JP3036843U - ランプ用安定器の自動組立装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定器の自動組立装置の提供。 【解決手段】 Ｅ形、Ｉ形シリコスチール片をプレス加
工して嵌合してＥ形、Ｉ形磁気コアとし、コイルをＥ形
磁気コアにいれ、樹脂注入し、Ｉ形磁気コアをＥ形磁気
コアに入れて圧合し、固定座をＩ形磁気コア上に置いて
圧合し、その間に何度も測定検出動作などの製造工程を
挿入して照明器具の安定器を製造する装置であり、時間
と手間を省き、組立、生産効率を高める効果を達成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のランプ用安定器の自動組立装置に関し、特に、一種のＥ形、Ｉ 形シリコスチール片を嵌合して磁気コアとなすことから、Ｅ形、Ｉ形磁気コアと コイルの組合せ完成後の品質チェック作業までを、一貫して自動化して行う、装 置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在一般に見られる安定器の組立は、手作業によるものが多く、例えば、Ｅ形 、Ｉ形磁気コアとコイルの組合せ、樹脂注入固定、品質チェックなどはいずれも 手作業によりなされていた。このため、生産工程の管理、半製品の保存、運送な どで非自動化の欠点があり、生産コストが大幅に増加した。

【０００３】 比較的進歩したものでは、いくつかの生産工程を組み合わせて一つの自動化生 産の方式をとっており、それにより生産工程の簡易化と生産コストの減少を図っ ている。しかし、いまだ理想的な完全自動化生産の方式は達成されていない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、一種のＥ形、Ｉ形シリコスチール片を嵌合して磁気コアとなすこと から、Ｅ形、Ｉ形磁気コアとコイルの組合せ完成後の品質チェック作業までを、 一貫して自動化して行う、安定器の自動組立装置を提供することを課題としてい る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、一つの台座１と、 一つの輸送機構２とされ、組合せ輸送機構２１、Ｅ形磁気コア輸送機構２２、 コイル輸送機構２３、Ｉ形磁気コア輸送機構２４、固定座輸送機構２５、Ｅ形シ リコスチール片輸送機構２６、及びＩ形シリコスチール片輸送機構２７を含み、 Ｅ形シリコスチール片輸送機構２６及びＩ形シリコスチール片輸送機構２７が台 座１の一端から内側に向けて平行に延伸されて設けられると共に、それぞれＥ形 磁気コア輸送機構２２、Ｉ形磁気コア輸送機構２４に連接し、組合せ輸送機構２ １上に等間隔に複数の挟持座２１１が設けられ、２側に複数の挟圧座と一つの樹 脂注入座１８が跨設され、Ｅ形磁気コア輸送機構２２とコイル輸送機構２３とＩ 形磁気コア輸送機構２４がそれぞれ相関の挟圧座の横に延伸されて各部材を輸送 して組み合わせるのに供される、上記輸送機構２と、 一つのシリコスチール片圧合機構３とされ、Ｅ形シリコスチール片輸送機構２ ６、Ｉ形シリコスチール片輸送機構２７の末端にそれぞれ設けられた圧合撃動器 を以てシリコスチール片を圧合して必要なＥ形磁気コアとＩ形磁気コアとなし、 さらに推動撃動器によりＥ形磁気コアとＩ形磁気コアをＥ形磁気コア輸送機構２ ２とＩ形磁気コア輸送機構２４内に推入する、上記シリコスチール片圧合機構３ と、 一つのＥ形磁気コア組合せ機構４とされ、上記挟圧座の中の一つの挟圧座上で 水平、垂直にスライドする一つのクランプヘッド４４と、その後方のもう一つの 挟圧座上で下向きに圧合する圧板４６１を備え、該クランプヘッド４４がＥ形磁 気コア輸送機構２２上のＥ形磁気コアを挟持して組合せ輸送機構２１上の挟持座 ２１１上に置いて、上記圧板４６１で圧合する、上記Ｅ形磁気コア組合せ機構４ と、 一つのコイル組合せ機構５とされ、挟圧座上に設けられて水平、垂直にスライ ド可能なクランプヘッド５４と、その後方の別の挟圧座上で下向きに圧合する圧 板５６１を備え、そのクランプヘッド５４がコイル輸送機構２３上のコイルを挟 持して前述の挟持座２１１上のＥ形磁気コア内に置き、その圧板５６１で圧合す る、上記コイル組合せ機構５と、 一つのＩ形磁気コア組合せ機構７とされ、上記挟圧座の中の一つの挟圧座上で 水平、垂直にスライドする一つのクランプヘッド７４と、その後方のもう一つの 挟圧座上で下向きに圧合する圧板７６１を備え、該クランプヘッド７４がＩ形磁 気コア輸送機構２４上のＩ形磁気コアを挟持して組合せ輸送機構２１上のＥ形磁 気コア内のコイル上方に置き、並びに圧板７６１で圧合して、Ｉ形磁気コアとＥ 形磁気コアを結合させる、上記Ｉ形磁気コア組合せ機構７と、 一つの固定座組合せ機構８とされ、、上記挟圧座の中の一つの挟圧座上で水平 、垂直にスライドする一つのクランプヘッド８４と、その後方のもう一つの挟圧 座上で下向きに圧合する圧板８６１及び両側より内側に圧合する側圧板８７１を 備え、クランプヘッド８４が固定座輸送機構２５上の固定座８５を挟持座２１１ 上のＥ形磁気コア４５とコイル５５、Ｉ形磁気コア７５の結合体の上方に置き、 圧板８６１の下圧により圧合すると共に、二つの側圧板８７１のが内側への圧迫 により固定座８５の二側の折辺を折ってＥ形磁気コア４５の二側の凹縁内に折り 曲げ、固定座８５をＥ形磁気コア４５とコイル５５、Ｉ形磁気コア７５の結合体 と適当に緊密に結合させ、一つの完成品とする、上記固定座組合せ機構８、 以上を少なくとも備えてなる、ランプ用安定器の自動組立装置としている。

