JP3034459B2 - 容器装置および容器装置の解錠システム - Google Patents

容器装置および容器装置の解錠システム

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JP3034459B2
JP3034459B2 JP8045168A JP4516896A JP3034459B2 JP 3034459 B2 JP3034459 B2 JP 3034459B2 JP 8045168 A JP8045168 A JP 8045168A JP 4516896 A JP4516896 A JP 4516896A JP 3034459 B2 JP3034459 B2 JP 3034459B2
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祥一 島村
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グローリー商事株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠前体を有する容
器装置およびこの容器装置の解錠システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、金融機関の夜間金庫に現
金などを投入する場合に、現金などを夜間金庫用バック
に収納するとともに施錠して投入するようにしている。
【0003】この夜間金庫用バックは、袋状のバック本
体の1辺または2辺にわたってファスナを設けて開閉可
能とし、ファスナを閉じた状態で施錠されるようになっ
ている。施錠は、キー操作によって解錠(および施錠)
を行なえるシリンダ錠が用いられている。
【0004】そして、夜間金庫に投入された夜間金庫用
バックは、翌日あるいは翌日が休日の場合には休日明け
の平日などの次の営業日に、夜間金庫が設置された各店
舗から1箇所の現金処理センタに集められ、その現金処
理センタにおいて、集められた各夜間金庫用バックを解
錠して収納されている現金などが取り出され、夜間金庫
用バックに添えられた帳票と照合を行なっている。帳票
は、現金などと一緒に夜間金庫用バック内に入れられる
伝票や、夜間金庫用バックの外に添えられる添票などが
含まれる。
【0005】各夜間金庫用バックの解錠は、夜間金庫用
バックのシリンダ錠にマスターキーを差し込むとともに
回すことにより解錠される。夜間金庫用バックには複数
種類があり、各種類毎にマスターキーが異なるため、解
錠の際には各種類の夜間金庫用バックのシリンダ錠に適
合するマスターキーを照合してから、解錠操作する必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、夜間金庫が
設置される店舗数が多かったり取引数が多い場合、現金
処理センタに集められる夜間金庫用バックの数が膨大に
なり、上述のように各夜間金庫用バックを人手で1つず
つマスターキーを用いて解錠するのでは、多大な時間と
労力がかかり、たくさんの人手を必要とする問題があ
る。
【0007】特に、休日前の終業時から休日明けの始業
時までの間に投入される夜間金庫用バックの数は、平日
の終業時から翌日の始業時までの間に投入される夜間金
庫用バックの数に比べて倍増するため、休日明けの営業
日にはより多くの人手を必要する。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、キー操作を必要とせず、自動解錠に対応できる容
器装置およびこの容器装置の解錠システムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の容器装置
は、容器本体と、この容器本体を開閉する開閉部材と、
容器本体に対して開閉部材を閉状態に施錠する錠前体と
を備えた容器装置において、前記錠前体は、前記容器本
体に閉状態の開閉部材に対して係脱移動可能に設けら
れ、その係合時に施錠するとともに非係合時に解錠する
施錠部材と、この施錠部材を施錠方向に付勢する施錠付
勢手段と、常温では前記施錠付勢手段の付勢力より弱い
とともに常温とは異なる一定の温度作用によって施錠付
勢手段の付勢力より強い付勢力で前記施錠部材を解錠方
向に付勢する解錠付勢手段と、この解錠付勢手段による
解錠方向への付勢に対して前記施錠部材を施錠位置に係
止するとともに一定の磁力作用によってその係止を解除
する施錠係止手段と、キー操作により前記施錠部材を解
錠させるシリンダ錠と、第1の支軸を有する第1のプレ
ート、および第2の支軸を有する第2のプレートとを備
え、これら両プレートの各支軸に施錠部材をそれぞれ係
合させて支持し、前記両プレート間に、第1のプレート
を一方に移動させるとともに第2のプレートを他方に移
動させて施錠部材を施錠移動させる前記施錠付勢手段を
設け、前記第1のプレートに、第1のプレートを他方へ
移動させて施錠部材を解錠移動させる前記解錠付勢手段
を設けるとともに、第1のプレートを一方に移動した位
置で係止する前記施錠係止手段を設け、前記第2のプレ
