JP3034687B2 - 分割型バックアップロールの支持構造 - Google Patents

分割型バックアップロールの支持構造

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JP3034687B2
JP3034687B2 JP4086566A JP8656692A JP3034687B2 JP 3034687 B2 JP3034687 B2 JP 3034687B2 JP 4086566 A JP4086566 A JP 4086566A JP 8656692 A JP8656692 A JP 8656692A JP 3034687 B2 JP3034687 B2 JP 3034687B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯の圧延に使用さ
れるクラスタータイプ圧延機の分割型バックアップロー
ルにおいて、その複数個の分割ロールを偏心可能且つ回
転自在に装着して成る固定(無回転)ロール軸又は該分
割ロールを偏心可能にするために回転させるロール軸を
支持するために、位置固定されたサドル先端部のホルダ
ー部分であってそのロール軸受部分を着脱容易に、また
このロール軸受部分が装着された各サドルの先端部の間
への各分割ロールの嵌入を容易なように改良した分割型
バックアップロールの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属帯の圧延の際、板幅方向で伸び率が
異なると平坦で良好な形状に圧延された圧延材が得られ
ないから、圧延機のワークロールに付与する圧下力が予
め板幅方向で適切な分布となるように調整することが行
われている。このようなワークロールに付与する圧下力
の調整は、一般にバックアップロールにクラウンを付け
ることによって行われている。しかしながらクラスター
タイプ圧延機においては、複数個の分割ロールを一本の
ロール軸に間隔を置いて回転可能のみならず偏心可能に
装着して分割型バックアップロールを構成し、この分割
型バックアップロールで各分割ロールをロール軸に対し
て偏心移動させてクラウン調整を行っている。このよう
な分割型バックアップロールにおける各分割ロールをロ
ール軸に対して偏心させてクラウン調整を行う際には、
各分割ロールが装着されたロール軸自体を撓ませて偏心
させる形式のものは除き、各分割ロールの中間ロールに
対する突出し量の相互関係が適切なように偏心度を分割
ロール毎に調節するために、このロール軸自体を無回転
状態で固定したまま調節する場合と、ロール軸自体を回
転させて調節する場合とがある。
【0003】この前者の場合は、固定して支持されてい
るロール軸に嵌装された分割ロール毎の偏心ブッシュを
駆動調整機構によりロール軸周りにそれぞれ所定角度回
動させることによって、各偏心ブッシュの外周に嵌着さ
れているインナーレースとローラベアリングとアウター
レースとから成り回転自在な各分割ロールを偏心移動さ
せて調節するのである。一方後者の場合は、ロール軸の
外周に分割ロール毎に予め偏心量の異なる所定ブッシュ
をキーなどの固定手段で所定位置に固定しておいて、か
かるロール軸を所定角度回転させることによって、各偏
心ブッシュの外周に嵌着されているインナーレースとロ
ーラベアリングとアウターレースとから成り回転自在な
各ロール(ローラベアリング)を偏心移動させて調節す
るのである。このような一例が特開平1−181910
号公報や特開平1−237011号公報に開示されてい
る。さて、このような各偏心移動が出来るようにそれぞ
れ構成されている分割型バックアップロールを支持する
構造は、いずれにしても圧延機からロール組替して抜き
出された当該ロールを整備するときに支障を来すことが
あった。このような事情を図面を用いて以下に説明す
る。
【0004】図5はクラスタータイプ圧延機の1例のロ
ール構成図、図6はクラウンを形成した従来の分割型バ
ックアップロールの1例の正面説明図、図7は図6中の
C−C線断面拡大説明図、図8は図6中のD−D線断面
説明図である。図5に示すクラスタータイプ圧延機は、