【０００６】 請求項２の考案は、Ｅ形シリコスチール片輸送機構２６は、一つの横ガイド溝 ２６２、Ｅ形磁気コアガイド溝２６１でＥ形磁気コア輸送機構２２に連接してい る、請求項１に記載のランプ用安定器の自動組立装置としている。

【０００７】 請求項３の考案は、請求項２に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、その 中、前述の推動撃動器が、横ガイド溝２６２とＥ形磁気コアガイド溝２６１の側 端に設けられた、ランプ用安定器の自動組立装置としている。

【０００８】 請求項４の考案は、請求項２に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、その 中前述の圧合撃動器が横ガイド溝の中段に設けられた、ランプ用安定器の自動組 立装置としている。

【０００９】 請求項５の考案は、請求項１に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、その 中Ｉ形シリコスチール片輸送機構２７が、一つの横ガイド溝２７２、Ｉ形磁気コ アガイド溝２７１でＩ形磁気コア輸送機構２４に連接している、ランプ用安定器 の自動組立装置としている。

【００１０】 請求項６の考案は、請求項５に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、その 中、前述の推動撃動器が、横ガイド溝２７２とＩ形磁気コアガイド溝２７１の側 端に設けられた、ランプ用安定器の自動組立装置としている。

【００１１】 請求項７の考案は、請求項５に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、その 中前述の圧合撃動器が横ガイド溝の中段に設けられた、ランプ用安定器の自動組 立装置としている。

【００１２】 請求項８の考案は、請求項７に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、その 中横ガイド溝中段の圧合撃動器の横に別に一つの垂直にスライドする挟圧撃動器 が設けられた、ランプ用安定器の自動組立装置としている。

【００１３】 請求項９の考案は、請求項１に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、不良 品検出除去機構が各組合せ機構間の挟圧座上に設けられ、該不良品検出除去機構 は水平、垂直にスライドするクランプヘッドで組立不良の半製品を一つの不良品 受け箱内に置くものとされた、ランプ用安定器の自動組立装置としている。

【００１４】 請求項１０の考案は、請求項９に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、不 良品検出除去機構のクランプヘッドが、各組合せ機構の圧合撃動器の圧合工程の 次の工程に設置された、ランプ用安定器の自動組立装置としている。

【００１５】 請求項１１の考案は、請求項９に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、不 良品検出除去機構が、圧合撃動器の駆動する圧板が下圧の定点に至ったか否かに より不良品であるか否かの判断を行うものとされた、ランプ用安定器の自動組立 装置としている。

【００１６】 請求項１２の考案は、請求項１に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、各 挟圧座下方に必要により一つから二つの位置決め機構が、挟持座２１１を各定位 置に固定し、組合せ作業を進行するのに有利となるように設けられられた、ラン プ用安定器の自動組立装置としている。

【００１７】 請求項１３の考案は、請求項１２に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、 各位置決め機構は凸ピンの挟持座２１１の凹溝への嵌入を以て位置決めされる、 ランプ用安定器の自動組立装置としている。

【００１８】 請求項１４の考案は、請求項１に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、各 挟圧座のクランプヘッドが、一つの水平撃動器と一つの垂直撃動器を利用して水 平、垂直のスライド動作を完成するものとされた、ランプ用安定器の自動組立装 置としている。

