JP3035463B2 - 感知器本体取外し装置および感知器 - Google Patents
感知器本体取外し装置および感知器Info
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Description
れ、一旦接続すると、ロック機構によりロックされ、取
外しができないようにした感知器に対して、ロック状態
を解除することができるようにした感知器本体取外し装
置および所定のロック機構を有する感知器に関する。
災による煙や熱を検出し、火災を検出した際に受信機に
火災信号を送出している。一般に、火災感知器のベース
は天井に対してネジ等で固定され、感知器本体はこのベ
ースに対して嵌合金具を介して着脱自在に取り付けられ
る。ところで例えば海外では感知器本体の盗難を防止す
るため、またイオン化式煙感知器にあっては放射線源
(アメリシウム241)を有していることから、感知器
本体が取り外されると危険であるので、感知器本体をベ
ースに対し特殊ネジでネジ止めしたり、係合部材を感知
器本体とベースに形成してロックするように構成されて
いる。
来の火災感知器では感知器本体をベースに対してネジ止
めしたり、係合部材を感知器本体とベースに形成してロ
ックするように構成するので、ロッキングされた火災感
知器を天井から取り外す際の作業が容易ではなかった。
あり、さらにこれら感知器も検出原理の違いにより複数
種類の感知器が存在し、種類により感知器の機構やカバ
ーの高さも異なることから、それぞれ対応した取り外し
装置や、ロック機構が求められていた。本発明は、この
ような従来の問題点に鑑みなされたもので、関係者が感
知器本体を取り外す際の作業が容易な感知器本体取外し
装置および感知器を提供することを目的とする。
感知器本体取外し装置および感知器を提供することを目
的とする。
に、本発明は、次のように構成する。本発明は、感知器
本体の水抜き孔に挿入してベースに形成されたロック部
材に当接し上方向に移動させてロック部材と感知器本体
に形成した凹部の嵌合を解除するピン部材と感知器本体
を収納する本体を有する感知器本体取外し装置を対象と
する。
備えたことを特徴とする。また、本発明はピン部材に複
数の係合部を設け、係合部に係止してピン部材を固定す
る係止部を備えている。前記複数の係合部がピン部材に
形成された鍔部により構成され、前記係止部が鍔部に係
止する突出部を有するストッパ部材により構成される。
された溝部により構成され、前記係止部が係止片を有す
る係止部材により構成される。また、本発明は、感知器
本体の水抜き孔に挿入してベースに形成されたロック部
材に当接し上方向に移動させてロック部材と感知器本体
に形成した凹部の嵌合を解除するピン部材と感知器本体
を収納する収納本体を有する感知器本体取外し装置を対
象とし、ピン部材を付勢する弾性部材を設けるととも
に、ピン部材の先端部側に首部となる小径部を形成した
ことを特徴とする。
挿入してベースに形成されたロック部材に当接し上方向
に移動させてロック部材と感知器本体に形成した凹部の
嵌合を解除するピン部材と感知器本体を収納する収納本
体を有する感知器本体取外し装置を対象とし、ピン部材
を付勢する弾性部材と、ピン部材と弾性部材を保持し棒
状部材にねじ込まれて位置が可変となる保持部材を備え
たことを特徴とする。
方向に移動可能なように可撓性で形成されるとともに、
感知器本体がベースに対して押し付けられた状態で上方
向に移動するロック部材と、感知器本体に形成され、感
知器本体をベースに対して押し付けた状態で固定位置ま
で回転した場合にロック部材が係合可能な凹部を有する
感知器を対象とし、ロック部材に、ピン部材の先端部が
当接するテーパ面を形成するとともに、感知器本体にピ
ン部材が移動可能な長孔とピン部材の先端部側に形成し
た首部が移動可能な略ひょうたん状の孔を形成したこと
を特徴とする。
方向に移動可能なように可撓性で形成されるとともに、
感知器本体がベースに対して押し付けられた状態で上方
向に移動するロック部材と、感知器本体に形成され、該
感知器本体をベースに対して押し付けた状態で固定位置
まで回転した場合にロック部材が係合可能な凹部を有す
る感知器を対象とし、感知器本体に、ロック部材を上方
向に押圧しその端部と感知器本体の水抜き孔との距離が
一定となるようにピン部を一体に形成したことを特徴と