ートに、キー操作により第2のプレートを一方へ移動さ
せて施錠部材を解錠移動させる前記シリンダ錠を設けた
ものである。そして、施錠係止手段に一定の磁力作用を
与えることによって施錠部材の施錠位置での係止が解除
され、施錠部材の解錠移動が許容される。解錠付勢手段
に一定の温度作用を与えることによって係止の解除され
た施錠部材が解錠される。自動解錠に加えて、キー操作
による解錠も付加される。解錠付勢手段による第1のプ
レートの解錠移動およびシリンダ錠による第2のプレー
トの解錠移動のいずれによっても解錠が許容される。
【0010】請求項2記載の容器装置は、請求項1記載
の容器装置において、錠前体は、施錠部材が解錠された
とき開閉部材を容器本体に対する施錠位置から開放位置
に移動させる開閉部材開放手段を具備しているものであ
る。これにより、一時的に解錠された開閉部材が再び施
錠されることがない。
【0011】求項記載の容器装置は、請求項1また
は2記載の容器装置において、解錠付勢手段は、形状記
憶合金にてコイル形状に形成したものである。これによ
り、解錠動作が確実になる。
【0012】請求項記載の容器装置は、請求項1ない
いずれか記載の容器装置において、施錠係止手段
は、一対の係止ピンを有し、この一対のピンが互いに逆
方向に付勢されて施錠部材を施錠位置に係止するととも
に、一定の磁力作用によって付勢に抗して互いに逆方向
に移動して係止を解除するものである。これにより、施
錠部材の施錠位置での係止が不用意に解除されることが
ない。
【0013】請求項記載の容器装置は、請求項1ない
いずれか記載の容器装置において、容器本体は収納
空間を有し、この収納空間のほぼ一面全体を開閉可能と
する開閉体を設け、この開閉体を開閉部材により開閉す
るものである。これにより、収納空間の内部全体を視れ
るようになり、物品の残留などを防止できる。
【0014】請求項記載の容器装置は、請求項記載
の容器装置において、容器本体の一端に錠前体を設ける
とともに他端に開閉体を折曲可能に連結し、容器本体の
両側と開閉体の両側との間に、開閉部材の容器本体の一
端側への移動時に開閉体を開くとともに他端側への移動
時に開閉体を閉じるファスナを設けたものである。これ
により、容器本体に対する開閉体の開閉が容易に行なえ
る。
【0015】請求項記載の容器装置の解錠システム
は、請求項1ないしいずれか記載の容器装置を解錠す
る容器装置の解錠システムにおいて、前記容器装置の錠
前体に一定の磁力作用を与える磁力付与手段と、前記容
器装置の錠前体に一定の温度作用を与える温度付与手段
とを具備しているものである。これにより、容器装置が
自動解錠される。
【0016】請求項記載の容器装置の解錠システム
は、請求項記載の容器装置の解錠システムにおいて、
容器装置を搬送する搬送手段を備え、この搬送手段に沿
って磁力付与手段および温度付与手段を設けたものであ
る。これにより、容器装置が連続的に解錠処理される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0018】図4は容器装置として夜間金庫用バック1
の斜視図を示し、この夜間金庫用バック1は、容器本体
としてのバック本体2およびこのバック本体2に開閉可
能に設けられた開閉体としてのカバー体3を有し、バッ
ク本体2の長手方向一端側にカバー体3を閉状態に施錠
する錠前体4が固定されている。
【0019】バック本体2およびカバー体3は例えばレ
ザー製または布製で、バック本体2の底面部11の周縁か
ら側面部12が立ち上げ形成され、バック本体2の長手方
向他端側の側面部12の上縁にカバー体3の他端側が一体
的に連結されている。バック本体2とカバー体3とで構
成される内部には、現金などを収納する収納空間が形成
されている。
【0020】バック本体2の長手方向と直交する両側の
側面部12の上縁とカバー体3の両側縁とに沿ってファス
ナ13がそれぞれ連結され、各ファスナ13が開閉金具14に
よって開閉される。各開閉金具14は連結部材15を介して
開閉部材としての施錠プレート16の両端に連結されてお
り、施錠プレート16を介して両開閉金具14が一緒に開閉
操作される。施錠プレート16の中央部にはフックピン17
が突設されており、このフックピン17の先端には円錐部
18が形成され、中間部には環状のフック溝部19が形成さ
れている。
【0021】カバー体3の一端縁には錠前体4の上面に
接合可能とするカバープレート20が固定され、このカバ
ープレート20の中央部にフックピン17が挿通する挿通孔
21が形成されている。
【0022】ケース2の一側面には錠前体4に臨んで後
述するシリンダ錠101 が臨む窓孔22が形成されている。
カバー体3の表面には帳票のうちの添票やラベルなどを
出入自在に収納する収納部23が形成され、この収納部23
の表面は収納された添票やラベルを透視可能とする透明
なビニールなどの透明部材24で形成されている。添票や
ラベルには、金融機関の店番、バック番号、顧客情報な
どが表示されるとともに、それらの情報のバーコードが
表示される。
【0023】図1ないし図3に錠前体4の構造を示し、