【００１９】 請求項１５の考案は、請求項１に記載のランプ用安定器の自動組立装置で、樹 脂注入機により注入される樹脂がエポキシ樹脂とされた、ランプ用安定器の自動 組立装置としている。

【００２０】

【考案の実施の形態】

図１は本考案による組立フローチャートであり、図に示されるように、まず、 シリコスチール板よりＥ形シリコスチール片とＩ形シリコスチール片をプレス機 械で加工の後、圧合してＥ形磁気コア、Ｉ形磁気コアとなし、Ｅ形磁気コアを組 合せ輸送機構に置き入れ、さらにコイルにＥ形磁気コアを置き入れ、即ち、コイ ルにＥ形磁気コアを開口より置き入れ、検出機構でコイル置き入れの位置が正確 か否かを検出し、もしコイルの置き入れ位置が不正確であれば、不良品検出を行 い、もしコイルの置き入れ位置が正確であると確認されたならば、Ｅ形磁気コア とコイルに樹脂注入がなされ、即ちエポキシ樹脂でその間の空隙が塞がれ、その 後、Ｉ形磁気コアがＥ形磁気コア上に置かれて圧合され、さらにＩ形磁気コアの 置き入れ位置が正確であるか否かの検出がなされ、もしＩ形磁気コアの置き入れ 位置が不正確であれば、不良品検出がなされ、もし、Ｉ形磁気コアの置き入れ位 置が正確であれば、固定座がＩ形磁気コア上に置かれて圧合され、これにより固 定座とＥ形磁気コア、Ｉ形磁気コアが結合させられ、以て組立が完成して完成品 が得られる。

【００２１】 図２は本考案の全体構造を示し、該図に示されるように、本考案は台座１、輸 送機構２、シリコスチール片圧合機構３、Ｅ形磁気コア組合せ機構４、コイル組 合せ機構５、樹脂注入機構６、Ｉ形磁気コア組合せ機構７、固定座組合せ機構８ 、及び不良品検出除去機構９を備えてなる。その中、台座１は一つの平らな台と され、各部構造を設置するのに用いられ、台座１上に、シリコスチール片圧合機 構３、第１挟圧座１１、第２挟圧座１２、第３挟圧座１３、第４挟圧座１４、第 ５挟圧座１５、第６挟圧座１６、第７挟圧座１７及び一つの樹脂注入座１８が設 けられ、各挟圧座に必要により位置決め機構１１１、１２１、１２２、１３１、 １３２、１４１、１４２、１５１、１６１、１８１が設けられている。輸送機構 ２は組合せ輸送機構２１、Ｅ形磁気コア輸送機構２２、コイル輸送機構２３、Ｉ 形磁気コア輸送機構２４、固定座輸送機構２５、Ｅ形シリコスチール片輸送機構 ２６、及びＩ形シリコスチール片輸送機構２７を含み、Ｅ形シリコスチール片輸 送機構２６及びＩ形シリコスチール片輸送機構２７は台座１の一端から内側に向 けて平行に延伸されて設けられ、Ｅ形シリコスチール片輸送機構２６の末端は横 ガイド溝２６２、Ｅ形磁気コアガイド溝２６１でＥ形磁気コア輸送機構２２に連 接し、Ｉ形シリコスチール片輸送機構２７末端は一つの横ガイド溝２７２、Ｉ形 磁気コアガイド溝２７１でＩ形磁気コア輸送機構２４に連接し、組合せ輸送機構 ２１は第１挟圧座１１、第２挟圧座１２、第３挟圧座１３、第４挟圧座１４、第 ５挟圧座１５、第６挟圧座１６、第７挟圧座１７及び樹脂注入座１８の下方を貫 通し、その上に等間隔に挟持座２１１が設けられ、Ｅ形磁気コア輸送機構２２は Ｅ形磁気コア４５の輸送に供され第１挟圧座１１の横まで延伸され、コイル輸送 機構２３はコイル５５の輸送に供され第３挟圧座１３の横まで延伸され、Ｉ形磁 気コア輸送機構２４はＩ形磁気コアの輸送に供され、第４挟圧座１４の横まで延 伸され、固定座輸送機構２５は固定座８５の輸送に供され第６挟圧座１６の横ま で延伸されている。

