JP3036562B2 - 車輌の自動操舵制御装置 - Google Patents

車輌の自動操舵制御装置

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JP3036562B2
JP3036562B2 JP34164791A JP34164791A JP3036562B2 JP 3036562 B2 JP3036562 B2 JP 3036562B2 JP 34164791 A JP34164791 A JP 34164791A JP 34164791 A JP34164791 A JP 34164791A JP 3036562 B2 JP3036562 B2 JP 3036562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌のステアリング操
作を自動的に実施する装置に関し、特に自動操舵開始及
び自動操舵解除のための制御に関する。
【0002】
【従来の技術】運転者のハンドル操作なしに車輌のステ
アリング操作を自動的に実施する自動操舵装置に関する
技術が提案されている。例えば、ステアリング機構に油
圧もしくは電動の自動操舵用駆動装置を接続し、テレビ
カメラ等を用いてドライバの視野と同等の領域の映像を
入力し、入力した映像を画像処理して車線,標識,他の
車輌等の道路情報を検出すれば、その情報に基づいて所
定の車線内を車輌が走行するように操舵量を調整した
り、自動操舵により障害物を避けるように走行車線を変
更したりできる。
【0003】ところで、通常のステアリング機構に油圧
機構や電動機構を直接結合して自動的に操舵を行なおう
とすると、自動操舵する時に、ドライバが何もしなくて
も、操舵量に応じてハンドル(ステアリングホイ−ル)
が勝手に回転することになる。このような現象は、状況
によっては好ましくなく、自動操舵の時でもドライバが
操作しない限りハンドルは回転しない方が良い。
【0004】一般的なステアリング機構においては、ス
テアリングホイ−ルの回転に応じて回転するステアリン
グシャフトの先端にピニオンが設けられ、該ピニオンと
係合する歯が形成されたラックが左右方向に直線運動可
能に配置され、該ラックの両端に操舵軸であるタイロッ
ドがそれぞれ結合され、各々のタイロッドが、左右の各
タイヤの転回軸に結合されるように構成されている。
【0005】そこで本出願人は、ラックと似た形状の副
軸を設け、ラックと各タイロッドとの間に前記副軸を介
挿し、ラックと副軸との相対的な位置を調整する駆動機
構を設け、該駆動機構によって自動操舵を行なうように
して、ステアリングホイ−ルが動かない状態でタイロッ
ドを動かし自動操舵可能に構成したステアリング機構を
既に提案している。また、このような構成の場合であっ
ても、操舵時の路面からの反力が大きい時には、該反力
が副軸及びラックを介してステアリングシャフトに伝わ
り、ステアリングホイ−ルが回転する場合があるので、
電磁クラッチ等を用いて自動操舵中にはステアリングホ
イ−ルの動きを拘束することも提案している(特願平3
−229926号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にステアリングシャフトの回転によってラックを動かす
主操舵機構と、該ラックと前記副軸等との相対位置を調
整する副操舵機構とを直列に結合した場合、実際の車輪
の切れ角θtは、主操舵機構による操舵量θmと副操舵
機構による操舵量θsとを加えたものになる。従って、
ドライバがハンドル操作を行ないながら自動操舵モ−ド
に入って、θm=θ1の状態でハンドルを拘束状態にセ
ットした場合、副操舵機構によって車輪の切れ角θtを
θ2にするには、一方向(例えば右)はθ2−θ1、反
対方向(例えば左)はθ2+θ1の副操舵量θsが必要
になり、自動操舵(副操舵)に必要とされる操舵量は、
右と左の方向によって異なる。副操舵機構の操舵量θs
の調整可能範囲が比較的狭く、θ1が比較的大きい場合
には、副操舵機構だけでは必要な車輪切れ角まで方向に
よっては操舵しきれず危険な場合が生じうる。また、自
動操舵を解除する時に副操舵機構の操舵量θsを0に戻
すと、実際の車輪の切れ角θtがθ1になり、θ1が大
きいと車輌が直進しないので危険な場合がある。
【0007】従って本発明は、副操舵機構による操舵可
能範囲が実質的に狭くなるのを防止するとともに、自動
操舵解除時に車輌が直進するように制御し、自動操舵の
安全性を高めることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、ドライバによって操作され車輛
の進行方向の変更を指示するステアリング入力手段,該
ステアリング入力手段と結合され該手段の操作量に応じ
