JP3036432B2 - 多室形空気調和機 - Google Patents

多室形空気調和機

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/023Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units
    • F25B2313/0231Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units with simultaneous cooling and heating

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷暖同時運転を
可能に構成した多室形空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、気密性に優れた最近の住宅を示
す模式図である。同図に示すような高気密性住宅では、
部屋の窓等を閉じることによって室内を外部から遮音
し、屋外を走行する自動車等の騒音によって害されるこ
とのない快適な居住空間を保つことができる。しかしな
がら一方で高気密性は室内の保温性の良さとも結びつく
ものであるため、冬季等において日当たりの悪い1階の
部屋では弱暖房が必要とされる一方、日当たりの良い階
上の部屋では逆に弱冷房が必要となる場合がある。そこ
でこのような場合には、複数の室内機を1台の室外機に
接続し、冷房と暖房とを異なる室内で同時に行う冷暖同
時運転を可能に構成した多室形空気調和機(例えば特開
平4−143560号公報)が、その能力を発揮するこ
ととなる。
【0003】ところで上記のような多室形空気調和機に
よって冷暖同時運転を行う際には、冷房している室内か
ら吸収した熱を、そのまま暖房している室内へと搬送し
てこれを放出できるようにすれば、室外との間の熱の授
受が不要となるため、そのエネルギ効率を向上させるこ
とができる。そこで上記のような冷暖同時運転時には、
室外熱交換器を停止させ、室内熱交換器の間で冷媒を循
環させて冷凍サイクルを構成することが、従来から行わ
れれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような多室形空
気調和機は、1台の室外熱交換器に複数台の室内熱交換
器を接続するものであるから、通常は室外熱交換器の熱
交換容量よりも各室内熱交換器の熱交換容量の方がそれ
ぞれ小さいものとなっている。そのため冷暖同時運転時
に室外熱交換器を停止させて室内熱交換器間で冷凍サイ
クルを構成すると、室外熱交換器の熱交換容量と室内熱
交換器の熱交換容量との差の分だけ余剰冷媒が発生する
ことになる。ところがこの余剰冷媒は冷凍サイクル中で
何ら熱の搬送に寄与しないものであるため、このような
冷媒まで含めて冷媒回路中を流通させたのでは、冷暖同
時運転時のエネルギ効率を効果的に向上させることがで
きないという問題があった。
【0005】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、室内熱交換器
間で冷凍サイクルを構成する冷暖同時運転時において、
そのエネルギ効率を確実に向上させることが可能な多室
形空気調和機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の多室形
空気調和機は、圧縮機1と、室外熱交換器2と、開度制
御可能な減圧機構EV、EV、EV、EVと、
それぞれ上記室外熱交換器2よりも熱交換容量の小さい
複数の室内熱交換器3、4、5とを備えた冷媒回路を有
し、上記複数の室内熱交換器3、4、5のうち少なくと
もいずれかを凝縮器として機能させ、また残りの室内熱
交換器3、4、5のうち少なくともいずれかを蒸発器と
して機能させ、さらに上記室外熱交換器2を停止させて
行う冷暖同時運転を可能に構成した多室形空気調和機に
おいて、上記冷暖同時運転時に生じる余剰冷媒は、停止
させた上記室外熱交換器2に貯溜させるようにしたこと
を特徴としている。
【0007】上記請求項1の多室形空気調和機では、停
