JP3033500U - リボンカセット - Google Patents
リボンカセットInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造がシンプルで、また、使用者サイドで、
リボンカセット本体が再利用することが出来て、トータ
ル的に消耗品のコストを下げられる熱転写プリンタに対
するインクリボンカセットを提供するものである。 【構成】 リボンカセット本体が、リボン供給軸とリボ
ン巻取軸とを二対の開口部でそれぞれその開口側から挿
脱可能に支承する一対の側板部と、両側板間を連結する
連結部と、インクリボンを供給軸から印字部へ供給して
その後巻取軸へ復帰させる供給案内部,剥離案内部,復
帰路案内部とからなり、外装部分がなく、インクリボン
の未使用部分を巻装したリボンの供給紙管をリボン供給
軸に嵌合させる一方、インクリボンの印字使用済み側と
なる先端を止めたリボンの巻取紙管をリボン巻取軸に嵌
合させて、リボン供給軸とリボン巻取軸とを側板部間に
支承させれば、インクリボンを貯蔵した使用可能状態が
構成されれることを特徴とするリボンカセット。
リボンカセット本体が再利用することが出来て、トータ
ル的に消耗品のコストを下げられる熱転写プリンタに対
するインクリボンカセットを提供するものである。 【構成】 リボンカセット本体が、リボン供給軸とリボ
ン巻取軸とを二対の開口部でそれぞれその開口側から挿
脱可能に支承する一対の側板部と、両側板間を連結する
連結部と、インクリボンを供給軸から印字部へ供給して
その後巻取軸へ復帰させる供給案内部,剥離案内部,復
帰路案内部とからなり、外装部分がなく、インクリボン
の未使用部分を巻装したリボンの供給紙管をリボン供給
軸に嵌合させる一方、インクリボンの印字使用済み側と
なる先端を止めたリボンの巻取紙管をリボン巻取軸に嵌
合させて、リボン供給軸とリボン巻取軸とを側板部間に
支承させれば、インクリボンを貯蔵した使用可能状態が
構成されれることを特徴とするリボンカセット。
Description
【0001】
本考案は、サーマルプリンタを熱転写印字で使用する時のインクリボンを巻装 するリボンカセットに関する。
【0002】
サーマルプリンタでの熱転写印字は、感熱紙を用いる直接印字に比べて鮮明度 の点で優れているが、インクリボンを巻装したリボンカセットの消耗品のコスト が高くつく欠点がある。
【0003】
リボンカセット本体を、リボン供給軸とリボン巻取軸とを二対の開口部でそれ ぞれその開口側から挿脱可能に支承する一対の側板部と、両側板間を連結する連 結部と、インクリボンを供給軸から印字部へ供給してその後巻取軸へ復帰させる 供給案内部,剥離案内部,復帰路案内部とで構成する。
【0004】
リボンカセットは外装部分がなく、インクリボンの未使用部分を巻装したリボ ンの供給紙管をリボン供給軸に嵌合させる一方、インクリボンの印字使用済み側 となる先端を止めたリボンの巻取紙管をリボン巻取軸に嵌合させ、リボン供給軸 とリボン巻取軸とを側板部間に支承させれば、インクリボンが貯蔵されたリボン カセットが構成される。
【0005】
図1は、本考案のインクリボンカセットを使用するサーマルプリンタのロール 状の被記録紙の供給部、被記録紙の移送部、インクリボンカセット及び印字部を 非セット状態で示した展開斜視図で、本図左方の本体部分、底面,上面,前面, 背面の各部及び本図右方の上下に開閉する横蓋が省略されている。
【0006】 図2は、図1に対してロール状の被記録紙(ラベルロール)を省略し、印字部 をセット状態で示した展開斜視図である。
【0007】 図3は、本考案のインクリボンカセットの一実施例を示す展開斜視図である。
【0008】 図4は、印字部におけるヘッドブロックの展開斜視図である。
【0009】 図5は、本考案のインクリボンカセットにおける巻取軸部の、図3とは反対側 から見た斜視図である。
【0010】 図6は、案内部材の図1,2とは反対側から見た斜視図である。
【0011】 図7は、印字部の非セット、セット機構の別の実施例を示した部分説明図であ る。
【0012】 図8は、本考案のインクリボンカセットにおける各軸系の係脱機構部の拡大説 明図である。
【0013】 図1,図2において、101は図示していない本体(底板)に強固に取り付け られるモールド成形されたプリンタベースで、実質的に本体と同等であり、主な 構成部は壁状のベース部103であり、また、上面が被記録紙の移送路(ラベル 通路)として機能するモータ保護部190が本体とベース部103とに固定され ている。