た変位を生じる第1の操舵部材,各車輪の支持軸と結合
されそれの移動によって車輛に対する各車輪の向きを変
更する第2の操舵部材,前記第1の操舵部材と第2の操
舵部材との相対的な位置関係を自動的に調整する自動駆
動手段,及び前記ステアリング入力手段及び第1の操舵
部材の少なくとも一方と係合しそれの動きを拘束する拘
束手段、を備える車両の自動操舵制御装置において、前
記ステアリング入力手段が実質上中立位置にあるか否か
を検出する主操舵角検出手段;及び前記ステアリング入
力手段が実質上中立位置にあることを前記主操舵角検出
手段が検出した時に、ドライバによって操舵されると共
に自動操舵がなされる車輪に対し、前記自動駆動手段の
自動操舵を許可して前記拘束手段を拘束状態にし、ステ
アリング入力手段が中立位置でないときには前記自動駆
動手段の自動操舵を禁止して前記拘束手段の拘束を解除
する、自動モード切換手段;を設ける。
【0009】
【作用】本発明によれば、ステアリング入力手段(ステ
アリングホイ−ル等)が実質上中立位置にあるか否かを
検出する主操舵角検出手段が設けられており、ステアリ
ング入力手段が実質上中立位置にあることを前記主操舵
角検出手段が検出した時には自動駆動手段の自動操舵が
許可され拘束手段が拘束状態に制御されるが、ステアリ
ング入力手段が中立位置でない時には自動操舵は禁止さ
れ、拘束手段の拘束は解除される。従って、仮にドライ
バがハンドル操作を行ないながら自動操舵モ−ドのスイ
ッチをオンにしたとしても、主操舵角θmが0に近づく
まで、つまりステアリングホイ−ルが中立位置に戻るま
では自動操舵は禁止され、ステアリングホイ−ルも拘束
されることがない。そして、ステアリングホイ−ルが中
立位置に戻ると、拘束手段が拘束状態に制御され、θm
が略0の状態のまま自動操舵が開始される。このため、
副操舵量θsがそのまま車輪切れ角θtになり、操舵方
向による副操舵量θsと車輪切れ角θtとの違いは生じ
ない。自動操舵を解除して副操舵量θsを0にすれば、
車輪切れ角θtも0になるので、ドライバがステアリン
グホイ−ルを操作しなければ車輌は直進状態で走行す
る。
【0010】
【実施例】図1及び図5に自動車のステアリング機構の
主要部分を示す。なお図1では一部分が簡略化又は省略
して示されているが、図1の右端部分の詳細は図2に示
され、左端部分の詳細は図3に示されている。図5はス
テアリングコラムの内部に配置される部分を示してお
り、メインシャフト51の上端側は図示しないステアリ
ングホイ−ルと結合され、メインシャフト51の下端側
は図示しない連結用の中間シャフトを介して図1に示す
入力軸91に結合されている。ドライバがステアリング
ホイ−ルを回動することによって、メインシャフト51
が回動し、図1の入力軸91に回動力が伝達される。な
お図1に示すステアリング機構にはパワ−ステアリング
機構が備わっているが、その機構の基本的な構成及び動
作は従来より良く知られているので、それに関する説明
はここでは省略する。
【0011】図1に示すステアリング機構は、基本的に
はラック&ピニオン型式の構成になっており、入力軸9
1の先端部にピニオン92が設けられ、該ピニオン92
の外周に歯が形成されている。このピニオン92と軸が
交叉する形で、軸状のラック84が配置されている。ラ
ック84外周面の一部分のピニオン92と対向する面に
は歯が形成されており、この歯によってラック84とピ
ニオン92とが常時噛み合って両者が連結されている。
【0012】この実施例では、ラック84は中空に、つ
まり筒状に形成されており、その内側にラテラルパワ−
シャフト82が配置されている。ラテラルパワ−シャフ
ト82はラック84に対して軸方向、つまり左右方向に
摺動自在に支持されている。ラテラルパワ−シャフト8
2の右端には、ボ−ルジョイント120Rを介してタイ
ロッド122Rが結合されており、該タイロッド122
Rが左右方向に動くことによって右前輪の向きが変わ
る。同様に、ラテラルパワ−シャフト82の左端には、
ボ−ルジョイント120Lを介してタイロッド122L
が結合されており、該タイロッド122Lが左右方向に
動くことによって左前輪の向きが変わる。ラテラルパワ
−シャフト82とラック84とは軸方向に相対移動自在
であるが、両者の間には油圧アクチュエ−タ130が結
合されており、この油圧アクチュエ−タ130が両者の
相対移動を規制したり積極的に相対移動させることによ
り自動的な操舵を可能にしている。即ち図3に示すよう
に、ラック84の左端側に固着されたシリンダ132の
内空間に、ラテラルパワ−シャフト82に形成したピス
トン134が配置されている。ピストン134によって
分離されたシリンダ132の内空間133の各々と連通
するポ−ト138及び140には、後述する油圧回路が