錠前体4は、ケース31とこのケース31の上面を閉塞する
上蓋32を有している。
【0024】ケース31は、合成樹脂製で、底面部33およ
びこの底面部33の周囲から立ち上がる一対の側面部34お
よび一対の端面部35を有し、端面部35の方向に細長く形
成されている。両側面部34の内側には上蓋32をねじ止め
するための複数の取付ボス36が形成され、底面部33の中
央にはフックピン17を差し込み可能とする円筒状の筒部
37が立設されている。底面部33の一端側には各側面部34
と平行に対向して一対のガイド壁38が形成され、この一
対のガイド壁38間の底面部33に複数の通気孔39が形成さ
れている。他端の端面部35にはシリンダ錠用の取付孔40
が形成されている。なお、錠前体4が固定されるバック
本体2の底面には、通気孔39の位置に対応して複数の通
気孔が形成されている。
【0025】筒部37と他端側の取付ボス36との間におい
て、両側面部34の内側に一対の保持突部41が上下方向に
沿って突出形成されているとともに、底面部33に一対の
挿通孔42,43が貫通形成されている。一方の挿通孔42の
孔径は他方の挿通孔43の孔径より大径に形成され、それ
ら各挿通孔42,43の孔縁下部は底面部33より下方に突出
形成されている。
【0026】上蓋32は、合成樹脂製で、ケース31の上面
形状に対応して細長い板状に形成され、ケース31の各取
付ボス36に螺着される複数の止めねじ44(図4に示す)
により、ケース31に締め付け固定される。
【0027】上蓋32の中央部にはフックピン17が挿通さ
れる挿通孔45が形成され、一端側にはケース31の複数の
通気孔38の上方位置に対応して複数の通気孔46が形成さ
れている。上蓋32の下面には、ケース31の一対の挿通孔
42,43の上方位置に対応して一対の押え筒部47が突出形
成されている。
【0028】ケース31の底面部33上には第1のプレート
51がケース31の両端方向にスライド可能に配設されてい
る。第1のプレート51の中央部には筒部37が挿通する両
端方向に長い長孔52が形成され、第1のプレート51の一
端には一対のガイド壁38間に係合するガイド片部53が形
成され、このガイド片部53の先端から上方に折曲された
折曲片54が形成されている。第1のプレート51の一端近
傍には第1の支軸55が立設され、この第1の支軸55の中
間部には支持段部56が形成されている。第1のプレート
51の他端近傍には一対の係止孔57,58が形成されてい
る。この係止孔57,58は、図7および図8に示すよう
に、大径孔部57a ,58a およびこの大径孔部57a ,58a
の一端側に連続する小径孔部57b ,58b から形成されて
いる。
【0029】第1のプレート51の他端側上には施錠係止
手段61が配設される。この施錠係止手段61は、支持ブロ
ック62を有し、この支持ブロック62の両端が両側面部34
の一対の保持突部41間に嵌合されて位置決め保持されて
いる。支持ブロック62には各挿通孔42,43と同軸に一対
のピン収納孔63,64が上下方向に貫通形成され、一方の
ピン収納孔63の下端内周には環状のストッパ部63a が形
成され、他方のピン収納孔64の上端側内周には環状のス
トッパ部64a が形成されている。
【0030】各ピン収納孔63,64には一対の係止ピン6
5,66がそれぞれ上下動可能に収納されている。一方の
係止ピン65は、小径軸部65a とこの小径軸部65a の下端
に形成される大径軸部65b を有し、小径軸部65a がピン
収納孔63に下方から挿入されるとともに、スプリング67
がピン収納孔63の上方から挿入され、小径軸部65a の上
端側にリング68が固着されている。したがって、通常
は、ストッパ部63a とリング68との間に配置されるスプ
リング67の付勢によって、係止ピン65が上方へ付勢さ
れ、大径軸部65b が支持ブロック62の下面に当接されて
いる。
【0031】他方の係止ピン66は、小径軸部66a とこの
小径軸部66a の下端近傍に形成される大径軸部66b を有
し、小径軸部66a 側がスプリング69を介してピン収納孔
64の下方から挿入されている。したがって、通常は、大
径軸部66b とストッパ部64aとの間に配置されるスプリ
ング69の付勢によって、係止ピン65が下方へ付勢され、
大径軸部66b がケース31の底面部33に当接されている。
【0032】各係止ピン65,66には永久磁石が内蔵され
るか、各係止ピン65,66自体が磁化されており、各係止
ピン65,66ではS極とN極が上下方向で反対になるよう
に構成されている。
【0033】支持ブロック62の中央部には、ケース31の
両端方向に貫通開口する断面矩形状の嵌合孔70が形成さ
れている。
【0034】第1のプレート51の上方には第2のプレー
ト71がケース31の両端方向にスライド可能に配置されて
いる。この第2のプレート71の中央部には筒部37が挿通
する両端方向に長い長孔72が形成され、第2のプレート
71の一端には下方に折曲された折曲片73および上方に折
曲された折曲片74が形成されている。第2のプレート71
の一端近傍の中央には第1の支軸55に係合する両端方向