【0014】 111はベース部103に固定状態に片持ち支持されて被記録紙を懸架するロ ール供給軸で、周面の一部にセンター振り分け形式の幅押さえが配置されており 、解放端側の幅押さえ113が、起(図示状態)/伏が可能であって、伏した状 態でラベルロール115の挿脱を許容し、ラベルロールを挿入後、幅押さえ11 3を起こして幅押さえ毎ラベルロール115を押し込むと、軸内部のラック機構 により閉塞端側の起きた儘の幅押さえが解放端側へ移動して来て、両幅押さえで ラベルロールを挟み込んだ状態になった時に、ラベルロールを長手方向の中間に 懸架する。
【0015】 ここで、被記録紙として示しているラベルロール115は、連続紙の台紙上に 各一定幅のラベルを順次仮着し、ラベル連続体として巻装したものである。
【0016】 図3及び図5も参照して、120はインクリボンカセットで、カセットベース 130と、供給軸系150と、巻取軸系160と、インクリボン170とからな り、外装部材はなく、インクリボン170が直接露呈している。
【0017】 カセットベース130は、例えばモールド成形されたもので、左右の側板部1 31,132と、両側板部131,132を連結する連結部134と、連結部1 34の下部から両側板部131,132を渡る方向、且つ、該側板部131,1 32とは反対側で垂直に延びたリボンの供給案内部136と、連結部134の上 部から供給案内部136と同じ方向で該案内部より更に前方(後述する被記録紙 の移送方向に対しては下流側)に延びたリボンの巻取案内部138と、巻取案内 部138に連接して前方へ傾斜した後に連結部134と略平行に供給案内部13 6の略延長線上の位置まで延びたリボンの剥離案内部139とから成っている。
【0018】 これら供給案内部136、巻取案内部138及び剥離案内部139の幅方向の 両端部には、インクリボン170を案内/保護する鍔が形成されている。
【0019】 そして、供給案内板136と剥離案内板139との欠如部と、連結部134, 供給案内板136,巻取案内板138及び剥離案内板139で囲まれた空間部は 、後述するヘッドユニット220の配置/作動領域であると共に、ヘッドブロッ ク板230への被支持部である。
【0020】 また、カセットベース130の両側板部131,132には、被記録紙の移送 方向と略直交する上下方向に供給軸系150と巻取軸系160とを重設させるた めに、非連結側(リボンを展開させるのとは逆方向)に切り欠かれたコの字状の 二対の軸受け開口部(141a),141b、142a,142bが形成されて おり、各開口部の奥の上下に軸系に対する係脱機能を果たす弾性作用部が、即ち 、その一つを図8に拡大して示しているように、側板部(131)の板厚方向に 沿った突部144と、該突部144の裏側を、弾性を持たせるために肉薄にした 長孔部146とによって形成されている。
【0021】 供給軸系150は、主に供給軸151と、供給軸受け環153と、圧縮バネ1 55により構成され、供給軸151が、両端の円柱部151a,151bと、胴 部の両側の弾性板151dと、一方の円柱部151aと弾性板151dとの間の 円板部151fとによって形成され、供給軸受け環153が、軸受け開口部(1 41a)への嵌合と回り止めに側板部131を板厚方向に跨ぐ上下の座跨嵌合部 153aと、供給軸151の円柱部151aの遊嵌を受ける中央の環部153c とによって形成され、ビス157が座金159を介して供給軸受け環153の外 側から円柱部151aの端面に取り付けられ、円板部151fと環153との間 に圧縮バネ155を挟み込むことにより、供給軸151に対して回転負荷を発生 させている。
【0022】 巻取軸系160は、巻取軸161と、巻取軸受け環163とにより構成され、 巻取軸161が、供給軸151と同様の有底の円筒部161a,円柱部161b と、胴部の両側の弾性板161dと、円筒部161aと弾性板161dとの間の 円板部161fと、円柱部161bの外方に延びた弛み取りの摘み161hとに よって形成され、巻取軸受け環163が、供給軸151と同様の軸受け開口部1 42aに対する上下の座跨嵌合部163aと、円筒部161aの遊嵌を受ける中 央の環部163cとによって形成され、更に、円板部161fの環163との対 向面側に形成されたラチェット165と、巻取軸受け環163の円板部161f 側へ弾性を持って形成されたラチェット爪167とにより周知の逆転止め機構が 構成され、また、円筒部161aの内側に本体側からの駆動系105に連結され るための何筋かの突起169が形成されている。