結合されている。シリンダ132内に油を充填しポ−ト
138及び140からの油の流入出を遮断すれば、シリ
ンダ132内でピストン134の動きが規制されるの
で、ラテラルパワ−シャフト82とラック84との相対
的な動きは実質上なくなり、ラック84の動きはそのま
まラテラルパワ−シャフト82に伝達されるので、一般
のステアリング装置と同様に、ステアリングホイ−ルを
操作すれば、メインシャフト51及び中間シャフトを介
してピニオン92が回動し、ラック84が左右方向に移
動し、その動きが油圧アクチュエ−タ130を介してラ
テラルパワ−シャフト82に伝達され、車輪の操舵が行
なわれる。
【0013】また、ステアリングホイ−ルを操作しない
場合であっても、油圧回路の操作によりシリンダ132
内のピストン134の位置を動かすことによって、ラテ
ラルパワ−シャフト82がラック84に対して相対的に
移動し、車輪の向きが変わる。つまり、油圧アクチュエ
−タ130を駆動することによって、ステアリングホイ
−ルの操作に対して補償的な補助操舵を行なったり、あ
るいは完全な自動操舵を行なうことが可能である。
【0014】ところで、完全な自動操舵を行なう場合に
は、ドライバがステアリングホイ−ルから手を離すこと
になるので、操舵力に対する路面からの反力が大きい場
合には、その力がラテラルパワ−シャフト82,油圧ア
クチュエ−タ130,ラック84,メインシャフト51
等を介してステアリングホイ−ルに伝わり、ステアリン
グホイ−ルが勝手に回動し、その結果操舵量も目標値よ
り少なくなる。このような不都合をなくするため、この
実施例においては、自動操舵の場合にステアリングホイ
−ルの動きを拘束する機構を設けてある。
【0015】その拘束機構について図5を参照して説明
する。板状のスティ56は、ねじ63によってステアリ
ングコラムの固定部材62に固着されており、ベアリン
グ57を介してメインシャフト51を回動自在に支持し
ている。円板状に形成されたロ−タ53は、スペ−サ5
5によってスティ56との間隔が所定量に保持され、ま
たキ−52によってメインシャフト51に固着されてい
る。ロ−タ53の小径部の外周に、環状の可動板58が
配置されており、該可動板58は、板ばね60を介して
ロ−タ53に結合されている。板ばね60は、ロ−タ5
3と可動板58の各々にリベットのカシメにより固着さ
れている。スティ56の下面側に固着されたフレ−ム6
4の内側に電気コイル61が装着されており、またフレ
−ム64の可動板58と対向する面には環状に形成され
た摩擦材59が装着されている。54は電気コイル61
から引き出されたリ−ド線である。
【0016】電気コイル61に通電しない状態では、可
動板58は板ばね60の力によってロ−タ53の大径部
(下側)に近づけられ、可動板58と摩擦材59とは離
れている。従ってその状態では、メインシャフト51は
自由に動くことができる。電気コイル61に通電する
と、磁性体でなる可動板58は電気コイル61側に吸引
される力を受け、上方に移動して摩擦材59の面に当接
しその状態に保持される。従ってその状態では、固定さ
れた摩擦材59と可動板58との間の摩擦力によって、
可動板58の回動方向の動きが拘束される。従って、ロ
−タ53及びメインシャフト51の回動も拘束される。
しかし、この拘束力は摩擦力によるものなので、それほ
ど大きな力ではなく、路面からの反力に対してはメイン
シャフト51の動きを確実に止めることができるが、緊
急時などに比較的大きな力でステアリングホイ−ルが操
作される時には、電気コイル61が通電された状態であ
っても、可動板58は摩擦材59に対して相対移動で
き、ドライバによる操舵は可能である。
【0017】油圧アクチュエ−タ130の故障等が生じ
た場合に、ラテラルパワ−シャフト82とラック84と
の相対位置を中立位置に自動的に戻すための機構が、ラ
テラルパワ−シャフト82の右端近傍に設けられてい
る。即ち、図2に示すように、ラック82の右端に固着
したハウジング部材171及び172の内側に、圧縮コ
イルスプリング175、及びその両端にそれぞれ当接す
る形でフランジが形成された円筒形状のストッパ173
及び174が設けられている。ストッパ173及び17
4はラテラルパワ−シャフト82上を摺動可能であり、
中立位置から、ラテラルパワ−シャフト82がラック8
4に対して矢印AR方向に移動する時には、ストッパ1
74の動きはハウジング部材172によって規制され、
ストッパ173はラテラルパワ−シャフト82に押され
てそれとともに矢印AR方向に移動し、スプリング17
5を圧縮する。従ってスプリング175は、ストッパ1
73を矢印AL方向に押圧し、ストッパ173と係合す
るラテラルパワ−シャフト82は中立位置に戻るように