上下それぞれの側が一本のワークロール1と、二本の中
間ロール2と、三本の上分割型バックアップロール3a及
び下分割型バックアップロール3bとから成っている。上
下いずれの分割型バックアップロール3a,3bも、図6に
示すようにロール軸線15のロール軸5に複数個(一般に
n個とする)の分割ロール4が全体としてクラウンを形
成して回転自在に装着されて成っている。このn個の構
成は、中央の1個の両側に各2個又は3個の計5個又は
7個の場合が多い(図例のものは5個である)。この上
下三本の分割型バックアップロール3a,3bにおいて、図
5に示すように中央に示す小径のものには通常偏心度の
調節をしない構造に構成されているものが多い。また、
1事例として、それぞれ中央に示す小径のものを除い
て、残りの二本の上分割型バックアップロール3aは偏心
度の調節をするために前述の如きロール軸5自体を無回
転状態で固定したまま調節し、一方残り二本の下分割型
バックアップロール3bは前述の如きロール軸5自体を回
転させて調節するように構成したクラスタータイプ圧延
機もある。そして、格別に図示して説明しないが、この
ようなクラスタータイプ圧延機において、前記上下分割
型バックアップロール3a,3bは、圧延機中のハウジング
内にそれぞれ上下に分離した一体フレームとして組込ま
れているベースフレーム9,9(三本のバックアップロ
ールを一括支持する一体物のロールチョックと考えたら
よい)にそれぞれ支持されているのである。
【0005】このような分割型バックアップロール3と
その支持構造について、更に詳細に説明する。ホルダー
6aa'とキャップ6ab'とを備えた先端部6a'を有する(n+
1)個のサドル6は、図6に示すように隣接する先端部6
a',6a'の各間が所定の間隔(分割ロール4を嵌入させ
得るだけの間隔)となるように、前記ベースフレーム9
に設けられている。そして、n個の分割ロール4が嵌挿
されているロール軸5が、バックアップロール運搬装置
(図示なし)に保持されてこのロール軸5の軸線15と垂
直方向(図6では下から上方)に運搬されてきて、各サ
ドル6の先端部6a',6a'間に嵌入された状態にしたとき
(以下、定位置と言うことがある)、予めロール軸5に
n個の分割ロール4と交互に嵌挿入している(n+1)個
の軸受7(アウターレース7a,ローラベアリング7b,イ
ンナーレース7cとから成る)を、図8に示すようにホル
ダー6aa'とキャップ6ab'とにより保持し、この軸受7を
介することによってロール軸5を楽に回転出来るように
して分割型バックアップロール3を支持する構造に構成
している。このロール軸5の軸受7を各サドルの先端部
6a'で支持するときに、この先端部6a'のホルダー6aa'と
の間に軸受7を保持するキャップ6ab'の着脱は、図8に
示すように二本のボルト8,8の締め付けによって行っ
ている。
【0006】このようにしてベースフレーム9に設けら
れている各サドル6の先端部6a'で軸受7を介してロー
ル軸5をそれぞれ支持する構造に構成した場合は、前述
の如く偏心度を調節するためにロール軸5自体を回転さ
せて調節する際に、この軸受7を有するのでロール軸5
が楽に回転するので好都合である。そして、このような
場合にあっては、このロール軸5に嵌挿されている各分
割ロール4は、図7に示すようにロール軸5にその軸心
15に対して偏心していて予め所定偏心量を有する偏心ブ
ッシュ4dをキー4eで固定し、このような偏心ブッシュ4d
の外周にインナーレース4a,ローラベアリング4b及びア
ウターレース4cとから成る分割ロール4を回転自在に設
けておいて、このロール軸5を固定されている偏心ブッ
シュ4dと共に所定角度回転することによって各分割ロー
ル4を偏心移動させて、ロール軸5に嵌挿されている各
分割ロール4全体として所定のクラウンを形成出来るよ
うにしているのである。
【0007】しかしながら、前述した偏心度調節の他の
方法として、ロール軸5を無回転状態で固定したまま調
節する際には、図8に示し説明した前記軸受7を用いず
に、ロール軸5を直接各サドル6の先端部6a'で支持す
る構造、すなわちロール軸5をサドル6の先端部6a'の