【００２２】 図３に示されるように、シリコスチール片圧合機構３はＥ形シリコスチール片 輸送機構２６の末端に設置された横向移動撃動器３１と、Ｉ形シリコスチール片 輸送機構２７の末端に設置された横向移動撃動器３２と、横ガイド溝２６２中段 に設けられた圧合撃動器３３と、横ガイド溝２７２の中段に設けられた相互に垂 直な圧合撃動器３４、挟圧撃動器３５、Ｅ形磁気コアガイド溝２６１の前端に設 けられた縦向移動撃動器３６、及びＩ形磁気コアガイド溝２７１前端に設けられ た縦向移動撃動器３７を備えている。図４から図８に示されるように、プレス機 でプレス加工してなるＥ形及びＩ形シリコスチール片は、それぞれＥ形シリコス チール片輸送機構２６、Ｉ形シリコスチール片輸送機構２７により後方へと送ら れて横ガイド溝２６２、２７２の端部へと至り（図４参照）、それぞれ横向移動 撃動器３１、３２によりＥ形、Ｉ形シリコスチール片は横向きに押されて横ガイ ド溝２６２、２７２内に至る。このとき、横ガイド溝２６２、２７２の溝面の幅 によりＥ形、Ｉ形シリコスチール片の片数が制限されるため、横ガイド溝２６２ 、２７２に進入するＥ形、Ｉ形シリコスチール片は、同じ片数、同じ厚さを有す るものとされ、必要な数のＥ形シリコスチール片が横ガイド溝２６２中段の圧合 撃動器３３の前方に滑って至ると、圧合撃動器３４が動作し、複数のＥ形シリコ スチール片が加圧されて嵌合し一つのＥ形磁気コア４５とされ、複数のＩ形シリ コスチール片が横ガイド溝２７２の中段に至ると、挟圧撃動器３５が動作し、ま ずＩ形シリコスチール片の側面が圧平され（図７参照）、さらに圧合撃動器３４ の加圧により、複数のＩ形シリコスチール片が嵌合させられ一つのＩ形磁気コア ７５とされる（図５、図８参照）。嵌合により成形されたＥ形磁気コア４５とＩ 形磁気コア７５は後方より持続的に推進されるＥ形、Ｉ形シリコスチール片の押 し出しを受け、それぞれＥ形磁気コアガイド溝２６１、Ｉ形磁気コアガイド溝２ ７１に滑入し、さらに縦向移動撃動器３６、３７による押し出しを受けてそれぞ れＥ形磁気コア輸送機構２２、Ｉ形磁気コア輸送機構２４内に進入する（図６参 照）。

【００２３】 図９、図１０に示されるように、Ｅ形磁気コア組合せ機構４は、第１挟圧座１ １上の水平撃動器４１、スライドシート４２、垂直撃動器４３、クランプヘッド ４４及び第２挟圧座１２前側上の圧合撃動器４６を備えてなる。第１挟圧座１１ 上でスライドシート４２は水平撃動器４１の駆動を受けて組合せ輸送機構２１と Ｅ形磁気コア輸送機構２２の間を横向きにスライドし、垂直撃動器４３はクラン プヘッド４４を駆動して上下に移動させられ、クランプヘッド４４の挟持と挟持 解除により、Ｅ形磁気コア輸送機構２２上のＥ形磁気コア４５が一つずつ組合せ 輸送機構２１上に移動させられ位置決め機構１１１により挟持座２１１内に位置 決めされ、クランプヘッド４４の動作が完了すると、挟持座２１１は前方へとス ライドして第２挟圧座１２下方に至り、位置決め機構１２１が動作して、挟持座 ２１１を位置決めし、圧合撃動器４６が一つの圧板４６１を押し下げ、Ｅ形磁気 コア４５に挟持座２１１上で安定した挟持を受けさせ、挟持座２１１を後方にス ライドさせる。

【００２４】 図１１、１２に示されるように、コイル組合せ機構５は、第２挟圧座１２の後 方に設置された水平撃動器５１、スライドシート５２、垂直撃動器５３、クラン プヘッド５４及び第３挟圧座１３の前側に設置された圧合撃動器５６よりなり、 第２挟圧座１２上で、スライドシート５２は水平撃動器５１の駆動を受け組合せ 輸送機構２１とコイル輸送機構２３の間でスライドし、垂直撃動器５３はクラン プヘッド５４を駆動して上下に移動させ、クランプヘッド５４の挟持と挟持解除 により、コイル輸送機構２３上のコイル５５が一つずつ組合せ輸送機構２１上に 移動させられ位置決め機構１２２により挟持座２１１内に位置決めされ、クラン プヘッド５４の動作が完了すると、挟持座２１１は前方へとスライドして第３挟 圧座１３下方に至り、位置決め機構１３１が動作して、挟持座２１１を位置決め し、圧合撃動器５６が一つの圧板５６１を押し下げ、コイル５５とＥ形磁気コア ４５を適当に緊密に結合させた後、挟持座２１１を後方にスライドさせる。