する。
外し装置によれば、弾性部材に付勢されるピン部材は伸
縮自在に固定されることから、感知器の種類による外カ
バーの高さの違いがある場合でも容易にロックを解除す
ることができる。また、ピン部材に形成された複数の係
合部に係止部を係止してピン部材を固定するため、確実
にロックを解除することができる。
された鍔部により構成され、係止部が鍔部に係止する突
出部を有するストッパ部材により構成されるため、確実
にロックを解除することができる。また、複数の係合部
がピン部材に形成された溝部により構成され、係止部が
係止片を有する係止部材により構成される場合にも、確
実にロックを解除することができる。
るとともに、ピン部材の先端部側に首部となる小径部を
形成し、ピン部材を横方向に移動させる場合も、首部に
よりピン部材の戻りがなく、感知器の種類による外カバ
ーの高さの違いがあっても、ロックを解除することがで
きる。また、保持部材でピン部材と弾性部材を保持し、
棒状部材にねじ込まれると、保持部材の位置が可変とな
るようにしたため、ピン部材の高さが可変となるので、
感知器の種類による外カバーの高さの違いに対して対応
することができる。
材に、ピン部材の先端部が当接するテーパ面を形成する
とともに、感知器本体にピン部材が移動可能な長孔とピ
ン部材の先端部側に形成した首部が移動可能な略ひょう
たん状の孔を形成したため、首部となる小径部を有する
ピン部材を備えた感知器本体取外し装置を用いるとき
は、外カバーの高さの違いがあっても容易にロックを解
除することができる。
体に、ロック部材を上方向に押圧しその端部と感知器本
体の水抜き孔との距離が一定となるようにピン部を一体
に形成したため、感知器の種類により外カバーの高さの
違いがある場合でも、従来のピン部材の長さが一定に固
定された感知器本体取外し装置を用いて、容易にロック
を解除することができる。
外し装置の断面図である。図1において、11は感知器
本体取外し装置12の本体であり、本体11には感知器
本体の取外し作業が容易なように感知器本体を覆うよう
な形状に形成された収納部13が形成されている。本体
11にはピン部材14A,14Bとピン部材14A,1
4Bを付勢する弾性部材としてのスプリング15A,1
5Bが収納される収納孔16A,16Bが形成され、収
納孔16A,16Bは一端が開口し、他端がプラグ17
A,17Bにより閉止されている。
18Bと大径部19A,19Bの間には係合部としての
第1の鍔部20A,20Bと第2の鍔部21A,21B
がそれぞれ一体に形成され、大径部18A,18Bとプ
ラグ17A,17Bの間にはスプリング15A,15B
が介装されている。ピン部材14A,14Bはスプリン
グ15A,15Bにより上方に付勢されている。
部材であり、ストッパ部材22A,22Bには突出部2
3A,23Bが一体に形成されている。ストッパ部材2
2A,22Bは、本体11に形成された挿入孔24A,
24Bに挿入され、大径部18A,18Bと第1の鍔部
20A,20Bの間または大径部19A,19Bと第2
の鍔部21A,21Bの間にその突出部23A,23B
が入ることで、ピン部材14A,14Bを固定する。
鍔部20A,20Bの間にストッパ部材22A,22B
の突出部23A,23Bが入ると、ピン部材14A,1
4Bはスプリング15A,15Bにより付勢されて伸長
した状態になり、感知器の外カバーの高さが高いものに
対応することができる。また、大径部19A,19Bと
第2の鍔部21A,21Bの間にストッパ部材22A,
22Bの突出部23A,23Bが入ると、スプリング1
5A,15Bは圧縮されピン部材14A,14Bには縮
小した状態になり、感知器の外カバーの高さが低いもの
に対応することができる。
器を示す。図2において、31はベースであり、ベース
31は天井に対してねじなどにより固定され、ベース3
1に対して感知器本体32が電気的接点を兼用した嵌合
金具を介して着脱自在に取り付けられる。33は感知器
本体32の一部を構成する外カバーであり、外カバー3
3には煙流入口34が形成されている。この外カバー3
3内には端子盤35が収納され、端子盤35には検煙部
本体36が嵌合されている。検煙部本体36の下面には
検煙部カバー37が脱着自在に取り付けられる。
るロック部材38A,38Bが半径方向に長手となるよ
