JP3034249B1 - パイプ内面のライニング方法 - Google Patents

パイプ内面のライニング方法

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    • F16L58/02Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 水道配管等の被処理パイプの内部に発生した
錆こぶ等の汚れを除去した後に、その内面を実質的に往
復ライニングして塗膜を形成するに当たり、所定の膜厚
を効率よく得ること及び塗装作業の短縮を図ること。 【解決手段】 複数の分岐配管を有する被処理パイプの
ライニング方法において、該被処理パイプにおけるライ
ニング区間を複数に区分し、各区間毎のライニング後に
そのライニングした塗膜は加温空気の送気によって硬化
反応が促進させられるものであり、一つの選択されたラ
イニング区間がライニングされ、以後の各ライニング区
間は先のライニング区間の塗料到達端部を塗料供給端部
として順次ライニングを遂行し、各区間毎のライニング
後の加温空気はそのライニングした区間の塗料供給端部
側と塗料到達端部側の両端部から送気し、該送気された
加温空気は次のライニング区間の塗料到達端部側から排
出されるようにし、ライニングと加温空気の送気とを繰
り返してライニングして、良質で厚手の塗膜が効率よく
形成でき、ライニング工程が比較的短時間で行え、ライ
ニング作業の同日施工が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物内に配設さ
れている既設給水配管等のパイプにおいて、内部の錆こ
ぶ、スケール等の汚れを除去し研掃した後に、所定の塗
料を加温空気流によって吹き伸ばしパイプ内面に所定の
厚さの塗膜を形成するライニングする方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パイプ内面を二回に渡ってライニングす
る技術としては、例えば、特公平4ー34463号公報
に開示されたものが従来例として周知である。
【0003】この従来例の技術は、液状のライニング材
を気流により管内壁面に沿って流動させ、複数の開口部
を有する分岐管路の内壁面をライニングする方法におい
て、先のライニングにおける気流の排出箇所を次のライ
ニングにおけるライニング材及び気流の供給箇所としつ
つ前記ライニング材及び気流の供給箇所とを順次移動さ
せ、分岐管路を形成する管路の全ての開口部を少なくと
も一回前記供給箇所及び排出箇所とすると共に、分岐管
路を形成する全ての管路の内部を同じ回数だけライニン
グ材を往復流動させるライニング方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例のライニン
グ方法によれば、塗料を往復流動させると言うものであ
るが、この場合の往復流動は、往路で流動させて塗布し
た塗料が乾燥しないうちに、復路の塗料を供給して流動
塗布するというものであり、往路で供給した塗料も復路
で供給した塗料と一緒に流動するようになり、そのよう
な往復流動によっては均一な皮膜は形成できないことも
あって未だに実用化されていない。
【0005】つまり、先に供給して塗布した塗料が、流
動状態の内に新たな塗料を供給して二度塗りしても、実
質的に皮膜を厚くしたり均一にしたりすることはできな
いのである。特に、エルボー内に塗布された塗料が未乾
燥の状態にあれば、どの方向から流動させても突き当た
り部分の塗料が押し流されて薄くなり、均一で厚手の皮
膜にならないのである。
【0006】また、この従来例における塗料は、混合噴
射器で供給することから、噴霧状で順次供給されるもの
であり、その粘度は低く流動し易いものであることを考
慮しても、前述のとおり往路で供給した塗料も復路で供
給した塗料と一緒に往復流動して皮膜を形成することが
理解でき、結果的に復路方向の流動によって皮膜が形成
されることと同じであり、やはり前述したとおり厚手の
均一な皮膜は形成できないという問題点を有している。
【0007】そして、前記従来例におけるライニング方
法では、塗装の工程で区分された経路毎に乾燥工程を導
入しようとする意図は全くないのであり、仮に乾燥工程
を導入するとしても、一経路毎に混合噴射器を取り外さ
なければならず、作業性が悪く時間が掛かり過ぎて、塗
装工程の同日施工が実質的にできないという問題点を有
している。
【0008】従って、前記従来例においては、効率よく
厚手の均一皮膜を形成すること、及び作業性を向上させ
ることに解決しなければならない課題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、複数の分岐配管を有す
る被処理パイプのライニング方法において、該被処理パ
イプにおけるライニング区間を複数に区分し、各区間毎
のライニング後にそのライニングした塗膜は加温空気の
送気によって硬化反応が促進させられるものであり、一
つの選択されたライニング区間がライニングされ、以後