【００２５】 図１３は不良品検出除去機構９の構造と動作を示し、不良品検出除去機構９の 水平撃動器９１１、スライドシート９１２、垂直撃動器９１３、クランプヘッド ９１４は第３挟圧座１３の後方に設置され、スライドシート９１２は水平撃動器 ９１１の駆動を受けて横向きにスライドし、垂直撃動器９１３はクランプヘッド ９１４を駆動して上下に移動させ、前述の圧合撃動器５６が未だ下圧の下死点に 至らない時（マイクロスイッチ或いは光電センサにより検出できる）、前述のコ イル５５は未だＥ形磁気コア４５と完全に結合していないことを示し、このとき 、クランプヘッド９１４の挟持、開放により、未だ完全に結合していない不良品 は一つの不良品受け箱９１５内に移され、以て不良品検出の品質管理機能が達成 される。

【００２６】 図１４に示されるように、樹脂注入機構６の樹脂注入機６１は樹脂注入座１８ 上に設置され、挟持座２１１上のコイル５５とＥ形磁気コア４５が完全に結合し 並びに樹脂注入座１８の下方に至る時、位置決め機構１８１が動作して挟持座２ １１を位置決めし、樹脂注入機６１がコイル５５とＥ形磁気コア４５の結合体に エポキシ樹脂６２を注入する。

【００２７】 図１６、１７、１８に示されるように、Ｉ形磁気コア組合せ機構７は第４挟圧 座１４の前方に設置された水平撃動器７１、スライドシート７２、垂直撃動器７ ３、クランプヘッド７４及び第５挟圧座１５前側上の圧合撃動器７６を備えてな る。第４挟圧座１４上でスライドシート７２は水平撃動器７１の駆動を受けて組 合せ輸送機構２１とＩ形磁気コア輸送機構２４の間をスライドし、垂直撃動器７ ３はクランプヘッド７４を駆動して上下に移動させ、クランプヘッド７４の挟持 と挟持解除により、Ｉ形磁気コア輸送機構２４上のＩ形磁気コア７５が一つずつ 組合せ輸送機構２１上に移動させられ位置決め機構１４１により挟持座２１１内 のＥ形磁気コア４５とコイル５５結合体の上方に位置決めされ、クランプヘッド ７４の動作が完了すると、挟持座２１１は前方へとスライドして第５挟圧座１５ 下方に至り、位置決め機構１５１が動作して、挟持座２１１を位置決めし、圧合 撃動器７６が一つの圧板７６１を押し下げ、Ｉ形磁気コア７５とＥ形磁気コア４ ５、コイル５５を適当に緊密に結合させた、その後、挟持座２１１が後方に移動 する。

【００２８】 図１８はもう一つの不良品検出除去機構の構造と動作表示図である。不良品検 出除去機構９の水平撃動器９２１、スライドシート９２２、垂直撃動器９２３、 クランプヘッド９２４は第５挟圧座１５の後方に設置され、スライドシート９２ ２は水平撃動器９２１の駆動を受けて横向きにスライドし、垂直撃動器９２３は クランプヘッド９２４を駆動して上下に移動させ、前述の圧合撃動器７６が未だ 下圧の下死点に至らない時、前述のＩ形磁気コア７５が未だＥ形磁気コア４５及 びコイル５５と完全に結合していないことを示し、このとき、クランプヘッド９ ２４の挟持、開放により、未だ完全に結合していない不良品は一つの不良品受け 箱９２５内に移され、以て不良品検出の品質管理機能が達成される。

【００２９】 図１９、２０、２１に示されるように、固定座組合せ機構８は第６挟圧座１６ の前方に設置された水平撃動器８１、スライドシート８２、垂直撃動器８３、ク ランプヘッド８４及び第７挟圧座１７前側上の圧合撃動器８６と第７挟圧座１７ 両側の側圧撃動器８７を備えてなる。第６挟圧座１６上で水平撃動器８１はクラ ンプヘッド８４を駆動して組合せ輸送機構２１と固定座輸送機構２５の間をスラ イドさせ、垂直撃動器８３はクランプヘッド８４を駆動して上下に移動させ、ク ランプヘッド８４の挟持と挟持解除により、固定座輸送機構２５上の固定座８５ が組合せ輸送機構２１上に移動させられ位置決め機構１６１により挟持座２１１ 内のＥ形磁気コア４５とコイル５５、Ｉ形磁気コア７５の結合体の上方に位置決 めされ、クランプヘッド８４の動作が完了すると、挟持座２１１は前方へとスラ イドして第７挟圧座１７下方に至り、圧合撃動器８６が一つの圧板８６１を押し 下げ、固定座８５をＥ形磁気コア４５とコイル５５、Ｉ形磁気コア７５の結合体 の上方に圧迫し、側圧撃動器８７が側圧板８７１を押し動かして固定座８５の二 側の折辺を圧してそれをＥ形磁気コア４５の二側の凹縁内に折り曲げ、それによ り固定座８５をＥ形磁気コア４５とコイル５５、Ｉ形磁気コア７５の結合体と適 当に緊密に結合させ、その後、挟持座２１１が後方にスライドし、組合せ輸送機 構２１が一つのターンを形成して挟持座２１１上の組み合わせ完成した完成品が 組合せ輸送機構２１後方の収容装置内に落入する。

