JP3721341B2 - 試験管保持用アダプター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、試験管ホルダーの試験管収容用の開口部内に装着され、外径の異なる試験管を、選択的に保持可能な如く設けられた試験管保持用アダプターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の試験管保持用アダプターとして、全体が略円筒形をなし、一端部位に試験管ホルダーにおける試験管収容用の開口部内に嵌め込まれる円環部を有し、他端部位に外径の異なる試験管を選択的に保持可能な如く漏斗状に配設された複数の板ばね部を備えたものがある。
【0003】
上記円環部は、適用される試験管ホルダーにおける試験管収容用の開口部の内面に対し、外面が密着状態で嵌合するように、その外形寸法は極めて高精度に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の試験管保持用アダプターは、円環部の外形寸法が、特定の試験管ホルダーにおける試験管収容用の開口部の内径寸法に対し、正確に適合するように設計されている。しかし試験管ホルダーには、円柱状ラックと称される搬送用試験管ホルダー、試験管をストックないし保管しておく為の保管用試験管ホルダー、血液などの検体入り試験管を遠心分離する時に使用する遠心分離用試験管ホルダーなど、種々のものが有る。このため上記アダプターを別種の試験管ホルダーの試験管収容用開口部に装着しようとすると、サイズが不一致の為、挿入できなかったり、逆に挿入したアダプターが使用中に簡単に脱抜してしまうという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、複数種の試験管ホルダーに対し、共通に、しかも安定した態様で適用可能な試験管保持用アダプターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の試験管ホルダーは下記のような特徴ある構成を有している。なお下記以外の本発明の特徴ある構成については実施形態の中で明らかにする。
【0007】
本発明の試験管保持用アダプターは、試験管ホルダーの試験管収容用の開口部内に装着され、外径の異なる試験管を選択的に保持可能な如く設けられた試験管保持用アダプターであって、
前記開口部の端面に当接するフランジ部と、このフランジ部の内縁に一端が連なり上記開口部の内面に嵌め込まれる円環部と、この円環部の他端に周方向に沿って基端部が所定間隔で結合され、先端部が前記開口部の内方に向けて延在し且つ全体が漏斗状をなす如く軸心方向へ偏倚された複数の板ばね部とを備え、
前記円環部は、前記開口部の内面に嵌め込まれたとき、当該開口部の内面に設けられた凹部または凸部に対し、所定圧力で係合する係合部を備えていることを特徴としている。
【0008】
上記試験管保持用アダプターにおいては、前記円環部に設けられた係合部が開口部の内面に設けられた凹部又は凸部に対し所定圧力で係合するため、試験管ホルダーの上記開口部の内径寸法と前記アダプターの円環部の外径寸法との間に差があっても、試験管ホルダーに対しガタツキなく安定に装着することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る試験管保持用アダプター100を搬送用試験管ホルダー10に適用した場合の概略的構成を示す斜視図である。
【0010】
図1に示す搬送用試験管ホルダー10は、例えば合成樹脂製の円筒状基体11における基端部位の外周面に、搬送系ガイドレール(不図示)に係合可能なフランジ部11c,11dを有している。上記二つのフランジ部11c,11dは、上記試験管ホルダー10が搬送中に振動等によって転倒するのを防止する為のものであり、搬送用ベルトコンベア(不図示)の両側に配置されるガイドレール等(不図示)に対し係合可能となっている。
【0011】
また上記二つのフランジ部11c,11dの間に形成されている環状溝11eは、搬送用試験管ホルダー10を搬送用ベルトコンベアの特定位置で停止操作し得るように、例えば搬送制御用ピストン/シリンダー・デバイス(不図示)の停止ピンを挿入可能な如く形成されている。
【0012】
上記円筒状基体11における長手方向の中央部位外周は大径部11aとなっており、この大径部11aに連なる上記円柱状基体11の先端部位外周は小径部11bとなっている。上記小径部11bの周壁には、複数個(本実施形態では4個)のスリット11gが基体長手方向に沿って平行に配設されている。この小径部11bの外周面には、光検知器等でその存在を検知可能とするための標示部を兼ねた金属製の締め付けリング13が嵌め込まれている。
【0013】
上記円筒状基体11の軸心部に形成されている試験管収容用の開口部12は、先端(図中上端)から基端(図中下端)に向けて、所定深さ例えばフランジ部11cの配設位置に相当する深さまで穿たれている。
【0014】
この開口部12の中に、外径がD1,D2…という具合に異なる複数種の試験管1,2…のいずれが挿入された場合においても、これらを選択的に安定に保持し得る試験管保持用アダプター100が装着されている。なお各試験管1,2…は、それぞれ管体1a,2a…の上端開口を、キャップ1b,2b…で閉塞し得るようになっている。
