JP3035435B2 - 三次元形状計測装置 - Google Patents
三次元形状計測装置Info
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- JP3035435B2 JP3035435B2 JP5277751A JP27775193A JP3035435B2 JP 3035435 B2 JP3035435 B2 JP 3035435B2 JP 5277751 A JP5277751 A JP 5277751A JP 27775193 A JP27775193 A JP 27775193A JP 3035435 B2 JP3035435 B2 JP 3035435B2
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- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- dimensional shape
- shape measuring
- rotating
- measuring device
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元形状を計測する
三次元形状計測装置本体に、床に布設された搬送体に沿
って計測対象物が搬入される載置装置が並置されること
により、搬入された自動車ボデー等の計測対象物の三次
元形状を計測するようになった三次元形状計測装置に関
するものである。
三次元形状計測装置本体に、床に布設された搬送体に沿
って計測対象物が搬入される載置装置が並置されること
により、搬入された自動車ボデー等の計測対象物の三次
元形状を計測するようになった三次元形状計測装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車ボデーの三次元形状は、相応する
大きさの計測範囲を有する三次元形状計測装置により定
盤に載置させて計測可能であり、反対側を計測する場合
には、定盤上の位置が反転するように再載置させてい
る。また、実開昭62−75411によれば、スライド
可能なX軸駆動機構に載置された回転テーブルに、計測
対象物を1回載置させるだけで、X軸方向に移動させつ
つ回転させてその全寸法を計測可能にする三次元レーザ
計測装置が周知となっている。
大きさの計測範囲を有する三次元形状計測装置により定
盤に載置させて計測可能であり、反対側を計測する場合
には、定盤上の位置が反転するように再載置させてい
る。また、実開昭62−75411によれば、スライド
可能なX軸駆動機構に載置された回転テーブルに、計測
対象物を1回載置させるだけで、X軸方向に移動させつ
つ回転させてその全寸法を計測可能にする三次元レーザ
計測装置が周知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この後者の装置によれ
ば、回転テーブルでの再載置作業が不要になるが、計測
に際して計測対象物を三次元形状計測装置本体に沿って
移動させねばならず、計測対象物が床に布設されたレー
ル等の搬送体からそのまま定位置に載置されるようにも
なっていない。さらに、自動車ボデー等の大型の計測対
象物の場合、回転させつつ計測するのは三次元形状計測
装置本体に干渉する問題がある。
ば、回転テーブルでの再載置作業が不要になるが、計測
に際して計測対象物を三次元形状計測装置本体に沿って
移動させねばならず、計測対象物が床に布設されたレー
ル等の搬送体からそのまま定位置に載置されるようにも
なっていない。さらに、自動車ボデー等の大型の計測対
象物の場合、回転させつつ計測するのは三次元形状計測
装置本体に干渉する問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、レール
或はコンベア等の搬送体により床に沿って載置装置に載
置させた状態で、三次元形状計測装置本体の計測範囲よ
りも搬送方向に大きい計測対象物の両面を再載置作業を
要することなく計測できる三次元形状計測装置を提供す
ることを目的とする。
或はコンベア等の搬送体により床に沿って載置装置に載
置させた状態で、三次元形状計測装置本体の計測範囲よ
りも搬送方向に大きい計測対象物の両面を再載置作業を
要することなく計測できる三次元形状計測装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、三次元形状を計測する
