JP3036810U - 扉付き収納庫 - Google Patents

扉付き収納庫

Info

Publication number
JP3036810U
JP3036810U JP1996011301U JP1130196U JP3036810U JP 3036810 U JP3036810 U JP 3036810U JP 1996011301 U JP1996011301 U JP 1996011301U JP 1130196 U JP1130196 U JP 1130196U JP 3036810 U JP3036810 U JP 3036810U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
frame
glass
main body
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996011301U
Other languages
English (en)
Inventor
米蔵 前田
Original Assignee
株式会社エム・ケーマエダ家具
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エム・ケーマエダ家具 filed Critical 株式会社エム・ケーマエダ家具
Priority to JP1996011301U priority Critical patent/JP3036810U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3036810U publication Critical patent/JP3036810U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】扉付き収納庫においては、一番目立つガラス戸
が一番歪み易い部材でもあるため、ガラス戸の枠は厚く
堅牢に構成され、これが、重量が大きくなる原因にな
り、また、大型のガラスを採用することが難しいために
デザイン上の自由を制約していた。 【解決手段】主として木製材料により構成された本体3
の前面5に、アルミ製の扉支持枠13を固定し、アルミ
製の扉枠23に板ガラス25を嵌めたガラス扉19を扉
支持枠13に開閉自在に支持させた。従って、ガラス扉
19はその扉枠23を特別厚くしなくても充分な強度を
得ることができるので、扉枠23に歪が生じ難く、大型
のガラスの使用にも耐えることができ、デザイン上の自
由度も拡大することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は扉付き収納庫に係り、特に、主として木製材料により構成された本体 と、その本体の開口を開閉するための扉とを備えた扉付き収納庫に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
家庭などで日常的に使用される収納庫の多くは、その各部が主として木製材料 によって構成されている。 また、枠に板ガラスが嵌められて成る扉付きの収納庫も、その枠は通常木製材 料によって構成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この種の収納庫において一番目立つ部分は扉であり、同時に、傷みや歪あるい は狂い等のダメージが一番進み易い部材も扉である。 このため、扉の枠はその収納庫全体の大きさや板材の厚みの割には厚く堅牢に 構成され、このことが、扉付き収納庫の重量が大きくなる原因になっていた。
【0004】 また、枠をかなり堅牢に構成したとしても、木製の枠では経時的な歪みを完全 に防止することは困難であるため、大型のガラスを採用することが難しく、この ことがこの種の収納庫のデザインを制約する原因にもなっていた。
【0005】 本考案は上記した従来の問題点に着目してなされたものであり、扉の枠を特別 堅牢にしなくても、枠に歪や狂いが生じ難く、大型のガラスの使用にも耐えるこ とができ、デザイン上の自由度も拡大することができる扉付き収納庫を提供する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1の考案は、主として木製材料により構成された本体と、前記本体の開 口を開閉するための扉とを備えた扉付き収納庫であって、本体の開口にアルミニ ウム製の扉支持枠を固定し、アルミニウム製の枠に閉鎖板を嵌めた扉を扉支持枠 に開閉自在に支持させたことを特徴とする扉付き収納庫である。
【0007】 請求項2の考案は、請求項1において、閉鎖板はガラス製であることを特徴と する扉付き収納庫である。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を図面に従って説明する。 図1から図3は、本考案の第一の実施の形態に係る扉付き収納庫としてのクロ ーゼット1を示すものである。
【0009】 3はクローゼット1の本体を示し、本体3は純木やフラッシュパネル等木質材 を主体とした材料から成り、前面5を開口とした矩形の箱形を為すように形成さ れている。 7は本体3内部の中間壁を示し、9は本体2内部に設けられた棚板を示す。 11は天井近くに配置されたハンガーパイプを示す。
【0010】 13はアルミ製の扉支持枠を示し、この扉支持枠13は本体3の前面5の外周 部を縁取るように固定されている。扉支持枠13は上部レール15と下部レール 17及び図示しない左右の扉当たり等から構成されている。
【0011】 19は扉を示し、この扉19が左右2枚図示しないヒンジによって互いに連結 されて一組みの扉としての折戸21が構成されており、折戸21は左右2組み設 けられている。 そして、これら折戸21はレール15及び17に摺動自在に係合した図示しな い係合部材とヒンジ等を介して扉支持枠13に支持されている。
【0012】 扉19は、各々、アルミニウム製の枠23と、枠23に嵌め込まれた板ガラス 25とから構成され、枠23には塗装が施されている。また板ガラス25にはス リガラスが用いられている。
【0013】 枠23は、左右2つの縦框27と上下2つの横框29とがコーナー金具31に より連結されて縦長の長方形状を為すように構成される。 縦框27及び横框29は、各々、前後幅が小さい略角パイプ状をした主部33 と、主部33の厚み方向一側面の一側部と平行に延びる細幅なガラス嵌込み部3 5とがアルミニウムにより一体に形成されて成り、ガラス嵌込み部35を長手方 向から見た形状は略L字形をしている。 縦框33の両端面37及び横框35の両端面39は、これらの長手方向に対し て45°傾斜した斜面になっており、この端面37と39とを突き合せることで 長方形の枠23が形成される。
【0014】 図3に示すように、コーナー金具31は、正方形の1つの隅角部が切除された 形の平板状に形成されており、前記隅角部を挾んだ2つの辺の中間部寄りの位置 にねじ孔41が形成されている。