【0015】
図2は試験管保持用アダプター100と搬送用試験管ホルダー10との相互関係を示す図で、(a)は試験管保持用アダプター100が試験管ホルダー10に装着された状態を示す上面図、(b)は(a)のb−b線矢視断面図である。また、図3の(a)は試験管保持用アダプター100の構成を示す外観斜視図である。
【0016】
図2の(a)(b)及び図3の(a)に示すように、試験管保持用アダプター100は、例えば合成樹脂などの弾性部材を用いて一体成形されている。すなわち、前記試験管ホルダー10の開口部12の端面に当接するフランジ部101と、このフランジ部101の内縁に一端が連なり上記開口部12の内面に嵌め込まれる円環部102と、この円環部102の他端に、周方向に沿って基端部が所定間隔で結合され、先端部が前記開口部12の内方に向けて延在し且つ全体が漏斗状をなす如く軸心Oの方向へ偏倚された複数の板ばね部103とが一体成形されている。
【0017】
なお、複数の板ばね部103における各先端部位の内面には、保持すべき試験管1,2の外周面に接触して当該試験管1,2を安定に保持するための半球状突起部からなる保持部104が設けられている。
【0018】
円環部102の周壁面には、周方向に沿って係合体としての複数の接触片105が設けられている。複数の接触片105は円環部102の周壁を切り起こし加工した態様をなす接片からなる。これらの接触片105は、円環部102が開口部12の内面に嵌め込まれたとき、当該開口部12の内面に設けられた陥凹部Vに対して、少なくとも先端部が係合圧接するように、前記円環部102の外周面に下方から上方へ進むにつれ、漸次軸心から遠ざかる如く偏倚したものとなっている。各接触片105の先端部外面には、前記陥凹部Vに陥入する突起部106が形成されている。
【0019】
次に上記の如く構成された第1実施形態の作用を図3の(b)を適時参照しながら説明する。本実施形態の試験管保持用アダプター100を、搬送用試験管ホルダー10の開口部12内に板ばね部103の先端側から挿入すると、円環部102が開口部12に嵌め込まれ、フランジ部101が開口部12の端面に当接する。このとき、円環部102の周壁に形成されている各接触片105は、破線で示すように試験管ホルダー10の開口部12の端面から内面へと滑り込み、突起部106が軸心方向へ変位圧縮された状態で開口部12の内面に設けられた陥凹部Vの位置までスライドする。突起部106が陥凹部Vの位置までスライドすると、各接触片105の復元力により、当該突起部106は陥凹部Vの中へ所定圧力で陥入する。すなわち各接触片105の先端部が陥凹部Vに対し係合圧接した状態になる。こうなるとアダプター100は、各接触片105のバネ力により、試験管ホルダー10の開口部内面で弾持されることになる。その結果、試験管保持用アダプター100は、試験管ホルダー10の開口部12の軸心位置に安定に保持される。
【0020】
かくして、試験管ホルダー10の開口部12の内面と前記アダプター100の円環部102の外面との間にたとえ隙間Gがあっても、アダプター100は試験管ホルダー10に対しガタツキなく安定に装着される。しかも上記の如く一旦装着された状態になると、下方から上方へ進むにつれ漸次軸心から遠ざかる如く偏倚している接触片105と陥凹部Vとの関係から、いわゆる抜け止め機能が働き、当該アダプター100は試験管ホルダー10の開口部12から脱抜するのを阻止される。
【0021】
このようにして試験管保持用アダプター100が装着された試験管ホルダー10に対し、比較的小径な外径D1を有する試験管1が挿入されると、試験管1の外周面に上記アダプター100の複数の保持部104が全て接触し、板ばね部103の先端部位が試験管1の外径に応じて若干拡張された状態を呈する。このため試験管1の外周面は、保持部104により所定圧力でホルダー軸心位置に保持される。その結果、試験管1は保持部104が存在している個所とホルダー内底部に接している個所(不図示)との二箇所で安定に支えられることになる。
【0022】
上記試験管ホルダー10に、比較的大径な外径D2を有する試験管2が挿入されると、前記同様に試験管2の外周面に上記アダプター100の複数の接触子104が接触し、板ばね部203の先端部位が比較的大きく拡張された状態を呈する。このため試験管2は、保持部104により前の場合より若干強い圧力でホルダー軸心位置に保持される。その結果、試験管2は保持部104が存在している個所とホルダー内底部に接している個所(不図示)との二箇所で安定に支えられることになる。
【0023】
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態に係る試験管保持用アダプター200を保管用試験管ホルダー20に適用した場合の構成を示す図で、(a)は保管用試験管ホルダー20を上方から見た平面図、(b)は主要部の構成を示す断面図である。
【0024】
図4に示す第2実施形態に係る試験管保持用アダプター200が第1実施形態のものと異なる点は、試験管保持用アダプター200の係合部として、円環部202の外周に設けた複数の円錐状ないし半球状の突起205を用いた点である。
【0025】
