JP3036858B2 - 角速度・加速度検出装置および自動車の制御装置 - Google Patents

角速度・加速度検出装置および自動車の制御装置

Info

Publication number
JP3036858B2
JP3036858B2 JP3011098A JP1109891A JP3036858B2 JP 3036858 B2 JP3036858 B2 JP 3036858B2 JP 3011098 A JP3011098 A JP 3011098A JP 1109891 A JP1109891 A JP 1109891A JP 3036858 B2 JP3036858 B2 JP 3036858B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
acceleration
detector
signal
detecting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3011098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07120490A (ja
Inventor
耕作 嶋田
茂 堀越
竜彦 門司
早人 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Car Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3011098A priority Critical patent/JP3036858B2/ja
Publication of JPH07120490A publication Critical patent/JPH07120490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3036858B2 publication Critical patent/JP3036858B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0808Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate
    • G01P2015/0811Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0817Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass for pivoting movement of the mass, e.g. in-plane pendulum

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角速度・加速度検出装
置および自動車の制御装置に関し、特に、単一の検出器
で角速度センサと加速度センサの2つの機能を持たせる
ようにした角速度・加速度検出装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、角速度検出法の1つに振動ジャイ
ロを利用したものがある。この検出法では、基本的に、
コリオリの力を利用している。振動ジャイロの検出部に
は、駆動用圧電素子と、この駆動圧電素子に直角に配置
された検出用圧電素子を備える。振動ジャイロによれ
ば、駆動用圧電素子を振動状態とし、検出部に角速度を
与えると、検出用圧電素子に角速度に比例した電圧が発
生し、電圧信号として角速度を検出することができる。
振動ジャイロに関する公知文献として、例えば、特開昭
64−16913号公報が存在する。また特開昭60−
47913号公報では、振動ジャイロとして機能する一
対の音叉素子を有し、さらに当該音叉素子の先端に静電
容量検出素子機構を備え、静電容量の変化で角速度と加
速度を検出する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】航空機や自動車の移動
体において、移動の時に生じる運動の制御を行う場合、
回転運動と並進運動の両方を制御することが望ましい。
回転運動と並進運動を制御するには、それぞれの運動量
を検出するためのセンサが必要となる。一般的に、回転
運動には振動ジャイロに代表される角速度センサが使用
され、並進運動には加速度センサが使用される。角速度
センサと加速度センサとは、本来、別々の検出手段であ
った。しかし、移動体の運動において、回転運動と並進
運動は混合された状態で同時に発生するものであるか
ら、構成の簡易化およびシステムのコストダウンの観点
から、単独の検出装置で、回転運動および並進運動を検
出できることが望ましい。前述した特開昭64−169
13号公報に開示される振動ジャイロでは、回転運動だ
けしか、検出できない。また、特開昭60−47913