ホルダー6aa'とキャップ6ab'との間で直接保持し支持す
るように構成してもよいのである。そしてこのように構
成されている場合にあっては、図7に示すようにロール
軸5に偏心ブッシュ4dをキー4eを用いて固定させずに、
この偏心ブッシュ4d自体をロール軸5とインナーレース
4aとの間で駆動調整機構(図示しない)により回動自在
に構成しておいて、この偏心ブッシュ4dのみをロール軸
5の周りに所定角度回動することによって、各分割ロー
ル4を所定量偏心移動させてロール軸5に嵌挿されてい
る各分割ロール4全体としての所定のクラウンを形成出
来るようにしているのである。
【0008】圧延の実施回数や時間が増えるに従って、
摩耗,変形,損傷,潤滑不良等によって、前述の如き分
割型バックアップロール3や軸受7を有するように構成
されたものはその軸受7も整備する必要が起こって来
る。その場合には、ロール組替を行い、圧延機から抜き
出された分割型バックアップロール3や軸受7を整備す
るのである。格別図示して説明はしないが、例えば図5
に示す分割型バックアップロール3をロール組替すると
きは、圧延機のハウジングのウインドーから、先ずロー
ル組替装置を用いてロールチョックのない上下ワークロ
ール1を抜き出し、次いでロール組替装置によっていず
れもロール両端にロールチョックを有する上下中間ロー
ル2を一挙に抜き出し、最後に三本の上分割型バックア
ップロール3aを一括支持している一体物の上側ベースフ
レーム9と,同様に三本の下分割型バックアップロール
3bを一括支持している一体物の下側ベースフレーム9と
をロール組替機構によって一挙に抜き出した後、今後は
逆に整備の終えた各ロール及び各チョック等をそれぞれ
組込んでいくのである。さて、このようにして抜き出さ
れた上下の各ベースフレーム9にそれぞれ支持されてい
る分割型バックアップロール3(3a,3b)を次のように
整備していくのである。
【0009】図6及び図8に示すように、圧延機のハウ
ジングから抜き出されたベースフレーム9に設けられて
いる各サドル6の先端部6a'に軸受7を介して又は必要
なくば介さないようにしてロール軸5を保持するように
して支持されている分割型バックアップロール3を、こ
の複数本の各サドル6を有するベースフレーム9から離
脱させねばならない。そのためには、各サドル6の先端
部6a'のボルト8を全て抜去してキャップ6ab'を外し、
この分割型バックアップロール3のロール軸5を保持し
て運搬するバックアップロール運搬装置をロール軸5と
垂直方向(図6では上から下方)に移動させて、所定間
隔を有して隣接する各サドル6の先端部6a'の間に複数
本の各分割ロール4を嵌入させた状態にある分割型バッ
クアップロール3を、ロール軸5に複数本の分割ロール
4及び軸受7を有している場合にはその各軸受7がロー
ル軸5上の所定位置に嵌挿されたままの状態で各サドル
6の間から一時に引き抜いて離脱させ、作業台上に搬送
し保持する。
【0010】そして各分割ロール4及び軸受7を有して
いる場合に、整備対象がその各軸受7の全部又は一部で
あるときは、分割ロール4と軸受7とを並び順にロール
軸5上を移動させてロール軸5の端部より順次取り外す
のである。この整備対象が例えば特定の軸受7であって
も、その対象軸受7が取り外されるまでは前記の作業が
繰り返される。このようにして整備が終われば、取り外
したときとは逆順の作業により分割ロール4と軸受7と
を順次残らずロール軸5の所定位置に嵌挿し終えた後、
その状態のままベースフレーム9の隣接する各サドル6
の先端部6a'の間にそれぞれ各分割ロール4を一時に嵌
入させた後、軸受7又はロール軸5を直接にホルダー6a
a'とキャップ6ab'とで保持し得る状態にボルト8の締め
付けをするのである。前記作業は、抜き出された上下の
ベースフレーム9,9にそれぞれ三本の上下分割型バッ
クアップロール3a,3bがほぼ同様な支持構造によって支
持されているので、例えばキャップ6ab'の着脱に際して
上側ではその落下を防ぐ必要があるが、下側ではその必
要はない程度の違いはあるけれども、上下側に関係なく
