JP3035883U

JP3035883U - 物品収容具

Info

Publication number: JP3035883U
Application number: JP1996010152U
Authority: JP
Inventors: 史絵加納; 美香齋藤
Original assignee: 株式会社ミドリ
Priority date: 1996-09-18
Filing date: 1996-09-18
Publication date: 1997-04-04
Anticipated expiration: 2002-09-18

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は、嵩の相違、水分の有無等の相違に応
じて適切に被収納物である各種物品を分類収容でき、多
様な用途を有する物品収容具を提供する。【解決手段】本考案に係る物品収容具１は、両側辺部２
ａ、２ｂ及び底辺部２ｃが各々閉塞され、仕切り部材３
により仕切られて内部に被収納物である各々物品を収用
可能に形成するとともに、上辺部４ａ、４ｂに各々開閉
用のファスナー５、６を設けた透明素材のみ、不透明素
材のみからなる又は透明素材と不透明素材の組み合わせ
からなる第１、第２の収容部７、８を具備し、第１、第
２の収容部７、８の少なくとも一方の両側辺部２ａ、２
ｂに外方に膨出可能なマチ部９ａ、９ｂを設けてなるも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】【考案の属する技術分野】

本考案は、書類、衣類、生野菜等々の被収納物である各種物品を収容する改良した物品収容具に関する。

【従来の技術】

従来、両側辺部及び底辺部が各々閉塞され、中間部が仕切り部材により仕切られて内部に各々物品を収用可能に形成するとともに、上辺部に各々開閉用のファスナーを設けた例えば２個の同じ寸法で、収容量も同様な収容部を備えた合成樹脂材からなる物品収容具が知られている。

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した従来の物品収容具の場合には、２個の同じ寸法で、収容量も同様な収容部を備えたものであるため、寸法が大小に異なる複数の物品を分けて収容したり、嵩ばる物品と嵩ばらない物品とを分けて収容したりするには不便であるという課題があった。また、上述した従来の物品収容具の場合には、２個の収容部を形成する合成樹脂材として、透明材又は半透明材のみを用いる事が多いため、他人に見られたくない物品と、見られても支障がない物品とを分けて収容することができなかった。更に、前記従来の物品収容具の場合には、耐水性、密封性については考慮が払われていないため、例えば濡れたタオルと乾いた靴下等とを分けて収容するというような使用の仕方をすることができなかった。そこで、本考案は、寸法の相違、嵩の相違、水分の有無等の諸点の相違に応じて適切に分類収容でき、また、収容物の内容確認も容易で、極めて多様な用途を有する物品収容具を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

本考案に係る物品収容具は、両側辺部及び底辺部が各々閉塞され、仕切り部材により仕切られて内部に各々物品を収用可能に形成するとともに、上辺部に各々開閉用のファスナーを設けた透明素材のみからなる又は透明素材と不透明素材の組み合わせからなる第１、第２の収容部を具備し、第１、第２の収容部の少なくとも一方の両側辺部に外方に膨出可能なマチ部を設けてなることを特徴とするものである。また、本考案に係る物品収容具は、前記第１、第２の収容部を不透明素材のみから形成したり、前記第１、第２の収容部の各部材の素材を、メッシュ材により形成することもできる。更に、本考案に係る物品収容具の各部材の素材は、耐水性、密封性を有する合成樹脂材により構成することもできる。更にまた、前記第１、第２の収容部のいずれか一方の寸法を、他方の寸法よりも小さく形成した構成とすることもできる。本考案に係る物品収容具によれば、透明素材のみからなる又は透明素材と不透明素材の組み合わせからなる第１、第２の収容部を具備し、これらの少なくとも一方の両側辺部に外方に膨出可能なマチ部を設けてなるものであるから、例えば書類等の比較的薄いものと衣類等の嵩ばるものとを第１、第２の収容部に分けて収容したり、他人に見られたくない物品と、見られても支障がない物品とを第１、第２の収容部に分けて収容したりすることができる。また、前記第１、第２の各収容部を不透明素材のみから形成することで、第１、第２の収容部に各々収容する物品を完全に隠すことができ、更に、第１、第２の収容部をメッシュ材により形成することで、第１、第２の収容部に各々収容した各物品を外部から容易に確認することができる。更に、本考案に係る物品収容具の各部材の素材は、耐水性、密封性を有する合成樹脂材とすることで、例えば濡れた衣類や生野菜等を収容したり、臭気を発するものと発しないものとを分けて収容したりすることができる。更にまた、前記第１、第２の収容部のいずれか一方の寸法を、他方の寸法よりも小さく形成することで、第１、第２の収容部に寸法が大小に異なる複数種の物品を分けて収容することができる。

