JP3035760U - 尺度テープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】現場作業の合理化及び安全性を考慮した上で、
簡易かつ迅速に長さ、及び部材位置等の墨付けを可能と
することを目的とするものである。 【構成】紙又はプラスチック等に、接着材又は粘着材を
塗布等によるテープの表面に、単位を示す表示及び部材
位置を示す表示を備えている尺度テープとするものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、建築土木等の現場作業、及び工場生産ライン等で部材の長さ，位 置等を定めるに有効な方法として利用される。 なお、現場作業の合理化及び安全性が要求されるなかで、部材の長さ，位置等 を定めるに有効な方法として利用される。

【０００２】

【従来の技術】

従来は竹，プラスチック，布，スチールで作られた物さし，スケール，巻尺等 がある。従来のスケール等には、始元点及び終止点を持ち合わせることにより、 長さの測定，位置等を印すために使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のスケール等は再度利用を目的にしたもので、スケール等は永久的な商品 であり、スケール等に直接目的に合わせ、単位寸法３０３ミリメートル，４５５ ミリメートル，９１０ミリメートル，１３６５ミリメートル，１８２０ミリメー トル等を印すことは複雑になるばかりか、間違いの原因となる。 従来のスケール等の目的は、高さ，巾，長さ及び測定，位置等を求めるために 使用されてきた。この考案は、長さ及び測定，位置等を簡易かつ迅速に求めるこ とにある。 なお、直接尺度を（長さ，位置等）要求されている部材（木材，スチール，コ ンクリート等）に直接印すに要すものであることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案の特徴は、直接部材等に長さ，位置等を印すため、テープ状（接着材 又は粘着材付）の尺度テープとすることにある。 尺度テープには、一般的なメモリ（単位１センチメートル等）及び単位寸法３ ０３ミリメートル，４５５ミリメートル等及び部材位置（床根太，たるき，天井 根太等）を色別，印別することにより、現場作業の合理化及び安全性を確保しな がら、長さ及び位置等を求めるためのものとすることにある。

【０００５】

【作用】

従来行ってきた現場作業、及び工場生産ライン等で部材の長さ、位置等を求め るに際して、スケール等を用いきた。それは位置を求めるのみであり、鉛筆，マ ジック，墨さし等によって印（又は墨付け）を行ってきた。 従来の作業から、テープ状の尺度テープを直接部材（木材，スチール，コンク リート等）に貼ることによって、長さ及び位置が求めることができる。なお、正 確な部材位置等が、簡易かつ迅速に求めることができる。

【０００６】

【実施例】

以下この考案の実施例を図面を参照して説明する。 図１においては、尺度テープの概念図である。本体尺度テープ１は、紙，布， プラスチックシート等に、接着材又は粘着材を備えたテープ状のものである。 （Ａ）の場合は、単位を示す表示を点２としている。（Ｂ）の場合は、単位を示 す表示を線３としている。尺度テープ１，（Ａ）及び（Ｂ）には、部材位置を示 す表示４が印されている。 図２に示す例は、土台６に対し床根太を取り付ける例である。土台の上端に貼 られた尺度テープ１が、床根太取り付け位置を表示している。 示される位置に直接、床根太７が取り付けられている。 図３に示す例は、枠組壁工法（木造住宅）の壁枠組に必要な墨付けを尺度テー プによって行う例である。上枠９及び下枠８に尺度テープが貼られている。 尺度テープが示す位置、部材（たて枠１０）を釘打ちしている例である。 図４に示す例は、図３同様、枠組壁構造（木造住宅）の小屋組に必要な墨付け （天井根太１２及びたるき１３の位置）を頭つなぎ１１の上端に、尺度テープを 貼ることによって省略している例である。

【０００７】

【考案の効果】 この考案は、長さ及び部材位置を正確に求めることに効果的な方法であり、現 場作業の合理化及び安全性の確保に効果的な作業方法である。 なお、部材位置等明確なため、簡易かつ迅速に作業工程が進むことが考案の効 果である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の概念図であり、尺度テープの表面で
ある。

【図２】尺度テープの使用例を示す斜視図である。（床
根太を土台へ取り付ける場合の例）

【図３】尺度テープの使用例を示す斜視図である。（枠
組の構成，上枠及び下枠とたて枠）

【図４】尺度テープの使用例を示す斜視図である。（小
屋組の構成，天井根太及びたるき）

【符号の説明】

１ 尺度テープ ２ 単位を示す点 ３ 単位を示す線 ４ 部材位置を示す表示 ５ 基礎 ６ 土台 ７ 床根太 ８ 下枠 ９ 上枠 １０ たて枠 １１ 頭つなぎ １２ 天井根太 １３ たるき

【手続補正書】

【提出日】平成８年４月２３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 始元点及び終止点を持ち合わせないこと
   を、特徴とする尺度テープ。
2. 【請求項２】 「請求項１」を具備すると共に、一定の
   単位に部材（床根太，たるき，天井根太等）の位置を印
   してあることを特徴とする尺度テープ。