JP3034852B1 - 鞄 - Google Patents

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JP3034852B1
JP3034852B1 JP10311335A JP31133598A JP3034852B1 JP 3034852 B1 JP3034852 B1 JP 3034852B1 JP 10311335 A JP10311335 A JP 10311335A JP 31133598 A JP31133598 A JP 31133598A JP 3034852 B1 JP3034852 B1 JP 3034852B1
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Abstract

【要約】 【課題】 スライドファスナ機構が結合状態を保持され
るようにし、携帯性の向上も図る。 【解決手段】 スライドファスナ機構3のスライダ8に
一端を連結した吊り紐10の他端にロック部材11を設
ける。スライドファスナ機構3の取付面2に対してスラ
イダ8の結合スライド方向に直交する側面4にガイド部
材5とロック金具6とを設ける。スライドファスナ機構
3を閉じた状態で、吊り紐10とロック部材11とがガ
イド部材5を通されてロック金具8と相対係合されるこ
とにより、スライダ8が開放スライド方向への移動を阻
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライドファスナ
機構を有するトランク等のハードケースやソフトバック
等の各種の鞄に関し、特にスライドファスナ機構の結合
状態が保持されるようにした鞄に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の鞄には、収納部を開閉するために
スライドファスナ機構が設けられている。スライドファ
スナ機構は、例えば左右一対の「むし」が直線上に配列
されており、スライダをスライド操作することによって
相対する左右の「むし」が係合されて結合状態となり、
或いはこの係合が解除されて開放状態となる。
【0003】スライドファスナ機構は、ある位置でスラ
イダに設けられたフラップをロック位置に倒すことで、
このスライダが半固定状態に保持されるように構成され
ている。スライドファスナ機構は、操作が極めて簡便で
あると共に、構造が簡易で鞄のデザインに大きな影響を
与えることも無く、更に結合状態が強固である等の種々
の特徴を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鞄において
は、長年の使用等によってスライドファスナ機構が所謂
緩い状態となってスライダが移動しやすくなり、開放状
態となってしまうことがある。また、鞄においては、収
納部内に多量の物を詰め込んでスライドファスナ機構を
無理して閉じた場合に、スライダが移動して開放状態と
なってしまうことがある。
【0005】このため、鞄においては、携帯時等におい
て、突然、スライドファスナ機構が開いてしまって内部
に入れたものが落下するといった事態が発生することが
あった。また、鞄においては、スライドファスナ機構が
開閉しやすい特性を有することから、気づかないうちに
開けられて盗難の被害に遭うことがあった。
【0006】また、例えば携帯型バック等においては、
収納部を開閉するスライドファスナ機構とともに、持ち
運び用としてフラップ紐等が設けられている。携帯型バ
ック等は、これらスライドファスナ機構とフラップ紐と
を使い勝手が良く且つ全体の美観を損なわないようにし
て体裁良く設けなければならなかった。
【0007】そこで、本発明は、スライドファスナ機構
がその結合状態を保持すると共に携帯性の向上を図るこ
とができる鞄を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鞄は、上述
した課題を解決すべく、ファスナとこのファスナにスラ
イド自在に組み付けられるスライダとからなり、当該鞄
の第1の側面に形成され、物品が収納される収納部を開
閉するスライドファスナ機構と、第1の側面と直交して
隣り合う第2の側面のスライドファスナ機構側となる上
部に位置して、スライドファスナ機構の延長線上に設け
られるガイド部材と、第2の側面の長手方向の寸法より
やや長く形成され、一端がスライダに連結される吊り紐
と、吊り紐の他端に設けられるロック部材と、第2の側
面の下部に設けられ、ロック部材が相対係合されるロッ
ク金具とを備える。そして、スライダが第2の側面側に
スライド操作され、スライドファスナ機構を閉じたと
