JP3035747U - 介護用ねまき - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 寝たきりの人、特に腕が硬直マヒ等で袖通
しが困難な人のために着替えが容易にできるようにした
介護用ねまきの提案。 【構 成】 前身はマント風であり、後ろ身は裾まで１
枚布で、胸部から巻きスカートになっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は寝たきりの人、特に腕の硬直マヒ等により袖通しが困難な人のため に工夫したねまきであり、着替えや、オムツかえが容易にできるようにしたもの である。 また寝たきりの人の身体背面の特定部位に、圧迫を集中させないように褥瘡予 防として、後ろ身は縫い目なしの１枚布にしたねまきに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、寝たきりの人のなかで、腕の硬直マヒ等により袖通しが困難な人のねま きとしては特別にはなく、ねまきを省略したり、あるいは身体の上にかける だ けであったりした。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

介護者が男女、介護経験などを問わずに容易に着せかえができるようにし、さ らに前身、巻きスカートを別々に開放できるようにしてオムツかえ、清拭、等に 便利にしようとしたものである。 また褥瘡をできにくくしょうとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いまその解決手段を図面に追いながら説明すれば、 １枚布の後ろ身３に前身１を６で縫い付け、前身２を７で縫い付ける。 巻きスカート４は後ろ身３に８で胸部まで縫い付け、巻きスカート５は後ろ身３ に９で胸部まで縫い付ける。 後ろ身の首から腰の当たりまでガーゼ１８が縫い付けてある。巻きスカー トの胸の部分にはガーゼ１１が縫い付けてある。 肩にはダーツ１２、１３がある。 ねまきに中心線１６がつけてある。

【０００５】

【作 用】

本案は以上のような構造であるから、このねまきを使用するときは、まず寝た きりの人を横向きにして、ねまきの後ろ身の中心線１６を背中の中心に合う位置 に差し込み、仰向けにして反対側からねまきの片方を引き出してひろげて、スカ ート部を巻き付けて紐１７、１８で結んでとめる。 ついで前身１、２を肩から上腕に被さるようにして臍のあたりまで引っ張る。 腕のところを袖のようにするために腋の下に前身の布の１部１４、１５を挟み込 む。

【０００６】

【実施例】

なお本考案を実施するにあたって、ねまきの前身、まきスカートをとめるもの として紐以外にリボンでも使用できる。

【０００７】

【考案の効果】

例えば暑いときに肩や腕を出したとき、巻きスカートが胸部のあたりまである ため女性にとって胸を隠すことができる。 胸部診断、あるいは血圧測定のときに前身を肩のほうへ引けば肩、腕が直ぐに 出てくる。 後ろ身が１枚布のためしわがのばし易い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】背面の斜視図

【図３】斜視図

【符号の説明】

１、２は前身 ３は後ろ身 ４、５は巻きスカート ６、７、８、９はミシン １０、１１はガーゼ １２、１３はダーツ １４、１５は腋の下に挟む前身の布の位置 １６は中心線 １７、は前身をとめる紐 １８は巻きスカートをとめる
紐

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前身１、２はマント風であり、後ろ身３
   は１枚布であり、横は巻きスカート４、５が縫い付けて
   ある。以上のごとく構成された、介護用ねまきである。