【0015】 コーナー金具31が縦框33の端部と横框35の端部に跨るように各々挿入さ れ、かつ、縦框33及び横框35の端部寄り位置に形成されたボルト挿通孔43 を通したボルト45が、ねじ孔41に取り付けられ、縦框27と横框29とが「 留め」形に締結される。これにより、長方形の枠23が組み立てられる。
【0016】 枠23が組み立てられると、ガラス嵌込み部35が互いに連続されて、枠23 の厚み方向における一方の面の外周部に沿って延びるガラス嵌込み溝47が形成 される。 板ガラス25は、その外周部がガラス嵌込み溝47に収められることによって 枠23に嵌め込まれる。
【0017】 以上のように構成された枠23にあっては、框27、29を特別厚く又は堅牢 にしなくしても、充分な強度を得ることができるので、扉19を薄く、かつ、軽 量に構成することができ、それでいて、振動も少ない。 そして、板ガラス25にはスリガラスを用いているので、収納物がはっきりと は見えず、外観がすっきりする。 尚、板ガラス25にシルク印刷等による所望の柄を印刷すれば、意匠的効果を 高めることができる。
【0018】 図4は本考案の第二の実施の形態に係る扉付きキャビネット49を示すもので ある。 このキャビネット49がクローゼット1と比較して大きく相違する点は、扉が 格子付きの開き扉であることと、本体内部に照明器具を設けた点等である。従っ て、説明はこれら相違点についてだけ行い、その他の部分については、図面の各 部に前記クローゼット1における同様の部位に付した符号と同じ符号を付するこ とにより説明を省略する。
【0019】 51は開き扉タイプの扉を示し、扉支持枠13に図示しないヒンジを介して左 右2枚開閉自在に支持されている。 この扉51は枠23にスリガラス25を嵌めて成り、上下方向に延びる縦格子 53が枠23の上下の横框29に架け渡すように設けられている。 枠23の全体と縦格子53には木質感のある塗装が施されている。
【0020】 55は照明器具を示し、照明器具55は本体3の天井に取り付けられている。 従って、この照明器具55からの光はダウン照明となって、スリガラス25に鈍 く写るため、縦格子53と相俟って、優れた意匠的効果を奏する。
【0021】 57は本体3内部の上部に設けられた透明なガラス製の棚板を示す。従って、 照明器具55からの光はこれら棚板57を通して、スリガラス25のほぼ上半分 を照らす。
【0022】 以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の 変更などがあっても本考案に含まれる。 特に、扉の枠の構造が実施の形態に示したものに限られることは無く、扉の全 体がガラスである必要も無い。ガラスは透明ガラスであっても良い。さらにガラ スの代わりにプラスチックなどを使用することも可能である。
【0023】 また、実施の形態においては、扉として折戸と開き扉を示したが、本考案にお ける扉の種類がこのようなものに限られることは無く、引扉等であっても良い。 そして、実施の形態においては、クローゼットとキャビネットを示したが、本 考案はこのような種類の収納庫に限らず、主として木製材料により構成された本 体と前記本体の前面等開口を開閉するための扉とを備えた各種の扉付き収納庫に 適用することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の本考案にあっては、本体の開口にアルミニウム製の 扉支持枠を固定し、アルミニウム製の枠に板ガラスを嵌めた扉を前記扉支持枠に 開閉自在に支持させたものであるから、扉の枠を木製材料によって構成する場合 と較べ、枠を特別厚く又は堅牢にしなくしても、充分な強度を得ることができる 。 従って、扉を薄形又は軽量に構成することができ、それでいて、振動も少な いので収納庫の配置場所を自由に選ぶことができる。
【0025】 また、枠に歪が生じ難いために、大型のガラスの使用にも耐えることができ、 その上、アルミニウムは加工が容易であり、かつ、シルク印刷その他各種の印刷 も可能であるため、デザイン上の自由度を大幅に拡大することができる。
【0026】 請求項2の考案にあっては、扉のガラスがスリガラスであるために、収納物が はっきりとは見えなく、従って、外観がすっきりとし、また、本体内部からの光 が扉に鈍く写るため、内部からの照明等による意匠的効果を持たせることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施の形態に係るクローゼット
の斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断した要部拡大断面
図である。
【図3】図1に示すクローゼットの扉の要部を分解して
示す一部切欠き拡大斜視図である。
【図4】本考案の第二の実施の形態に係るキャビネット
の斜視図である。
【符号の説明】
1 クローゼット 3 本体 5 前面 7 中間壁 9 棚板 11 ハンガーパイプ 13 扉支持枠 15 上部レール 17 下部レール 19 扉 21 折戸 23 枠 25 板ガラス 27 (枠の)縦框 29 (枠の)横框 31 (枠の)コーナー金具 33 (框の)主部 35 (框の)ガラス嵌込み部 37 (縦框の)端面 39 (横框の)端面 41 (コーナー金具の)ねじ孔 43 (框の)ボルト挿通孔 45 ボルト 47 ガラス嵌込み溝 49 キャビネット 51 扉 53 縦格子 55 照明器具 57 棚板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主として木製材料により構成された本体
    と、前記本体の開口を開閉するための扉とを備えた扉付
    き収納庫であって、本体の開口にアルミニウム製の扉支
    持枠を固定し、アルミニウム製の枠に閉鎖板を嵌めた扉
    を扉支持枠に開閉自在に支持させたことを特徴とする扉
    付き収納庫。
  2. 【請求項2】請求項1において、閉鎖板はガラス製であ
    ることを特徴とする扉付き収納庫。
JP1996011301U 1996-10-15 1996-10-15 扉付き収納庫 Expired - Lifetime JP3036810U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011301U JP3036810U (ja) 1996-10-15 1996-10-15 扉付き収納庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011301U JP3036810U (ja) 1996-10-15 1996-10-15 扉付き収納庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3036810U true JP3036810U (ja) 1997-05-06

