JP3036926B2 - カード式タイマ - Google Patents

カード式タイマ

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JP3036926B2 JP3285875A JP28587591A JP3036926B2 JP 3036926 B2 JP3036926 B2 JP 3036926B2 JP 3285875 A JP3285875 A JP 3285875A JP 28587591 A JP28587591 A JP 28587591A JP 3036926 B2 JP3036926 B2 JP 3036926B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、料金管理などを行うた
めのカードを挿入することによって、たとえばテレビ、
冷蔵庫や乾燥機などの電気機器に、所定時間または設定
時間だけ通電させることができるカード式タイマに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、金銭データを記録するプリペ
イドカードなどのカードに対して記録データの読取/書
換を行うことができるカードリーダライタを備え、所定
のカード挿入口からカードを挿入することによって、た
とえばテレビ、冷蔵庫や乾燥機などの電気機器に通電さ
せることができるようにしたカード式タイマが用いられ
ている。このようなカード式タイマは、電気機器と一体
化されて用いられるものがあるほか、電気機器からは独
立した構成とされて1個または複数個の電気機器への通
電の制御を担当するものもある。
【0003】このようなカード式タイマでは、カード挿
入口からカードを挿入すると、カードリーダライタによ
りカードに記録された金銭データが読み取られるととも
に、所定の設定操作に対応した設定時間に渡って電気機
器への通電が許容される。そして、カードには、読み取
られた金銭データから、上記の設定時間に対応した金銭
の額を引いた金銭データが書き込まれ、この金銭データ
の書換後のカードが上記カード挿入口から排出される。
【0004】金銭データは、たとえば一定の金額に対応
した度数により表され、1度数と通電時間との関係は、
通電制御回路などが形成されている制御基板に設けたデ
ィップスイッチの設定により適宜変更することができる
ようになっている。ところで、カード式タイマの生産後
には、このカード式タイマが所期の動作を行うかどうか
を確認するために、上述の制御基板の動作の確認を行う
ことが必要となる。また、制御基板の動作の確認は、カ
ード式タイマの故障時に、故障箇所を特定する場合にも
必要となる。この制御基板の動作の確認は、従来では、
カードリーダライタによる記録データの読取/書込が良
好に行われるかどうかの確認や、ディップスイッチの導
通確認などの、各検査項目毎に個々に検査を行うことで
確認されていた。すなわち、制御基板の動作確認は、人
手に頼っているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、検査項目は
多岐に渡るため、人手による動作の確認には、多大な労
力を要するとともに、長時間に渡る作業となる。このこ
とは、ひいては、生産性の劣化の原因ともなる。したが
って、制御基板の動作確認作業の軽減が要望されてい
た。
【0006】この問題を解決するために、カード式タイ
マの各部の制御を行うマイクロコンピュータにおいて、
制御基板の検査のための所定の検査プログラムを実行さ
せることが考えられる。この場合には、検査プログラム
を実行させるためのスイッチをカード式タイマの内部に
設けるのが一般的である。しかし、このようなスイッチ
を特別に設けると、コスト高となるという問題があり、
また内部に設けたスイッチでは操作も困難である。さら
には、機械的なスイッチでは、信頼性に欠け、検査プロ
グラムを確実に実行させることができないおそれがあ
る。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、制御基板の動作確認が容易にかつ短時間で
行えるようにしたカード式タイマを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のカード式タイマは、金銭等のデータを記録
した主カードを、カード挿入口から内部に取り込んで、
この主カードの記録データを読み取る読取手段と、この
読取手段で読み取られたデータに基づいて所定の演算を
行なう演算手段と、この演算手段の演算結果に基づいて
所定の電気機器への通電を制御する通電制御手段と、上
記演算手段及び通電制御手段を含む制御回路が形成され
た制御基板とを有するカード式タイマにおいて、上記制
御基板の動作を確認するための検査プログラムを開始さ
せるための検査開始データが記録されているとともに、
この検査開始データを上記読取手段により読み取らせる
ことができる補助カードと、上記読取手段により読み取
られたデータが、上記主カードに記録されている金銭等
のデータであるか、または上記補助カードに記録されて
いる検査開始データであるかを判断する判断手段と、こ
の判断手段が、上記読取手段で読み取られたデータが上
記検査開始データであると判断すると、上記読取手段に
内部から上記補助カードを排出させた後、上記制御回路
内に格納されている上記検査プログラムを実行する手段
とを含むものである。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、補助カードに記録された