に長い長孔75が形成され、この長孔75の両側に一対の第
2の支軸76が立設されている。第2のプレート71の他端
には支持ブロック62の嵌合孔70内に差し込み係合される
係合片77が突出形成されている。そして、第2のプレー
ト71は、長孔75の縁部が第1の支軸55の支持段部56上に
載置されるとともに係合片77が後述するスライド部材10
6 に係合されて支持されている。
【0035】第2のプレート71の上方には一対の施錠部
材81が配置されている。一対の施錠部材81の一端側に
は、第1の支軸55に係合する長孔82、および第2の支軸
76に回動自在に係合する係合孔83が形成され、長孔82は
一対の第2の支軸76の並列方向に長く形成されている。
一対の施錠部材81の他端側には、閉じた際に平行状に接
合する施錠部84が形成され、この施錠部84に筒部37と同
軸位置にフックピン17より小径の凹部85が形成されてい
る。施錠部84は、ケース31の筒部37上に配置され、その
筒部37と上蓋32との間に保持される。
【0036】第1のプレート51の折曲片54と第2のプレ
ート71の折曲片73,74との間に施錠付勢手段としての施
錠用スプリング91が配置されている。この施錠用スプリ
ング91により、第1のプレート51が一端方向(図1およ
び図2右方向)に、第2のプレート71が他端方向(図1
および図2左方向)にそれぞれ相対的に付勢され、した
がって、一対の施錠部材81の施錠部84が閉じて施錠する
方向に付勢されている。すなわち、第1のプレート51が
一端方向(図1および図2右方向)へ移動することによ
り、第1の支軸55が同方向に移動されて、各第2の支軸
76を支点として一対の施錠部材81の施錠部84が互いに閉
じる方向に回動される。また、第2のプレート71が他端
方向(図1および図2左方向)へ移動することにより、
第2の支軸76が同方向に移動されて、第1の支軸55を支
点として一対の施錠部材81の施錠部84が互いに閉じる方
向に回動される。
【0037】第1のプレート51の折曲片54とケース31の
端面部35との間に解除付勢手段としての解錠用スプリン
グ92が配置されている。この解錠用スプリング92は、形
状記憶合金にてコイル状に形成され、この解錠用スプリ
ング92により、第1のプレート51が他端方向(図1およ
び図2左方向)に付勢される。解錠用スプリング92の付
勢力は、常温では施錠用スプリング91の付勢力より弱い
とともに、常温よりも高い所定温度に暖められることに
よって施錠用スプリング91の付勢力より強くなるように
設定されている。
【0038】ケース31の他端の端面部35の取付孔40には
シリンダ錠101 が取り付けられている。このシリンダ錠
101 は、取付孔40の外方から挿入されて、シリンダ錠10
1 の外周に螺合するナット102 で端面部35に締め付け固
定されている。図4に示すように、シリンダ錠101 の外
端面にはキー103 を差し込むキー孔104 が形成されてい
る。
【0039】所定のキー103 をシリンダ錠101 に差し込
んで回動操作することによって回動される図示しないシ
リンダ軸にカム105 が連結されている。このカム105 に
スライド部材106 に形成されたカム107 が噛合されてい
る。スライド部材106 は、支持ブロック62の嵌合孔70に
両端方向にスライド可能に嵌合されており、第2のプレ
ート71の係合片77が連結されている。両カム105 ,107
の接合面はシリンダ軸を中心とする回転方向に傾斜状に
形成され、キー操作によってカム105 を回動させること
により、カム107 を介してスライド部材106 および第2
のプレート71が一体的に一端方向(図1および図2右方
向)へ押動される。
【0040】ケース31の筒部37内には、開閉部材開放手
段としての開放用スプリング121 を介して受部材122 が
配置されている。受部材122 の上面はフックピン17の先
端の円錐部18が係合する円錐状の凹部が形成されてい
る。
【0041】図9は解錠システムの斜視図を示し、131
は基台で、この基台131 の下部には複数のキャスタ132
が取り付けられ、任意の場所に移動させて設置すること
ができる。基台131 の上面には、搬送手段としてのベル
トコンベヤ133 が配設されている。このベルトコンベヤ
133 は、基台131 内に配置された図示しないモータによ
って回転駆動され、ベルト134 の上面に夜間金庫用バッ
ク1を載せて搬送する搬送路135 が形成されている。
【0042】ベルトコンベヤ133 の搬送方向始端側のベ
ルト幅方向両側には、搬送路135 に投入される夜間金庫
用バック1のベルト幅方向の位置を位置決めするガイド
板136 が配設されている。なお、夜間金庫用バック1は
他端の錠前体4側を先頭として搬送する。
【0043】ベルト134 の下方には、搬送路135 の部分
を移動するベルト134 の底面を支持する図示しない支持
台が配設され、この支持台には、搬送路135 を搬送され
る夜間金庫用バック1の錠前体4の施錠係止手段61の位
置に対応して、磁力付与手段としてのマグネット137 が