【００３０】

【考案の効果】

本考案は、Ｅ形、Ｉ形シリコスチール片をプレス加工してそれを嵌合してＥ形 、Ｉ形磁気コアとし、コイルをＥ形磁気コアにいれ、樹脂注入し、Ｉ形磁気コア をＥ形磁気コアとを圧合し、固定座をＩ形磁気コア上に置いて圧合し、その間に 何度も測定検出動作などの製造工程を挿入して照明器具の安定器を製造する装置 であり、時間と手間を省き、組立、生産効率を高める効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の装置による組立フローチャートであ
る。

【図２】本考案の全体構造を示す斜視図である。

【図３】本考案のシリコスチール片圧合機構の斜視図で
ある。

【図４】本考案のシリコスチール片圧合機構の動作表示
図である。

【図５】本考案のシリコスチール片圧合機構の動作表示
図である。

【図６】本考案のシリコスチール片圧合機構の動作表示
図である。

【図７】本考案のシリコスチール片圧合機構の動作表示
図である。

【図８】本考案のシリコスチール片圧合機構の動作表示
図である。

【図９】本考案のＥ形磁気コア組合せ機構の構造及び動
作表示図である。

【図１０】本考案のＥ形磁気コア組合せ機構の構造及び
動作表示図である。

【図１１】本考案のコイル組合せ機構の構造及び動作表
示図である。

【図１２】本考案のコイル組合せ機構の構造及び動作表
示図である。

【図１３】本考案の不良品検出除去機構の構造及び動作
表示図である。

【図１４】本考案の樹脂注入機構の構造及び動作表示図
である。

【図１５】本考案のＩ形コイル組合せ機構の構造及び動
作表示図である。

【図１６】本考案のＩ形コイル組合せ機構の構造及び動
作表示図である。

【図１７】本考案のＩ形コイル組合せ機構の構造及び動
作表示図である。

【図１８】本考案の不良品検出除去機構の構造及び動作
表示図である。

【図１９】本考案の固定座組合せ機構の構造及び動作表
示図である。

【図２０】本考案の固定座組合せ機構の構造及び動作表
示図である。

【図２１】本考案の固定座組合せ機構の構造及び動作表
示図である。

【符号の説明】

１ 台座 ２ 輸送機構 ３ シリコスチール片圧合機構 ４ Ｅ形磁気コア組合せ機構 ５ コイル組合せ機構 ６ 樹脂注入機構 ７ Ｉ形磁気コア組合せ機構 ８ 固定座組合せ機構 ９ 不良品検出除去機構 １１ 第１挟圧座 １２ 第２挟圧座 １３ 第３挟圧座 １４ 第４挟圧座 １５ 第５挟圧座 １６ 第６挟圧座 １７ 第７挟圧座 １８ 樹脂注入座 １１１、１２１、１２２、１３１、１３２ 位置決め機
構 １４１、１４２、１５１、１６１、１８１ 位置決め機
構 ２１ 組合せ輸送機構 ２２ Ｅ形磁気コア輸送機構 ２３ コイル輸送機構 ２４ Ｉ形磁気コア輸送機構 ２５ 固定座輸送機構 ２６ Ｅ形シリコスチール片輸送機構 ２７ Ｉ形シリコスチール片輸送機構 ２６２ 横ガイド溝 ２６１ Ｅ形磁気コアガイド溝 ２７２ 横ガイド溝 ２７１ Ｉ形磁気コアガイド溝 ２１１ 挟持座 ４５ Ｅ形磁気コア ５５ コイル ７５ Ｉ形磁気コア ８５ 固定座 ３１ 横向移動撃動器 ３２ 横向移動撃動器 ３３ 圧合撃動器 ３４ 圧合撃動器 ３５ 挟圧撃動器 ３６ 縦向移動撃動器 ３７ 縦向移動撃動器 ４１ 水平撃動器 ４２ スライドシート ４３ 垂直撃動器 ４４ クランプヘッド ４６ 圧合撃動器 ４６１ 圧板 ５１ 水平撃動器 ５２ スライドシート ５３ 垂直撃動器 ５４ クランプヘッド ５６ 圧合撃動器 ５６１ 圧板 ９１１ 水平撃動器 ９１２ スライドシート ９１３ 垂直撃動器 ９１４ クランプヘッド ９１５ 不良品受け箱 ６１ 樹脂注入機 ６２ エポキシ樹脂 ７１ 水平撃動器 ７２ スライドシート ７３ 垂直撃動器 ７４ クランプヘッド ７６ 圧合撃動器 ７６１ 圧板 ９２１ 水平撃動器 ９２２ スライドシート ９２３ 垂直撃動器 ９２４ クランプヘッド ９２５ 不良品受け箱 ８１ 水平撃動器 ８２ スライドシート ８３ 垂直撃動器 ８４ クランプヘッド ８６ 圧合撃動器 ８６１ 圧板

