JP3035433B2 - オゾン殺菌洗浄装置 - Google Patents

オゾン殺菌洗浄装置

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JP3035433B2
JP3035433B2 JP5242097A JP24209793A JP3035433B2 JP 3035433 B2 JP3035433 B2 JP 3035433B2 JP 5242097 A JP5242097 A JP 5242097A JP 24209793 A JP24209793 A JP 24209793A JP 3035433 B2 JP3035433 B2 JP 3035433B2
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直敏 加納
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株式会社ブルーメディカルサイエンス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オゾンの殺菌作用を利
用した洗浄装置、例えば医療分野で使用される洗浄装置
に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来の洗浄装置、特に医療の
分野で使用されている洗浄装置は文字通り洗浄だけに止
まり、医療器具の殺菌は洗浄後、別途、殺菌液に漬けた
り、紫外線を当てたりしていた。本発明は、洗浄液にオ
ゾン水を混合させて、洗浄物の洗浄と同時に殺菌をも行
う装置の提供を目的とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明オゾン殺菌洗浄装
置は、上記目的を達成する手段として次のように構成し
た。第1の発明に係るオゾン殺菌洗浄装置は、洗浄物が
投入される洗浄槽と、当該洗浄槽に供給されるオゾン水
溶液が生成されるオゾン水生成手段と、当該オゾン水生
成手段にオゾンを送り込むオゾン発生手段と、前記オゾ
ン水生成手段に洗浄槽の洗浄液を供給する循環手段とを
有することを特徴とする装置である。第2の発明に係る
オゾン殺菌洗浄装置は、洗浄物が投入される洗浄槽と、
当該洗浄槽に供給されるオゾン水溶液が生成されるオゾ
ン水生成手段と、当該オゾン水生成手段にオゾンを送り
込むオゾン発生手段と、前記オゾン水生成手段に洗浄槽
の洗浄液を供給する循環手段とを有し、更に、上記洗浄
槽は、槽内の洗浄液に臨ませた超音波振動子と当該振動
子を電気振動させる高周波発振制御手段とから成る高周
波洗浄装置を備えたことを特徴とする装置である。第3
の発明に係るオゾン殺菌洗浄装置は、槽内の洗浄液に臨
ませた超音波振動子と当該振動子を電気振動させる高周
波発振制御手段とから成る超音波洗浄装置を備えた洗浄
槽と、当該洗浄槽に供給されるオゾン水溶液が生成され
るオゾン水生成手段と、当該オゾン水生成手段にオゾン
を送り込むオゾン発生手段と、前記オゾン水生成手段に
洗浄槽の洗浄液を供給する循環手段と、当該循環手段に
接続され、当該循環手段を通じて洗浄槽へ洗浄液の原液
を供給する原液供給手段とから成ることを特徴とする装
置である。
【0004】
【発明の作用】第1の発明では、洗浄槽の洗浄液は、循
環手段を通じてオゾン水生成手段へ送られ、そこで、オ
ゾン発生手段からのオゾンが気液混合されて、再び、洗
浄槽へと戻される。この循環系によって槽内にはオゾン
水が供給され続けて、洗浄液中のオゾン濃度が高められ
ていく。オゾンの殺菌作用は、オゾンの分解、及び他の
イオン、又は物質などなどで、洗浄液中のオゾンはオゾ
ンが供給され続けない限り減少するが、本発明では、オ
ゾンの供給が継続されるため、オゾンが必要濃度に維持
され、その殺菌作用が持続される。第2の発明では、洗
浄槽が超音波洗浄装置を備えているため、その洗浄力と
オゾンの殺菌力とによる相乗効果が期待できる上、殺菌
洗浄終了後には、超音波洗浄だけを若干持続させること
により、洗浄液中の残存オゾンは分解され無害な酸素に
戻される。第3の発明では、洗浄液の原液、例えば水を
洗浄槽に満たし始める段階から同時にオゾンを混入させ