力を受ける。逆に中立位置からラテラルパワ−シャフト
82がラック84に対して矢印AL方向に移動する時に
は、ストッパ173の動きはハウジング部材171によ
って規制され、ストッパ174はラテラルパワ−シャフ
ト82に押されてそれとともに矢印AL方向に移動し、
スプリング175を圧縮する。従ってスプリング175
は、ストッパ174をAR方向に押圧し、ストッパ17
4と係合するラテラルパワ−シャフト82は中立位置に
戻るように力を受ける。
【0018】ハウジング部材171の外側に、副操舵角
センサ150が装着されている。該センサ150は、軸
方向に摺動する摺動子を有するポテンショメ−タであ
り、その摺動子は、ボ−ルジョイント120Rに固着さ
れたア−ム176と係合されている。ラック84に対し
てラテラルパワ−シャフト82が移動すると、ハウジン
グ部材171に対してア−ム176が軸方向に移動し、
副操舵角センサ150の摺動子が動く。従って、副操舵
角センサ150は、ラック84に対するラテラルパワ−
シャフト82の相対位置を検出する。
【0019】図2に示す180及び図3に示す191及
び192は、機構内部に塵や埃が侵入するのを防ぐため
のブ−ツである。図3に示すブ−ツ191及び192は
一般的な構造になっているが、図2に示すブ−ツ180
には特別な工夫をしてある。即ち一般的なブ−ツは、ブ
ロウ成形によって形成される1つの部品で構成され、図
3に示すように、両端部に形成される各開口の中心位置
は、ブ−ツの中心軸と一致する位置に限られる。しかし
図2に示すようにこの例では、ハウジング部材171の
上側に突出する形で副操舵角センサ150が配置され、
ブ−ツ内包物がブ−ツ中心軸に対して軸対象に配置され
ていないので、タイロッド122Rの位置に形成される
開口が中心軸上に配置されたブ−ツによってこの部分全
体を覆うためには、大型のブ−ツが必要になり無駄なス
ペ−スを必要とする。また、1つの部品でブ−ツを構成
すると、その両端部の開口が小さいので、組付けや取外
しは、所定の順番で行なわざるを得ず、メカ部品の組付
後にブ−ツを装着することができない。メカ部品の組付
後にブ−ツを装着できるのが望ましい。
【0020】そこでこの実施例においては、図2及び図
4に示すように、複数の部品を組合せてブ−ツを構成す
るとともに、ブ−ツの開口を中心軸からずらした位置に
形成してある。図4を参照すると、このブ−ツは蛇腹形
状のブ−ツ本体181と、その両端に装着されたサイド
カバ−182及び183と、リング状の金具184及び
185によって構成されている。ブ−ツ本体181の両
端部は比較的大きく開口しており、これらの開口を覆う
形でサイドカバ−182及び183が装着されている。
サイドカバ−182及び183には、ブ−ツを装着する
機構部分の形状に合わせた比較的小さい開口部182a
及び183aがそれぞれ形成されており、これらの開口
部182a及び183aは、ブ−ツの中心軸からずらし
た位置に形成されている。
【0021】このブ−ツ180を図2のようにステアリ
ング機構上に組付ける場合には、まずサイドカバ−18
3のみをステアリングギアハウジング90上に装着し、
次にストッパ173及び174,圧縮コイルスプリング
175,ハウジング部材171及び172,副操舵角セ
ンサ150等を組付け、それらを覆うようにブ−ツ本体
181を装着し、ブ−ツ本体181にサイドカバ−18
3をはめ合わせる。ブ−ツ本体181の開口は大きいの
で、ブ−ツを装着する際に他のメカ部品とブ−ツとが干
渉することがなく、組付けが容易である。
【0022】図8に、前述のステアリング機構を制御す
る電気回路及び油圧回路の構成を示す。図8を参照して
まず油圧回路を説明する。11はポンプ、12はアキュ
−ムレ−タ、13は3位置切換電磁弁、14はリザ−バ
である。3位置切換電磁弁13を第1の状態に設定する
と、ポンプ11からの高圧の油がシリンダ132の右側
の室内に供給され、同時にシリンダ132の左側室内の
油がリザ−バ14に流れるので、ピストン134は左側
に移動する。同様に3位置切換電磁弁13を第2の状態
に設定すると、ポンプ11からの高圧の油がシリンダ1
32の左側の室内に供給され、同時にシリンダ132の
右側室内の油がリザ−バ14に流れるので、ピストン1
34は右側に移動する。3位置切換電磁弁13を第3の
状態に設定すると、シリンダ132の各ポ−トからの油
の流入出が遮断され、各室内の油量変化がなくなるの
で、ピストン134の位置は固定される。ピストン13
4の位置に応じたラック84とラテラルパワ−シャフト
82との相対位置関係は、副操舵角センサ150によっ
て検出される。
【0023】次に電気回路を説明する。この実施例にお
いては、高速道路などにおいて、ステアリングホイ−ル