止させた室外熱交換器に余剰冷媒を貯溜させるようにし
ているので、空調能力に寄与しない冷媒が冷媒回路中を
循環するのを回避して、冷暖同時運転時におけるエネル
ギ効率を確実に向上させることが可能となる。
【0008】 また上記に加えて請求項1の多室形空気
調和機は、上記圧縮機1の吐出側と吸入側との間には、
その吐出側から順に、凝縮器として機能する第1室内熱
交換器3、4と、第1減圧機構EV0 と、室外熱交換器
2とを環状に接続する一方、上記第1室内熱交換器3、
4の出口側と上記圧縮機1の吸入側との間には、上記出
口側から順に第2減圧機構EV1 、EV2 、EV3 と第
2室内熱交換器5とを接続して冷媒回路を構成し、上記
第1減圧機構EV0 の開度を通常開度よりも大として上
記室外熱交換器2に余剰冷媒を貯溜して、その後上記第
1減圧機構EV0 を閉鎖し、上記第1室内熱交換器3、
4を凝縮器として機能させると共に第2室内熱交換器5
を蒸発器として機能させて冷暖同時運転を行うよう構成
したことを特徴としている。
【0009】ここで第1減圧機構EVの通常開度と
は、第1室内熱交換器3、4を凝縮器として機能させ、
室外熱交換器2を蒸発器として機能させた冷凍サイクル
中において、上記室外熱交換器2で適正な過熱度を得る
ことができる開度をいう。
【0010】 上記請求項の多室形空気調和機では、
簡素な構成で冷暖同時運転時のエネルギ効率を確実に向
上させることが可能となる。
【0011】 さらに請求項の多室形空気調和機は、
上記圧縮機1の吐出側と吸入側との間にバイパス管18
を設け、上記第1減圧機構EV0 の開度を通常開度より
も大とする際に、上記バイパス管18に圧縮機1の吐出
冷媒の一部を流通させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0012】 上記請求項の多室形空気調和機では、
吐出冷媒の一部を圧縮機1の吸入側にバイパスさせてい
るので、第1減圧機構EV0 の開度を大きくしても圧縮
機1への液戻りを確実に防止することができる。従って
余剰冷媒の貯溜を安全かつ迅速に行うことが可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の多室形空気調和
機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳
細に説明する。
【0014】上記多室形空気調和機は、1台の室外機に
3台の室内機を接続し、A室、B室及びC室の冷房、暖
房、あるいは冷暖同時運転を可能に構成したものであ
る。そして図1は、上記多室形空気調和機の冷媒回路図
である。同図に示す1は圧縮機であり、その吐出管16
と吸入管17とが四路切換弁10の2つのポートに接続
されている。そしてこの四路切換弁10の第3のポート
から、第1ガス管19a、室外熱交換器2、第1液管1
9b、室外電動膨張弁EV、第2液管19cが順次に
接続されている。またこの第2液管19cからはA室液
支管23a、B室液支管23b、C室液支管23cが分
岐し、これらにはそれぞれA室電動膨張弁EV、B室
電動膨張弁EV、C室電動膨張弁EVが介設されて
いる。さらに上記四路切換弁10の第4のポートには第
2ガス管19dが接続され、この第2ガス管19dから
はA室ガス支管24a、B室ガス支管24bが分岐し、
これらのA室ガス支管24a、B室ガス支管24bと上
記A室液支管23a、B室液支管23bとの間に、それ
ぞれA室室内熱交換器3とB室室内熱交換器4とが設け
られている。一方同図において24cは、上記吸入管1
7から分岐したC室ガス支管であり、このC室ガス支管
24cと上記C室液支管23cとの間にC室室内熱交換
器5が設けられると共に、C室ガス支管24cと上記吐
出管16とがバイパス管18で接続されている。また、
同図においてSVは、上記吐出管16においてバイパ
ス管18の分岐よりも下流側を開閉する第1開閉弁であ
り、またSVは、上記バイパス管18の連通と非連通
とを切り替える第2開閉弁であり、さらにSVは、上
記C室ガス支管24cにおいてバイパス管18の分岐よ
りも下流側を開閉する第3開閉弁である。そして以上の