【0023】 なお、図5に示されている巻取軸受け環163は、ラチェット爪167の形状 を見易くするために右方向へ90度回転させた状態で示している。
【0024】 インクリボン170は、未使用部分が供給紙管171に巻装され、印字使用済 み側となる先端が巻取紙管173に止められており、供給紙管171が供給軸1 51の弾性板151dに弾性嵌合され、巻取紙管173が巻取軸の弾性板161 dに弾性嵌合され、そして、供給軸系150を軸受け開口部141a,141b に、供給軸受け環153の座跨嵌合部153aが側板部131を跨ぐように差し 込み、リボン部を供給案内部136−剥離案内部139−巻取案内部138の順 に回して、巻取軸系160を軸受け開口部142a,142bに、供給軸受け環 163の座跨嵌合部163aが側板部131を跨ぐように差し込み、摘み161 hを廻して弛みを取れば、図1に示したインクリボンカセットが構成される。
【0025】 インクリボンカセット120において、圧縮バネ155による供給軸受け環1 53と供給軸151との間の摩擦(回転負荷)が一番強く設定されているので、 インクリボン170の弛みを取った後の摘み161hの回転力は、巻取軸161 の弾性板161dと巻取紙管173との間でスリップし、また、ラチェット16 5とラチェット爪167とによる逆転防止機構により、摘み161hのインクリ ボン170に弛みを生じさせる方向の回転は出来ないようになっているので、イ ンクリボン170の緊張状態が保持される。
【0026】 下の供給軸151から左旋方向へ繰り出されたインクリボン170は、供給案 内部136、剥離案内部139から巻取案内部138を経て上の巻取軸161へ 右旋方向に巻き取られる。
【0027】 後述のように、インクリボンカセット120が供給案内板136と巻取案内板 138との間でヘッドブロック板230を挟んで支持され、そして、巻取軸16 1の周囲のリボン巻装確保領域が、供給案内部136より上に位置付けされてい るので、その領域の上下方向の幅は、当然存在しなければならないヘッドユニッ ト220の構造物を含む作動領域方向の幅に近似している。
【0028】 一方、ロール供給軸111の周囲の被記録紙巻装領域は、ラベルを出来るだけ 多く貯蔵出来るようにするために広く設定され、他方、インクリボンが材質的に 台紙とラベルの厚みに対して極薄であり、後述のラベル連続体の迂回の量を少な くするために、供給案内部136より下に位置づけられて、被記録紙の供給部か ら印字部への直線的な移送路に侵入する供給軸151の周囲のリボン巻装確保領 域の幅は、該被記録紙巻装領域の幅よりも狭く設定されている。
【0029】 図1,図2及び図4において、200は印字部で、モータ保護部190の上面 先端部の固定位置に回転可能に配置されたプラテンローラ210と、次に説明す るヘッドユニット220の中のサーマルヘッド255とにより構成され、プラテ ンローラ210は、一体のプラテンローラ軸における左端の見えない部分が、モ ータの駆動系に連結されている。
【0030】 ヘッドユニット220は、固定軸221,222によってベース部103に片 持ち支持された側板部230a,230bと該両側板間を連結する連結部230 dとからなるヘッドブロック板230と、ヘッドブロック板230の側板間に配 置された固定軸221で回転可能に支持されたヘッド操作板240と、同じく固 定軸221に回転可能に支持されたヘッド支持板250と、ヘッド支持上板25 2,ヘッド支持下板253と、接続ピンを備えたサーマルヘッド(セグメント抵 抗は下面)255と、入力コネクタ,出力コネクタを接続したフレキシブルケー ブル257と、各コネクタをヘッド支持板250に固定する取付板259a,2 59bと、連結軸224の両端に補助アーム260aと共に固定されてヘッドブ ロック板230に回転可能に支持された操作アーム260とによって構成されて いる。
【0031】 そして、ヘッド支持上板252とヘッド支持下板253とに挟み込まれたサー マルヘッド255は、上板252の立ち曲げ252a,252bとヘッド支持板 250の折り曲げレール250a,250bとの嵌合機構により支持板250と 係脱可能で、支持板250に押し込まれた時、前方で接続ピンと出力コネクタが 電気的に接続され、支持板250の側方の外側からビスで固定される。