号公報に開示される測定装置は、角速度と加速度を、1
つの検出装置の構成で、同時に検出することができ、前
述した意味で望ましい構成を有している。ところが、後
者の角速度・加速度測定装置では、次のような問題を有
する。特開昭60−47913号公報の第3図および第
4図を参照すると、この測定装置の測定原理によれば、
加速度のみが加わった場合に、静電容量C1 ,C2 は、
共に正(または負)の同量の静電容量を出力し、角速度
のみが加わった場合には、C1 は正(または負)、C2
は負(または正)で、同量の静電容量を出力する。ま
た、y軸方向に加速度Gが発生した場合には、Gに比例
したDC成分の出力が、y軸方向に出力される。これに
より、角速度と加速度を区別して検出することができ
る。加速度と角速度が同時に加わった場合に、加速度と
角速度を分離して出力する必要があるが、y軸出力のA
C成分とDC成分を処理回路で分離することにより、加
速度と角速度を分離するように構成される。前記の如き
容量式加速度センサでは、容量を発生させるための間隔
を非常に小さくする必要があり、数μmから数十μmの
超微細な精密加工が要求される。したがって、実際上、
左右の2つの音叉片が発生する静電容量C1 ,C2 の値
を、前述の如く、完全に一致させることは困難である。
このため、処理回路における信号処理の工程で、例えば
2つの静電容量の差をとると、0にはならず、誤差分が
生じ、測定精度が低減するという不具合が発生する。こ
の不具合のため、加速度と角速度を正確に分離すること
ができないおそれがある。
【0004】本発明の目的は、単一の検出器で角速度と
加速度を検出することのできる検出装置であって、簡素
な構成で、製作が容易であり、加えて加速度信号と角速
度信号を高い精度で分離・検出することのできる角速度
・加速度検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る角速度・加
速度検出装置は、カンチレバーで弾性的に支持された可
動電極とこの可動電極の両側の位置に間隙を保持して配
設された固定電極とからなり、可動電極と第1の固定電
極の間、可動電極と第2の固定電極の間の各静電容量の
差に基づき加速度情報を検出する検出器であって、運動
体に取り付けられる前記検出器と、この検出器の加速度
検出方向に対し直角の方向で可動電極に振動を与える振
動発生装置と、検出器の出力する信号から、加速度と、
前記加速度方向と加振方向が作る面に直角な軸回りの回
転によって発生するコリオリ力により角速度とを取出す
信号処理回路とからなることを特徴とする。前記の各構
成において、振動発生装置は、圧電素子と、これを駆動
する駆動回路とからなることを特徴とする。前記の各構
成において、運動体は自動車であり、検出器の配置状態
に応じて、自動車の車体について、ヨーレート、ピッチ
レート、ロールレートのうちいずれか1つの角速度と、
前後、左右、上下の各方向のいずれかの1つの加速度
を、検出器で検出することを特徴とする。前記の各構成
において、運動体はビデオカメラであり、検出対象の角
速度は、操作者による回転運動や手振れ運動に伴って発
生するビデオカメラの軸回りの角速度であることを特徴
とする。前記の自動車に適用された構成において、検出
手段としての請求項4に記載された角速度・加速度検出
装置と、この角速度・加速度検出装置からの検出信号を
入力する制御手段と、制御用データを有する記憶手段と
を備え、制御手段は、角速度・加速度検出装置で検出さ
れた角速度と加速度の信号を取り込み、記憶手段で用意
された目標角速度および目標加速度と、取り込んだ角速
度と加速度の実測値とを比較し、実際の角速度と加速度
が、それぞれの目標値に到達するように、自動車の運動
状態や姿勢状態を制御するように構成される。
【0006】
【作用】本発明による角速度・加速度検出装置では、基
本的な構成は第1の角速度・加速度検出装置と同じであ
り、検出器の構成について、容量式加速度センサが用い
られる。この容量式加速度センサは、加速度検出片とし
て、弾性を有するカンチレバーで支持された可動電極を
有する。この可動電極と、所定の間隙を挟んで両側に配
置された固定電極との間の静電容量に基づき、加速度と
角速度の各信号を含んだ信号を取出すことができる。加
速度信号と角速度信号は、信号処理回路で分離される。
本発明による角速度・加速度検出装置を検出器として自
動車に適用すれば、1つの検出器で角速度と加速度を誤
差なく正確に検出することができるため、各種の運動制
御または姿勢制御の制御装置に利用することができる。
また本発明による角速度・加速度検出装置は、その検出
能力が高いため、ビデオカメラ等の各種の機器に応用す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図1〜図10に
基づいて説明する。図1は検出器と信号処理回路の図、