三次元形状計測装置本体に、床に布設された搬送体に沿
って計測対象物が搬入される載置装置が並置されること
により、搬入されて対面する計測対象物の三次元形状を
計測するようになった三次元形状計測装置において、載
置装置が、床に布設された搬送体から分離された搬送体
を上方に支持する回転定盤と、計測対象物の一方の側面
に代えて他方の側面が三次元形状計測装置本体に対面す
るように、回転定盤を反転させる回転角だけ回転駆動さ
せる回転機構及び少なくとも三次元形状計測装置本体の
本来の計測範囲を拡大する距離だけ搬送方向と逆方向へ
向けて回転定盤をスライドさせるスライド機構とを備
え、床及び載置装置の搬送体間に、回転定盤の回転角の
回転及び逆方向のスライドを許容するように、通常位置
から逃げ位置に移動させる駆動機構を備えた可動式搬送
体を介在させたことを特徴とする。
成するために、請求項1により、三次元形状を計測する
三次元形状計測装置本体に、床に布設された搬送体に沿
って計測対象物が搬入される載置装置が並置されること
により、搬入されて対面する計測対象物の三次元形状を
計測するようになった三次元形状計測装置において、載
置装置が、床に布設された搬送体から分離された搬送体
を上方に支持する回転定盤と、計測対象物の一方の側面
に代えて他方の側面が三次元形状計測装置本体に対面す
るように、回転定盤を反転させる回転角だけ回転駆動さ
せる回転機構及び少なくとも三次元形状計測装置本体の
本来の計測範囲を拡大する距離だけ搬送方向と逆方向へ
向けて回転定盤をスライドさせるスライド機構とを備
え、床及び載置装置の搬送体間に、回転定盤の回転角の
回転及び逆方向のスライドを許容するように、通常位置
から逃げ位置に移動させる駆動機構を備えた可動式搬送
体を介在させたことを特徴とする。
【0006】可動式搬送体を逃がすことなく載置装置の
搬送体を回転可能にするには、請求項2により、載置装
置が、回転定盤による搬送体の回転時に少なくとも通常
位置に在る可動式搬送体との干渉を回避させるように、
搬送体を昇降させる昇降機構を備えるようにする。
搬送体を回転可能にするには、請求項2により、載置装
置が、回転定盤による搬送体の回転時に少なくとも通常
位置に在る可動式搬送体との干渉を回避させるように、
搬送体を昇降させる昇降機構を備えるようにする。
【0007】
【作用】計測対象物が、床に布設された搬送体から可動
式搬送体を経由して載置装置の搬送体に搬入されると、
三次元形状計測装置本体はその一方側の三次元形状を計
測する。可動式搬送体を通常位置から逃げ位置に移動さ
せた状態で、回転機構により回転定盤を反転させると、
載置装置の搬送体は可動式搬送体と干渉することなく回
転し、反対側の計測が可能となる。さらに、スライド機
構により載置装置の搬送体を可動式搬送体の通常位置へ
スライドさせると、三次元形状計測装置本体の本来の計
測範囲よりも搬送方向に広い範囲が計測可能となる。
式搬送体を経由して載置装置の搬送体に搬入されると、
三次元形状計測装置本体はその一方側の三次元形状を計
測する。可動式搬送体を通常位置から逃げ位置に移動さ
せた状態で、回転機構により回転定盤を反転させると、
載置装置の搬送体は可動式搬送体と干渉することなく回
転し、反対側の計測が可能となる。さらに、スライド機
構により載置装置の搬送体を可動式搬送体の通常位置へ
スライドさせると、三次元形状計測装置本体の本来の計
測範囲よりも搬送方向に広い範囲が計測可能となる。
【0008】載置装置がその搬送体を昇降させる昇降機
構を備える場合、可動式搬送体が通常位置に在る状態
で、搬送体を上昇又は下降させることにより、可動式搬
送体との干渉を回避して回転が行われる。
構を備える場合、可動式搬送体が通常位置に在る状態
で、搬送体を上昇又は下降させることにより、可動式搬
送体との干渉を回避して回転が行われる。
【0009】
【実施例】図1及び図2は、本発明の一実施例による自
動車ボデー等の三次元形状計測に適合した三次元形状計
測装置を示す。
動車ボデー等の三次元形状計測に適合した三次元形状計
測装置を示す。
【0010】図2において、10は三次元形状計測装置
本体(以下計測装置本体とする)であり、床に布設され
た搬送体1aのレール1上を走行する台車5に載置され
て対面する計測場所に搬送されてきた例えば自動車ボデ
ー3の計測対象物を計測する。この計測装置本体は、基
部に立設された両側のサイドフレーム11、12及びル
ーフフレーム13で構成されたゲート間を搬送方向A
