JP3036925U - Pvc片面毛羽立ち片面シープ加工マイヤー毛布 - Google Patents
Pvc片面毛羽立ち片面シープ加工マイヤー毛布Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 PVC繊維(ポリ塩化ビニール系合成繊維)
製のカールマイヤー製経編みニット毛布の一枚もの、両
面仕上げ加工に関し、片面パイル側は毛羽立ち(ボア
ー、ポリシャー)加工、片面グランド側は 起毛、立
毛、毛刈加工後、それを大型タンブラー乾燥機に投入、
熱処理、ナッピング(毛玉)加工に仕上げる一枚もの、
両面異種加工のマイヤー毛布である。 【構成】 PVC繊維製の一枚もの両面異種加工のニュ
ーマイヤー毛布であること、片面パイル側は 従来通り
の毛羽立ち(ボアー)加工であるが、裏のグランド側は
熱ナッピング(毛玉状、シープ状)仕上げであるこ
と、表パイル側は一見、従来と変わらない風合い(毛羽
立ち、ボアー調)であるものの、繊維形状のミクロ的観
察によると、明らかに、各繊維共、タンブラー乾燥、熱
処理の為、絡み合い、収縮、バルキー化し、弾力性繊維
に変質し、従来にない保温性のあるニューマイヤー毛布
となる。
製のカールマイヤー製経編みニット毛布の一枚もの、両
面仕上げ加工に関し、片面パイル側は毛羽立ち(ボア
ー、ポリシャー)加工、片面グランド側は 起毛、立
毛、毛刈加工後、それを大型タンブラー乾燥機に投入、
熱処理、ナッピング(毛玉)加工に仕上げる一枚もの、
両面異種加工のマイヤー毛布である。 【構成】 PVC繊維製の一枚もの両面異種加工のニュ
ーマイヤー毛布であること、片面パイル側は 従来通り
の毛羽立ち(ボアー)加工であるが、裏のグランド側は
熱ナッピング(毛玉状、シープ状)仕上げであるこ
と、表パイル側は一見、従来と変わらない風合い(毛羽
立ち、ボアー調)であるものの、繊維形状のミクロ的観
察によると、明らかに、各繊維共、タンブラー乾燥、熱
処理の為、絡み合い、収縮、バルキー化し、弾力性繊維
に変質し、従来にない保温性のあるニューマイヤー毛布
となる。
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 近年、各種毛布の中で、軽く、薄く、暖かく、肌触りのよいアクリル(合成繊 維、新合繊)製の 一枚もの両面加工の経編みマイヤー毛布(俗称、ニューマイ ヤー毛布)は よく普及しているが、その仕上げ加工は 今だに両面毛羽立ち( ボアー或はポリシャー)加工のマイヤー毛布で、発明開発されて以来(昭和47 年)二十数年、全く変わらない風合いである。なぜか? (従来の技術) 従来のアクリル(合成繊維、新合繊)製の経編み一枚もの、両面ニット毛布( 通称ニューマイヤー毛布)は その生産上の理由(量産型、重量型、機械工業型 で、ロス率の軽減化と効率化)から、通常、1反約100から150メートルの 長尺反が大量に編み立てられるので、重量重く、かさが高く、運搬、扱いも従前 の人力作業と違い、全てフォークリフト作業による為、自然と反染、プリント加 工の連続化、蒸し、水洗、ソーピング、乾燥加工の連続化が常態となり、仕上加 工も、当初から、加工機の連続化、省力化、量産化が一般的風潮となり、反物を 連続的に毛羽立ち加工(解毛、毛刈、起毛、立毛、ボアー、ポリシャー)する技 術が奇しくも定着してしまった。
(考案が解決しようとする課題) 前述のニューマイヤー毛布は 画一、量産型で、よく普及しているが、もはや 独創的、差別的商品とは云えない。そこで、本案は、特に他分野で使用されてい る、非連続、バッチ式、手工業的機械装置(大型タンブラー乾燥機)を導入し、 裏のグランド面を起毛、立毛、毛刈(毛羽立ち)加工した後、熱ナッピング加工 (パイル先端部の毛玉調、シープ調)の表面処理仕上げを行い、従来とは形状の 異なる、めん羊の表面に似た、ツブツブ毛玉の風合いを考案、更にタンブラー乾 燥(熱処理)で乱れた表パイル面を再度、解毛、ポリシャー、毛刈加工して、仕 上げるニューマイヤー毛布である。