【考案の実施の形態】

以下に本考案に係る物品収容具の実施の形態について図面を参照して説明する。（実施の形態１）図１、図２に示す本実施の形態１の物品収容具１は、両側辺部２ａ、２ｂ及び底辺部２ｃを形成する矩形状の表面材１０、裏面材１１が各々溶着等により耐水性、密封性を有するように閉塞され、且つ、後述するファスナー５用の係合片３ａを有する仕切り部材３により仕切られて、内部に各々各種物品を収用可能に形成するとともに、上辺部４ａ、４ｂに各々開閉用のファスナー５、６を設けたビニールやナイロン等の合成樹脂製の第１、第２の収容部７、８を具備している。前記第１、第２の収容部７、８を形成する表面材１０、裏面材１１、仕切り部材３の素材は、図１に示すように合成樹脂の不透明素材のみから形成する他、後述するように、合成樹脂の透明素材のみから又は透明素材と不透明素材の組み合わせが選定可能である。また、前記第１、第２の収容部７、８の内、一方の第１の収容部７の両側辺部２ａ、２ｂに、各々外方に膨出可能なマチ部９ａ、９ｂを設けている。また、前記第１、第２の収容部７、８の内、一方の第１の収容部７の高さ寸法Ｌ１を、他方の第２の収容部８の高さ寸法Ｌ２よりも小さく（Ｌ１＜Ｌ２）に設定している。この図１、図２に示す実施の形態１の物品収容具１によれば、第１、第２の収容部７、８に各々収容する物品を完全に隠すことができるとともに、例えば書類等の比較的薄いものを第２の収容部８に、衣類等の比較的嵩ばるものをマチ部９ａ、９ｂを有する第１の収容部７に分けて体裁良く収容したり、高さ寸法の大きいものを第２の収容部８に、高さ寸法の小さいものを第１の収容部７に分けて体裁良く収容したりすることができる。また、濡れた衣類や生野菜等を第１の収容部７に、乾いた靴下、ハンケチ等を第２の収容部８に分けて収容したり、臭気を発するものと発しないものとを第１の収容部７と第２の収容部８とに分けて分けて収容したりすることができる。（実施の形態２）図３に示す実施の形態２の物品収容具１Ａは、基本的構成は図１に示す実施の形態１の物品収容具１と同様であるが、第１の収容部７の表面材１０及びマチ部９ａ、９ｂ、仕切り部材３及び裏面材１１を全て透明素材のみから形成したものである。この物品収容具１Ａによれば、第１の収容部７、第２の収容部８の各々に収容する各物品を外部から各々視認して容易に確認することができる。（実施の形態３）図４に示す実施の形態３の物品収容具１Ｂは、基本的構成は図１に示す実施の形態１の物品収容具１と同様であるが、第１の収容部７の表面材１０及びマチ部９ａ、９ｂを透明素材により形成し、また、仕切り部材３及び裏面材１１を不透明素材により形成したものである。この物品収容具１Ｂによれば、第１の収容部７に比較的嵩ばり、他人に見られても支障がない物品を収容し、第２の収容部８に嵩が小さく、他人に見られては支障がある物品を収容することができる。（実施の形態４）図５に示す実施の形態４の物品収容具１Ｃは、基本的構成は図１に示す実施の形態１の物品収容具１と同様であるが、第１の収容部７の表面材１０及びマチ部９ａ、９ｂ及び仕切り部材３を不透明素材により、また、裏面材１１を透明素材により形成したものである。この物品収容具１Ｃによれば、第１の収容部７に比較的嵩ばり、他人に見られては支障がある物品を収容し、第２の収容部８に嵩が小さく、他人に見られても支障がない物品を収容することができる。（実施の形態５）図６に示す実施の形態５の物品収容具１Ｄは、基本的構成は図１に示す実施の形態１の物品収容具１と同様であるが、第１の収容部７の表面材１０及びマチ部９ａ、９ｂ及び仕切り部材３、更には、第２の収容部８の裏面材１１をメッシュ材により形成したものである。この物品収容具１Ｄによれば、第１、第２の収容部７、８に各々収容した例えば乾いた衣類、書類等々の被収納物である各物品を外部から容易に確認することができる。