き、吊り紐は、ガイド部材に挿通され、ロック部材がロ
ック金具に相対係合され、第2の側面の長手方向に沿っ
て延在される。
【0009】以上のように構成された本発明に係る鞄
は、スライダのスライド操作によってスライドファスナ
機構が開閉されることで物品等の出し入れを容易に行う
ことができる。この鞄は、スライダを第1の側面の方向
にスライド操作してスライドファスナ機構を結合し、物
品が収納される収納部を閉じた状態において、吊り紐に
設けられたロック部材がガイド部材を通されてロック金
具に相対係合される。これにより、本発明に係る鞄は、
ロック部材とロック金具とによるロック機構によって、
スライダがスライドファスナ機構の開き方向への移動を
阻止される。ここで、吊り紐は、第2の側面の長手方向
の寸法よりやや長く形成され、第2の側面に延在されて
いることから、利用者は、第2の側面に延在された吊り
紐を把持して鞄の持ち運びをすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された鞄につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。本発明が適用さ
れた図1に示す鞄1は、所謂キャリアバックと称される
小型のソフトバックであり、厚み方向の少なくとも1つ
の側面2に設けた長さ方向の開口部がスライドファスナ
機構3によって開閉される。鞄1には、第1の側面2と
直交して隣り合う第2の側面4に、ガイド部材5とロッ
ク金具6とが設けられている。
【0011】スライドファスナ機構3は、開口部の両側
に沿って縫い止めされた一対の布テープにそれぞれ相対
して多数個のむしが順序よく配列されてなるファスナ7
と、このファスナ7にスライド自在に組み付けられたス
ライダ8とからなる。スライダ8には、フラップ片9が
設けられるとともに、このフラップ片9に詳細を後述す
る吊り紐10とロック部材11とが設けられている。
【0012】スライドファスナ機構3は、図1において
スライダ8が右側から左側へとスライド操作されること
により、このスライダ8が相対する左右の「むし」を順
序よく合わせ込んで互いに係合させることで結合状態と
なる。また、スライドファスナ機構3は、図1において
スライダ8が左側から右側へとスライド操作されること
により、このスライダ8によって左右の「むし」の係合
状態が解除されて開放状態となる。スライドファスナ機
構3は、フラップ片9を図1において手前側へと倒すこ
とによって、ファスナ7に対してスライダ8が半固定状
態に保持された状態となる。
【0013】鞄1は、ガイド部材5とロック金具6とを
設けた第2の側面4を、第1の側面2に対してスライダ
5の結合スライド方向に直交する側面としている。ガイ
ド部材5は、第2の側面4の上部に位置して、スライド
ファスナ機構3の延長線上に設けられている。ガイド部
材5は、例えば合成樹脂材料によってガイド孔5aを有
する断面略コ字状を呈して成形されてなる。ガイド部材
5には、後述するようにガイド孔5aに吊り紐10とロ
ック部材11とが挿通される。
【0014】ガイド部材5は、ガイド孔5aに吊り紐1
0とロック部材11とを挿通させて第1の側面2から第
2の側面4へと導いて保持する。したがって、ガイド部
材5は、吊り紐10とロック部材11とを挿通させ得る
ようにして両端を第2の側面4に縫い止めされたベルト
等によって構成してもよい。
【0015】ロック金具6は、ガイド部材5に対向して
第2の側面4の下部に設けられている。ロック金具6に
は、ガイド部材5との対向面に後述するロック部材11
が相対係合されるロック孔6aが設けられるとともに、
内部に図示を省略するロック機構が設けられている。ロ
ック機構は、ロック孔6aから相対係合されたロック部
材11を係合状態に保持する機構であり、ロック解除ボ
タン6bを押圧操作することによってこのロック部材1
1の係合状態が解除される。なお、ロック金具6は、金
属製である必要は無く、例えば合成樹脂によって成形し
てもよい。
【0016】スライダ8には、ベルト状の吊り紐10の
一端部が取り付けられている。吊り紐10には、他端に
ロック部材11が取り付けられている。吊り紐10は、
第2の側面4の長手方向の寸法よりもやや長く、後述す
るようにロック部材11をロック金具6に相対係合させ
ることを可能とする。吊り紐10は、ロック部材11を
ロック金具6に相対係合させた状態においてスライダ8
をファスナ7の一端部の近傍位置に保持する長さとされ
る。なお、この吊り紐10は、フラップ片9に取り付け
るようにしてもよい。
【0017】ロック部材11は、吊り紐10の一端部が
結合される本体部11aと、この本体部11aに一体に