搬送路135 に沿って帯状に配設されている。
【0044】搬送路135 の上方には、搬送路135 を搬送
される夜間金庫用バック1の錠前体4の解錠用スプリン
グ92の位置に対応して、複数の温度付与手段としての温
風送風機138 が配設されている。この各温風送風機138
は、ヒータによって暖められた熱気をファンによって送
風するものであり、搬送方向に沿って長く形成されたノ
ズル139 から温風が錠前体4に吹き付けられる。
【0045】温風送風機138 の上方にはフード139 が配
設されている。温風送風機138 やフード139 は基台131
に支持されている。基台131 の端部にはベルトコンベヤ
133から搬出される夜間金庫用バック1を受け取るバッ
ク受板140 が取り付けられている。
【0046】ベルトコンベヤ133 の搬送方向始端側に
は、夜間金庫用バック1の収納部23に収納された添票や
ラベルのバーコードを読み取るバーコードセンサ141 が
配設されている。
【0047】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0048】まず、夜間金庫用バック1の利用について
の全般的な概要を説明する。
【0049】金融機関の夜間金庫に現金などを投入する
場合に、顧客によって夜間金庫用バック1が使用され
る。夜間金庫用バック1を顧客が使用する場合、錠前体
4によってカバー体3が施錠状態にあれば、所定のキー
103 を錠前体4のシリンダ錠101 に差し込んで回動操作
することにより、錠前体4が解錠されるので(解錠など
についての具体的な説明は後述する)、解錠された施錠
プレート16を持って施錠体4とは反対側に移動させるこ
とにより、開閉金具14によってカバー体3の両側のファ
スナ13が開けられ、さらに、カバープレート20を持って
カバー体3を開くことにより、バック本体2の内側が開
放される。
【0050】そして、その開放されたバック本体2内に
現金や帳票のうちの伝票などを入れた後、カバー体3を
バック本体2上に被せるとともにカバープレート20を錠
前体4上に被せ、施錠プレート16を持って施錠体4側に
移動させることにより、開閉金具14によってカバー体3
の両側のファスナ13が閉じられ、さらに、施錠プレート
16のフックピン17をカバープレート20の挿通孔21を通じ
て錠前体4の挿通孔45に差し込むことにより、フックピ
ン17が施錠される。なお、施錠状態では、カバープレー
ト20および施錠プレート16が錠前体4の上面に被せられ
るが、錠前体4の通気孔46の部分は閉塞されない。
【0051】この夜間金庫用バック1を金融機関の夜間
金庫に投入する。夜間金庫に投入された夜間金庫用バッ
ク1は、翌日あるいは翌日が休日の場合には休日明けの
平日などの次の営業日に、夜間金庫が設置された各店舗
から1箇所の現金処理センタに集められ、その現金処理
センタにおいて、集められた各夜間金庫用バック1を解
錠して収納されている現金などが取り出され、夜間金庫
用バック1に添えられた伝票と照合が行なわれる。そし
て、現金処理センタにおいて、解錠システムを用いて各
夜間金庫用バック1の解錠が行なわれる。
【0052】次に、夜間金庫用バック1の錠前体4の施
錠および解錠について説明する。
【0053】図1ないし図3に示すように、錠前体4の
施錠状態では、施錠用スプリング91により、第1のプレ
ート51が一端方向(図1および図2右方向)に、第2の
プレート71が他端方向(図1および図2左方向)にそれ
ぞれ相対的に付勢され、したがって、一対の施錠部材81
の施錠部84が閉じて施錠する方向に付勢されている。す
なわち、第1のプレート51が一端方向(図1および図2
右方向)へ移動することにより、第1の支軸55が同方向
に移動されて、各第2の支軸76を支点として一対の施錠
部材81の施錠部84が互いに閉じる方向に回動される。ま
た、第2のプレート71が他端方向(図1および図2左方
向)へ移動することにより、第2の支軸76が同方向に移
動されて、第1の支軸55を支点として一対の施錠部材81
の施錠部84が互いに閉じる方向に回動される。
【0054】また、図3および図7に示すように、一方
の係止ピン65の大径軸部65b が第1のプレート51の係止
孔57の大径孔部57a に係合し、他方の係止ピン66の大径
軸部66b が第1のプレート51の係止孔58の大径孔部58a
に係合し、第1のプレート51が施錠位置にロックされて
いる。
【0055】なお、解錠用スプリング92が常温にあれ
ば、解錠用スプリング92の付勢力は施錠用スプリング91
の付勢力より弱い状態にある。
【0056】そして、錠前体4の施錠状態において、フ
ックピン17を上蓋32の挿通孔45から差し込むと、フック
ピン17の円錐部18が一対の施錠部材81の施錠部84の凹部
85に進入し、施錠用スプリング91に抗して一対の施錠部
材81の施錠部84を押し開きながら差し込まれる。フック
ピン17のフック溝部19が一対の施錠部材81の施錠部84に
臨むと、一対の施錠部材81の施錠部84が閉じてフック溝
部19に係合し、フックピン17が施錠される。