の各ライニング区間は先のライニング区間の塗料到達端
部を塗料供給端部として順次ライニングを遂行し、各区
間毎のライニング後の加温空気はそのライニングした区
間の塗料供給端部側と塗料到達端部側の両端部から送気
し、該送気された加温空気は次のライニング区間の塗料
到達端部側から排出されるようにし、ライニングと加温
空気の送気とを繰り返してライニングすることを特徴と
するパイプ内面のライニング方法を提供するものであ
る。
【0010】また、本発明においては、各区間毎のライ
ニングは、各区間における被処理パイプの長さ及び内径
に対応して予め設定された膜厚が形成できる量の塗料を
一括して投入し、加温された空気流により変成スラグ流
から順次環状流に吹き延ばして塗膜を形成させること、
各ライニング区間の塗料到達端部側には、所定長さの透
明管を接続しておき、目視によって塗料の到達を検知す
ること、及び各区間のライニングが終了した後に、仕上
げ用の加温空気を全配管に渡って送気することを付加的
な要件として含むものである。
【0011】本発明においては、各区間毎のライニング
と加温空気の送気とを次の区間に順次移動させながら繰
り返してライニングすることにより、各区間のライニン
グした塗膜が加温空気の送気により硬化反応が促進され
て疑似硬化状態となるので、次の区間でライニングを行
っても流動しないことから、良好な厚手の塗膜が効率よ
く形成できるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明を図示の実施例により
更に詳しく説明すると、図1において、1は給水管等の
既設配管の全体を略示的に示したものであり、該既設配
管は本発明において所謂被処理パイプに相当するもので
ある。この被処理パイプ1は継手部を介して複数の支管
1a,1b,1c、……が分岐連結されると共に方向を
転換して立ち上げたりしてあり、各支管の端部には一般
的に蛇口等の吐出部材が取り付けられている。なお、M
はメータが取り付けられている端部である。
【0013】このような被処理パイプである既設配管の
再生を行う場合には、各支管の吐出部材を取り外した後
に、継手部及び支管1a,1b,1c、……を含めてパ
イプ内は、予め適宜の研掃手段により錆こぶ、スケール
等の汚れが除去され、内部を加温・乾燥させて清掃した
状態にしてある。
【0014】このように内部が清掃された状態の被処理
パイプ1において、例えば、配管の末端側から基端側
(メータが取り付けられている端部M)に向けて各支管
から順次ライニングを行う。この場合に、分岐されてい
る支管間において一応区分した状態で行うものであり、
例えば支管1aの端部から支管1bの端部まで分岐
点X1 を含めて第1の区間Aとし、支管1bの端部か
ら支管1cの端部まで分岐点X2 を含めて第2の区間
Bとし、以下順次それに倣って支管1cの端部から支
管1dの端部まで分岐点X3 を含めて第3の区間Cと
し、支管1dの端部からメータ取付端部Mまでを第4
の区間Dとし、メータ取付端部Mから支管1aの端部
までを第5の区間Eとして一応区分し、各区分毎に順次
ライニングを遂行するのである。
【0015】このライニングにおいて、図2に示したよ
うに、蛇口等の吐出部材が取り外された端部(例えば支
管1a)にそれぞれ塗料を供給するための作業管2が取
り付けられ、該作業管2内に前記区分した一区間をそれ
ぞれ塗装できる量の塗料を一括して投入し、該一括して
投入した塗料は、加熱手段3を介して供給される所定の
圧縮した加温空気流により押し出し、変成スラグ流動か
ら環状流動に遷移させながら流動させて塗装するのであ
る。
【0016】作業管2は、例えば、可撓性の透明な樹脂
製パイプであり、内部に投入した塗料が視認できると共
に、各区間における塗料の到達端部側になったときに
は、塗料の到達が視認できるのである。また、加熱手段
3は温度検出手段4、風量及び温度の制御手段5、コン
プレッサーへの連結部6などを装備しており、この加熱
手段3に関しては、本発明と同一出願人に係る特願平1
0−53189号及び特願平10−79001号明細書
及び図面に記載されたものとその使用の仕方がそのまま
適用できるものである。なお、夏期等において外気温度
が25℃以上の場合には、ライニング時の加温は省略す
ることができる。
【0017】なお、供給される塗料は、例えば、無溶剤
型のエポキシ樹脂系の塗料であり、その量は各区間にお
ける配管の管径、管長及び所定の膜厚が形成されること
を予め計算し、計算された量よりも1〜3割程度多めに
投入される。その理由は、だれの部分があったり、或は
継手部分に溜ったりすることで、余分な塗料が必要にな
るのである。
【0018】そして、まず第1の区間Aを塗装する場合
に、支管1aの端部側が塗料の供給端部となり、支管
1bの端部が塗料の到達端部となり、加熱手段3を介
して送気される加温空気流によって支管1aの端部に
設けた作業管2から塗料を流動させ吹き伸ばしてライニ
ングし、塗料が支管1bの端部に到達したか否かを支