(X軸方向)に沿って移動可能なスライダ15を備え、
このスライダに搬送方向Aと直交するY軸方向及び上下
のZ軸方向にスライド可能なアーム16が支持され、そ
の先端に接触子16aが設けられている。計測場所に
は、台車5が搬入されるようにレール51を布設された
搬送体50を備えた載置装置9(図2)が配置され、こ
の搬送体及び搬送体1a間に、搬送方向Aに対して直交
方向Bにスライド可能で、かつレール21を布設された
可動式搬送体20が介在している。
本体(以下計測装置本体とする)であり、床に布設され
た搬送体1aのレール1上を走行する台車5に載置され
て対面する計測場所に搬送されてきた例えば自動車ボデ
ー3の計測対象物を計測する。この計測装置本体は、基
部に立設された両側のサイドフレーム11、12及びル
ーフフレーム13で構成されたゲート間を搬送方向A
(X軸方向)に沿って移動可能なスライダ15を備え、
このスライダに搬送方向Aと直交するY軸方向及び上下
のZ軸方向にスライド可能なアーム16が支持され、そ
の先端に接触子16aが設けられている。計測場所に
は、台車5が搬入されるようにレール51を布設された
搬送体50を備えた載置装置9(図2)が配置され、こ
の搬送体及び搬送体1a間に、搬送方向Aに対して直交
方向Bにスライド可能で、かつレール21を布設された
可動式搬送体20が介在している。
【0011】載置装置9は、図1に示すように、定盤3
0に設置されたレール32にガイドされてストッパ33
まで油圧式のシリンダ34で駆動されるスライド定盤3
5と、このスライド定盤の4隅で昇降可能にガイドされ
たスライド軸37で支持され、かつ中心部をシリンダ3
8で上下方向へ駆動される昇降定盤40と、この昇降定
盤に4隅をボール支持脚42で回転走行可能に支持さ
れ、かつ中心部をモータ41で回転駆動される回転定盤
45とを備えている。
0に設置されたレール32にガイドされてストッパ33
まで油圧式のシリンダ34で駆動されるスライド定盤3
5と、このスライド定盤の4隅で昇降可能にガイドされ
たスライド軸37で支持され、かつ中心部をシリンダ3
8で上下方向へ駆動される昇降定盤40と、この昇降定
盤に4隅をボール支持脚42で回転走行可能に支持さ
れ、かつ中心部をモータ41で回転駆動される回転定盤
45とを備えている。
【0012】この回転定盤には、その4隅に立設された
ガイド棒49にガイドされて中央部両側でシリンダ53
により昇降駆動される搬送体50が載置され、その表面
に布設されたレール51が実線で示す計測位置及び2点
鎖線で示す待機位置間を昇降可能になっている。そのシ
リンダロッド52に突設されたピン52aが、くの字形
レバー54の一方の端部に形成された長穴に係入されて
いる。その途中位置は回転定盤45に支持されたピン5
2bでヒンジされ、その他方の端部に突設されたローラ
52cが搬送体50の裏面に下設された長溝55に係入
している。これにより、シリンダロッド52が突出する
と、ローラ52cが長溝55を回転しつつ上方へ回動
し、搬送体50を上昇させる。
ガイド棒49にガイドされて中央部両側でシリンダ53
により昇降駆動される搬送体50が載置され、その表面
に布設されたレール51が実線で示す計測位置及び2点
鎖線で示す待機位置間を昇降可能になっている。そのシ
リンダロッド52に突設されたピン52aが、くの字形
レバー54の一方の端部に形成された長穴に係入されて
いる。その途中位置は回転定盤45に支持されたピン5
2bでヒンジされ、その他方の端部に突設されたローラ
52cが搬送体50の裏面に下設された長溝55に係入
している。これにより、シリンダロッド52が突出する
と、ローラ52cが長溝55を回転しつつ上方へ回動
し、搬送体50を上昇させる。
【0013】ガイド棒49の上端部には、台車5の4隅
の載置面49bが形成されると共に、ガイドピン49a
が突設されている。したがって、搬送体50が下降する
ことにより台車5が下降してくると、そのガイド穴5a
(図2)にガイドピン49aが係入してその周面が下方
から載置面49bで支持されることにより、台車5を位
置決めするようになっている。
の載置面49bが形成されると共に、ガイドピン49a
が突設されている。したがって、搬送体50が下降する
ことにより台車5が下降してくると、そのガイド穴5a
(図2)にガイドピン49aが係入してその周面が下方
から載置面49bで支持されることにより、台車5を位
置決めするようになっている。
【0014】可動式搬送体20は、モータ26で駆動さ