を操作することなく、所定の走行車線(レ−ン)内を自
動的に走行できる、自動操舵モ−ドを備えている。この
自動操舵モ−ドにおいては、テレビカメラ21によっ
て、ほぼ運転者の視界に相当する自動車前方の映像を繰
り返し入力する。入力された画像は、画像処理&車線検
出ユニット22で処理され、現在の自動車と車線との位
置関係及び前方の車線の向きが、操舵に必要な情報とし
て検出される。なおこれは、例えばレ−ザレ−ダにより
道路上に埋め込まれた車輌前方の数個のマ−カをセンス
し、自車輌とそのセンスしたマ−カとの距離及び方位角
を演算し、前方の道路状況(直線かカ−ブか)を検出す
る方法でもよい。電子制御ユニットECUは、画像処理
&車線検出ユニット22が出力する情報、及び他の様々
なセンサが出力する情報とに基づいて、操舵すべき方向
及び操舵量を決定し、その操舵量に応じて油圧回路のリ
ニア圧力制御弁15及び3位置切換電磁弁13を制御
し、操舵系を自動制御する。また、自動操舵モ−ドでは
ステアリングホイ−ルの回動を拘束するため、電磁クラ
ッチ25(図5の拘束機構)を制御する。電磁クラッチ
25は、ドライバ24を介して制御される。
【0024】この実施例では、自動操舵の制御のために
必要な情報を検出するセンサとして、副操舵角センサ1
50,主操舵角センサ160,車速センサ71,前後G
センサ72,操舵トルクセンサ73及びヨ−レ−トセン
サ74が備わっている。またシステムの信頼性を高める
ため、上記各センサが正常に機能しているか否かを検出
する異常検出回路75が設けられている。SWは自動操
舵モ−ドをオン/オフする切換スイッチであり、BKは
ブレ−キペダルの踏込みの有無に応じてオン/オフする
ブレ−キスイッチである。
【0025】主操舵角センサ160は、運転者のハンド
ル操作によって変化するステアリング入力軸の操舵角を
検出するものであり、この実施例では図1に示すように
ステアリングギアハウジング90内の入力軸先端部分に
設置されている。具体的には、主操舵角センサ160は
ポテンショメ−タであり、ピニオン92の回転角度を検
出する。前後Gセンサ72は、車体の前後方向に加わる
加速度の大きさを検出する。操舵トルクセンサ73は、
運転者のハンドル操作によって変化するステアリング入
力軸に加わるトルクの大きさを検出する。ヨ−レ−トセ
ンサ74は、車体の重心位置近傍に配置され、それを通
る鉛直軸を中心とする回転方向の角度速、つまりヨ−イ
ング角速度を検出する。
【0026】この実施例では電磁クラッチ25の通電を
制御するドライバ24を図6に示すような構成にしてい
る。図6を参照して説明する。目標値は、電圧として電
磁制御ユニットECUから出力される。電圧−デュ−テ
ィ変換器31は、周期が一定のパルス信号を生成し、こ
のパルス信号のオン/オフのデュ−ティを入力信号電圧
の大小に応じて変化させる。電圧−デュ−ティ変換器3
1の出力は、電流増幅器32を通り電磁クラッチの電気
コイル61に印加される。従って電気コイル61に流れ
る電流の平均値は、電圧−デュ−ティ変換器31が出力
するパルスのデュ−ティに比例して変化する。電気コイ
ル61と直列に接続された抵抗器Rの端子間には、電気
コイル61の電流値に比例する電圧が現われる。この電
圧は増幅器33で増幅され、平滑回路34で平滑され
て、電圧−デュ−ティ変換器31の入力にフィ−ドバッ
クされる。
【0027】従って、電気コイル61に流れる電流の平
均値が目標値より小さい時には、パルスデュ−ティが大
きくなる方向に更新されて通電電流が増大し、電気コイ
ル61に流れる電流の平均値が目標値より大きい時に
は、パルスデュ−ティが小さくなる方向に更新されて通
電電流が減小し、通電電流は目標値に近づくように常時
制御される。従って、電気コイル61が発熱してその抵
抗値が変化しても拘束トルクは変化しない。なお後述す
るように、この実施例では拘束を解除する際には、拘束
トルクを徐々に減小させるようにECUが目標値を変化
させる。
【0028】電子制御ユニットECUの処理の概略を図
9に示す。図9を参照して説明する。ステップ1では、
所定のモ−ド判定処理を実行し、次のステップ2では後
述する自動操舵フラグの状態を参照し、自動操舵モ−ド
か否かを識別する。自動操舵モ−ドの時にはステップ3
に進み、そうでなければステップ13に進む。自動操舵
モ−ドの場合、まずステップ3で電磁クラッチ25の電
気コイル61に通電してステアリングホイ−ルの回動を
拘束し、ステップ4で自動操舵に必要な各種センサから
情報を入力し、ステップ5で画像処理&車線検出ユニッ
ト22から走行車線情報を入力し、次のステップ6で、
位置センサ150が出力する信号を読取って実操舵位置
を入力し、次のステップ7では目標操舵位置と実操舵位