【0032】 また、ヘッド操作板240は、巻き芯が固定軸221に巻装され、ヘッドブロ ック板230との間に張設されたバネ270により、ブロック板230に近づく (図示の状態では右旋で、サーマルヘッド255をプラテンローラ210から離 反させる)方向の回動習性が与えられている。
【0033】 更にまた、ヘッド操作板240とヘッド支持板250とが、操作板240の側 部から内側への立ち曲げ(240a),240bの形成で、互いの離反量が制限 されており、且つ、両者間に圧縮バネ272を配置していて、基本的には一体的 に回動するが、ヘッド操作板240は左旋において、プラテンローラ210にサ ーマルヘッド255(ヘッド支持板250)が当接後もその左旋が可能で、圧縮 バネ272を緊張させてヘッド255のローラ210への圧接力として作用させ る。
【0034】 連結軸224を介して一体の操作アーム260及び補助アーム260aは、一 部図7を参照して、ヘッド操作板240の側部から外側への立ち曲げ240d, 240eの形成により、操作アーム260の右旋操作時に、補助アーム260a の端面が立ち曲げ240dを、また、その端面と等距離に操作アーム260の補 助アーム260aとの対面側に形成された突起260cが立ち曲げ240eをそ れぞれ押して操作板240をバネ270の張力に抗して左旋させて行くことが出 来、そして、操作アーム260は、サーマルヘッド255がプラテンローラ21 0に当接した後も補助アーム260aと共に操作板240の左旋を継続させ、最 終的には図2のように、端部260eがモータ保護部190の一部に形成された 受部190aに食い込んで、片持ち支持であるヘッドブロック板230の非支持 側の一部を突き上げ支持する。
【0035】 図2のサーマルヘッド255をプラテンローラ210に圧接させた状態は、動 作準備として被記録紙または被記録紙とインクリボンカセット120を装填(セ ット)した後に構成させるものであるが、一方、新しい(別の)被記録紙の装填 とか、インクリボンカセット120の交換のための図1の状態への復帰は、操作 アーム260を受部190aへの食い込みの抵抗に抗して左旋させれば、ある時 点からヘッド操作板240に対するバネ270の張力による右旋力も働いて行わ れる。
【0036】 図1,図2及び図6において、280は、本プリンタを少なくともインクリボ ン170を使用する熱転写タイプに構成する時に、本体にセットされる被記録紙 の案内板で、ベース部103に形成された逆T字状突起103aに嵌合する逆T 字状溝280aと、ベース部103に形成された孔103cに係脱する先端が山 形の係止爪280cを形成している。
【0037】 案内板280は、ロール供給軸111と駆動系105との間の逆T字状突起1 03aに保持されて被記録紙の供給部とインクリボンカセット120との間に位 置することになって、カセット120における供給軸151と巻取軸161の重 設方向と略平行的に下方へ供給側のリボン巻装確保領域(側板部132の下方端 )を越える長さで舌片形状に形成され、その先端部には、被記録紙の異なる幅に 合わせて幅両端を案内する幅ガイド280eが階段状に形成されている。
【0038】 プラテンローラ210とサーマルヘッド155との印字部の下流側直後位置の ラベル発行口となるところには、プラテンローラ210と剥離ピン300に連設 して、出口幅ガイド293を備えたラベル受け290が、モータ保護部190か ら下流側へ延出された部分の下部とベース部103左下角との間で回動可能に支 持されている。
【0039】 出口幅ガイド293は、いずれも立った儘で起伏はしないが、ロール供給軸1 11の幅押さえ113と同じように、内装されたラック機構により同期させて、 左右に接近させたり離させたりすることが出来る。
【0040】 ラベル受け290は、上面がラベル(連続体)の流れ方向に何条かの山形の突 起を持ってラベル受け面290aに形成され、また、被支持部の上で横長の上下 いずれかにギザギザのカッター歯を持った台紙の排出口290cを形成し、そし て、図示のセット状態と、図示の状態から左旋させた開放状態とを採ることが出 来、更に、図示していないが、内側にセット状態でプラテンローラ210にサー マルヘッド255とは反対側(干渉しない位置)で圧接する剥離ローラを回転自 在に支持している。