管1bの端部に設けた作業管2において目視により確認
できる。この場合に、支管1bの端部が解放されてい
るのみで、他の支管1c以下メータ取付端部Mまでは塞
いだ状態にしてある。
【0019】この区間Aにおいて、支管1bの端部で
の塗料の到達が確認された時に送気を止め、この支管1
bの端部にも加熱手段3を取り付けると共に、次のラ
イニング区間である第2の区間Bの塗料到達端部となる
支管1cの端部を解放し、区間Aにおける支管1aの
端部と支管1bの端部とから加温空気を同時に送気
して区間A内に形成された塗膜の硬化反応を促進させ
る。つまり、加温空気は端部、→端部に送気され
るのである。
【0020】この時の加温空気の温度は25〜75℃の
範囲で好ましくは30〜65℃であり、送気風量は塗膜
が流動しない程度であり、例えば、管径が20〜25A
の場合は、0.3m3 〜0.7m3 の範囲で適宜設定・
制御し、送気時間は2〜20分の範囲で適宜設定・制御
する。但し、寒冷地または冬季において外気温度が著し
く低い場合には、更に5〜15分程度延長して送気す
る。この送気によって、塗膜の硬化反応が促進され疑似
硬化または指触乾燥中期程度(指でやや強く押すと指に
付着する程度)の状態になり、ライニングのための送気
では略流動しない状態になる。また、塗膜が形成されて
いない支管1cも加温空気の通過によって加温されるの
で、次のライニングにおいて付着した塗膜の硬化反応の
促進がより一層良好なものとなる。
【0021】第1の区間Aのライニングが終了し、設定
した時間の加温空気の送気が終了した後に、第2の区間
Bの塗装を行う。この場合も、支管1bの端部側の作
業管2に所定量の塗料を一括して投入し、加熱手段3か
ら加温空気を送出して塗料を流動させ、分岐点X2 を越
えて支管1cの端部までライニングし、該端部設け
た透明な作業管2に塗料が到達したかどうかを目視によ
り検出する。この場合も、他の支管及びメータ取付端部
は塞いだ状態にしてある。
【0022】そして、この区間Bにおいても、前記と同
様に支管1cの端部にも加熱手段3を取り付けると共
に、次のライニング区間である第2の区間Cの塗料到達
端部となる支管1dの端部を解放し、区間Bにおける
支管1bの端部と支管1cの端部とから、つまり、
端部、→端部になるように、加温空気を同時に送
気して区間B内に形成された塗膜の硬化反応を促進させ
る。
【0023】また、第3の区間C及び第4の区間Dも前
記同様にしてライニングを行い、最後に第5の区間Eを
ライニングする。この場合には、メータ取付端部Mから
支管1aの端部までが相当長いことから他の区間より
もライニング時間が多少多くかかることになる。そし
て、ライニング後に、例えば、略中間部に位置する支管
1bの端部を解放状態にして、支管1aの端部とメ
ータ取付端部Mとから、つまり、端部、M→端部に
なるように、加温空気を同時に送気して区間E内に形成
された塗膜の硬化反応を促進させる。
【0024】そして、この段階(二回塗り)でライニン
グ工程を終了させる場合は、配管全体に対して仕上げ加
温空気を送気して更に硬化反応を促進させることができ
る。この場合に、選択された複数の支管の端部から加温
空気を送気し、他の複数の支管の端部は解放状態にして
おいて加温空気の排出口とする。要するに、配管全体に
渡って仕上げようの加温空気が通るようにすれば良いの
である。
【0025】このように先にライニングした区間の塗料
到達端部を次の区間における塗料供給端部として順次ラ
イニングすることによって、被処理パイプ全体が往復ラ
イニングされることになり、しかも、各区間毎のライニ
ング後に、加温空気を送気して塗膜の硬化反応を促進さ
せて疑似硬化または指触乾燥中期程度にし、次のライニ
ング工程で流動しないようにすると共に、次のライニン
グ区間の一部(塗膜が形成されていない部分のパイプ)
を加温しておき、付着する塗料の硬化反応の促進に寄与
させるものであって、ライニングと加温空気の送気とを
交互に繰り返して行うことで良質で厚手の塗膜を効率よ
く速やかに形成できるのである。
【0026】なお、前記の説明は区分されたライニング
区間の中で、最初にライニングされる区間としてメータ
取付端部Mから一番遠い位置にある第1の区間Aを選択
したが、逆に第5の区間Eからライニングを開始しても
良いのである。この場合は、メータ取付端部Mに作業管
2と加熱手段3とを設け、支管1aの端部に透明な作
業管2を設けており、他の支管1b〜1dは塞いでおい
てメータ取付端部M側から塗料を投入し、支管1aの端
部が塗料の到達端部になるようにする。
【0027】そして、ライニング塗料が支管1aの端部
に到達したことを確認してライニングのための加温空
気の送気を停止し、支管1aの端部にも加熱手段3を
取り付け、支管1bの端部を解放状態にし、端部M、
→端部になるように加温空気を所定時間送気し、ラ
イニング区間E内の塗膜を硬化反応させる。
【0028】また、次のライニング区間Aをライニング
するときには、先のライニングにおいて支管1aの端部
が塗料の到達端部であるから、その支管1aの端部
