泡性材料の層、 （ｅ）壁に向かい合った面と該面に形成された孔を有し、上記第２のフランジ は、上記孔と上記バレルが同軸となるように上記バレルの上記第２の端部に取り 外し可能に取付けられるようになった第２のほぼ平らなフランジ、 （ｆ）上記取り外し可能なフランジの上記壁に向かい合った面に組み付けられ た発泡性材料、 （ｇ）上記固定フランジと上記取り外し可能なフランジに形成された、複数の 緊締具用孔、 （ｈ）上記緊締具用孔に貫通して各上記フランジを上記壁のそれぞれの面に固 着するようになった複数の緊締具、 （ｉ）各上記固定された取り外し可能なフランジに、上記バレルの軸線方向内 方に曲げられるようにそれぞれの孔に隣接して成形された一連の円周上に配置さ れた折り曲げ可能なタブで、折り曲げ可能なタブの各上記セット内に発泡性コー キング材のリングが取付けられ、 （ｊ）第１の端部から第２の端部まで延び、発泡性材料を組み付けた上記バレ ルより大きい直径のほぼバレル形の管と、孔が形成され上記孔と上記管が同軸と なるように上記管の第１の端部に固定して組み付けられたほぼ平らなフランジと を有するアダプタ。 〔産業上の適用〕 本発明は、いくつかの基幹産業における製造上の要望を組み合わす装置を提供 し、ビル内の火や煙の拡散に対する安全性を与える新規なユニットを提供する。 上記説明のスリーブは、フランジをもった金属製の管で、いくつかの製造プロセ スを経て形成され、次いで発泡性シート材料がいくつかの面につけられる。完全 に組み立てられたとき、スリーブは、本発明の経済的な価値を加えながら、既存 の壁又は新しい壁に取付けられる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＵ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ， ＦＩ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＶ，Ｍ Ｇ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．壁に通すユーティリティー導管のために形成された壁突破口の中を火や煙が 通るのを阻止する装置であって、 （ａ）第１の端部と、第２の端部と、内面及び外面とを有し、上記壁突破口に 挿入されるようになっており、かつ少なくとも上記壁の厚さに等しい長さのほぼ 円筒状のバレルと、 （ｂ）上記バレルの上記内面及び上記外面の各々に接着された発泡性材料の層 と、 （ｃ）壁に向かい合った面をもち、該面に形成された孔を有し、上記フランジ は、上記孔と上記バレルが同軸となるように上記バレルの上記第１端部に固定さ れた第１のほぼ平らなフランジと、 （ｄ）上記固定されたフランジの上記壁に向かい合った面に隣接して形成され た発泡性材料の層と、 （ｅ）壁に向かい合った面と該面に形成された孔を有し、上記第２のフランジ は、上記孔と上記バレルが同軸となるように上記バレルの上記第２の端部に取り 外し可能に取付けられるようになった第２のほぼ平らなフランジと、 （ｆ）上記取り外し可能なフランジの上記壁に向かい合った面に組み付けられ た発泡性材料と、 （ｇ）上記管に取付けられたときに、両フランジが上記壁に厳密に接触したま まとなるように上記取り外し可能に取付けできるフランジを上記固定されたフラ ンジの方に押す手段、 ２．各上記固定された取り外し可能なフランジに、上記バレルの軸線方向内方に 曲げられるようにそれぞれの孔に隣接して成形された一連の円周上に配置された 折り曲げ可能なタブをさらに有する請求項１に記載の装置。 ３．折り曲げ可能なタブの各上記セット内に発泡性コーキング材のリングが取付 けられる請求項２に記載の装置。 ４．上記固定フランジ及び上記取り外し可能なフランジに形成された複数の緊締 具用孔をさらに有する請求項１に記載の装置。 ５．取り外し可能に取付けできるフランジを上記固定されたフランジの方に押す 手段は、上記緊締具用孔に通し、それにより各上記フランジを上記壁のそれぞれ の面に固着するようになった複数の緊締具を含む、請求項４に記載の装置。 ６．上記発泡性材料の層は、接着剤によって上記バレル面に取付けられる請求項 １に記載の装置。 ７．各上記固着されたフランジ及び取り外し可能に取付けできるフランジの孔に 隣接して形成され、上記バレルの軸線に向かって内方に曲げられるようになった 一連の円周上に配置された折り曲げ可能なタブをさらに有する請求項６に記載の 装置。 ８．上記固着されたフランジと関連した上記タブ及び、上記取り外し可能に取付 けできるフランジと関連した上記タブは、反対方向に向くように配向される請求 項７に記載の装置。 ９．発泡性コーキング材のリングは、折り曲げ可能なタブの各上記セット内に取 付けられる請求項７に記載の装置。 10．第１の端部から第２の端部まで延び、上記発泡性材料を組み付けた上記バレ ルより大きい直径のほぼバレル形の管と、形成された孔を有し、上記孔と上記管 が同軸となるように上記管の第１の端部に組み付けられるほぼ平らなフランジと を有するアダプタをさらに含む請求項１に記載の装置。 11．上記アダプタフランジに形成された複数の緊締具用孔をさらに含む請求項10 に記載の装置。 12．取り外し可能に取付けできるフランジを上記固定されたフランジの方に押す 手段は、上記緊締具用孔に通し、それにより各上記フランジを上記壁のそれぞれ の面に固着するようになった複数の緊締具を含む、請求項10に記載の装置。 13．上記発泡性材料の層は、接着剤によって上記バレル面に取付けられる請求項 11に記載の装置。 14．各上記固着されたフランジ及び取り外し可能に取付けできるフランジの孔に 隣接して形成され、上記バレルの軸線に向かって内方に曲げられるようになった 一連の円周上に配置された折り曲げ可能なタブをさらに有する請求項11に記載の 装置。 15．上記固着されたフランジと関連した上記タブ及び、上記取り外し可能に取付 けできるフランジと関連した上記タブは、反対方向に向くように配向される請求 項11に記載の装置。 16．発泡性コーキング材のリングは、折り曲げ可能なタブの各上記セット内に取 付けられる請求項11に記載の装置。