形成されたコ字状のロック片11bとからなる。ロック
部材11は、ロック片11aがロック孔6aに相対係合
されることによってロック金具6と結合される。なお、
ロック金具6とロック部材11とは、それぞれ上述した
構成に限定されるものではなく、鞄に設けたベルト等の
ロック機構に一般的に用いられている種々のロック機構
を採用してもよい。また、ロック金具6とロック部材1
1には、鍵機構を付設してもよい。
【0018】以上のように構成された鞄1においては、
スライダ8をファスナ7の第2の側面4側へとスライド
操作してスライドファスナ機構3を閉じた状態におい
て、吊り紐10を介してロック部材11がガイド部材5
のガイド孔5aに挿通される。ロック部材11は、ロッ
ク片11aがロック孔6aに相対係合されることで、吊
り紐10の他端を固定する。吊り紐10は、第2の側面
4に沿ってガイド部材5を介して第1の側面2へと導か
れてファスナ7と連結されている。
【0019】鞄1は、吊り紐10が第2の側面4の長手
方向の長さよりやや長く形成されている程度であること
から、スライダ8をファスナ7の第2の側面4側に位置
した状態に保持する。換言すれば、鞄1は、長さが規定
された吊り紐10によってスライダ8がファスナ7を開
放する方向へと移動することが阻止されることから、ス
ライドファスナ機構3が閉じられた状態に保持される。
【0020】したがって、鞄1は、持ち運び等に際して
スライドファスナ機構3が突然に開いて収納物が落下す
るといった事態の発生が確実に防止される。また、鞄1
は、ロック金具6によるロック部材11のロック状態が
解除されることによってスライドファスナ機構3が開放
されることで、スライドファスナ機構3が不正に開けら
れて収納物が盗難の被害に遭うといった事態の発生が抑
制されるようになる。さらに、鞄1は、第2の側面4に
沿ってガイド部材5とロック金具6との間に延在する吊
り紐10を把持することで、携帯性の向上が図られるよ
うになる。このとき、鞄1は、スライドファスナ機構3
の不正な開放操作が更に確実に防止される。
【0021】なお、本発明は、上述したキャリアバック
に限定されるものではなく、トランクケースやアタッシ
ュケース等の適宜の鞄についても適用されることは勿論
である。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る鞄によれば、物品が収納さ
れる収納部を閉じた状態において、吊り紐に設けられた
ロック部材がガイド部材を通されてロック金具に相対係
合されることから、スライダがスライドファスナ機構の
開き方向への移動を阻止され、収納物が落下したり、不
正に開けられて盗難の被害に合うことを防止することが
できる。また、吊り紐は、第2の側面の長手方向の寸法
よりやや長く形成され、第2の側面に延在されているこ
とから、利用者は、第2の側面に延在された吊り紐を把
持して鞄の持ち運びをすることができる。このとき、ス
ライドファスナ機構の不正な開放操作が更に確実に防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたキャリアバックの要部斜視
図である。
【符号の説明】
1 鞄、2 第1の側面、3 スライドファスナ機構、
4 第2の側面、5ガイド部材、6 ロック金具、7
ファスナ、8 スライダ、9 フラップ片、10 吊り
紐、11 ロック部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファスナとこのファスナにスライド自在
    に組み付けられるスライダとからなり、当該鞄の第1の
    側面に形成され、物品が収納される収納部を開閉するス
    ライドファスナ機構と、 上記第1の側面と直交して隣り合う第2の側面の上記ス
    ライドファスナ機構側となる上部に位置して、上記スラ
    イドファスナ機構の延長線上に設けられるガイド部材
    と、 上記第2の側面の長手方向の寸法よりやや長く形成さ
    れ、一端が上記スライダに連結される吊り紐と、 上記吊り紐の他端に設けられるロック部材と、 上記第2の側面の下部に設けられ、上記ロック部材が相
    対係合されるロック金具とを備え、 上記スライダが上記第2の側面側にスライド操作され、
    上記スライドファスナ機構を閉じたとき、上記吊り紐
    は、上記ガイド部材に挿通され、上記ロック部材が上記
    ロック金具に相対係合され、上記第2の側面の長手方向
    に沿って延在されることを特徴とする鞄。
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