うちA室室内熱交換器3又はB室室内熱交換器4が第1
室内熱交換器に相当し、C室室内熱交換器5が第2室内
熱交換器に相当する。また室外電動膨張弁EVが第1
減圧機構に相当し、A室電動膨張弁EV、B室電動膨
張弁EV又はC室電動膨張弁EVが第2減圧機構に
相当する。なお同図において14はアキュームレータで
あり、また15・・は、主としてこの多室形空気調和機
を家屋に設置する際に使用される閉鎖弁である。
【0015】次に上記冷媒回路の作用について説明す
る。ここでA室とB室とは、さほど日当たりが良くない
階下の部屋であり、C室は、比較的に日当たりの良い南
向きの階上の部屋である。まず冬季等においてA室とB
室とでは暖房を行い、C室では日当たりが良く窓を閉じ
ているので室内機の空調運転を停止している場合から説
明する。このような場合には、まず第1開閉弁SV
開成すると共に第2開閉弁SV及び第3開閉弁SV
を閉成し、C室電動膨張弁EVを全閉とする。そして
室外電動膨張弁EVを室外熱交換器2で適正な過熱度
が得られる制御開度とし、四路切換弁10を破線方向に
切り替えて、圧縮機1を駆動する。すると冷媒は図1に
示すように、圧縮機1から吐出管16、第2ガス管19
d、A室ガス支管24a及びB室ガス支管24b、A室
室内熱交換器3及びB室室内熱交換器4、A室液支管2
3a、B室液支管23b、第2液管19c、第1液管1
9b、室外熱交換器2、第1ガス管19a、吸入管17
を順次に流通して圧縮機1に返流する流れとなる。そし
て上記A室室内熱交換器3とB室室内熱交換器4とが凝
縮器として機能し、室外熱交換器2が蒸発器として機能
することにより、A室とB室との暖房がなされる。この
状態は、図8の動作タイムチャートにおいて、P点〜Q
点に示すものである。
【0016】 次に、図8のQ点に示すように、A室及
びB室で暖房運転をしている間に、C室から冷房要求が
生じた際の運転制御について説明する。このような場合
には、上記の状態から第2開閉弁SV2 と第3開閉弁S
3 とを開成すると共に、室外電動膨張弁EV0 を全開
とする(図2)。するとA室室内熱交換器3及びB室室
内熱交換器4は図1に示す場合と同様に凝縮器として機
能するが、凝縮された冷媒は室外電動膨張弁EV0 で減
圧されずに室外熱交換器2に流入するので、室外熱交換
器2では蒸発が起きにくくなり、その結果室外熱交換器
2内に液溜りが生じるようになる。一方、第2開閉弁S
2 と第3開閉弁SV3 とを開成したことによって、図
2に示すように、圧縮機1の吐出冷媒の一部がバイパス
管18を介してそのまま吸入側に流通する。従って仮に
室外熱交換器2から液冷媒が圧縮機1の吸入側に流れて
きても、高温高圧の上記吐出冷媒によってガス化され、
これによって圧縮機1への液戻りを確実に防止できるよ
うになっている。
【0017】 そして上記Q点から所定時間t1 が経過
したR点では、室外電動膨張弁EV 0 は図8のR点に示
しているように全開に維持したまま、第2開閉弁SV2
を閉成すると共に、C室電動膨張弁EV3 において冷媒
の流通を開始する。すると図3に示すように、室外熱交
換器2に冷媒を貯溜しつつ、C室室内熱交換器5が蒸発
器として機能し、C室の冷房が開始される。さらに上記
R点から所定時間t2 が経過したS点では、室外電動膨
張弁EV0 を全閉とする。すると図4に示すように、余
剰冷媒を室外熱交換器2に貯溜したまま、A室室内熱交
換器3及びB室室内熱交換器4を凝縮器として機能さ
せ、またA室電動膨張弁EV1 、B室電動膨張弁E
2 、C室電動膨張弁EV3 を減圧機構として機能さ
せ、そしてC室室内熱交換器5を蒸発器として機能させ
て、C室から吸収した熱をA室及びB室で放出する冷暖
同時運転が開始される。ここで上記所定時間t2は、室
外熱交換器2において適切な冷媒貯溜量を得ることがで
きる時間として設定されたものである。すなわち室外熱
交換器2の熱交換容量と室内熱交換器5の熱交換容量と
の差の分だけの余剰冷媒を室外熱交換器に貯溜するのに
要する時間、すなわち図8におけるQ−S間(t 1 +t
2 )だけ室外電動膨張弁EV 0 を全開にしておくのであ
る。なお上記ではC室室内熱交換器5を停止させた状態