て行けるし、殺菌洗浄作業の途中で、洗浄液を追加補充
する際にも、予めオゾンが混入されたオゾン水を洗浄水
として洗浄槽へに補給される。
【0005】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。図1は、本発明に係る装置の概念図であ
る。図中の符号10は洗浄物が投入される洗浄槽であ
り、符号11は洗浄槽10の上蓋である。洗浄物は上蓋
11から槽10内へ投入される。この場合、洗浄物、例
えば、医療用器具等は籠或いネット状のトレ−等に入れ
て洗浄槽10へ沈めると、取出し作業が容易なる。
【0006】実施例の洗浄槽10には、槽内の洗浄液の
水位を検知するため適当な高さ位置に第1の水位センサ
12を、そして、この第1水位センサ12より高い位置
に第2センサ13を設けてある。第1のセンサ12は、
例えば、当該洗浄槽10に必要な洗浄液の最低量たる下
限を監視するためのもので、この水位を越えた旨の検出
信号に基づいて、図示しない制御装置をして本装置の運
転を開始させたり、洗浄液がその水位より下がった旨の
検出信号に基づいて運転を停止させたり、或いは、後述
する循環手段を通じて洗浄液の必要量を補給させたりさ
せる。又、第2のセンサ13は、例えば、洗浄液の必要
量の上限を監視するためのもので、第2センサ13の検
出信号に基づいて、洗浄液の供給や補充を停止させたり
する。
【0007】図中の符号20は、洗浄槽10に供給され
るオゾン水溶液を生成するオゾン水生成手段である。オ
ゾン水生成手段は、洗浄液例えば単なる水道水と気体と
してのオゾンとの気液を混合する装置である。例えば、
水中にオゾンエアを泡状に放出して散気させるという周
知技術の機構のものでよい。このオゾン水生成手段20
で生成されたオゾン水溶液は洗浄液として注水管路21
を通じて洗浄槽10へ注入される。この注水管路21
は、図示の例では、上記第1センサ12と第2センサ1
3との間の高さ位置で洗浄槽10へ開口されている。
尚、この管路21には、当該管路21を開閉するための
電磁弁22が付設されている。
【0008】図中の符号30は、上記のオゾン水生成手
段20に気体としてのオゾンを送り込むオゾン発生手段
であり、符号31はこのオゾン発生手段に酸素或いは酸
素を含んだ空気を送り込むためのプレッシャポンプであ
る。オゾン発生手段30は、空気放電によって大気中の
酸素をオゾンへ変換するいわゆる周知のオゾン発生器で
ある。
【0009】符号40は、オゾン水生成手段20に洗浄
槽10の洗浄液を供給する循環手段としてのポンプであ
る。循環手段としてのポンプ40は、洗浄槽10の下部
から洗浄液を取り込む取込管路41と取込んだ洗浄液を
オゾン水生成手段20へ送込む輸送管路42とを有して
いる。更に、この循環手段としてのポンプには、別途、
洗浄液の原液、例えば、上水道の水をこの循環路に引き
入れる原液供給手段としての原液管路43が接続されて
いる。ポンプ40は切り替え電磁弁44によって、適
宜、当該原液管路43や洗浄槽10からの洗浄液を取込
む取込管路41を開閉操作することによって、原液の
み、或いは洗浄液のみ、更には、原液と洗浄液とを適当
割合にて混合取込などを行う。
【0010】符号50は、洗浄槽10内の洗浄液に槽の
底部から臨ませた超音波洗浄装置を構成する超音波振動
子、符号51は同じく超音波洗浄装置を構成する、当該
振動子50を電気振動させるための高周波振制御手段で
ある。超音波洗浄装置の構成や本発明装置への取り付け
位置についてはこの例に限らない。周知の超音波洗浄装
置を適宜備えたものであればよい。
【0011】尚、図中の符号60は、洗浄槽10の洗浄
液を抜くための排水管、符号62は当該排水管を開閉す
る電磁弁、符号62は配水管60の排水口を覆うストレ
−ナである。このストレ−ナ62は、循環手段40の取
込管路41の取込口をも覆っている。
【0012】更にまた、図中の符号63はヒ−タ付ブロ
アであり洗浄槽10の側壁に付設されている。このヒ−
タ付ブロア63は外気(空気)を熱して洗浄液中に吹き
込むためのもので、洗浄液を暖めることによって、オゾ
ンの洗浄液中での酸素への分解速度が抑制され、それだ
け、洗浄液中のオゾン濃度の低下を防ぐことができる。