【考案の効果】

本考案によれば、比較的薄いものと衣類等の嵩ばるものとを第１、第２の収容部に分けて収容したり、他人に見られたくない物品と、見られても支障がない物品とを第１、第２の収容部に分けて収容したりすることができる物品収容具を提供することができる。また、本考案によれば、第１、第２の収容部に各々収容する物品を完全に隠したり、第１、第２の収容部に各々収容した各物品を外部から容易に確認することができる物品収容具を提供することができる。更に、本考案によれば、例えば濡れた衣類や生野菜等を収容したり、臭気を発するものと発しないものとを分けて収容したりすることができる更に本考案によれば、前記第１、第２の収容部のいずれか一方の寸法を、他方の寸法よりも小さく形成することで、第１、第２の収容部に寸法が大小に異なる複数種の物品を分けて収容可能な物品収容具を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態１の物品収容具を示す斜視
図である。

【図２】本考案の実施の形態１の物品収容具を示す断面
図である。

【図３】本考案の実施の形態２の物品収容具を示す斜視
図である。

【図４】本考案の実施の形態３の物品収容具を示す斜視
図である。

【図５】本考案の実施の形態４の物品収容具を示す斜視
図である。

【図６】本考案の実施の形態５の物品収容具を示す斜視
図である。

【符号の説明】

１物品収容具２ａ側辺部２ｂ側辺部２ｃ底辺部３仕切り部材４ａ上辺部４ｂ上辺部５ファスナー６ファスナー７第１の収容部８第２の収容部９ａマチ部９ｂマチ部１０表面材１１裏面材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】両側辺部及び底辺部が各々閉塞され、仕切
り部材により仕切られて内部に各々物品を収用可能に形
成するとともに、上辺部に各々開閉用のファスナーを設
けた透明素材のみからなる又は透明素材と不透明素材の
組み合わせからなる第１、第２の収容部を具備し、第
１、第２の収容部の少なくとも一方の両側辺部に外方に
膨出可能なマチ部を設けてなることを特徴とする物品収
容具。
【請求項２】両側辺部及び底辺部が各々閉塞され、仕切
り部材により仕切られて内部に各々物品を収用可能に形
成するとともに、上辺部に各々開閉用のファスナーを設
けた不透明素材のみからなる第１、第２の収容部を具備
し、第１、第２の収容部の少なくとも一方の両側辺部に
外方に膨出可能なマチ部を設けてなることを特徴とする
物品収容具。
【請求項３】両側辺部及び底辺部が各々閉塞され、仕切
り部材により仕切られて内部に各々物品を収用可能に形
成するとともに、上辺部に各々開閉用のファスナーを設
けたメッシュ材からなる第１、第２の収容部を具備し、
第１、第２の収容部の少なくとも一方の両側辺部に外方
に膨出可能なマチ部を設けてなることを特徴とする物品
収容具。
【請求項４】前記第１、第２の収容部の各部材の素材
は、耐水性、密封性を有する合成樹脂材である請求項１
又は２記載の物品収容具。
【請求項５】前記第１、第２の収容部のいずれか一方の
寸法を、他方の寸法よりも小さく形成した請求項１乃至
４のいずれかに記載の物品収容具。