ほぼ同様にして行われるのである。しかしながら、この
ような作業は次のような理由で多大の時間と労力とを消
費し、作業性,能率や省力面及び安全面で問題であっ
た。
【0011】すなわちこのような圧延機のクラウン調整
及び制御は、今日強く要請されている広幅で薄口化され
た圧延材であって尚且つ平坦で良好な形状に圧延された
高品質の圧延材を得るためにはより高い精度を必要とす
るので、前記各分割ロール4や軸受7とこれらを嵌挿す
るロール軸5とのギャップとか、このロール軸5上の所
定位置にそれぞれ嵌挿し配置するときの位置ずれとかが
極小の許容範囲を越えては存在しないように精密に製作
されている。また、このように各分割ロール4や軸受7
をロール軸5上に精密に嵌挿配置して成る分割型バック
アップロール3を支持するベースフレーム9側において
は、単にこの分割型バックアップロール3のロール軸5
を各サドル6の先端部6a'で軸受7を介して又は直接に
定位置に保持し確実に支持するだけではなくて、図6に
示すように隣接する各サドル6の先端部6a'におけるホ
ルダー6aa'及びキャップ6ab'同士の間隔と、この各ホル
ダー6aa'及びキャップ6ab'の部分に図8に示すような軸
受7を有する場合には更にこのような軸受7同士の間隔
と、図8に示す如きそのような間隔の中へ嵌入していく
分割ロール4及びその偏心ブッシュ4dの幅とのギャップ
が、極小の許容範囲を越えては存在しないように精密に
製作し、偏心移動されて圧延中の各分割ロール4や軸受
7を有する場合にあっては特にその各軸受7がロール軸
5上を移動することなく確実に拘束されて、各分割ロー
ル4全体として設定したクラウンを確実に且つ正確に形
成出来るようにしているのである。
【0012】従って前述の整備作業において、各分割ロ
ール4や軸受7をロール軸5上を移動させて並び順に順
次取り外したり或いは逆順に嵌挿したりするときは、単
にこれらが重いからだけでなくて前述の如く極小ギャッ
プに製作されているので多大な時間と労苦とを要し非常
に困難であった。また、整備を終えて分割型バックアッ
プロール3のロール軸5上の所定位置に嵌挿配置された
複数本の分割ロール4を、この分割型バックアップロー
ル3を支持するベースフレーム9に設けられている複数
本のサドル6の先端部6a'におけるホルダー6aa'の先端
間隔に全て嵌入可能に合致させた上で、これらのホルダ
ー6aa'の先端から各サドル6間内へ一時に嵌入させねば
ならないのであるが、このような嵌入作業は次のような
理由で非常に嵌入し難く、困難な作業であった。
【0013】前記説明したように、ギャップが極小の
許容範囲に製作されていること。 一本のロール軸5の所定位置に嵌挿し配置されている
複数本の分割ロール4を前記各ホルダー6aa'の先端間隔
に全て嵌入可能に合致させること。 嵌入するときに、ベースフレーム9の前記各ホルダー
6aa'側と分割型バックアップロール3の各分割ロール4
側との両側を、確実に垂直状態に維持し難く且つ維持し
つつ一時に嵌入するのが困難なこと。 分割型バックアップロール3においては、前記位置ず
れの発生のみならず、長期間に亘り諸整備作業をしては
圧延に使用する繰り返し中に摩耗等によるガタ,変形及
び損傷が発生し、一方大型で一体物のベースフレーム9
及びこれに設けられている各サドル6においては同様な
繰り返し使用中に歪や変形が発生し、特に前記各ホルダ
ー6aa'の先端間隔が必ずしも初期通り同じではないな
ど。
【0014】更に、キャップ6ab'の着脱の際に、このキ
ャップ6ab'やボルト8の落下など不安全であることの他
に、ボルト8の抜去又は締め付け作業はその回数の多い
こと(例えば上下各三本の分割型バックアップロール3
がそれぞれ7個の分割ロール4から成っている場合の分
割型バックアップロール3を着脱する場合には、延べボ
ルト数は96本となる)から、然も圧延機数が増えると
その回数は倍化していき、その作業は大きな負担となっ
ていたのである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の諸問題点を解消し、分割型バックアップロールを整