図2は検出の原理を説明するための図である。まず図2
に基づき、角速度と加速度を検出する原理を説明する。
図2は、容量式加速度センサを角速度・加速度検出器と
して使用する場合の、検出器における可動部の動作を示
す。図示される如く、x,y,zの互いに直交する3軸
が決定される。1は可動電極で、シリコン等の誘電体で
形成され、質量mを有している。可動電極1は、x軸お
よびy軸の方向に移動できる弾性体としてのカンチレバ
ー2で支持される。通常、可動電極1とカンチレバー2
は一体的に形成されるが、分割して形成し、その後結合
することもできる。可動電極1およびカンチレバー2
は、加速度検出片として機能する。カンチレバー2は下
端を固定され、上端に可動電極1を取り付けている。可
動電極1は、図2で図示されない駆動用圧電素子によっ
て、x軸方向の振動を与えられる。本来の加速度センサ
としてのみ使用する場合に、x軸方向の振動は必要な
い。可動電極1が、x軸方向の速度vx を持ち、正また
は負の速度で振動しているときに、z軸の回りに回転
(その角速度がωであるとする)が発生すると、コリオ
リ力Fy は、y軸方向に発生する。このコリオリ力Fy
は、正または負の値をとる。この関係を式で表すと、次
式のようになる。
【0008】
【数1】 my″=F+2mvx ω+mrω2 ・・・(1) m :可動電極1の質量 y″:可動電極1のy軸方向加速度 F :可動電極1にかかるy軸方向の外力 vx :可動電極1のx軸方向の速度 r :回転中心からの距離 ω :回転角速度 ここで、振動の速度vx は、次式で表すことができる。
【0009】
【数2】 vx =2πfx Lsin (2πfx t) ・・・(2) fx :x軸方向の振動周波数 L :x軸方向振動の振幅 t :時間 コリオリの力は、上記(1)式の第2項に示すように、
角速度に比例した力であり、y軸方向の加速度y″の中
に成分として含まれる。加速度y″の中には、その他に
2つの成分が含まれる。1つは、第1項の外力F、すな
わちy軸方向の並進運動の加速度成分である。他の1つ
は、第3項の、回転角速度ωの自乗に比例した遠心力成
分である。遠心力の成分は、本発明との関係では、不要
な成分である。そこで、この成分を0にするため、検出
装置の検出器は、運動体の回転中心部に設置するか、ま
たは、検出器におけるx軸線上のいずれかに回転の中心
が来るように設置する。上記において外力F、すなわち
y軸方向の並進運動の加速度成分は、信号処理回路にお
ける電気信号としては、DC(直流)成分として扱うこ
とができ、AC(交流)成分であるコリオリ力による加
速度成分とは、信号処理回路で分離することが可能とな
る。このようにして、図2で示した1つの検出器で、角
速度と加速度の2つの物理量を検出することができる。
この検出器は、加速度センサをベースとして形成され、
一体的に形成された加速度検出片、換言すれば、加速度
検出重錘を、検出方向と直角の方向に振動させることに
より、コリオリ力を検出することもできる。
【0010】次に、図1に基づいて、角速度・加速度検
出装置の全体構成およびその動作を説明する。以下の説
明で、運動体は、y軸方向の加速度と、z軸回りの角速
度が発生している状態にあると仮定する。具体的に、例
えば運動体を自動車であるとすると、z軸方向は上下方
向、y軸方向は車体の前後方向である。この設定状態
で、自動車は、加速または減速しながら、ハンドルを切
って旋回させた状態にある。本発明に係る角速度・加速
度検出装置は、全体的な構成において、検出器3と、検
出器3から出力される信号を処理し角速度信号と加速度
信号を取出すための信号処理回路から構成される。検出
器3について説明する。検出器3は、前記の可動電極1
と、この可動電極1を両側から挟むように配置された固
定電極4,5を有する。可動電極1と2つの固定電極
4,5との間には、それぞれ、静電容量が形成される。
図1中に示される座標系において、可動電極1がy軸方
向の力を受け、同方向に微小距離変位すると、可動電極
1と固定電極4,5のそれぞれとのギャップ間距離が変
化するので、それぞれの静電容量は増減する。静電容量
式の検出器の構成では、可動電極1と固定電極4の間に
生じる静電容量、および可動電極1と固定電極5の間に
生じる静電容量の差ΔCを検出する。検出器3におい
て、6は前述した各電極を取り付けるケーシング、7は
前記の駆動用圧電素子である。次に信号処理回路の構成
および動作について説明する。11はΔC検出器であ
り、この回路の入力部は、固定電極4,5および可動電
極1の各出力線と接続されている。ΔC検出器11は、
可動電極1と固定電極4の間に生じる静電容量と、可動
電極1と固定電極5の間に生じる静電容量との差ΔCを
検出する。ΔC検出器11の出力信号は、増幅器12に
入力される。増幅器12は、電圧信号として前記の静電
容量の差ΔCを増幅する。パルス幅変調器(以下、PW