【0057】また、フックピン17を一対の施錠部材81間
に差し込む際、円錐部18の先端が受部材122 に当接し、
開放用スプリング121 に抗して受部材122 が押し下げら
れる。したがって、施錠状態では、フックピン17は開放
用スプリング121 によって差し込み方向とは反対の上方
に付勢されている。
【0058】次に、キー103 の操作によって解錠する場
合には、図5に示すように、キー103 を錠前体4のシリ
ンダ錠101 に差し込んで回動操作することにより、カム
105が回動し、このカム105 に噛合するカム107 を有す
るスライド部材106 が一端方向(図5右方向)に移動
し、スライド部材106 と一体的に第2のプレート71が施
錠用スプリング91に抗して同方向に移動する。
【0059】第2のプレート71が一端方向(図5右方
向)に移動することにより、第2の支軸76が同方向に移
動し、第1の支軸55を支点として一対の施錠部材81の施
錠部84が互いに開く方向に回動し、フックピン17の係止
を解除して解錠状態となる。
【0060】フックピン17は開放用スプリング121 で差
し込み方向とは反対の上方に付勢されているので、一対
の施錠部材81による係止が解除されるのと同時に上方に
強制的に押し出され、一対の施錠部材81が施錠状態に復
帰しても再度係止されることはない。
【0061】キー103 の回動操作を解除すると、施錠用
スプリング91によって第2のプレート71およびスライド
部材106 が他端方向(図5左方向)へ移動し、第2の支
軸76が同方向に移動して、第1の支軸55を支点として一
対の施錠部材81の施錠部84が互いに閉じる方向に回動
し、施錠状態に復帰する。
【0062】次に、解錠システムを利用する場合には、
ベルトコンベヤ133 および温風送風機138 をそれぞれ動
作させておき、ベルトコンベヤ133 の搬送方向の始端側
に夜間金庫用バック1を投入する。
【0063】ベルトコンベヤ133 上に投入された夜間金
庫用バック1は両側のガイド板136によって搬送路135
に対する定位置に位置決めされ、バーコードセンサ141
によって夜間金庫用バック1の収納部23に収納された添
票やラベルのバーコードが読み取られる。
【0064】ベルトコンベヤ133 によって搬送される夜
間金庫用バック1がマグネット137の上方域に搬送され
ると、そのマグネット137 からの磁力が施錠係止手段61
に作用する。そのため、図3において、一方の係止ピン
65がスプリング67に抗して下方へ移動し、大径軸部65b
が第1のプレート51の係止孔57の大径孔部57a から下方
へ外れる。他方の係止ピン66がスプリング69に抗して上
方へ移動し、大径軸部66b が第1のプレートの係止孔58
の大径孔部58a から上方へ外れる。したがって、第1の
プレート51のロックが解除される。
【0065】この第1のプレート51のロックが外れた状
態では、施錠用スプリング91と解除用スプリング92とか
ら反対方向に付勢を受けるが、常温では施錠用スプリン
グ91の付勢力が解除用スプリング92の付勢力より強いの
で、第1のプレート51は一端方向(図1および図2右方
向)に移動したままの状態にある。
【0066】さらに、ベルトコンベヤ133 によって搬送
される夜間金庫用バック1が温風送風機138 の下方に搬
送されると、錠前体4の上蓋32の通気孔46を通じて解除
用スプリング92が暖められる。温風送風機138 の下方に
搬送される間に、形状記憶合金製の解錠用スプリング92
が所定温度に暖められると、図6および図8に示すよう
に、解錠用スプリング92が伸長する方向に変形し、解錠
用スプリング92の付勢力が施錠用スプリング91の付勢力
より強くなり、第1のプレート51が他端方向()に移動
される。この第1のプレート51の同方向への移動は、各
係止ピン65,66の小径軸部65a ,66a に対して各小径孔
部57b ,58b が係合することによって許容される。
【0067】第1のプレート51が他端方向(図6および
図8左方向)へ移動することにより、第1の支軸55が同
方向に移動されて、各第2の支軸76を支点として一対の
施錠部材81の施錠部84が互いに開く方向に回動し、フッ
クピン17の係止を解除して解錠状態となる。
【0068】フックピン17は開放用スプリング121 で差
し込み方向とは反対の上方に付勢されているので、一対
の施錠部材81による係止が解除されるのと同時に上方に
強制的に押し出され、一対の施錠部材81が施錠状態に復
帰しても再度係止されることはない。
【0069】このようにして、解錠された夜間金庫用バ
ック1がベルトコンベヤ133 の終端側から搬出される。
【0070】そして、夜間金庫用バック1をベルトコン
ベヤ133 上に連続的に投入することにより、連続的に自
動解錠することができる。そのため、例えば、休日明け
などに、多量の夜間金庫用バック1が集められたとして
も、効率的に処理でき、省力化できる。
【0071】なお、解錠用スプリング92の温度が下がる
と、解除用スプリング92の付勢力が施錠用スプリング91
の付勢力より弱くなるので、第1のプレート51が一端方