Claims (15)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一つの台座１と、 一つの輸送機構２とされ、組合せ輸送機構２１、Ｅ形磁
   気コア輸送機構２２、コイル輸送機構２３、Ｉ形磁気コ
   ア輸送機構２４、固定座輸送機構２５、Ｅ形シリコスチ
   ール片輸送機構２６、及びＩ形シリコスチール片輸送機
   構２７を含み、Ｅ形シリコスチール片輸送機構２６及び
   Ｉ形シリコスチール片輸送機構２７が台座１の一端から
   内側に向けて平行に延伸されて設けられると共に、それ
   ぞれＥ形磁気コア輸送機構２２、Ｉ形磁気コア輸送機構
   ２４に連接し、組合せ輸送機構２１上に等間隔に複数の
   挟持座２１１が設けられ、２側に複数の挟圧座と一つの
   樹脂注入座１８が跨設され、Ｅ形磁気コア輸送機構２２
   とコイル輸送機構２３とＩ形磁気コア輸送機構２４がそ
   れぞれ相関の挟圧座の横に延伸されて各部材を輸送して
   組み合わせるのに供される、上記輸送機構２と、 一つのシリコスチール片圧合機構３とされ、Ｅ形シリコ
   スチール片輸送機構２６、Ｉ形シリコスチール片輸送機
   構２７の末端にそれぞれ設けられた圧合撃動器を以てシ
   リコスチール片を圧合して必要なＥ形磁気コアとＩ形磁
   気コアとなし、さらに推動撃動器によりＥ形磁気コアと
   Ｉ形磁気コアをＥ形磁気コア輸送機構２２とＩ形磁気コ
   ア輸送機構２４内に推入する、上記シリコスチール片圧
   合機構３と、 一つのＥ形磁気コア組合せ機構４とされ、上記挟圧座の
   中の一つの挟圧座上で水平、垂直にスライドする一つの
   クランプヘッド４４と、その後方のもう一つの挟圧座上
   で下向きに圧合する圧板４６１を備え、該クランプヘッ
   ド４４がＥ形磁気コア輸送機構２２上のＥ形磁気コアを
   挟持して組合せ輸送機構２１上の挟持座２１１上に置い
   て、上記圧板４６１で圧合する、上記Ｅ形磁気コア組合
   せ機構４と、 一つのコイル組合せ機構５とされ、挟圧座上に設けられ
   て水平、垂直にスライド可能なクランプヘッド５４と、
   その後方の別の挟圧座上で下向きに圧合する圧板５６１
   を備え、そのクランプヘッド５４がコイル輸送機構２３
   上のコイルを挟持して前述の挟持座２１１上のＥ形磁気
   コア内に置き、その圧板５６１で圧合する、上記コイル
   組合せ機構５と、 一つのＩ形磁気コア組合せ機構７とされ、上記挟圧座の
   中の一つの挟圧座上で水平、垂直にスライドする一つの
   クランプヘッド７４と、その後方のもう一つの挟圧座上
   で下向きに圧合する圧板７６１を備え、該クランプヘッ
   ド７４がＩ形磁気コア輸送機構２４上のＩ形磁気コアを
   挟持して組合せ輸送機構２１上のＥ形磁気コア内のコイ
   ル上方に置き、並びに圧板７６１で圧合して、Ｉ形磁気
   コアとＥ形磁気コアを結合させる、上記Ｉ形磁気コア組
   合せ機構７と、 一つの固定座組合せ機構８とされ、、上記挟圧座の中の
   一つの挟圧座上で水平、垂直にスライドする一つのクラ
   ンプヘッド８４と、その後方のもう一つの挟圧座上で下
   向きに圧合する圧板８６１及び両側より内側に圧合する
   側圧板８７１を備え、クランプヘッド８４が固定座輸送
   機構２５上の固定座８５を挟持座２１１上のＥ形磁気コ
   ア４５とコイル５５、Ｉ形磁気コア７５の結合体の上方
   に置き、圧板８６１の下圧により圧合すると共に、二つ
   の側圧板８７１のが内側への圧迫により固定座８５の二
   側の折辺を折ってＥ形磁気コア４５の二側の凹縁内に折
   り曲げ、固定座８５をＥ形磁気コア４５とコイル５５、
   Ｉ形磁気コア７５の結合体と適当に緊密に結合させ、一