うに切り込みにより一体に形成され、その下面にはピン
部材14A,14Bが当接する突起部39A,39Bが
一体に形成されている。ベース31の軸方向の外側のロ
ック部材38A,38Bの先端部40A,40Bは、自
由端となってベース31の内側で上下方向に移動可能な
ように可撓性で形成され、また、下側から押し上げない
状態ではベース31の下面から下方向に突出するように
形成されている。41は端子盤35の周壁であり、周壁
41には凹部42A,42Bが形成され、凹部42A,
42Bにはロック部材38A,38Bの先端部40A,
40Bが嵌合し、ロックするようになっている。
取外し装置12のピン部材14A,14Bを挿入してベ
ース31に一体形成したロック部材38A,38Bの突
起部39A,39Bを押し上げるための挿入孔を兼用し
た孔43A,43Bが形成されている。この孔43A,
43Bは感知器本体32の固定位置に対応してロック部
材38A,38Bの突起39A,39Bを押し上げ可能
な位置に形成されている。また、端子盤35にはこの孔
43A,43Bに対応した位置に孔44A,44Bが形
成されている。
ロッキングの説明図である。図3(A),(B)に示す
ように、外カバー33に端子盤35に嵌合した検煙部本
体36を収納して嵌合し、外カバー33と検煙部本体3
6が感知器本体32として一体で動くようにする。次
に、図3(C)に示すベース31に取り付けた嵌合金具
45A,45Bと検煙部本体36に取り付けた嵌合金具
46A,46Bを用いて感知器本体32をベース31に
対して円周方向に係合させて、感知器本体32をベース
31に対して矢印Aで示すように時計回り方向に回転さ
せると、嵌合状態では感知器本体32がベース31から
下方向に移動不能になって落下せず、また、反時計回り
方向に感知器本体32を回転させると嵌合が外れるよう
になっている。
5A,45B,46A,46Bによる嵌合状態ではこれ
以上時計回り方向に回転することはできず、この固定位
置で反時計方向に回転不能にすることにより、ロックす
ることができる。このロックのために、図3(D)に示
すように、感知器本体32をベース31に押し付ける
と、ベース31に一体形成したロック部材38Aの先端
部40Aは、周壁41の上面により押し上げる。この状
態において、矢印Aで示すように、感知器本体32を時
計回り方向に回転して、固定位置まで到達すると、図3
(E)に示すように、ロック部材38Aの先端部40A
は周壁41の凹部42Aに嵌合して下に移動する。した
がって、この状態で感知器本体32を元の方向に回転し
て取り外そうとしてもロック部材38Aの先端部40A
は凹部42Aに対して内周方向に当接して感知器本体3
2が回転不能となり、ロックされる。なお、感知器本体
32を時計回り方向に回転させようとしても、嵌合金具
45A,45B,46A,46Bにより感知器本体32
はベース31に嵌合しているので、回転することはでき
ない。
である。図4(A)に示すように、検煙部本体36が嵌
合した端子盤35をベース31に押し付けると、ベース
31に一体形成されたロック部材38Aの先端部40A
は、端子盤35の周壁41の上面により、上方へ押し上
げられる。次に、図4(B)に示すように、矢印Aで示
すように時計回り方向に端子盤35を回転させて固定位
置までくると、ロック部材38Aの先端部40Aは凹部
42Aに嵌合する。ロック部材38Aの先端部40Aが
凹部42Aに嵌合すると、端子盤35は時計回り方向に
も、また反時計回り方向にも回転できないので、ベース
31と端子盤35がロックされる。
おいて、ロック状態を解除するときは、ピン部材14A
を外カバー33に形成した孔43Aおよび端子盤35に
形成した孔44Aに挿入し、ロック部材38Aの突起部
39Aを上方に押し上げ、ロック部材38Aの先端部4
0Aの凹部42Aへの嵌合を解除し、この状態におい
て、感知器本体32を反時計回り方向に回転すると、ロ
ックが解除される。
第2の鍔部21Aの間にストッパ部材22Aの突出部2
3Aを入れると、スプリング15Aが伸長してピン部材
14Aが上方に伸長した状態において、ピン部材14A
が本体11に固定される。この場合には、感知器の外カ
バー33の高さが高い場合でも感知器本体取外し装置1
2によりロックを解除することができる。
により圧縮して、ピン部材14Aの大径部18Aと第2