れる車輪25で基部23に布設されたレール24に沿っ
て走行可能になっており、搬送体50の横幅よりも僅か
に広いストロークだけスライドして逃げ位置に移動す
る。昇降定盤40は、搬送体50の回転時に搬送体50
が通常位置に在る可動式搬送体20に干渉しないよう
に、また計測装置本体10の原位置(図2のZ軸方向の
下方位置)に在る接触子16aにもスペースを残すよう
に、回転定盤45を上昇させる。
れる車輪25で基部23に布設されたレール24に沿っ
て走行可能になっており、搬送体50の横幅よりも僅か
に広いストロークだけスライドして逃げ位置に移動す
る。昇降定盤40は、搬送体50の回転時に搬送体50
が通常位置に在る可動式搬送体20に干渉しないよう
に、また計測装置本体10の原位置(図2のZ軸方向の
下方位置)に在る接触子16aにもスペースを残すよう
に、回転定盤45を上昇させる。
【0015】このように構成されるスライド機構32〜
35及び昇降機構37、38、40、49、52〜54
には所定のストロークだけ移動させるように所属のシリ
ンダを駆動制御する制御回路が、回転機構41、42、
45には回転定盤45を反転させる回転角だけ所属のモ
ータ41を駆動制御する制御回路が付属する。また、こ
れらの制御回路は、各駆動動作を外部操作によりそれぞ
れ独立に、或は部分的に又は全計測工程をシーケンス制
御されるように構成される。
35及び昇降機構37、38、40、49、52〜54
には所定のストロークだけ移動させるように所属のシリ
ンダを駆動制御する制御回路が、回転機構41、42、
45には回転定盤45を反転させる回転角だけ所属のモ
ータ41を駆動制御する制御回路が付属する。また、こ
れらの制御回路は、各駆動動作を外部操作によりそれぞ
れ独立に、或は部分的に又は全計測工程をシーケンス制
御されるように構成される。
【0016】このように構成された三次元形状計測装置
の動作を図3を参照して説明する。
の動作を図3を参照して説明する。
【0017】載置装置9の待機状態では、搬送体50の
レール51は図1の2点鎖線で示す上昇位置を占め、し
たがって可動式搬送体20のレール21及び床のレール
1と連続している。自動車ボデー3は、台車5に載置さ
れて床の搬送体1aから可動式搬送体20を経由して搬
送体50に搬入され、その先端部に立設されたストッパ
58に当接して停止する(図3A)。
レール51は図1の2点鎖線で示す上昇位置を占め、し
たがって可動式搬送体20のレール21及び床のレール
1と連続している。自動車ボデー3は、台車5に載置さ
れて床の搬送体1aから可動式搬送体20を経由して搬
送体50に搬入され、その先端部に立設されたストッパ
58に当接して停止する(図3A)。
【0018】計測に際しては、シリンダ53により搬送
体50を下降させると、台車5のガイド穴5aがガイド
ピン49aに係入し、かつその周囲の載置面49bに載
置されて基準位置に位置決めされる(同図B)。計測装
置本体10は、接触子16aの3次元方向の移動により
自動車ボデー3の一方の側面の三次元形状を計測する。
体50を下降させると、台車5のガイド穴5aがガイド
ピン49aに係入し、かつその周囲の載置面49bに載
置されて基準位置に位置決めされる(同図B)。計測装
置本体10は、接触子16aの3次元方向の移動により
自動車ボデー3の一方の側面の三次元形状を計測する。
【0019】次いで、回転定盤45を搬送体50が可動
式搬送体20に干渉しないように、計測装置本体10の
ルーフフレーム13よりも僅かに下方の位置に上昇させ
(同図C)、さらに回転させて計測位置に下降させる
(同図D)。この状態で自動車ボデー3の他方の側面を
計測する。計測が終了すると、搬送体50を待機位置に
上昇させ、レール51、21、1に沿って台車5を搬出
させる。
式搬送体20に干渉しないように、計測装置本体10の
ルーフフレーム13よりも僅かに下方の位置に上昇させ
(同図C)、さらに回転させて計測位置に下降させる
(同図D)。この状態で自動車ボデー3の他方の側面を
計測する。計測が終了すると、搬送体50を待機位置に
上昇させ、レール51、21、1に沿って台車5を搬出
させる。
【0020】図4は、車両長のより長い自動車ボデー3
aが相応に長い台車5bに載置されて搬入される場合の
計測例を示す。図3A及びBと同様に搬入されて、台車
5bがストッパ58で規制された状態において、自動車
ボデー3aの前方部分は計測範囲外となる。したがって
この部分を残して一方の側面を計測する。次いで、回転