を塗料の供給端部とし、加温空気の排出をした支管1b
の端部を塗料の到達端部としてライニング区間Aをラ
イニングするのである。以下、前記で説明したと同様
に、順次ライニング区間を移動させ且つ各区間毎にライ
ニングと加温空気の送気とを行って被処理パイプ1の全
部をライニングするのである。
【0029】なお、ライニング後の加温空気の送気に関
しては、例えば、連続して10分の送気をするか、若し
くは2分間隔で2回または3回送気し、その間隔の間は
自然冷却状態にするか、または別系統で冷風を強制的に
送風して強制冷却することも可能である。つまり、加温
空気の送気と冷風の送気とを交互に行って塗膜表面を疑
似硬化させ、ライニングによって流動しないようにすれ
ば足りるのである。
【0030】いずれにしても、ライニングしようとする
複数の分岐管を有する被処理パイプに対して、ライニン
グ区間を設定し、そのライニング区間の塗料到達端部を
次のライニングの塗料供給端部として順次ライニングと
送気とを繰り返しながら、区間全部、即ち、被処理パイ
プ全部を往復の二回塗りを容易に施すことができるよう
にしたものであり、予定した所定厚さの塗膜の形成が容
易で且つライニング時間が短縮され、同日施工が可能に
なるのである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るパイ
プ内面のライニング方法は、複数の分岐配管を有する被
処理パイプのライニング方法において、該被処理パイプ
におけるライニング区間を複数に区分し、各区間毎のラ
イニング後にそのライニングした塗膜は加温空気の送気
によって硬化反応が促進させられるものであり、一つの
選択されたライニング区間がライニングされ、以後の各
ライニング区間は先のライニング区間の塗料到達端部を
塗料供給端部として順次ライニングを遂行し、各区間毎
のライニング後の加温空気はそのライニングした区間の
塗料供給端部側と塗料到達端部側の両端部から送気し、
該送気された加温空気は次のライニング区間の塗料到達
端部側から排出されるようにし、ライニングと加温空気
の送気とを繰り返してライニングするようにしたこと
で、各区間のライニングした塗膜が加温空気の送気によ
り硬化反応が促進されて疑似硬化状態となるので、次の
区間でライニングを行っても流動しないことから、良質
で厚手の塗膜が効率よく形成できるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプ内面のライニング方法を説
明するための被処理パイプの状態を略示的に示した説明
図である。
【図2】同ライニング方法によってライニングされる被
処理パイプの一つの端部に接続された作業管および加熱
手段の一例を示す略示的側面図である。
【符号の説明】
1 被処理パイプ 1a,1b,1c,1d 支管 〜 端部 2 作業管 3 加熱手段 4 温度検出手段 5 制御手段 6 連結部 A,B,C,D,E 一応区分した区間 X1 〜X3 分岐点 M メータ連結端部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分岐配管を有する被処理パイプの
    ライニング方法において、該被処理パイプにおけるライ
    ニング区間を複数に区分し、各区間毎のライニング後に
    そのライニングした塗膜は加温空気の送気によって硬化
    反応が促進させられるものであり、一つの選択されたラ
    イニング区間がライニングされ、以後の各ライニング区
    間は先のライニング区間の塗料到達端部を塗料供給端部
    として順次ライニングを遂行し、各区間毎のライニング
    後の加温空気はそのライニングした区間の塗料供給端部
    側と塗料到達端部側の両端部から送気し、該送気された
    加温空気は次のライニング区間の塗料到達端部側から排
    出されるようにし、ライニングと加温空気の送気とを繰
    り返してライニングすることを特徴とするパイプ内面の
    ライニング方法。
  2. 【請求項2】 各区間毎のライニングは、各区間におけ
    る被処理パイプの長さ及び内径に対応して予め設定され
    た膜厚が形成できる量の塗料を一括して投入し、加温さ
    れた空気流により変成スラグ流から順次環状流に吹き延
    ばして塗膜を形成させることを特徴とする請求項1に記
    載のパイプ内面のライニング方法。
  3. 【請求項3】 各ライニング区間の塗料到達端部側に
    は、所定長さの透明管を接続しておき、目視によって塗
    料の到達を検知することを特徴とする請求項1または2
    に記載のパイプ内面のライニング方法。
  4. 【請求項4】 各区間のライニングが終了した後に、仕
    上げ用の加温空気を全配管に渡って送気することを特徴
    とする請求項1、2または3に記載のパイプ内面のライ
    ニング方法。
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