備する際に必要な複数本のサドルの先端部への軸受部分
の着脱作業、またこの軸受部分の装着された各サドルの
先端部の間への各分割ロールの嵌入作業を、容易に作業
性良く、能率的に極力省力し得て、然も安全に実施出来
るようにすることを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を達
成すべく種々検討した結果、従来このような分割型バッ
クアップロールのロール軸の軸受としては使用されてい
なかった軸受メタルを2分割すると共に、本発明の用途
に合うように大きさを改良して用い、更にホルダーに対
してキャップを締結するのに片側だけに設けた埋込みボ
ルト及びナットだけで緊締出来るように改良することに
よって改善されること、更に複数本のサドル先端部の2
分割軸受メタルの間にそれぞれ分割ロールを一時に嵌入
する困難さをこの2分割軸受メタルのロール軸側縁部に
テーパを付けることによって解決出来ることを究明して
本発明を完成した。以下に、本発明に係る分割型バック
アップロールの支持構造の1実施例を図面によって説明
する。
【0017】図1は本発明に係る分割型バックアップロ
ールの支持構造を示す定位置におけるロール軸に垂直な
断面説明図、図2は図1中のA−A線断面拡大説明図、
図3は図1中のB−B線断面拡大説明図、図4は本発明
において使用するキャップ本体の斜視図である。本発明
においては、各サドル6の先端部6aに保持する軸受とし
て、内周が半円周未満でほぼ半円周に近い2つの分割軸
受メタル10,11を使用し、図1及び図2に示すように一
方の分割軸受メタル10はホルダー6aaに、また他方の分
割軸受メタル11はキャップ6abに、適宜な固定手段例え
ばピン12によりそれぞれ着脱し交換可能に取り付けられ
る。その取付け位置は、キャップ6abをホルダー6aaに固
定して軸受メタルを形成した状態において、各分割軸受
メタル10,11の端部同士間にギャップ13を生じさせる位
置である。従って、分割軸受メタル10,11それぞれの両
端の中心角(両端と円周の円中心とを結ぶ線の成す角)
は、180°よりも小さく、例えばホルダー6aa側の分割軸
受メタル11は約170°であり、キャップ6aba側の分割軸
受メタル10は約130°である。すなわち、ホルダー6aa側
の分割軸受メタル10は圧延時の大きな負荷を受けるため
にほぼ半円周に近い内周のものであるが、キャップ6ab
側の分割軸受メタル11はその内周がホルダー6aa側のそ
れの内周より図1に示すようにかなり短くても差し支え
ない。
【0018】また本発明においては、キャップ6abの一
方の端部は、図1に示すように分割軸受メタル10,11の
軸線(定位置のロール軸5の軸線15と言うも同じ)14に
垂直な面(図1では紙面と平行な面)に沿って回転自在
なようにホルダー6aaに係合している。この係合の仕方
は任意で良いが、図1,図3及び図4に示す図例の場合
ではホルダー6aaの二つの突起部6ac間に架設された回転
軸6adにキャップ6abのU字型係合片6aeによって着脱容
易に係合している(この支持構造においてはキャップ6a
bを開いたときに外れないようにその縁部はU字型でな
く閉じられていてもよい)。キャップ6abの他方の端部
には長孔6afが穿設されている。そしてホルダー6aaには
キャップ6abを回転させてホルダー6aaに接面させた状態
におけるキャップ6abの前記長孔6afの位置にボルト6ag
が埋め込まれて、長孔6afを貫通したボルト6agにナット
6ahを螺合させてキャップ6abをホルダー6aaに緊締する
ようになっている。ボルト6agは、例えば図例のように
ホルダー6aaに穴6aiを穿設してタップ立てでボルト6ag
をねじ込み、ナット6ajで固定したもので良い。
【0019】前記説明した各分割型バックアップロール
の支持構造において、各サドル6の先端部6aの間にロー
ル軸5に嵌挿し装着されている各分割ロール4を一時に
嵌入しようとするとき、更に各サドル4の定位置に嵌入
した状態にあっては、図1及び図2に示す図例の支持構
造において、各キャップ6abがホルダー6aaに架設された
回転軸6adからそのU字型係合片6aeによる係合状態を解
