JP3034883U - ペットフード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大豆を原材料とするペットフードであって、
おから成分を含む大豆の全部を用いて食べ易い加工品を
提供する。 【構成】 大豆の摺潰処理機、混練機、加熱処理機の直
列段階構成から成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は大豆を主原料とする犬用・猫用等のペットフードに関する。

【０００２】

【従来の技術】

最近のペットフードは栄養のバランスも良く、ペットのし好に合わせあるいは 年齢に応じて選べるように、ビスケット状や粒状のドライフード及び半生のソフ トタイプなど種類も豊富に提供されており、最も手軽で確実且つ経済的な食品と して多用されている。その結果、ペットの食欲も増す一方で、運動不足などによ る肥満を始めとするペットの栄養過多による健康状態が懸念されている。 病院には肥満ペット用の療法食も用意されているが、日常用のダイエットフー ドとしてまだ有効なものが見当たらない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この種のペットフードとしての必要な栄養素は、タンパク質が重要であり、そ のために従来は魚肉類を主原材料としていた。そこで、本考案は従来のペットフ ードにおける主原材料に替わり、大豆をその「おから」成分を含む全粒を主原材 料とするペットフードを提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

大豆を摺り潰し、これに小麦粉と好味・栄養材とを添加混練した生地を成形加 熱又は乾燥処理してなり，この場合に、好味材として魚肉類の少量あるいは肉汁 を用い、栄養材として各種ビタミン材の他、キャットフードとしてタウリンなど のミネラル材を適量添加する。

【０００５】

【作用】

大豆を摺り潰した生呉又はきな粉は、大豆の「おから」分を含んだ食物繊維 の豊富な食品素材である。これに小麦粉を混練することによって、その後の成形 加熱処理のための生地を得ることが出来る。

【０００６】

【実施例】

「実施例１」 異物を取り除き選別した大豆を水に浸し、充分に水分を吸収させてから、粉砕 機で摺り潰して、この生呉に１５％乃至２５％（重量比）の小麦粉その他の好味 料１５％及び離型効果材を添加し混練し生地を合わせ焼き型に流し入れて加熱し 、焼き上げて粒状の製品を得る。

【０００７】 「実施例２」 異物を取り除き選別した大豆を乾燥若しくは軽く煎り、粉砕機で摺り潰して、 きな粉状となし、これに水と１５％乃至２０％（重量比）の小麦粉とその他の好 味料及び醗酵材を添加し混練し生地醗酵させた後に成型し、乾燥又は焼き又は蒸 し加熱して「ビスケット」状の製品を得る。

【０００８】

【考案の効果】

このように、本考案によれば、総合健康食材としての大豆を、その成分の殆ど 全てを含んだ全粒素材を加工食物として与えることが可能であり、しかも、粒状 あるいはビスケット状に加工出来るので、食べ易くすることが出来る。しかも、 このペットフードによれば、既設の機器類を用いて処理することが出来て、香味 に優れた食べ易い製品を量産することが可能であり、植物タンパクからなる有効 なダイエットペットフードを提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図】１ 本考案ペットフードの製造工程を示すダイヤグラムであ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 大豆を摺り潰し、これに小麦粉と好味・
   栄養材とを添加混練した生地を成形処理してなるペット
   フード。