の鍔部20Aとの間にストッパ部材22Aの突出部23
Aを入れると、ピン部材14Aは縮小した状態で本体1
1に固定される。この場合には、感知器の外カバー33
の高さが低い場合に感知器本体取外し装置12によりロ
ックを解除することができる。
の高さの違いに対しても対処することができる。尚、上
記実施例においては、ストッパ部材22A,22Bでピ
ン部材14A,14Bを固定しているが、ベース31に
一体形成したロック部材38A,38Bのバネ圧が弱
く、スプリング15A,15Bのバネ圧でロックが解除
できれば、ストッパ部材22A,22Bを設けなくても
よいことは勿論である。この場合、ピン部材14A,1
4Bが伸縮自在であることから、感知器本体32の外カ
バー33にピン部材14A,14Bを押し当ててまわし
てもキズをつけることはなく、外カバー33の水抜き孔
(挿入孔)の位置でピン部材14A,14Bが飛び出
し、ロック部材38A,38Bを押し上げるようにな
る。
部断面図である。図6において、51は感知器本体取外
し装置52の本体であり、本体51には感知器本体32
を覆うように収納する収納部53が形成されている。ま
た、本体51にはスプリング54を収納する収納孔55
と、ピン部材56を移動自在に収納する収納孔57がそ
れぞれ形成されている。ピン部材56の端部に形成され
た大径部58と収納孔55を閉止するプラグ59の間に
はスプリング54が介装され、スプリング54はピン部
材56を上方に付勢する。大径部58は収納孔55に係
合し、ピン部材56の飛び出しを防止している。
溝部60と第2の溝部61がそれぞれ形成され、これら
の第1の溝部60および第2の溝部61には、図7に示
すような係止片62を有する係止部材63により係止さ
れるようになっている。係止部材63は小径の軸部64
を有し、小径の軸部64に連結して大径の棒状部材65
が一体に形成されている。係止部材63は本体51に形
成した挿入孔66に挿入され、棒状部材65は係止部材
63を介して本体51を支持している。棒状部材65を
矢印Bで示すように回動することにより、係止部62を
図7の矢印Cで示すように回動させて、第1の溝部60
または第2の溝部61に係止し、ピン部材56を本体5
1に固定する。
6を外カバー33の孔43Aおよび端子盤35の孔44
Aに挿入し、ロック部材38Aの突起部39Aを上方に
押し上げ、ロック部材38Aの先端部40Aの凹部42
Aへの嵌合を解除し、この状態において、本体51を棒
状部材65で反時計回り方向に回転すると、感知器本体
32とベース31とのロックが解除される。
6が付勢されてピン部材56が上方へ伸長した状態にお
いて、棒状部材65を回動し、係止片62を第1の溝部
60に係止して、ピン部材56を本体51に固定する
と、感知器の外カバー33の高さが高い場合に、ロック
を解除することができる。一方、ピン部材56でスプリ
ング54を圧縮し、ピン部材56が下方に縮小した状態
において、棒状部材65を回動し、係止片62と第2の
溝部61に係止して、ピン部材56を本体51に固定す
ると、感知器の外カバー33の高さが低い場合に、ロッ
クを解除することができる。
外カバーの高さの違いに対して対処することができる。
図8は本発明の他の実施例を示す感知器本体取外し装置
の断面図である。図8において、71は収納部72を有
する感知器本体取外し装置73の本体であり、本体71
にはピン部材74A,74Bとピン部材74A,74B
を付勢するスプリング75A,75Bが収納される収納
孔76A,76Bが形成されている。
7Bで閉止され、プラグ77A,77Bとピン部材74
A,74Bの端部の間にはスプリング75A,75Bが
介装され、スプリング75A,75Bによりピン部材7
4A,74Bは上方へ付勢されている。ピン部材74
A,74Bの先端部78A,78Bと先端部79A,7
9Bの間には首部となる小径部80A,80Bが形成さ
れている。ピン部材74A,74Bはストッパ部材など
で固定されず、先端部78A,78Bがロック部材38
A,38Bに当接したとき、横方向に移動させることに
より、ロック部材38A,38Bを上方へ押し上げるよ
うになっている。
感知器を示す。図9において、81A,81Bは外カバ
ー33に形成された水抜き孔とピン部材74A,74B
が挿入される挿入孔を兼用した孔であり、孔81A,8
1Bは、図10および図11に示すように、長孔として