(課題を解決するための手段) 従来の合成繊維(新合繊を含む)製ニューマイヤー毛布の加工には使用されな かったが、主に、織毛布や、タフト毛布の加工に使用されてきた大型の、乾熱、 湿熱式タンブラー乾燥機を使って、新しい風合いの(熱処理加工を付加した)、 新表面形状の、両面異種加工のニューマイヤー毛布(片面毛羽立ち、ポリシャー 、片面シープ加工のニューマイヤー毛布)を考案する。つまり、従来の合成繊維 製ニューマイヤー毛布の後加工には バッチ式、非連続加工機(タンブラー乾燥 機)による熱処理、乾燥工程がなく、すべて連続加工機−毛割、毛刈機、艶だし (ポリシャー)機、起毛機、毛捌シャーリング機−等に依存した一重、両面加工 のマイヤー毛布(両面毛羽立ち、ボアー、ポリシャー加工)であった。本案は 非連続加工機である大型タンブラー乾燥機を加工工程内に導入し、その特徴であ るナッピング加工(毛玉状、シープ加工)を裏面に残して、新風合いとして仕上 げたことが特徴である。
(作用) 従来の、合成繊維(新合繊)製ニューマイヤー毛布には その整理仕上げ工程 に、バッチ式、非連続加工機によるタンブラー乾燥、熱処理加工がなかったので 、その表、裏、繊維群(長、密毛パイル群)に強力なバルキー性(弾力性、かさ 高、腰)がなく、使用後すぐに、該毛布のかさ、風合いがヘタってしまい、ピリ ングによる毛玉ができやすい欠点があった。しかし、本考案ニューマイヤー毛布 は その整理仕上げ工程中に、乾熱、或は湿熱式大型タンブラー乾燥機によるナ ッピング、乾燥、熱処理工程を設け、約30分から小1時間、摂氏70度前後か ら90度前後、釜中で処理するので、両面の密集繊維群(長密毛パイル群)にバ ルキー性が生じ、特に、裏面の起毛、立毛、毛刈した毛羽立ちパイル群は 収縮 しながら糸同士、相互にピリング、絡み合い、熱ピリングによる羊の毛玉調、大 、小の玉状の表面に変質し、空気が滞留しやすく、極めて保温性が増大する形状 となり、全く新しい防寒機能が備わり、ニューマイヤー毛布本来の保温力を さ らに高める考案となる。
(実施例) 本案は 経編みマイヤー毛布地のパイル糸に ポリ塩化ビニール系の合成繊維 (PVC繊維ともいう)の日本国、帝人株式会社のテビロン、フランス国ローヌ ・プーラン ロービル社のロビロンを使用した毛布地を中心として、表は毛羽立 ち、ボアー(ポリシャー)調仕上げ加工、裏は起毛、立毛、毛刈(毛羽立ち)加 工後、羊の毛玉に似たナッピング加工(シープ加工ともいう)の熱処理を施す。
もちろん、これらダブルラッセル経編みマイヤー毛布地のパイル糸には 前述の PVC繊維の他に、シープ加工(毛玉加工)に適した合成繊維、化成繊維(ポリ エステル)、天然繊維(ウール、コットン、シルク)や、それらとの混紡繊維を 使って、本案のような 一枚もの、両面異種加工のニューマイヤー毛布は製造で きる。ただ、本案に使用のPVC繊維<ロビロン>の断熱係数は 最も暖かいと されるウールの 約2倍の数値が計測され、その熱伝導率も極端に小さく、外気 温の低下に反比例して、体温を蓄積する性質があり、外気温が低くなればなるほ ど、断熱効果が高まり、保温力を増すという特性がある。また<ロビロン>の 吸湿性はほぼ0ゼロに近く、その為、繊維が膨張せず、汗や、発汗に伴う余分な 熱をすばやく透過、発散させるので、不快なベトつきや、ムレが少なく、いつも サラっと、快適な着心地が保てる。(これは ロビロン特有の透湿性によるもの 。)また、<ロビロン>は 肌との摩擦により、マイナスイオンを誘導し、血液 の循環を促進させ、冷え性、関節炎、腰痛、神経痛、だっきゅう、骨折、捻挫な ど健康維持、増進によい効果をもたらす。さらに、<ロビロン>は引火し難く、 燃え難い特性があり、長時間 直接皮膚に接触させても、皮膚へのアレルギー反 応を起こし難い適合性を有している。ところで、<テビロン>も又、これら<ロ ビロン>と同じ機能、特性を有していることを念の為、付記する。