置に基づいてPID制御等により目標操舵量を計算す
る。
【0029】ステップ9では、3位置切換電磁弁13及
びリニア圧力制御弁15を制御してピストン134の位
置を調整し、操舵位置を調整する。また、調整を実施し
ても副操舵角が変化しないような、調整不可能な状態を
検出した場合には、ステップ21に進み、ステアリング
ホイ−ルの拘束を解除して、以後の自動操舵を禁止す
る。
【0030】自動操舵が解除されている時には、ステッ
プ10で電磁クラッチ25の電気コイル61の通電を終
了してステアリングホイ−ルを解放し、ステップ11で
目標操舵位置を0(中央)に設定し、目標操舵位置にな
るまでステップ12,13,14,15の処理を繰り返
し、操舵位置が中央に戻ったら、次のステップ20で3
位置切換電磁弁13を、リニア圧力制御弁15の制御圧
とシリンダ132との流路を遮断する状態に設定し、ピ
ストン134の位置を固定する。
【0031】ステップ1のモ−ド判定処理の内容を図1
0に示す。図10を参照して説明する。最初のステップ
31では、自動操舵フラグの状態を調べ、自動操舵モ−
ド中か否かを判定して、自動操舵モ−ドならステップ3
2に進み、自動操舵解除中ならステップ39に進む。ス
テップ32では切換スイッチSWがオフか否かを判定
し、ステップ33では主操舵角センサ160の検出した
実主操舵角が所定範囲Aを外れるか否かを判定し、ステ
ップ34では前後Gセンサ72の検出した実加速度が所
定範囲Cを外れるか否かを判定し、ステップ35では操
舵トルクセンサ73の検出した実操舵トルクが所定範囲
Eを外れるか否かを判定し、ステップ36ではブレ−キ
スイッチの状態がブレ−キオン状態か否かを判定し、ス
テップ37では異常検出回路75がいずれかのセンサの
異常を検出しているか否かを判定する。
【0032】また、ステップ39では切換スイッチSW
がオンか否かを判定し、ステップ40では主操舵角セン
サ160の検出した実主操舵角が所定範囲B以内か否か
を判定し、ステップ41では車速センサ71の検出した
車速が所定範囲V以内か否かを判定し、ステップ42で
は異常検出回路75の出力を参照して全てのセンサが正
常か否かを判定し、ステップ43では前後Gセンサ72
の検出した実加速度が所定範囲D以内か否かを判定す
る。
【0033】上記判定条件の各範囲A,B,C,D,E
及びVは、図13に示す状態に設定されている。即ち、
主操舵角の範囲Bは運転者によって操作される入力軸が
中立操舵位置の近傍に存在する状態を示し、範囲Aはそ
れよりも少し広い操舵範囲を示し、前後Gの範囲Dは前
後方向の加速度が0に近く車輌が実質上定速走行してい
るとみなしうる範囲を示し、範囲Cはそれよりも少し広
い加速度範囲を示し、操舵トルクの範囲Eはステアリン
グ入力軸に大きな力が印加されていない範囲を示し、車
速の範囲Vはある最低車速(例えば70Km/h)と最
高車速(例えば100Km/h)の間の範囲を示してい
る。
【0034】自動操舵モ−ドの場合、切換スイッチSW
がオン(自動操舵オン指定)で、実主操舵角が所定範囲
A以内にあり、前後の実加速度が所定範囲C以内にあ
り、実操舵トルクが所定範囲E以内の小さい値であり、
ブレ−キスイッチBKがオフ(非制動状態)であり、全
てのセンサが正常に動作している場合には、ステップ3
2,33,34,35,36及び37を通ってこの処理
を終了し、そのまま自動操舵モ−ドを継続する。しか
し、切換スイッチSWがオフ(自動操舵オフ指定)の場
合,実主操舵角が所定範囲Aを外れる場合,前後の実加
速度が所定範囲Cを外れる場合,実操舵トルクが所定範
囲Eを外れる場合,ブレ−キスイッチBKがオン(制動
状態)の場合,又はいずれかのセンサに何らかの異常が
生じている場合には、ステップ38に進み、自動操舵フ
ラグをクリア(自動操舵解除状態に)する。
【0035】また自動操舵解除中の場合には、切換スイ
ッチSWがオフの場合,実主操舵角が所定範囲Bを外れ
ている場合,車速が所定範囲Vを外れている場合,いず
れかのセンサに異常が生じている場合,又は前後Gが範
囲Dを外れている場合にはその時の状態を維持するが、
切換スイッチSWがオンし、実主操舵角が範囲B以内に
あり、実車速が範囲V以内にあり、全てのセンサが正常
に機能し、前後Gが範囲D以内にあると、ステップ3
9,40,41,42及び43を通ってステップ44に
進み、自動操舵フラグをセット(自動操舵オン状態に)
する。
【0036】つまり、運転者が切換スイッチSWをオン
にして自動操舵モ−ドにしようとしても、ステアリング
ホイ−ルを操作中であったり、車速が低すぎるか又は高
すぎる場合や、センサに異常が生じている場合や、車輌
が加速又は減速状態にある場合には、すぐには自動操舵
モ−ドには入らず、ステップ40,41,42及び43