定盤45を上昇させると共に、可動式搬送体20を直交
方向にスライドさせる(図4A)。続いて、スライド定
盤35を搬送方向Aと逆方向へ可動式搬送体20の基部
23に干渉しないように、その幅の半分よりも僅かに短
いストッパ33で規制されるストロークだけに後退させ
(図4B)、さらに下降させて残りの前方部分を計測す
る。
aが相応に長い台車5bに載置されて搬入される場合の
計測例を示す。図3A及びBと同様に搬入されて、台車
5bがストッパ58で規制された状態において、自動車
ボデー3aの前方部分は計測範囲外となる。したがって
この部分を残して一方の側面を計測する。次いで、回転
定盤45を上昇させると共に、可動式搬送体20を直交
方向にスライドさせる(図4A)。続いて、スライド定
盤35を搬送方向Aと逆方向へ可動式搬送体20の基部
23に干渉しないように、その幅の半分よりも僅かに短
いストッパ33で規制されるストロークだけに後退させ
(図4B)、さらに下降させて残りの前方部分を計測す
る。
【0021】一方の側面の計測が終了すると、回転定盤
45を上昇させて回転させる(図4C)。この際、後退
位置での回転経路Dの回転により、台車5bの接触子1
6aへの干渉が回避される。因に、後退しない場合、回
転経路Cでの回転によりプローブ16aに干渉すること
になる。続いて、計測位置に下降させ、自動車ボデー3
aの反対側側面を前方部分を残して計測する。さらに、
回転定盤45を上昇させてガイドピン49aから係脱さ
せると共に、搬送方向Aへスライドさせ、可動式搬送体
20を原位置に復帰させ、下降させて残りの前方部分を
計測する。計測が終了すると、反転状態で搬出する(図
4D)。
45を上昇させて回転させる(図4C)。この際、後退
位置での回転経路Dの回転により、台車5bの接触子1
6aへの干渉が回避される。因に、後退しない場合、回
転経路Cでの回転によりプローブ16aに干渉すること
になる。続いて、計測位置に下降させ、自動車ボデー3
aの反対側側面を前方部分を残して計測する。さらに、
回転定盤45を上昇させてガイドピン49aから係脱さ
せると共に、搬送方向Aへスライドさせ、可動式搬送体
20を原位置に復帰させ、下降させて残りの前方部分を
計測する。計測が終了すると、反転状態で搬出する(図
4D)。
【0022】尚、前述の実施例において、干渉上問題が
無い場合、昇降装置を廃止して可動式搬送体20を逃が
した状態で回転させるようにすることもできる。場合に
より、下降させて可動式搬送体20との干渉を回避でき
る場合には、昇降装置を回転時に下降させるように構成
する。シリンダ53による昇降は、昇降定盤40を2段
階に昇降させることにより、またレール51に沿って搬
送されてきたままで計測される場合には、廃止できる。
本発明は、搬送体がレールでなくコンベアとして構成さ
れ、可動式搬送体及び載置装置の搬送体も連続するコン
ベアを設ける場合にも適用される。三次元形状計測装置
本体は、非接触のレーザ式の場合にも本発明を適用でき
る。
無い場合、昇降装置を廃止して可動式搬送体20を逃が
した状態で回転させるようにすることもできる。場合に
より、下降させて可動式搬送体20との干渉を回避でき
る場合には、昇降装置を回転時に下降させるように構成
する。シリンダ53による昇降は、昇降定盤40を2段
階に昇降させることにより、またレール51に沿って搬
送されてきたままで計測される場合には、廃止できる。
本発明は、搬送体がレールでなくコンベアとして構成さ
れ、可動式搬送体及び載置装置の搬送体も連続するコン
ベアを設ける場合にも適用される。三次元形状計測装置
本体は、非接触のレーザ式の場合にも本発明を適用でき
る。
【0023】
【発明の効果】以上、請求項1の発明によれば、可動式
搬送体を逃がした状態で載置装置を反転させ得るために
計測対象物の両面が素早く計測できるだけでなく、逃げ
た位置に載置装置をスライドさせ得るために、搬送方向
に沿った計測範囲外の計測も能率良く行えるようにな
る。したがって、三次元形状計測装置の計測範囲を計測
対象物に相応して大きくする必要がなく、コスト的にも
有利となる。
搬送体を逃がした状態で載置装置を反転させ得るために
計測対象物の両面が素早く計測できるだけでなく、逃げ
た位置に載置装置をスライドさせ得るために、搬送方向
に沿った計測範囲外の計測も能率良く行えるようにな
る。したがって、三次元形状計測装置の計測範囲を計測
対象物に相応して大きくする必要がなく、コスト的にも