(考案の効果) 本考案は 片面毛羽立ち(ボアー調)、片面ナッピング(毛玉)調の、一枚も の両面異種加工のマイヤー毛布で、特に、従来の合成繊維製ニューマイヤー毛布 の両面毛羽立ち加工の毛布に比べ、明確に異なった特長、効果は 表パイル側の 解毛、毛刈、裏グランド側の起毛、立毛、毛刈後、1反単位(100から150 メートル反)を、大型のタンブラー乾燥機の釜内に投入、約30分から、小1時 間、正、逆転しながら、(その間、生蒸気を数分、注入したり、摂氏70−90 度の温度を維持)、反物、繊維のバルキー化、熱処理加工(ナッピング加工、シ ープ加工)を施す点にある。当該タンブラー機の釜内から、絡み合い、ねじれ合 い、もつれ合った長尺、かさ高の反物を取り出して、再度、一定幅に振り落とし 、タタミなおしてから(この作業は入力により、手間が掛かり、敬遠される)、 裏のナッピング加工面のうわ面(むだ毛)を軽く毛刈、表のパイル側(タンブラ ー乾燥で乱れたパイル)を再度、解毛、ポリシャー、毛刈加工して、仕上げた一 重、両面異種加工の、熱処理済みマイヤー毛布であるので、両面のパイル群は 極めてバルキー性高く、かさ高で、繊維(パイル)の腰強く、容易にヘタること なく、いつまでも繊維間の保温性高く、特に裏面のナッピング加工は 最初から 熱ピリング加工して、毛玉調に仕上げるので、従来のニューマイヤー毛布とは比 較にならない程、暖かく、ボリューム感のある毛布となる。
図1は 従来のニューマイヤー毛布の表、裏パイル断面
図 図2は 本案ニューマイヤー毛布の表、裏パイル断面図
と、裏シープ加工の正面、概略図
図 図2は 本案ニューマイヤー毛布の表、裏パイル断面図
と、裏シープ加工の正面、概略図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】 一枚ものの、ダブルラッセル経編みマイヤー毛布の、表
パイル側が PVC、合成繊維の毛羽立ち構造で、裏グ
ランド側の起毛パイルが 同繊維のナッピング(毛玉
状)構造を特徴とする一重もの、両面、異種風合い、形
状、構造のニューマイヤー毛布
パイル側が PVC、合成繊維の毛羽立ち構造で、裏グ
ランド側の起毛パイルが 同繊維のナッピング(毛玉
状)構造を特徴とする一重もの、両面、異種風合い、形
状、構造のニューマイヤー毛布
Claims (1)
- ポリ塩化ビニール系の合成繊維(PVC繊維ともいう)
をパイル糸に使用した、カールマイヤー製経編みニット
地を、染色或はプリント加工後 片面パイル側は毛羽立
ち加工、裏面グランド側は起毛、毛羽立ち加工後、大型
タンブラー乾燥機(熱処理加工)による、熱ナッピング
(毛玉状、シープ状)を特徴とする一枚もの、両面異種
加工のニューマイヤー毛布
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009046U JP3036925U (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | Pvc片面毛羽立ち片面シープ加工マイヤー毛布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009046U JP3036925U (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | Pvc片面毛羽立ち片面シープ加工マイヤー毛布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3036925U true JP3036925U (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=43171664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996009046U Expired - Lifetime JP3036925U (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | Pvc片面毛羽立ち片面シープ加工マイヤー毛布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036925U (ja) |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP1996009046U patent/JP3036925U/ja not_active Expired - Lifetime
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