検査開始データを読取手段に読み取らせると、判断手段
での判断結果に基づいて、補助カードの排出後、制御基
板の動作を開始するための検査プログラムが実行され
る。したがって、補助カードの検査開始データを読取手
段に読み取らせることによって、制御基板に動作確認の
ための動作を行わせることができ、このときの動作状態
を監視することによって、いわば半自動で、制御基板の
動作確認が行なえることになる。
【0010】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図2は本発明の一実施例のカー
ド式タイマの外観構成を示す斜視図である。このカード
式タイマは、筐体1の前面に設けたカード挿入口2か
ら、一方表面に金銭データを記録した磁気記録部(図示
せず。)を有する主カード3Aを挿入することにより、
電気機器であるテレビまたは冷蔵庫に各設定時間ずつ通
電させることができるものである。すなわち、カード挿
入口2に主カード3Aを挿入して、テレビへの通電時間
を設定するための通電時間設キー4を所望回数だけ操作
し、その後にスタートキー5を操作することで、テレビ
への通電が開始される。通電時間設定キー4は、60分
単位で通電時間を設定することができるもので、操作回
数n(nは自然数)に応じて、60×n(分)のように
通電時間を設定できる。
【0011】設定された通電時間は、セグメント型のL
ED(発光ダイオード)表示装置などで構成された表示
部6において表示される。この表示部6の表示時間は、
時間の経過に伴って減少させられる。したがって、この
表示部6には、通電の残り時間が表示されることにな
る。冷蔵庫に通電する場合も同様であるが、冷蔵庫の場
合には、日時設定キー7により1日毎に通電時間を設定
して、スタートキー8により通電を開始させるようにな
っている。冷蔵庫に対する通電の残り時間もまた、表示
部6において表示される。
【0012】スタートキー5,8が操作されてテレビま
たは冷蔵庫への通電が開始されると、これに応答して、
主カード3Aには、始めに読み取られた金銭データから
設定された通電時間に対応した金銭の額を差し引いた金
銭データが記録されることになる。この主カード3に対
するデータの読取/書込のための構成については、後述
する。
【0013】主カード3Aを一旦カード挿入口2に挿入
した後であっても、スタートキー5,8を操作する以前
であれば、返却キー11を操作することによって、テレ
ビまたは冷蔵庫への通電を行わせることなく主カード3
Aを排出させることができる。なお、図2において、1
2は表示部6における表示の明暗を切り換えるための切
換えスイッチである。
【0014】主カード3Aをカード挿入口2に挿入し
て、いずれかのキー入力操作を行う以前の状態では、表
示部6には、主カード3Aの残り度数が表示される。こ
の残り度数とは、たとえば主カード3Aがプリペイドカ
ードである場合に、未使用の金銭の額に対応した度数を
いう。表示部6の近傍には、この表示部6に表示されて
いる数字が度数である場合に点灯される発光ダイオード
9と、この数字が通電の残り時間である場合に点灯され
る発光ダイオード10とが設けられている。
【0015】本実施例では、通電制御のための制御回路
が形成されている制御基板の動作の確認が行われるとき
には、カード挿入口2には、上記の制御基板の動作確認
のための検査プログラムを開始させるための検査開始デ
ータが記録されている補助カード3Bが挿入される。す
なわち、この補助カード3Bが挿入されてその検査開始
データが読み取られると、カードの読取動作やディップ
スイッチの導通確認のための各動作が順に実行される。
したがって、操作者は、補助カード3Bを挿入した後
に、装置の動作を監視し、異常動作が行われるかどうか
を調べることにより、制御基板の動作確認を行えること
になる。なお、補助カード3Bは主カード3Aと同様な
構成を有するものであり、以下では、主カード3Aおよ
び補助カード3Bを総称するときには、「カード3」と
いう。
【0016】図3は、カード3に対して金銭データの読
取/書込を行うためのリーダライタ21の構成を示す斜
視図である。このリーダライタ21は、本実施例におい
て読取手段として機能するものであって、カード挿入口
2を有する本体22と、正逆回転可能な直流モータ23
と、この直流モータ23の回転軸に結合された主ローラ
24と、この主ローラ24からの回転力がベルト25を
介して伝達される従ローラ26と、カード3に対しデー
タの読取/書込を行うための磁気ヘッド27とを備えて
いる。カード3は、この磁気ヘッド27に上述の磁気記
録部を設けた表面が対向するように挿入される。
【0017】本体22においてカード挿入口2よりも少
し内側には、ホトインタラプタなどの光センサ28が設
けられている。この光サンサ28がカード3の先端3a
を検出すると、これに応答して直流モータ23が付勢さ
れ、主ローラ24および従ローラ26がカード3を内部
に引込む方向に回転する。そして、カード3の先端3a
が、本体22の奥部に設けたホトインタラプタなどの光
センサ29により検出されると、直流モータ23が消勢
され、これによりカード3は停止する。
【0018】この移動の過程において、本体22におけ
るカード3の移動方向の中間部に設けたホトインタラプ
タなどの光センサ30がカード3の先端3aを検出する
と、これに応答して磁気ヘッド27からの信号が図外の
マイクロコンピュータの内部に取り込まれる。このよう