【0041】 以上の構成により、ロール供給軸111、インクリボンカセット120及びヘ ッドユニット220は、プリンタベース101に片持ち支持される構造となって いる。
【0042】 熱転写タイプの構成において、インクリボンカセット120は、図1の状態か ら連結板134、供給案板136、巻取案内板138及び剥離案内板139の空 間でヘッドユニット220を包み込むようにヘッドブロック板230の非支持側 から押し込まれて保持され、プリンタベース101側で突起169がリボンの駆 動系105に係合し、供給案内板136と剥離案内板139の間のインクリボン 170のみの部分がプラテンロール210とサーマルヘッド255との間に位置 する。
【0043】 被記録紙であるラベルロール115は、幅押さえ113を倒した状態でロール 供給軸111に挿入されて、幅押さえ113を起こし、それを押し込むことで供 給軸111の中間に懸架される。
【0044】 ラベルロール115の先端側は、引き出され、自身の幅に合った幅ガイド28 0eに納まりながら案内板280の先端部を跨ぐように迂回され、インクリボン カセット120に影響される(する)ことなくモータ保護部190の上面を這わ せるように、ヘッドユニット220の非支持側の側方から、インクリボン170 を介したサーマルヘッド255とプラテンローラ210との間に装填される。
【0045】 このラベルロール115(ラベル連続体)の印字部への装填は、モータ保護部 190の右上角190cが傾斜と丸味を持って形成されているので、ガイド機能 があって更に容易に行える。
【0046】 更に、印字部を通過したラベル連続体の先端が、出口幅ガイド293の調整で 両側を規制され、ラベル連続体の全体は、ロール供給軸111での中間懸架、案 内板280の幅ガイド280eでの規制と併せて移送路の中央に横たわる。
【0047】 印字可能状態の準完成(横蓋を閉鎖していない)は、操作アーム260を図1 の状態から左旋させて図2の状態にして、サーマルヘッド255をインクリボン 170、ラベル連続体を介してプラテンローラ210に圧接させることにより行 われ、この時、操作アーム260の端部260eがモータ保護部190の受部1 90aに食い込むことで、ヘッドブロック板230の非支持側の一部を支える。
【0048】 連続発行モード、即ち、ラベルを剥離せず台紙に仮着した状態で印字発行させ る場合は、ラベル連続体の先端部を印字部に狭持させておくだけで、印字された ラベルが、印字動作に伴いラベル受け290におけるラベル受け面290aの上 を通って台紙に仮着された儘発行される。
【0049】 剥離発行モード、即ち、印字後のラベルを台紙から剥離してラベル受け面29 0aの上へ発行させる場合は、ラベル連続体の先端側を印字部からある程度出し て、印字部を通り越しているラベルを剥がし、ラベル受け290を開閉して、台 紙のみの部分を剥離ピン300を介して急激に転向させた後にプラテンローラ2 10と剥離ローラとの間に挟み込み、更にその先端を排出口290cから覗かせ るようにする。
【0050】 具体的には、特公平5−2573号公報に記載された同一出願人の先願発明に おける第9図が参照出来る。
【0051】 図4のサーマルヘッドブロックの実施例に基づく、図2のプラテンローラ21 0に対するサーマルヘッド255の開離状態の維持または開離状態への復帰は、 バネ270の存在が寄与しているが、バネ270を用いずに図7に示す他の実施 例によっても達成出来る。
【0052】 操作アーム260に、ヘッド操作板240の立ち曲げ240eを押し下げられ る突起260cの他に、立ち曲げ240eを引き上げられるピン260gを一体 形成し、該アーム260が、図2の状態でヘッドブロック板230に対して対向 面での互いの凹凸(クリック)構造により仮止めされるようにするものである。
【0053】 この他の実施例でのプラテンローラ210に対するヘッド操作板240以下の 接離動作は、図1の状態から図2の状態への動きには上述の場合と大差ないが、 図2の状態から操作アーム260を左旋した時には、突起260cが立ち曲げ2 40eから退避するのに相前後してピン260gが接近して行って立ち曲げ24 0eを引き上げ、最終的に操作アーム260がヘッドブロック板230に仮止め されることで、図1の状態となる。