除して予め全く取り外されて無い場合と、図1中に一点
鎖線で示すように回転軸6adから垂下した状態になって
いるか又は側方に開いた状態となっていて係合状態を残
している場合とがある。
【0020】この前者の場合においては、前述した如き
この嵌入作業の困難な諸々の理由、そして図2中に示す
ように嵌入した状態にあってロール軸5に装着されてい
る各分割ロール4,取り分けこの各分割ロール4を回転
自在に嵌挿している各偏心ブッシュ4dがロール軸5上を
移動しないようにするために、各ホルダー6aa及びその
ホルダー6aa側の分割軸受メタル10の幅と各偏心ブッシ
ュ4d間の間隔とのギャップが非常に極小で精密に製作し
てある理由等々によって、各サドル6の先端部6aの間に
各分割ロール4を一時に嵌入していき各ホルダー6aa側
の分割軸受メタル10がロール軸5に確実に当接するま
で、この各ホルダー6aaに取り付けられた分割軸受メタ
ル10の側面と内周面とにより形成される角(かど)が各
分割ロール4間の入口やその側面に引っ掛けて非常に嵌
入させ難い、特に図示するように各分割ロール4より若
干広幅に製作してある偏心ブッシュ4dの角(かど)に引
っ掛かって非常に嵌入させ難いのである。そこで本発明
においては、図2に示すようにホルダー6aa側の分割軸
受メタル10の両側面の内周面側縁部にテーパ10aを設
け、当接時にギャップ16が形成されるように構成して、
より好ましくはこのテーパ10aの程度を1/40〜1/200
の範囲に形成し構成して、このような嵌入作業を非常に
容易に且つ能率的に出来るようにしたのである。
【0021】次いで、取り外していた各キャップ6abを
ホルダー6aaの回転軸6adに取り付けて両者を係合状態に
した後、又は前記係合状態を残している後者の場合にお
いてはこのロール軸5を各キャップ6abにより保持し支
持するためにキャップ6abを回動させ嵌入しようとする
とき、前述と同様な諸々の理由等々によって、キャップ
6abに取り付けられた分割軸受メタル11の側面と内周面
とで形成する角(かど)が各分割ロール4間の入口やそ
の側面に、更に偏心ブッシュ4dの角(かど)に引っ掛か
って非常に回転させ嵌入し難い。そこで本発明において
は図2に示すように、各キャップ6ab側の分割軸受メタ
ル11の両側面の内周面側縁部にもテーパ11aを設けるこ
とによってこの嵌入作業を容易に且つ能率的に行えるよ
うにしたのである。テーパ11aの程度は1/40〜1/200
の範囲が好ましい。
【0022】
【作用】本発明に係る分割型バックアップロールの支持
構造の作用並びにその整備作業を説明する。圧延機から
抜き出されてそれぞれ複数本のサドル6を有する上下の
ベースフレーム9,9に支持されている上側及び下側の
分割型バックアップロール3を整備するに際しては、抜
き出された上下のベースフレーム9,9がその上下状態
をそのまま維持した状態において上下いずれの方向から
もその整備作業をすることが可能であるが、どちらかと
言えば図1及び図2に示す上下方向を全く逆転させた状
態すなわち両ベースフレーム9,9に設けられている各
サドル6の先端部6aを両者共上方に向けた状態で、その
各先端部6aに支持されている分割型バックアップロール
3に対して前述の如く着脱,嵌入及びボルトの抜去や緊
結等を伴う整備作業を行う方が楽に作業することが出来
る。しかしながら、以下の説明においては、この支持構
造の作用並びにその整備作業を各サドル6の先端部6aが
下方を向いた図1及び図2に示す支持構造を例にして説
明する。
【0023】通常ロール軸5から偏心ブッシュ4dと一緒
に所定数の分割ロール4を順次取り出したり逆に嵌挿し
装着して構成する分割型バックアップロールに対して、
このロール軸5に所定数の分割ロール4を所定の間隔を
置いて装着し、これをバックアップロール運搬装置にセ
ットして各サドル6の先端部6aの並びの間に下方から上
方に向って移動させて各分割ロール4をこの各サドル6
の先端部6a間に嵌入させる。各サドル6の先端部6aで
は、予め埋込みボルト6agからナット6ahを外してキャッ
プ6abを係合状態を解除して全く取り外しておくか又は
