JP3034516U - 型染用ステンシル - Google Patents

型染用ステンシル

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JP3034516U
JP3034516U JP1996008737U JP873796U JP3034516U JP 3034516 U JP3034516 U JP 3034516U JP 1996008737 U JP1996008737 U JP 1996008737U JP 873796 U JP873796 U JP 873796U JP 3034516 U JP3034516 U JP 3034516U
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JP
Japan
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stencil
design
support frame
frame sheet
dyeing
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Application number
JP1996008737U
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Inventor
慶子 山田
Original Assignee
ハマナカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手工芸による型染において絵柄デザインをず
れることなく、版合わせを簡単かつ正確ならしめる。 【解決手段】 型染用ステンシルを中央部に窓孔2を形
成した支持枠シート1と、該支持枠シート1の前記窓孔
2に配置し、型染可能な大きさのシートに絵柄の色数に
合わせて夫々の抜き型パターンを形成した複数のデザイ
ンプレート3−1、3−2、3−3、3−4によって構
成し、該複数のデザインプレートを前記支持枠シート1
の窓孔2の周縁に位置を変えて夫々一部で粘着テープ4
により接続固定し、窓孔2上で互いに重合し、夫々互い
に邪魔されることなく開閉を自在となしたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は主として手工芸により型染めを行うにあたり、絵柄(デザイン)の版 合わせを簡単かつ正確ならしめる型染用ステンシルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、絵柄を色数に合わせて複数の抜き型パターンに形成し、これを順次使用 して、手工芸操作により絵はがき,壁掛けなどの型染製品を作ることは広く行わ れているが、従来の型板(ステンシル)は抜き型パターン(デザインプレート) が2〜3版又は数版の場合、デザインプレートの絵柄デザインを色毎に合わせる ため、不透明なデザインプレートの場合は位置合わせの印などで、また透明なデ ザインプレートの場合は、点線などで絵柄デザインを表示し、それによって版を 合わせている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の如きステンシルでは透明なデザインプレートでも、ステンシル 絵具で、ステンシル型染すれば、そのデザインプレートは絵具の色が付着し、不 透明になるので、その都度、絵具を拭き取り透明にしないと、デザインプレート の絵柄デザインを合わせにくい欠点があった。
【0004】 また、透明、不透明を問わず、そのデザインプレートのデザイン(絵柄)によ り、型抜きした隣接個所に他の色が染まらないよう、マスキングテープなどによ りマスキング(型抜きを覆いかくす)など、その技術と手間が必要であった。
【0005】 本考案は上述の如き実状に鑑み、それらの技術や手間の欠点を解消すべく、改 善したステンシルの構成を見出すことにより、型染時における絵柄デザインの版 合わせを簡単かつ正確ならしめることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち上記目的に適合する本考案の特徴は、中央部に窓孔を形成した支持枠シー トと、該支持枠シートの前記窓孔に配置し、型染可能な大きさのシートに絵柄の 色数に合わせて夫々の抜き型パターンを形成した複数のデザインプレートによっ て構成され、複数のデザインプレートが前記支持枠シートの窓孔の周縁に位置を 変えて夫々一部で接続固定され、窓孔上で互いに重合し、夫々互いに邪魔される ことなく開閉が自在となっている型染用ステンシルである。
【0007】 なお、上記ステンシルにおいて更に支持枠シートに枡目のスケールを表示した りデザインプレートに型染の順番を指示する番号を付記した見出しを付設するこ とは本考案ステンシルを使用し型染する上で極めて好ましい態様である。
【0008】
【作用】
本考案ステンシルは型染しようとする素材上にステンシルを置いてデザインプ レートを型染の順番に従って支持枠シートの窓孔上に位置させ、他のデザインプ レートは外方に折り開いて先ず最初の色彩のステンシル絵具又は染料により素材 面に型染めを行う。 次に最初のデザインプレートの型染が終わると、該デザインプレートを外方に 折り開いて、次に型染するデザインプレートを窓孔上に位置させ、次の色彩のス テンシル絵具又は染料により第2の色彩の型染を行う。同様にして、第3、第4 ・・・・・の絵柄デザインによりデザインプレートを順次、窓孔上に配し、型染 を行うことにより接続固定されたデザインプレートの数だけ型染が遂行される。