上記試験管保持用アダプター200においては、円環部202の外周面に設けられた複数の円錐状ないし半球状の突起205が、適度の弾性を有している為、試験管ホルダー20の上部プレート21に設けた開口部22の内面に形成されている環状溝Wに対して所定圧力で係合する。このため試験管ホルダー20の開口部22の内面と前記アダプター200の円環部202の外面との間に若干の隙間が存在していても、試験管保持用アダプター200は試験管ホルダー20の開口部22に対しガタツキなく安定に装着される。
【0026】
なお201はフランジ部、203は複数の板ばね部、204は試験管保持部である。本実施形態の試験管保持用アダプター200は、第1実施形態のものに比べて構造が簡単であるため、製作が容易な利点がある。上記の点以外は第1実施形態のものと基本的に同じであるため説明は省略する。
【0027】
(第3実施形態)
図5は本発明の第3実施形態に係る試験管保持用アダプター300を遠心分離用試験管ホルダー30(アルミニューム管31などを含む)に適用した場合の構成を示す図で、(a)は遠心分離用試験管ホルダー30を側方から見た側面図、(b)は主要部の構成を拡大して示す断面図である。
【0028】
図5に示す第3実施形態に係る試験管保持用アダプター300が、第1実施形態のものと異なる点は、試験管保持用アダプター300の係合部として、円環部302の外周に設けたOリング係合用の環状溝305を用いた点である。
【0029】
上記試験管保持用アダプター300においては、円環部302の外周面に設けられた環状溝305が、遠心分離用試験管ホルダー30のアルミニューム管31の内面に装着されたOリングRに対し所定圧力で係合する。このためアルミニューム管31の内面と前記アダプター300の円環部302の外面との間に若干の隙間が存在していても、試験管保持用アダプター300は上記アルミニューム管31の内面に対しガタツキなく安定に装着される。本実施形態の試験管保持用アダプター300は第1実施形態のものに比べて構造が簡単で製作が容易な利点がある。
【0030】
なお301はフランジ部、303は複数の板ばね部、304は試験管保持部である。上記の点以外は第1実施形態のものと基本的に同じであるため説明は省略する。
【0031】
(実施形態における特徴点)
[1]実施形態に示された試験管保持用アダプターは、
試験管ホルダー(10,20,30)の試験管収容用の開口部(12,22,32)内に装着され、外径の異なる試験管1,2を選択的に保持可能な如く設けられた試験管保持用アダプター(100,200,300)であって、
前記開口部(12,22,32)の端面に当接するフランジ部(101,201,301)と、このフランジ部(101,201,301)の内縁に一端が連なり上記開口部(12,22,32)の内面に嵌め込まれる円環部(102,202,302)と、この円環部(102,202,302)の他端に周方向に沿って基端部が所定間隔で結合され、先端部が前記開口部(12,22,32)の内方に向けて延在し且つ全体が漏斗状をなす如く軸心O方向へ偏倚された複数の板ばね部(103,203,303)とを備え、
前記円環部(102,202,302)は、前記開口部(12,22,32)の内面に嵌め込まれたとき、当該開口部(12,22,32)の内面に設けられた凹部(V,W)または凸部(R)に対し、所定圧力で係合する係合部(105,205,305)を備えていることを特徴としている。
【0032】
上記試験管保持用アダプター(100,200,300)においては、前記円環部(102,202,302)に設けられた係合部(105,205,305)が、開口部(12,22,32)の内面に設けられた凹部(V,W)又は凸部(R)に対し所定圧力で係合するため、試験管ホルダー(10,20,30)の上記開口部(12,22,32)の内面と前記アダプター(100,200,300)の円環部(102,202,302)の外面との間に隙間Gがあっても、試験管ホルダー(10,20,30)に対しガタツキなく安定に装着することができる。
【0033】
[2]実施形態に示された試験管保持用アダプターは、前記[1]に記載の試験管保持用アダプター100であって、
前記係合部(105)は、前記円環部102が前記開口部12の内面に嵌め込まれたとき、当該開口部12の内面に設けられた陥凹部Vに対し、少なくとも先端部が所定圧力で係合するように、前記円環部102の外周面に下方から上方へ進むにつれ、漸次軸心から遠ざかる如く偏倚した接触片105であることを特徴としている。
【0034】
上記試験管保持用アダプター100においては、軸心から遠ざかる如く偏倚した接触片105の先端部が、陥凹部Vに対し所定圧力で係合するため、試験管ホルダー10の上記開口部12の内面と前記アダプター100の円環部102の外面との間に隙間Gがあっても、試験管ホルダー10に対しガタツキなく安定に装着することができる。しかも一旦装着状態になると、上記接触片105と陥凹部Vとの係合による抜け止め機能が働くため、当該アダプター100が試験管ホルダー10の開口部12から脱抜するのを阻止できる。
【0035】
[3]実施形態に示された試験管保持用アダプターは、前記[2]に記載の試験管保持用アダプター100であって、
前記接触片105の先端部外面に、前記陥凹部Vに係合する突起部106が形成されていることを特徴としている。
【0036】