Mという)13は、周波数fy を有するパルス列信号を
出力する。ただし、出力は2つあり、一方の出力線には
インバータ14が設けられているため、2つの出力は、
波形が逆の状態になっている。PWM13の入力部に
は、増幅器12の出力電圧が入力されている。PWM1
3から出力されるパルス波形のデューティ(%)は、増
幅器12の出力電圧に比例するように構成される。こう
して作られたPWM13の出力は、非反転のものを固定
電極4の出力線に加え、反転したものを固定電極5の出
力線に加える。前述の検出原理の説明で、可動電極1は
y軸方向の力を受けて同軸方向に変位を生じると述べ
た。しかし、信号処理系の電気回路との関係を考慮に入
れて説明すると、ΔC検出器11、増幅器12、PWM
13によって、定位置制御の静電サーボ系を構成するの
で、可動電極1は、実際に、y軸方向にほとんど変位し
ない。PWM13の出力信号におけるデューティは、y
軸方向の加速度y″に比例するので、PWM13の出力
信号から加速度y″を検出することができる。なお、y
軸方向の加速度が0であるときには、前記出力信号にお
けるデューティは50%である。
【0011】検出器3を単に加速度センサとして使用す
るには、PWM13の出力信号をローパスフィルタ(以
下、LPFという)を通してDC信号として取出すだけ
で充分である。しかし、この実施例では、角速度および
加速度を検出できるようにするため、次のように構成さ
れる。まず、角速度を検出できる条件として、可動電極
1に周波数fx の振動が加わっている必要がある。そこ
で、前記圧電素子7が設けられ、この圧電素子7に、こ
れを駆動するため周波数fx の信号を供給する駆動回路
15が設けられる。圧電素子7によって可動電極1がx
軸方向に振動させられた状態において、z軸回りの回転
が発生すると、回転に起因するコリオリ力がy軸方向の
加速度として発生する。なお、駆動回路15の出力する
信号の周波数fx は、PWM13の出力信号の周波数f
y よりも低い周波数に設定される。fx は、fy の1/
10以下であるのが望ましい。その理由としては、fx
がfy よりも大きくなると、コリオリ力をAC成分とし
て検出することができなくなるからである。
【0012】PWM13の出力の一方にLPF16を設
け、その出力信号の低周波分を取出すと、当該低周波信
号S1 において、y軸方向の並進加速度成分はDC成分
として、またz軸回りの回転によるコリオリ力の成分は
AC分として含まれることになる。次には、LPF16
の出力信号から、加速度信号と角速度信号が取出され
る。加速度信号を取出すためには、LPF16の出力信
号に対してコリオリ力の分のAC成分をカットすれば良
いので、第1のLPF16に対して第2のLPF17を
接続し、加速度信号を出力1として取出す。ここで、L
PF16と17の特性を図3に示す。図3(a)はLP
F16の特性を示し、PWM13における周波数fy
カットするためのフィルタである。図3(b)はLPF
17の特性を示し、駆動回路15における周波数fx
カットするためのフィルタである。図3(b)の特性に
よれば、コリオリ力によるAC成分の周波数fx をカッ
トすることができるので、運動体のy軸方向の並進加速
度だけが出力1に表れる。角速度信号は、LPF16の
出力信号のAC成分として含まれる。AC成分の振幅
は、コリオリ力に比例し、さらには角速度の大きさに比
例する。そこで、角速度信号の取出すためには、まず角
速度の大きさを表す信号と、回転方向を表す信号に分け
て取出す。角速度の大きさを表す信号は、振幅検出器1
8を設けて、LPF16の出力信号からAC成分を取出
し、次いで、AC−DC変換器19で振幅の大きさをD
C成分で表し、これを出力2とし、角速度の大きさの信
号として取出す。角速度の回転方向については、以下の
ような回転方向判別のための手段により、取出す。
【0013】図4において、(a)はPWM13の出力
波形とインバータ14の出力波形、(b)は駆動回路1
5の出力波形、(c)は式(2)で示したvx の波形、
(d)はLPF16の出力波形を示している。本実施例
の回転方向では、図4の(c)と(d)の関係は同位相
になっている。回転方向が反対になると、逆位相にな
る。コリオリ力が発生する向きは、角速度の回転方向に
対応して規定される。そこで、駆動回路15の出力する
信号を、vx に合わせるように位相シフタ20で位相シ
フト(90°)を掛けて取出す。そして、同期検波器2
1に、LPF16の出力と位相シフタ20の出力を入力
し、両者の同期関係を検出する。両者の位相が同じであ
れば、同一周波数で振幅が大きくなり、位相が反対のと
きには、振幅が0になる。その後、同期検波器21の出
力信号をフィルタ22を通して取出すと、位相関係に応
じて回転方向を判別することができ、この回転方向判別
信号を出力3として発生させる。