向(図1および図2右方向)に移動しして、各第2の支
軸76を支点として一対の施錠部材81の施錠部84が互いに
閉じる方向に回動し、施錠可能状態に復帰する。
【0072】以上のように、夜間金庫用バック1は、施
錠係止手段61に一定の磁力作用を与えることによって施
錠部材81の施錠位置での係止を解除し、かつ、解錠用ス
プリング92に一定の温度作用を与えることによって係止
の解除された施錠部材81を解錠させることができる錠前
体4を備えるので、錠前としての安全性を保ちながら、
キー操作を必要とせず、自動解錠に対応できる。
【0073】また、解錠用スプリング92によって解錠移
動される第1のプレート51、およびシリンダ錠101 によ
って解錠移動される第2のプレート71を備え、これらい
ずれのプレート51,71の解錠移動によっても解錠させる
ことができ、自動解錠およびシリンダ錠101 による解錠
のいずれにも対応できる。
【0074】また、解錠付勢手段として、形状記憶合金
にてコイル形状に形成した解錠用スプリング92を用いる
ことにより、解錠動作を確実に行なえる。
【0075】また、施錠係止手段61は一対の係止ピン6
5,66を有し、この一対のピン65,66が互いに逆方向に
付勢されて第1のプレート51を施錠位置に係止するとと
もに、一定の磁力作用によって付勢に抗して互いに逆方
向に移動して係止を解除することにより、施錠部材81の
施錠位置での係止が不用意に解除されることがない。
【0076】なお、解錠付勢手段としては、形状記憶合
金にてコイル形状に形成した解錠用スプリング92に限ら
ず、例えばダイヤフラムなどを用いてもよい。
【0077】また、温度付与手段により解錠付勢手段に
与える一定の温度作用は、常温よりも高い温度に限ら
ず、常温よりも低い温度を与えて、解錠付勢手段が解錠
動作するようにしもよい。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の容器装置によれば、施錠
係止手段に一定の磁力作用を与えることによって施錠部
材の施錠位置での係止を解除し、かつ、解錠付勢手段に
一定の温度作用を与えることによって係止の解除された
施錠部材を解錠させることができる錠前体を備えるの
で、錠前としての安全性を保ちながら、キー操作を必要
とせず、自動解錠に対応できる。さらに、キー操作によ
り施錠部材を解錠させるシリンダ錠を備えることによ
り、自動解錠に加えて、キー操作による解錠も付加でき
る。しかも、解錠付勢手段によって解錠移動される第1
のプレート、およびシリンダ錠によって解錠移動される
第2のプレートを備え、これらいずれのプレートの解錠
移動によっても解錠させることができ、自動解錠および
シリンダ錠による解錠のいずれにも対応できる。
【0079】請求項2記載の容器装置によれば、請求項
1記載の容器装置の効果に加えて、施錠部材が解錠され
たとき開閉部材を容器本体に対する施錠位置から開放位
置に移動させる開閉部材開放手段を備えることにより、
一時的に解錠された開閉部材が再び施錠されることがな
く、自動解錠に対応できる。
【0080】求項記載の容器装置によれば、請求項
または2記載の容器装置の効果に加えて、解錠付勢手
段は、形状記憶合金にてコイル形状に形成したことによ
り、解錠動作を確実に行なえる。
【0081】請求項記載の容器装置によれば、請求項
1ないしいずれか記載の容器装置の効果に加えて、施
錠係止手段は一対の係止ピンを有し、この一対のピンが
互いに逆方向に付勢されて施錠部材を施錠位置に係止す
るとともに、一定の磁力作用によって付勢に抗して互い
に逆方向に移動して係止を解除することにより、施錠部
材の施錠位置での係止が不用意に解除されることがな
い。
【0082】請求項記載の容器装置によれば、請求項
1ないしいずれか記載の容器装置の効果に加えて、開
閉体により容器本体の収納空間のほぼ一面全体を開放で
きるため、収納空間の内部全体を確認することができ、
物品の残留などを防止できる。
【0083】請求項記載の容器装置によれば、請求項
記載の容器装置の効果に加えて、開閉部材の容器本体
の一端側への移動時にファスナを開くとともに他端側へ
の移動時にファスナを閉じるため、容器本体に対する開
閉体の開閉を容易に行なえる。
【0084】請求項記載の容器装置の解錠システムに
よれば、請求項1ないしいずれか記載の容器装置に対
して一定の磁力作用および一定の温度作用を与え、自動
解錠させることができる。
【0085】請求項記載の容器装置の解錠システムに
よれば、請求項記載の容器装置の解錠システムの効果
に加えて、容器装置を搬送する搬送手段を備えることに
より、連続的に解錠処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す錠前体の上蓋を取
り外すした施錠状態の平面図である。
【図2】同上実施の形態の錠前体の断面図である。
【図3】同上実施の形態の錠前体の断面図である。
【図4】同上実施の形態の容器装置の斜視図である。
【図5】同上実施の形態の図2に対応したキー操作によ
る解錠状態の平面図である。
【図6】同上実施の形態の図2に対応した解錠システム