オゾンの液中への混入率は、液体温度が比較的高温の方
が望ましい。従って、このオゾン濃度の低下抑制のため
には、このヒ−タ付ブロア63による暖気の吹き込みに
限らず、適当な手段、例えば、発熱体等を槽内に配置し
ておいてもよい。
【0013】
【発明の効果】第1の発明によれば、洗浄槽の洗浄液が
循環手段を通じてオゾン水生成手段へ送られ、そこで、
オゾン発生手段からのオゾンが気液混合されて補充さ
れ、再び、洗浄槽へと戻されるから、この循環系によっ
て槽内の洗浄液には常時新たなオゾンが供給され続け、
洗浄液中のオゾン濃度が高められて行くと共に、オゾン
を高濃度で維持することができ、殺菌効果を高めること
ができる。第2の発明では、オゾンの高濃度維持による
高い殺菌作用と超音波洗浄装置による洗浄作用とによる
相乗効果によって、従来に比べてより高い殺菌洗浄効果
が得られる。又、本発明によれば、殺菌洗浄の終了後に
は、超音波洗浄だけを若干持続させることにより、洗浄
液中の残存オゾンが分解されて無害な酸素に戻すことが
できるので、残存オゾンによる予期し得ない二次的弊害
を生ずる虞が無くなる。第3の発明では、洗浄液の原
液、例えば水を洗浄槽に満たし始める段階から同時にオ
ゾンを混入させて行けるし、殺菌洗浄作業の途中に於い
て洗浄液を追加補充する必要が生じても、原液だけでな
く、予めオゾンが混入された洗浄液として洗浄槽に補給
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の装置の概念図である。
【符号の説明】
10 洗浄槽 12 第1水位セ
ンサ 13 第2水位センサ 20 オゾン水生成手段 21 注水管路 30 オゾン発生手段 40 循環手段(ポンプ) 41 取込管路 42 輸送管路 43 原水供給手
段 50 振動子(超音波洗浄装置) 51 発振制御手段(超音波洗浄装置) 60 排水管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄物が投入される洗浄槽と、 洗浄槽に供給されるオゾン水溶液が生成されるオゾン
    水生成手段と、 オゾン水生成手段にオゾンを送り込むオゾン発生手段
    と、上記 オゾン水生成手段に洗浄槽の洗浄液を取込管路によ
    供給する循環手段とを有するオゾン殺菌洗浄装置であ
    って、 上記洗浄槽は、高周波洗浄装置と、洗浄液の水位を検知
    するための第1の水位センサ及び第2の水位センサと、
    上記洗浄槽の側壁に付設されたヒータ付ブロアとを有
    し、 上記高周波洗浄装置は、上記洗浄 槽内の洗浄液に該洗浄
    槽の底部から臨ませた超音波振動子と超音波振動子
    を電気振動させる高周波発振制御手段とから成り、 上記第1の水位センサは、上記洗浄槽に必要な洗浄液の
    最低量たる下限を監視するためのものであり、洗浄液が
    該下限の水位を越えた旨の検出信号に基づいて上記オゾ
    ン殺菌洗浄装置の運転を開始させたり、洗浄液が該下限
    の水位より下がった旨の検出信号に基づいて運転を停止
    させたり、洗浄液を補給するものであり、 上記第2の水位センサは、上記第1の水位センサより高
    い位置に設けてあり、洗浄液の必要量の上限を監視する
    もので、その検出信号に基づいて、洗浄液の供給や補充
    を停止させたりするものであり、 上記ヒータ付きブロアは、外気を熱して洗浄液中に吹き
    込み洗浄液を暖めるものであり、 上記循環手段は、洗浄液の原液である上水道の水を引き
    入れる原液管路が接続されており、切り替え電磁弁によ
    って、上記原液管路や上記取込管路を開閉操作すること
    で、原液のみ、あるいは洗浄液のみ、更には、原液と洗
    浄液との混合取込を行うようにしたことを特徴とする
    ゾン殺菌洗浄装置。
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KR100747703B1 (ko) * 2006-04-24 2007-08-08 (주)엔퓨텍 초음파살균세척기
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