【0014】以上の如く、信号処理回路では、出力1で
加速度の大きさが検出され、出力2で角速度の大きさが
検出され、出力3で角速度の回転方向が検出される。そ
の後の信号処理では、出力1から出る信号を加速度信号
として使用し、出力2と出力3の各信号を組合せて角速
度信号として使用する。前記の信号処理回路の構成にお
いて、LPF16等の各回路要素はハード回路で形成す
ることも、あるいは、マイコンまたはDSP(ディジタ
ル・シグナル・プロセッサ)によるソフトによっても実
現することもできる。
【0015】前記実施例の構成では、容量式加速度セン
サを利用して角速度・加速度検出装置を形成したため、
容易にかつ正確に角速度と加速度を検出する検出器を製
作することができ、高い検出精度を有する角速度・加速
度検出装置を実現することができる。
【0016】次に検出器の構造について、詳細に説明す
る。図5において、シリコン等の誘電体で形成された可
動電極1は、カンチレバー2に取り付けられ、ベース3
1における同形状のスペース31a内に収容され、カン
チレバー2を介してベース31の固定側の部分に固定さ
れる。カンチレバー2は、x軸方向およびy軸方向に弾
性を有している。また、可動電極1に対向して配設され
る固定電極4,5は、それぞれ、ガラス板32,33
に、蒸着またはその他の方法で固着・形成される。固定
電極4,5はそれぞれ端子4a,5aを有し、これらの
端子を介して信号処理回路と接続される。駆動用の圧電
素子7は、ベース31の側面部に固着される。この圧電
素子7に対して、駆動回路15から周波数fx の駆動信
号を与えると、圧電素子7はx軸方向に周波数fx で振
動を発生し、この振動は、可動電極1に与えられる。図
5の如くそれぞれ形成されたガラス板32,33は、接
着剤等の手段でベース31に固着される。図6に示す検
出器の構成は、ベース31の構成に変更を加えている。
すなわち、ベース31に形成される、可動電極1および
カンチレバー2を収容するためのスペース31bを、前
述のスペース31aよりも大きく形成し、かつカンチレ
バー2の側面に直接的に圧電素子7を固着するように構
成している。その他の構成については、前記実施例の場
合と同じであるので、図5で示した要素と同一のものに
は同一の符号を付すものとする。
【0017】次いで、前記の角速度・加速度検出装置を
自動車に搭載した実施例を図7に従って説明する。図7
において、(a)は自動車の側面図、(b)は自動車の
平面図、(c)は自動車の後面図であり、それぞれ、角
速度・加速度検出装置の検出器の配設状態を示してい
る。検出器としては、3Aと3Bの2つが配置されてい
る。検出器3Aは、検出器のx,y,zの各方向を、自
動車41の前後、左右、上下の各方向とする。また、検
出器3Bは、x,y,zの各方向を、自動車41の左
右、前後、上下の各方向とする。かかる配置状態によれ
ば、検出器3Aを有する角速度・加速度検出装置では、
自動車41のヨーレートと横加速度を検出することがで
き、検出器3Bを有する角速度・加速度検出装置では、
自動車41のヨーレートと前後加速度を検出することが
できる。また図7に示した実施例では、検出器3A,3
Bのz軸方向を自動車41の上下方向としたため、検出
する角速度としては、自動車のヨーレートとなったが、
検出器のz軸方向を、自動車41の前後方向あるいは左
右方向とすることにより、自動車41のロールレートや
ピッチレートをそれぞれ検出することができる。
【0018】なお、本発明による角速度・加速度検出装
置の適用対象例としては、前記の自動車の他に、航空機
やロボット、船舶等がある。またビデオカメラ等の撮像
装置に適用することができる。この場合には、角速度と
しては操作者の手振れ、回転等によるものを検出する。
【0019】図8は、本発明による角速度・加速度検出
装置を、マイクロコンピュータからなる制御電気回路系
に組み込んだ実施例を示している。検出器3および信号
処理回路51は、図1で説明された構成を有する。信号
処理回路51から出力される加速度信号および角速度信
号は、A/D変換器52に入力され、ここで、アナログ
値からディジタル値に変換される。その後、CPU53
に取り込まれる。また、信号処理回路51から出力され
る回転方向の信号は、そのままCPU53に取り込まれ
る。CPU53には、メモリとしてROM54とRAM
55が付設されている。上記構成において、CPU53
と、ROM54およびRAM55とによって、計算機シ
ステムが構成され、この計算機システムにより任意の制
御系がソフト的に実現される。一例としては、自動車の
アンチスキッド・ブレーキ・システムである。制御系の
その他の例としては、船舶や航空機のナビゲーション装
置などを挙げることができる。なお、CPU53の代わ
りにDSPを用いることもできる。さらに、CPU53
等の機能の中に、信号処理回路51やA/D変換器52
の機能を含ませることも可能である。