図1の一点鎖線で示すように垂下させておき、ロール軸
5を各サドル6の先端部6aのホルダー6aaに取り付けら
れている分割軸受メタル10にまで嵌入していって密着さ
せる。この状態で係合状態にするか又は係合状態にある
各キャップ6abを回転させると、各キャップ6abは各分割
ロール4及びその偏心ブッシュ4dの側面間を近接して嵌
入する。このような各分割ロール4の嵌入やキャップ6a
bの嵌入は、前述の如き諸々の嵌入困難な理由が存在し
ても、ホルダー6aaに取り付けられている分割軸受メタ
ル10に形成したテーパ10aによって結局各サドル6の先
端部6aが先細に形成されているので、各サドル6の先端
部6aの並びの間に下方から各分割ロール4を円滑に一時
に嵌入させることが出来るし、一方キャップ6ab側もそ
の分割軸受メタル11にテーパ11aを形成して先細形状に
してあるので、キャップ6abの各分割ロール4及びこれ
よりも突出している偏心ブッシュ4dの間への嵌入を円滑
に行うことが出来るのである。そして両分割軸受メタル
10,11でロール軸5を挟むことになるが、これらの嵌合
はギャップ13の存在によって円滑である。
【0024】このようにしてロール軸5を両分割軸受メ
タル10及び11で挟んだ後、長孔6afから突出したボルト6
agにナット6ahを螺合させてキャップ6abをホルダー6aa
に緊締する。このように緊結することによって恰も一体
化された状態にある両分割軸受メタル10及び11は、これ
らの両側面でロール軸5に装着されている各分割ロール
4がロール軸5上を移動しないように確実に支持するこ
とが出来る。そしてこの螺合緊締作業は、各サドル6の
先端部6aにつき1個のナット6ahの緊締だけで済むから
非常に手軽な作業である。このようにして所定数の分割
ロール4の装着されたロール軸5をサドル6に無回転状
態に固定するか又は回転自在に保持させる作業は容易に
実施出来る。サドル6からロール軸5を取り出す場合も
前記の逆順に行えば良く容易である。そして特定の分割
軸受メタル10,11をサドル6の先端部6aから取り外し又
は取り付ける作業は、各分割ロール4を装着したロール
軸5をサドル6から取り外すことにより、軸受や分割ロ
ール4をロール軸5から取り外す必要は全くなく行うこ
とが出来る。
【0025】
【発明の効果】以上に詳述した如き本発明に係る分割型
バックアップロールの支持構造によれば、ロール軸を無
回転状態に固定して支持するか又は回転可能に支持する
軸受として分割軸受メタルを使用してこれをホルダーと
キャップとに分けて取り付け、キャップの一端をホルダ
ーに回転自在に係合させると共に他端で1個のナットで
緊締するように構成したことにより、軸受部分のロール
軸からの取外し作業はなくなり、分割ロールをサドルか
ら外すことによりどの位置の分割軸受メタルの着脱も他
の軸受メタルや分割ロールをロール軸から取り外す必要
なく可能となり、またキャップのホルダーへの着脱もナ
ット1個で済むことから、分割型バックアップロールの
整備作業が非常に楽に実施出来るようになるのである。
そして分割ロールを装着したロール軸をサドルへ嵌入し
てから固定する際にはサドルの先端部の分割軸受メタル
にテーパを付したことにより、一方この固定に必要なキ
ャップの分割ロール間への嵌入もキャップ側の分割軸受
メタルにテーパを付したことにより、全て円滑に行うこ
とが出来るのである。このような種々の効果を有する本
発明の工業的価値は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分割型バックアップロールの支持
構造を示す定位置におけるロール軸に垂直な断面説明図
である。
【図2】図1中のA−A線断面拡大説明図である。
【図3】図1中のB−B線断面拡大説明図である。
【図4】本発明において使用するキャップ本体の斜視図
である。
【図5】クラスタータイプ圧延機の1例のロール構成図
である。
【図6】クラウンを形成した従来の分割型バックアップ
ロールの1例の正面説明図である。
【図7】図6中のC−C線断面拡大説明図である。
【図8】図6中のD−D線断面説明図である。
【符号の説明】