から冷暖同時運転までを説明したが、C室においても暖
房運転がなされ、C室室内熱交換器5が凝縮器として機
能している状態から上記冷暖同時運転に移行するには、
まずC室電動膨張弁EV3 を全閉にすると共に第3開閉
弁SV3 を閉成して図1に示す状態とした後、上記と同
様の手順によって行う。
【0018】 上記のように運転制御される冷媒回路で
は、室外熱交換器2とC室室内熱交換器5との熱交換容
量の差によって生じる冷暖同時運転時の余剰冷媒は、運
転を停止した室外熱交換器2に貯溜するようにしてい
る。従って熱量の搬送に寄与しない冷媒を冷媒回路中に
循環させることがなく、これによってエネルギ効率を向
上させることができる。また図2のように、室外電動膨
張弁EV0 の開度を通常開度より大きく、すなわち全開
している際には、吐出冷媒の一部を吸入管17にその
ままバイパスさせているので、圧縮機1への液戻りを確
実に防止することができる。またこのように液戻りを生
じることがないので、上記室外電動膨張弁EV0 を全開
として迅速に余剰冷媒を貯溜することができる。また図
3の状態においても、室外熱交換器2の内部が全て液冷
媒で満たされている訳ではなく、圧縮機1には、室外熱
交換器2内に滞留しているガス冷媒が吸入されると共
に、C室室内熱交換器5からの蒸発ガス冷媒も併せて吸
入されるから、室外熱交換器2から多少の液冷媒を吸入
したとしても圧縮機の損傷が生じるような事態には至ら
ない。さらに上記のようにエネルギ効率を向上させた運
転が可能であるにもかかわらず、図1等に示すように、
冷媒回路は簡素な構成となっている。また図3に示すよ
うな状態、すなわちC室室内熱交換器5を蒸発器として
機能させながら室外熱交換器2にも冷媒を流通(貯溜)
させる状態を一旦設けているのは、図2に示す状態から
図4に示す状態へと一度に移行すると、冷媒回路中の差
圧によって衝撃音が発生する等の不具合が生じるので、
これを回避するためである。すなわち室外電動膨張弁E
0 の全閉動作とC室電動膨張弁EV 3 の開動作とを同
時に行うと、冷媒配管各部に急激な圧力変動等が生じ、
これにより衝撃音が発生して使用者に不快感を与えるの
を回避できる。
【0019】ところで上記では、冬季等においてA室と
B室とで暖房を行い、C室では冷房を行う冷暖同時運転
について説明したが、例えば春季等において、A室とB
室とで冷房を行い、C室では暖房を行うような冷暖同時
運転も可能である。このような必要性が生じる場合とし
ては、A室とB室とが南向きの階上の部屋であり、C室
が北向きの階下の部屋である場合等が考えられる。まず
最初にA室とB室とにおいて冷房運転を行うため、四路
切換弁10を実線方向に切り替えて、A室室内熱交換器
3とB室室内熱交換器4を蒸発器として機能させ、室外
熱交換器2を凝縮器として機能させる。このときA室室
内熱交換器3とB室室内熱交換器4との過熱度はそれぞ
れA室電動膨張弁EVとB室電動膨張弁EVとで制
御され、室外電動膨張弁EVは全開となっている(図
5)。ここでこの室外電動膨張弁EVの開度をいくら
か絞ると、凝縮器として機能している室外熱交換器2の
圧力が上昇し、これに液冷媒が貯溜し始める。このとき
C室室内熱交換器5は停止させているから、C室電動膨
張弁EV、第2開閉弁SV及び第3開閉弁SV
閉状態となっているが、次にC室電動膨張弁EVと第
2開閉弁SVとを開状態として、C室室内熱交換器5
を凝縮器として機能させる(図6)。そして所定時間経
過後に、室外電動膨張弁EVと第1開閉弁SVとを
閉鎖して、冷暖同時運転を行う(図7)。
【0020】上記のような運転制御によってなされる冷
暖同時運転によっても、差圧による衝撃音の発生等の不
具合を生じることなく、停止させた室外熱交換器2に余
剰冷媒を貯溜して、エネルギ効率を向上させることが可
能となる。
【0021】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。例えば上記ではA室、B室、C室の3室に
それぞれ室内機が設置される場合について説明したが、
室内機、すなわち室内熱交換器の接続台数はこれに限る
ものではない。