形成されている。長孔81A,81Bにはピン部材74
A,74Bの基端部79A,79Bが挿入され、軸中心
方向に移動することができるようになっている。また、
82A,82Bは長孔81A,81Bに対応した位置に
端子盤35に形成された孔であり、孔82A,82B
は、図12に示すように大径の丸孔と小径の長孔からな
る略ひょうたん形状に形成されている。略ひょうたん状
の孔82A,82Bにはピン部材74A,74Bの先端
部78A,78Bおよび首部の小径部80A,80Bが
挿入され、小径部80A,80Bはひょうたん状の孔8
2A,82Bに沿って軸中心方向に移動するようになっ
ている。
ク部材38A,38Bの突起部39A,39Bには、ピ
ン部材74A,74Bの先端部78A,78Bが当接す
るテーパ部83A,83Bが形成されている。したがっ
て、ピン部材74A,74Bを長孔81A,81Bおよ
び略ひょうたん状の孔82A,82Bに沿って移動させ
ると、ロック部材38A,38Bの先端部40A,40
Bは上方に移動するようになっている。なお、感知器の
その他の構成は、図2と同様になっている。
3において、外カバー33の長孔81Bおよび端子盤3
5の略ひょうたん状の孔82Bにピン部材74Bを挿入
して、ピン部材74Bの基端部79Bが長孔81Bに挿
入され、先端部78Bが略ひょうたん状の孔82Bを通
過し、首部となる小径部80Bが略ひょうたん状の孔8
2Bに挿入されるようにする。
Dで示すように軸中心方向に移動させると、ピン部材7
4Bの先端部78Bはロック部材38Bの突起部39B
のテーパ部83Bに当接し、矢印Eで示すようにロック
部材38Bを上方に押し上げる。小径部80Bが略ひょ
うたん状の孔82Bの小径の長孔側に移動すると、先端
部78Bは略ひょうたん状の孔82Bの小径の長孔の外
側に係止され、ピン部材74Bがスプリング75Bに抗
して下方に戻ることがない。
部となる小径部80A,80Bでピン部材74A,74
Bの戻り防止をしているため、感知器の種類による外カ
バーの高さの違いに対して対処することができる。ま
た、図9に示す感知器にあっては、外カバー33に長孔
81A,81Bを形成し、端子盤35に略ひょうたん状
の孔82A,82Bを形成し、さらに、ロック部材38
A,38Bの突起部39A,39Bにテーパ部83A,
83Bを形成したため、外カバー33の高さの違いがあ
っても、図8に示す感知器本体取外し装置73により容
易にロック解除を行うことができる。
感知器本体取外し装置の断面図である。図14におい
て、91A,91Bは本体92に形成された収納孔であ
り、収納孔91A,91B内にはピン部材93A,93
Bとピン部材93A,93Bを上方に付勢するスプリン
グ94A,94Bが収納されている。スプリング94
A,94Bはピン部材93A,93Bの大径端部95
A,95Bと保持部材としての円板部材96の間に介装
され、円板部材96は棒状部材97のねじ部98にねじ
込まれる。
向に移動することができるようになっており、円板部材
96がねじ部98の下端側に移動すると、ピン部材93
A,93Bも収納孔91A,91B内で下側に移動し、
円板部材96がねじ部98の上端側に移動すると、ピン
部材93A,93Bも収納孔91A,91B内で上側に
移動する。
のねじ部98の下方まで円板部材96をねじ込むと、円
板部材96は下方に移動し、ピン部材93A,93Bが
収納孔91A,91Bから突出する距離aは、小さくな
る。このように、ピン部材93A,93Bの高さが低い
ときは、感知器の外カバーの高さが低いもののロックを
解除することができる。なお、ピン部材93A,93B
でロック部材を上方に押し上げるときは、スプリング9
4A,94Bを圧縮させて、ピン部材93A,93Bを
固定した状態で行う。
材97のねじ部98の上端側まで円板部材96を上方に
移動させると、ピン部材93A,93Bが収納孔91
A,91Bから突出する距離a1は大きくなる。このよ
うに、ピン部材93A,93Bの高さが高いときは、感
知器の外カバーの高さが高いもののロックを解除するこ
とができる。
外カバーの高さの違いに対処することができる。次に、
図15は本発明の他の実施例を示す感知器の要部断面図
である。図15において、101はロック部材38Bを
上方に押圧するピン部であり、ピン部101は端子盤3