1 ワークロール 2 中間ロール 3 分割型バックアップロール 3a 上分割型バックアップロール 3b 下分割型バックアップロール 4 分割ロール 4a インナーレース 4b ローラベアリング 4c アウターレース 4d 偏心ブッシュ 4e キー 5 分割型バックアップロールのロール軸 6 サドル 6a 本発明におけるサドルの先端部 6a' 従来技術におけるサドルの先端部 6aa 本発明におけるホルダー 6aa' 従来技術におけるホルダー 6ab 本発明におけるキャップ 6ab' 従来技術におけるキャップ 6ac 突起部 6ad 回転軸 6ae U字型係合片 6af 長孔 6ag ボルト 6ah ナット 6ai 穴 6aj ナット 7 軸受 7a アウターレース 7b ローラベアリング 7c インナーレース 8 ボルト 9 複数本のサドルを有するベースフレーム 10 ホルダー側の分割軸受メタル 10a テーパ 11 キャップ側の分割軸受メタル 11a テーパ 12 ピン 13 ギャップ 14 軸受メタルの軸線 15 ロール軸の軸線 16 ギャップ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 31/07 B21B 13/14 B21B 29/00 B21B 31/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個の分割ロール(4)がロール軸(5)に
    それぞれ固定されるか又は回動自在に装着されている偏
    心ブッシュ(4d)に回転自在に装着されて成る分割型バッ
    クアップロール(3)の該ロール軸(5)を支持する先端部
    (6a')を有する(n+1)個のサドル(6)が所定の間隔
    を置いてベースフレーム(9)に設けられており、該ロー
    ル軸(5)の所定位置に嵌挿されている各分割ロール(4)
    が各サドル(6)の先端部(6a')間の定位置に嵌入された
    状態で、該先端部(6a')に備えたホルダー(6aa')とキャ
    ップ(6ab')とに該ロール軸(5)を固定して支持するか又
    は軸受(7)を介して該ロール軸(5)を回転可能に支持す
    る分割型バックアップロール(3)の支持構造において、 各サドル(6)の先端部(6a)に保持する軸受として内周が
    半円周未満でほぼ半円周に近い2つの分割軸受メタル(1
    0),(11)がホルダー(6aa)とキャップ(6ab)とに軸受メタ
    ル形成状態において各メタル端同士間にギャップ(13)を
    生じさせるように取り付けられており、キャップ(6ab)
    の一方の端部は該キャップ(6ab)が軸受メタルの軸線(1
    4)に垂直な面に沿って回転自在なようにホルダー(6aa)
    に係合していると共に他方の端部には長孔(6af)が穿設
    されており、ホルダー(6aa)には前記キャップ(6ab)の長
    孔(6af)に貫通させてナット(6ah)でキャップ(6ab)をホ
    ルダー(6aa)に緊締するためのボルト(6ag)が埋め込まれ
    ており、ホルダー(6aa)側及びキャップ(6ab)側の分割軸
    受メタル(10)及び(11)の両側面の内周側縁部にそれぞれ
    テーパ(10a),(11a)が設けられていることを特徴とする
    分割型バックアップロールの支持構造。
  2. 【請求項2】 キャップ(6ab)側の分割軸受メタル(11)
    の内周が、ホルダー(6aa)側の分割軸受メタル(10)の内
    周よりも短いものである請求項1に記載の分割型バック
    アップロールの支持構造。
  3. 【請求項3】 ホルダー(6aa)側及びキャップ(6ab)側の
    分割軸受メタル(10),(11)の両側面の内周側縁部にそれ
    ぞれ設けられているテーパ(10a),(11a)が、1/40〜1
    /200の範囲のものである請求項1又は2に記載の分割
    型バックアップロールの支持構造。
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