有利となる。
【0024】請求項2の発明によれば、回転定盤が上昇
又は下降することにより、可動式搬送体を逃がさなくて
も回転可能となる。また、三次元形状計測装置本体又は
載置装置の形状によっては回転時に干渉する場合でも、
回転面を上下方向に移動させて干渉を回避させることも
可能となる。
又は下降することにより、可動式搬送体を逃がさなくて
も回転可能となる。また、三次元形状計測装置本体又は
載置装置の形状によっては回転時に干渉する場合でも、
回転面を上下方向に移動させて干渉を回避させることも
可能となる。
【図1】本発明の一実施例による三次元形状計測装置の
載置装置の側面図である。
載置装置の側面図である。
【図2】同三次元形状計測装置の概略的な平面図であ
る。
る。
【図3】同三次元形状計測装置の動作を説明する概略側
面図である。
面図である。
【図4】同三次元形状計測装置の長い計測対象物を計測
する場合の動作を説明する図である。
する場合の動作を説明する図である。
1、21、51 レール 1a、50 搬送体 3、3a 自動車ボデー 5、5b 台車 9 載置装置 10 三次元形状計測装置本体 20 可動式搬送体 35 スライド定盤 40 昇降定盤 45 回転定盤
Claims (2)
- 【請求項1】 三次元形状を計測する三次元形状計測装
置本体に、床に布設された搬送体に沿って計測対象物が
搬入される載置装置が並置されることにより、搬入され
て対面する計測対象物の三次元形状を計測するようにな
った三次元形状計測装置において、 載置装置が、床に布設された搬送体から分離された搬送
体を上方に支持する回転定盤と、計測対象物の一方の側
面に代えて他方の側面が三次元形状計測装置本体に対面
するように、前記回転定盤を反転させる回転角だけ回転
駆動させる回転機構及び少なくとも前記三次元形状計測
装置本体の本来の計測範囲を拡大する距離だけ搬送方向
と逆方向へ向けて前記回転定盤をスライドさせるスライ
ド機構とを備え、 前記床及び前記載置装置の前記搬送体間に、前記回転定
盤の前記回転角の前記回転及び前記逆方向の前記スライ
ドを許容するように、通常位置から逃げ位置に移動させ
る駆動機構を備えた可動式搬送体を介在させたことを特
徴とする三次元形状計測装置。 - 【請求項2】 載置装置が、回転定盤による搬送体の回
転時に少なくとも通常位置に在る可動式搬送体との干渉
を回避させるように、前記搬送体を昇降させる昇降機構
を備えたことを特徴とする請求項1の三次元形状計測装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5277751A JP3035435B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 三次元形状計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5277751A JP3035435B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 三次元形状計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07110202A JPH07110202A (ja) | 1995-04-25 |
JP3035435B2 true JP3035435B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=17587829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5277751A Expired - Lifetime JP3035435B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 三次元形状計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035435B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-08 JP JP5277751A patent/JP3035435B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07110202A (ja) | 1995-04-25 |
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