にして、カード3に記録されたデータの読取が達成され
る。すなわち、光センサ30は、磁気ヘッド27による
カード3の記録データの読取開始タイミングを検出する
ものである。なお、図3において、22aは、本体22
をカード式タイマの筐体1(図2参照。)の内部に固定
させるための固定片である。
【0019】図4は、上記のカード式タイマの電気的構
成を示すブロック図である。各種の演算を実行する演算
手段として機能するとともに装置の各部を制御するため
のマイクロコンピュータ31(たとえば日本電気株式会
社製μPD750008cuなどが適用される。)に
は、カードリーダインタフェース32を介してリーダラ
イタ21が接続されている。また、マイクロコンピュー
タ31には、テレビへの通電を制御するテレビ通電制御
回路33、冷蔵庫への通電を制御する冷蔵庫通電制御回
路34、上述の通電時間設定キー4,7など(図2参
照。)を含むキー操作部35、表示部6などが接続され
ている。さらに、このマイクロコンピュータ31には、
1度数に対する通電時間を設定するための設定用ディッ
プスイッチ群36が接続されている。また、マイクロコ
ンピュータ31の動作電圧は、電源回路37で作成され
る。上述のマイクロコンピュータ31、設定用ディップ
スイッチ群36、カードリーダインタフェース32、通
電制御回路33,34などを含む通電制御のための制御
回路は、上述の検査プログラムにより動作確認が行われ
る制御基板上に形成される。
【0020】マイクロコンピュータ31の内部には、C
PU(中央処理装置)38、このCPU38の動作プロ
グラムを記憶したROM(リード・オンリ・メモリ)3
9、およびCPU38のワークエリアなどとして機能す
るRAM(ランダム・アクセス・メモリ)40、ならび
にタイマ41などが設けられており、これらはバスライ
ン42により接続されている。ROM39には、上記の
動作プログラムの他に、リーダライタ21で読み込まれ
たデータが上述の補助カード3Bに記録された検査開始
データであるときにCPU38により実行される検査プ
ログラムが格納されている。この検査プログラムは、リ
ーダライタ31で読取/書込動作を行わせたり、ディッ
プスイッチ群36の各ディップスイッチの導通確認のた
めの試験信号を印加したりする動作を行わせるものであ
る。
【0021】図1は、マイクロコンピュータ31の動作
を説明するためのフローチャートである。ステップs1
では、カード3の挿入が待機され、カード3が挿入され
ると、ステップs2で挿入されたカード3の記録データ
が読み込まれる。そして、ステップs3では、この読み
込まれたデータが、上述の検査開始データであるかどう
かが判断される。
【0022】検査開始データであれば、ステップs4で
カード3が排出され、ステップs5で上記の検査プログ
ラムが実行される。ステップs6ではこの検査プログラ
ムの終了が待機される。操作者は、検査プログラムの実
行時における装置の各部の動作を監視し、このときに異
常動作が生じるかどうかを調べることで、制御基板の動
作の確認を行えることになる。
【0023】たとえば、ディップスイッチ群36の各デ
ィップスイッチの導通確認の際には、先ず、表示部6に
「8888」のように表示される。この状態から、操作
者は導通確認を行うべきディップスイッチを操作する。
このとき、操作されたディップスイッチが導通すると、
表示部6には「OK」などと表示される。したがって、
操作者は、ディップスイッチを操作するとともに、表示
部6を視認するだけで、容易にディップスイッチの導通
確認を行える。
【0024】ステップs3で、読み込まれたデータが検
査開始データでないと判断されたときには、処理はステ
ップs10に進む。このときには、挿入されたカード3
は、主カード3Aであるので、表示部6に、挿入された
カード3の残り度数が表示される。次に、ステップs1
1では、カード返却キー11が操作されたかどうかが判
断され、操作されたときにはステップs12でカードを
排出して処理を終了する。
【0025】カード返却キー11が操作されていないと
きには、ステップs13で冷蔵庫への通電を開始させる
ためのスタートキー8(図2参照。)が操作されたかど
うかが判断される。このスタートキー8が操作されたと
きには、ステップs14において、ステップs2で読み
取られた主カード3Aの残り度数から、通電時間設定キ
ー7を用いて設定された設定時間に対応した金銭の額に
相当する度数を減じた度数が演算されて、この演算結果
がカードに記録される。この記録は、主カード3Aをカ
ード挿入口2から排出する過程において、磁気ヘッド2
7(図3参照。)に記録用信号を印加することによって
達成される。ステップs15で主カード3Aが排出され
た後には、ステップs16において、冷蔵庫への通電が
開始される。
【0026】ステップs13で冷蔵庫への通電のための
スタートキー8が操作されていないと判断されると、処
理はステップs17に移り、通電時間設定キー4の操作
によってテレビのための通電時間が設定されたかどうか
が判断される。この通電時間設定キー4が操作されてい
ないときには、ステップs18に進み、主カード3Aが
挿入されてから所定時間(たとえば30秒)が経過した
かどうかが判断され、この所定時間が経過したときに
は、ステップs19で主カード3Aを排出して処理を終
了する。上記の所定時間経過前なら、ステップs10に
戻る。この処理により、主カード3Aの挿入の後、上記
の所定時間に渡って何らのキー入力操作も行われないと
きには、自動的に主カード3Aが排出されることにな