【0020】図9は、図8の制御システム構成を、自動
車に適用した具体的システムを示す。制御システムとし
ては、前記アンチスキッド・ブレーキ・システム(AB
S)である。角速度・加速度検出装置の検出器3は、自
動車車体41において前記検出器3Bの如く配設され、
角速度としてヨーレートを、加速度として前後加速度を
検出するものとする。車体41においてヨーレートや前
後加速度が発生すると、検出器3から出力される信号は
信号処理回路51に入力され、信号処理回路51から、
角速度、回転方向、加速度の各信号が出力される。角速
度信号と回転方向信号は、ヨーレート信号として、4W
Sコンピュータユニット61に入力される。加速度信号
は、ABSコンピュータユニット62に入力される。4
WSコンピュータユニット61は、予め演算で求められ
た目標ヨーレートと、取り込まれた実際のヨーレートと
を比較し、実際のヨーレートが目標ヨーレートに追従す
るように、4WSアクチュエータ63を動作させて、制
御を行う。またABSコンピュータユニット62は、取
り込んだ前後加速度に基づいて、車体41の正確な速度
を求める演算を用いて減速時の車輪のスリップを最適に
制御するように、ブレーキアクチュエータ64を動作さ
せる。図9に示されたシステムの動作をフローチャート
で示すと、図10の如くなる。このフローチャートで示
された動作内容は、図8のCPU53の内部で実行され
る、制御のための演算・処理動作である。この説明で
は、ABSコンピュータユニット62と4WSコンピュ
ータユニット61は、同一のコンピュータユニットに内
蔵され、各々CPU53を共有するものと仮定する。C
PU53は、図1で説明された出力1〜3を取り込み、
ヨーレートと加速度を計算し、ABSと4WSの制御に
ヨーレートと加速度の情報を加味する。まず一定時間ご
とに、割り込みが入り、加速度信号(出力1)を取り込
み(ステップ71)、係数を乗算して、加速度Aとする
(ステップ72)。次に、角速度信号(出力2)と回転
方向信号(出力3)を取り込む(ステップ73,7
4)。回転方向信号がH(高レベル)か、またはL(低
レベル)かを判断し(ステップ75)、Hの場合には角
速度ωを正として係数を乗じ(ステップ76)、Lの場
合には角速度を負として係数を乗じる(ステップ7
7)。この場合に、角速度の正負は、自動車の車体の上
から見て、z軸に関して、時計回りの場合が正、反時計
回りが負であると決める。以上のステップ71〜77
が、角速度および加速度の演算を行うためのプロセスで
ある。次に、ABSの動作のための制御をステップ78
〜81で実行する。まず、各車輪の速度Vfr,Vfe,V
rr,Vreを取り込む(ステップ78)。これらの速度情
報の取り込みに関しては、各車輪部分に速度を検出する
ための既知の速度センサが設けられている。ここで、添
字についてfrは前輪右、feは前輪左、rrは後輪右、reは
後輪左を意味する。正確な車速VB を求めるために、ス
テップ72で求めた加速度Aを、ブレーキをかける直前
から積分し、その積分値をブレーキをかける直前の車速
0 に加算する(ステップ79)。目標とする車輪の速
度VRfrは、予め定められた目標スリップ率SR とVB
とによって求められ(ステップ80)、各車輪の実際の
速度がこの目標速度に追従するように、ブレーキアクチ
ュエータ64を動作させる(ステップ81)。4WSの
動作のための制御をステップ82〜84で実行する。最
初、運転者の操作で生じたハンドル角δu を取り込む
(ステップ82)。取り込まれたハンドル角δu と、ス
テップ80で得られた正確な車速VB に基づき、目標ヨ
ーレートωR を計算し(ステップ83)、この目標値
に、実測されたヨーレートωを追従させるように、4W
Sアクチュエータ64を動作させる(ステップ84)。
【0021】上記の実施例では、ABSと4WSの各シ
ステムを同一のコンピュータユニットに組み込み、CP
U53を共有する例について説明したが、CPUが独立
していても、またコンピュータユニットが別体であって
も良い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、次の効果を奏する。一体的に形成された単一の
加速度検出片について、所定の方向に所定周波数の振動
を与えるだけで、その検出信号に加速度信号と角速度信
号を含ませることができ、この検出信号から、高い精度
で角速度信号と加速度信号を取出すことができる。特に
容量式加速度センサを利用したものでは、単に、その可
動電極に所定方向の振動を与える圧電素子を加えるだけ
で、角速度・加速度検出装置を実現することができ、簡
素な構成を有し、かつ検出精度が高く、さらに安価に製
作でき、取付け性が良好である。角速度および加速度の
検出精度が高いので、自動車の制御装置およびビデオカ
