JP3034947U

JP3034947U - 自動車の助手席の背もたれカバー

Info

Publication number: JP3034947U
Application number: JP1996009650U
Authority: JP
Inventors: 令安趙
Original assignee: 令安趙
Priority date: 1996-08-21
Filing date: 1996-08-21
Publication date: 1997-03-07
Anticipated expiration: 2002-08-21

Abstract

(57)【要約】【課題】運転者による物品の収容と取り出しに便利な
ポケットを設けた自動車の助手席の背もたれカバー。【解決手段】助手席の背もたれを被包する背もたれカ
バーの、運転手寄りの側面にポケットが縫い付けられ、
ポケット上方の開口内部に弾性帯が設けられ、該弾性帯
の弾性により伸縮するポケットの口部が形成された。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、一種の自動車の助手席の背もたれカバーに関し、特に、運転席寄りの側面の適当な位置に、口を縮めたポケットが設けられて、車内の常用物品を置くのに便利であり、運転手が運転中に取り出すのにも便利で、運転の安全を守ることのできるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

自動車は既に現代人にとり必要な交通工具となっており、車内で過ごす時間もますます多くなっており、そのため車内の空間は多くの現代人にとって第２の生活空間となっており、このため、重要な常用物品、例えば、携帯電話、書類、筆記具などを車に積んで移動している人も多い。現在、一般的にはこのような常用物品は車内のさまざまな場所、例えば、ハンドブレーキ下方の収容ボックスや、助手席のシート上、或いはメータ板の上方の物置棚などに置かれている。しかし、これでは車内の空間が乱雑になるだけでなく、物品が安定して置かれないために転がり落ちやすく、さらに、使用時に見つけにくく、特に、運転者が走行中にその物品が急に必要となった場合、例えば携帯電話のベルがなった時などに、必要な物品を探すことは、集中力を失わせ、交通事故の発生をまねく恐れがあった。このため、いかに車内の常用物品を定位置に置き、車内で取り出したりまた置くのに便利とするかが、運転上の安全を守るために重要な課題の一つであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、運転席寄りの側面の適当な位置に、口を縮めたポケットが設けられて、該ポケットに車内の常用物品、例えば、携帯電話、書類、筆記具などを置くことができ、運転手が運転中に物品を取り出すのにも便利で、運転の安全を守ることのできる、一種の自動車の助手席の背もたれカバーを提供することを課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、正面布１１、背面布１２、左側面布１３、右側面布１４、上面布１５及びポケット布１６が、ミシンで縫い合わされてなり、背もたれ表面を被覆する背もたれカバー本体１を形成しており、該背もたれカバー本体１周囲の縫いしろが、保護縁１７で被覆され縫い合わせの結合力と美観が増され、背もたれカバー本体１の運転手寄りの側面に、上述のポケット布１６の左右の辺と下辺が縫い付けられて、一つのポケット２が形成され、該ポケット２の開口内部に弾性帯２５が被包されて弾性的に伸縮するポケットの開口が形成されており、ポケット２の中央部分に若干の上下に重なる縦方向の皺が設けられていることを特徴とする、自動車の助手席の背もたれカバーとしている。

【０００５】請求項２の考案は、請求項１に記載の自動車の助手席の背もたれカバーで、さらに、背もたれカバー本体１のポケット２の開口上方位置に該開口を被覆することのできる蓋が縫い付けられたことを特徴とする、自動車の助手席の背もたれカバーとしている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

各図面に示されるように、本考案は、背もたれカバー本体１を備え、該背もたれカバー本体１は、正面布１１、背面布１２、左側面布１３、右側面布１４、上面布１５及びポケット布１６を、それぞれ裁断したものをミシン縫い合わせ、背もたれ表面を被覆するカバー状としたもので、形成された背もたれカバー本体１の縫いしろは、保護縁１７で被覆され、これにより縫い合わせの結合力を高め、美観を増す効果を得ている。また、上述のポケット布１６は、運転手寄りの側面に縫い付けられ、左ハンドルの自動車に実施された本実施例では、左側面布１３上の中段部分に縫い付けられて、一つのポケット２を形成しており、該ポケット２の左辺２１、右辺２２、下辺２３はそれぞれ背もたれカバー本体１に緊密に縫い付けられ、ポケット２上方の開口２４内部には弾性帯２５が被包され（図２参照）、該弾性帯２５の弾性により伸縮するポケットの口部が形成され、且つポケット２の袋体の中央には若干の、上下に重なった皺２６が形成され（図３参照）、この設計により、ポケット２に物品が収容されていないときに、ポケット２が平整な美観を保持できるようにしてあり、また、袋体が弾性を以て、袋体内に収容された、携帯電話、書類、筆記具などの物品を被包し固定できるようにしてある。

【０００７】上述の構造により、本考案を自動車の助手席の背もたれに取り付けた後、該ポケット２は、運転席寄りの側面の中段部分に位置し、常用物品の収容と管理に便利であり、またポケットの位置が運転者より近い距離にあるものとされるため、運転中に片手で物品を取り出す或いは置き入れることができ、運転への集中力を分散させず運転上の安全が脅かされる恐れがない。

【０００８】さらに、上述のポケット２の開口２４上方に開口２４全体を被覆可能な蓋２７を縫い付けてもよく（図４参照）、それにより開口２４の外観がよくなる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の自動車の助手席の背もたれカバーは、運転席寄りの側面の適当な位置に、口を縮めたポケットが設けられて、該ポケットに車内の常用物品、例えば、携帯電話、書類、筆記具などを置くことができ、運転手が運転中に物品を取り出すのにも便利で、運転の安全を守ることができ、実用的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の助手席シートに取り付けた状態におけ
る斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線での断面図である。

【図３】図１のＢ−Ｂ線での断面図である。

【図４】本考案のポケットの開口上方に蓋を設けた実施
例の斜視図である。

【符号の説明】

１・・・背もたれカバー本体１１・・・正面布１２
・・・背面布１３・・・左側面布１４・・・右側面布１５・・・
上面布１６・・・ポケット布１７・・・保護縁２１・・・
ポケットの左辺２２・・・ポケットの右辺２３・・・ポケットの下辺
２４・・・開口２５・・・弾性帯２６・・・皺２７・・・蓋

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】正面布１１、背面布１２、左側面布１
３、右側面布１４、上面布１５及びポケット布１６が、
ミシンで縫い合わされてなり、背もたれ表面を被覆する
背もたれカバー本体１を形成しており、該背もたれカバ
ー本体１周囲の縫いしろが、保護縁１７で被覆され縫い
合わせの結合力と美観が増され、背もたれカバー本体１
の運転手寄りの側面に、上述のポケット布１６の左右の
辺と下辺が縫い付けられて、一つのポケット２が形成さ
れ、該ポケット２の開口内部に弾性帯２５が被包されて
弾性的に伸縮するポケットの開口が形成されており、ポ
ケット２の中央部分に若干の上下に重なる縦方向の皺が
設けられていることを特徴とする、自動車の助手席の背
もたれカバー。
【請求項２】請求項１に記載の自動車の助手席の背も
たれカバーで、さらに、背もたれカバー本体１のポケッ
ト２の開口上方位置に該開口を被覆することのできる蓋
が縫い付けられたことを特徴とする、自動車の助手席の
背もたれカバー。