る。
【0027】ステップs17において、テレビのための
通電時間が設定されると、ステップs20において、こ
の操作に対応する金銭の額の度数を減算した度数が演算
され、この演算結果が主カード3Aに記録される。そし
て、ステップs21で主カード3Aが排出された後に、
ステップs22においてテレビへの通電が開始される。
【0028】以上のように本実施例のカード式タイマで
は、補助カード3Bをカード挿入口2に挿入すると、こ
れに応答してマイクロコンピュータ31が、制御基板の
動作確認のための検査プログラムを実行する。したがっ
て、操作者は、補助カード3Bをカード挿入口2に挿入
するとともに、その後の装置の動作を監視することによ
って、多項目に渡る動作確認を半自動で行えることにな
る。このようにして、制御基板の動作確認を、容易にか
つ短時間で行えるようになり、カード式タイマの生産性
の向上にも寄与することができる。
【0029】また、検査プログラムを実行させるために
特別のスイッチなどを用いておらず、主カード3Aと同
様な補助カード3Bを用いているに過ぎないので、コス
ト高となる問題が生じることもなく、さらには動作確認
時の操作性も良好であるという利点がある。さらには、
機械的なスイッチを用いる場合に比較して、信頼性も良
好であり、確実に検査プログラムを実行させることがで
きる。
【0030】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではない。たとえば、上記の実施例では、主カード
に金銭に対応した度数が記録されている場合を例に採っ
たが、主カードに記録されるデータは、金銭以外のたと
えば使用者を識別するための識別番号のようなデータで
あってもよい。また、上記の実施例では、主カードから
のデータの読取だけでなく、主カードへのデータの書込
もできる構成について説明したが、たとえば電気機器を
特定使用者のみに使用させるための識別票などとして主
カードが用いられる場合には、データの記録は必ずしも
行える必要はない。さらに、上記の実施例では、電気機
器とは別体として構成されたカード式タイマについて説
明したが、本発明のカード式タイマは、たとえば乾燥機
などの電気機器に一体的に組み込まれてもよい。その
他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を
施すことが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明のカード式タイマに
よれば、補助カードの検査開始データを読取手段に読み
取らせることによって、制御基板の動作確認のための動
作を行わせることができ、このときの動作状態を監視す
ることによって、いわば半自動で、制御基板の動作確認
が行える。このようにして、制御基板の動作の確認が、
極めて容易に、かつ、短時間で行えるようになる。
【0032】また、制御基板の動作確認を行うための検
査プログラムの実行開始を指示するために、機械的なス
イッチなどを用いておらず、主カードと同様に取り扱う
ことができる補助カードを用いているので、制御基板の
動作確認のための操作も容易であり、スイッチを用いた
場合のような信頼性の劣化の問題が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカード式タイマの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図2】上記カード式タイマの外観構成を示す斜視図で
ある。
【図3】リーダライタの構成を示す斜視図である。
【図4】上記カード式タイマの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2 カード挿入口 3A 主カード 3B 補助カード 21 リーダライタ 31 マイクロコンピュータ 33 テレビ通電制御回路 34 冷蔵庫通電制御回路 36 設定用ディップスイッチ群 38 CPU 39 ROM

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金銭等のデータを記録した主カードを、
    カード挿入口から内部に取り込んで、この主カードの記
    録データを読み取る読取手段と、この読取手段で読み取
    られたデータに基づいて所定の演算を行なう演算手段
    と、この演算手段の演算結果に基づいて所定の電気機器
    への通電を制御する通電制御手段と、上記演算手段及び
    通電制御手段を含む制御回路が形成された制御基板とを
    有するカード式タイマにおいて、 上記制御基板の動作を確認するための検査プログラムを
    開始させるための検査開始データが記録されているとと
    もに、この検査開始データを上記読取手段により読み取
    らせることができる補助カードと、 上記読取手段により読み取られたデータが、上記主カー
    ドに記録されている金銭等のデータであるか、または上
    記補助カードに記録されている検査開始データであるか
    を判断する判断手段と、 この判断手段が、上記読取手段で読み取られたデータが
    上記検査開始データであると判断すると、上記読取手段
    に内部から上記補助カードを排出させた後、上記制御回
    路内に格納されている上記検査プログラムを実行する手
    段とを含むことを特徴とするカード式タイマ。
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