5に矢印Fで示すように、上下移動自在に設けられてい
る。ピン部101の下端部と外カバー33の孔43Bと
の距離bは感知器の種類にかかわらず一定となるように
ピン部101の寸法が設定されている。ピン部101の
上端部とロック部材38Bが突起部39Bとの間には所
定の間隙102が形成されている。なお、ロック部材3
8Bにはロック部材38Bが下方に湾曲するように切欠
き103が形成されている。
04に形成したピン部材105を収納する収納孔106
の開口部とピン部材105の先端部との距離b1を一定
にした感知器本体取外し装置107を用いれば、簡単に
ロックを解除することができる。このように、ピン部1
01の下端部と外カバー33の孔43Bとの距離bを一
定にしたため、ピン部材105を固定し、ピン部105
の長さが一定の感知器取外し装置107でロックを解除
することができる。すなわち、この感知器は従来の感知
器本体取外し装置107に対応することができる。
つあれば、ベースと本体のロックが可能であることは勿
論である。
器取外し装置によれば、感知器の種類による外カバーの
高さに違いがある場合でもそれに対応して容易にロック
を解除することができる。また、感知器カバーにキズを
つけることなく確実にロックを解除することができる。
材の長さが固定された従来の感知器本体取外し装置を用
いても外カバーの孔とピン部の端部の距離を一定として
いるため、容易にロックを解除することができる。
の断面図
図
置の断面図
装置の断面図
図
B:ピン部材 15A,15B,56,75A,75B,94A,94
B:スプリング(弾性部材) 20A,20B:第1の鍔部(係合部) 21A,21B:第2の鍔部(係合部) 22A,22B:ストッパ部材(係止部) 23A,23B:突出部 31:ベース 32:感知器本体 38A,38B:ロック部材 39A,39B:突起部 42A,42B:凹部 43A,43B:孔(水抜き孔) 60:第1の溝部(係合部) 61:第2の溝部(係合部) 62:係止片(係止部) 63:係止部材(係止部) 78A,78B:先端部 80A,80B:小径部 81A,81B:長孔 82A,82B:略ひょうたん状の孔 83A,83B:テーパ部 96:円板部材(保持部材) 97:棒状部材
Claims (8)
- 【請求項1】感知器本体の水抜き孔に挿入してベースに
形成されたロック部材に当接し上方向に移動させて前記
ロック部材と感知器本体に形成した凹部の嵌合を解除す
るピン部材と前記感知器本体を収納する本体を有する感
知器本体取外し装置において、 前記ピン部材を付勢する弾性部材を備えたことを特徴と
する感知器本体取外し装置。 - 【請求項2】請求項1記載の感知器取外し装置におい
て、 前記ピン部材に複数の係合部を形成し、 該係合部に係止して前記ピン部材を固定する係止部を備
えたことを特徴とする感知器本体取外し装置。 - 【請求項3】請求項2記載の感知器本体取外し装置にお
いて、 前記複数の係合部が前記ピン部材に形成された鍔部によ
り構成され、前記係止部が前記鍔部に係止する突出部を
有するストッパ部材により構成されることを特徴とする
感知器本体取外し装置。 - 【請求項4】請求項2記載の感知器本体取外し装置にお
いて、 前記複数の係合部が前記ピン部材に形成された溝部によ
り構成され、前記係止部が係止片を有する係止部材によ
り構成されることを特徴とする感知器本体取外し装置。 - 【請求項5】感知器本体の水抜き孔に挿入してベースに
形成されたロック部材に当接し上方向に移動させて前記
ロック部材と感知器本体に形成した凹部の嵌合を解除す
るピン部材と前記感知器本体を収納する収納本体を有す
る感知器本体取外し装置において、 前記ピン部材を付勢する弾性部材を設けるとともに、前
記ピン部材の先端部側に首部となる小径部を形成したこ
とを特徴とする感知器本体取外し装置。 - 【請求項6】感知器本体の水抜き孔に挿入してベースに
形成されたロック部材に当接し上方向に移動させて前記
ロック部材と感知器本体に形成した凹部の嵌合を解除す
るピン部材と前記感知器本体を収納する収納本体を有す
る感知器本体取外し装置において、 前記ピン部材を付勢する弾性部材と、 前記ピン部材と該弾性部材を保持し棒状部材にねじ込ま
れて位置が可変となる保持部材を備えたことを特徴とす
る感知器本体取外し装置。 - 【請求項7】ベースに設けられ、上下方向に移動可能な