上記試験管保持用アダプター100においては、突起部106が陥凹部Vに陥入することにより、接触片105と陥凹部Vとの係合がより一層確実になされ、安定な係合状態が得られる。
【0037】
[4]実施形態に示された試験管保持用アダプターは、前記[1]又は[2]又は[3]に記載の試験管保持用アダプター100であって、
前記フランジ部(101,201,301)と、前記円環部(102,202,302)と、前記板ばね部(103,203,303)と、前記係合部(105,205,305)とが、合成樹脂などの弾性部材を用いて一体成形されていることを特徴としている。
【0038】
上記試験管保持用アダプター100においては、一体成形加工により製作工程が単純化される為、コストの低減が可能となる。
【0039】
(変形例)
実施形態に示された試験管ホルダーは下記の変形例を含んでいる。
【0040】
・試験管保持用アダプター100,200,300を、合成樹脂以外の例えば燐青銅などの弾性金属部材で形成したもの。
【0041】
・第1実施形態に示した試験管保持用アダプター100を、保管用試験管ホルダー20や遠心分離用試験管ホルダー30に適用可能な如く形成したもの。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、試験管ホルダーの試験管収容用の開口部に挿入される円環部の外周面に、上記開口部の内面に設けられた凹部または凸部に対して所定圧力で係合する係合部を備えているため、複数種の試験管ホルダーに対し、共通に、しかも安定した態様で適用可能な試験管保持用アダプターを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る試験管保持用アダプターを搬送用試験管ホルダーに適用した場合の概略的構成を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る試験管保持用アダプターと搬送用試験管ホルダーとの相互関係を示す図で、(a)は試験管保持用アダプターが試験管ホルダーに装着された状態を示す上面図、(b)は(a)のb−b線矢視断面図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る試験管保持用アダプターを示す図で、(a)は構成を示す外観斜視図、(b)は作用説明図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る試験管保持用アダプターを保管用試験管ホルダーに適用した場合の構成を示す図で、(a)は保管用試験管ホルダーを上方から見た平面図、(b)は主要部の構成を拡大して示す断面図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る試験管保持用アダプターを遠心分離用試験管ホルダーに適用した場合の構成を示す図で、(a)は遠心分離用試験管ホルダーを側方から見た側面図、(b)は主要部の構成を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
1,2…外径の異なる試験管
10…搬送用試験管ホルダー
20…保管用試験管ホルダー
30…遠心分離用試験管ホルダー
11a…大径部
11b…小径部
11c,11d…二つのフランジ部
12,22,32…開口部
100,200,300…試験管保持用アダプター
101,201,301…フランジ部
102,202,302…円環部
103,203,303…板ばね部
104,204,304…保持部
105…接触片(係合部)
205…円錐状突起(係合部)
305…環状溝(係合部)
106…突起部
V…陥凹部 W…環状溝 R…Oリング
Claims (4)
- 試験管ホルダーの試験管収容用の開口部内に装着され、外径の異なる試験管を選択的に保持可能な如く設けられた試験管保持用アダプターであって、
前記開口部の端面に当接するフランジ部と、このフランジ部の内縁に一端が連なり上記開口部の内面に嵌め込まれる円環部と、この円環部の他端に周方向に沿って基端部が所定間隔で結合され、先端部が前記開口部の内方に向けて延在し且つ全体が漏斗状をなす如く軸心方向へ偏倚された複数の板ばね部とを備え、
前記円環部は、前記開口部の内面に嵌め込まれたとき、当該開口部の内面に設けられた凹部または凸部に対し、所定圧力で係合する係合部を備えていることを特徴とする試験管保持用アダプター。 - 前記係合部は、前記円環部が前記開口部の内面に嵌め込まれたとき、当該開口部の内面に設けられた陥凹部に対し、少なくとも先端部が所定圧力で係合するように、前記円環部の外周面に下方から上方へ進むにつれ、漸次軸心から遠ざかる如く偏倚した接触片であることを特徴とする請求項1に記載の試験管保持用アダプター。
- 前記接触片の先端部外面に、前記陥凹部に係合する突起部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の試験管保持用アダプター。
- 前記フランジ部と、前記円環部と、前記板ばね部と、前記係合部とが、合成樹脂などの弾性部材を用いて一体成形されていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の試験管保持用アダプター。
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