JP3035611U - 椅子及び椅子用荷物ホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷物を一時置くことのできる椅子、及び椅子
に使用する荷物ホルダーを提供すること。 【構成】 椅子１の肘掛部２にフック３を設け、フック
３に荷物を係止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、レストラン、娯楽施設などで使用される椅子及び椅子に使用する荷 物ホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術とその問題点】

レストラン等において、椅子に座る際に手持ちの荷物が邪魔になることがしば しばある。そして、そのような荷物は膝上か、床に直接置くか、あるいは店員に 一時預けるなどしているのが現状である。 しかし、膝上に置くことは極めて窮屈であり、食事等を十分に堪能することを 妨げることとなる。一方、床に置いたり、店員に預けることも盗難や破損あるい は汚れる等することがあるため望ましいものではない。

【０００３】 従って、本考案の目的は、荷物を一時的に取り付けることのできる椅子、及び 椅子に使用する荷物ホルダーを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、荷物を着脱自在に係止する係止器具を備えた椅子が提供され る。 前記係止器具としては、フック、クリップ、チェーン等の簡易なものを椅子に 外付けすることにより形成しても良いし、あるいは、椅子自体のフレーム等の一 部を例えばフック形状等として形成しても良い。また、前記係止器具の設置箇所 としては、椅子の肘掛の裏側、背持たれの裏側、あるいはシートの裏側等の腰掛 ける者にとって邪魔にならない箇所が好ましい。 本考案においては、前記係止器具に手荷物を係止することができるので、利用 客は手荷物を気に留める必要が無い。 また、本考案においては、前記係止器具が、フック形状の荷物係止部分を有し 、当該荷物係止部分の先端が環状であるものであっても良い。先端を環状にする ことにより、利用者が荷物を係止する場合に、スムーズにかつ怪我等がなく係止 することができる。

【０００５】 さらに、本考案によれば、椅子に着脱自在に取付可能な第１の係止部と、当該 第１の係止部に連設され、荷物を着脱自在に係止する第２の係止部とを有する椅 子用荷物ホルダーが提供される。 前記第１の係止部としては、クリップ、吸盤、ねじ等を用いることができ、こ れらを採用することにより、通常の椅子であれば、如何なるものにも取り付ける ことができる。 前記第２の係止部としては、フック、クリップ等を用いることができる。 本考案の椅子用荷物ホルダーは、第１係止部を椅子の例えば肘掛に取り付け、 第２係止部に手荷物を係止して使用することができるものである。従って、荷物 の置場所に困らず、また、使用しないときには椅子から取り外して携帯すること もできる。

【０００６】 また、本考案の椅子用荷物ホルダーでは、前記第１の係止部が、チェーンと当 該チェーンの一端に連結された第１のフックとからなり、前記第２の係止部が、 前記チェーンの他端に連結された第２のフックであり、前記第１のフックは、前 記チェーンの途中に着脱自在に係止するようにすることもできる。 これによれば、前記第１のフックを前記チェーンの途中に係止することにより 、前記チェーンで輪を作り、これを椅子の肘掛等にひっかけて、取り付けること ができる。 また、前記第２のフックの先端を環状とすることにより、荷物をスムーズにか つ怪我無くひっかけることができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。 図１は本考案に係る椅子１を示す側面図である。 椅子１は、肘掛部２に螺着して固定したフック３を備え、また、フック３は、 図２に示す通り、先端に環状部３ａを有するものである。なお、図では明らかで ないが、肘掛部２の幅より、フック３の幅は小さいものである。 椅子１を使用するにあたり、使用者は手荷物４をフック３にひっかけて使用す る。従って、手荷物４の置場所に困らない。また、フック３が環状部３ａを有す ることにより、使用者は怪我等を防止して、スムーズに手荷物４をひっかけるこ とができる。

【０００８】 図３は本考案に係る椅子用荷物ホルダー１０を示す図である。 椅子用荷物ホルダー１０は、小フック１１と、チェーン１２と、大フック１３ とからなる。 図４は椅子用荷物ホルダー１０を椅子の肘掛１４に係止した態様を示す図であ り、小フック１１をチェーン１２の途中にひっかけることにより、チェーン１２ の輪１５を形成し、これを肘掛１４に通すことにより椅子に取り付けるものであ る。そして、この状態で、大フック１３に荷物をひっかけることにより、これを 係止することができる。ひっかける際には、大フック１３の先端が環状１３ａと なっているのでスムーズ、かつ怪我無く係止することができる。さらに、椅子用 荷物ホルダー１０は、コンパクトな構造であるため、使用後には、取り外して携 帯することができる。

【０００９】

【効果】

以上述べてきたとおり、本考案の椅子では係止器具を備えることにより、荷物 を係止できるため、その置場所に困ることが無い。 また、本考案の椅子用荷物ホルダーでは、椅子に取り付ける第１の係止部と、 荷物を係止する第２の係止部とを有することにより、荷物を椅子に取り付けるこ とができると共に、使用しない時には携帯することができるといった効果を有す る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る椅子１を示す側面図である。

【図２】フック３の詳細図である。

【図３】本考案に係る椅子用荷物ホルダー１０を示す図
である。

【図４】椅子用荷物ホルダー１０を椅子の肘掛１４に係
止した態様を示す図である。

【符号の説明】

１．椅子 ２．肘掛部 ３．フック ４．手荷物 １０．椅子用荷物ホルダー

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 荷物を着脱自在に係止する係止器具を備
   えた椅子。
2. 【請求項２】 前記係止器具が、フック形状の荷物係止
   部分を有し、当該荷物係止部分の先端が環状であること
   を特徴とする請求項１に記載の椅子。
3. 【請求項３】 椅子に着脱自在に取り付け可能な第１の
   係止部と、当該第１の係止部に連設され、荷物を着脱自
   在に係止する第２の係止部とを有する椅子用荷物ホルダ
   ー。
4. 【請求項４】 前記第１の係止部が、チェーンと当該チ
   ェーンの一端に連結された第１のフックとからなり、前
   記第２の係止部が、前記チェーンの他端に連結された第
   ２のフックであり、前記第１のフックは、前記チェーン
   の途中に着脱自在に係止することを特徴とする請求項３
   に記載の椅子用荷物ホルダー。
5. 【請求項５】 前記第２のフックの先端が環状であるこ
   とを特徴とする請求項４に記載の椅子用荷物ホルダー。