の全ての条件が満たされた時に自動操舵モ−ドに入る。
この時に図9のステップ3でステアリングホイ−ルが拘
束されるので、自動操舵を開始する時には、主操舵角が
必ず0に近い状態(中立状態)になり、自動操舵モ−ド
で制御される副操舵角は、車輪の切れ角と実質上一致す
る。
【0037】また、自動操舵モ−ドで車輌が走行中に何
らかの危険な状態が生じ、運転者がステアリングホイ−
ルを操作して、主操舵角が範囲Aを外れるか又は操舵ト
ルクが範囲Eを外れた場合、あるいはブレ−キペダルの
踏込みが検出されるか急減速(又は急加速)が検出され
た場合には、自動操舵モ−ドが自動的に解除され、ステ
アリングホイ−ルの拘束も図9のステップ10で解除さ
れる。
【0038】なお図13に示すように、自動操舵モ−ド
に入る時の条件である主操舵角範囲Bに比べて自動操舵
を解除する時の条件である主操舵角範囲Aは充分に広
く、また自動操舵モ−ドに入る時の条件である前後方向
加速度範囲Dに比べて自動操舵を解除する時の条件であ
る加速度範囲Cが充分に広いので、主操舵角及び前後加
速度のわずかな変化に応答して自動操舵モ−ドのオン/
オフを繰り返すようなハンチング現象が生じる恐れはな
い。
【0039】図9のステップ10の「ステアリングホィ
−ル解放」処理の内容を図11に示す。図11を参照し
て説明する。ステップ51では、電磁クラッチ25の拘
束トルクに対応する値を保持するレジスタLVの内容を
微小値ΔLだけ減算する。そしてステップ53ではレジ
スタLVの値を図示しないD/A変換器に出力する。こ
のD/A変換器は、LVの値に対応するアナログ電圧
を、ドライバ24(図6参照)に目標値として印加す
る。ステップ54では、所定時間ΔTだけ時間待ちし、
再びステップ51に進む。この動作をLVの値が正であ
る間繰り返す。LVの値が負になると、ステップ52か
ら53に進み、LVに0をストアし、LVの値をD/A
変換器に出力する。
【0040】従って、図12に示すように、ステアリン
グホイ−ルの拘束を解除する場合には、所定時間ΔT毎
にLVの値がΔLづつ減少し、ステアリングホイ−ルの
拘束力は時間とともに徐々に減少する。このような制御
を実施するのは、運転者に不安を抱かせたり、運転者の
感覚を狂わせるのを防止するためである。即ち、この実
施例では、例えば運転者がステアリングホイ−ルを操作
することによって、自動操舵が解除され、それと同時に
スアアリングホイ−ルの拘束も自動的に解除されるが、
ステアリングホイ−ルの拘束を瞬時に解除すると、運転
者が感じる操舵感(ステアリングホイ−ルの重み)が急
激に軽くなるので、運転者が不要を感じたり、ステアリ
ングホイ−ルを回しすぎて運転操作を誤る可能性があ
る。しかしこの実施例では、自動操舵を解除する時に
は、ステアリングホイ−ルの拘束力を徐々に減らすの
で、運転者が不安を抱いたり、運転操作を誤る可能性が
小さく、時間がたつにつれて小さい力でもステアリング
ホイ−ルを操作可能になる。従って、例えば力の弱い女
性などが自動車を運転する場合であっても、自動操舵中
に危険な状態が生じれば、手動操作に切り換えて安全に
運転を継続しうる。
【0041】なお上記実施例においては、自動操舵を開
始する時には、瞬時にステアリングホイ−ルの拘束力を
0から最大(L1)に切換えているが、拘束力を解除す
る場合と同様に、時間とともに徐々に拘束力が大きくな
るように変更してもよい。また上記実施例では、主操舵
角を操舵入力軸の先端(ピニオンの近傍)で検出してい
るが、ステアリングホイ−ルに近い位置で操舵入力軸の
操舵角を検出してもよい。操舵入力軸には通常ト−ショ
ンバ−が設けられるので、入力軸の先端とステアリング
ホイ−ルの近傍とでは検出される操舵角が異なる。
【0042】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、ステアリ
ング入力手段(91)が実質上中立位置にあることを主
操舵角検出手段(160)が検出した時には自動駆動手
段の自動操舵が許可され拘束手段(25)が拘束状態に
制御されるが、ステアリング入力手段が中立位置でない
時には自動操舵は禁止され、拘束手段の拘束は解除され
る。従って、仮にドライバがハンドル操作を行ないなが
ら自動操舵モ−ドのスイッチ(SW)をオンにしたとし
ても、主操舵角θmが0に近づくまで、つまりステアリ
ングホイ−ルが中立位置に戻るまでは自動操舵は禁止さ
れ、ステアリングホイ−ルも拘束されることがない。そ
して、ステアリングホイ−ルが中立位置に戻ると、拘束
手段が拘束状態に制御され、θmが略0の状態のまま自
動操舵が開始される。このため、副操舵量θsがそのま
ま車輪切れ角θtになり、操舵方向による副操舵量θs
と車輪切れ角θtとの違いは生じない。自動操舵を解除