本考案のリボンカセットは、リボンカセット本体が、リボン供給軸とリボン巻 取軸とを二対の開口部でそれそれその開口側から挿脱可能に支承する一対の側板 部と、両側板間を連結する連結部と、インクリボンを供給軸から印字部へ供給し てその後巻取軸へ復帰させる供給案内部,剥離案内部,復帰路案内部とからなり 、外装部分がなく、インクリボンの未使用部分を巻装したリボンの供給紙管をリ ボン供給軸に嵌合させる一方、インクリボンの印字使用済み側となる先端を止め たリボンの巻取紙管をリボン巻取軸に嵌合させて、リボン供給軸とリボン巻取軸 とを側板部間に支承させれば、インクリボンを貯蔵した使用可能状態が構成され るものであるから、本体の構造がシンプルで安価に出来、また、使用者サイドで 、供給紙管,巻取紙管とセットになっているインクリボンのみを交換して、リボ ンカセット本体は再利用する形態にも出来るものである。
【図1】本考案のインクリボンカセットを使用するサー
マルプリンタの、ロール状の被記録紙の装填部、被記録
紙の移送部、インクリボンカセット及び印字部を非セッ
ト状態で示した展開斜視図である。
マルプリンタの、ロール状の被記録紙の装填部、被記録
紙の移送部、インクリボンカセット及び印字部を非セッ
ト状態で示した展開斜視図である。
【図2】図1に対してロール状の被記録紙(ラベルロー
ル)を省略し、印字部をセット状態で示した展開斜視図
である。
ル)を省略し、印字部をセット状態で示した展開斜視図
である。
【図3】本考案のインクリボンカセットの一実施例を示
した展開斜視図である。
した展開斜視図である。
【図4】印字部におけるヘッドブロックの展開斜視図で
ある。
ある。
【図5】本考案のインクリボンカセットにおける巻取軸
部の、図3とは反対側から見た斜視図である。
部の、図3とは反対側から見た斜視図である。
【図6】案内部材の図1,2とは反対側から見た斜視図
である。
である。
【図7】印字部の非セット、セット機構の別の実施例を
示した部分説明図である。
示した部分説明図である。
【図8】本考案のインクリボンカセットにおける各軸系
の係脱機構部の拡大説明図である。
の係脱機構部の拡大説明図である。
【1符号の説明】 101 ・・・ プリンタベース 103 ・・・ ベース部 105 ・・・ リボン駆動系 111 ・・・ ロール供給軸 113 ・・・ 幅押さえ 115 ・・・ ラベルロール 120 ・・・ インクリボンカセット 130 ・・・ カセットベース 131,132 ・・・ 側板部 134 ・・・ 連結部 136 ・・・ 供給案内部 138 ・・・ 巻取案内部 139 ・・・ 剥離案内部 (141a),141b、142a,142b ・・・
軸受け開口部 151 ・・・ 供給軸 151a,151b ・・・ 円柱部 151d ・・・ 弾性板 151f ・・・ 円板部 153 ・・・ 供給軸受け環 153a ・・・ 座跨嵌合部 153c ・・・ 環部 155 ・・・ 圧縮バネ 161 ・・・ 巻取軸 161a ・・・ 有底の円筒部 161b ・・・ 円柱部 161d ・・・ 弾性板 161f ・・・ 円板部 161h ・・・ 摘み 163 ・・・ 巻取軸受け環 163a ・・・ 座跨嵌合部 163c ・・・ 環部 165 ・・・ ラチェット 167 ・・・ ラチェット爪 169 ・・・ 突起 170 ・・・ インクリボン 171 ・・・ 供給紙巻 173 ・・・ 巻取紙巻 190 ・・・ モータ保護部 190a ・・・ 受部 200 ・・・ 印字部 210 ・・・ プラテンローラ 220 ・・・ ヘッドユニット 221,222 ・・・ 固定軸 224 ・・・ 連結軸 230 ・・・ ヘッドブロック板 240 ・・・ ヘッド操作板 (240a),240b ・・・ 立ち曲げ 240d,240e ・・・ 立ち曲げ 250 ・・・ ヘッド支持板 250a,250b ・・・ 折り曲げレール 252 ・・・ ヘッド支持上板 252a,252b ・・・ 立ち曲げ 255 ・・・ サーマルヘッド 260 ・・・ 操作アーム 260a ・・・ 補助アーム 260c ・・・ 突起 260e ・・・ 端部 260g ・・・ ピン 270 ・・・ バネ 272 ・・・ バネ 280 ・・・ 案内板 290 ・・・ ラベル受け 290a ・・・ ラベル受け面 293 ・・・ 出口幅ガイド 300 ・・・ 剥離ピン