メラ等の各種機器の制御装置に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る角速度・加速度検出装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】検出の原理を説明するための検出器の要部斜視
図である。
【図3】各ローパスフィルタの特性を示す図である。
【図4】加速度信号と角速度信号を説明するための回路
各部の波形図である。
【図5】検出器の具体的構造を示す分解斜視図である。
【図6】検出器のその他の構造を示す分解斜視図であ
る。
【図7】本発明に係る検出器の自動車における取付け状
態を示す図である。
【図8】本発明に係る角速度・加速度検出装置を含む制
御のための計算機システムのブロック構成図である。
【図9】本発明に係る角速度・加速度検出装置を利用し
た制御装置を自動車に適用した例を示すブロック図であ
る。
【図10】前記制御装置で実行される制御のプロセスを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 可動電極 2 カンチレバー 3 検出器 3A,3B 検出器 4,5 固定電極 7 圧電素子 15 駆動回路 51 信号処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門司 竜彦 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社 日立製作所 佐和工場内 (72)発明者 菅原 早人 茨城県勝田市東石川西古内3085番地5 日立オートモティブエンジニアリング株 式会社内 審査官 福田 裕司 (56)参考文献 特開 昭60−47913(JP,A) 特開 平1−152369(JP,A) 特開 平2−163611(JP,A) 特開 平1−233148(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 9/04 B60T 8/00 G01C 19/56 G01P 15/125

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カンチレバーで弾性的に支持された可動
    電極とこの可動電極の両側の位置に間隙を保持して配設
    された固定電極とからなり、可動電極と第1の固定電極
    の間、可動電極と第2の固定電極の間の各静電容量の差
    に基づき加速度情報を検出する単一の検出器であって、
    運動体に取り付けられる前記検出器と、この検出器の加
    速度検出方向に対し直角の方向で前記可動電極に振動を
    与える振動発生装置と、前記検出器の出力する信号か
    ら、加速度と、前記加速度方向と加振方向が作る面に直
    角な軸回りの回転によって発生するコリオリ力により角
    速度とを取出す信号処理回路とからなることを特徴とす
    る角速度・加速度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の角速度・加速度検出装置
    において、前記振動発生装置は、圧電素子と、これを駆
    動する駆動回路とからなることを特徴とする角速度・加
    速度検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項記載の角速度・加速度検出装置
    において、前記運動体は自動車であり、前記検出器の配
    置状態に応じて、前記自動車の車体について、ヨーレー
    ト、ピッチレート、ロールレートのうちいずれか1つの
    角速度と、前後、左右、上下の各方向のいずれかの1つ
    の加速度を、前記検出器で検出することを特徴とする角
    速度・加速度検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載の角速度・加速度検出装置
    において、前記運動体はビデオカメラであり、検出対象
    の前記角速度は、操作者による回転運動や手振れ運動に
    伴って発生するビデオカメラの軸回りの角速度であるこ
    とを特徴とする角速度・加速度検出装置。
  5. 【請求項5】 検出手段としての請求項に記載された
    角速度・加速度検出装置と、この角速度・加速度検出装
    置からの検出信号を入力する制御手段と、制御用データ
    を有する記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記角速
    度・加速度検出装置で検出された角速度と加速度の信号
    を取り込み、前記記憶手段で用意された目標角速度およ
    び目標加速度と、取り込んだ角速度と加速度の実測値と
    を比較し、実際の角速度と加速度が、それぞれの目標値
    に到達するように、前記自動車の運動状態や姿勢状態を
    制御することを特徴とする自動車の制御装置。