して副操舵量θsを0にすれば、車輪切れ角θtも0に
なるので、ドライバがステアリングホイ−ルを操作しな
ければ車輌は直進状態で走行する。従って安全性の高い
自動操舵制御装置を提供しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の自動車のステアリング機構の主要部
分を示す断面図である。
【図2】 図1の機構の右端部分を詳細に示す部分断面
図である。
【図3】 図1の機構の左端部分を詳細に示す部分断面
図である。
【図4】 図2のブ−ツ180を示す縦断面図である。
【図5】 図1の入力軸に接続されるメインシャフトと
その拘束機構を示す縦断面図である。
【図6】 図8のドライバ24の構成を示すブロック図
である。
【図7】 図5の拘束機構の拘束トルクと電流の関係を
示すグラフである。
【図8】 実施例の自動操舵装置の構成を示すブロック
図である。
【図9】 図8のECUの処理の概略を示すフロ−チャ
−トである。
【図10】 図9のステップ1の内容を示すフロ−チャ
−トである。
【図11】 図9のステップ13の内容を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図12】 ステアリング拘束力の変化を示すタイムチ
ャ−トである。
【図13】 各判定条件の範囲を示すマップである。
【符号の説明】
13:3位置切換電磁弁 21:テレビカメラ 22:画像処理&車線検出ユニット 2
4:ドライバ 25:電磁クラッチ 51:メインシャフト 5
2:キ− 53:ロ−タ 54:リ−ド線 5
5:スペ−サ 56:スティ 57:ベアリング 5
8:可動板 59:摩擦材 60:板ばね 6
1:電気コイル 62:固定部材 63:ねじ 6
4:フレ−ム 71:車速センサ 72:前後Gセンサ 7
3:操舵トルクセンサ 74:ヨ−レ−トセンサ 75:異常検出回路 82:ラテラルパワ−シャフト 8
4:ラック 91:入力軸 92:ピニオン 120R,120L:ボ−ルジョイント 122R,122L:タイロッド 130:油圧アクチュエ−タ 13
2:シリンダ 134:ピストン 138,140:ポ−ト 150:副操舵角センサ 160:主操舵角センサ(主操舵角検出手段) 171,172:ハウジング部材 175:圧縮コ
イルスプリング 173,174:ストッパ 176:ア−ム 180,191,192:ブ−ツ 181:ブ−ツ
本体 182,183:サイドカバ− 182a,18
3a:開口部 184,185:金具 ECU:電子制御ユニット(自動モ−ド切換手段) SW:切換スイッチ BK:ブレ−キ
スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B62D 113:00 119:00 137:00 (72)発明者 楠 秀 樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 審査官 川向 和実 (56)参考文献 特開 昭63−16311(JP,A) 特開 昭60−199771(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00 B62D 1/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバによって操作され車輛の進行方
    向の変更を指示するステアリング入力手段,該ステアリ
    ング入力手段と結合され該手段の操作量に応じた変位を
    生じる第1の操舵部材,各車輪の支持軸と結合されそれ
    の移動によって車輛に対する各車輪の向きを変更する第
    2の操舵部材,前記第1の操舵部材と第2の操舵部材と
    の相対的な位置関係を自動的に調整する自動駆動手段,
    及び前記ステアリング入力手段及び第1の操舵部材の少
    なくとも一方と係合しそれの動きを拘束する拘束手段、
    を備える車両の自動操舵制御装置において、 前記ステアリング入力手段が実質上中立位置にあるか否
    かを検出する主操舵角検出手段;及び前記ステアリング
    入力手段が実質上中立位置にあることを前記主操舵角検
    出手段が検出した時に、ドライバによって操舵されると
    共に自動操舵がなされる車輪に対し、前記自動駆動手段
    の自動操舵を許可して前記拘束手段を拘束状態にし、ス
    テアリング入力手段が中立位置でないときには前記自動
    駆動手段の自動操舵を禁止して前記拘束手段の拘束を解
    除する、自動モード切換手段; を設けたことを特徴とする、車輛の自動操舵制御装置。
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