【0009】 なお、版数が多く、支持枠シートに接続固定されたデザインプレート数では足 りなくなったときは、使用した面のデザインプレートを外し、新しいデザインプ レートに取り替えれば、何版でも可能となる。 また、枡目のスケールを利用することによりステンシル被素材の位置決め、固 定が容易となり、デザインプレートの見出しをつまんで開閉することによりデザ インプレートを簡単に開くことができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、更に上記本考案ステンシルの具体的構成を詳述する。 本考案は任意形状のシートに多角形又は円形の窓孔を穿設した支持枠シートと 、前記支持枠シートの窓孔の形状に対応し、該窓孔を通じて型染可能な複数のデ ザインプレート(抜き型パターン)によって構成されている。
【0011】 そして、上記複数のデザインプレートをデザインプレート支持枠シートのカッ トされた窓孔部周縁の一部において、互いに位置を異ならしめて接続固定し、 この接続固定部を支点として本の見開きのように開閉可能となしている。 従って、窓孔の周縁にデザインプレートはその接続固定が可能な限り固定する ことができる。
【0012】 かくて、夫々のデザインプレートの見開きにより差し換えが可能となり、版が 変更され、正確に絵柄及びその色がずれることなく何版でも型染可能である。
【0013】 支持枠シートは透明及び不透明な厚み2mm以下で、時に0.3mm以下が使 用し易いが、その外形が四角形または円形のフィルムやシート及びプラスチック 板に、マス目のスケールやハガキサイズなどの位置決め表示などし、ステンシル 被素材(型染素材)を確認し易く、また、被素材を支持枠シート等の裏面の特定 の位置に固定しやすくする。
【0014】 また、デザインプレート(抜き型パターン)は、支持枠シートと同じ厚みか、 それ以下の厚みのフィルム、プラスチックシート、合成紙、金属板、渋紙など、 ステンシルの抜き型パターンに使用可能なシートが用いられ、これには型染する 色と同じ色のシートを用意すれば、色指定ができて便利であるが、透明、不透明 シートでも可能である。 なお、デザインプレートに夫々見出しシール(シール引き手)をつけることに より開閉しやすくなり、見出しシール(シール引き手)に番号を表示すれば、ス テンシル(型染)の順番も指示することができるので、初めてでも分かりやすく なる。
【0015】 またデザインプレートを支持枠シートに接続固定するにあたっては、デザイン プレートの一部を窓孔周縁の所要位置において、合致接続させ、各々の面にセロ テープなど粘着テープ又は蝶番など両面接続に可能なものを貼ることにより、デ ザインプレートと支持枠シートが接続固定される。そして、これにより、デザイ ンプレートを外側に折り開くことができるので、デザインプレート支持枠シート に型抜きした部分が再び空白となり、他の(2版、3版〜n版)のデザインプレ ートを、接続固定していない他の個所を使い、前述したと同様にデザインプレー ト支持枠に接続固定することにより複数のデザインプレートの固定が行われる。
【0016】 このようにしてデザインプレートをその支持枠の周縁に型抜き(切りあけ)し た部分を利用し、必要な数だけデザインプレートを接続固定すれば、必要な数だ けの版(デザイン・絵柄)の型染が可能である。 もし、版数が多く、窓孔周縁では数に足りなくなった場合は、使用した面のデ ザインプレートを取り外し、新しいデザインプレート(抜き型パターン)に取り 替えれば何版でも可能となる。
【0017】 なお、実用的には、デザインプレート及び支持枠シートの型抜き(切りあけた 個所)の形状を四角形にすれば、その形状も整い、扱い易く、使用し易い。版も 1回で4版−デザインプレート4枚の接続固定ができる。もし、それ以上の場合 は使用した面のデザインプレート(抜き型パターン)との取り替えにより、2回 目で8版のデザインプレート固定が可能となり,簡単に、正確にできる。
【0018】
【実施例】
以下、添付図面により本考案の実施例を説明する。 図1〜図4は本考案に係る型染用ステンシルの1例であり、図において支持枠 シート1及びデザインプレート3は夫々四角形状に形成している。 勿論、これらは必要に応じ、円形又は他の多角形状とすることもできる。
【0019】 図1は上記四角形状の支持枠シート1で、中央部にはデザインプレートを接続 固定する窓孔(空間)2が設けられていて、後述のデザインプレート3をこの窓 孔2の各片に接続固定し得るようになっていると共に、表面には型染する素材7 の位置を決めたり、固定し易いように枡(マス)目のスケール6が表示されてい る。
【0020】 図2は上記支持枠シート1の四角形状に対応し、4個に分割形成されたデザイ ンプレート3−1、3−2、3−3、3−4であり、絵柄に対応し色数に対応し て適宜数のデザインプレートに分割形成される。 なお、図において各デザインプレート3−1、3−2、3−3、3−4は夫々 、四角形状となり、支持枠シート1の窓孔2の大きさに合わせて、これと一致す るか、稍大きく作られているが、必らずしも四角形状でなくても窓孔2周縁部に 接続固定が可能であれば、他形状でも、また窓孔2の大きさに比し小さくても差 支えない。