による解錠状態の平面図である。
【図7】同上実施の形態の施錠係止手段の係止解除動作
を説明する一部の平面図である。
【図8】同上実施の形態の図7に続く係止解除動作を説
明する一部の平面図である。
【図9】同上実施の形態の解錠システムの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 容器装置としての夜間金庫用バック 2 容器本体としてのバック本体 3 開閉体としてのカバー体 4 錠前体 13 ファスナ 16 開閉部材としての施錠プレート 51 第1のプレート 55 第1の支軸 61 施錠係止手段 65,66 係止ピン 71 第2のプレート 76 第2の支軸 81 施錠部材 91 施錠付勢手段としての施錠用スプリング 92 解錠付勢手段としての解錠用スプリング 101 シリンダ錠 121 開閉部材開放手段としての開放用スプリング 133 搬送手段としてのベルトコンベヤ 137 磁力付与手段としてのマグネット 138 温度付与手段としての温風送風機

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、この容器本体を開閉する開
    閉部材と、容器本体に対して開閉部材を閉状態に施錠す
    る錠前体とを備えた容器装置において、 前記錠前体は、 前記容器本体に閉状態の開閉部材に対して係脱移動可能
    に設けられ、その係合時に施錠するとともに非係合時に
    解錠する施錠部材と、 この施錠部材を施錠方向に付勢する施錠付勢手段と、 常温では前記施錠付勢手段の付勢力より弱いとともに常
    温とは異なる一定の温度作用によって施錠付勢手段の付
    勢力より強い付勢力で前記施錠部材を解錠方向に付勢す
    る解錠付勢手段と、 この解錠付勢手段による解錠方向への付勢に対して前記
    施錠部材を施錠位置に係止するとともに一定の磁力作用
    によってその係止を解除する施錠係止手段と キー操作により前記施錠部材を解錠させるシリンダ錠
    と、 第1の支軸を有する第1のプレート、および第2の支軸
    を有する第2のプレートとを備え、 これら両プレートの各支軸に施錠部材をそれぞれ係合さ
    せて支持し、 前記両プレート間に、第1のプレートを一方に移動させ
    るとともに第2のプレートを他方に移動させて施錠部材
    を施錠移動させる前記施錠付勢手段を設け、 前記第1のプレートに、第1のプレートを他方へ移動さ
    せて施錠部材を解錠移動させる前記解錠付勢手段を設け
    るとともに、第1のプレートを一方に移動した位置で係
    止する前記施錠係止手段を設け、 前記第2のプレートに、キー操作により第2のプレート
    を一方へ移動させて施錠部材を解錠移動させる前記シリ
    ンダ錠を設けた ことを特徴とする容器装置。
  2. 【請求項2】 錠前体は、施錠部材が解錠されたとき開
    閉部材を容器本体に対する施錠位置から開放位置に移動
    させる開閉部材開放手段を具備していることを特徴とす
    る請求項1記載の容器装置。
  3. 【請求項3】 解錠付勢手段は、形状記憶合金にてコイ
    ル形状に形成したことを特徴とする請求項1または2
    載の容器装置。
  4. 【請求項4】 施錠係止手段は、一対の係止ピンを有
    し、この一対のピンが互いに逆方向に付勢されて施錠部
    材を施錠位置に係止するとともに、一定の磁力作用によ
    って付勢に抗して互いに逆方向に移動して係止を解除す
    ることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の容
    器装置。
  5. 【請求項5】 容器本体は収納空間を有し、この収納空
    間のほぼ一面全体を開閉可能とする開閉体を設け、この
    開閉体を開閉部材により開閉することを特徴とする請求
    項1ないしいずれか記載の容器装置。
  6. 【請求項6】 容器本体の一端に錠前体を設けるととも
    に他端に開閉体を折曲可能に連結し、容器本体の両側と
    開閉体の両側との間に、開閉部材の容器本体の一端側へ
    の移動時に開閉体を開くとともに他端側への移動時に開
    閉体を閉じるファスナを設けたことを特徴とする請求項
    記載の容器装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないしいずれか記載の容器装
    置を解錠する容器装置の解錠システムにおいて、 前記容器装置の錠前体に一定の磁力作用を与える磁力付
    与手段と、 前記容器装置の錠前体に一定の温度作用を与える温度付
    与手段とを具備していることを特徴とする容器装置の解
    錠システム。
  8. 【請求項8】 容器装置を搬送する搬送手段を備え、 この搬送手段に沿って磁力付与手段および温度付与手段
    を設けたことを特徴とする請求項記載の容器装置の
    錠システム。
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