   つの完成品とする、上記固定座組合せ機構８、 以上を少なくとも備えてなる、ランプ用安定器の自動組
   立装置。
2. 【請求項２】 Ｅ形シリコスチール片輸送機構２６は、
   一つの横ガイド溝２６２、Ｅ形磁気コアガイド溝２６１
   でＥ形磁気コア輸送機構２２に連接している、請求項１
   に記載のランプ用安定器の自動組立装置。
3. 【請求項３】 請求項２に記載のランプ用安定器の自動
   組立装置で、その中、前述の推動撃動器が、横ガイド溝
   ２６２とＥ形磁気コアガイド溝２６１の側端に設けられ
   た、ランプ用安定器の自動組立装置。
4. 【請求項４】 請求項２に記載のランプ用安定器の自動
   組立装置で、その中前述の圧合撃動器が横ガイド溝の中
   段に設けられた、ランプ用安定器の自動組立装置。
5. 【請求項５】 請求項１に記載のランプ用安定器の自動
   組立装置で、その中Ｉ形シリコスチール片輸送機構２７
   が、一つの横ガイド溝２７２、Ｉ形磁気コアガイド溝２
   ７１でＩ形磁気コア輸送機構２４に連接している、ラン
   プ用安定器の自動組立装置。
6. 【請求項６】 請求項５に記載のランプ用安定器の自動
   組立装置で、その中、前述の推動撃動器が、横ガイド溝
   ２７２とＩ形磁気コアガイド溝２７１の側端に設けられ
   た、ランプ用安定器の自動組立装置。
7. 【請求項７】 請求項５に記載のランプ用安定器の自動
   組立装置で、その中前述の圧合撃動器が横ガイド溝の中
   段に設けられた、ランプ用安定器の自動組立装置。
8. 【請求項８】 請求項７に記載のランプ用安定器の自動
   組立装置で、その中横ガイド溝中段の圧合撃動器の横に
   別に一つの垂直にスライドする挟圧撃動器が設けられ
   た、ランプ用安定器の自動組立装置。
9. 【請求項９】 請求項１に記載のランプ用安定器の自動
   組立装置で、不良品検出除去機構が各組合せ機構間の挟
   圧座上に設けられ、該不良品検出除去機構は水平、垂直
   にスライドするクランプヘッドで組立不良の半製品を一
   つの不良品受け箱内に置くものとされた、ランプ用安定
   器の自動組立装置。
10. 【請求項１０】 請求項９に記載のランプ用安定器の自
    動組立装置で、不良品検出除去機構のクランプヘッド
    が、各組合せ機構の圧合撃動器の圧合工程の次の工程に
    設置された、ランプ用安定器の自動組立装置。
11. 【請求項１１】 請求項９に記載のランプ用安定器の自
    動組立装置で、不良品検出除去機構が、圧合撃動器の駆
    動する圧板が下圧の定点に至ったか否かにより不良品で
    あるか否かの判断を行うものとされた、ランプ用安定器
    の自動組立装置。
12. 【請求項１２】 請求項１に記載のランプ用安定器の自
    動組立装置で、各挟圧座下方に必要により一つから二つ
    の位置決め機構が、挟持座２１１を各定位置に固定し、
    組合せ作業を進行するのに有利となるように設けられら
    れた、ランプ用安定器の自動組立装置。
13. 【請求項１３】 請求項１２に記載のランプ用安定器の
    自動組立装置で、各位置決め機構は凸ピンの挟持座２１
    １の凹溝への嵌入を以て位置決めされる、ランプ用安定
    器の自動組立装置。
14. 【請求項１４】 請求項１に記載のランプ用安定器の自
    動組立装置で、各挟圧座のクランプヘッドが、一つの水
    平撃動器と一つの垂直撃動器を利用して水平、垂直のス
    ライド動作を完成するものとされた、ランプ用安定器の
    自動組立装置。
15. 【請求項１５】 請求項１に記載のランプ用安定器の自
    動組立装置で、樹脂注入機により注入される樹脂がエポ
    キシ樹脂とされた、ランプ用安定器の自動組立装置。