【0021】 図3は前記図1に示す支持枠シート1に図2に示す各デザインプレートを接続 固定した状態であり、支持枠シート1の四角形状の窓孔2にデザインプレート3 −1、3−2、3−3、3−4を夫々合わせ、粘着テープ4などで、片側のみを 各辺で接続固定している。 デザインプレート3−2、3−3、3−4は、接続固定後、窓孔2との接続固 定面を基点にそれぞれの方向(角度)に見開いた、即ち展開した状態であり、デ ザインプレート3−1は支持枠シート1の窓孔2の位置にあって、型染可能な状 態、又はデザインプレート3−1をステンシル絵具により型染した状態ともいえ る。
【0022】 なお、各デザインプレート3には、それぞれに見出しシール(シール引き手) 5を付けているので、この見出しシール(シール引き手)5を指先でつまんで開 閉すれどは、簡単に見開く(展開)ことができる。
【0023】 図4は、デザインプレート3−1を図3より見開き(展開)した状態で、次に 、デザインプレート3−2の見出しシール(シール引き手)5を持って支持枠シ ート1の窓孔2の位置へ埋め戻し、型染することができる。 デザインプレート3−1、3−2の版(デザイン・絵柄)を型染したことにな り、同様にデザインプレート3−3、3−4を型染すれば合計4版のデザイン( 絵柄)を何の技術や手間も必要なく合わせることができ、正確に型染を行うこと ができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案は以上のように中央部に窓孔を形成した支持枠シートと、支持枠シート 1の前記窓孔に配置され、絵柄に合わせて型染可能な複数のデザインプレートに より構成し、複数のデザインプレートを支持枠シートの窓孔周縁に位置を変えて 夫々一部を接続固定し、窓孔上で互いに重合し、夫々、互いに邪魔されることな く開閉を自在となしたステンシルであり、各デザインプレートはその一部により 固定されて型染可能な窓孔上で開閉が自在であるため、型染される素材に合わせ て絵柄をずれることなく簡単に版合わせすることができ、従って、従来のように 特別な位置表示の必要なく、容易に精巧な型染を行うことができる顕著な効果を 有している。 また、支持枠シートに枡目スケールを付記しておくことにより型染素材の位置 決め、固定を容易にし、デザインプレートに見出しを設けることによりデザイン プレートの開閉を容易ならしめて、使用上の便利さを高め、実用的効果を増大す る利点を有している。
【0025】 本考案は上述の如く、簡単に版合わせができ、多色の型染を容易ならしめるた め、特に身障者のリハビリ、アートセラピーとして、又、ディケアやディサービ スなどの老人(痴呆症、視力低下、片麻痺、パーキンソン症候群などの老人も含 む)の機能回復、生きがいなどの有効な教材として活用し好適である。又、健常 者(大人も子供も)のホビークラフトとして、より簡単にステンシル型染を楽し むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における支持枠シートの1例を示す平面
概要図である。
【図2】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は本考案における複
数のデザインプレートを示す平面概要図である。
【図3】支持枠シートにデザインプレートを接続し、1
つのデザインプレートを型染可能状態とした平面概要図
である。
【図4】支持枠シート1にデザインプレートを接続し、
すべてのデザインプレートを開いた状態の平面概要図で
ある。
【符号の説明】
1 支持枠シート 2 窓孔 3−1、3−2、3−3、3−4 デザインプレート 4 粘着テープ 5 見出し 6 枡目スケール

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に窓孔を形成した支持枠シート
    と、該支持枠シートの前記窓孔に配置し、型染可能な大
    きさのシートに絵柄の色数に合わせて夫々の抜き型パタ
    ーンを形成した複数のデザインプレートよりなり、複数
    のデザインプレートは前記支持枠シートの窓孔の周縁に
    位置を変えて夫々一部が接続固定され、窓孔上で互いに
    重合し、夫々互いに邪魔されることなく開閉が自在とな
    っていることを特徴とする型染用ステンシル。
  2. 【請求項2】 支持枠シートに枡目のスケールを表示せ
    しめた請求項1記載の型染用ステンシル。
  3. 【請求項3】 デザインプレートに見出しを付着し、見
    出しに型染の順番を指示する番号を付記した請求項1ま
    たは2記載の型染用ステンシル。
JP1996008737U 1996-08-08 1996-08-08 型染用ステンシル Expired - Lifetime JP3034516U (ja)

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ID=43169357

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001314226A (ja) * 2000-05-02 2001-11-13 Plenty:Kk ネールアート施術方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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