Family

ID=43171558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996011301U Expired - Lifetime JP3036810U (ja) 1996-10-15 1996-10-15 扉付き収納庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3036810U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2336519A1 (en) Door mounting system for a storage unit
US5558416A (en) Cabinet for displaying objects
CA2237245A1 (en) Cabinet with removable tambour door
CN211184587U (zh) 一种拼装式数据机柜的结构
JP3036810U (ja) 扉付き収納庫
JP2927735B2 (ja) 引 戸
JPS61254777A (ja) 収納装置の扉支持装置
JPH11152799A (ja) 折畳み自在据置ボックスの省スペ−ス折畳み構造
JP2008194097A (ja)
JPH04131485A (ja) 扉装置
CN211144134U (zh) 天地合页
JP4879422B2 (ja) 収納棚
CN220937481U (en) Integrated museum showcase
JP3323795B2 (ja) 折畳み自在ボックス体の省スペース折畳み構造
JPS5854551Y2 (ja) 断熱サツシ
JPH094206A (ja) 窓枠付き収納ユニット
CN2240915Y (zh) 可互换组合书柜
JPH059417Y2 (ja)
RU53695U1 (ru) Сантехническая кабина
US2900020A (en) Telephone booth door assembly
JPH06229060A (ja) 間仕切用のエッジ
JP3748729B2 (ja) 電気機器収納用箱
JPH0730870Y2 (ja) 扉の郵便受け
JPS5920551Y2 (ja) 折り畳み扉
JPH0230493U (ja)