ように可撓性で形成されるとともに、感知器本体が前記
ベースに対して押し付けられた状態で上方向に移動する
ロック部材と、 感知器本体に形成され、感知器本体を前記ベースに対し
て押し付けた状態で固定位置で回転した場合に前記ロッ
ク部材が係合可能な凹部を有する感知器において、 前記ロック部材に、ピン部材の先端部が当接するテーパ
面を形成するとともに、 前記感知器本体に、ピン部材が移動可能な長孔とピン部
材の先端部側に形成した首部が移動可能な略ひょうたん
状の孔を形成したことを特徴とする感知器。 - 【請求項8】ベースに設けられ、上下方向に移動可能な
ように可撓性で形成されるとともに、感知器本体が前記
ベースに対して押し付けられた状態で上方向に移動する
ロック部材と、 感知器本体に形成され、該感知器本体を前記ベースに対
して押し付けた状態で固定位置まで回転した場合に前記
ロック部材が係合可能な凹部を有する感知器において、 前記感知器本体に、前記ロック部材を上方向に押圧しそ
の端部と感知器本体の水抜き孔との距離が一定となるよ
うにピン部を一体に形成したことを特徴とする感知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7015677A JP3035463B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 感知器本体取外し装置および感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7015677A JP3035463B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 感知器本体取外し装置および感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08212473A JPH08212473A (ja) | 1996-08-20 |
JP3035463B2 true JP3035463B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=11895386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7015677A Expired - Fee Related JP3035463B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 感知器本体取外し装置および感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035463B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1047682C (zh) * | 1993-08-05 | 1999-12-22 | 三菱电机株式会社 | 一种装带机构 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6781022B2 (ja) * | 2016-11-30 | 2020-11-04 | ニッタン株式会社 | 火災感知器 |
JP2020119367A (ja) * | 2019-01-25 | 2020-08-06 | 日本ドライケミカル株式会社 | 感知器、感知器ヘッド、感知器ベースおよび火災報知システム |
-
1995
- 1995-02-02 JP JP7015677A patent/JP3035463B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN1047682C (zh) * | 1993-08-05 | 1999-12-22 | 三菱电机株式会社 | 一种装带机构 |
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Publication number | Publication date |
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JPH08212473A (ja) | 1996-08-20 |
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