軸受け開口部 151 ・・・ 供給軸 151a,151b ・・・ 円柱部 151d ・・・ 弾性板 151f ・・・ 円板部 153 ・・・ 供給軸受け環 153a ・・・ 座跨嵌合部 153c ・・・ 環部 155 ・・・ 圧縮バネ 161 ・・・ 巻取軸 161a ・・・ 有底の円筒部 161b ・・・ 円柱部 161d ・・・ 弾性板 161f ・・・ 円板部 161h ・・・ 摘み 163 ・・・ 巻取軸受け環 163a ・・・ 座跨嵌合部 163c ・・・ 環部 165 ・・・ ラチェット 167 ・・・ ラチェット爪 169 ・・・ 突起 170 ・・・ インクリボン 171 ・・・ 供給紙巻 173 ・・・ 巻取紙巻 190 ・・・ モータ保護部 190a ・・・ 受部 200 ・・・ 印字部 210 ・・・ プラテンローラ 220 ・・・ ヘッドユニット 221,222 ・・・ 固定軸 224 ・・・ 連結軸 230 ・・・ ヘッドブロック板 240 ・・・ ヘッド操作板 (240a),240b ・・・ 立ち曲げ 240d,240e ・・・ 立ち曲げ 250 ・・・ ヘッド支持板 250a,250b ・・・ 折り曲げレール 252 ・・・ ヘッド支持上板 252a,252b ・・・ 立ち曲げ 255 ・・・ サーマルヘッド 260 ・・・ 操作アーム 260a ・・・ 補助アーム 260c ・・・ 突起 260e ・・・ 端部 260g ・・・ ピン 270 ・・・ バネ 272 ・・・ バネ 280 ・・・ 案内板 290 ・・・ ラベル受け 290a ・・・ ラベル受け面 293 ・・・ 出口幅ガイド 300 ・・・ 剥離ピン
Claims (1)
- 【請求項1】供給軸と巻取軸を重設し、インクリボン
を、供給軸から重設方向と略直交する方向の一方へ展開
供給すると共に、印字作用直後位置で重設方向と略平行
に巻取軸側へサーマルヘッドの作動領域及び構造物の幅
を許容する長さを転向させ、その後、供給路と略平行に
復帰させて巻取軸へ巻き取らせるリボンカセットであっ
て、カセット本体は一対の側板部と両側板間を連結する
連結部とからなり、両側板部は、供給軸と巻取軸を重設
方向に支承するために、インクリボンを展開させるのと
は逆方向に開口したコの字状の二対の軸受け開口部を有
し、また、両側板部、連結部に連接して、重設方向に間
隔を置いたインクリボンの供給案内部及び復帰路案内部
を形成すると共に、復帰案内部に連接して連結板部と略
平行に供給案内部の略延長線上の位置まで延びたリボン
の剥離案内部を形成し、そして、供給軸は一方の端部が
一方の軸受け開口部に回り止めされて嵌合する供給軸受
け環に摩擦連結され、また、巻取軸は一方の端部が一方
の軸受け開口部に回り止めされて嵌合する巻取軸受け環
に逆転止め機構を介して連結されると共に、両端部に被
駆動部と被操作部とが形成されていることを特徴とする
リボンカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006507U JP3033500U (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | リボンカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006507U JP3033500U (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | リボンカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3033500U true JP3033500U (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=43168381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996006507U Expired - Lifetime JP3033500U (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | リボンカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033500U (ja) |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP1996006507U patent/JP3033500U/ja not_active Expired - Lifetime
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