【0022】
【発明の効果】上記請求項1の多室形空気調和機では、
空調能力に寄与しない冷媒が冷媒回路中を循環するのを
回避して、冷暖同時運転時におけるエネルギ効率を確実
に向上させることができるので、省エネルギを図ること
が可能となる。
【0023】 また請求項の多室形空気調和機では、
簡素な構成で冷暖同時運転時のエネルギ効率を確実に向
上させることが可能となる。
【0024】 さらに請求項の多室形空気調和機で
は、圧縮機への液戻りを確実に防止して、余剰冷媒の貯
溜を安全かつ迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の多室形空気調和機の冷
媒回路図である。
【図2】上記多室形空気調和機の冷媒回路図である。
【図3】上記多室形空気調和機の冷媒回路図である。
【図4】上記多室形空気調和機の冷媒回路図である。
【図5】上記多室形空気調和機の冷媒回路図である。
【図6】上記多室形空気調和機の冷媒回路図である。
【図7】上記多室形空気調和機の冷媒回路図である。
【図8】上記冷媒回路の運転制御を示すタイムチャート
である。
【図9】上記多室形空気調和機が設置された高気密性住
宅を示す模式図である。
【符号の説明】 1 圧縮機 2 室外熱交換器 3 A室室内熱交換器 4 B室室内熱交換器 5 C室室内熱交換器 18 バイパス管 EV 室外電動膨張弁 EV A室電動膨張弁 EV B室電動膨張弁 EV C室電動膨張弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 29/00 361 F25B 13/00 F25B 13/00 104 F25B 1/00 385

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)と、室外熱交換器(2)
    と、開度制御可能な減圧機構(EV0 )(EV1 )(E
    2 )(EV3 )と、それぞれ上記室外熱交換器(2)
    よりも熱交換容量の小さい複数の室内熱交換器(3)
    (4)(5)とを備えた冷媒回路を有し、上記複数の室
    内熱交換器(3)(4)(5)のうち少なくともいずれ
    かを凝縮器として機能させ、また残りの室内熱交換器
    (3)(4)(5)のうち少なくともいずれかを蒸発器
    として機能させ、さらに上記室外熱交換器(2)を停止
    させて行う冷暖同時運転を可能に構成し、上記冷暖同時
    運転時に生じる余剰冷媒は、停止させた上記室外熱交換
    器(2)に貯溜させるようにした多室形空気調和機にお
    いて、上記圧縮機(1)の吐出側と吸入側との間には、
    その吐出側から順に、凝縮器として機能する第1室内熱
    交換器(3)(4)と、第1減圧機構(EV 0 )と、室
    外熱交換器(2)とを環状に接続する一方、上記第1室
    内熱交換器(3)(4)の出口側と上記圧縮機(1)の
    吸入側との間には、上記出口側から順に第2減圧機構
    (EV 1 )(EV 2 )(EV 3 )と第2室内熱交換器
    (5)とを接続して冷媒回路を構成し、上記第1減圧機
    構(EV 0 )の開度を通常開度よりも大として上記室外
    熱交換器(2)に余剰冷媒を貯溜して、その後上記第1
    減圧機構(EV 0 )を閉鎖し、上記第1室内熱交換器
    (3)(4)を凝縮器として機能させると共に第2室内
    熱交換器(5)を蒸発器として機能させて冷暖同時運転
    を行うよう構成したことを特徴とする多室形空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 上記圧縮機(1)の吐出側と吸入側との
    間にバイパス管(18)を設け、上記第1減圧機構(E
    0 )の開度を通常開度よりも大とする際に、上記バイ
    パス管(18)に圧縮機(1)の吐出冷媒の一部を流通
    させるようにしたことを特徴とする請求項の多室形空
    気調和機。
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