JP3011098A 1991-01-31 1991-01-31 角速度・加速度検出装置および自動車の制御装置 Expired - Lifetime JP3036858B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3011098A JP3036858B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 角速度・加速度検出装置および自動車の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3011098A JP3036858B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 角速度・加速度検出装置および自動車の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07120490A JPH07120490A (ja) 1995-05-12
JP3036858B2 true JP3036858B2 (ja) 2000-04-24

Family

ID=11768532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3011098A Expired - Lifetime JP3036858B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 角速度・加速度検出装置および自動車の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3036858B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3498209B2 (ja) 1999-10-25 2004-02-16 株式会社村田製作所 外力検知センサ装置
JP6225526B2 (ja) * 2013-07-17 2017-11-08 株式会社デンソー 加振装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07120490A (ja) 1995-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2773495B2 (ja) 三次元加速度センサ
US20070240509A1 (en) Dynamic amount sensor
JP2006215016A (ja) ジャイロスコープと加速度計との両方の機能を有するセンサ
JPH03279867A (ja) 角度検出装置と並進加速度検出装置並びに自動車制御装置
JP3939612B2 (ja) 路面摩擦状態推定装置
EP1305568A1 (en) Methods for estimating the roll angle and pitch angle of a two-wheeled vehicle, system and a computer program to perform the methods
JP2004294335A (ja) 振動型角速度センサの異常検出装置、異常検出方法、異常検出用プログラム並びに車両制御システム
US20190389473A1 (en) Method and apparatus for accelerometer based tire normal force estimation
JPH1163999A (ja) 角速度検出装置
JP3036858B2 (ja) 角速度・加速度検出装置および自動車の制御装置
WO2020003597A1 (ja) 車両制御装置、および、特性推定方法
JP3430572B2 (ja) 慣性力センサ
JPH109877A (ja) 車速検出システム及びそれを用いたナビゲーション装置
JP3368713B2 (ja) 車体スリップ角検出装置
JP2002116080A (ja) 車両質量の推定演算装置
JPS6270766A (ja) 車両揺動運動検出装置
JPH11190743A (ja) 移動体搭載用三軸加速度検出装置
JPH06324070A (ja) ヨーレイト検出装置
JP5906802B2 (ja) 舵角検出装置、舵角検出方法、及びプログラム
JP2000206128A (ja) 車輪速検出装置
JPH05272974A (ja) 車両用路面勾配検出装置
JP3254257B2 (ja) 振動ジャイロセンサ
US20230314462A1 (en) Inertial sensor
JPH04204059A (ja) 角加速度及び角速度検出装置
JP3487134B2 (ja) 車両の横加速度演算装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 12